第8回ソーシャルプロダクツ・アワード2021各賞決定!大賞は「シブヤフォント」と「TOKYO CORK PROJECT」 展示販売会を大丸東京店、丸井錦糸町店で開催 ~SDGsを牽引する商品・サービスが一堂に~
を製造し、近郊の家庭や店舗、企業の緑化につなげるプロジェクト。臭いが低減されるため、住宅密集の都市でのガーデニング、野菜づくり、特にハーブの栽培にもおすすめ。珈琲焙煎業・カフェの廃棄物である欠点豆と抽出後のかすを生かす解決策を模索し、地域をあげてゴミを低減するモデルの構築を行った。東京・蔵前エリアでの回収作業は知的障害者の福祉作業所に発注。地域で取り組む持続可能な循環を目指している。
【審査員評価】
2つの廃棄物を組み合わせて肥料をつくり、地域に緑を増やす魔法のようなプロジェクト。あらゆる地域に導入できる応用可能性が高く評価できる。独自の特許申請技術に裏打ちされた肥料効果や消臭力といった商品性の高さも見逃せない。
さらには、事業廃棄物の高付加価値化、学校や福祉作業所との連携、有機JAS認証の取得など、地域に根差した複合的な社会的取り組みが散りばめられている。それら一つひとつは、生活者が社会的課題に触れるキッカケとなり得るだろう。この仕組みが広まることで、いつか世界中のコーヒー廃棄物がなくなるのではないかというロマンすら感じさせる。
自由テーマ審査員特別賞「KURAMAE+Coffee プロジェクト」