くらし情報『空海の思い描いた大日如来像、史上初の完全再現 クラウドファンディングで支援を2022年2月17日まで募集中』

2021年12月3日 09:30

空海の思い描いた大日如来像、史上初の完全再現 クラウドファンディングで支援を2022年2月17日まで募集中

現在の完成度は9割ほどで、制作はまさに今、クライマックスを迎えています。

空海の思い描いた大日如来像、史上初の完全再現 クラウドファンディングで支援を2022年2月17日まで募集中

現在の制作状況

■プロジェクトの特徴と社会的意義
空海が1200年前に東寺に造った大日如来像の特徴は、寺誌『東宝記』(国宝)に記録されています。その特徴とは、1. 蓮華座の下に八頭の獅子を置く、2. 光背に金剛界三十七尊を備える、3. 五仏を十字形に配する冠を戴く、というものです。これらの特徴を全て備えた像はこの世に一体も現存しません。この独特の仏像の姿には、空海が唐から持ち帰った最先端の密教思想と、日本の平和と人々の幸福への切なる願いが込められています。この仏像はいわば、空海の精神の純粋な結晶なのです。

仏像は、多くの人々が力を合わせて造ることにこそ、その本来の意義があります。聖武天皇は疫病を鎮め国民が安穏に暮らせるよう、全国の人々に協力を呼びかけて、各地の国分寺と奈良の大仏を造りました。
空海も同じく、東寺や高野山に護国安民への祈りを込めた仏像を数多く造りました。奇しくもコロナ禍の真っただ中で、疫病の終息と人々の平穏な日常の回復を目的として取り組む仏像造りは、聖武天皇と弘法大師の理念の再現です。

制作には、現代日本の彫刻界を牽引する若手実力者、彫刻家 大森暁生が当たっています。

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