2021年12月10日 11:00
LIFULL代表の井上氏が登場「SUPER CEO」表紙インタビューNo.53公開
NPOや行政もこぞって取り組むなかで、民間企業がやるメリットは、自分たちで稼いだお金を自分たちで判断して注げるスピード感にあるといいます。
■ 世界平和の実現を、ビジネスとして目指す
井上社長が「利他主義」の理念の下に社会課題の解決に挑む原動力は、世代や性別や国境や価値観の違いを越えて「かっこいい」と思ってもらえる生き方を目指すことにあるといいます。その究極の目的は事業を通じた「世界平和」の実現。果てしなき道のりの逆算は、実に明確で論理的です。巨大なウェルビーイング(Well-being、幸福)産業への思いを語ります。
■ 限界費用ゼロ社会の実現を目指した壮大な実験場
「ナスコンバレー」は、栃木県の那須エリアにある広大な土地を使って、21世紀型社会に求められるエコシステムの構築や、そのエコシステムを支える上で不可欠となるテクノロジーを社会実装する実証実験の場。最たる目的は、モノやサービスを生産するときに発生するコストが極限までゼロに近い「限界費用ゼロ社会」の実現です。
■ 収益性と公益性の両立は、本来の企業のあるべき姿
井上社長は「収益性と公益性の両立は可能であり、それを追求するのが本来の企業のあるべき姿だ」