2021年12月22日 11:00
コロナ禍で、ごみへの意識が変わった!? 「アップサイクル」に興味のある人65.3% 日本人の「もったいない精神」に響いている!
たとえば、「洋服はそれほど買わなくていい」(50.0%)、「自宅に不用品が多い」(42.1%)ことに気づいて、断捨離をした人は57.2%と6割近く。コロナ禍が、「物をたくさん持たない」「必要な物だけを持つ」ライフスタイルへシフトする、ひとつのきっかけになったとも考えられます。
こうした意識は、買い物への姿勢にも表れています。買い物をするときに重視していることをきいてみると、「できるだけ長く使えるもの」83.6%、「資源や環境に配慮した商品」53.8%など、サステナブルな視点を大切にしている人が目立ちました。使い捨てに代表される「大量生産・大量消費」を見直し、環境に負荷をかけない暮らしを選択するという新たな価値観が、少しずつ浸透していることがうかがえます。
私たちが何気なく食べている物や使っている物は、製造から消費までのプロセスで、たくさんのごみを排出しています。そうしたごみの処理には大量のエネルギーが必要とされ、環境に負荷をかけていることが、今や国際的な問題に。対策のひとつとして、アップサイクル製品の製造や販売を手掛けるメーカーも少しずつ増えています。
オイシックス・ラ・大地では、廃棄される野菜の皮や茎をおいしく加工したチップスや、有機バナナを皮ごと使用したジャムなどが人気商品に。