くらし情報『サファリ・Pの新作演劇公演 2都市ツアーを京都・東京にて上演サファリ・P 第8回公演『透き間』 イスマイル・カダレ『砕かれた四月』より“名も声も姿も残らなかった人々の語る戦争”に耳を傾ける』

2022年1月12日 17:30

サファリ・Pの新作演劇公演 2都市ツアーを京都・東京にて上演サファリ・P 第8回公演『透き間』 イスマイル・カダレ『砕かれた四月』より“名も声も姿も残らなかった人々の語る戦争”に耳を傾ける

これまでにテネシー・ウィリアムズやアゴタ・クリストフ、江戸川乱歩らの作品に取り組んできたサファリ・Pが今回取り上げるのは、アルバニアの代表的な作家イスマイル・カダレの小説『砕かれた四月』(Ismail Kadare, Prilli i Thyer)。約2年間の準備過程の中で、バルカン半島に住む人々への聞き取りや、研究者を招いての研究会を行い、また2021年1月には『砕かれた四月 -プロトタイプ-』と題して、その中間的な成果をTHEATRE E9 KYOTOにて発表してきました。
本作は、カダレの小説を出発点としつつも、それを原作として舞台化するのではなく、山口茜によるオリジナル作品として書き下ろされます。原作に描かれる死に見つめられた男、傷痍軍人であった山口自身の祖父、本作の準備過程で行ったコソボ紛争体験者の若者との対話。これらの交錯する物語を通して、“名も声も姿も残らなかった人々の語る戦争”に耳を傾けることはできないかという問いに向き合います。

■演出家・山口茜コメント
<死者の語る戦争>
『砕かれた四月』は、古から続く掟(カヌン)により仇討ちが義務付けられた場所で、死を宣告された男と、彼を想う既婚女性との出会いと別れを描いた小説のタイトルである。

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