くらし情報『土偶髪型のバリエーションの豊富さとデザイン性の高さに迫る 国際文化学園の美容考古学研究所』

2022年8月10日 13:00

土偶髪型のバリエーションの豊富さとデザイン性の高さに迫る 国際文化学園の美容考古学研究所

学校法人国際文化学園の美容考古学研究所は、土偶、埴輪のヘアメイクから縄文、弥生、古墳時代の美容を研究しており、歴史的遺物から当時の髪型や化粧を類推して再現することを主として活動しています。また、毎月末の最終水曜日(※変動する場合あり)には、定例サロンを無料開催しています。

土偶髪型のバリエーションの豊富さとデザイン性の高さに迫る 国際文化学園の美容考古学研究所

土偶髪型再現

ヘアスタイルをイメージできる古代の遺物というものは珍しいのですが、縄文時代中期の土偶からは、髪型と思われるものが確認できるようになりました。
以降、<編み込み>や<ツイスト>といった技術もみられるようになります。後期になると、関東地方で「ミミズク系」「山形系」といった系統が誕生します。晩期には大きなひねりを横につくったり、空間を感じさせるスタイルができたり、遮光器系土偶特有の「トラス形」といった複雑なデザインも多くみられるようになりました。土偶髪型のバリエーションはたいへん豊富で多種多様です。デザインの高さも、現代の我々から見ても非常に美しく、優れたデザインであることが窺えます。


月1回開催のサロンでは、実際にマネキンや、人頭で技術展示をしながら解説をしており、これまでに再現した髪型は、40点近くにも及びます。

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