くらし情報『一般社団法人アジア家具フォーラム代表理事、株式会社東洋ファニチャーリサーチ代表取締役社長 阿部野 育三氏のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開』

一般社団法人アジア家具フォーラム代表理事、株式会社東洋ファニチャーリサーチ代表取締役社長 阿部野 育三氏のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開

それ以来、中国との往来が増えました。その企業の責任者の娘さんが大阪に留学した際、私はささやかなお手伝いをしたこともあり、交流が深まりました。後に彼女の結婚式にも招待されました。
大連の人々は親切で誠実、率直でさっぱりした性格です。バスの切符を買おうとしたとき、どうしていいかわからず困っていたのですが、日本語を少し話せる通行人の方が自分でお金を出して切符を買ってくださったことがありました。そうした親切な対応に心を打たれましたし、中国の方々の行動力にも驚かされました。
その後、中国の多くの都市を巡る中で、中国の「硯(すずり)の町」を訪れた際、「広結善縁」(善い縁を広く結ぶ)という言葉が刻まれた硯に目を奪われ、その言葉の深い意味に感銘を受けました。この四文字は、私の価値観と深く共鳴し、座右の銘となっています。
ただ、実際には中国語の発音は覚えられていませんが(笑)。

一般社団法人アジア家具フォーラム代表理事、株式会社東洋ファニチャーリサーチ代表取締役社長 阿部野 育三氏のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開

座右の銘

―― 2000年代以降、頻繁に中国を訪れ、数々の展示会やフォーラムを開催されていますが、中日の民間交流に深く関わる中で、特に印象に残っている出来事や人物はいらっしゃいますか。阿部野 一番印象に残っているのは、2012年に元官房長官の河村 建夫氏が団長を務めた訪中団に同行したときのことです。

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