2018年7月1日 00:00|ウーマンエキサイト

「医療費控除」の期限は? 戻ってくるお金の計算方法【妊娠・出産でもらえるお金2018 Vol.5】

妊娠・出産でもらえるお金2018

妊娠・出産でもらえるお金2018

国や自治体には、たくさんの子育ての支援制度があります。ここで紹介するすべての制度は、自分で申請をしないとお金はもらえません&戻ってきません。だからこそ、内容をしっかり把握して、適切なタイミングで申請…

■医療費控除とは?

「医療費控除」妊娠・出産でもらえるお金2018

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1年間に10万円を超える医療費がかかった場合、確定申告をすることで、支払った税金の一部を戻してくれる制度。


■医療費控除でもらえる金額は、いくら?

戻ってくるお金 = 医療費控除額 − 所得税率

たとえば医療費合計額が60万円で所得が320万円の場合なら、確定申告をすることで、税金がおよそ1万6000円程度(※)戻ってくる。
※医療費60万円 − 出産育児一時金 − 足切り額10万円= 医療費控除額面8万円
医療費控除額面8万円 × 所得税率10% =戻ってくる税金8千円
住民税率10%=戻ってくる税金8千円

■医療費控除を受けられる人は、どんな人?

家族全員で1年間の医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%の金額)を超え支払い、確定申告をした人。


■医療費控除 手続きの概要

「医療費控除」妊娠・出産でもらえるお金2018

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●還付申告だけなら1年中受け付けている
確定申告というと2月中旬~3月中旬のイメージがあるが、(医療費の)還付申告は、1年中受付している。対象となるのは、申告する前の年1年(1月1日~12月31日)なので、たとえば2017年の分の確定申告(医療費の還付申告)であれば、税務署が混む前に提出すれば、相談窓口も込みあわないので、確定申告初心者にはオススメ。

■コラム「保険金等で補てんされる金額」について知っておこう◆

医療費控除で間違えやすいのは、「保険金等で補填される金額」。じつは、私も初産の確定申告時に間違えて、税務署の方に指摘され、とても焦った記憶がある。

この話を簡単に言えば、「公的制度や民間の保険会社からもらったお金は、医療費から差し引いて計算しなければならない」ということ。

「差し引く必要がある費用」と、「差し引く必要のない費用」を下記の表にまとめた。ちなみに私は「出産育児一時金」を差し引くのを知らず、金額が40万円くらい違っていた(激汗)。
私のように慌てないよう、ご注意を!

●「保険金等で補てんされる金額」
差し引く必要があるもの、ないもの

「医療費控除」妊娠・出産でもらえるお金2018

(エキサイト編集部作成)


■医療費控除 DATA

「医療費控除」妊娠・出産でもらえるお金2018

※この記事は2018年4月末現在の法令・情報に基づいて書いています

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