ブロードウェイミュージカルの金字塔であり、心弾むナンバー「Shall We Dance?」でも知られる『王様と私』が、4月9日、東京・日生劇場で幕を開けた。東宝制作のプロダクションとしては、実に約24年ぶりという新演出版。『サウンド・オブ・ミュージック』などを世に送り出したリチャード・ロジャース(音楽)&オスカー・ハマースタイン二世(脚本・歌詞)コンビの名曲の数々に乗せて、北村一輝と明日海りおをはじめとした実力派役者陣が、華やかでロマンティックな王道ミュージカルを展開している。舞台は1860年代のシャム(現タイ)。英国人将校の未亡人で家庭教師として働くアンナ(明日海)は、息子のルイス(木村亜有夢/田中誠人のWキャスト)と共に王都バンコクに到着する。王様(北村)の子息の授業に張り切るアンナだったが、クララホム首相(小西遼生)ら王宮内の旧弊なしきたりには困惑を隠せない。一夫多妻制で王にかしづく王妃チャン夫人(木村花代)、隣国から献上された踊り子タプティム(朝月希和)らの境遇にも違和感を覚えるアンナ。専制君主としてすべてを采配する王様にとっても、アンナの主張は理解できないものだった。頑固者同士のふたりはぶつかり合うが、子どもたちを熱心に導くアンナの姿に、王様は次第に信頼を深めてゆく。一方、多くの書籍を読み込み確かな知識で議論する王様に、アンナも国籍や性別を超えて友愛の情を育むように。そんな中、イギリスから特使がやってくるとの報がもたらされる。隣国のように植民地にされてしまうのではと恐れる王様に、アンナは西洋式の晩さん会を提案するが……。物語はほとんどが、中央に高い階段が設えられた、壮麗な金色の王宮を模した舞台セットで展開。北村は少しエキセントリックな声音に“遠い国の王様”の雰囲気を漂わせながら、王ならではの豪華な衣裳を着こなしさすがの存在感だ。国を統べる王としてアンナとしばしば対立するものの、彼女の存在によって自らの心の声を聞き、変わっていく様子を丁寧に表現。初のミュージカル出演だが、安定感のある声質が役どころに重なり、ソロでもしっかりと聴かせる。明日海は映画版でもおなじみのたっぷりと裾が広がったドレス姿が美しく、バラ色の頬に生き生きとした表情を浮かべてアンナを好演。知性と優しさ、そして王様相手でも一歩も引かない芯の強さを表してハマり役だ。授業の場面で「Getting to Know You」を歌いながら子どもたちに見せる笑顔など、明日海アンナならではの魅力も随所に。家庭教師らしいシンプルなドレスから晩餐会での豪華なドレスまで、品のあるニュアンスカラーの衣裳が次々と登場するのも楽しい(衣裳:有村淳〈宝塚歌劇団〉)。そんなふたりが「Shall We Dance?」に乗せて踊る有名なシーンは、そびえる舞台セットに繊細な照明が映え、まさに夢のようなひととき(美術:松井るみ、照明:髙見和義)。オーケストラの生演奏もあいまって、王道ミュージカルの華やかさを存分に堪能できる。次第に絆を深めてゆく王様とアンナに対して、旧態依然としたしがらみから逃れられないのが、踊り子タプティム(朝月)と恋人ルンタ(竹内將人)だ。悲しい恋に身を投じるふたりのナンバー「We Kiss in a Shadow」が胸に迫る。同じく旧弊な世界にとらわれているチャン王妃役・木村の美しく伸びる歌声や、クララホム首相役・小西の悲哀の表情も印象的。王様の態度にアンナが「ハラスメントよ!」と悔しがるひと幕も含めて、時代の過渡期を生きる人々の戸惑いがうかがえる(演出・翻訳・訳詞:小林香)。その他、彼なりの誠実さでアンナに好意を寄せる特使ラムゼイ卿(中河内雅貴)、アンナを温かく見送るオルトン船長(今拓哉)にも注目だ。囲み会見では北村と明日海が早くも名コンビぶりを発揮ゲネプロの前には、衣裳を身に着けたキャストによる囲み会見が行われた。“シャムの王様”らしい独特のヘアスタイルで現れた北村は、「(ブロードウェイで当たり役をとった)ユル・ブリンナーのスキンヘッドが有名ですが、今回は新演出ということで、歴史上の王様などを参考にしました」と解説。さらに「(初ミュージカルということで)不安はありますが、それも全部含めて、まずは楽しもうと思っています」と抱負を語った。明日海も、「お客様に、この素晴らしい音楽や舞台を楽しんでいただけるように努めたい」と緊張の面持ちで作品へのリスペクトを口にする。「タプティムとルンタの愛の大きさ、強さをしっかりと伝えたい」(朝月)、「不朽の名作に参加できて嬉しい。2幕ではあの名曲も歌わせていただきます」(竹内)、「(役どころの)テーマとしては“大きな海”。王様を支える王妃を演じたい」(木村)とそれぞれが興奮気味に語った。キャスト同士でツッコミを入れたりと、和気あいあいとした空気の中、「登場時間は少ないんですけど……」とさらに笑わせたのは中河内だ。続く「(この大作に)出られるだけで幸せだなと感じています」との言葉に、隣の今も「それを言ったら僕も同じだけれど」と笑いながら、「北村さんは不安と言いましたが大丈夫、(船長役にかけて)視界良好です!」とベテランならではの頼もしい発言が。小西も「王様の右腕……だけでなく右足にもなって支えるつもりです」と意気込んだ。「明日海さんはカフェオレのような、“ミルク多め”のまろやかさのある方。右も左も分からない中、とても助けていただきました」と言う北村に、「お客様を前にして北村さんがどうなっていくのかが楽しみです! 私もまだまだ不安がありますが…」と返す明日海。すかさず「できるよ!」と言う北村と、「できますね、できる!」と一緒に握りこぶしを作る明日海の姿は、劇中の王様とアンナそのもの。取材陣から改めて笑いが漏れた。最後に北村から「実際に参加してみて、本当にミュージカル俳優の方の歌ってすごいんだなと感動しています」と、心からの言葉が。「ミュージカルを観たことがない方やお子さんにも面白さが伝わる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたら」と作品への想いを伝えてしめくくった。取材・文:藤野さくら撮影:岩村美佳<公演情報>ミュージカル『王様と私』2024年4月9日(火)~4月30日(火)会場:東京・日生劇場チケット情報()公演情報:
2024年04月11日シャム(現在のタイ)の王様(北村一輝)と、その子供たちの家庭教師として雇い入れられたイギリス人女性・アンナとの、人種や身分を超えた愛を描いた『王様と私』。約70年前にNYで初演された後、映画化されるなど名作として知られる。日本でも何度も上演されてきたミュージカルだが、今回アンナを演じるのが明日海りおさん。「何もかもが違う人たちが心を通わせわかり合う、大人の物語です」「お話をいただくまでは、王様とアンナが踊る『Shall We Dance?』の場面の印象が強かったこともあり、華やかでエレガントなハッピーなミュージカルだと思っていました。でもストーリーには、身分の差や人種・文化の違いなどが描かれていて、悲劇も盛り込まれているんです。何もかもがまったく違う正反対の人たちが、いろんなものを乗り越えて、最終的にわかり合う。恋愛とかそういうものを超えて、人と人とが心を通わせることで生まれるものを描いた、すごく大人な作品なんだなと思いました」とはいえ、70年以上前に書かれた作品だけに、当時とは世相も変わり価値観は大きく変化している。今回演出を手がける小林香さんは、上演に際し「今の時代にこの作品をやる意義がある」と語っている。「タイが舞台で、初演当時は欧米の方々にとって新鮮に映ったでしょうし、イギリスと対比して誇張された部分もあったと思います。でも歴史を調べてみると、じつはタイの王様は進んで自国に近代化を取り入れようとされていて、科学や宗教などについても学んでいらした方だったそうで、今回の舞台でも、未開の野蛮な王ではないんです。一方のアンナも、イギリス人とはいえ優雅な身分ではなく、一介のシングルマザーで。そのあたりの描かれ方は、新しくなっているはずです。逆に難しいと感じているのは、華やかな楽曲の多いミュージカルなので、どうしても動きや言い回しが華やかなものになりがちなんですよね。小林さんが『もっと普通でいい』とおっしゃるので、今まだそこの塩梅を探っているところです」王様を演じる北村さんは、なんとミュージカル初挑戦。俳優を始めた当初に北村さんが歌った歌声を聴いていたプロデューサーからの熱心なオファーによって実現した。「とても丁寧にお芝居を作られる方という印象です。ミュージカルに出演されるのが初めてということもあり、いろんな動きのパターンを試しては舞台でどう見えるのか、時間をかけて納得するところを探っていこうとされている。北村さんと演出の小林さんが意見を戦わせている横で、なるほどなぁと聞いていることが多いのですが、たまに突然こちらの意見を求められるので、そのたびに私は頭をフル回転。とても熱心に所作や衣裳のことを聞いてこられることもあり、私も遠慮なく意見を言わせていただいています」明日海さん自身も、千秋楽を迎えるまで、つねに役と向き合い思考し続ける、諦めることを知らない人。「回を重ねるうちに周りの方々の役の密度がどんどん濃くなって、新しく感じることや発見があったり、本番が始まってお客様が入ることで見えてくることもありますし」アンナとしては「勇気があって愛情深いところが描けたら」と話す。「シャムの国に来てすぐの頃から王様に自分の意見をどんどん言うんですが、ただの気の強い女性には見えたくないんです。相手のことを想うがゆえの、揺るがない心の強さや奥ゆかしさも大切に演じたいです」ミュージカル『王様と私』1860年代、欧米諸国が世界各国を次々植民地化していた時代、シャムの国王(北村)は、子供たちに西洋式の教育を受けさせようとイギリス人の家庭教師・アンナ(明日海)を雇う。当初は対立するふたりだったが…。4月9日(火)~30日(火)日比谷・日生劇場音楽/リチャード・ロジャース脚本・歌詞/オスカー・ハマースタインII翻訳・訳詞・演出/小林香振付/エミリー・モルトビー出演/北村一輝、明日海りおほかS席1万5000円A席1万円B席5000円(土・日・祝日、千秋楽は+500円)東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777大阪公演あり。あすみ・りお1985年6月26日生まれ、静岡県出身。2014年から’19年まで宝塚歌劇団花組トップスターを務め、退団後はドラマにも活躍の場を広げる。近作にドラマ『グレイトギフト』『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』など。ベスト¥49,500スカート¥69,300(共にウジョー/エム TEL:03・6721・0406)イヤーカフ¥24,200(ブランイリス/ブランイリストーキョー TEL:03・6434・0210)シャツ、パンプスはスタイリスト私物※『anan』2024年4月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・大沼こずえ(eleven.)ヘア&メイク・中村未幸インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年04月09日ミュージカル史に燦然と輝く偉大な作詞作曲家コンビ、ロジャース&ハマースタインの代表作のひとつにして、1965年に初上陸を果たして以来、日本でもたびたび上演されてきた人気作『王様と私』。最近では、渡辺謙が王様役でブロードウェイ・デビューを果たしたのちに来日公演も行った、バートレット・シャー演出版も記憶に新しい。そんな不朽の名作が、新たな演出とキャストによりリバイバル。本日4月9日(火)、東京・日生劇場にて初日を迎える。物語の舞台は1860年代のシャム(現タイ)。王(北村一輝)の子どもたちの家庭教師としてイギリスからやってきたアンナ(明日海りお)は、クララホム首相(小西遼生)からバンコク式の出迎えを受け、異国の地で働く難しさを痛感する。隣国から王に献上された踊り子のタプティム(朝月希和)とその恋人ルンタ(竹内將人)、王妃のチャン夫人(木村花代)らが見せる王への絶対服従の態度は、自立したアンナには相容れないものだった。人一倍頑固で誇り高い王とアンナは、当初はことあるごとに対立していたが、互いの聡明さや誠実な心を知り、次第に人としての信頼を深めていく――。ミュージカル初挑戦にして王様役を務める北村は、製作発表会見で「正直、心配な気持ちもあります」としつつも、稽古開始前から「舞台に立つための体力づくりと、ボイストレーニングをコンスタントに続けて」いたことを明かし、「歴代、名優の方々に演じられてきた王様役ですが、自分なりのチャーミングで人間らしい王様を表現したい」と気合十分。一方の明日海も、「クラシックミュージカルのど真ん中をゆく『王様と私』に出演させていただく事になり、身の引き締まる思いです」「壮大な冒険に出航するかのような恐れと、それを超えるときめきに包まれています」と、名作への挑戦に心躍らせている様子だ。そして演出を務めるのは、2021年に『マドモアゼル・モーツァルト』でも明日海と組んで新たな魅力を引き出した小林香。「今の時代と世界の様子にアンテナを張りながら、今を生きるお客様に響く、まったく新しいプロダクションにしたいと考えております」「北村さんと明日海さん、そしてカンパニーと共に、濃厚な人間ドラマが浮かび上がる『王様と私』を作っていきたい」との力強いコメントに期待が高まる。ミュージカル『王様と私』特報文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『王様と私』音楽:リチャード・ロジャース脚本・歌詞:オスカー・ハマースタイン二世演出:小林香出演:北村一輝、明日海りお朝月希和竹内將人木村花代中河内雅貴今拓哉小西遼生井口大地伊藤かの子風間無限笠行眞綺金子桃子河野駿介黒田陸酒井航島田彩鈴木遼太聖司朗西尾真由子福満美帆松田未莉亜丸山泰右宮河愛一郎村上貴亮村上すず子矢野友実吉田玲菜(スウィング)植木達也油井杏奈【東京公演】2024年4月9日(火)~4月30日(火)会場:日生劇場【大阪公演】2024年5月4日(土)~5月8日(水)会場:梅田芸術劇場メインホール公式ホームページ:
2024年04月09日ミュージカル『王様と私』の公開ゲネプロが8日に東京・日生劇場で行われ、北村一輝、明日海りお、朝月希和、竹内將人、木村花代、中河内雅貴、今拓哉、小西遼生が取材に応じた。同作は1952年に初演を迎え、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン二世の代表作として、世代を越えて世界中で上演されているミュージカル。1860年代のシャム(現タイ)を舞台に、同国の王(北村一輝)と、子供たちの家庭教師として呼ばれたイギリス人将校の未亡人アンナ・レオノーウェンズ(明日海りお)が、国籍や身分、性別を超えて、人としての信頼を深めてゆく姿を、「Shall We Dance?」をはじめとする名曲の数々を交えながら描く。○■ミュージカル『王様と私』公開ゲネプロにW主演の北村一輝・明日海りお登場ミュージカル初挑戦で王様役となった北村は「不安ですよね。やったことがない、今までと違うパターンで。ミュージカルってすごくやることがあるので、『できるかな』と不安な部分もありますけど、それも全部含めてまずは楽しもうかなと思っています」と意気込む。「勝手が違いますよね。映像の世界とは。そこはかなり苦労しました」と苦労を見せつつ、「声がきれい」という噂について聞かれると、「言っちゃっていいんですか? ちょっと待ってください、自分で答えられないですよね」と苦笑。「僕も強気でいろいろ言ってるわけです。けど、まあまあですよ。そうでもないんですよ。そう言った方が盛り上がるかなと思って『うまいですよ』と言いますけど、まあ、普通。でも、いいかもしれませんよ。聞く人によって違いますからね」と謙遜していた。明日海は北村について「最初から『ミュージカル初挑戦なのかな?』と思うくらい声の張りがすばらしくて。毎日皆さんとお芝居を深めていく中でたくさんの時間お稽古をしてくださってたので、私は勝手に楽しみです。幕が開いて、お客様がいるバージョンの北村さんってどうなるんだろうなって」と期待。北村は「めっちゃやりにくい」と抗議し、何か言いたそうにするも、明日海は「本当に緊張されてますけど、王様のナンバーはとっても聞き応えがあるので。楽しいんですよ。だから、ご期待ください!」とまとめる。北村は「皆さんの歌がすごいんですよ。色々な宣伝で『僕、けっこう歌えますよ』と言った時は、実はまだ皆さんの歌を聞いてなかったんです。聞いた瞬間に『失敗したな』と思ったんですよ、レベルが違いすぎて。本当にすごいです。ぜひそこも楽しみにしていただければと思います」とメッセージを送った。また、朝月は「新しい時代の女性の役を演じさせていただきますので、それを深めて、命懸けの愛の素晴らしさ、大きさ、強さをお客様にお伝えできるように精一杯頑張ります」、竹内は「不朽の名作に参加できて、とても嬉しいです。タプティム(朝月)と名曲を歌わせていただくので、とにかく頑張って命を懸けてタプティムを愛し抜きたいと思います」、木村は「初めての挑戦ができるような役どころにもなっておりまして。テーマとしては、大きな海という感じ。シャムの王国と王様を支える役どころをしっかりと演じていきたいと思っています」と意気込み。中河内は「(今作は)初めて自分のお金でチケットを買って観に行った作品なんです。出番は少ないですし見せ場もないんですけど、この作品に出れるだけで幸せでございます」と語り、小西は「そんなこと思ってたのか」と驚く。今は「僕も出番も少ないですけど」と続き、「北村さんは不安でいっぱいと言ってましたけど、視界良好だと思います。お客様と一緒に、無事航行を祈ってます」と船長という役柄に絡めてコメント。小西は「北村さんが演じる王様の右腕右足、右耳……右担当です。精一杯王様の助けとなるように演じていきたいと思います」と周囲を笑わせた。W主演の北村と明日海は互いに「怖そう」と思っていたそうだが、実際に稽古を経て印象は変化したという。北村は明日海について「ふにゃ〜」と表し、「いや、しっかりもされてますよ。基本的に皆さんにすごく優しくしていただいてます」「イメージとしては、レースのカーテンのような。ふわっとした感じ。ブラックコーヒーより、カフェオレ、ミルク多めみたいな。はちみつとかいろいろ入ってそうな」と喩える。逆に明日海は「怖そうと思っていたんですけども、先ほどまで稽古しててもすぐいろいろ心配してくださって、『ここ、こうしようか』『ああいうふうにやるのはどう?}といつも提案してくださいますし、優しいです」と感謝していた。公演は東京・日生劇場にて4月9日〜30日。
2024年04月09日俳優の北村総一朗が23日に自身のアメブロを更新。まさかと思った“戦友”の訃報に悲痛な胸中を吐露した。この日、北村は「寺田農が逝った。まさかそんな」と14日に肺がんのため亡くなった俳優の寺田農さんの訃報に言及し「唇が震えて言葉が出ない」と驚いた様子でコメント。寺田さんについて「文学座の第一期生として共に演劇を学んだ戦友」だといい「当時は、未だ早稲田大学の学生で、養成所の三十人強の中で最も若く幼さを残した美少年だった」と振り返った。続けて「私より七歳も年下の彼が、さっさと逝ってしまった」とコメント。「俺の病を心配して、電話で『頑張れ』と言ってくれたじゃないか。テラ、お前が先に逝ったらいけないよ。これ以上、言葉なんて出ないよ」と悲痛な胸中を吐露し、寺田さんに「おつかれさま。それじゃ、またな」と呼びかけ「合掌」と追悼した最後に「文学座養成所第一期生同窓会。中央に座っているのは、故樹木希林さん。その後ろに立つ寺田農さん、一人置いて左側に立つ私」と当時の写真を複数枚公開。「寺田くんと、一緒に。真ん中は同窓生のお嬢さん」と寺田さんらとの3ショットも公開しつつ「寺田農くんは忙しい中、同窓会には必ず顔を出していた」と回想し、ブログを締めくくった。
2024年03月24日『サウンド・オブ・ミュージック』など多くの傑作ミュージカルを世に送り出した、リチャード・ロジャース(音楽)&オスカー・ハマースタイン二世(脚本・歌詞)の名コンビによって、1951年にブロードウェイで初演。「Shall We Dance?」のナンバーと共に今も世界中で愛され続ける『王様と私』が、東宝制作のプロダクションとしては約24年ぶりに、新演出版として上演! トニー賞をはじめ、映画版でもアカデミー賞を受賞するなどミュージカルの金字塔として知られる本作に、北村一輝と明日海りおがW主演で挑む。演出を担う小林香の新訳・新演出でも注目される本作の制作発表が、1月26日(金)、都内で行われた。左から)北村一輝、明日海りお、翻訳・訳詞・演出を務める小林香映像作品で強い存在感を放ちつつ、蜷川幸雄や岩松了、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、英国人演出家のフィリップ・ブリーンなど、上質な舞台作品にも出演してきた北村。今回は初めてのミュージカル出演にして、主演の王様役だ。オファーを受けた時の気持ちを「“芝居”だけをやってきた自分には、“歌”に対する壁がありました」と率直な気持ちを口にした。「自分が観客になったとして、果たして僕(の歌)は観るに値するのだろうかなどと悩んだのですが、最終的にお受けしたのはプロデューサーさんの言葉。俳優を始めた頃に、殺陣や日舞、バレエ、声楽などいろいろ勉強していた中で、声楽の発表会があったのですが、プロデューサーさんがその時のことを覚えていてくださって。『(歌も)絶対できますから』という、その言葉が大きかったですね。まだまだ不安はありますが、きっと頑張れるんじゃないかなと、前向きな気持ちでやろうと思っています」と話す。一方、元宝塚歌劇団花組のトップスターで、現在はTVドラマでも活躍中の明日海。王の子どもたちの家庭教師としてシャム(現タイ)にやってくる、イギリス人将校の未亡人アンナを演じる。「ミュージカルファンなら誰もが知っているような作品で、『Shall We Dance?』という楽曲も有名。そういうクラシカルなミュージカルこそ、技術はもちろん、演じる人の持っている魅力が問われると思うんですね。果たして私に務まるんだろうかという不安はあったのですが、今回は小林さんが新たな演出をしてくださるということ、さらに北村さんが王様役を演じてくださるということで、新しい『王様と私』が生まれるんじゃないかと思えました。今はとても楽しみな気持ちでいるんですよ」と明日海は微笑む。シャムの専制君主である王様と、イギリスから来た家庭教師のアンナ。頑固で誇り高いふたりは、ことあるごとに対立するが、次第に互いの誠実さと知性とを認め合うように。そんな中、イギリスの特使がバンコクにやってくるという知らせが届く。隣国のように植民地にされてしまうのではと恐れる王様に、アンナは西洋式の晩さん会を提案するが……。19世紀半ば、まったく異なる環境に育ったふたりが、互いの価値観を越えて次第に心を通わせていくストーリー。制作発表でも身に着けていた、衣裳の豪華さも魅力のひとつだ。「ミュージカルはよく観ていて、ダンスが大変なのは分かっているつもりでしたが、実際にレッスンをしてみると本当に大変ですね。さらに王様の衣装は、着て踊るとダンスのターンなどでは遠心力で重くなると聞いて、今からどうしようかと……」と言う北村。「(明日海を見ながら)宝塚ファンの方も観にいらっしゃると思いますし、皆さん綺麗な方を見慣れていると思うので、みっともない姿を見せてドン引きされたらいけないなと。老体にむち打ちながら、公演ギリギリまで身体づくりを頑張ります」という北村に、明日海が思わず吹き出すひと幕も。その明日海も、「有村さん(衣裳担当で宝塚歌劇団所属の有村淳)が私の体型のウィークポイントをうまく隠して、素敵に見えるようにデザインしてくださったので、ドレスの着こなしはそれほど意識せずにいられるのですが……。そうですね、首筋や肩のラインはやっぱり綺麗に越したことはないので、昨日は角質オフっていうんですか、ツルッと見えるようになるボディソープがあるんですよ(笑)。それで磨いたりしていました。今も腹筋を使って座っております」と美しさの秘訣を話し、会場は一気に和やかムードに。ビジュアル撮影に立ち会ったという小林も、「おふたりは撮影で初めて会われたということでしたが、すぐにポンポンと掛け合いで話すようになっていて、夫婦漫才のようだなと(笑)。これは舞台上でもいいケミストリーになるだろうなっていうのは、間近で見て感じました」と、早くもコンビぶりに太鼓判を押した。役づくりについては、「あの時代、息子ひとりを連れて異国に働きに行くアンナは、本当に勇気と行動力のある女性だなと思います。そして自分がこういう風に扱われるべきだっていう強い信念を持ち合わせていて、とても愛に溢れた人でもある。実際に稽古場で王様や他の方たちとセリフを交わしてみて、小林さんの演出プランもうかがいつつ、そこで生まれたものを紡いでいけたらいいなと思います」と意気込む明日海。北村も「ユル・ブリンナーをはじめ今まで王様役を演じられた方たちが、皆さん顔がハッキリされている方が多いので、周りからは『ピッタリだね』って言われることが多いのですが(笑)。やっぱり、上っ面だけで終らないようにというのはありますし、スタッフとも技術面や体力面などの心配もしつつ、とにかく終わったときに『やってよかったね』と言われるように頑張りましょうと言っているところ。公演が始まれば様々なご意見もいただくとは思うんですけども、その反応は自分自身の行動の答えですから、できる限りの努力をしたいなと思っています」と、表情を引き締める。作品の根底に流れる大きくて美しいテーマ今回は小林による翻訳と訳詞、そして新たな演出が施される予定だ。世界的に価値観の多様化が広まり、マスターピースと呼ばれる舞台や映画もその点をアップデートした上演やリブート作品が増えている近年。初演から73年が経った今、『王様と私』がどんな舞台になるのか注目が集まる。「時代が変わり、価値観も変わってゆく中、この作品に古い価値観の名残りがあることは否めないかもしれないですね」と小林。「それでも」とすぐに言葉を継ぎながら、「原作を変えることは許されない中で、価値観の変化をどう表現するかは、やっぱり意識する点です。今回、私が翻訳と訳詞も担当しているのは、同じ原作でも訳し方や伝え方に新しい時代のフィルターを通したい、との思いから。翻訳に取り組む中で、この作品には『今も昔も、人は変わらない』という大きくて美しいテーマがあること、そして現在まで輝き続けている理由のひとつはそこなんだと、改めて感じることが出来ました。王様とアンナは宗教や人種、性別、身分、さらに言語も違うし、貧富という意味でも違うけれど、そんなふたりが出会って分かり合おうとすることで、愛が生まれます。世界中のあちこちで分断があり、格差が広がっている今だからこそ、この美しいテーマを伝えることができる本作の上演は、とても意義深いものではないかと思います」と話す。明日海もうなずきながら、「アンナの持っている精神は決して古く感じられないんですよね。王様や周りの人たちも、新しいものをちゃんと受け入れてくれる心があるというところが、本当にこの作品が色あせない理由だなと。それに、王様とアンナは似ているところもいっぱいあるような気がしているんですよ。ふたりともすごく頑固だから、台本で何ページも言い合うシーンがあるのですが、それでも次第にお互いを理解し、受け入れてゆく。ふたりは愛された経験がある人で、だからこそ次に進めるんだなとも感じます。そこのところは舞台上で毎回、新鮮に表現できたらいいですね」と語る。「時代はすごいスピードで変わってきていますし、僕らのとらえ方はもちろん、観てくださる方のとらえ方っていうのも、やっぱり昔とは違う部分がありますよね」と言うのは北村だ。「なんでも新しいものにするのが正しいとは言いませんが、欧米で上演された作品が別の国で上演されるとき、その国の価値観ではどういう風に受け取られるんだろう、ということですよね。原作を変えてはいけない中で、逆に変えられる部分での“変えてゆく勇気”というものは必要だなと思います。エンタテインメントの歴史の中でも、それはすごく大切なこと。そういう点を取り入れる演出や考え方っていうのは、僕はすごく賛成ですね」とまっすぐな言葉で語ってくれた。さまざまな魅力がたっぷり詰まった、2024年版の『王様と私』。その全容が明らかになる初日が、今から楽しみだ。取材・文:藤野さくら撮影:藤田亜弓ミュージカル『王様と私』特報<公演情報>ミュージカル『王様と私』音楽:リチャード・ロジャース脚本・歌詞:オスカー・ハマースタイン二世演出:小林香出演:北村一輝、明日海りお朝月希和竹内將人木村花代中河内雅貴今拓哉小西遼生井口大地伊藤かの子風間無限笠行眞綺金子桃子河野駿介黒田陸酒井航島田彩鈴木遼太聖司朗西尾真由子福満美帆松田未莉亜丸山泰右宮河愛一郎村上貴亮村上すず子矢野友実吉田玲菜(スウィング)植木達也油井杏奈【東京公演】2024年4月9日(火)~4月30日(火)会場:日生劇場【大阪公演】2024年5月4日(土)~5月8日(水)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報()公式ホームページ:
2024年01月29日俳優の北村総一朗が27日に自身のアメブロを更新。がんのMRI検査の結果を報告した。この日、北村は「重粒子線治療後の6ケ月点検の為、私にとって厳しい現実の待つQST病院へと妻と共に向かいました」と妻と一緒に病院を受診したことを報告。「40分ばかりのMRIの検査を終えて、その結果に躊躇逡巡しながらも、診察室へと向かいました」と述べ「主治医の先生と画像を見ます」と診察中の様子をつづった。続けて「8mm程度の癌は未だにいるものの、発見時に比べて成長してるわけでも無く、転移も今のところ見当たらない」と検査結果を明かし、医師からは「経過は頗る順調です」と言われたことを報告。「先生の言葉に、やっと安堵して、妻を見ます。ニコッと笑い返す妻」と述べ「ああ、これが幸せの姿かと、しみじみ噛み締める瞬間です」とコメントした。一方で「抗がん剤は続けること、今後、3ヶ月ごとの定期検診は受ける事を言い渡されました」と明かし「帰ろうとした待合室に、何と高校時代の同窓生が、私を尋ねて、待ってくれていたのです」と説明。「嬉しさに胸が熱いです」と感激した様子で述べ「若かりし高校時代が昨日のように蘇り、思い出話に尽きる事なく花が咲きます。貴重で楽しいひとときでした」と振り返った。最後に「楽しい時間の最後は矢張り、同窓生の逝去の便りです」と明かし「『ああ彼もか』『えぇ彼女も』と驚嘆し、その死を悼むと同時に、淋しい諦観の情が湧くのです」とコメント。「そうか、行くべき時に行くべきところに逝ったんだ。『お疲れ様』と思うのです」と述べ「僕らは決して沈鬱にはなりません。残された時間を、粉骨砕身、進み続けるのみです」とつづった。
2024年01月29日女優の井頭愛海が昨年12月7日、オスカープロモーション所属のタレントが東京・明治記念館に集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」に出席。感性を磨いた一年だったという2023年を振り返りつつ、大先輩・北村一輝からもらったという言葉を明かした。○学びと気づきがたくさんあった2023年――2023年の目標を「怖がらずに新たなチャレンジをしたい」とおっしゃっていましたが、どんな一年でしたか?2023年は、自分から舞台を観劇しに行ったり、行動を起こして感性を磨いた年だったかなと思います。たくさん良いご縁にも恵まれて、大先輩の方々と一緒にお芝居をする機会も増えたので、そこでお話しする中での学びや気づきもたくさんありました。お芝居に対しての考え方だけでなく、人としての生き方を学ばせていただきました。――大先輩からの言葉で印象的だったものはありますか?北村一輝さんから、「挨拶を元気にすることがいちばん大切」ということを教えていただきました。以前から心掛けていたのですが、このお話を聞いてからは、現場に入るときには誰よりも元気よく挨拶することを意識しています。北村さんはこれをずっと実践されているので、私も真似させていただこうと。――北村さんには真似することは伝えましたか?はい! 「そうやったほうがいいよ!」とおっしゃっていたので、これからも続けていこうと思います。――しっかりと声を出して現場に入ると、やはり違いますか?朝いちばん最初に大きな声で挨拶すると気合いが入ります! やっぱり大事ですね!――現場の空気も爽やかになりそうですね。2023年は大河ドラマ『どうする家康』にも出演されました。やっぱり大河の現場は緊張しました……。スタッフさんキャストの皆さん全員で作り上げているという雰囲気があって、すごく丁寧にリハーサルを重ねて、細かな部分まで話し合いをされている姿を間近で観させていただいて勉強になりましたし、助けていただくこともありました。またぜひ大河にも出たいなと思いましたし、私は病弱な役柄だったのですが、こういった難しい表現をする役にも挑戦していきたいです。――2024年はどんな一年にしたいですか?2023年はたくさんのことを学ぶことができた一年だったので、それを発揮できるような作品や役に出会いたいなという気持ちでいっぱいです。2024年はインパクトを残せるようなお芝居ができるようにがんばります。■井頭愛海2001年3月15日生まれ。大阪出身。2012年の「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。2013年公開の映画『おしん』で女優デビューを飾った。2020年には『鬼ガール!!』で映画初主演。同作で「おおさかシネマフェスティバル2021」新人女優賞を受賞した。2023年は、NHK大河ドラマ『どうする家康』、ドラマ『波よ聞いてくれ』などに出演。
2024年01月04日俳優の齋藤潤が、4日に都内で行われた映画『カラオケ行こ!』(2024年1月12日公開)の完成披露試写会に綾野剛、芳根京子、北村一輝、やべきょうすけ、チャンス大城、八木美樹、後聖人、山下敦弘監督とともに登場した。同作は和山やま氏による同名コミックの実写化作。合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野剛)にカラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないという狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」で、聡実は嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の間には奇妙な友情が芽生えていく。○■齋藤潤、初めての舞台挨拶で「とてつもない緊張」オーディションを勝ち抜いて今作への出演を決めた齋藤は「初めまして。ちょっとこういう舞台に立たせていただくことが今回初めてなので、とてつもなく緊張しているんですが、こうして皆さんにこの映画を観ていただける日が来たんだなと思い、すごく不思議な気持ちで、うれしく思います」と緊張した様子で挨拶。綾野・北村らヤクザチームとの共演シーンも多かった齋藤は、印象を聞かれると「第一印象は怖かった……」と素直に告白。「スタジオでの撮影で初めて顔を合わせたんですが、みなさんメイクも衣装も着ている状態でしたので、“本当にヤクザだなぁ”と……」と話し、笑いを誘う。しかし、第一印象とは裏腹に現場は和気あいあいとした雰囲気だったそうで、「カメラが回ってない時はものすごく優しく接していただいて。ふざけて笑わせてくれて、現場を和ましてくださいました」と振り返った。すると、このコメントを聞いたやべが「大丈夫? 言わされてないね……?」と念押しで確認。齋藤は「本心です!」と笑顔で返していた。
2023年12月05日絶賛公開中の『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』よりキャスト情報が解禁された。2019年、魔夜峰央の原作を基に二階堂ふみ、GACKTを主演に実写化し、興行収入37.6億円を叩き出した映画『翔んで埼玉』の続編となる本作。SNSの口コミでも絶賛の声が溢れる話題沸騰の本作に、瀬戸康史(福岡県出身)が出演していることが明らかとなった。本作で瀬戸さんが演じるのは<現代パート>で登場する「さいたま市在住のとある一家」の若月依希の夫・若月健太。依希との間に生まれてくる子どもの名前を沖縄が好きという理由で「琉空(りく)」と名付けようとする安易な埼玉県民だ。しかし、映画終盤ではこの名前を巡って思わぬ感動の展開が…!?俳優・瀬戸さんの本気の埼玉県民っぷりに注目してほしい。さらに、先日解禁され「クセが強すぎる」と話題を呼んだ北村一輝、山本高広、川上千尋、くわばたりえ、坂下千里子、本多力、氏神一番の7名の実力派・個性派キャストの役柄も一挙に解禁。公開後「無駄遣い」とSNSで話題を集めている北村さんが演じるのは、劇中で登場する大阪を舞台にした架空の人気ドラマの主人公役。果たしてスクリーンで唯一無二の存在感を放つ北村さんが「翔んで埼玉ワールド」でどんな無駄遣いをされているのか…?ものまね芸人と声優の二刀流で活躍する山本さん、無類の「阪神タイガース」好きとして知られる「NMB48」の川上さんは、劇中で登場する架空の人気ドラマの主人公役とヒロイン役に。90年代初頭に一世を風靡した“あのドラマ”を彷彿とさせるこの2人の姿は一体…?お笑いコンビ「クワバタオハラ」のくわばたさんは、<現代パート>の大阪弁の妻役として登場。和久井映見、アキラ100%、朝日奈央が演じる、さいたま市中央区在住のとある一家を中心に展開される<現代パート>でどんな暴れっぷりを見せるのか期待が高まる。タレントでコメンテーターの坂下さんと個性派俳優・本多さんの異色の2人は京都洛中を訪れた京都人の女、京都人の男として共演。“建前”の奥に強烈な本音をひた隠す京都の女将役・山村紅葉との静かな建前バトルにも注目だ。そして「思わず二度見した!」との声が多数上がっているのが、伝説的ロックバンド「カブキロックス」のリーダー兼ヴォーカル・氏神さん。氏神さんは関西に潜伏する麗を追う京都部隊として出演しており“そのまま”のキャラクターの濃さで「京都弁も活かせたでござる」としっかり京都をアピールしている。主人公・麻実麗を演じたGACKTやほかのキャストからも、「え!?どこに出てた!?」、「そんな無駄遣いしてんだ!?」、「なんてことしてくれてんだ!?」と語っており、ほかにも驚きのキャストがあんなところやこんなところに出演しているようだ。ぜひ本編で確かめてほしい。『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ 2023年11月23日より公開©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年12月01日GACKTと二階堂ふみがW主演を務める、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の追加キャストが20日、公開された。○■映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』追加キャスト公開今回、追加キャストを一挙公開。実力派俳優・北村一輝をはじめ、ものまね芸人と声優の二刀流で活躍する山本高広、NMB48メンバーで無類の「阪神タイガース」ファンとして知られる川上千尋、3児の母としてママタレントの側面も持つお笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえが出演している。さらに、タレントでコメンテーターの坂下千里子、NHK大河ドラマ『光る君へ』への出演も決まっている本多力、そしてロックバンド・カブキロックスのリーダーでボーカルの氏神一番も出演する。主人公・麻実麗を演じたGACKTや他のキャストは「え!? どこに出てた!?」「そんな無駄遣いしてんだ!?」「なんてことしてくれてんだ!?」とインタビューで語っており、クセ強めなキャストたちがどこで出てくるのか、本編で明らかになる。【編集部MEMO】『翔んで埼玉』は、『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品。2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。2019年に二階堂ふみとGACKTをW主演に実写化。11月23日に続編となる映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が全国公開される。(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
2023年11月20日岡田将生主演の映画『ゴールド・ボーイ』に黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介が出演。特報映像が解禁された。「それは、完全犯罪のはずだった」――。主人公の東昇(岡田将生)は、崖の上から義理の両親を突き落として殺害する。 しかし、少年たちは偶然その瞬間を録画していた...。少年たちはそれぞれの事情で金を求めており、金のために殺人犯である東昇を強請ることを決意する。物語の鍵を握る少年、安室朝陽の母親・香を黒木さん、主人公・東昇の妻・静を松井さん、安室朝陽の父親・打越一平を北村さん、東家の一族で刑事の東巌を江口さんが演じる。そしてこの度、新たに解禁となったキャスト陣も出演する特報映像が到着。凶悪犯罪の裏で、妻へ誠実な態度を見せながら関係性を取り繕うとする東昇、子どもを守るため毅然とした態度をとる安室香、自身の心の内を吐露する東静、事件の真相に踏み込んでいく刑事の東巌、父親として子どもの未来を按ずる打越一平など、大人と少年たちそれぞれを取り巻く環境でも様々な人間の思惑が交錯し合う。凶悪な殺人犯と、金を求めて殺人犯を脅す少年たち。 二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは...。撮影の舞台となったのは、沖縄県。大人と少年たちを巻き込む愛憎劇が、沖縄の映像美とともに紡がれていく。『ゴールド・ボーイ』は2024年春、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールド・ボーイ 2024年春、公開予定©2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会
2023年10月29日珠玉の4つの奇妙な短編ドラマを放送する「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」にて、北村一輝がそのエピソードのひとつ「地獄で冤罪」で主演を務めることが分かった。弁護士・山根航平が、夜遅く誰もいない事務所で仕事をしていると、部屋の向こう側から「僕は、無実なんです!冤罪なんです!」と、狂気を帯びた声が聞こえてくる。その声の主は、殺人の罪で先日、死刑が執行されたはずの三雲一郎だった。三雲が言うには、自分は冤罪で死刑になり地獄に落ち、地獄でも裁判を受けているという。ここでも無実を証明できなければ、地獄で永遠に苦しむことになってしまうと山根に必死に訴える。山根は不信感を持ちつつも、無実を証明するため、地獄の裁判の弁護を引き受けることになるが…。本シリーズに出演するのは、2016年の「車中の出来事」以来、約7年ぶりとなる北村さんが今回演じるのは、弁護士の山根航平。突然、地獄で行われる裁判で無実を主張する被告の弁護人となってしまい、事件を調べていくと、衝撃の事実が明らかになる。本作について北村さんは「“世にも奇妙な物語”の醍醐味(だいごみ)を味わえる作品」と話し、「世の中へのメッセージが含まれている、見終わったあと“ハッと”させられるような作品です。その辺りも楽しみにご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せている。また、山根に対し、地獄の裁判の弁護を依頼する三雲一郎の声を、「ダイヤのA」の小湊春市役、「四月は君の嘘」の有馬公生役、「東京喰種トーキョーグール」の金木研役などを務める花江夏樹が担当。2人の掛け合いに注目だ。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 秋の特別編」は11月11日(土)21時~フジテレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月17日永瀬廉(King & Prince)、杉咲花、北村匠海が共演する『法廷遊戯』から、北村さん演じる模擬裁判を司る天才、結城馨が人生を賭けて“究極のゲーム”を企てた背景に迫る新場面写真が解禁となった。北村さん演じる馨はセイギ(永瀬廉)、美鈴(杉咲花)と同じロースクールに通う同級生で、在学中に司法試験に合格した校内でも一目置かれる存在。クラスではそんな馨が主宰者となり、「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる模擬裁判が流行っていた。解禁となった場面写真では、「無辜ゲーム」の主宰者として法服を着て冷静に見つめる馨の姿が。他者を寄せ付けない雰囲気だった馨が、唯一心を開いていたのがセイギ。ある日「もし僕の身に何か起こったらリンドウの花を持って墓参りに来てほしい」と意味深な言葉をセイギに告げる。そしてロースクール卒業後、馨の「久しぶりに無辜ゲームを開く」という誘いを受け、学校に向かったセイギだったが、そこには馨の死体が…。場面写真では、リンドウの花が手向けられたお墓に手を合わせるセイギの姿もあり、同級生だった2人が立場を変え、弁護士と死者として生前の約束を果たすという予想外の展開に。さらに美鈴から「ゲームのプレイヤーは貴方なの」と告げられたセイギは、これは馨が仕掛けた最後のゲームであることを知る。さらに、高校生時代の馨が窓の外をみて呆然と立ちすくむ姿も。その視線の先には一体何があったのか。セイギによって馨の過去が紐解かれるとき、誰も想像のできなかった驚きの展開が待ち受けることになる。『法廷遊戯』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:法廷遊戯 2023年11月10日より全国にて公開(C)五十嵐律人/講談社(C)2023「法廷遊戯」製作委員会
2023年09月28日2024年4月に日生劇場、5月に梅田芸術劇場メインホールにて、ミュージカル『王様と私』が上演されることが発表された。本作は、『サウンド・オブ・ミュージック』などで知られる作詞・作曲の名コンビ、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン二世の代表作として1951年にブロードウェイにて初演された不朽の名作ミュージカル。1952年第6回トニー賞では作品賞、主演女優賞を含む5部門の栄冠に輝き、その後、ブロードウェイ公演で王様を務めたユル・ブリンナーが映画版でも同役を務め、第29回アカデミー賞で9部門ノミネート、主演男優賞を含む5部門を受賞した。日本では、ミュージカル黎明期であった1965年に東宝が日本初演を製作し、王様を市川染五郎(※現 二代目松本白鸚)、アンナを越路吹雪が演じた。2015年には、ニューヨークのリンカーン・センターでのリバイバル上演(王様:渡辺謙、アンナ:ケリー・オハラ)が好評を博し、第69回トニー賞9部門ノミネート、再演ミュージカル作品賞他4部門の栄冠に輝いた(同プロダクションは2019年に日本公演も上演)。東宝製作のプロダクションとしては、2000年1月の博多座公演(王様:髙嶋政宏、アンナ:一路真輝)以来約24年ぶりであり、日生劇場での公演は、1996年9月以来、28年ぶりの上演となる。今回の上演では、欧米の列強の干渉から国を守り独立自尊と発展を目指す王様役にミュージカル初出演の北村一輝、アンナ役には元宝塚歌劇団花組トップスターで、退団後も主演舞台が続く中、映像においても活躍の場を広げる明日海りおがダブル主演を飾る。そして演出は、数々の海外ミュージカルの演出から、演出・脚本・作詞を一手に任うオリジナルミュージカル、ショーやコンサートなど、幅広いシーンで活躍を続ける小林香が担当する。■王様役:北村一輝 コメントミュージカルの舞台は初めてとなり、出演を決めるギリギリまで悩み自問自答していました。未だに大丈夫なのか?と正直、心配な気持ちもありますが、「挑戦して良かった!」と実感できるように精一杯務めたいと思います。現時点ではトレーニングジムの回数をいつもより増やし、舞台に立つための体力づくりと、ボイストレーニングをコンスタントに続けている最中です。あとは禁煙ですね。本作は時を超えて愛されている王道のミュージカルで、名ナンバーの「Shall We Dance?」のフレーズが記憶に残る名作です。日本でのミュージカルの印象は、「歌中心」というイメージですが、本来は、お芝居の延長線上に歌唱があり、歌詞もセリフだと思っています。歴代、名優の方々に演じられてきた王様役ですが、自分なりのチャーミングで人間らしい王様を表現したいと思っています。お客様には作品の素晴らしさを体感し楽しんで頂ければと思います。■アンナ役:明日海りお コメントロジャース&ハマースタインの名作、クラシックミュージカルのど真ん中をゆく『王様と私』に出演させていただく事になり、身の引き締まる思いです。ひとたび「Shall We Dance?」が流れてくれば、誰もが甘く華やかな気分になれる。あの名場面を、今回初共演の北村一輝さんとご一緒させていただけるのがとても楽しみです。アンナは、ひょっとすると王様よりもたくましく、勇敢で、繊細に人を思い遣ることのできる愛の人。かつ、チャーミング!!そんな印象を持っています。それが小林香さんの2024年版の演出、北村さんとのコンビネーション、カンパニーの呼吸でどのように変わっていくのか……。私自身も、壮大な冒険に出航するかのような恐れと、それを超えるときめきに包まれています。2024年春、シャムの王国で皆様のお越しをお待ちしております!!■演出 小林香 コメントクラシカルミュージカルのマスターピース、『王様と私』。東宝が半世紀以上にわたり大事に守って来られた名作の演出をさせていただくことになり、とても光栄に感じております。『王様と私』は『マイ・フェア・レディ』や『ラ・マンチャの男』『屋根の上のヴァイオリン弾き』等と共に、東宝ミュージカルス黎明期から日本のミュージカル界を支えてきた作品だと思います。今作は近年、ブロードウェイでもリバイバル上演がなされ、新しい血脈を得て蘇りました。2024年に日本でも上演するにあたり、今の時代と世界の様子にアンテナを張りながら、今を生きるお客様に響く、まったく新しいプロダクションにしたいと考えております。ロジャース&ハマースタインの錦糸の如く美しい音楽にのせて繰り広がる、1860年代のシャムでの出来事。欧米列強の圧力を受けながら、国の近代化に苦悩するシャム国王と、一介のイギリス人教師アンナ。この二人が、洋の東西、宗教、身分、性別を超えて、ついに辿り着く地平は素朴で美しく、今もって世界が見つけることのできない第三の道すじを示してくれる気がします。王様役の北村一輝さんは眼光鋭く、チャーミングでカリスマ性に溢れ、猛々しい身体には力強さと心優しさの両方を蓄えておられます。アンナ役の明日海りおさんは思慮深く、勤勉さと朗らかさを併せ持ち、静かなる勇敢さと愛情深さを秘めておられます。つまり、“王様”と“私”にもっともふさわしいお二人なのです。そんな北村さんと明日海さん、そしてカンパニーと共に、濃厚な人間ドラマが浮かび上がる『王様と私』を作っていきたいと思います。どうぞご期待ください。<公演情報>ミュージカル『王様と私』ミュージカル『王様と私』速報ビジュアル音楽:リチャード・ロジャース脚本・歌詞:オスカー・ハマースタイン二世演出:小林香出演:北村一輝、明日海りお ほか【東京公演】2024年4月 日生劇場【大阪公演】2024年5月 梅田芸術劇場メインホール公式ホームページ:
2023年09月25日和山やまの人気マンガを映画化した『カラオケ行こ!』の追加キャストが発表された。原作は、合唱部部長の中学3年生が突然ヤクザにカラオケに誘われ、歌の指導を頼まれるという奇抜な設定と予想に反するエモい展開、そして思わずクスッと笑ってしまうユーモアで、マンガ大賞2021第3位をはじめ数々の賞を受賞した人気コミック。絶対に歌がうまくならなければならない主演のヤクザ・成田狂児役に綾野剛、そして物語のカギを握る、悩める合唱部部長の中学生・岡聡実役は、新人・齋藤潤が演じる。今回発表されたのは、ヤクザの狂児と合唱部部長の聡実の出逢いを彩る個性豊かなキャストたち。「現場もいい感じの暑苦しさ、そしてあの場末感のあるスナックで楽しかったです」と撮影を振り返るのは、狂児を悩ませるカラオケ大会の主催者で、恐怖の刺青師・祭林(まつりばやし)組の組長を演じる北村一輝。カラオケ大会で万年最下位脱出を企むヤクザ・“ハイエナの兄貴”こと小林には橋本じゅん。同じく大会に向けて歌の練習を重ねる声がカスカスな熱血ヤクザ・唐田にやべきょうすけ、ビブラートの癖が強すぎるヤクザ・銀次に吉永秀平、去年の最下位で組長によるひどい刺青の餌食となったヤクザ・“キティの兄貴”こと尾形にチャンス大城、前職は幼稚園の先生とは思えないほど強面なヤクザ・峯にRED RICE(湘南乃風)が名を連ねる。北村一輝RED RICEそして、聡実が部長を務める合唱部の副顧問・森本ももには、2015年のTBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』での主演経験がある芳根京子。部員からは「ももちゃん」の愛称で呼ばれ、明るく元気な映画オリジナルキャラクターとして登場する芳根は、「数年前には合唱部の生徒を演じていた私が、今回先生役をすることになり感慨深かったです。生徒のみなさんからも若いエネルギッシュなパワーをもらいました!」とコメント。芳根京子そのほか、合唱部の優しい指導コーチ・松原を岡部ひろき、共に練習に励む合唱部のメンバーにはしっかり者で面倒見の良い副部長・中川に八木美樹、思春期真っ只中で聡実と同じボーイソプラノ担当の後輩・和田に後聖人(うしろきよと)が登場。青春要素たっぷりの瑞々しい演技を見せる。映画『カラオケ行こ!』は、2024年の1月公開予定。<作品情報>映画『カラオケ行こ!』2024年 1月公開映画『カラオケ行こ!』ティザービジュアル公式サイト:『カラオケ行こ!』製作委員会
2023年09月01日ムロツヨシ主演『身代わり忠臣蔵』より追加キャストが発表され、コメントが到着。さらに特報映像と新ビジュアルが解禁された。本作は、「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイディアが加わった痛快時代劇エンターテイメント。ムロツヨシが主人公・吉良孝証とその兄・吉良上野介を一人二役で演じ、大石内蔵助を永山瑛太が務める。この度、出演が発表された川口春奈が演じるのは、吉良邸に仕える侍女、桔梗役。さらに、吉良上野介にそっくりな弟・孝証に“身代わり”を持ちかけ、奔走する吉良家家老・斎藤役に林遣都、五代将軍・徳川綱吉役を北村一輝、徳川家の側用人・柳沢役を柄本明が演じることが分かった。また、特報映像も解禁。冒頭、嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられる、あの有名な“松の廊下事件”から始まり、吉良家家老・斎藤(林遣都)が、貧乏坊主である孝証(ムロツヨシ)へ「殿に化けて、吉良家をお守り下さい!」と“殿の身代わり”を懇願、得意げな孝証が「やってやるか!」と啖呵を切ったところから、世紀の身代わりミッションが開始されることに。「エイエイオー!」と号令を上げる赤穂浪士たちを率いる大石内蔵助(永山瑛太)、優しい表情でうなずく、吉良邸の侍女・桔梗(川口春奈)、お尻を叩かれ悶絶?する吉良家家老の斎藤(林遣都)、あやしく眉を動かす徳川綱吉(北村一輝)のカットが続き、徳川家の側用人・柳沢(柄本明)より「お主、まことに吉良殿であるか…?」と疑われ、顔が硬直する孝証の様子も。バレたら打ち首、良くても切腹。待ったなしの大芝居の幕が開くのだった…!併せて解禁された新規ビジュアルでは、登場人物たちが口元に人差し指を添えた“内緒ポーズ”で登場。絶対に“身代わり”はバレてはならない…秘密を抱えるキャラクターたちが一堂に介したビジュアルとなっている。キャストコメント■川口春奈/桔梗役本作の中で、少しでも華やかでかわいらしい存在になれるよう、楽しんで撮影しました。あまり時代劇の経験がなかったのですが、コメディということで等身大で挑みました。ゆるくてほっこりする、かわいらしいシーンがたくさんありますので、是非楽しみにしてください。■林遣都/斎藤宮内役撮影中は、ムロツヨシさんが常に想像を超えたことをされてくるのが楽しみでした。時代劇ですが難しいことは一つもない、小さいお子さんからご年配の方まで、笑えて感動できる映画だと思いますので、是非楽しみにしてください。■北村一輝/徳川綱吉役徳川綱吉役の北村一輝です。斬新な感覚で楽しめる時代劇です!是非ご覧ください。■柄本明/柳沢吉保役柳沢吉保役を演らせていただきました柄本明です。忠臣藏は何度か出させていただきました。今回は身代わり忠臣藏です。どんな忠臣藏か。乞うご期待。『身代わり忠臣蔵』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:身代わり忠臣蔵 2024年2月9日より全国にて公開(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会
2023年08月07日俳優の北村匠海が出演する、ニコンの新CM「できるって、無限。」編が、13日から放送される。新CMでは、ブラックのスーツを着た北村がカメラを構えて登場。「ニコンってカメラだけじゃないんです。」というセリフとともに、半導体製造装置や再生医療用細胞など、一般にはあまり知られていない同社の技術を紹介する。■北村匠海インタビュー――今回ニコンの様々な領域に触れたと思いますが、CMを撮影してみていかがでしたか?今回のお話をいただくまでカメラのことしか知らなくて。撮影中にお話しを聞いて「こんなことしてるんだ」って驚きましたし、「すごいな」って撮影していて思いました。ニコンのスタジオがあったり、飛行機だったり風力発電だったり、宇宙まで行っていたり、撮影が楽しかったのと同時に感動もありました。自分が好きで使っていたニコンというメーカーがこんなにも幅広くいろんなことにトライして、世の中に貢献しているということを知れてよかったです。――夏休みにカメラを持っていきたいシチュエーションや場所を教えてください。ニコンF3というフィルムカメラと、コンパクトフィルムカメラ35Tiの2つをずっと使っていたり、高校生の時に父からD300を借りて撮っていたり、フィルムカメラを使うことが多くて。夏場だったら、友達を連れて川に行って遊んでいる様子を撮りたいですね。夏はやっぱりみずみずしい写真が撮りたいです。――北村さんが自ら撮影するときに意識していることは何ですか?僕は友達を撮ることが多いので自然体でいてくれればいいなって思っています。ポートレートを撮ることが多いんですけど、被写体でいてくれる人にはポージングは強要しないと決めていて、「あくまでそこで呼吸してくれればいいよ」と声をかけて撮るようにしていますね。カメラって面白いのが、同じ設定でも撮る人が違えば全然違う写真になるし、被写体との関係値でも全然違う写真になるし、昔からそういうところがカメラの好きなところです。――写真を撮りに行ってみたい場所はありますか?樹海とかめっちゃ行ってみたくて、富士の樹海って(地面が)溶岩で、地面の土がMAX10センチくらいしかないんですよ。でも木々が生えていて、ヤドリギといって倒れている木々にまた木が生えて樹海が出来上がっているんです。普通に考えたら根っこをすごく下まで生やして太い木が生えていると思いきや、たった10センチしかないなかでたくさんの生命が生きている富士の樹海とかは写真を撮ってみたいと思いますし、訪れてみたいと思います。――ニコンは「光の可能性」に挑戦していますが、今年の夏に挑戦したいことは何ですか?いろんな趣味があるのでいろんなことに挑戦してみたいんですけど、カメラが第一の趣味で、自分が一番最初にもった趣味といっても過言ではないので、ニコンのカメラを握りしめて、アイデアを振り絞って挑戦的な写真を撮ってみたいと思います。あとは旅に出てみたいなと思います。少しずつ年齢も重ねて、仕事もゆとりを持てるようになってきたから、自転車とカメラをぶらさげて旅に出て、町のちょっとしたごはん屋さんとかでおじいちゃんおばあちゃんに「写真撮ってもいいですか?」(と声をかけ)とか、そういう人の優しさをカメラで残していくのもおもしろそうだなと思っています。初めて写真の個展を開いたのが20歳のときで、ニコンのデジカメで撮ったんですが、漠然と高校生のときに「20歳になったら個展を開く」と思っていたんです。そこから5~6年経って、改めてどういうテーマで写真と向き合うかと考えたときに、長期的に人のやさしさを残していくというのは、チャレンジを続けていつか世に出したいと思っています。――俳優活動で挑戦してみたい役はありますか?教師ですね。自分の役者人生の中で小学校4年生のとき、中学校1年生から2年生、18歳から19歳にかけての3つの大きなキーポイントで学園ドラマに出ていて、その時の先生役だった方々が本当の先生と生徒みたいにものすごい人生経験を踏ませてくれるんですよね。自分も年齢を重ねてきたなかで、自分よりもっと年下の役者の後輩と教師と生徒という立場で触れ合ってみたいと思います。僕が出てきた作品は社会派のドラマだったり、かたや青春モノだったりしたので、生徒と一緒に何かを考えたり議論的なことはやってみたいです。見ている人も一緒に考えられるし、演じている自分も考えられるし、生徒役の皆さんが僕もそうだったように役者人生のなかで「あの時この作品に出会えてよかった」「この先生に出会えてよかった」と思えるものがいつかやりたいなと思います。
2023年07月13日2021年に公開され、最終興行収入45億円を記録した『東京リベンジャーズ』(21年)の続編、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(公開中)が2作連続で公開されている。和久井健氏による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』を実写映画化した前作は、どん底人生真っ只中のダメフリーター・タケミチ(北村匠海)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・ヒナタ(今田美桜)を助けるために、ヒナタの弟・ナオト(杉野遥亮)の協力で過去と未来を行き来しながら、東京卍曾に入り込み、自分の人生のリベンジに挑む姿を描いている。そして『血のハロウィン編』では、凶悪化した東京卍會によってまたしてもヒナタが殺され、未来を変えようと過去に戻ったタケミチの奮闘を描く。ヒナタを救う鍵は“東卍結成メンバーを引き裂く過去の事件”と“東卍崩壊の危機となるかつての親友同士の戦い”にあることを知るタケミチ。マイキーの兄・真一郎の死により壊れてしまった仲間の絆は修復することなく、壮絶な決戦がついに始まった。タケミチは最悪の結末を止め、ヒナタと仲間の未来を救えるのか。今作では北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。今回は主役のタケミチを演じた北村匠海にインタビュー。主役として作品の中心にいながら、「もう1人のプロデューサー」とも称される北村は、『2』をやりたいと切望。一方で、前後編の公開となったことに不安もあったという。作品の裏側で行われていた熱いやりとりについて話を聞いた。○■どうしても『2』までやりたかった――皆さんにお話を伺っていると、特に前編からの方は「前作で終わってもいい」くらいの気持ちを持ってたり、続編にプレッシャーがあったりというところでしたが、北村さんはいかがでしたか?僕は『1』を撮影している時に、「『2』まではやる」という気持ちがあったんです。『1』だけで終わらせてしまうと、まだまだタケミチを演じ切れていないのかなと。もちろん『1』の中ではやりきれているんですけど、『東京リベンジャーズ』という原作を含めて見るとまだやりたいという気持ちがあって、漫画でも成長して行く姿を読んでいたので、どうしても『2』までやりたかった。プレッシャーはもちろんありました。『2』までやりたいという思いを、監督さんとプロデューサーさんと話しながら、あとはみんなが「じゃあ、やろうぜ」と言ってくれるのを待っていました。――実際に続編ができて、前編もヒット中で後編を迎えられることについてはいかがですか?うれしさはあります。やっぱり僕らはせっかくやるなら『1』を超えようという思いで作ったんですけど、僕がもし映画を観る立場だったら、前編後編と分かれることに不安があったんです。前編があまりにも「いや、これからだろう」というところで終わるじゃないですか? 僕は試写で前編を観た時に、自分が映画ファンだとしたらこれを許せるのかどうかという不安があって。でも別の日に観た裕貴くんが「いや、これは『-決戦-』観るでしょ」「前編でこんな面白いのかと思った」と連絡をくれて。僕はその一言だけで「早くみんなに『-決戦-』を観てもらいたい」「やっと自信を持てたな」と思えました。『-決戦-』を観終わって初めてこの作品が完成するので、そこまで終わって初めて感慨が湧いてくるのかもしれません。――山田さんが言ってくれるというのが熱いですね。そうなんです。あれだけキャリアがあって、ドラケンとしてこの作品を支えてくれた裕貴くんがそう言ってくれるのは、タケミチにとっても自分にとっても大きかったです。僕が『2』をやるにあたっての不安は前編と後編に分かれる部分にあったので、それを払拭してくれたのが裕貴くんでした。――後編を観たらまた前編を観たくなるんじゃないかとも思いました。『-決戦-』のための『-運命-』で、いい意味でも前編後編をあわせて一つの作品の面白さを持っています。体力もいるけど、続けて観てほしいなと思いますし、一つの作品として前編後編がまとまってるという思いではやっています。前編から後編までに2カ月空いてしまっているし、『-決戦-』を観た後に、もう1回『-運命-』を観たいと思ってもらえたらいいなと思っています。○■「全てを知って背負った上で」という思い――岡田翔太プロデューサーは、北村さんをこの作品の「もう一人のプロデューサー」とも表しています。そう言ってもらえてうれしいです。――それはいつもなんですか? それとも『東京リベンジャーズ』だからですか?いつも全体を見る気持ちではありますけど、今回の岡田さんは、『キミスイ』(『君の膵臓をたべたい』)における月川(翔)監督との関係とちょっと近い感覚があります。『キミスイ』の時には、月川監督が「これがお互いの階段を上るきっかけになると思います」と手紙をくれたんです。岡田さんは若いプロデューサーさんで、『1』で声をかけてもらった時にはまだ20代だったかな。世代も近い中で、仕事仲間でもありながら特別な思いがあるプロデューサーさんですし、今後ももちろん一緒に仕事をさせていただきたいと思いました。――作品も撮影も熱いですが、裏側の熱さもすごいですね。役者の仕事って、芝居だけかと思いきや宣伝にも絡んでくるし、僕は全てを知って背負った上で表に立ちたいから。宣伝でも単なる「仕事」としてではなく、 覚悟や責任も感じながらやりたかったので。――そんな作品を、やっぱりぜひ観てほしいという思いは強いですよね。今回もタケミチが主役ではあるんですけど、それよりもみんながかっこよかった。だからこそ、僕は主演という立場で、現場を引っ張る座長としての意識がすごく強かったような気がします。みんなが中心にいる、その中の座長でいる、という。公開までなんとか来れたのはとてもうれしいことですし、僕にとって誇りを持てる作品になったので、みんなの覚悟をぜひ映画館で観てください。○■一問一答 『東リベ』メンバーの中で〇〇な人・一緒に戦いたい人は?吉沢亮くんです。一緒に戦ってきた経験が長いのもあるし、彼は自分にとって役者として特別な存在です。一緒に舞台をやったりもしたし、間違いなくこの先も一緒に戦いたい。みんなに等しくそういう思いはあるんですけど、特にこの『東京リベンジャーズ』の始まりから考えると、お亮とのつながりは今後も感じるかな。・守りたいところがある人は?うーん……清水尋也ですかね。尋也は15歳ぐらいから知ってますけど、ほっとけない後輩の1人でもあって、僕の数少ない“後輩の友達”。だから、守りたさはある気がしています。・「この人は何を考えてるんだろう?」と本音を聞いてみたくなる人は?間宮くん。良い意味で独特のつかめなさがあるから、キサキという役をキャスティングされたのかなと思います。たぶんすごい情熱がある人だし、一緒に飲んだこともあるんですけど、まだ深くまで知らないところがあると思います。率直に本音を言うタイプだと思いますけど、すごく周りに気を使う人だし、空気とか場とか相手のことを考えて行動している人でもあると思います。・兄弟、もしくは姉妹にしたい人は?山田裕貴くんですね。年子のお兄ちゃんとかであってほしい。気が楽というのもありますし、あんなに明るさを維持できる人ってそうそういない。裕貴くんと兄弟だったら楽しそうだな。(山田、吉沢は2人とも「北村を弟にしたい」と回答)そうなんですか? うれしい。気は合いますよね。お亮と裕貴くん、2人とも一緒にいるとすごく楽なんです。この作品における存在としてもそうですし、裕貴くんともこの先確実に一緒になっていくことが増える気がしていて、特別な2人だと思っています。・「この人タイムリープしてるんじゃないか」と思う人は?磯村勇斗くんです。ちょっと独特な感性があるんですよね。 よく「似てる」とも言われるんですけど、いっそん(磯村)は自分と同じで、ものごとをけっこう俯瞰的に見ていたり、状況を楽しんでたり、なんかタイムリープしてそう(笑)。知ってそうな感じがする。■北村匠海1997年11月3日生まれ、東京都出身。『君の膵臓をたべたい』(17年)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほか、『さくら』(20年)、『明け方の若者たち』(21年)、『とんび』(22年)など数々の話題作に出演し、2023年Netflixにて全世界同時配信予定の実写ドラマ『幽☆遊☆白書』への主演も決定している。声優としての出演は、『HELLO WORLD』(19年)、『ぼくらの7日間戦争』(19年)、『かがみの孤城』(22年)。
2023年07月08日俳優の北村匠海が11日、東京・銀座のロロ・ピアーナ 銀座店で行われた「ロロ・ピアーナ ヒョンビン・エディション」プレビューに出席した。ロロ・ピアーナは、韓国のブランドアンバサダー・ヒョンビンとコラボレーションした「ロロ・ピアーナ ヒョンビン・エディション」を4月12日より発売。ロロ・ピアーナのアイコニックなホワイトソール・シューズとキャップに、ヒョンビンのスペシャルエディションが登場する。これを記念し、ヒョンビンが約5年ぶりに来日し、記者会見を行った。また、フォトコールに大政絢、北村匠海、桐谷美玲、窪塚洋介、滝沢眞規子、永山絢斗、長谷川潤、三吉彩花が登場した。北村は、ヒョンビン・エディションのシューズを取り入れたベージュを基調としたコーディネートを披露。「シューズがお気に入りですが、全体を通して着心地がとってもいいです。ベージュとか人肌に近いカラーは今年の自分の中のトレンドだったので、自分の普段のファッションの気持ちの流れともすごくマッチしていて着ていて楽しい服です」と大満足の様子だった。このファッションでゴールデンウィークに行きたいところを聞かれると、「シンプルな中にとてもこだわりが詰まっている服なので、ただ街を歩いているだけでも周りと違う感じをまといながら歩けると思いますし、鼻高くして歩きたいです(笑)。自分が着ていてすごく楽しい、どこか周りと違ういいものを着て歩いている自分にすごく自信が持てるという意味では、今すぐここを出て闊歩するだけでも楽しいと思います」と答えた。また、「今年はアクティブな趣味を増やしたいなと思う一年」だと言い、「人との距離が少しずつ近くなってきて、コロナも少しずつ緩和されて、そういう時代だからこそ自分も外に出てみようという気がしているので、自転車で旅をしたり友達とひたすら遠くまで散歩してみるとか、外の空気をいっぱい吸うアクティブなことにチャレンジしてみたい」と宣言。「ゴルフを始めまして、先輩に連れて行ってもらう機会も増えそうなので、趣味を増やしてみたいなと思っています」と語った。
2023年04月11日次世代のコメディエンヌとして引く手あまたの小芝風花が、前代未聞の超絶やさぐれ役で新境地を開拓する金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」。この度、北村一輝、片寄涼太、原菜乃華の出演が決定、小芝さん演じるヒロインを取り巻く個性的な仲間たちを演じる。大ヒット作『無限の住人』で知られる沙村広明氏による「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作。小芝さん演じる鼓田ミナレが、彼氏にフラれた上に金を騙し取られ、やけ酒を飲んで見ず知らずの男に愚痴をさく裂したことをきっかけに、あれよあれよと深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして開花していく姿を描く。物語のフィクサー的存在、北村一輝がラジオ局のチーフディレクターにスープカレー店の一アルバイトだったミナレをラジオ業界に導くことになる、ラジオ局の制作チーフディレクター・麻藤兼嗣役を演じるのは北村一輝。シリアスからアウトロー、コミカルまで硬軟自在に演じ、幾多もの作品でその存在感を放ってきた北村さん。本作で挑む麻藤は、バーで偶然出会った酔っ払いのミナレの失恋話を聞いたことをきっかけに、ミナレのラジオパーソナリティーとしての素質を見出し、言葉巧みにラジオの世界へ誘う張本人。ミステリアスな雰囲気を醸しながら、冗談を言ったり、話を煙に巻いたり、ミナレを翻弄する物語のフィクサー的存在に!北村一輝北村さんは「この作品は一言で言うとカオスです(笑)。こういう新しく、実験的な作品が新しい一歩になるじゃなるんじゃないかなと思います」と期待を語る。また、撮影が始まり、新生・小芝さんを目の当たりにした北村さんは、「これまでのイメージともまた違い、すごく面白い!金髪で眉間にしわを寄せながら、下からグッと睨まれるシーンがありますが、かっこよかったですよ」とコメント。そんな小芝さんに大絶賛を贈りながら、早くも撮影を楽しんでいる様子。一方の小芝さんも、「北村さんは麻藤さん味がすごくあるなと思いました」と語り、「お芝居中もいろんなアイデアを楽しそうにどんどん提案してくださるんです」とその遊び心いっぱいの様子をコメント。そんな2人が織りなす化学反応に期待ができそうだ。片寄涼太(GENERATIONS)が約9年ぶりに小芝風花と共演ミナレのアルバイト先のスープカレー店「ボイジャー」で働く同僚・中原忠也役を演じるのは「GENERATION」の片寄涼太。グループのボーカルとして活躍する一方、ドラマや映画で活躍。そんな片寄さんが本作で演じる中原は、ミナレに思いを寄せるも、その度にミナレには華麗にスルーされるピュアな男。それなのに正義感が強いゆえに空回りすることもしばしばで、困っている人を放っておけない性格が災いして、ミナレに降りかかるトラブルに巻き込まれることに。片寄涼太本作への出演が決まった片寄さんは「連続ドラマに出させていただくことも久しぶりでしたし、テレビ朝日のドラマに出せていただくのも初めてなので、貴重な機会をいただいてとても嬉しかったです」と喜びを口にする。また、小芝さんとはドラマ「GTO」でかつて共演をしており、今回約9年ぶりに共演することに。「いい意味で久しぶり感がありませんが、でも、小芝さんのミナレ役のスイッチが入る時の目が変わる瞬間にドキッとします」と明かしつつ、刺激をもらっているとコメント。小芝さんも同様に、「テレビでは拝見していたので、勝手に久しぶりじゃない感じはしてるんです(笑)。知っている人がいる安心感を感じています」と語り、9年の時を経てどんな2人の掛け合いが繰り広げられるのか注目だ。『すずめの戸締まり』原菜乃華がラジオ局の新人AD役で初の社会人役に麻藤の部下で、円山ラジオ(MRS)の制作部アシスタントディレクター(AD)の南波瑞穂役を演じるのは、2022年公開の新海誠監督のアニメーション映画『すずめの戸締まり』で1,700人を超えるオーディションから主人公の声優に選ばれ、一躍注目を集めた原菜乃華。透き通った声に凛とした空気も感じさせ、そして何よりもその圧巻の演技力が高い評価を集めている。原菜乃華そんな原さんは初の社会人役を務めることになり、「いつも現場でADさんの姿を見させていただきながら、どういう風にしたら社会人らしく1人の大人としてちゃんと映るんだろうと考えながら、試行錯誤しています」と心配しつつも、原作では自身が演じる南波が「推しメンだった」そうで、「演じられることになり、とても嬉しかったです!」と表情をゆるませる。また、初共演する小芝さんを「本当に優しくて、気配り上手な方で、とても憧れます」と語る原さんに対し、小芝さんも「とにかく声がめちゃめちゃ可愛い!」とメロメロ。さらに、「1番真面目そうに見えて、ちゃんと変なところを持っている役なので、そこをどう表現してくれるんだろうっていうのが楽しみです!」と期待を寄せている。金曜ナイトドラマ「波よ聞いてくれ」は4月21日(金)より毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局ネットにて放送。(※一部地域で放送時間が異なります)(text:cinemacafe.net)
2023年03月06日俳優の北村匠海が出演する、VT COSMETICSの新CM「Village Town – 北村の匠海 -」編が、21日より放送される。新CMは、同社アンバサダーに就任した北村が、ホワイトタイガーの“しろ”とともに登場。CICAコスメをめぐり、東西南北に分断された”Village Town“を舞台に、「CICAがゆらぎ肌を整えたように、Village Townからストレスをなくすべきだ」と意気込む“North Village Town”(=北村)の住人を演じている。撮影が16㎜のフィルムカメラで行われることを知った北村。「お~そうなんだ!」と嬉しそうな表情を見せ、カメラ好きの一面をのぞかせた。撮影の合間にもフィルムカメラについてスタッフと談笑したり、ホワイトタイガーの“しろ”役の子犬と触れ合ったりと終始和やかな雰囲気で撮影は進んだ。■北村匠海インタビュー――撮影の感想は?監督から説明を受けた世界観が、CM撮影ではあるんですけど、ただのCMではなくて、ちゃんと物語やバックボーンがあったり、そのキャラクターの裏側の野心みたいなものも、説明して頂いたので、すごくお芝居が楽しかったです。あと最初入って、セットにまずびっくりしました。ビレッジタウンと聞いていたので、近未来的な世界ではなく、もっとほんわかしているのかと思いきや、かなりかっこいい建築物がこの世界には沢山あるんだなという、そういうファンタジーの中を僕も1人の主人公として楽しく生きることができたなという気がします。――CMの舞台である「North Village Town」に込められたメッセージにお気づきですか?まさか自分の苗字が作品に反映されると思っていなくて、VT COSMETICSさんのVillage TownもVTじゃないですか。不思議なご縁というか、北村という苗字から、Village Townという今回のテーマから。すごくこっ恥ずかしさはありましたけどね。セリフで北村、西村、南村とか……自分の苗字の村にいるんだ~と思ってニコニコしてました。――印象に残ったシーンは?今回しろという自分のバディとして虎がいて、CICAのアイテムにも虎が描かれていますけど、そのバディ的な物語というか、しろとの絡みは僕も完成が楽しみだなぁと思うシーンが多かったですね。――普段からスキンケアはされていますか?していますね。僕は結構食生活だったり、体調や疲労とかで肌の状況が変わりやすいので、普段から気にしていますね。元々VTのパックは使っていて、第一印象で匂いがいいなと思いました。ほかのものも使わせて頂いてましたけど、すごく肌なじみがよくて、スッキリしますよね。使ってから少しずつ肌の調子も良くなってきていて、寝る前だったりとか朝だったりとかいつでも使えるんだなと思っています。――「#1日1CICA」がテーマですが、1日に1回やっているルーティーンはありますか?正直ルーティーンっていうルーティーンはずっとなかったのですが、最近、撮影の時や音楽活動でライブをする時に、その地面に寝るっていうルーティーンが生まれかけています。例えば、アクション物とかやる時には、階段だったりとか地面だったりに転げなくてはいけないのですが、まず地面と友達になるっていう感覚で1回地面に寝たことがきっかけで、最近自分のルーティンになりそうだなっていう予感はしてますね。――「みんな一緒じゃないか」というセリフがありましたが、一体感を抱いた出来事はありますか?毎回違う会社に就職している感じなんですよね、役者って。なので毎回一体感っていう具合も感覚も違うんですけど、皆が同じ方向を向く瞬間というか、役者が本番でやったことに対して、監督も受け取って、1発OKみたいな流れにすごく一体感を感じます。具体的に言うと、すごく長いシーンをワンカットで撮るってなったとき。1発で、芝居のコミュニケーションも全部が繋がって、監督の中でもOKでっていうときは本当に気持ち良いですよね。
2023年02月20日映画『スクロール』でW主演を飾る北村匠海&中川大志の本取材が行われたのは、2023年早々のことだった。北村さんと言えば、フロントマンを務める「DISH//」の活動で年末は怒涛の歌番組出演があり、一方の中川さんは初の音楽劇「歌妖曲~中川大志之丞変化~」が年末に大千秋楽を迎えたばかり。多忙を極めるふたりに、せめてお正月はゆっくりできたのかと聞くと、対照的な声が上がった。「年末年始は音楽の仕事をしていたので、まだ正直、年が明けたかどうか実感がないです…!」(北村さん)「僕は匠海と反対だわ、ごめん(笑)」(中川さん)そう話す中川さんに、北村さんは「いいなあ~!」と身をよじり、「オフの自分を輝かせるために仕事していますからね」とにこりとする。そして、ときには愛車のドライブで息抜きをしていることも、朗らかに教えてくれた。ふたりの出会いは今から10年以上前。同じ事務所に所属している1歳違いで、子役時代から同じ役のオーディションを受けてきた。近い距離を保ちながらそれぞれのステージを見つめてきた瞳には、表現者としてのプライドと熱がこもっている。映画での共演は中川さんが石井杏奈とW主演を務めた『砕け散るところを見せてあげる』以来2度目だが、正確に言えば『砕け散る~』では共演シーンがなく(中川さんの成長した子供役が北村さんで撮影はすれ違い)、本作『スクロール』が正真正銘・堂々たる共演作となった。大学時代の友達の死を通して再びつながった〈僕〉(北村さん)とユウスケ(中川さん)のふたりが、20代中盤にして改めて向き合う生死への葛藤を描く物語。ふたりに作品のテーマや共演について、じっくりと語り合ってもらった。同じ熱量を持つも、役者としてのタイプの違い――北村さんと中川さんのW主演映画『スクロール』では共演シーンも多かったです。お互いに刺激を受けたと思いますが、その感想から伺えますか?北村:僕は大志のことを常々、言葉に芯がある役者だなと思っていました。言葉の意味がきちんと伝わる役者はなかなかいないけれど、大志のお芝居は大志自身の芯が通っている感じがすごくするんです。僕はどちらかと言うと、かなりぼんやりしているから「つえぇなあ」と今回すごく思いました。僕らは同じ熱量を持っているけれど、役者としてのタイプは全然違うと思うんです。そのことを久々に一緒にお芝居をして感じました。映画の中でふたつの役が違うようで似ているのと同じ感覚というか。向いている方向も炎の大きさも一緒だけど、炎の色が全然違うんです。――似ているけれど表現のあり方が違うとは、面白いお話です。作品のトーンとしてもぴったりだったわけですね。北村:僕らのベクトルは違うけれど、同じような感覚を持っていると思うんです。今起きているいろいろなことに対して、一(いち)人間として感じていることは同じはず。だけど、歩んできた道が違うから得てきた色も違うということは、芝居を見ていてもすごい感じました。中川:うん。僕は匠海と一緒に“W主演で映画”をできることが、単純にすごくうれしかったです。お互い20代半ばになって共演できた、っていう。北村:僕ら、もう半ばなのか…!中川:26でしょ、今年?北村:26だね。中川:でしょ。僕達は子どもの頃からお互いを知っているわけですけど、匠海はすごく映画に愛されている人だな、と感じていて。映画の中の北村匠海が「やっぱりすげぇな」と思っていました。匠海は「ぼんやり」という言い方をしていたけれど、“〈僕〉(北村さん演じる)”は抽象的でどこかつかみどころのないキャラクターなんです。でも、それをすごく細かいところまで抽出するようなお芝居をするんですよね。だから、隣で一緒に芝居をしていて現場で見ても気づかなかったことが、映画館のスクリーンだと拾えるんですよ。もう微粒子レベルのものを放っていることを、映画(の画)では捉えられる。完成したものをスクリーンで観たときに、「わぁ、こんなところまで!」と驚きますし、匠海はそういうものを表現できる人だと思っています。北村:うれしいなぁ…!――「映画に愛されている人」という表現もすごく素敵ですよね。北村さんが中川さんにキャッチフレーズをつけるなら何になりますか?中川:キャッチフレーズ(笑)。北村:そうですね…僕は大志のことを革命家だと感じているんです。勝手に僕が革命を起こす仲間だと思っているのもあるけど。キャッチフレーズになるのかな、大志のことは「三国志」でいう諸葛亮的な立ち位置だと思っています。中川:えっ!諸葛亮…って、どういう人なの?北村:諸葛亮(孔明)は、天才軍師。策士なんだよね。中川:そうなんだ…!北村:何と言うか、僕自身はわかりやすく音楽と役者をやっている中で、音楽は自分の持っているものが大事というか、ある意味すごく自分勝手でいいところもあると思うんです。役者の場合は脚本というのがそもそもあるので、また違っていて。でも大志は役者という一本道に生きながら、その両方を持っている感じが僕にはすごく感じられるんです。だから、プレイヤーであり、クリエイターの心をすごく持っていて、スケッチするのが大志なのかなと思ったりしました。取材で話していても、それはすごい感じています。だから諸葛亮!中川:うわ、すごいうれしい。ありがとう!“今”起きていることへの向き合い方「考えてみることが大事」――作品内では、〈僕〉もユウスケも友人の死をきっかけに「生きることや生きる意味」を見つめ直します。おふたりも「生きる意味」について、考えたりしますか?北村:僕は「生きる意味」が人生のテーマでもあるので、しょっちゅう考えています。…さそり座なんですけど、さそり座は「生きる・死ぬ」とかがテーマらしくて。生きると一言で言っても、自分の人生についても、今のエンタメ界における自分の存在意義は何だろう、とかも考えます。特にエンタメ界に生きることについては、すごく難しいなと思っています。自分がやることが正解なのか、不正解なのか、常に模索しながらやっている感じです。生きることに答えなんてないと思うんだけど、…としたら死ぬことにも答えがないとすると、じゃあ何なんだろうと。だから常に、やることなすこと自分が本当に心の底からわくわくできるものを選んでいくことが、単純だけど、そういうことの積み重ねが北村匠海の生きることなのかな、と思っています。中川:「生きる意味」を考えているかという質問の答えとは、ちょっと違うかもしれないけれど、僕は自分の生きている時間を大切にするようにしています。僕らがやっている仕事と、ひとりの人間に戻った瞬間の部分は、いつも切り離せないんですよね。僕らは毎回台本をもらって、いろいろな“誰か”を生きないといけない。そうなってくると、まずは自分の人生をちゃんと(見つめ)、僕はそこに立ち返ってくる時間を大事にします。作品や仕事場でずっと目まぐるしくしていると、だんだん軸がわからなくなってくるんです。そこで家族や友人との時間に戻ると、自分に帰ってこられるんです。自分の人生や生活、生きている時間に1回戻ってくることを大事に生きています。――本作は、ハラスメントや社会的な問題にも触れています。おふたりは今ハラスメントについてどう感じたり、もしくは向き合ったりしていますか?北村:映画の中で、まさしくハラスメントはいっぱい出てきますよね。でも、ハラスメントしている側をたどっていくと、その上にはきっとハラスメントを受けてきた過去があったりするのかな、と思うんです。だから、僕らはいろいろ試行錯誤するし、それがかなったり・かなわなかったり・失敗したり・成功したりする年代なのかなと受け止めています。中川:うん、そうだね。結構いろいろなことが転換期なんじゃないかなと、僕も思ってる。北村:変わるよね。変わっていっているよね。――中川さんも肌で感じていらっしゃるんですね。中川:肌で感じたり、ニュースを見て感じたりします。これまで当たり前としてやってきたことを、1回冷静に立ち止まって考えてみることが大事なのかなと思います。やることがすべてになってしまって、なぜやっているかを考えなくなることが、結構怖いなと思いました。北村:そういう話を大志とちょろっとしたよね。中川:そうそう。意味を求めることが、すごく大きなことという気がしています。(text:赤山恭子/photo:Maho Korogi)■関連作品:スクロール 2023年2月3⽇よりTOHOシネマズ ⽇⽐⾕ほか全国にて公開©橋⽖駿輝/講談社 ©2023映画「スクロール」製作委員会
2023年02月04日2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」に出演する14名の追加キャストが発表された。戦前から戦後にかけての激動期、“食に関わる革命”を起こした実在の女性たちをモデルに、2人のヒロインの挑戦をパワフルに描く本作。第1夜は葵わかな、第2夜は伊藤沙莉が主演を務め、林遣都、成田凌がそれぞれのヒロインを支えるパートナーとして出演する。第1夜は、計量カップや計量スプーンを考案し、あらゆる家庭で豊かな食生活が営めるよう、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子(葵さん)の奮闘と、先輩医師・昇一(林さん)との愛の物語。綾子の父・茂雄役で名バイプレーヤーの杉本哲太、料理上手で愛情深い母・房枝役で石田ひかりが出演。また、綾子の情熱に巻き込まれる個性豊かなキャラクターとして、綾子が教えを乞う料亭の親方・深谷辰之助を伊東四朗、綾子の奮闘を支える叔母・横田フネを筒井真理子、綾子のカード作りを手伝う料亭の仲居・藤子を美村里江、綾子につらく当たる先輩医師・熊井を和田正人、綾子を導く東京帝大医学部教授・花園順三郎を渡部篤郎が演じる。第2夜は、戦後復興の荒波の中、暗く寒々しかった台所に光り輝くステンレスのダイニングキッチンを導入した日本初の女性建築家・浜崎マホ(伊藤さん)の改革を描く。中村アンが、マホの右腕となる住宅公団設計課長・本郷義彦(成田さん)の妻・栄子役。戸塚純貴、佐藤寛太が本郷の部下である津川修平、倉木明夫をそれぞれ演じる。毎熊克哉が主人公の夫・浜崎隆二役。板尾創路が日本住宅公団副総裁の執務補佐・富岡役。寺島進が板金工場を切り盛りする頑固一徹な工場長・村木役。北村一輝がマホと対立する日本住宅公団副総裁・鈴木仙吉を演じる。2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」は3月25日(土)、26日(日)テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2023年02月02日W主演である北村匠海と中川大志、共演に松岡茉優、古川琴音が集結した『スクロール』より、ストーリーが大きく動き出すきっかけとなる<僕>(北村匠海)とユウスケ(中川大志)の再会シーンを切り取った本編映像が到着した。到着した本編映像は、ユウスケ(中川さん)が歩きながら「俺、同じ大学だったユウスケ。分かる?」と言葉を選びながら電話をかける場面から始まる。その電話越しには屋上で1人佇む<僕>(北村さん)の姿が。突然の旧友からの連絡に「え、何?」と戸惑いを見せる<僕>だったが、ユウスケから告げられたのは「森っていたでしょ大学に。亡くなっちゃって…」という内容だった。大学の同級生が自殺したという突然の知らせに、ただ呆然とする<僕>。ユウスケは続けて「手伝って欲しいことがある」と何かを頼むところで本編映像は終了する。友人の死をきっかけに2人は再会し、人生が少しずつ動き出す。そして、“生きること・愛すること”を見つめ直していくことになる。本作の撮影を担当したのは、清水康彦監督とも以前から親交のある川上智之。グラフィックデザイナーを経て、現在写真家、撮影監督として活動しており、米津玄師、「King Gnu」、あいみょん、「Suchmos」、藤井風、椎名林檎と宇多田ヒカルなど、錚々たるアーティストのミュージックビデオを手掛けるほか、映画、広告、ファッションなどの様々な分野で活躍している。川上さんは映画製作では異例ながら、脚本開発の段階からチームに加わり、撮影監督の視点から物語作りに貢献していた。そして、清水監督は川上さんに全幅の信頼をおき、改めて川上さんのすごさを感じたという。清水監督は「自分がこの作品で大事にして込めた思いを彼なりに受け取ってくれて、それならこう撮らなきゃいけないという感覚がとても鋭いんです。だからほぼディスカッションはなく、出てきたものに対して『いいね、そうきたか!』という感じでした」と撮影時をふり返る。また、こだわったシーンやカメラワークについては、かっこいいミュージックビデオみたいな映画ではなくナチュラルに自然な人間を切り取ったポートレートの連続のようなイメージを共有したという。今回解禁された本編映像でも、前半部分ではそれぞれ引きの画角で撮られているが、会話の核心に迫るシーンでは細やかな表情までカメラに納められるように、寄りで2人の会話が撮られている。限られた撮影スケジュールに苦労もあったというが、川上さんは「このスピード感の中で描くべきものがあるぞという使命感があった。時間をかけて悠々と撮ったものとは違う“今”この瞬間を撮り逃したらもう撮れなくなるぞ、という緊張感を大切にしていました」とチャレンジングな撮影について語った。『スクロール』は2月3日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スクロール 2023年2月3⽇よりTOHOシネマズ ⽇⽐⾕ほか全国にて公開©橋⽖駿輝/講談社 ©2023映画「スクロール」製作委員会
2023年01月26日北村匠海と中川大志がダブル主演を務める映画『スクロール』の本編映像が公開された。清水康彦が監督を務める本作は、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説『スクロール』を原作とした実写映画。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会、そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描いた、リアリティあふれる青春群像劇となっている。このたび公開された本編映像は、ユウスケ(中川)が「俺、同じ大学だったユウスケ。分かる?」と電話をかける場面から始まる。その電話越しには屋上でひとり佇む<僕>(北村)の姿が。突然の旧友からの連絡に「え、何?」と戸惑いを見せる<僕>だったが、ユウスケから告げられたのは「森っていたでしょ大学に。亡くなっちゃって……」という内容だった。大学の同級生が自殺したという突然の知らせに、ただ呆然とする<僕>。ユウスケは続けて「手伝って欲しいことがある」と何かを頼むところで映像は終了する。友人の死をきっかけにふたりは再会し、人生が少しずつ動き出す。そして、“生きること・愛すること”を見つめ直していくことになる――。本作の撮影を担当したのは、清水監督と以前から親交のある川上智之。グラフィックデザイナーを経て、現在写真家、撮影監督として活動しており、米津玄師、King Gnu、あいみょん、Suchmos、藤井風などのミュージックビデオを手がけるほか、映画、広告、ファッションなど様々な分野で活躍している。川上は映画製作としては異例となる、脚本開発の段階からチームに加わり、撮影監督の視点から物語作りに参加。清水監督は川上に全幅の信頼をおいていたとのことで、「自分がこの作品で大事にして込めた思いを彼なりに受け取ってくれて、それならこう撮らなきゃいけないという感覚がとても鋭いんです。だからほぼディスカッションはなく、出てきたものに対して『いいね、そうきたか!』という感じでした」と撮影時を振り返る。また、こだわったシーンやカメラワークについては、かっこいいミュージックビデオみたいな映画ではなくナチュラルに自然な人間を切り取ったポートレートの連続のようなイメージを共有したという。限られた撮影スケジュールに苦労もあったというが、「このスピード感の中で描くべきものがあるぞという使命感があった。時間をかけて悠々と撮ったものとは違う“今”この瞬間を撮り逃したらもう撮れなくなるぞ、という緊張感を大切にしていました」とチャレンジングな撮影について語っている。映画『スクロール』は2月3日(金) に公開される。映画『スクロール』本編映像<作品情報>『スクロール』2月3日(金) 公開監督・脚本・編集:清水康彦脚本:金沢知樹 木乃江祐希原作:橋爪駿輝『スクロール』(講談社文庫)主題歌:Saucy Dog「怪物たちよ」(A-Sketch)出演:北村匠海 中川大志 松岡茉優 古川琴音水橋研二 莉子 三河悠冴/MEGUMI 金子ノブアキ/忍成修吾/相田翔子関連リンク公式HP:::
2023年01月26日●作品選びのポイントは「モチベーションが上がるもの」北村有起哉、48歳。現在、映画、ドラマ、舞台と縦横無尽に駆ける男の出発点は、1998年の舞台『春のめざめ』と映画『カンゾー先生』だった。特定の劇団に所属しないまま多くの舞台を踏み、映像作品でも独自のポジションを築いてきた。初主演映画『太陽の蓋』(2016)から、6年ぶりとなった主演映画『終末の探偵』(公開中)では、とある街で次々と厄介な依頼を引き受けることになるアウトローの探偵・連城新次郎として、作品世界を支配してみせる。近年ますます魅力を増す北村。NHK連続テレビ小説『エール』、ドラマ『アンナチュラル』『美食探偵 明智五郎』『ムショボケ』『先生のおとりよせ』、映画『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』『すばらしき世界』と、ここ数年の映像作品を挙げるだけでも、欠かせない俳優であることは明白だ。様々な場、役の経験が、「ブレンドされて、僕のオリジナルスープになっていった」「俳優とは聖職者から極悪人、その中間も。自分以外のどんな役にもなれる職業」と語る。その歩みとともに、「圧倒的な目標」と口にする、2007年に亡くなった名優の父・北村和夫さんへの思いなど、俳優・北村有起哉に迫る。○■ハードボイルドな探偵ものに憧れることは……「ない」――探偵ものでの主演というのは、ある種、俳優としてのステイタスでもありそうです。最初に井川(広太郎)監督と打ち合わせをしたとき、監督の持っているイメージを感じました。過去の作品へのオマージュだったり、いわゆる松田優作さんのようなハードボイルドな探偵ものの雰囲気を彷彿とさせたり。でも僕としては、そうした部分はカメラワークや監督のディレクションなどから結果的に感じられる部分もあっていい、くらいがいいんじゃないかと感じたんです。あの時代のものをそのままやるのはもったいないというか、令和だからできるものはないのかなと。その辺のイメージを膨らませていきたいということはお伝えしました。――単純に役者として、いわゆるハードボイルドな探偵ものに憧れるといったことは。ないですね。まあ、探偵という役が初めてだったので、そういった意味で、ワクワクはしましたけど。――探偵が初というのは意外です。たぶんやってないです。しかも主演ですし。怪しい興信所にいる役とかはやってきたかもしれないですけど、がっつり柱として探偵役での主演というのはないですし、そういう意味では本当にやりがいを感じました。○■『アンナチュラル』は「いろいろな人から反応があった」――北村さんは、映像のみならず、1998年『春のめざめ』に始まる舞台での印象も強いです。でも劇団には所属されていません。あえてですか?いや、たまたまですね。結構見て探したりはしましたが。やっぱり一人でいるのは不安ですから。何か出会いがあればと思ったんですけど、なかなかなくて。「ジョビジョバ」は面白いな、一緒にやりたいなと思ったんですけど、当時は解散しちゃいましたし。ほかにも興味が湧いたところもありましたが、骨をうずめるくらいに思えるところはなかったです。そうこうしているうちに、ワークショップとかオーディションとかに参加して、プロデュース公演の客演とかで数珠繋ぎに進んでいった感じです。途中からどこかに所属しなくちゃといった焦りもなくなりました。というか、ひとつひとつが真剣勝負ですから、また呼ばれるぐらいじゃないとダメだと思ってやっていました。――それが北村さんには合っていたと。そうですね。とても贅沢なことをさせてもらったと思います。演出家によって要求してくるものも違いますし、たとえば前回出た劇団のスタンスでやっても全く通用しない。そうやって経験してきたことが、ブレンドされて、僕のオリジナルスープになっていった感じです。振り返ると、本当に上手に、いいところでいろんな演出家の方に出会ってきたなと思います。――映画初主演となった『太陽の蓋』以降で、ご自身のなかでの意識変化、もしくは周りの変化を感じた作品はありますか?『アンナチュラル』(TBS系・18)については、本当にいろいろな人から反応がありました。悪い役ではありましたが、その人にはその人の絶対正義というか、正解があるわけですよね。そこを追求していったほうが、話自体も面白くなるし、視聴者にとってはムカっとしたり、最後スカッとする。なので僕自身はいつも通りのことをやっていたつもりですが、ドラマ自体が大評判だったこともあって、参加させてもらえてラッキーでした。――演じられた記者の宍戸は、おっしゃった悪い役でありながら、窪田正孝さんの演じた六郎が翻弄される説得力がありました。僕としては悪魔のささやきをしているつもりは全くなくて、本当に自分の思う正論を言ってるだけなんですよね。脚本がしっかりしていたので、僕が余計なことをしなくても、物語がどんどん回っていく確信があったので、普通にやったほうがいいだろうなと。――作品選びはご自身でされているのですか?もちろん事務所とも話しますしスケジュールの都合もありますが、空いていれば、モチベーションが上がるものがひとつでもあればやります。なにかしらありますし。割とドライなところがあるんです。そのほうが絶対に自分のためにもなりますから。――縁のあった役を自分でどれだけ膨らませられるか。そうですね。奇をてらいすぎず、でも想定内に収まらないように。年齢も重ねてきたので、以前のように突飛なことをやってもダメだとも思いながら。昔は「爪痕残したる!」ってことばかりやってましたけどね。もちろん求められれば今でもやりますが(笑)。●共同生活は「僕自身を随分豊かにしてもらっている」○■目指してきたイメージ通りにできているか――何年も前のインタビューでは、俳優として「どこのポジションが空いているか」といったことを考えながら動いていると話されていました。そう、隙間をね。――そこからキャリアを重ねてきて、向き合い方も変わってきた。そんなにガツガツはいかなくなりましたね。――昨年の主演ドラマである任侠コメディ『ムショボケ』(プロデュース藤井道人、メイン監督・脚本アベラヒデノブ)は、まさに影の部分とユーモアと、北村さんの両方の魅力を楽しめました。正直、大変だったのひと言でしたけど(笑)。関西弁でまくしたててましたし。関西弁はやっぱり苦手意識がありますから。時間をかけてなんとかセリフをバ~っと言えるようにしたうえで、現場でさらにアイデアを見つけられないかと探していく必要があるので。怒涛の日々でした。でも頑張った甲斐があったかなと。僕を乗せるのが上手な若い監督さんで、相性もとてもよかったですし。――北村さんならではの作品でした。「まだあるでしょ、球が」「まだ全然あるでしょ」みたいな感じで来るんですよ。気が付いたら僕も火がついてて。こうして考えてみると、もしかしたら、僕がひとつひとつ積み重ねてきたものを、たまにちらっと振り返ってみたとき、今おっしゃってくださったような、いろんな役をやれるというのはあるかもしれません。それは、もともと自分の中にあった目指すべきイメージでもありますが、その通りにできているかなと確認できるぐらいにはなってきた気がします。――なんでもできる俳優に。僕の中での俳優とは、いろいろ変化できるというか、化けられる、自分以外のどんな役にもなれる職業です。それこそ聖職者から極悪人まで。そのどちらも、中間もできる。そうした俳優のほうが、単純に食いっぱぐれないかなとも思いますし。○■タラレバを想像も「家庭人でもある今が一番」――文学座に所属されていた名俳優のお父様、北村和夫さん(享年80)に、もし今「俺、こんな演技もできるんだぜ」と見せられるとしたら、どの作品を挙げたいですか?全部見てもらいたいです。そのうえでもし思ったことがあれば言ってほしいかな。でも「よかったよ」なんて言われた日にはこそばゆいかもしれませんね。ただ、生きているときから、全部見てくれという思いでやってました。やっぱりどこかでおやじへの意識は捨てきれないです。恵まれているなと思いますよ。圧倒的な目標があるので。最低でも80歳まで台本を2~3冊持って、そのまま死ななきゃいけないなと思ってます。――お父様の影響もですが、結婚して(2013)家庭を持った影響はありますか?共同生活で僕自身を随分豊かにしてもらっています。子供の存在もですが、家に帰れば「おかえりなさい」と言ってもらえる環境がある。それを選ばなかった選択肢もあったはずで。役者バカでもっと私生活が乱れていて、その代わり、もっともっとエッジの効いたものすごい役者になれたのかなぁなんていうタラレバなことを想像したこともありますけど、でもやっぱり今が一番だと思っています。――ありがとうございました。最後に改めて、今回演じた探偵・新次郎はどんな人物だと思いましたか?内面というか雰囲気で参考にさせてもらったのは、ロバート・アルトマン監督の『ロング・グッドバイ』(1973)です。人と人との繋がりがどんどん失われていくような風潮とか、明るい希望を持っている人が多くいるようには感じられないとか、ニュースは明るいニュースばかりじゃないとか。それって今の日本全国で感じていることだと思うし。そういった憂いを、ちゃんと内包させたいと思いました。それでいて、完全に社会との繋がりをなくすのではなく、どこかでしがみついてる人。新次郎って多分、選挙に行ってると思うんですよ。彼の中にはまだどこかに希望がある。そういったことをちゃんと肉体で表現できればと。人と繋がるのはめんどくさいんだけど、それ以上になんとかしてあげたい。すごくブレながら生きている人だと思います。■北村有起哉1974年4月29日生まれ、東京都出身。父は俳優の故・北村和夫さん、妻は女優の高野志穂。1998年に舞台『春のめざめ』と映画『カンゾー先生』(今村昌平監督)でデビューを果たす。コメディからシリアスまでこなす実力派。近年の主な映画出演作に『生きちゃった』(20/石井裕也監督)、『浅田家!』(20/中野量太監督)、『ヤクザと家族 The Family』(21/藤井道人監督)、『すばらしき世界』(21/西川美和監督)など。公開待機作に『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23/内田英治監督・片山慎三監督)、『有り、触れた、未来』(23/山本透監督)がある。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2022年12月23日俳優の北村一輝さん(53)は、シンガーソングライターで俳優の福山雅治さん(53)のラジオ番組に出演。その際にツーショット写真を公開したところ反響が!早速チェックしてみましょう!色気満載の同い年コンビ豪華ツーショット写真に反響 この投稿をInstagramで見る 北村一輝 Kazuki kitamura(@kazuki_kitamura_official)がシェアした投稿 福山雅治さんのラジオ番組『福のラジオ』にゲスト出演した北村一輝さん。9月16日に公開となったガリレオシリーズの最新映画『沈黙のパレード』で共演しているお2人。2007年のドラマスタートからの共演ということや同い年という共通点もあり、ラジオでのトークは大盛り上がりでリスナーからの反響も大きかったようです。コメント欄には「大好きな2人の共演は最高でしたぁー♡」「色気のお話し。ほーんと、服着てても色気満載です〜」「このかっこいいお二人でラジオは勿体ない〜お顔が見たくなります」「イケメン声の王子様2人♡中秋の名月にぴったり」とリスナーからのコメントも寄せられ、こちらの写真公開には歓喜の声が上がっておりました。ガリレオシリーズの最新映画『沈黙のパレード』での2人の演技がとても楽しみですね!あわせて読みたい🌈刺激的…“次世代愛人”古河由衣さん、黒の水着ショットに「むちむちっ」「圧巻」との声殺到
2022年09月20日俳優の赤楚衛二が主演を務めるNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が、2023年に全世界独占配信される。このたび、白石麻衣、栁俊太郎、北村一輝の出演が発表された。Netflixシリーズ『今際の国のアリス』の麻生羽呂原作、高田康太郎作画で月刊サンデーGX(小学館)にて連載中の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』がNetflix映画として実写化。ストレスフルな現代社会を生きる人々に贈る、新感覚の爽快青春コメディゾンビホラーが誕生する。ブラック企業に勤める天道輝(アキラ)は連日の徹夜、上司のパワハラ、理不尽な仕事に憔悴し、「死んでいるように生きる」日々を過ごしていた。ある朝、街はゾンビで溢れ、見慣れた景色はすっかり荒廃していた。それを目にしたアキラから出たのは「もう、今日から会社に行かなくてもいいんじゃね!?」という歓喜の叫びだった。それから彼は持ち前のポジティブさを発揮し、「部屋の大掃除をする」、「べランピングをする」など、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」をリスト化し、ひとつずつ実現していく。誰もが持っている「やろうと思えばいつでもできるから、いつかやろう」と先延ばしにしているようなささやかな夢や目標を、ゾンビからの攻撃をかわしながら叶えていくアキラ。絶体絶命の状況の中で人生を謳歌する彼はやがて、仲間と共に更に大きな夢を求めて旅立つ。本作のヒロインである三日月閑(シズカ)役を演じるのは、乃木坂46を卒業後、多方面での活躍を魅せ、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20)や映画『嘘喰い』(22)など映画でも活躍の幅を広げている白石麻衣。シズカは、リスクヘッジを第一に考え行動をする論理的人物。アキラが食料を調達するために訪れたコンビニエンスストアで出会うことになる。白石は本作と演じた役柄について「主人公のアキラが、街がゾンビ化することで『会社に行かなくてもいい』という発想になるところにまずクスっとしてしまいました。シズカやケンチョという同じ目標を持った仲間とも出会えて、ゾンビ物なのにちょっとポップでコミカルな要素も含んだ青春作品だなとも感じました。ここまで本格的なアクションに挑戦したのは初めてだったのですが、シズカは、果敢に立ち向かっていくかっこいい女の子なので、私も自分に負けず、強い気持ちで挑戦するように心がけました」とコメント。アキラの親友ケンチョこと竜崎憲一朗役を演じるのは、MEN’S NON-NOのモデルとしてキャリアをスタートし、映画『東京喰種トーキョーグール 【S】』(19)や映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(21)、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」(20)など、漫画実写化作品への出演に定評のある栁俊太郎。栁は「台本を読んだ感想としては、これは今までに見たことのないゾンビ映画になるなと思いました。個性的なゾンビ達をはじめ、この物語の東京の街など日本独特なゾンビの世界をこのNetflixで描いたらとても魅力的な作品になるだろうと感じていました。そしてケンチョという役に出逢えて本当に幸せでした。過去のトラウマを抱えながらゾンビの世界でそれを克服できるのかどうか、仲間に支えられながら男になっていく姿に心打たれました」と語っている。アキラの上司である小杉権蔵役を演じるのは、常に出演作が絶えず、映画『KILLERS キラーズ』(14)や映画『ザ・レイド GOKUDO』(14)など、世界的にも活躍する北村一輝。小杉は、アキラが働くブラック企業で過度な精神的不可をかける典型的なパワハラ上司だ。北村は、「ゾンビが溢れる世界になった時、『もう会社に行かなくていい!』という斬新な発想。自身の役所は、その会社で時代錯誤ともとれる、画にかいたようなハラスメント上司役でゾンビ以上に嫌な存在。自分も主人公と同じ状況になったら、同じような行動に出るかもですね」とコメントしている。他、市川由衣、川﨑麻世、早見あかり、筧美和子が出演する。さらに同時に解禁となったメイキング映像では、マンションで大量のゾンビに追われる赤楚のスリル満点のシーンからスタート!コンビニエンスストアで警棒を使ったアクションを披露する白石や、某有名スーパーマーケットのキャラクターハットを被ってはしゃぐ栁の演技。そして3人がキャンプをしている楽しそうなシーンなどが切り取られており、スリルと日常が交差する期待度大の映像となっている。(C)麻生羽呂・高田康太郎・小学館/ROBOT
2022年09月06日赤楚衛二が主演するNetflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』の第2弾キャストが発表され、白石麻衣、栁俊太郎、北村一輝らが出演することが決定した。あわせてスリル満点のメイキング映像も公開となった。本作はNetflixシリーズ『今際の国のアリス』の麻生羽呂原作、高田康太郎作画で『月刊サンデーGX』(小学館)にて好評連載中の『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』を実写化したもの。数々のゾンビヒット作品を送り出してきたNetflixが次に世に送り出す笑いとスリルが交差する新感覚ゾンビ映画で、早くも各国のゾンビファンから注目を集めている。街中にゾンビが溢れるという絶望的な状況を逆転の発想でポジティブに、生き生きとサバイブする主人公のアキラを、『チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で主演を務めた注目の若手俳優・赤楚衛二が演じる。監督は、『モテキ』のミュージカルシーン演出や、『シン・ゴジラ』でC班監督、WOWOWドラマ『アフロ田中』など数々の映画・ドラマを手がけてきた石田雄介が務める。この度、本作に白石麻衣、栁俊太郎、北村一輝が出演することが決定した。そのほかにも市川由衣、川﨑麻世、早見あかり、筧美和子が出演する。乃木坂46を卒業後、多方面での活躍を魅せ、『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』や『嘘喰い』など映画でも活躍の幅を広げている白石は本作のヒロインである三日月閑(シズカ)を演じる。シズカはリスクヘッジを第一に考え行動をする論理的人物。アキラが食料を調達するために訪れたコンビニエンスストアで出会うことになる。白石は演じた役柄について「ここまで本格的なアクションに挑戦したのは初めてだったのですが、シズカは、果敢に立ち向かっていくかっこいい女の子なので、私も自分に負けず、強い気持ちで挑戦するように心がけました」とコメント。MEN’S NON-NOのモデルとしてキャリアをスタートし、『東京喰種トーキョーグール 【S】』や『るろうに剣心 最終章 The Final』、Netflixシリーズ『今際の国のアリス』など、漫画実写化作品への出演に定評のある栁はアキラの親友ケンチョこと竜崎憲一朗を演じる。栁は「ケンチョという役に出逢えて本当に幸せでした。過去のトラウマを抱えながらゾンビの世界でそれを克服できるのかどうか、仲間に支えられながら男になっていく姿に心打たれました」と語った。そして常に出演作が絶えず、『KILLERS キラーズ』や『ザ・レイド GOKUDO』など、世界的にも活躍する北村はアキラの上司である小杉権蔵を演じる。小杉は、アキラが働くブラック企業で過度な精神的不可をかける典型的なパワハラ上司。北村は、「自身の役所は、その会社で時代錯誤ともとれる、画にかいたようなハラスメント上司役でゾンビ以上に嫌な存在。自分も主人公と同じ状況になったら、同じような行動に出るかもですね」とコメントした。さらに、本作のメイキング映像も公開。映像は、マンションで大量のゾンビに追われる赤楚のスリル満点のシーンからスタート。コンビニエンスストアで警棒を使ったアクションを披露する白石や、某有名スーパーマーケットのキャラクターハットを被ってはしゃぐ栁の演技。そして3人がキャンプをしている楽しそうなシーンなどが切り取られており、スリルと日常が交差する本作ならではのつくりとなっている。<コメント全文>三日月閑役:白石麻衣主人公のアキラが、街がゾンビ化することで「会社に行かなくてもいい」という発想になるところにまずクスっとしてしまいました。シズカやケンチョという同じ目標を持った仲間とも出会えて、ゾンビ物なのにちょっとポップでコミカルな要素も含んだ青春作品だなとも感じました。ここまで本格的なアクションに挑戦したのは初めてだったのですが、シズカは、果敢に立ち向かっていくかっこいい女の子なので、私も自分に負けず、強い気持ちで挑戦するように心がけました。竜崎憲一朗役:栁俊太郎台本を読んだ感想としては、これは今までに見たことのないゾンビ映画になるなと思いました。個性的なゾンビ達をはじめ、この物語の東京の街など日本独特なゾンビの世界をこのNetflixで描いたらとても魅力的な作品になるだろうと感じていました。そしてケンチョという役に出逢えて本当に幸せでした。過去のトラウマを抱えながらゾンビの世界でそれを克服できるのかどうか、仲間に支えられながら男になっていく姿に心打たれました。小杉権蔵役:北村一輝ゾンビが溢れる世界になった時、「もう会社に行かなくていい!」という斬新な発想。自身の役所は、その会社で時代錯誤ともとれる、画にかいたようなハラスメント上司役でゾンビ以上に嫌な存在。自分も主人公と同じ状況になったら、同じような行動に出るかもですね。『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』2023年、Netflixで全世界独占配信
2022年09月06日夫がわたしを忘れる日まで
兄の連れてきた婚約者は…
裏切り夫が毎週カレーを作る理由