憧れの客室乗務員になった綾香さん(仮名・34歳)。結婚願望はあるものの現在恋人はおらず。ある日、ピンチを救ってくれた既婚男性(弘さん・仮名・54歳)に思いを寄せるようになり、やがて二人は不倫関係に。人知れず密会を重ねていましたが、気晴らしに弘さんに料亭に連れて行ってもらった際、帰りに突然別れを告げられてしまいます。綾香さんは不倫相手の弘さんとずっと一緒にいられると思っていただけにその悲しみは相当身に堪えたと言います。それでも気を取り直し、翌日仕事のため帰りの飛行機に乗り込んだそうです。急な別れにショックを受けつつも、どうにか仕事をこなすことに…「今日の飛行機に弘さんも乗る予定でした。でも、彼は乗る便をずらす可能性が高いと考え、顔を合わせることはないと私は少し安心した気持ちでいたのです。機内で飲み物を配っていると、急にとある男性のお客さまから手をギュッと握られて…。驚いた私とそのお客さまとがしばし見つめ合う形に。あまりのことに困惑していると『何をしているんですか!』と元不倫相手と出会った時のように他のお客さまから声がかかりました」綾香さんは「助かった」と思ったのもつかの間、衝撃的な言葉を聞かされることに。「そのお客さまはひどく怒った顔をしていました。すると、次の瞬間『父のことも同じようにたぶらかしたんでしょ?』と信じられない言葉を放ったのです。よく見ると、その女性は昨夜弘さんが料亭でぶつかった相手…その発言から元不倫相手の娘(凪さん・仮名・27歳)だと判明。あの時彼がスマホを見て真っ青になったのも、その場で彼女から電話がかかってきたからだと悟りました」なんと綾香さんは偶然凪さんと同じ便に乗り合わせていたのです。「続けて彼女は『この人、乗客と不倫していたんですよ』と大きな声で叫び出しました。すぐに『お客さま、落ち着いてください』となだめたものの、周りから白い目で見られることに。その後、無事に飛行機が空港に到着し、私はほっと胸をなでおろしたのですが、ここで恐れていたことが起こってしまいます。パイロットや客室乗務員が集まる着陸後のミーティングで、先ほどの機内での騒ぎが話題にあがったのです。上司から真相を求められ『お客さまと不倫関係にあったのは事実です』と白状。もちろん激しい叱責を受けて…職場での信頼関係が壊れたと感じた私は、仕事を休み家に引きこもるようになりました」落ちこむ綾香さんを心配した両親が部屋に駆け付けてくれたと言います。元不倫相手の妻が怒鳴り込んできて…その時彼女が投げかけた驚きの言葉とは…?「両親が到着したタイミングでインターフォンが鳴りました。ドアを開けるとそこには見知らぬ女性が立っており『弘の妻の直美(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。どうやら娘から不倫の事実を知らされ、私の住所を夫から聞き出した様子。彼女は両親を見るなり『お宅の娘さんが夫を略奪しようとしたのよ!どういう教育してきたの?』とののしると、私に『妻子持ちと知って夫と交際していたなんて、ただの不倫じゃなくてパパ活だったんじゃないの?』と疑惑の目を向けてきて。すかさず『違います!私はお金に困っていません』と答えると『じゃあ、慰謝料をたっぷり払ってもらうわよ』と直美さんはほくそ笑んで。最後に『夫とは離婚しないから』と言い残すと彼女は足早に去っていきました」両親は綾香さんが不倫していたとは知らなかったので、その場はシーンと静まり返ったそう。「案の定、両親に『人の家庭を壊そうとしたなんて…もう娘でも何でもない』と叱られ、一方的に絶縁されてしまいました。この出来事でさらに意気消沈した私は、仕事に復帰することなくそのまま退職。元不倫相手の妻から慰謝料を請求されたので、支払いのため働かなければならないけれど、今は次の職を探す気力もありません。不倫をした結果、周りからの信頼と大切な仕事、そしてかけがえのない家族も失ってしまって…私はこれからどう生きていけばいいのでしょうか」ほんの出来心で不倫に走ってしまった綾香さんですが、その代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。職場での不倫に溺れないためにも、気を緩めることなくしっかり働きたいところです。©kei907 /Adobe文・菜花明芽
2024年02月09日ふと誰かの思いやりに触れ、心ときめくのはそう珍しいことではありませんね。今回は、窮地を救ってくれた既婚男性とひょんなことから不倫関係に陥ってしまった34歳客室乗務員のエピソードをご紹介します。憧れの客室乗務員になり多忙な日々を送るも…綾香さん(仮名・34歳)は現在とある既婚男性(弘さん・仮名・54歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ綾香さんは自ら不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、子どもの頃の夢を叶えて客室乗務員になりました。仕事はとてもハードだけれど、男性にはモテるし、合コンに参加する機会も多くて…想像以上に充実した日々を送っています。そもそも結婚に焦りを感じていないので、いずれ気の合う男性と出会えたらゴールインしたいなと思っていました」不倫とは無縁な生活を送る綾香さんに思いがけない出会いが訪れます。「その日の業務は超多忙でした。とあるお客さまにコールボタンで呼び出されたのですが、他の仕事で手が離せずすぐに駆け付けることができなくて。急いで向かったものの『いつまで待たせるの!』とお客さまはすごい剣幕で怒っていて…私はクレームの途中で口を挟むべきではないと思ってただただ黙っていたのですが…。そんな私を見るに見兼ねた男性のお客さまが『もうそれくらいにしておいたらどうですか』と声をかけてくれたのです。彼のおかげでどうにかその場が収まったのでとても助かりました」綾香さんは先ほどのお礼を言いにその男性の元へ足を運んだのだとか。「私が感謝の気持ちを伝えると、相手は目くばせしながら名刺を手渡してきました。その瞬間胸が高鳴って…彼の優しさに触れ、心奪われていたことにようやく気づいたのです。少しでも相手のことを知りたい気持ちから、その日のうちに弘さんに電話したのですが、早々に妻子持ちであることが発覚。でも、彼を諦めることができなくて…駄目でもともととアプローチを試みることに。すると向こうも気があったようで、割と早い段階で不倫関係になりました」一体、二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。「弘さんは商社マンということもあり、主に国内出張をしていました。私も、国内線を担当していたので自然と顔を合わせる機会が多くて…同じ飛行機に乗りこむことも。機内でお客さまをお出迎えする時に彼とアイコンタクトを取って、周りに気づかれないよう不倫関係を楽しんでいたのです。私がそのまま現地に泊る日は、彼の宿泊先まで出向き逢瀬を重ねていました」二人は不倫がバレることを恐れ、いつも宿にとどまっていたと言います。でも、たまには息抜きをしたいということで弘さんの案内で料亭に向かったそう。突如不倫相手の顔が真っ青に…その後彼が放った信じられない言葉とは…?「彼は『美人を連れていると気分がいい』と上機嫌でした。私も二人きりの外出にドキドキ…おいしい料理をいただきながら『このままずっと一緒にいようね』と愛を確かめ合ったのですが…。お会計を済ませ玄関に向かおうとした弘さんが、偶然入って来た夫婦とすれ違った際に女性と肩がぶつかってしまって…彼は『すみません』と謝ったものの相手の顔を見るなり顔面蒼白に。さらに自分のスマホが鳴り出すと、おたおたし始めたのです。様子がおかしいので『どうしたの…?』と聞くと『俺はこのまま帰宅するよ』『やっぱり家族を裏切るようなことはできない』と態度を急変させて。必死に引きとめたものの弘さんの意志は固く、私は突然別れを余儀なくされました」訳もわからず捨てられてしまった綾香さん。相手が既婚者だと知りながら交際していたのだから、不本意な別れ方をすることになっても仕方ないのではないでしょうか。©Yakobchuk Olena/Adobe文・菜花明芽
2024年02月09日既婚者の那津さん(仮名・34歳)は、かつて勤めていた会社に尊敬する上司がいて、ホームパーティに招かれるなど家族ぐるみの付き合いをしていたそう。しかし、社内で二人の関係をウワサする声が聞こえるようになり、そこからお互いの存在を強く意識してしまうように…。その結果、W不倫に堕ちてしまったと言います。二人の関係は、その後どんな結末を迎えたのでしょうか。上司の妻からランチのお誘い「上司と一線を越えたことで、私も完全に気持ちが傾きました。ただ、その後もう一度関係を持ったタイミングで、ようやく少し冷静になりましたね。私は、上司の妻や子どもと顔を合わせたことがあります。自分の夫に対してももちろんですが、そういった周囲の人たちを裏切っていることに、とてつもない罪悪感が湧いてきました。そんなある日、上司の妻である由香さん(仮名)から連絡が来て、ランチのお誘いを受けました。このタイミングでのお誘いということもあり、私は上司との関係を気付かれてしまったんだと思いました」不倫した罪悪感に耐え切れず「動揺した私は上司に連絡を入れました。すると、“バレているはずがない”“絶対に大丈夫だから”と返されてしまって…。しかし私は不安でいっぱいで、上司の言葉を信じることができませんでした。そして迎えた当日、子どもは遊びに出かけているようで、私たち二人きりのランチとなりました。由香さんはにこやかに話しかけてくれますが、私の心は不安やら罪悪感やらでもうぐちゃぐちゃ。すべて吐き出してして楽になりたい、自分から告白してしまったほうが罪は軽いはず…と、ランチ中もそんなことばかり考えていましたね。そしてついに思いがあふれ、“実は…”とみずから話を切り出してしまったんです」自ら不倫を暴露「私は、これまでの経緯を伝えました。社内に噂が広まり上司を意識し始めてしまったこと、二度関係を持ってしまったことを正直に告白。すると由香さんは、“話してくれてありがとう”と涙ながらに言ってくれました。私は“やっぱり話してよかった”と思いましたし、より深くつながり合えたような気さえしましたね。最後に“本当に申し訳ありませんでした”と深く頭をさげて、由香さんと別れました。この一連のやり取りで私の罪悪感はすっかり消え、その日は清々しい気分で岐路についたんです」上司の妻から届いた衝撃LINE「翌日、職場での上司の対応がいつもと少し違いました。私に対して無反応だったことから、きっと由香さんといろいろ話をしたのだと察しました。今は仕方ない、上司とも由香さんとも、またここから良い関係性を築いていけるはずだと…。このときの私は、のんきにそんな甘い考えを抱いていたんです。後日、由香さんから長文のLINEが届きました。なんと内容は、慰謝料を請求するというもの。最初は100万円のつもりだったようですが、弁護士と相談したところ、関係を持った期間も短く悪質性もさほど感じられないことから、80万円になったとのことでした。慰謝料請求の連絡を受け、頭をガツンと殴られた気分になりましたね。罪を告白し、解決したと思っていた自分の愚かさを痛感しました…。職場には知らせないとのことでしたが、私としては居場所はもうないという感覚になってしまい、結局退職することに。慰謝料に関しては私と上司の双方に非があるということで、最終的には発生しませんでした。ただ、この慰謝料の件がきっかけで夫の耳にも不倫の話が入ってしまい、大揉め。夫とは今のところまだ一緒に暮らしていますが、関係の改善はまったく見られず、会話もほとんどありません。おそらく離婚は免れないと覚悟しています」“上司との不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。本来は真面目な性格なのでしょう。罪悪感に耐えられなくなって、妻にみずから不倫を明かしてしまったというエピソードでした。罪を告白することで早く楽になりたかったのかもしれませんが、それもまた自分勝手な行動に過ぎません。自分の本質を見つめ直す必要があるでしょう。©kei907/Adobe Stock ©hakase420/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月07日仕事をしていると、家にいるよりも職場にいる時間のほうが長くなることもあるでしょう。そして、職場で顔を合わせる人に対して、特別な感情を抱いてしまう人も…。那津さん(仮名・34歳)も、かつて職場の上司との関係性がきっかけとなり、W不倫へ足を踏み入れてしまったと言います。当時の状況を詳しく伺いました。尊敬できる上司と家族ぐるみのお付き合い「以前、ある会社に5年ほど勤めていました。当時の直属の上司だった男性は、仕事ができて周囲からの信頼も厚く、とても尊敬できる人だったんです。上司とは住んでいる家が近かったので、飲み会などで帰りが遅くなるときは、途中まで一緒にタクシーで帰ることもありました。また、自分の夫を連れて家にお邪魔して、ホームパーティに参加させてもらったことも。キレイな妻に可愛い子ども、さらには犬も飼っていて…まさに理想的な家庭といった印象でしたね。そうやって上司とは、家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっていました」職場内の雰囲気が少しずつ変わり…「私と上司の親しい間柄に関して、職場内では何か言うような人はいませんでした。ただ、ある女性が中途採用で入社してきて、少しずつ状況が変わってしまったんです。女性は元気で明るいタイプでしたが、なんでも口に出して言ってしまうところがありました。あるときその女性が、私と上司との関係について、“付き合ってるんですか?”と別の社員に聞いているのが耳に入ってきました。聞かれた社員は“ないない”といった反応でしたが…そこから少しずつ職場内の雰囲気が変わり、私たちの何気ないやり取りが注目を集めるようになってしまいました」上司と距離を置く日々「私と上司が付き合っているといった噂が流れ、私も周囲の視線が気になるようになりました。それまでは上司と自由に話せていたのに、抵抗を感じるようになってしまって…。仕方なく上司と距離を置き、業務的な会話しかしないように心がけていました。すると、私のなかにも変化があらわれたんです。プライベートな話もしたいのに、それができない。そんなもどかしい状況が続いた結果、上司のことをより強く意識するようになってしまって。そんな状況の中、職場の飲み会があり、久しぶりに上司と一緒に帰ることになりました」飲み会後のタクシーのなかで「飲み会が終わった時間が遅く、“タクシーで帰ろう”と上司に言われました。私もお酒が入っていたため、“そうしましょう”と軽い気持ちで上司の誘いに乗ることに。タクシーのなかで、久しぶりに上司とプライベートな話をしました。“最近、僕に対して冷たいね”と指摘を受けたので、“私たちの関係が噂になっている”と返したところ、上司は“知っている”と。さらに上司は、“噂になったことで逆に意識してしまっている”と、私の考えていたことと全く同じ内容を伝えてきたんです。ドキドキする私に上司は、“好きなのかもしれない”と告げ、そのまま手を握ってきました。そして、カラダを寄せられて軽くキス。私がそれを受け入れると、上司はタクシーの運転手さんにホテルのある地域を告げました。そのままの流れで、私は上司との不倫に堕ちてしまったのです…」“上司との不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。職場に現れた新たな人物の影響により、保たれていた均衡が崩れてしまったようです。しかし、お互いに意識していたのは確かであり、いつ社内不倫に陥ってもおかしくない状況だったのかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月07日不倫はもちろんいけない行為ですが、その相手と結ばれるケースもあります。しかし、略奪婚をしたことで後悔する人も少なくないよう。今回は、“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”について、経験者たちに語ってもらいました。信頼する友人たちが去っていった「私と夫が交際していたころ、彼は結婚していて妻がいました。周りの友人たちからは、“幸せになれないから、やめたほうがいい”と止められていましたが、私は聞く耳を持たず、不倫関係を継続。のちに彼が離婚し、私と一緒になりました。略奪婚に成功した私は、友人たちに対して“それ見たことか”みたいな態度を取ってしまったんです。すると、信頼する友人たちがみんな私のもとから去っていきました。今、悩みごとがあっても相談できる友人が誰もいなくて、本当に後悔しています」ナツコ(仮名)/30歳友人たちは、本当に心配をしてくれていたんでしょう。しかし、本人が忠告をまるで聞かないため何を言っても無駄だと感じ、これ以上関わりたくないと離れていってしまったのかもしれません。義母との折り合いが悪い「当時、私は結婚をしていて家庭のある身でしたが、今の夫と不倫関係が始まり、2年ほどして元夫と離婚。しばらくして今の夫と結婚をしました。その経緯を義母はすべて知っており、たまに義実家に行くと、“まっとうな結婚じゃないんだから”とチクリと言われます。特に義母と二人きりになる時間は息苦しくて仕方ありません。この状態がまだまだ続くのかと思うと、憂鬱になります」リカ(仮名)/33歳義母の言うことは正論。不倫から始まった関係だと知られていれば、折り合いが悪くなるのは分かっていたはずです。周囲から白い目で見られる「私と夫は、かつて社内不倫をしていました。当時彼は既婚者でしたが、離婚して私と結婚することに。結果、私は退職し、夫は異動ということになりました。異動とともに引っ越しをしたんですが、その地域には同じ会社の人がたくさん住んでいたんです。すると、私たちの不倫の話があっという間に広まってしまい、近所の人たちからは白い目で見られて陰口を叩かれることも…。狭いコミュニティなだけに、肩身の狭い思いをしています」マイコ(仮名)/29歳社内不倫の代償といったところでしょうか。会社に残る限りは、逃れられない状況かもしれません。子どもがまったく懐かない「今の夫と出会ったころ、彼には妻も子どももいました。不倫関係を経て彼は離婚し、私と結婚。子どもは妻側が引き取るものだと思っていたんですが、妻側に収入がなくて子どもを引き取れないため、夫が親権を持つことに。そういうわけで、夫と子どもと私の3人での生活が始まりました。一緒に暮らし始めてしばらく経ちますが、子どもはまったく私になつきません。“ママは?”と、前妻の話ばかりしてきます。こんなはずじゃなかった…と後悔する毎日です」チサ(仮名)/30歳まさか前妻との子どもと一緒に暮らすとは思っていなかったようです。子どもと良好な関係を築けるように、自ら努力し続けるしかないでしょう。“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”をご紹介しました。不倫相手と結ばれて幸せになったという話は滅多に聞きません。不貞をおかした者に、明るい未来がやってくることは極めて稀なのでしょう。©健二 中村/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月06日知沙希さん(仮名・30歳)は、サプライズ好きの夫と穏やかな結婚生活を送っていました。ですが、ある年の夫の誕生日、知沙希さんがサプライズを計画して夫を待ち伏せしていたところ、夫が女性と歩く姿を目撃。知沙希さんはその日から夫の不倫について調査を始めたそうです。二人はどんな結末を迎えたのでしょうか…。夫の友人に事情を聞いてみることに「夫がただならぬ雰囲気で親しげに女性と歩く姿を目撃してから、ずっとモヤモヤした感情を抱えていました。やはり、誕生日当日に二人で出かけるのは怪しすぎます。なんとかスマホなどを覗けないかとも思いましたが、そんな隙もなく一人で思いつめるばかり…。そこで私は、夫の友人の中谷くん(仮名)に、何か事情を知っていないか聞いてみようと思いました。中谷くんは、夫の高校時代からの友人でとても近しい存在。それに誠実な印象もあり、何か知っているなら教えてくれるのではないかと思ったんです」不倫相手の正体「中谷くんと連絡を取り、電話で話をしました。ここまでの状況を伝え、何か聞いていることはないかと尋ねたんです。でも、“分からない”と…。これでもう真実を知る術はなくなったと落胆した私は、またモヤモヤとした感情を抱えたままの日々が続きました。ですが今度は中谷くんのほうから連絡がきて、いきなり“ごめんなさい”と謝られて。“実は事情を知っている”と言い、夫の不倫について話してくれました。中谷くんは、私に嘘をついていたことをずっと後ろめたく感じていて、事実を伝えようと決めたそう。夫の不倫相手についても知っていて、彼女は職場の女性であることを教えてくれました」不倫夫への復讐「私は中谷くんに、“苦しい思いをさせてごめんなさい”と謝り、“ここからは夫婦の問題だから”“しばらく見守ってほしい”と伝えました。実はこのとき、すでに私の頭のなかにある計画が浮かんでいたんです。そこから約1か月後に、私たち夫婦は結婚記念日を控えていました。結婚記念日は毎年外食をして、プレゼントを交換するのが恒例。そこで私は、不貞行為を働いた夫に対して、復讐とも言うべき計画を実行することにしました」夫へ地獄のプレゼント「結婚記念日の当日。食事の場所は、個室の中華レストランでした。開始後しばらくして、プレゼント交換の時間帯に。私が用意したのは、アルバムです。アルバムを受け取った夫は嬉しそうな顔をしていました。もちろん、夫婦の写真が並んでいると思ったのでしょう。でも、私が用意したのは、そんな可愛らしいものではありませんでした。なかを開いた夫は、みるみる顔を青ざめさせていきました。そこに並んでいたのは、夫の不倫相手の女性の写真だったからです。私は、女性のSNSなどから本人の写っている画像をダウンロード。そのデータをまとめてアルバム制作したのです。“全部知ってるから”と夫に伝えると、泣き崩れていました。“別れるからやり直したい”とは言われたものの、私は完全に冷めていたのでハッキリ断りましたね。関係の修復は困難となり、しばらくして離婚。プレゼントしたアルバムが、夫への最後のサプライズとなりました」“夫の誕生日に不倫現場を目撃した妻の告白”をご紹介しました。不倫夫への復讐は達成しましたが、そんな達成感では補えないような喪失感もあるでしょう。誰かもっと良きパートナーを見つけて、次のサプライズは楽しいものにしてほしいですね。©beeboys/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月04日一見、仲良さそうに見える夫婦が、実はいろいろな事情を抱えている場合もあるようです。知沙希さん(仮名・30歳)も、かつて結婚していた頃は夫との関係は良好でしたが、ある日を境に一変したと言います。当時いったい何があったのか、詳しく話を聞きました。サプライズしあう夫婦「夫とは年齢が同じで性格も合い、付き合い始めたころから結婚を意識していました。結婚後も関係は良好。お互いにサプライズが好きで、誕生日などは何かしら用意してお祝いしていたんです。そんなある年の私の誕生日。夫からは、“ちょっと仕事が忙しいから、その日は食事だけにして、後日どこかに行こう”と聞かされていました。私としても、そういう年もあるだろう…くらいに考えていたので、特に何も意識せず当日を迎えましたね」誕生日当日、夫が事故に!?「誕生日の当日、仕事終わりに夫から告げられていたお店へ向かいました。お店の最寄り駅に到着すると、駅から出たところで名前を呼ばれたんです。振り向くと、そこには夫の古い友人の中谷くん(仮名)が立っていました。私も何度か面識のある男性です。なんとそこで、夫が仕事中に事故に遭ったと聞かされて…。“今は治療中で連絡が取れないので、対応を任された”“病院まで案内する”と言われ、車に乗せられて向かったんです。そして、病院らしき建物の裏手に車を停めて、細い路地のようなところを通ると1軒の民家が現れました。私も慌てていたので、促されるままに家のなかへ。テーブルのある個室に通されて“なんかおかしい……”と思ったところで、“ハッピバースデー”と夫がケーキを持って入ってきました」夫の誕生日サプライズを企画「このサプライズはすべて、夫の計画だったわけです。中谷くんは協力者。ちょうどお店の近くに病院があり、計画を思いついたようでした。まんまと引っかかった私は、次の夫の誕生日に何かやり返してやろうと思ったんです。夫の誕生日は2か月後。いろいろ考えて、あるサプライズを思いつきました。誕生日は金曜日で、翌日の土曜日は休みです。そこで、夫には土曜日の朝から出かけようと伝え、金曜の夜に待ち伏せしてそのまま旅行に連れて行ってしまおうと考えました。なので、夫には事前に“土曜日は朝から空けておいて”とだけ伝えていたんです」夫を待ち伏せしていると…「夫の誕生日当日の金曜日。出勤前に“今日は仕事で遅くなる”と夫に伝えておきました。しかし実際は、私は仕事を早めに切り上げていったん帰宅し、必要そうな荷物を詰めたバッグを車に積んで、夫の会社近くのパーキングへ移動。車を停め、駅の付近で夫を待ち伏せしていました。しばらく待って、だんだん近づいてくる夫に歩み寄ろうとしたところ…ハッとしました。夫の隣に女性がいたんです。なにやら随分と親しげで、ただならぬ関係だと察しました。今にも手をつなぎそうな雰囲気で、明らかに二人でどこかに出かける様子でしたね。誕生日に女性と過ごすとなれば、不倫を疑って当然でしょう。私は足がすくんで夫に声をかけられず、改札を抜けていく二人をただ見送ることしかできませんでした。結局、旅行はキャンセルすることになり、キャンセル料だけが丸ごとかかりました」“夫の誕生日に不倫現場を目撃した妻の告白”をご紹介しました。サプライズを仕掛けようとしたところ、思いがけない光景を目にしてしまった知沙希さん。楽しい誕生日になるはずが、夫の裏切りが明らかになる運命の日になったようです。©buritora/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月04日不倫の末、相手を離婚させて自分と結婚する略奪婚。そこに至るまで、どのような人間関係や修羅場があったのでしょうか?また、略奪婚後、そのカップルは幸せになれたのでしょうか。不倫略奪婚をした人たちのエピソードやその後を紹介します。略奪婚で結婚したことを根にもたれ…「夫とは不倫の末の略奪婚でした。前妻と夫との間に子どもはおらず、不倫をしていた私との間に子どもができてしまったので、私が妊娠中に彼が離婚。出産前に入籍だけ済ませました。義実家に細かい事情は話していませんが、時期的なことから『不倫だったんだろう』とは思っていたみたいです。でも、自分の実家には一切そのことを話していません。ところが先日、両家で久しぶりに会う場面があり、そこで義父母が衝撃的な発言をしたことで大問題になりました」その日は娘さんのお祝いで、秋菜さんの自宅に両実家を招き、アットホームなお祝いの会を開いていたそう。ところが、その場で義父母は、秋菜さんを傷つけるような発言を繰り返したというのです。「略奪するような大人には」と平然と言い放った義父母「その日、娘の将来についてみんなで話していたときのこと。義父母がいきなり『この子には、人様の夫を略奪するような大人にはなってもらいたくない』『母親に似ると、将来大変よね』などと言い出したんです」©Maria Korneeva/gettyimages©d3sign/gettyimages※ 文・並木まき※ 2021年11月16日配信既婚者の男性と深い関係になってしまい…「夫とは、いわゆる『略奪婚』というやつで、前の奥さんから私が奪った形です。夫と出会ったのは、私が25歳のとき。合コンで知り合いました。歳は8個上でしたが私はもともと年上好きだし、顔もタイプで、声も渋くて素敵でした。ひと目見た瞬間から『絶対にこの人を落としたい』と思ったんです。その時点では、まさか既婚者だと思いませんでした。彼の方もまんざらでもなさそうな態度だったので、私から積極的にアプローチして、デートする仲に。3度目のデートは横浜だったんですが、そこでイイ雰囲気になって…そのままお泊まりしてしまいました」ところがその夜、美咲さんは“嫌な予感がした”といいます。なぜなら、ホテルにいる間じゅう、彼のスマホに何度も着信があったことに気づいてしまったのです。「もしかして奥さんがいるのかも…と思って、翌朝、彼に『まさか結婚してないよね?』とたずねたら、まさかのビンゴ。でも、そのときには彼のことを好きになっていたし、カラダの関係を持ったことで余計に気持ちが大きくなっていて、もう手遅れだと思いました」計画的ではなかったとはいえ、不倫の道に足を踏み入れてしまった美咲さん。彼女はそこで“ある決意”をしたといいます。常識的に考えれば「深入りするのはやめておこう」と、踏みとどまったのかと思いきや、なんと美咲さんは「絶対に彼を手に入れてみせる」と心に誓ったというのです。自ら不倫の道に足を踏み入れて……「というのも、勝算があったんです。彼は自分が既婚者であることを認めつつも、結婚生活の苦悩を打ち明けてきました。奥さんは彼の5個上の“姉さん女房”。彼は完全に尻に敷かれていて、奥さんの気が強すぎる性格やキツすぎる物言いに疲れてしまったと言うんです。だからこそ、8歳も年下の私に癒しを求めてきたのかもしれません。話を聞いているうちに、だんだん彼に同情心が湧いてきて…。子どもはいないものの、奥さんが欲しがっていて、無理やり子作りに付き合わされていると言っていました。その瞬間『一刻も早く彼を私のものにしなくちゃ』と思いました」自分さえよければそれでいいという考えの人もいますが、自ら不倫に手を出し、奪い取った幸せの裏では、深く傷つき悲しむ人が存在するのです。他人の家庭を壊すことの罪の重さを理解してほしいものです。©recep-bg/Gettyimages©Nithya Rajapandian / 500px/Gettyimages©Kittiphan Teerawattanakul / EyeEm/Gettyimages※ 取材・文小泉幸※ 2021年12月26日配信ガールズバー時代の友人との再会「私は大学生のころ、ガールズバーでアルバイトをしていました。そのころに仲良くしていた千紗(仮名)と、久しぶりに再会したんです。7年ぶりぐらいでしたね。私も彼女も離婚を経験し、バツイチになっていました。ただ、彼女は再婚をしており、小さい子どもがひとりいました。会わない間にお互いにいろいろと苦労をしていたので、再開したときは話が尽きませんでしたね。そして、そこからまた親しく交遊するようになったんです」友人の夫がまさかの…!「あるとき、千紗に夫の写真を見せてもらったんです。思わずハッとしました。なぜなら、そこに写っていたのは、大学生の頃に私が付き合っていた和樹(仮名)だったんです。ただ、和樹には1か月くらい付き合ったのちに、フラれました。会ったのも4~5回ぐらいで関係も浅かったので、あえて言う必要はないかなと思い千紗には伝えなかったんです。その数週間後のこと。千紗の仕事の関係でたまに子どもを預かることがあったんですが、千紗が残業で遅くなるため、“夫に迎えに行ってもらう”という連絡が届きました」胸もとのネックレスを見て…「親友の夫とはいえ一応元カレですから、ソワソワしますよね。驚くだろうなとは思いました。ところが、インターホンが鳴ってドアを開けて顔を合わせても、反応がないんです。ただ丁寧に挨拶をされただけで、拍子抜けしました。どうやら和樹は私のことなんてキレイさっぱり忘れていたようです。まあ仕方ないか、とも思いましたね。でも、和樹の胸もとにあるネックレスを見たとき、別の感情が芽生えました。それは、かつて私が1か月分のバイト代を丸々使って和樹に買ってあげたものだったんです。当時の私にとっては大金でした。つまり、あげたネックレスは大事に使っているのに、私のことは忘れていたのです。きっと遊びだったんでしょうね。悲しいような、悔しいような気持ちになりました」©west/gettyimages※ 文・塚田牧夫※ 2022年1月15日配信失ってから気づく、不倫相手より大切なもの不倫をしている最中は周りの助言を聞けず、どんどんハマっていくようですね。略奪婚をしても、一生心にモヤモヤを抱えたまま過ごしていきそうですね。
2024年02月03日大切な家族に嘘をつかれたら誰でもショックを受けるのではないでしょうか。ましてや夫が独身だと偽り浮気していたとなると、悲しみを通り越して怒りに変わっても不思議ではありません。今回は“30代サレ妻が離婚を決意した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。君と永遠に結ばれるようお願いしに行くんだ「最近夫が車で外出することがグッと増えました。様子がおかしいと思い車のナビを確認してみると、縁結びで有名なパワースポットが目的地として登録してあったのです。その真相を知るため、職場にいる夫にLINEすることに。私が『いつ神社へ行くの?』とメッセージすると『今度の日曜だよ』『君と永遠に結ばれるようお願いしに行くんだ』と意味不明な返信が…。すぐに『ちゃんにこの話していないよね?』と何やら慌てた様子…浮気を確信した私は『独身のふりして浮気するなんて…私と離婚する気?』と送ると、夫はしどろもどろ。帰宅した夫に謝罪されたものの、到底許せないので一人で暮らす経済能力がついたら離婚することにしました」(菜未・仮名/36歳)夫に「縁結びの場所を訪ねたい」と言われたら、より強い夫婦の絆を望んでいるのかと思いますね。しかし、浮気相手と一緒に行くつもりだったのなら、相当不倫にのめり込んでいる可能性も…。もし離婚するのなら、先々の不安を解消しておくのもひとつの手です。そうだよ…ちゃんが俺のこと既婚者だと疑っているから、独身の証明としてペアリングを購入したんだよ「近頃、夫とあまり言葉を交わさなくなりました。その冷たい態度を不審に思った私は、夫の部屋を掃除がてら覗いてみることに。すると、見覚えのないプレゼントボックスを発見…どう見ても指輪が入っているように見えて。そこで職場にいる夫に『私に何かプレゼントでもしてくれるの?』とLINEすると『そうだよ…ちゃんが俺のこと既婚者だと疑っているから、独身の証明としてペアリングを購入したんだよ』と返信があったのです。私が『誰と間違えてLINEしているの?』と送ると、夫は『浮気なんてしてないよ』と答えるので精一杯。帰宅した夫に詰め寄ると、独身と偽って何度も合コンに参加していたと白状…もう浮気癖は直らないと思い、離婚を決意しました」(咲良・仮名/35歳)浮気を疑って相手に探りを入れるのはよくあることですね。今回のようにプレゼントをもらえるのかと思ったら、それが不倫相手のものだったとなると、妻として心中穏やかでいられません。繰り返し夫に裏切られていたのなら、それなりの制裁を下したいところです。母親の買い物に付き合っていたよ、妻がいるわけじゃないから安心して「夫とはうまくいっていると思っていました。ある日、友人から『昼間、お宅の旦那さんが若い女性と手をつないで歩いていたよ』とLINEがきたので、『夕方夫と二人で買い物に行ったから、私と見間違えたんじゃない?』と答えたのですが…。夫はたしかに日中外出していて…直接聞きにくいのでLINEでカマをかけることに。隣にいる夫に『今日、誰と一緒にいたの?』とメッセージすると『母親の買い物に付き合っていたよ、妻がいるわけじゃないから安心して』という返信があって…。夫は不倫相手からのLINEと勘違いし、私を母親呼ばわりしたのです。すぐに『あなたの母親になった覚えはない!』と送信すると、夫は顔面蒼白に…これが決定打となり離婚することにしました」(友里・仮名/38歳)夫婦関係が良好だと思っていただけに、夫の裏切りは妻にとって予想外のものだったはず。しかも、妻のことを恋愛対象外の母親に例えるあたり、夫の悪意を感じずにはいられません。こちらから三行半を突きつけるくらいがちょうどいいでしょう。以上、“30代サレ妻が離婚を決意した「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”でした。結婚しているにもかかわらず、まるで存在しないかのような扱いを受けて気分がいい人などいませんね。ただ離婚は人生の大きな決断となるので、一時の感情に流されることなく冷静に判断しましょう。文・菜花明芽
2024年02月03日景子さん(仮名)の夫はテレワークが多く、あるときから近所の自然派カフェで仕事をするようになったそう。そんななか、年末年始に夫の実家で過ごしていると、そのカフェのオーナーである女性が夫を訪ねてきて、自分の畑で採れたという野菜をわざわざ届けに来ました。怪しいと思った景子さんが問い詰めると、夫とカフェオーナーの不倫が発覚…。30代女性の身に降りかかった悲劇的な展開を、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。正月にも再び不倫相手が来訪「夫は私に不倫を知られたことで、義実家で過ごしているあいだはずっとバツが悪そうにしていました。私も義父母に悟られたくなかったのと、子どもにも違和感を覚えさせたくなかったので、義実家にいるときには不倫のことには触れないように気をつけていたんです。それなのに年明け早々、また不倫相手の女性が自分の畑で採れた野菜を持って義実家にやってきました…」まだ三が日も明けていないのに、アポイントメントもなく再び野菜を持って義実家に不倫女性が押しかけてきたことで、さすがの景子さんも堪忍袋の緒が切れたとのこと。その場で女性に対して「不倫をしていることは夫から聞いた。お引き取り願いたい。野菜もいらないし、二度と顔を出さないでもらいたい」と冷静に伝えたそうです。「すると不倫相手はその場で泣き出し、『彼を本気で愛してしまったので離婚をしてもらいたい』と私に懇願してきたのです。かなり驚きましたが、相手の女性は感情的になっていて手がつけられず、玄関先の騒がしさに驚いて出てきた夫も呆気に取られていました」その日は女性をなだめてなんとか帰ってもらったそう。しかし騒ぎが大きかったことで、義父母にも夫の不倫を知られ、正月早々かなり雰囲気が悪くなったと景子さんは振り返ります。噂が広まり自然派カフェは廃業へ…「正月休みが明けてしばらくしてから、娘の学校関係のママ友や近所の友人から、夫がカフェオーナーと不倫をしていたことを心配されました。私たちの暮らす町はそこまで田舎ではありませんが、ご近所ネットワークがすごくて…。義母が息子の失態を近所の人に嘆いていたらしく、あっという間に町中の噂になっていたんです。大騒動があった年末年始から20日くらいしか経っていませんでしたが、もうカフェのお客さんも来なくなったと聞きました。そのカフェオーナーはシングルマザーで子どもがいたみたいで、子どもたちのネットワークでもその女性が不倫をしていたことは噂になったらしいです。それで、もうその女性は町に居られなくなったみたいで…。義実家に押しかけてきてわずか3週間程度しか経っていませんが、カフェを閉めてそそくさと別の町へ引っ越していったらしいです」夫とは離婚をせず、夫婦関係を再構築する道を選んだと言う景子さん。しかし夫のことを当面は許せそうになく、再び健全な夫婦関係を取り戻すには道のりが長そうだと話します。「私にも義実家にも迷惑をかけるような身近なところで不倫をして、うちの夫は本当に何をやっているんだって感じです。まさかうちの夫が、近所の女性と不倫をするなんて思ってもいませんでした。近隣の人たちは私の味方ではありますが、同情されたり心配されたりするのもなかなか辛いですね。不倫前と今を比べると、今は毎日がどんよりと重い感じです。何をしても楽しくないけれど、どうにか乗り越えなくてはいけないと思っています。何より子どものことを考えて離婚をやめたので、夫には改心してもらって、これからは子どものために頑張ってもらいたいですね」生活圏内で不倫をすれば、当人たちが想像する以上に周囲への影響は大きいものになるでしょう。失った信頼を取り戻すには、これまで築いてきた時間の何倍もの時間を要することもあります。安易な気持ちで不倫を始めてしまえば、周囲を深く傷つけるのは言うまでもありません。©Graphs/PIXTA(ピクスタ) ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月31日意外なシチュエーションで不倫が始まることもあるようです。景子さん(仮名)もかつて、近所のカフェオーナーと夫の不倫が発覚し、悩まされたそう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、夫の不倫によって夫婦関係が壊れてしまった30代後半女性のエピソードをお届けします。テレワークになった夫が入り浸っていた先30代後半の景子さんは結婚10年目であり、夫と子どもとマンションで暮らしていたそう。夫はコロナ禍以降テレワークがメインとなり、その後も週の半分以上は出社せずに自宅で仕事をしていたといいます。「うちは狭めのマンション暮らしということもあり、夫が毎日のように家にいるとどうしても喧嘩が増えてしまいました。それで夫がスマホで調べて、家の近くに長居ができる自然派カフェを見つけたらしく、午前中から夕方までほとんどの時間をそこで仕事をするようになったんです。もともと私たちはオーガニックやナチュラルライフへの関心が高かったので、夫好みのいいお店が見つかって、しかも長居して仕事までさせてもらえるなんて良かったなと思っていたんですよ」最初のうちは「夫が家にいる時間が減ってホッとした」と感じていたという景子さん。ところが年末年始をきっかけに、家庭に不穏な空気が流れ始めました。夫の実家に自家製野菜を届けてきた女性「夫の実家は、私たちのマンションから車で15分ほどの距離にあります。年末年始に夫の実家に滞在していたら、大晦日にいきなりインターホンが鳴って、見知らぬ女性がとれたての野菜を持ってきたんです。最初は義母の知り合いかな?と思ったのですが、その女性が夫の名前を口にして『いらっしゃいますか?』と言うので、夫を呼んで対応してもらいました」夫に女性の来訪を告げると、焦ったような顔をして急いで玄関に向かったとのこと。その様子を見た景子さんは「何かがおかしい」とピンときたそうです。「その日は、自分の畑で採れたという幾つかの野菜を受け取ってすぐに帰ってもらっていましたが、年末のしかも大晦日に野菜を届けにくるなんて、なんかおかしいじゃないですか。それで私は、女性について夫を問い詰めたんです」すると夫は、来訪した女性はいつも入り浸っている自然派カフェのオーナーで、自家製の野菜が余ってしまったので届けてくれただけだと景子さんに伝えたそう。しかし景子さんは、ただの知り合い程度なら夫の実家を知っているはずがないと感じ、さらに夫を追及したそうです。「最初のうちは『毎日会っているうちに仲良くなった』とか、『たまたま実家を教えたから、うちの母親にも新鮮な野菜をあげたいという親切心で来てくれただけだ』などと言っていましたが、私が不可解に感じている点をしつこくぶつけると、とうとう不倫をしていることを白状しました」不倫を告白した夫は平謝りで、「もう二度としない。魔がさしただけだ」と景子さんに言い訳を続けたそう。その日は義実家に滞在していたこともあって、義母や義父に迷惑をかけたくないと考えた景子さんも、一旦それ以上の追及は諦めたと語ってくれました。身近なところに不倫の魔の手が忍び寄っていても、穏やかな日常を送っているときにはなかなか気づきにくいものです。しかし不倫は多くの人を巻き込み、傷つける行為であるのは間違いありません。どんなきっかけがあったにしても、絶対に足を踏み入れてはならないでしょう。©yukinoshirokuma/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月31日30代で離婚を経験した真奈さんは、転職先で20代のときに不倫していた既婚者男性と再会。寂しさから、元不倫相手の遠藤さん(仮名)とヨリを戻してしまったそうです。そして次第に不倫相手を独占したくなり、略奪を計画しましたが…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚を企てたことによって大波乱の人生を迎えた30代女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻に自ら直談判「不倫相手の遠藤さんには何度も妻との離婚を迫ったのですが、そのたびにはぐらかされ、なかなか話が進みませんでした。それで、もうこうなった自分から動くしかないと思ってしまい、遠藤さんの妻にコンタクトを取ったんです。すると、遠藤さんの妻は『夫が不倫をしているのは気づいていた。慰謝料を支払ってくれるなら夫を渡してもいい』と…。遠藤さんを略奪したかった私は妻の要求を受け入れることにしたんです」遠藤さんの妻が提示した慰謝料を一括で支払った真奈さん。貯金を全て使うほどの大金だったそうですが、遠藤さんとの明るい未来を想像していたため、「不思議とお金は惜しくなかった」と振り返ります。しかし、真奈さんが遠藤さんの妻に慰謝料を支払った数日後、血相を変えた遠藤さんから真奈さんは怒鳴り飛ばされることに…。聞きたくなかった不倫相手の真意「遠藤さんがアポなしでうちに押しかけてきて、何事かと思ったら、私が遠藤さんの妻に慰謝料を払ったことに激怒していました。話を聞いてみると、遠藤さんの妻は何年も前から不倫をしていたそう。その男性と再婚をしたいから離婚してほしいと、遠藤さんはずっと言われていたそうです。だけど、遠藤さんは妻のことを愛していたため絶対に別れようとはせず、寂しさを埋めるために私と不倫をしていただけだったと言ってきたのです…。『余計なことをするなよ!』『妻は、“真奈さんから慰謝料ももらったし、真奈さんとの約束を果たすためにも離婚したい”と言ってきたぞ!』と、私のことを完全に悪者扱い。『君のせいで夫婦関係が完全に壊れた』と私に責任転嫁するようなことも言われました」結局、それから2か月後に遠藤さんの離婚は成立したそうですが、遠藤さんは“君と結婚する気はない”と真奈さんに告げ、一方的に去ってしまったとのこと。真奈さんのもとには何も残らない結果となり、人生への計画が大きく狂ったと真奈さんは振り返ります。「妻に慰謝料を払えば、遠藤さんと結婚できると思い込んでいた当時の自分がバカみたいです。妻はずっと遠藤さんと離婚をしたかったようですし、私が介入したことで妻の願いは叶ったけれど、私や遠藤さんの願いは叶わなかったので、当時の自分はあんなに必死になって何をしていたんだろうと思います。遠藤さんが妻をそんなに愛していることにも気づけなかったし、まさか自分が遠藤さんの孤独を埋めるだけの役割だったなんて思ってもいなかったので、本当に悔しかったですね。もっと冷静に物事を考えることができれば、既婚者と復縁なんてしなかったはずなのに…。あの頃の私は、どうかしていたんだと思います」不倫をする男性には、妻から愛情を受けられない不満を不倫で解消しようとする人もいます。こういったタイプの既婚者男性は、独身の女性を都合のいいようにうまく利用するだけ利用し、問題が起きればすぐに逃げてしまうことも少なくありません。©yamasan/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月28日不倫からは足を洗ったはずなのに、再び不倫の世界へと自ら足を踏み入れてしまう人もいます。30代で離婚を経験し、20代の頃に交際していた不倫相手とヨリを戻してしまった女性の大誤算すぎる人生計画を、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。不倫をやめて職場の先輩と結婚するも、1年半で離婚サービス業の真奈さん(仮名)は、20代の頃に取引先の既婚男性と3年にわたって不倫していました。しかし、「このままでは結婚できない」と不倫をやめ、勤務先で知り合った3歳年上の男性と職場結婚をしたそう。「元不倫相手からかなり傷つけられて別れたので、見返してやりたいという気持ちも強くて。職場で私に好意を寄せてくれていた先輩と付き合い始め、すぐに結婚をしたんです。だけど、もともとそこまで好きじゃないのに結婚をしてしまったので、実際に夫と暮らし始めてからはストレスばかりでした…。夫婦ともにテレワークだったこともあって、家にいる時間が多くて口論が絶えなくなり、結局は1年半しか結婚生活が続きませんでした」離婚後、元夫と同じ職場で働きづらくなった真奈さんは、思い切って転職。すると、転職先で配属された部署の取引先が、なんと以前の不倫相手の会社だったそうです。「同じ業種で転職したので、世間は狭いなって思いましたね。仕事で元不倫相手に会う機会もありました。別れてから2年以上経っていましたが、相変わらず元気に仕事をしている彼の姿を見て、なんだか急に当時のことが懐かしくなってしまったんです」元不倫相手とよりを戻すことに…元不倫相手の遠藤さん(仮名)は仕事のできるタイプで、真奈さんは転職先で遠藤さんとの接点が増えるにつれて、「やっぱりよりを戻したい」と考えるようになっていったそう。「彼も同じ気持ちだったのか、あるときに久しぶりにLINEがきて食事に誘われたんです。懐かしさもあった私は、即OKの返信をして、次の日にデートをしました。そして、成り行きでそのままホテルへ。その日から再び不倫関係が始まりました」以前、遠藤さんと別れたときには、遠藤さんの心ない言葉に散々傷つけられていたと振り返る真奈さん。しかし2年後に再会したときには、昔のように優しい遠藤さんに戻っていたことに安堵し、急速に惹かれてしまったとのこと。「もう結婚には懲り懲りって思っていたその頃の私は、不倫くらいがちょうどいいなんて考えていました。遠藤さんは私が本気で愛していた男性のひとりなので、復縁をしてからは毎日が楽しくて仕方なかったです。不倫であることを忘れるくらい彼にのめり込みました。だけど少し関係が落ち着いてきたら、やっぱり遠藤さんを独り占めしたくなってしまって…」不倫を再燃させてから半年ほど経ったときに、真奈さんは遠藤さんを妻から略奪したいと考えるようになってしまったのだとか。「私たちは復縁するくらいに縁が強いふたりなのだから、少し頑張れば略奪だってできるはず」という根拠のない自信をもとに、遠藤さんに離婚を迫る決意をしたそう。当時は冷静な判断ができていなかった、と振り返っていました。離婚直後に、大なり小なり孤独感を覚える人は少なくありません。真奈さんのように過去に不倫経験があり、元不倫相手と再び接点を持ってしまえば、懐かしさから復縁のリスクが上がることもあるでしょ…う。しかし不倫をしても幸せになれる可能性は極めて低いため、安易に元不倫相手と復縁するべきではないのは言うまでもありません。©terovesalainen/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月28日花屋で働く20代の知佳さん(仮名)は、既婚者の男性客・高田さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまったといいます。不倫関係では物足りなくなった結果、高田さんと妻を離婚させようと考え始めてしまったそうですが…。一体その後、どんな結末を迎えたのでしょうか。安易な不倫によって人生が大きく転落した20代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。真剣に略奪婚を画策する日々に訪れた転機勤務先の花屋の男性客である高田さん(仮名)と不倫関係になった知佳さん(仮名)は、高田さんと妻を離婚させて略奪婚しようと真剣に画策を始めます。そこでまずは高田さんに離婚を迫ったそうですが、「いつか別れるから、もう少し待って」と常にはぐらかされ続けていたとのこと。関係が進まない状況が続くことに苛立ちを覚えていた知佳さんでしたが、ある日、大きな転機を迎えました。「なんと勤務先の花屋に、高田さんの妻が来店したんです。私は、不倫がバレて妻が乗り込んできたなと瞬時に悟りました。普通なら慌てると思うのですが、略奪を画策していた私は逆にチャンスだと思い、妻に対して『高田さんと別れてほしい』とその場で宣戦布告をしました。ところが妻は私の予想に反して、特に驚く様子もなく『不倫をするような夫なのでお好きにどうぞ。ただし慰謝料は払ってください』とだけ私に言い残し、その日はお店から去って行きました」妻の発言に拍子抜けした知佳さん。数日後に高田さんの妻から文書が届き、そこには慰謝料の額と振込先が書かれていたそうです。「勤務先に、普通郵便で文書が送られてきました。慰謝料はちょっと迷いましたが、高田さんと一緒になれるなら安いものだと思い、妻の要求を飲むことに。そこからはスムーズに諸々の手続きが進み、ついに高田さんと結婚して二人で暮らすことになったのですが…」略奪して初めて知った彼のとんでもない本性知佳さんは、高田さんとの幸せな生活を想像していたものの、実際に一緒に暮らしてみると、高田さんは家のことを何もしないうえに、モラハラ気質な一面があったそう。結婚をしてから彼の本性に気づいた知佳さんは、このとき愕然とした気持ちになったと振り返ります。「それまではずっと高田さんから妻の悪口を聞いていましたが、実際は高田さんに問題があったのだと気づきました。高田さんが妻との離婚を渋っていたのも、自分の思いどおりになる生活を手放したくなかったからだったんですよね。私は愛妻家の男性を略奪できたと思っていましたが、実際には、妻に捨てられるような男性と結婚してしまったとわかり後悔しかありませんでした」知佳さんはその後、次第に高田さんからのモラハラや生活態度に耐えられなくなり、今は離婚に向けて話を進めているとのこと。安易に不倫をしてしまったことで、自分の人生が大きく狂ったことを悔やんでも悔やみきれないと後悔しているそうです。不倫をしている男性は、必ずと言っていいほど嘘をつきます。妻の悪口も不倫男性の常套句のひとつでしょう。「彼を好きだから」と不倫相手の言葉をすべて信じてしまうと、あとになってから大どんでん返しのような不幸が待ち受けているかもしれません。不倫男性の本性に気づいてから軌道修正をしようとしても、そう甘くない現実が待ち受けている例も決して少なくないのです。©健二 中村/Adobe Stock ©琢也 栂/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月24日ありふれた日常を送っていたのに、何かの拍子に不倫へと足を踏み入れてしまう人もいます。花屋で働く20代女性が、男性客と底なしの不倫沼へと転落したエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。妻思いの優しそうな既婚者に惹かれて花屋で働く20代の知佳さん(仮名)。ある日男性客の高田さん(仮名)が訪れ、知佳さんに対してブーケの作成を依頼しました。ブーケを作っていると高田さんから話しかけられ、最近結婚をして近くに引っ越してきたので、これからもぜひ通いたいと伝えられたそうです。「そのときにブーケは妻へのプレゼントだと聞き、妻思いの素敵な男性だなと好印象を抱きました。高田さんは私の作ったブーケをとても喜んでくれて、『これからも指名でお願いしたい』と伝えてくれたんです。そして本当に、その日以降も高田さんは月1ペースで妻への花を買いにお店に来ました。次第に私は、高田さんに対して好意を持つように。でも彼は既婚者なので、必死に気持ちを抑えるよう努めていました」するとある日、とても疲れた様子で高田さんが来店。心配した知佳さんが声をかけると、高田さんから妻との関係がよくないと相談されてしまったのだとか…。実は夫婦仲が悪いと知り略奪を計画「妻の浪費癖が治らないことや、ひどい言葉遣いで彼に話しかけることなど、つらいエピソードをたくさん聞きました。それまでは夫婦仲がいいと思っていたので、驚くと同時に私もそんな妻への怒りが込み上げてきたんです。思わず『私なら、彼にそんな思いをさせないのに』という気持ちになり、その日から高田さんを略奪できないか考え始めるようになりました」それからしばらくして、知佳さんは高田さんとLINEを交換し、食事へ誘うことに成功。高田さんはその日、妻への気持ちが冷めてきていると知佳さんに伝えたそうで、知佳さんからのアプローチにまんざらでもない様子を見せていたと言います。「初めての食事の後に、そのままホテルへ行きました。私はずっと彼への気持ちを抑えていたので、彼と二人きりで過ごす時間は幸せな気持ちで満たされましたね。妻から高田さんを奪えたことにも満足し、毎日がとても楽しくて仕方なかったのですが…それからどんどん欲が出ていきました」知佳さんは次第に不倫関係では物足りなくなり、高田さんと妻を離婚させようと考え始めたそう。高田さんを奪いたいという気持ちを抱えながら、不倫関係を続けたと語っていました。穏やかな日常にも、不倫が忍び寄ることがあります。「自分は不倫なんて絶対にしない」と誓っていた人でも、目の前に現れた相手に心を奪われ、いとも簡単に不倫へと進む例も少なくありません。しかしどんなに恋心が募ったとしても、既婚者との関係は絶対に始めるべきではないでしょう。©west_photo/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月24日パートナーが不倫をしたら、許せないのは当然です。さらに不倫相手が自分の身近な人物だったとしたら、絶望感に襲われるでしょう。美佐子さん(仮名・35歳)は以前にそんな経験をして、複雑な状況に陥ったそうです。どのようなことが起こったのか、詳しく話を伺いました。夫の異変に気付く「夫とは7年前に結婚し、その1年後に息子が生まれました。息子が幼稚園に入園してから私は仕事に復帰。忙しい日々を過ごすなかで、ある日夫の異変に気付きました。というのも、帰りが遅くて連絡がつかないような日が増えていったんです。職場の人たちと飲みに行っていると言うものの、どうも頻度が多いように感じました。それに、お店の様子や飲み会での話題などを尋ねても、はぐらかされるような態度ばかりだったので、だんだん疑いが強くなりましたね。夫の行動を監視するような日々が続くなか、高校時代から仲の良い親友から連絡があり、食事をすることになりました」既婚の親友へ相談してみると…「雅美(仮名)と香織(仮名)は、高校時代から付き合いのある親友です。雅美は結婚していて、私と同じように子育て中。一方の香織は、未婚で仕事をバリバリこなしていました。雅美とはたまに会う機会がありましたが、香織は仕事が忙しいらしく、しばらく会っていませんでした。その日も香織は来ることができず、雅美とふたりで会うことになったんです。ふたりとも夫と面識があったので、最近の夫の怪しい動向を雅美に話してみることに。すると、雅美は少し考えてから、“もう少し様子を見たほうがいいのでは”と言いました。“うちも同じようなことがあった”と言ってくれたので、ひとまず雅美のアドバイスに従うことにしたんです」夫の不倫相手は親友だった「しかし、夫の行動に改善は見られず、怪しいと思える場面も増えてきました。このままでは埒が明かないと思い、私は探偵に調査を依頼することに。依頼から1週間ほどで連絡があり、受け取った調査報告書から夫の不倫が確定しました。それだけでも十分ショックでしたが、驚いたのはその相手。なんと、写真に写っていたのは、親友のはずの香織だったのです。私はすぐに香織に連絡しましたが、電話に出てもらえません。そこで雅美に連絡を入れると、会って話すことになりました」親友から聞かされた真実「雅美と待ち合わせてカフェに入ると、いきなり“ごめんなさい”と謝られました。雅美は、夫と香織の関係を知っていたのです。私は“なんで教えてくれなかったの”と訴えましたが、雅美も随分と悩んでいたようでした。雅美の知っている限りでは、夫と香織は2か月ほど前に偶然会う機会があり、関係を持ってしまったそう。香織からその話を聞き、すぐに関係を断つように説得を試みたようです。それがちょうど、私が“夫の行動が怪しい”と雅美に話していた頃のことだと言います。私が勘づいていることがわかって雅美も慌てたようですが、熱心に説得を続けたものの、そのうち香織と連絡が取れなくなってしまったとのこと。雅美から、“必ず3人で会う機会を設けるから、とりあえず冷静になって”と言われました。夫と香織の関係を知ったときは血の気が引きましたが、雅美が親身になってくれたおかげで、私は孤独感におそわれることなく、なんとか心を落ち着かせることができました」“親友に夫を奪われた妻の告白”をご紹介しました。ただでさえパートナーの不倫はショックであるのに、その相手が自分の友人であれば衝撃は計り知れません。夫と親友の罪は重いでしょう。©buritora/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月21日不倫をしているときには、彼の離婚を願い、あわよくば自分と再婚できたら…と願う女性も少なくありません。しかしそれが現実になったあとで後悔する女性もまた多いのです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫相手を奪い取った女性たちが「心の底から後悔した瞬間」をお届けします。1:あっという間にまた不倫「2年間の不倫を経て、彼が離婚しました。離婚成立後すぐに私と結婚をしましたが、入籍から半年ほどで、夫が不倫をしている事実が発覚…。以前の離婚では元妻とかなり揉めて、多額の慰謝料を支払ったのに、まったく懲りていなかったようです。不倫がバレたあと反省はしているようでしたが、『別れたければ、別れてもいいよ』と開き直るような発言までされて、ドン引きでした。不倫をする男性は結局、いつまでも不倫をし続けるんだと悟りましたし、結婚するなら誠実な男性を選んだほうがいいと世間で言われている理由を身をもって痛感しました」(39歳女性/専業主婦)不倫をする人は、環境が変わっても本質は変わらないことが多いもの。略奪の末に再婚をしても、また不倫をするリスクは高いと思ったほうがよいでしょう。2:夫から「不倫をする人間のくせに」と言われる「不倫の末に夫と結婚をしましたが、喧嘩をして夫を責めると『不倫をする人間のくせに!』と感情的に言われるのが辛いです。事実ですしお互い様なはずなのに、そんなふうに言われてばかりいると、言い返したいことがあっても言いにくくなってしまいます。普通の恋愛をして結婚をしていれば、喧嘩をしてもそんなふうに罵られることはなかったんだろうなと。でも、夫にまで“不倫をする人間”というレッテルを貼られていると、なんとも言えない悔しさがあって…。略奪婚なんてするもんじゃないなと深く後悔をしています」(40歳女性/メーカー広報)自分も不倫していたことを棚に上げて、不倫相手を見下すような発言をする男性もいるようです。モラハラの気質がある男性に多い傾向があり、妻の過去を引き合いに出して自分に従わせようとする厄介なパターンでしょう。3:前妻と比べられる「彼の離婚が成立したときには、元妻に勝った!という気持ちでしたけど、私が妻になってからは、元妻に対する劣等感を抱かされています。というのも、掃除の仕方や料理の味付けなど家事全般において、夫は元妻と私を比較してばかり。確かに私は家事が得意ではないので、元妻の家事と比べたら、足元にも及ばないのだろうなと思うのですが…。夫は『君が望むから離婚して結婚したのに、もうちょっと家事をちゃんとしてくれよ』と呆れたような顔で言い続けるので、毎日ストレスです。略奪をしたことを心底後悔しています」(39歳女性/ショップ店員)離婚を経て再婚をした男性のなかには、「君が望むから元妻と離婚してあげた」というスタンスを取りたがる人も。過去の結婚生活と比べて文句を言われるのは、なかなかに辛いシチュエーションです。略奪婚をしても幸せになりにくいのは、ある意味で真実と言えるしょう。彼がよほどの“いい男性”ならば、妻は手放そうとはしないはずですし、そもそも不倫をしません。略奪婚に成功した時点で、危うい一面を持つ男性であるリスクも決して低くはないのです。それだけに、結婚後に後悔をする瞬間も訪れやすいのではないでしょうか。©KMPZZZ/Adobe Stock ©pitipat/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月19日「困っている人がいたら放っておけない」と思うのはごく自然な感情ではないでしょうか。今回は、ある男性を守りたいという気持ちから不倫に陥ってしまった38歳社長秘書のエピソードをご紹介します。奔放な恋愛ばかり経験するも…精神的に追い詰められた彼が気になって真帆さん(仮名・38歳)は現在とある既婚男性(匠さん・仮名・35歳)と不倫関係にあると言います。なぜ、真帆さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「自分で言うのもなんですが、私は昔から男性にモテます。寂しがり屋な性格ということもあり、いつも男性がそばにいなきゃダメな恋愛体質なんです。ですので、相手が既婚者でも、彼女持ちでもお構いなしで…好きになった人はすべて自分のものにしてきました。さほど結婚願望もないので、気ままに独身生活を送っていると言った感じでしょうか」これまで思いのままに恋愛をしてきた真帆さん。しかし、社内不倫は今回が初めてだったのだとか。「小さい同族企業で秘書として働いています。地道に努力を重ねたかいがあり、最近社長秘書に抜擢されて…同じタイミングで社長に就任したのが、先代の娘と結婚し婿として会社を継ぐことになった匠さんでした。そばで見ていると彼は相当なプレッシャーを日々感じている様子。心配になった私は『無理は禁物ですよ』『何かあったらいつでも相談にのります』と頻繁に彼に声をかけていたのです。その結果二人で会話する機会が増えていって、匠さんが妻と不仲であると知ることに。徐々に私の中で『匠さんを支えられるのは私しかいない』という気持ちが芽生え始めました」母性本能をくすぐられた真帆さんは、匠さんに猛アプローチ。間もなく二人は不倫関係に陥ったそう。「私たちは不倫がバレることをとても恐れていました。社長と秘書という間柄なので、事実が知れるとすべてを失うとわかっていたからです。秘書である私が匠さんのスケジュールを調整して『取引先に出向く』と予定しながらもホテルで密会をしたり、『出張』と言いながらも後から私が合流する形で一緒に旅行したりして周りの目を欺くことに。毎日のように顔を合わせるため、基本的に私から連絡は一切しないことになっていて。匠さんは主にタクシー移動をしていることもあって、私のスマホの番号をカムフラージュのためタクシー会社の名前で登録。不倫関係が周りに気づかれないよう対策を徹底していました」でも、予期せぬ形で匠さんの妻(美鈴さん・仮名・34歳)に不倫がバレてしまいます。「ある夜、寂しさが募って私は匠さんのスマホに電話をかけてしまいました。すると妻の美鈴さんが出て『夫がタクシーに忘れ物でもしましたか?』と言うじゃないですか。彼のスマホに私の番号が『タクシー』と登録してあったからです。続けて『どうしてタクシー会社の方が夫の電話番号を知っているんですか?』と疑問を投げかけられて。まさかの展開に驚いた私は何も言わずそのまま電話を切りました」この時匠さんはそばにおらず、タクシー会社から急ぎの電話がかかってきたと思った妻がスマホに出たのだとか。自分のせいで妻に不倫がバレてしまって…その時彼が放った驚愕の言葉とは…?「まずいことになったと思っていたら、翌日彼に呼び出されました。匠さんは『昨日の電話が原因で妻に不倫がバレた』と語ると『もう君とは別れる』と冷たく言い放ったのです。すかさず私が『妻とうまくいっていないんでしょ?』と問いただすと『たしかにそうだけど、俺は世間体があるから離婚することはできない』と言われて。匠さんが『私のことよりも周りの目を気にしている』と知り…ここでようやく彼に遊ばれたのだと気がつきました」不倫相手にいとも簡単に捨てられてしまった真帆さん。突然別れを告げられても、身勝手に不倫に走ったのだからすべて受け入れるしかありません。©taka/Adobe文・菜花明芽
2024年01月18日彩実さん(仮名・28歳)は、叔父が重役を務める企業にツテで入社したのち、配属先の上司と不倫に堕ちてしまったそう。やがて自分が重役の姪であることが上司に知られてしまい、上司から別れをほのめかされてしまいます。しかし別れる気のなかった彩実さんは、強引に関係を続けさせました。さらに上司だけではなく、取引先の男性にも興味を持ってしまったそうで…。その後、状況はどう変化していったのでしょうか。取引先の相手とも関係を持ち…「上司と不倫関係を続けながらも、気になる男性がもう一人現れました。彼は、職場に出入りしている取引先の若い男性。名前は濱野さん(仮名)と言い、私の1歳上で背が高くてイケメン。最初のうちは会釈する程度でしたが、少しずつ会話するようになりました。そこで私は、わざと叔父の名前を出してみました。珍しい名字なので、相手は親族だと気付くわけです。向こうにとって、私とつながるのはプラスでしかないので、連絡先を交換するまでスムーズでしたね。すぐに二人で食事に出かけるようになり、関係を持つまでにも時間はかかりませんでした」不倫相手との別れ「濱野さんには長く付き合っている彼女がいたので、私たちは割り切った関係として付き合っていました。そんな日々を続けていると、上司から“やはり別れたほうがいいのでは…”と深刻に訴えられました。恩人である叔父の姪に手を出してしまったことについて、相当悩んでいたようです。そのとき、私はすでに濱野さんに夢中だったので、ちょっと悩んだふりをしながら“そうだね”と別れを受け入れました。上司はホッとしたようでしたが、そのまますんなりとは終わらなかったのです…」上司の妻からの密告「別れた数日後、上司から“妻に気付かれた”と言われました。実は以前から、私たちの関係を上司の妻が疑っていたようなのです。とはいえ、すでに終わった関係なので、今バレたところでどうにもならないだろうと高をくくっていました。しかし、上司の妻が会社に報告を入れていて、私は人事に呼び出されてしまったのです。会議室に入ると、重苦しい表情の社員二人が待っていて、上司との関係について問われました。もう嘘をつくわけにもいかず、不倫の事実を認めるしかありません。私と上司の不倫の話は、重役である叔父の耳にも入ったようで、さらに私の両親にも報告が届きました」職場からは自主退社を促されて…「父親は何も言いませんでしたが、母親からは叱責を受けました。そのときに初めて、私がコネ入社できたまでの経緯を聞かされました。もともと父親と叔父はそりが合わず、あまり仲が良くなかったようです。ですが父は、私が良い会社で仕事に就けるようにと、叔父に頭を下げてくれたそう。そこまでしてくれた父への恩を、私は仇で返す形となってしまったわけです。そして、私が不倫をしたせいで、父親は再び叔父に頭を下げなければいけない状況となってしまいました。ようやく私は、自分のおかした罪の重さを実感したのです…。職場からは自主退社を促され、受け入れるしかありませんでした。不倫関係にあった上司は別部署へ異動することに。濱野さんは、もう私と付き合うメリットがなくなったので疎遠になりました。父親は私を責めることはしませんが、それが余計に心苦しかったです。今は小さな会社に就職し、地道に頑張っています」重役の姪ということで、自分に力があるように過信してしまったところもあるのかもしれません。これから地道に働き、失った信頼を取り戻していくしかないでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月17日就職や転職の際、なかには家族や親せきのツテで会社に入社する人もいるでしょう。今回お話を伺った彩実さん(仮名・28歳)も、縁故採用で叔父の会社に入社をしたそう。しかしその会社で、ひょんなことから不倫に走ってしまったと言います。当時どのような状況だったのでしょうか。就職先がブラックで転職「大学時代、一応就職活動はしていたものの、ダメだったらフリーターでいいやくらいに考えていました。運よくとある会社に入ることができたのですが、入社した会社はとんでもないブラック企業。給料は安いし残業は多いし、上司もパワハラ気質。辞める人が多くて、私も半年で退社しました。実家住まいで余裕があったので、しばらく働かずにプラプラしていたんです。するとある日、“叔父さんのツテで会社に入れるかもしれない”と母親から言われました。父親の兄である叔父は、ある会社の重役を務めているので、そのコネが使えるかもしれないと言うのです」配属先の上司に惹かれて…「私は父親とは仲がいいわけではなく、普段はさほど会話もしません。でも、叔父の会社はそこそこ大きくて給料もいいので、コネが使えてラッキーと考えて入社させてもらうことに。中途採用として部署に配属され、自分が重役の姪であるとは明かさずに、日々の業務をこなしていました。そして、叔父の会社で働き始めてからしばらく経ったころ、ある男性のことが気になるようになりました。相手は、私が配属された部署で働く直属の上司です。上司は40代前半で仕事ができるタイプで、頼りがいがあり、ほかの社員からの信頼も厚い人。ただ、残念ながら上司は既婚者でした」上司との不倫「ある日、その上司を含めて少人数で飲みに行くことに。これはチャンスと思い、飲み会の席で上司と連絡先を交換して、その日から直接やりとりをするようになりました。上司の反応はまんざらでもない様子だったので、試しに飲みに誘ってみるとまさかのOK。上司にも下心があったのか、思っていたよりもあっさりと話が進み、その日のうちにホテルに行ってしまいました。関係を持ってからは、周囲に気付かれないよう気を遣いながらも、密会を重ねていたんです。そんななか、不倫を始めたタイミングと同時期に、私が重役の姪ではないかという噂が部署内で流れ始めました。もともと、私はちょっと珍しい名字なので、気付かれるのも時間の問題ではありました。そしてその噂は、不倫相手である上司の耳にも入ってしまったのです」重役の姪であることがバレて…「上司と二人で会っているときに、噂は事実なのかと尋ねられました。私が頷くと、上司の顔が一気に青ざめ始めました。実は、上司は入社当初、私の叔父のもとで指導を受けていたそう。恩人の姪と不倫してしまったことがあまりにもショックだったのか、“どうしよう”と頭を抱えるような状態に。そして、別れをほのめかすようなことを言ってきたのです。そのときの私は、別れたい気持ちは微塵もありませんでした。なので、“今別れたら、叔父さんにも伝わっちゃうかも”と、脅すようなことを言ってしまったんです。私の言葉を受けて上司は大人しくなり、不倫を続けることを選びました。何も言えなくなった上司の姿を見て、私はまるで自分に力があるような錯覚に陥ってしまって…。こうして私は、なかば強引な形で上司との不倫関係を続けることになりました。」不倫が許されないのはもちろんのこと、周りの人の尽力があってこそ入社できたわけですから、その人たちを裏切る行為とも言えるでしょう。大きなリスクを伴う行為でしかありません。©Monet/Adobe Stock ©UTS/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月17日声のいい男性が好みのタイプだという紗英さん(仮名・28歳)。2年前に転職した勤務先に、まさにタイプの声を持つ上司がいたそう。上司は既婚者、紗英さんにも恋人がいたため、最初は恋愛対象として見ていなかったものの、次第に惹かれていったと言います。やがて自分からアプローチをして不倫関係に堕ちてしまった二人。その後、どんな結末を迎えたのでしょうか…。日増しに高まる独占欲「上司と社内不倫という状態になり、しばらくその関係が続きました。職場以外で二人で会うのは、1~2週間に一度。お店で待ち合わせをして、食事のあとにホテルへ、という流れでした。もともと声に惹かれたというところもあり、耳もとで囁いてもらえるのがとても幸せでしたね。プライベートな話をするなかで、上司の妻について聞く機会がありました。上司の話によると、“妻にはもう関心はない”“妻も働いているし、財布も別々”とのこと。そして幸いなことに、二人のあいだには子どもがいなかったので、“もしかしたら、離婚して私と一緒になることもあるんじゃないか”と思うようになりました。それからは、彼を独占したいという意欲が日増しに高まっていったんです」上司から衝撃のLINE「上司自身も“妻と別れたい”とよく言っていましたが、結論を急いで焦らせてはいけないと思い、私は気持ちを抑えて待つことに。そのあいだにも、料理を作って食べてもらったり、ちょっとしたプレゼントを渡したりと、気持ちを引き寄せるように努力をしていました。私なりにいろいろと考え、私と上司が同じ職場であることもネックなのだろうと思ったので、“私は会社を辞めてもいいから”と伝えたんです。すると上司は、“わかった”と強く頷いてくれました。ところが、その数日後、“大変なことになった”“妻に関係がバレた”というLINEが上司から届いたんです」不倫相手は自分だけではなかった「驚きましたが、“これで上司が離婚をしたら、私と一緒になれるのではないか”という考えも浮かび、そこまで深刻には受け止めていませんでした。翌日、上司から詳しい話を聞いたところ、なんでも妻は上司の不倫を疑っていたようで、探偵に調査を依頼したそう。そこで私との関係が判明したとのことでした。証拠の資料を見せてもらうと、私のマンションに入っていく上司の姿がバッチリと写った写真がありました。ただ、写真はそれだけではありません。ほかの資料には、上司が別の女性と手をつないでいる写真がありました。なんと上司は、私以外の女性とも関係を持っていたのです…」好みのタイプが同じだった同僚「その女性は、同じ職場の別部署で働く人で、以前に会話を交わしたこともありました。そのとき好みの男性のタイプの話になり、“声のいい人がいい”と言っていて、お互いに共感したことも思い出しました。私は上司にひたすら謝られましたが、そのときにはもうバカバカしくなっていましたね。なんで不倫相手に二股をかけられているんだと、人生を捧げようとした自分が情けなくなりました。その後、上司の妻から会社に報告が入り、上司は勤務地を異動したうえ、離婚することに。もう一人の不倫相手はそのまま職場に残りました。私にも異動の打診がありましたが、会社にも上司にも未練はなかったので自主退職しました。不倫の末に幸せな結末はないのだと実感し、今は深く反省しています」“転職先で出会った上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。自分たちの問題だけでなく、会社にとっても迷惑な話です。不倫はマイナスしか生み出しません。次の職場では不倫の沼にハマることのないよう注意してもらいたいものです。©Imaging L/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月14日新しい環境では新しい出会いがあり、相手に恋心を抱くこともあるでしょう。なかには既婚者と恋に落ちてしまい、トラブルに発展するケースも…。紗英さん(仮名・28歳)も、以前にそのような経験をしたことがあるそうです。当時いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。上司との出会い「私は、男性の好みのタイプにおいて、とにかく声を重視します。特に、低くてフワッとやわらかい感じの声が好きなんです。2年前に転職したとき、新しい職場の同じ部署で出会った上司は、まさに理想的な声の持ち主でした。声だけでなく対応も穏やかだったので、初対面ですぐに好印象を抱きましたね。ただ、上司は40代の既婚者。見た目が特にかっこいいわけではないので、同性の同僚と男性社員の話になっても話題にもあがらないようなタイプです。私には彼氏もいたので、上司を男性として見ているわけではありませんでした。“いい声だな”と思う程度で、このときは恋愛感情はまったくなかったんです」飲み会で隣の席になり…「転職をして1か月ぐらい経ったころ、職場で飲み会があって、私は上司の隣の席に座ることに。すぐ近くで上司の声が耳に入ってきたとき、あまりにも好みの声質なので、聞いているうちにちょっとドキドキしてきました。脳が錯覚を起こしたのか、その瞬間から上司への思いが好意に変わった感じがしましたね。その後、職場で声をかけられると、やはりドキドキしてしまうんです。何か頼みごとをされると嬉しくなり、つい言うことを聞いてしまいたくなるような感覚に。少々手間のかかることでも苦にならず、上司のためなら何でもしたいと思うようになっていました」初めて二人きりで食事に「ある日、職場で残業をしていると、上司と二人きりになるタイミングがありました。私は思い切って、“食事でも行きませんか?”と声をかけてみたんです。上司は“いいね”と快諾し、“近くにおいしい親子丼の店があるんだよ”と言って、食事に連れて行ってくれました。そこで初めてプライベートな話をしたんですが、お互いの家族や恋人の話をしつつも、最初は探り合うような会話でした。その一方で私は、近い距離で上司の声を聞いているうちに、どんどん彼に惹かれていく感覚があり、“もしかしたらこの人と関係を持ってしまうかも……”と思い始めたんです」独占したいと欲が出てきて「数日後、前回ごちそうしてもらったお返しにと口実をつけて、私から飲みに誘いました。正直なところ、何か起こるのではないかと期待していたんですが、お酒が入っていい雰囲気にはなったものの、何もなくそのまま解散しました。別の日にもう一度飲みに行っても、やはりすぐに解散する流れに…。上司との関係が進展しない日々が続き、私のなかで次第にフラストレーションが溜まっていきました。もう気持ちを伝えたくてたまらなくなってしまい、次に二人で会った日に“好きなんです”と思いを告げたんです。すると、上司は私の思いを受け入れてくれて、私たちはそのまま深い関係になりました。とはいえ、私は彼氏と別れるつもりも妻から奪う気持ちもなかったんです。軽い気持ちでこっそり付き合おうと思っていました。それなのに、上司の声で愛を囁かれると、たまらない気持ちになってしまって……。上司を独占したい、自分だけのものにしたいと、欲が出始めてしまったんです。そこからはもう、どうやって妻から上司を略奪しようかということばかり考えるようになりました」“転職先で出会った上司と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。好みのタイプに当てはまる相手に惹かれるのは、自然なことだと言えます。ただ、相手が既婚者である場合は、いくら好みのタイプであっても関係を持つべきではありません。それは単なる不貞行為であり、破滅を迎える結果になることは免れないでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©Monet/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月14日不倫を経て略奪婚をした人は、その後幸せになれるのでしょうか?今回は略奪婚後の生活について、赤裸々に語ってもらいました。前妻との子どもを紹介されて…「不倫を経て結婚しましたが、夫には、前妻との間に中学生の子どもがいるんです。結婚する前に彼から『子どもに会ってほしい』と頼まれ、会いに行ったものの、子どもからはかなりの悪態をつかれてしまいました。しかも彼、子どもから『弟や妹は絶対に作らないでね』と言われているらしく、子作りに前向きじゃないんです。私は子どもがほしいので、そのことでかなり揉めています。やっぱり不倫からの結婚は、普通の幸せな結婚とは違うんだということを痛感しています…」(梨香/32歳)不倫の場合、相手側には当然家族がいます。自分たちだけが幸せになればそれでいいというわけではなく、相手の妻や子どもたちの存在がある以上、離婚や再婚もスムーズには進まない可能性があります。略奪婚というのは、相当の覚悟をしておかないと、心が折れてしまうような大変な出来事もあるかもしれません。結婚報告をしたら、周囲の態度が豹変「ずっと不倫していましたが、周りによく思われないことはわかっていたので、友人には隠していました。彼氏がいないと嘘をつき続けていたんです。5年以上の不倫を経て彼が離婚し、私と結婚することになったので、友人たちにも結婚報告をしました。その時に、ようやく結婚できるのが嬉しくて、ついみんなに本当のことを話してしまったんです。ところが不倫だったとわかった途端、それまで祝福ムードだった友人たちの態度が豹変。一気に冷たくなりました…」(かおり/35歳)不倫は周囲の理解を得にくいです。略奪婚の場合は、普通の結婚とは異なり、周りに祝福してもらえないことも覚悟すべき。本人たちにはいろんな事情があるかもしれませんが、他人からしたら不倫は所詮、不倫なのです。©Prostock-studio/Adobe※ 文・小泉幸※ 2023年10月6日配信夢にまで見た結婚式を諦めることに…「5年の不倫を経て、彼が奥さんと別れたのでようやく結婚することができました。私はずっと待たされていたこともあって、一刻も早く入籍してほしくて。前妻との離婚から1か月後には籍を入れてもらったんです。ところが彼から『前の妻とも別れたばかりなのにすぐ入籍したことが知られたら、周りからどう思われるかわからないから、結婚式は挙げたくない』と言われて、挙式を諦めることになりました。結婚式は私にとってずっと夢だったので、本当にショックでした…」(35歳/事務職)やはり略奪婚で避けられないのが周囲の目。不倫に対して厳しくバッシングする人も多いので、それに耐えられるだけの覚悟が必要です。自分たちが幸せなら他人の反応なんて全く気にしない!という人であれば良いのかもしれませんが…。普通の結婚と同じように祝福してもらおうというのは、少し考えが甘いかもしれません。前妻に対する劣等感「夫とは20代後半から付き合っていたのですが、最初はずっと不倫関係でした。前の奥さんがものすごいハイスペ美女だったので、当時から彼女に対する劣等感で苦しむことが多かったんですが、最終的に彼が奥さんと別れ、私と再婚しました。私を選んでくれたのが嬉しくて、満足していたんですが…。前妻との間には子どもがいるのに、私にはまだ子どもができないんです。彼は定期的に前妻や子どもと会っているので、最近また無性に辛くなる時があります」(34歳/アパレル)自ら既婚者との恋愛に手を出しておきながら、不倫相手の妻への対抗心や劣等感に囚われてしまう女性もいるようです。略奪後も前妻のことが気になって苦しむようでは、いつまで経っても本当の幸せは手に入れられないのかもしれません。©Songsak rohprasit/Gettyimages©RUNSTUDIO/Gettyimages©yamasan/Gettyimages※ 文・小泉幸※ 2023年6月2日配信また不倫を繰り返す「僕はお酒が好きで、昔からよく飲み歩いていたんですね。そんななか、飲み歩いていた先で知り合ったひとりの女性と深い関係になりました。それが最初の不倫です。そして、不倫相手に本気になってしまった僕は、妻と別れる選択をしました。妻に慰謝料を払い、正式に離婚してから、不倫相手の彼女と再婚をしたんです。しかし、その2年後。再び僕は飲み歩いていた先で知り合った女性と不倫をしてしまいました。それが2回目ですね。その不倫は最終的に再婚した彼女にバレてしまったんですが、彼女からは“きっとまたやると思っていた”と言われました。なんとか許してもらいましたが、もう全く信用されていません」フミヤ(仮名)/36歳この男性は不倫しがちな傾向があるため、この様子から見るに三度目の不倫をする可能性もありそうですよね。本当は、これを機に不倫に懲りて欲しいところですが…。義母のプレッシャーに耐え兼ねた「出会ったとき、彼は結婚していたんですが、いつも“妻とうまくいっていない”と言っていました。しかも、もうすぐ“別れると思う”とも言っていたので、そんな彼の言葉を信じて、付き合うことにしたんです。実際、彼は奥さんと本当に離婚することになり、その後晴れて彼と結婚。でも、大変なのはその後でした。なにより問題なのは、彼のお義母さん。とにかく、料理などを持ってよく家に来るんです。そして、私たちに対しても、“まっとうな関係ではないんだから”とチクチクと小言を言ってきます。今なら、前の奥さんが離婚を決意した気持ちが分かる気がします。きっとお義母さんとの関係が大変だったんだろうなと思いますね」アスカ(仮名)/32歳結婚すると家族が増えるため、その分抱える問題が増えることも。また、不倫からの結婚に対して、いいイメージを抱かない親族がいるとなると、彼との関係を続けていくのは大変でしょう。©Peopleimages/gettyimages©Letizia Le Fur/gettyimages※ 文・塚田牧夫※ 2022年11月13日配信幸せになれない略奪婚不倫略奪婚後、幸せな期間はほんの一瞬なのかもしれません。略奪婚をしたカップルの後ろには必ず心に深い傷を負った元妻や元夫、そして子どもがいることもあります。重い十字架を背負ってその後人生を過ごすことになるようです。
2024年01月13日夫(克敏さん・仮名・40歳)に不満を感じながらも、仕事と育児に追われる日々を送っていた紀子さん(仮名・38歳)。ある日、上司に仕事の成功と引き換えにカラダの関係を迫られてしまって。そんなピンチを救ってくれた後輩(佑さん・仮名・28歳)に思いを寄せるようになり、二人はやがて不倫関係に。しかし、あることがきっかけで佑さんに上司との不倫を疑われ、紀子さんはあっさり捨てられてしまいます。突然別れを告げられて悲しみに暮れる紀子さん。しかし、誰にも不倫がバレていなかったので元の生活に戻ることにしたのだとか。予想外の形で元不倫相手から復讐されて…「次の日、私は気を取り直して職場へ向かいました。すると上司から『佑さんが君からセクハラを受けたと訴えている』と告げられて。もちろん身に覚えがないので『そんなことしていません』と主張し、とりあえずその場を納めたのですが…。周りから白い目で見られて『二人は仲がいいと思っていたのに』『紀子さんが佑さんに迫っていたのでは?』と噂される始末。すべては私と上司が不倫していると勘違いした佑さんからの仕返しだったのです」その後、紀子さんのセクハラ騒動は、何の証拠もないので大事に至ることなく収束したそう。「まさか佑さんに復讐されるとは思ってもみませんでした。セクハラの事実はないものの、悪い噂に尾ひれがついてしまって…私は職場に居づらくなり退職を余儀なくされることに。元不倫相手の佑さんと顔を合わせるのもつらかったので、もう潮時だと思ったのです」急な決断だったので、仕事を辞めたことを家族にまだ伝えていなかったと言います。「私が退職の話をしようとしたところ、夫も『家族会議を開きたい』と言い出しました。すると娘(朱莉さん・仮名・13歳)の目の前で、突然私と佑さんの不倫の証拠写真をテーブルに並べ始めたのです。以前に増して、週末外出するようになった私を不審に思った夫がスマホを盗み見した様子。そこで動かぬ証拠を押さえるため探偵を雇ったのだとか。完全に不倫はバレていないと思っていたので、私はあまりのことに絶句してしまいました」娘は激しく泣きじゃくり、紀子さんの不倫を責め立てたそう。娘の前で夫に不倫を暴露されて…その時彼が発した驚きの言葉とは…?「すべて私が悪いので娘に何も言い返すことができませんでした。すると夫がたたみかけるように『朱莉が誕生日にもらったネックレス…それはママが不倫相手と選んだものなんだ』と暴露。事実を知った娘は『こんなものいらない』とネックレスを私に投げつけて、部屋を出て行ってしまったのです」予想だにしなかった展開にただぼう然とする紀子さん。なぜ、夫は娘の前でわざわざ母親の不倫を暴露したのでしょうか。「たしかに夫婦で話し合ってもよかったと思います。これまで育児に参加してこなかった夫は、強い絆で結ばれている私と娘を引き離そうと考え不倫を暴露したのだとか。すぐに夫は『これでお前の味方は誰一人いなくなった』とほくそ笑んだのです。『それにしても娘にはあまりにも酷だった』と話すと『全部お前が悪いんだろう』と夫に怒鳴られました。彼の言っていることは間違っておらず、私に言い返す権利などありません」紀子さんはその場で夫に家を追い出されてしまいます。「行く当てもないので、私はとりあえず実家に帰ることにしました。しかし、そこに娘が逃げ込んでおり、不倫の事実を知った両親に『孫を泣かせるなんて許せない』『家庭を大事にしなかった紀子が悪い』と言われ敷居をまたがせてもらえず…。住む場所もなく、退職したばかりで現在職もありません。その後夫とは離婚が成立し、最終的に慰謝料を請求されることに。不倫した結果何もかも失ってしまったけれど、これも全部自業自得だと思います」自ら不倫に走ったことで家族を傷つけてしまった紀子さん。今になっていくら後悔しても以前のような生活に戻ることなどできません。悪いことをしたら巡り巡って自分に返ってくると肝に銘じておきましょう。©MAXSHOT_PL/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日誰かの優しさに触れて嫌な気がする人はいないのではないでしょうか。今回は、上司から自分をかばってくれた年下男性と不倫関係に陥った38歳女性のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも何も言えず…仕事と育児に追われる日々紀子さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(佑さん・仮名・28歳)と現在不倫関係にあると言います。なぜ紀子さんは先行き不安な恋に走ってしまったのでしょうか。「うちは夫(克敏さん・仮名・40歳)と娘(朱莉さん・仮名・13歳)の三人家族です。夫は亭主関白の上嫉妬深くて、一緒にいても安らぎを感じることができません。しかも、子育てに協力的でないので私はずっとワンオペ育児を強いられてきました。それでも、おとなしい性格ということもあり、夫に不満を抱いていても文句ひとつ言えず…。ですので、この現状を仕方なく受け入れて生活するしかなかったのです」ここまで話を聞いても、浮気の気配すら感じないのですが…。「私は長年企画部で働いています。自分のアイデアが商品化されることにとてもやりがいを感じていました。しかしある日突然『君の企画を通す代わりに俺とカラダの関係を持たないか?』と上司に言い寄られて。最近私の考えた案はことごとく不採用になっていて…ちょうど自信を失っていたところだったのです。『そんなこと言われても困ります』と誘いを断るも、結局上司にしつこくされることに。それを見兼ねた後輩の佑さんが『あなた既婚者でしょう!なんてことを言うんですか!』と上司に釘を刺してくれました」その日を境に、上司は紀子さんに何も言ってこなくなったそう。「私は、身を挺して守ってくれた佑さんに思いを寄せるようになりました。『自分は既婚者だから…』と気持ちを押さえようとするも、それを止めることができなくて。でも、積極的なタイプではないので、最初は彼と休憩時間に談笑するだけで精一杯。その内容は夫の愚痴から始まり、近頃は悩みを相談する仲に。ある日『「娘の誕生日プレゼントを買いに行こう」と夫を誘ったけれど断られてしまった』と話すと、佑さんが『俺で良かったら一緒に行きますよ』と言ってくれたのです。思いがけない展開に私は心が躍りました」紀子さんは「ただ二人きりで会うだけだから何も問題はない」と考えていたのだとか。「彼は『今どきの中学生は大人っぽいものを好むようですよ』と言って、プレゼントにアクセサリーを勧めてくれて。『これなんてどう?』『もっとシンプルなデザインがいいのでは?』と二人で話し合って、娘に似合うネックレスを購入。その後、プレゼント選びに付き合ってくれたお礼に彼に食事をご馳走して…気がつくとあっという間に日が暮れていました」佑さんと楽しい時間を共にしたことで、紀子さんは家に帰るのが忍びなくなったと言います。「次の瞬間、私の気持ちを察したかのように彼がギュッと手を握ってきました。『もっと紀子さんと一緒にいたい』『これから二人きりになれる場所へ行きましょう』と誘われたのです。私は佑さんに好意があったので、言われるがままカラダの関係を持ってしまって…。『二人で会うのは一度きり』と決めていたのに、気づいたら毎週末彼と密会を重ねるようになっていました」そんなある日、紀子さんは再び上司に呼び出されます。「私はまた上司に誘われたらどうしようと思い悩んでいました。すると『次の企画は君に任せるよ』と言って、上司は私の肩をポンっと叩いたのです。地道な努力が認められ喜んだのもつかの間…私を心配して後を追ってきた佑さんがこの現場を見ていて。それが思わぬ出来事を引き起こすことになりました」上司との不倫を疑われて…その時彼が放った衝撃的な言葉とは…?「翌日、いつも通り彼とデートする予定でした。しかし、佑さんは鬼のような形相で現れて…私が『何かあった?』と聞くと『よくもそんなしらじらしいことが言えるな!』と怒鳴ったのです。さらに『昨日上司と廊下で見つめ合っていたじゃないか』『俺に隠れて二人は付き合っていたんだろう』とすごい剣幕で怒り出して。上司とは仕事の話をしていただけで、カラダの関係はないと説明しても、彼は聞く耳を持たず。『上司と好きなだけ不倫関係を続ければいいだろう』『俺たちもう終わりにしよう…君とは別れる』と捨て台詞を吐くと彼は足早にその場を去っていきました」本来の不倫相手である佑さんに「上司と不倫している」と誤解されたまま、突然別れを告げられた紀子さん。夫に不満があったとはいえ、自ら不倫に走ったのだから悲しい結果になっても仕方ないのではないでしょうか。©Imaging L/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日奈々恵さん(仮名・29歳)は実家の裕福な彼・聡志さん(仮名)と4年の交際を経て結婚を決意。結婚式を目前に控えたある日、職場の元同僚たちに結婚を祝ってもらったそうです。そのとき同僚たちとダーツバーを訪れ、イケメン店員のルカさん(仮名)と出会います。彼に惹かれ、再び二人で密会した奈々恵さんは、結婚式の1週間前に不倫関係に堕ちてしまったそう。その後どんな展開を迎えたのでしょうか?結婚式後も不倫を続行「結婚式は滞りなく終わりました。多くの祝福を受け、笑いあり涙ありのいい結婚式だったと思います。ただ、私の不倫は続行中で、式の1週間後にはもうルカ君と一緒に過ごしていました。そんな日々が続いていたある日、私たちの関係が元同僚の耳に入ってしまったのです。その元同僚は、もともとバーを紹介してくれて、ルカ君をかっこいいと言っていた人。それからも何度かお店に通ううちに、私たちの噂を耳にしたようでした。後日、その元同僚から連絡があり、二人で会うことになりました」元同僚の怒り「最初のうちは結婚生活などについて聞かれ、穏やかに会話をしていましたが、だんだんと元同僚の声のトーンが変わってきました。ついにルカ君の話になると、元同僚は“信じられない”と怒り出したんです。“私が紹介したんだから”と、ルカ君を奪われたような感覚なのか、悔しさを滲ませていました。さらに、“私が不倫の片棒を担いだみたいじゃん”と責めてきたので、私も腹が立ってしまい、“それとこれとは関係ないでしょう”と突っぱねてしまって。こうして元同僚を怒らせてしまったことが、のちに最悪の事態を引き起こすキッカケとなりました…」家族同士のいがみ合いに発展「数日後の夜、夫の聡志に“不倫してるのか?”と言われました。誰に聞いたのかと尋ねても教えてくれませんでしたが、元同僚からの密告であることは明らかでした。その時点では、聡志は呆れているだけのように見えたのですが、すでに不倫の話は聡志の家族にも伝わっていたのです。不倫を知った義母や義父が、“どうなっているんだ”と私の実家に訴えてきました。実は、もともと聡志の家族と私の家族は正反対のタイプということもあり、あまり折り合いが良くなかったんです。そして、私の父が“聡志くんに不満があったんだろう?”と聞いてきたとき、つい私が“うん”と返事をしまったせいで、“向こうの家族も悪い”と対決姿勢を見せ始めて…。その結果、しばらく家族同士のいがみ合いが続きました」家族会議中に訪問してきた人物は…「これからのことを話し合うために、実家で父と母と家族会議を開くことになりました。するとそこに、突然聡志が訪問してきたのです。家に入るとすぐ、聡志は“僕が悪いんです”と父に向かって頭を下げました。聡志の誠意ある態度に心を打たれたのか、父も“こちらも悪かった”と言って謝罪し、いがみあいは収束。当然、悪いのは私です。申し訳なさや後悔の念でいっぱいになり、頭を下げてくれた聡志ともう一度やり直したいと思いました。その後改めて心から謝罪をしたものの、“夫婦としての関係修復は難しい”と言われてしまい、そのまま離婚に向けて話が進んでいきました。今は実家に戻り、ルカ君とも関係を断ち、つつましく暮らしています。聡志を失ったことで、初めてその存在の大きさを感じ、いまだに心にぽっかりと穴が開いたような気持ちのままです。たくさん傷つけてしまいましたが、聡志には本当に幸せになってほしいと思っています」“結婚式直前に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。夫の機転を利かせた行動により、家族同士の全面戦争という最悪の展開には至らずに済んだようです。夫を見直すキッカケとなったものの、もう手遅れ。日頃からもっとコミュニケーションをとっていれば、良い面を知るうちに相手を大切に思う気持ちが育まれ、不倫に堕ちることはなかったのかもしれません。©polkadot/Adobe Stock ©milatas/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月10日愛し合う二人がこれからの人生をともに生きていこうと歩み出すのが、結婚というものでしょう。しかし、そのような局面で、相手に対して「この人でいいのかな」と迷いが生じてしまうことも…。奈々恵さん(仮名・29歳)も、かつて結婚直前に心が揺らぎ不倫に走ってしまったそう。当時の状況をお聞きしました。実家が裕福な彼との結婚「20代前半のころ、のちに夫となる聡志(仮名)と知り合って交際を始めました。その4年後に結婚することになりましたが、交際期間が長かったからか、本当に好きなのかどうか自分の感情がわからなくなっていて…。ただ、聡志の実家は会社を経営していて、とても裕福。聡志は親の会社で働いていましたし、彼は次男だったので比較的しがらみも無さそうで、条件が良かったんです。何をするにも私が主導権を握っていて、ワガママを言っても聞いてくれるので、最終的には結婚を決意しました」元同僚たちと結婚祝い「結婚を決め、式の日取りなども決まったタイミングで、私は仕事を辞めました。その後、結婚式の3週間ほど前に元同僚たちから連絡がきて、私の結婚を祝ってくれることになったのです。元同僚たち6~7人で集まり、お酒を飲みながら楽しく会話をするなかで、一人の同僚が“近くのダーツバーに通っている”と言いました。“そこの店員のなかにかっこいい人がいる”と言うので、その場のノリもあって“今から見に行こう!”となったんです」ダーツバーのイケメン店員と出会い…「ダーツバーはすぐ近くにありました。お目当ての店員さんはルカ君(仮名)という男性で、確かにイケメン。背が高くスッとした顔立ちの、韓流アイドル風の容姿でした。ルカ君にダーツを教わったのですが、みんなお酒を飲んでテンションも上がっていたせいで、かなり失礼な言動もあって…。それでもルカ君は丁寧に接してくれたので、好印象を持ちましたね。それに、途中でルカ君が私を見て、“めちゃくちゃスタイルいいですね”と褒めてくれたんです。そのころは式に向けてダイエット中で、3~4キロ体重を落としていたので自信になりましたし、イケメンに褒められたことにもドキッとしました」結婚式の1週間前に不倫「結婚式まではいろいろとやることが多かったのですが、私は仕事を辞めていたので時間はありました。すると無意識のうちに、ダーツバーでの楽しかった時間を思い返すようになり、次第にルカ君に会いたいという思いが強くなっていって。ただ、またみんなを集めるのは面倒だと思い、一人で行ってみることにしました。夕方の少し早い時間に訪ねると、お客さんがほとんどいなかったので、ルカ君と二人の時間を過ごすことができました。そして、ルカ君と会話するなかで、完全に彼を好きになっている自分に気づいてしまって…。ルカ君から“今度飲みに行きませんか?”と誘いを受けたときは、正直嬉しくてたまりませんでした。約束通り、結婚式の1週間前にルカ君と二人で会うことに。そのまま深い関係になり、私は不倫に堕ちてしまったのです」“結婚式直前に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。結婚式を目前にして、幸せ絶頂の時期だったはず。ただ、結婚に対する迷いが少しでもあると、不倫という落とし穴にハマりやすいのかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月10日すっかり年末年始ムードもおさまってきた頃ですが、気分が浮かれやすい時期には、思わぬアクシデントも起こりがちです。特に不倫をしている人たちにとっては危険なシーズンだったかもしれません。そこで今回は、「年末年始の不倫バレ体験」について、経験のある男女に話を聞いてみました。インフルエンザをうつされて「ある年末、不倫相手の彼女がインフルエンザにかかりました。放っておくわけにもいかないので、食料などを持っていったんですが、なんと翌日に僕も発症してしまい…。しばらく寝込んでいると、妻が“女性と会っていたでしょう?”と聞いてきました。実は、妻は以前から僕の不倫を疑い、不倫相手は誰なのか目星をつけていたようです。その人物のSNSをチェックしているときに、インフルエンザにかかったという投稿があったことから、僕の不倫相手であると確信したそう。僕は不倫相手に気を遣わせないよう、インフルエンザがうつったことを言っていなかったので、彼女は気にせずSNSに投稿してしまっていたのです。高熱で苦しんでいるなか、妻から容赦ない尋問を受けるのは地獄でした」テツヤ(仮名)/32歳不倫相手に気を遣ったことが仇となったわけです。関係を疑っていた二人が同時期に同じ病気になれば、隠れて会っていたのだと考えるのが妥当でしょう。大掃除中に避妊具の切れ端を発見「年の瀬の大掃除中、夫と一緒にベッドを少し横にズラしたとき、ベッドの下から避妊具のビニールの切れ端が出てきたのです。子どもを作るためにしばらく避妊具を使っていないので、夫は“いつのだろう…”と不審がっていました。実は、夫の出張中に一度だけ男性を家に招き、関係を持ってしまったことがあって…。その避妊具の切れ端は、おそらくそのときのものだと思います。一応バレずに済みましたが、生きた心地がしませんでした」チカ(仮名)/29歳大掃除では、なくしたものが出てくることがよくありますよね。一度の過ちが明るみに出て、人生が破滅に向かうかどうかの瀬戸際に立たされることもあります。密会中に家族が帰宅「数年前の年始のことです。元旦に仕事があったため、妻と子どもだけが実家に帰り、僕は家で過ごすことにしました。結局、元旦は仕事が早く終わったので、当時不倫していた女性と初詣へ行くことに。初詣のあとは不倫相手を家に招き、二人でお酒を飲んでそのまま寝てしまいました。妻たちは年明けの3日に帰ってくる予定だったので悠長に構えていたんですが、昼すぎに起きたとき、“今日帰ることになった”とLINEがきたんです。すぐに飛び起きて、不倫相手には急いで帰ってもらい、妻たちが帰ってくる前に部屋を徹底的に片付けました。痕跡はなくしたつもりでしたが、帰ってきた妻にニオイで気づかれてしまい…。職場の人たちが遊びに来たと嘘をついてなんとか言い逃れしたものの、正直危なかったですね」モトシ(仮名)/33歳ニオイは自分では気づきにくく、片付けをしても部屋に染みついてしまいやすいもの。目に見えない痕跡も不倫発覚の要因となるでしょう。福袋に手紙が添えられていた「以前、私は既婚者でありながら、年上の不倫相手とも付き合っていました。ある年の初めに彼と会ったとき、“買っておいたよ”と福袋をくれたんです。どうやら、私がほしいと言っていたことを覚えていたようでした。家に福袋を持って帰り、あとで開けようと思って部屋に置いていたんです。年始は少しバタバタしていたので、ずっと開けそびれていたんですが、あるとき夫が勝手に開けてしまいました。夫は福袋の中から何かを発見したようで、“これは何?”と言いながら一枚の紙を見せてきました。なんとそれは、不倫相手が福袋に入れた手紙。“今年もよろしく”といった年賀状のような内容でしたが、“たくさん会いたい”とも書かれていたため、夫には不倫相手だとバレてしまいました。私は弁解することもできず、結局その年に離婚しました」マイ(仮名)/29歳不倫相手の彼は、すぐに福袋を開けてくれると思ったのでしょう。わざわざ手紙を添えるという、不倫相手の律儀な性格が仇となったようです。男女が気を抜きすぎた「年末年始の不倫バレ体験」をご紹介しました。年末年始は普段とは違うムードが漂っているので、気を抜いて不倫がバレる人も多いようです。バレたときはせめて潔く認めて、自らの罪を償ってほしいものですね。©naka/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月09日不倫を繰り返す夫への仕返しとして、自分も不倫を始めた紗季さん(仮名)。しかし紗季さんの不倫中に、夫も新たに不倫をしていた事実が発覚。問い詰めたところ、夫はすでに紗季さんの不倫を知っており、「お前も不倫しているんだろう?」と開き直ったのです。その後、夫婦関係は思いもしなかった方向へと進んでいったそう…。心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の不倫による転落劇をお届けします。夫から突然「離婚」の申し出「夫と私は、このままお互いに不倫を公認する関係になっていくのかな、と思っていました。しかし夫はいきなり、『もうこうなったら離婚しようよ』と、まるで週末にどこかに出かけようというような軽い口振りで提案をしてきたんです。まさか夫から“離婚”という言葉が出るとは思っていなかったので、この時点でかなり動揺しました」自分も不倫をしている立場なので、夫の新しい不倫を追求することができない紗季さんは、夫の言い分をまずは聞いたとのこと。夫は「もともと夫婦としてしっくりこないから、俺は浮気を繰り返した」、「君が不倫をするほど好きな人ができたなら、俺ではなくその人と幸せになってほしい」と言ってきて、強い離婚の意思を示したそうです。「最初は冗談かと思っていましたが、話を聞いているうちに夫は本気で離婚をしたいのだと感じました。だけど私の不倫は、夫への腹いせから始まったもので本気ではなかったので、夫に離婚をされたら困るのは私です。ここまで事態が悪化して初めて、私は自分がとんでもないことをしてしまったのだと気づきました」結婚してからパートや派遣社員で短期の仕事しかしてこなかった紗季さんは、離婚をしても自立をするだけの経済力がなく、夫と離婚をすれば生活への不安が強かったとのこと。しかし夫は、紗季さんの言葉にはまったく耳を傾けることなく「夫婦双方が不倫しているんだから、もうとっくに家庭崩壊だ」「頼むから離婚してくれ」の一点張りだったとか…。“腹いせの不倫”という理屈は通用しなかった「夫に対して『私の不倫は、あなたへの腹いせで本気ではない』と何度伝えても、夫の離婚意思が変わることはありませんでした。今思えば、夫は本当に家庭にうんざりしていて、息抜きのために不倫を繰り返していたのかもしれません。私が不倫をしていたことで、やっと離婚できる口実ができたとでも思ったのかというくらい、離婚と言い出してからの展開は早かったのです…」最後まで紗季さんは離婚に抵抗したそうですが、夫の提案した離婚条件をのむ形で協議離婚が成立。慰謝料はなく、婚姻期間に応じた財産分与のみでした。「財産分与のお金で、なんとか新生活の準備はできましたが、結婚してからずっとキャリアを中断していた私は、就職も思うようにいかず今もアルバイトをしています。あのとき、自分が腹いせで不倫をしていなければこんなことにはなっていなかったはずだし、夫だって再び不倫をすることはなかったかもしれません。夫婦関係を完全に壊す引き金を引いたのは、私なんだと思うと悔しくて仕方ありません。人づてに聞いた話では、夫も再婚はしていなくて、家事ができないので独り身で大変そうと聞いてはいます。私が不倫さえしなければ、夫婦の再構築だってできたかもしれない…と後悔しています」不倫のきっかけが“腹いせ”だったとしても、不倫は許されることではありません。夫婦としてこれまで築き上げてきたものを一瞬にして破壊してしまうほど、不倫には強い破壊力があるのです。©健二 中村/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日夫が不倫をした事実をどうしても許すことができず、自分も不倫をして“腹いせ”をする女性もいます。30代後半で夫への腹いせで不倫をしたばかりに、予想もしなかったドロ沼劇へと展開した女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫の二度目の不倫が発覚し、腹いせを決意紗季さん(仮名)は20代後半で結婚したあと、パートや派遣社員として仕事を続けたものの、基本的には家庭を優先する生き方を選択していました。しかし、かつて不倫をして一度は許したはずの夫が、再び不倫をしている事実を知り、紗季さんのメンタルに変化が訪れたとのこと…。「最初の不倫が発覚したとき、夫は私に『もう二度としない』と約束していたので、また裏切ったんだ…と非常に腹が立ちましたね。私ばかりが家庭のことを最優先にして、自分の楽しみを犠牲にしているのがバカバカしくなったんです。それで、夫が二度も不倫をしたんだから、私だって一度くらいは不倫をしても許されるだろうと考えました。ちょうどそのとき、パートで働いていた職場の社員から口説かれていたので、夫への腹いせをしてやろうという程度の気持ちで、不倫を始めてしまったんです」最初のうちは、夫への腹いせをしている自分に陶酔していて、不倫をしているのが楽しくて仕方なかったと振り返る紗季さん。夫にバレないように不倫相手との逢瀬を重ねるスリルにもハマったと話します。しかし、紗季さんが不倫を始めて半年ほど経ったときに、夫婦のあいだに再び夫の不倫問題が浮上しました。「お前も不倫しているんだろう?」と開き直る夫「職場の社員と不倫をして半年ほど経った頃、また夫が年下の女性と不倫関係にあることがわかったのです。過去2回の相手とは別の女性で、関係を持って3か月ほどのようでした。だけど私も不倫をしていたので、過去の不倫発覚のときほどはメンタルがやられずに済んだのも事実です」夫の不倫を以前と比べて冷静に受け止めることができた紗季さんは、夫に対して冷静に不倫を問い詰めたそう。すると、夫から「君だって不倫をしているんだから、いいじゃないか」とあきれたような口調で言い返されてしまったといいます。「私の不倫を夫が知っているわけがないと思っていたので、本当に驚きました。でも、そう言われてしまったら事実なので私も言い返せなくて…。それに、夫がそういう風に言ってきたということは、今後はお互いに不倫を公認し合う夫婦としてやっていくしかないのかもしれないなと思いました。このまま家庭崩壊してしまうのかもしれない、と不安になりましたね」不倫をされた腹いせに同じことをしてしまうと、夫婦関係はまたたく間に崩壊します。パートナーに不倫をされたことがどんなに悔しくても、自分も不倫に足を踏み入れてしまえば、同類になってしまうのも確かでしょう。©KMPZZZ/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚