年末年始に夫の実家へ里帰りしていた30代の美穂さん(仮名)。しかし大晦日に、夫が「急ぎの仕事が入った」と言って出ていってしまいます。そのまま同僚と年越しをするという夫に不信感を抱き、不倫相手と会っているのではないかと思い始めたそうですが……。年末年始に壮絶な体験をした30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。やはり夫は女性と密会していた…夫の行動を不可解に思いながらも、義実家でお正月を過ごしていた美穂さんですが、年末に連絡をしていた夫の同僚から返信が返ってきたそう。するとそこには「実は飲み会はしていなくて、あの写真は忘年会のときのもの」「彼は女性と会っている」「口裏合わせてくれと頼まれていたが、やっぱり嘘をつくのは耐えられない」と書かれていて、美穂さんは大きな衝撃を受けます。「実はこれまでも、夫が多少の夜遊びをするのには見て見ぬふりをしていました。だけど、まさかお正月に妻を義実家に置き去りにしてまで会いたい相手がいるのかと思うと…。さすがに悔しくて涙が出ましたね。すると、私の様子がおかしいことに気づいた義母が声をかけてくれたんです。それまで義母に夫婦のことを相談したことはありませんでしたが、そのときは思わず、年末からのことを洗いざらい話しました」激怒した義母が夫の荷物を…美穂さんの話を聞いた義母は、美穂さん以上に激怒し「息子とは縁を切る!」と言い放ったとのこと。その場で義母から夫に連絡をし、さらには夫が持ってきていた荷物や、実家に残していたものをどんどん玄関の前に投げ出して、「もううちの敷居を跨がせない」と言ったそうです。「義母のあまりの怒りように、かえって私は冷静になりました。このままこんな不安定な夫婦関係を続けていても仕方ないと思い、夫とすぐにでもきちんと話しあうことを決意し、私からも夫に連絡を入れてみたんです」すると夫からは「急いで戻っている」と返信が入ったそう。しかし美穂さんはそれを待たずして、自分たちの家へ先に帰宅し、夫を待つことにしたのだとか。しばらくすると夫は、実家で締め出された荷物を回収して自宅に戻ってきたといいます。「夫は、義母から糾弾されたことで、すでに言い訳する元気もなくなっていましたね。それもあってか、私が不倫を問い詰めると、素直に不倫を認めました。夫が私を裏切って不倫をしているという事実はあらためてショックでしたが、話し合いをしていくうちに離婚をする意思が固まりました。翌日には離婚届を役所からもらって、夫と離婚の話し合いを始めました」その後、数週間ののちに夫とは離婚。しかし美穂さんは、現在でも義母と定期的に連絡を取っているそう。厳しくて少し怖かったはずの義母の優しさを感じていると話します。また義母は、あの日以降、息子を実家には一切入れていないそうで「親子の縁を切ったも同然」の関係が続いているのだとか。「夫婦関係は終わりましたが、義母は息子のせいで離婚をせざるをえなかった私の今後に対して、とても親身になってくれています。『美穂さん、早く再婚しなさいね』、『息子にはこれから私が時間をかけて、自分がしたことの重みをわからせるから安心して』と言われています。私はもう、今のところは2度と結婚をするつもりはありません。夫と復縁する気もまったくありませんが、義母とは年が離れた友人というか、私の人生へのアドバイザーみたいな立ち位置で、いい関係を続けていけたらいいなと思っています」夫との夫婦関係が終わっても、義母との良好な関係が続くケースも稀にあります。美穂さんのように、夫が一方的に悪いことをして離婚に至った場合には、自分が息子の代わりに、息子の元妻に対してなんらかの償いをしたいと考える義母もいるでしょう。不倫をされた側の心の傷は、決して癒えることのないほど深い傷になりやすいもの。元家族である義母が人生の再出発を応援してくれるとなれば、心強さを感じることもあるのでしょう。©lielos/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月31日義実家に帰省中に、夫の不可解な行動によって不倫疑惑が浮上する場合もあるようです。そんな体験をした30代女性の壮絶な年越しエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。義実家に帰省中に夫が不可解な行動を…年末年始に、夫の実家へ里帰りをした30代の美穂さん(仮名)。義母との関係性は悪くはないものの、礼儀や行事ごとに対して厳しい義母であるため、帰省しても気が休まらず、義実家へ行くときはいつも緊張していたと言います。「あの年の年末は、忘れもしません。大晦日に義母とおせちの仕込みをしていると、ダラダラしていたはずの夫が『仕事で急ぎの対応をしないといけなくなったから一度勤務先へ行く』、『正月までには戻ってくる』と言って実家を出ていったのです。そんなことは初めてだったので、少し不信に思いましたし、何よりも義実家に一人で置いていかれるのが嫌だったので、軽く引き留めたのですが…。仕事だと言い張るので、最後は仕方なく夫を送り出しました」その日の夕方頃になって、夫から美穂さんに連絡が入り「仕事は片付いたけど、今から準備して帰ると遅くなっちゃうから、今日はこのまま同僚と年越しするよ。本当にごめん!」と軽いノリの電話がきたのだとか。しかし大晦日に家に帰ってこないことに不信感を募らせた美穂さんは、夫に「誰と何をしているのか、すぐに写真を送って」と依頼をしたとのこと。すると、その後すぐに居酒屋で飲んでいる数人の同僚たちとの写真が送られてきたので、美穂さんはその場では夫を追求するのをやめたそうです。夫への疑念を拭えないまま、年越しを迎えることに「その後もどうしても不信感というか、嘘をついているのではないかという疑念が拭えなかったので、私も知り合いである夫の同僚に連絡してみたんです。ところが返信はありませんでした。時間が経つにつれて、“もしかして不倫相手と会っているのでは…?”という不安が強まっていきました」夫の不倫を疑ってはいるものの「これ」という証拠はないために、どうすることもできずにモヤモヤしていた美穂さん。義母の手前、その日は平静を装って過ごしたそうです。義両親には「夫は仕事が大変みたいです」とだけ伝えて、そのまま義実家で夫の帰りを待つことに。とても居心地の悪い年越しだった、と語ります。年末年始の休暇中に、予想もしなかった不倫疑惑の勃発によって、穏やかな日常が一変するケースもあるでしょう。今回のような状況では、不倫を追求するタイミングの見極めも難しく、悶々とした時間を過ごすだけになってしまいそうです。©japolia/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月31日不倫にはトラブルがつきもの。特に厄介なのが、男性側は遊びのつもりだったのに、女性側が本気になってしまったパターン。このケースの場合、男性が別れようとした途端、不倫相手の女性が暴走した行動に出ることもあるようです。今回は、「男性を震え上がらせた、不倫相手の女性からのLINE」を紹介します。手切金を要求された「3年付き合った不倫相手と別れることに。お互い納得して円満に別れを決意したはずだったんですが、後日彼女からLINEがきて『別れる代わりに500万円払え』と手切金を要求され、震えました。彼女曰く貴重な3年間を僕のせいで無駄にしたんだから、500万円もらわないと気が済まないと…。付き合っている間は一度もトラブルなんてなかったし、離婚を迫られたこともなかったのに、まさか別れ際にお金を請求されるなんて。女性は怖いと思いました…」(33歳/金融)付き合っている間は何事もなかったとしても、別れようとした途端、厄介なトラブルになることがあるのも不倫の恐ろしさ。なかには多額の金銭を要求されたなどというケースも…。遊びのつもりだったのに、とんでもない泥沼トラブル化し、後悔することも珍しくないようです。妻の本名と住所を尋ねられて…「結婚していることを隠して、マッチングアプリで出会った女性と付き合っていました。ところがある時、既婚なことがバレてしまい…。都合がいいことはわかっていますが、僕としては、彼女から許してもらえるならこのまま関係を続けたいと思っていたんです。実は彼女とは、カラダの相性が抜群にいいんですよね…。それで『妻とはうまくいっていないし、今すぐは無理だけどいつかは離婚すると思う。だからこのまま関係を続けたい』と伝えたところ、彼女からLINEが。『このまま付き合う条件として、奥さんの本名と家の住所を今すぐ送って』と言われ、焦りました。目的はわかりませんが、怖くなって、それ以来彼女と会うのはやめました…」(31歳/商社)既婚者であることがバレても悪びれず、このまま不倫関係を続けたい…とは、都合が良いにも程がありますよね。住所や妻の情報が不倫相手に知られたら、家族を巻き込んだトラブルに発展することも。家庭を守りたければ、不倫は今すぐやめるべき。会社の部下から脅しのLINEが…「会社の部下と2度ほどカラダの関係を持ってしまいました。妻にバレたらどうしよう…と後になって怖くなり、部下には『なかったことにしてほしい』と頭を下げたんです。ところがそれ以来たびたび部下からLINEがきて『人事に話そうか迷っています』『同僚にバラしちゃおうかな』と脅されていて、毎日頭を抱えています」(35歳/IT)軽い気持ちで手を出したつもりが、取り返しのつかない事態になってしまうケースも。一線を越えてしまった以上、なかったことにできると思ったら大間違いです。相手が暴走して周囲に事実を言いふらした場合、社会的な信用もすべて失ってしまうことがあります。「男性を震え上がらせた、不倫相手の女性からのLINE」を紹介しました。遊びのつもりだったのに、金銭トラブルや脅迫などに発展してしまうなどという事態は、あまりに情けないですよね。家庭がある男性はその自覚をきちんと持ち、不倫で身を滅ぼすことのないようにしてほしいものです。©buritora/Adobe文・小泉幸
2023年12月31日不倫をしている女性のなかには、やめるべきだとわかっていても、彼のことが好きでなかなか別れられない…という人が多くいます。ところが、ひょんなことがきっかけで突然目が覚めて、不倫から足を洗おうと決意するケースもあるようです。今回は、既婚男性と付き合った経験のある女性から「不倫をやめようと思った瞬間」を聞いてきました。事が済むと急いで帰ってしまう彼氏「過去に既婚者と付き合っていたことがあります。友達から不倫を猛反対されていたんですが、彼のことが本気で好きだったのでなかなか別れる決断ができず、1年ほど付き合っていました。でも彼、私の家に来ても絶対に泊まらないんです。やることだけやって、すぐにシャワーを浴びて慌てて帰っていく彼を見ていたら、これじゃセフレと変わらないな…とすごく虚しくなってしまって。それで彼と別れることを決めました」(凛花/29歳)どんなに彼と自分が愛し合っていると信じていても、不倫である以上、彼にとっての一番にはなれません。家庭を優先する既婚者の態度に傷つくこともしばしばあるようです。やはり本当に自分を大切にしてくれる男性との恋愛が望ましいです。「取引先」だと紹介された「既婚者の男性と2年くらい付き合っていたことがあります。一緒にいるときはすごくラブラブだったので、そこまで不満はなかったんですが、ある時デートで食事している時に、店内で彼の知り合いにバッタリ会ったんです。そしたら彼が咄嗟に私のことを『取引先の方です』と知り合いに紹介して…。その時は空気を読んで、彼に合わせてあげたものの、後になって怒りが沸々と湧いてきました。きちんと彼女として紹介もしてもらえないなんて、なんだか惨めな気持ちになって、自分から別れを告げました。(梓/32歳)不倫の場合、堂々とデートすることすら許されません。2人でいる時はラブラブだとしても、外に一歩出れば、“日陰の女”扱いをされてしまうのです。自分の価値を下げるような恋愛は、絶対にやめるべきです。結局妻が一番だった「以前、会社の先輩と不倫していました。奥さんとは全然うまくいっていなくて、私のことを愛していると言ってくれるのがすごく嬉しかったんですが…。週末になると、私がどこで何をしているのか彼がやたらと知りたがるんです。最初は、私のことを気にしてくれているからだと思っていましたが、途中で、週末は妻とデートしていることが多く、私とバッタリ会ったりしないように、私の動向を探っていたことに気づきました。口ではうまいことを言っても、結局妻が一番大事なんだなと気づいたら一気に冷めて、不倫なんてやめようと思えました」(友紀/33歳)不倫をしている男性は、妻にも不倫相手にも、どちらにも良い顔をしていることが多いです。「もう妻とは終わっている」と散々言っていたのに、実は円満だった…などというケースもしょっちゅう。既婚男性の言葉巧みなアプローチに惑わされないようにしたいですね。不倫経験のある女性に聞いた「不倫をやめようと思ったきっかけ」を紹介しました。既婚男性と付き合っていると、惨めな思いをしたり、虚しい気持ちになることも多いようです。やはり不倫ではなく真っ当な恋愛をしたほうが、心をすり減らすこともなく幸せになれそうですね。©taka/Adobe文・小泉幸
2023年12月30日知人の夫・正志さん(仮名)と不倫関係に堕ちてしまった美奈さん(仮名)。結婚を見据えて他の男性とも交際していましたが、不倫をしていることが知られてしまい、破局したそうです。その後、不倫相手との関係はどうなったのでしょうか…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫によって地獄の末路を迎えた30代女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻から厳しい要求が…不倫していることがバレて、恋人と別れた美奈さん。その後、恐ろしい事実が発覚したそう。実は彼は、不倫相手の妻である岡山さんと知り合いで、美奈さんが不倫をしている情報は岡山さんから聞いたものだったということ。つまり美奈さんの不倫は、すでに不倫相手の妻に知られていたのです…。「このまま穏便には済まないだろうな…と感じていたところ、すぐに岡山さんの代理人弁護士からの書面が自宅に届き、慰謝料を請求されました」岡山さんから「2度と夫(正志さん)と会わないこと」「美奈さんから岡山さんへの謝罪をしてほしいこと」「120万円の慰謝料を支払ってほしいこと」を要求された美奈さん。知人の夫との不倫の代償は、美奈さんが想像していたよりもとても大きなものだったそうです。「薄給生活で貯金がほぼゼロだった私にとって120万円は大金でしたし、恋人に振られた直後に正志さんも失うことになり精神的なダメージや孤独感も凄まじかったです。でも何よりしんどかったのは、岡山さんに会って謝罪をしなければならなかったこと。指定された日に岡山さんの代理人弁護士の事務所に行くと、岡山さんと正志さんがいて、その場で私は謝罪をしました。岡山さんからは冷たい言葉で延々と罵られました。彼女の目は私への憎しみに満ちていて、人様から恨まれることの怖さを思い知りましたね」全てを失って人生はどん底岡山さんに不倫を知られて以降は、正志さんから美奈さんへの連絡もぱたっと途絶えていたそう。弁護士事務所で久しぶりに顔を見た正志さんはひどくやつれていて、美奈さんが知る正志さんとは別人としか思えなかったとのことです。不倫の経緯についても、全て美奈さんが主導したことになっていて、一方的に正志さんをそそのかした立場にされてしまったとか。信じていた不倫相手の激しい裏切りにも、美奈さんは大きなショックを受けたと話します。「全てを一瞬にして失いましたし、不倫相手を信じていた自分の愚かさを悟りました。この件があってから岡山さんは共通の知人に私の悪口を言いまくり、自業自得ではありますが私の周囲からはサーっと人が離れていきました。お金もなく恋人もいなくて、強い孤独感もあるなか、なんとか仕事だけは続けていましたが、ついに精神的に弱ってしまって体調を崩し、つい先日、長く続けていた仕事も退職しました…。虚脱感というか無力感というか、30代という貴重な時間を不倫ですべて台無しにしてしまった自分が情けないです。新しい恋愛を始める気になんてとてもなれませんし、自分がやってしまったことへの代償が大きすぎて、安易に不倫をした自分の馬鹿さ加減に呆れます」不倫によって人生が狂った末に、なかなか立て直すことが叶わずドン底のまま時間だけが過ぎていく人もいます。そのときになって過去の自分の行動を呪っても、あとの祭り。最初から不倫に足を踏み入れるべきではないのは、言うまでもありません。©yamasan/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月27日友人や知人の配偶者と不倫をした末に、人生を大きく転落させる人もいるようです。30代で知人の夫との不倫を始め、人生計画が大きく狂った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。旧知の知人の夫と知っていて不倫関係に30代半ばの美奈さん(仮名)の不倫相手は、昔からの知人女性・岡山さん(仮名)の夫・正志さん(仮名)。不倫をする前から、正志さんが岡山さんの夫であることを知っていたそうです。「岡山さんとは旧知の仲でしたが、友だちと呼ぶには遠い関係です。正志さんとは、仕事の関係で知り合いました。最初は知人の夫だから不倫なんて絶対にダメだと思っていたのですが、正志さんとは話もよく合うし、一緒に過ごしているとあっという間に時間が過ぎてしまうほど相性がよくて…。彼からも『この愛は本物だ。妻には申し訳ないけれど、僕は運命の人に出会ってしまったんだ』と言われ、岡山さんには申し訳ないと思いつつも不倫関係になってしまいました」最初のうちこそ正志さんと密会するたびに、知人である岡山さんの顔が浮かんだと振り返る美奈さん。しかしそのうちに罪悪感は薄れ、正志さんとの不倫にどっぷり浸かっていったそうです。ところが、美奈さんがある男性と出会ったことで状況は大きく変わっていきます。新しい彼と不倫相手との二股交際「ある日、他の友人から『美奈もそろそろ婚活したら?知り合いの男性を紹介するね』と言われて、会うことになりました。正志さんと不倫関係は続けていましたが、いつまでも不倫をしていても将来が見えないし、正志さんとの付き合いは続けつつも、結婚を考えられる相手も探していかなくてはいけないなと思って…。友人からの紹介話を受けることにしたんです。友人には、私が不倫中であることはずっと伏せていたので、シングル生活が長い私に友人が同情して男性を紹介してくれるんだろうと思いました」友人の紹介で知り合った男性は、朗らかで仕事もできそうなタイプ。美奈さんは「結婚するならこんな人だな」と好印象を抱いたそう。正志さんとの不倫を続けつつも、その男性とも定期的なデートを続けていったとのことです。そして新たな恋愛も順調に進み、不倫をやめる覚悟を決めた美奈さんでしたが、その矢先にとんでもない出来事が起きてしまいます。「ある日、新しい彼から『話がある』と呼び出され、知人の夫と不倫をしているのかと問い詰められました。どこで情報を得たのかわからなかったのですが、彼の言う内容はおおむね事実でした。誠意を見せたかった私は、不倫の事実をその場で認めたんです。すると彼は『不倫をするような女性とは結婚できないから、2度と会うことはできない』と言い残し、その日を境に連絡が取れなくなってしまいました。でも正志さんへの気持ちが強かったそのときの私は、彼が去ってしまった以上はもう少し不倫を続けようかな、という程度の軽いダメージしか受けなかったんですよね」なぜ彼が美奈さんの不倫を知ることになったのか疑問に思いつつも、すぐに切り替えて正志さんとの密会を続けたそう。当時を振り返り、「今思えば、不倫に溺れて冷静ではなかったんだと思います」と語ってくれました。不倫相手の配偶者が友人や知人であれば、想像もしなかったような地獄のドロ沼を迎えるリスクも上がるでしょう。相手が誰であれ、不倫は許されるものではありませんが、知人の配偶者との不倫となれば、のちのダメージの大きさは計り知れません。©One/Adobe Stock ©rrice/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月27日人妻の不倫……と聞くと、まるで昼ドラの世界のよう。ところが実は、既婚女性の中には秘めた不倫願望を持つ人が多いそうです。一見平凡そうな主婦が、刺激を求めて不倫に走ってしまうケースは珍しくないのだとか。今回は既婚女性に聞いた「夫に隠れてこっそりやっていること」を紹介します。夫が子連れで出かけている間に…「ある時、連休に子どもを連れて夫の実家に帰省することになりました。すると夫が『エリはいつも大変だし、たまには外で羽を伸ばしてくれば』と言ってくれて、私だけ東京に残ることに…!それで、久々に夫も子どももいないフリーな時間を過ごせることになったんです。ママ友に話したら、『既婚者同士の合コンがあるんだけど、行ってみる?』と誘われて、結婚して以来初めての合コンに行きました。びっくりしたのは、普段はおとなしいタイプのママ友が、隣の席の男性とイチャイチャし始めて、合コン中かなり乱れていたこと。その場が妙な雰囲気になって、私も流されて、その場にいた男性とイチャイチャしてしまいました。久々の合コンがとても刺激的だったので、正直クセになりそうです…」(エリ/34歳)結婚して家庭に入った女性の中には、独身時代のような異性との出会いの場が恋しくなってしまう人もいるようです。「恋愛がしたい」「女性として見てほしい」という欲求から既婚者合コンに参加し、ダブル不倫に走ってしまう人も…。刺激を求めるあまり、大切な家庭を失うことのないようにしたいものです。こっそりマッチングアプリに登録した「既婚の女友達が夫とレスで悩んでいて、欲求不満解消のためにマッチングアプリを使って男性と会っているという話を聞きました。その話を聞いた時は興味のないフリをしたのですが、実は私もレスなんです…。それで居ても立っても居られなくなって、私もこっそりマッチングアプリに登録してしまいました。まだ実際会ってはいませんが、何人かの男性とやり取りはしています」(藍/31歳)独身のふりをした既婚男性がマッチングアプリに潜んでいる話はよく聞きますが、男性だけとは限らないようです。出会いを求める人にとっては効率的な手段かもしれませんが、知り合いに見つかるリスクもあるので、既婚者が軽い気持ちで手を出すのはやめておきましょう。横丁でナンパ待ち「夫には言っていませんが、女友達とたまに横丁に行くことがあります。理由は“ナンパされたいから”。夫婦仲が悪いわけではないのですが、現在結婚6年目で“男と女”という感じではなくなっていて…。出会いが欲しいわけではないんですが、横丁のような場所に行くといろんな男性からナンパされるので、まだまだ私も女としてイケるという自尊心が満たされるんですよね」(奈緒/35歳)結婚して時間が経つと、どうしても男と女としての新鮮さは失われるもの。夫婦がうまくいっていないわけではないのに、女性として見られたいという欲求を満たすため、大胆な行動に出る妻もいるようです。既婚女性に聞いた「夫に内緒でこっそりやっていること」を紹介しました。人はないものねだり。結婚してから、独身時代のような自由な恋愛が恋しくなってしまうこともあるでしょう。妄想するのは自由ですが、物足りなさを埋めるために羽目を外したり、間違っても不倫に走ったりすることのないようにしたいものです。©XaMaps/Adobe文・小泉幸
2023年12月26日単身赴任の夫を持つ七海さん(仮名)は、子どものクリスマスプレゼントを探しに行った家電量販店で、店員の山崎さん(仮名)と出会います。後日再びお店を訪れたとき、山崎さんからデートに誘われて、迷ったもののOKしてしまったそう。夫への不満を安易な不倫関係で埋めようとして、地獄の結末を迎えた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫への不満を不倫で埋められると思った家電量販店で出会った山崎さんにデートに誘われ、迷いながらも承諾した七海さん。初デート当日は、子どもを幼稚園に預けたあと待ち合わせ場所に向かったそうです。そして、まるで恋人のような時間を過ごし、最後は流れるようにホテルへと行ってしまったそう…。この日から七海さんと山崎さんの不倫関係が始まりました。「夫への不満が強かったのですが、山崎さんと過ごしているときはそういった不満がスーッと消えていって、とても心地よかったです。でも、その日ホテルからそのまま幼稚園のお迎えに向かったとき、子どもに対しては強い罪悪感が募りました。もうこれっきりにしないとダメだと思い、その夜のうちに『もう会わない』と山崎さんに連絡したんです。ちょうど単身赴任の夫が家に戻ってくる直前でもあったので、私は『山崎さんとの関係はなかったことにしよう』と、自分のなかで勝手に都合のいいことを考えていました」クリスマスイブの夜に不倫相手のもとへ…クリスマスに合わせて夫が帰ってきて、家族3人で過ごす時間に「それなりに幸せを感じていた」と振り返る七海さん。しかし、頭の片隅では山崎さんのことが気になってしまって、夫と山崎さんを無意識のうちに比較している自分にも気づいたそうです。「イブの夜は少し仮眠をとり、子どもの枕元にプレゼントを置くために深夜にもう一度起きました。そのときスマホを見ると、山崎さんから『会いたい』とメッセージが…。ちょうど24時を回ったくらいの時間で、夫もすでに寝ていたこともあり、これはチャンスだと思いました。そのまま私はこっそりと家を抜け出し、山崎さんに会いに行ってしまったのです」イブの夜を山崎さんと一緒に過ごした七海さんは、夜が明ける前に自宅に戻りました。ですが、朝になって夫から「昨晩はどこに行っていたのか?」と尋ねられたとのこと。七海さんは夫が熟睡していると思っていたものの、実は夫は七海さんの外出に気づいていたのです。「その場で夫からスマホを見せるよう言われました。私はバレたときの対策を何もしていなかったので、山崎さんとのそれまでのやり取りをすべて夫に見られてしまったのです」それから数日が経って年末も近づいてきたある日、七海さんは夫から離婚を告げられました。七海さんは離婚を拒みましたが、夫は「一度でも不倫をした妻とはもう一緒には暮らせない」と言い、許してくれることはなかったそうです。七海さんの離婚を知った山崎さんからも「そんなつもりじゃなかった」と逃げられてしまい、七海さんは離婚後ずっと孤独な日々を送っています。「年が明けてすぐに離婚が成立しました。現在、子どもは夫の実家で暮らしています。私は仕事をしていないので養育費をほとんど払えず、子どもにもあまり面会させてもらえない状態が続いています。深く考えずに不倫をしたせいで、本当に大切なものを一瞬にして失いました。夫への不満を不倫で埋めようとしていた自分は、本当に愚かだったとしか言えません」長年にわたる不倫ではなくほんの短期間の不倫であっても、夫婦仲が崩壊して離婚の引き金となる例は少なくありません。ほんの数回の不倫関係により、配偶者を裏切った代償としてこれまでに築いたもののすべてを失うこともあるのです。©kapinon/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月24日夫との生活に不満が募っているとき、魔がさしたように不倫へと足を踏み入れてしまう女性もいます。「このくらいなら大丈夫だろう」とたかをくくっていても、最終的には想像もしなかった地獄の結末を迎えるケースは少なくありません。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、軽い気持ちで身近な相手と不倫を始めてしまった30代女性の地獄のエピソードをお届けします。単身赴任中の夫への不満が募ってイライラする日々30代半ばの七海さん(仮名)は幼稚園児の子どもを持つ主婦です。夫は単身赴任中で、数か月に一度帰ってきたときには「疲れた」と言いながら寝てばかりだったとのこと。「忙しい仕事だから仕方がない」とわかってはいても、内心ではどんどん不満が募っていたと七海さんは言います。「そんな生活にイライラしていたある年、クリスマスが近づいてきたので、プレゼントのリサーチもかねて子どもと一緒に家電量販店に出かけたんです。お店では、ゲームコーナーの店員の山崎さん(仮名)という方が親切に接客してくれて、子どもの欲しいゲームをチェックしました。山崎さんは子どもの扱いもうまくて、そのとき夫に不満しかなかった私は、山崎さんのことをすごく素敵な人だと感じてしまったんですよね」予算的な都合もあり、「今日は子どもがいるので後日買いに来ます」と、七海さんはその場を離れようとしました。すると、山崎さんが名刺の裏に電話番号をメモし、「また何かあればご相談ください」と渡してきたそう。「なんでこんなに親切なんだろう?」と疑問に思いつつも、後日クリスマスプレゼントを買いにいきました。熱心に自分を求めてくれる姿にときめいて…「無事に子どものプレゼントを購入したのですが、店頭に山崎さんの姿はありませんでした。せっかく連絡先までいただいたので、ご挨拶したいと思って。レジでラッピングをお願いする際に他の店員さんに山崎さんはいるかと尋ねたところ、休憩で外に出ていると言われました。タイミングが悪かったことに内心ガッカリしながら、そのままお店を後にしたんです」ところが七海さんが店を出て歩いていると、後ろから山崎さんが追いかけてきて呼び止められたのだとか。山崎さんはレジ担当から話を聞き、七海さんのことだとピンときて、急いで走ってきたと言ったそうです。「10分くらい立ち話をするうちに、山崎さんは『もう一度会えるのを楽しみにしていた』『近いうちに二人で会いませんか』といった言葉を矢継ぎ早にかけてきて、その熱心な様子に私は思わずときめいてしまいました。とても迷いましたが、結局山崎さんの誘いを承諾してデートの約束をしてしまったんです」思いがけない場所で自分に対してアプローチしてくれる男性と出会い、不覚にも心が揺れてしまったとのこと。夫への不満も引き金となり、七海さんは不倫の沼へと足を踏み入れてしまったと語りました。既婚者という立場であるのに、深く考えず配偶者以外の異性とデートの約束をしてしまえば、不倫に足を踏み入れるリスクはグッと高まります。どんな理由があるにしても、既婚者である以上は他の異性とデートの約束をするべきではないでしょう。©琢也 栂/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月24日「隣の芝生は青い」と言うように、他の人のものがやたら良く見えることは多々ありますね。今回は、お客さまののろけ話をきっかけに、相手の夫を略奪してしまった30歳ネイリスト女性のエピソードをご紹介します。結婚願望はないものの…お客さまの夫自慢に興味が湧いて杏奈さん(仮名・30歳)は、ひょんなことから既婚男性(正也さん・仮名・31歳)と不倫関係に陥ったと言います。なぜ、杏奈さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私は長年ネイリストをしています。三十代になったことを機に独立し、小さいながらも自分のお店を持ちました。ただあまりなじみのない土地なので、これから少しずつお客さまを増やしていこうと、お店のホームページを立ち上げてネット予約を開始…するとすぐに数人のお客さまが来店してくれることに。この仕事を天職だと思っているので、お店を大きくしようと躍起になっていました」やる気に満ち溢れている杏奈さん。ここまでの話を聞くと、とてもこの後不倫に走るようには思えないのですが…。「実は、初めてのお客さま(皐さん・仮名・29歳)との会話が不倫のきっかけになりました。ネイルの施術はもちろんですが、相手と話をしながらのコミュニケーションも大事。その日は『結婚』の話題になり『私は独身なんです…結婚願望もなくて』『両親の仲が悪かったから家庭に夢を描けない』と本音を打ち明けたんです。すると、お客さまの皐さんが『結婚っていいですよ!うちの夫は愛妻家なんです』と自慢してきて。さらに『毎食後、皿洗いをしてくれる』『決まって週末は二人でお出かけ』と言ってはのろけるばかり。私は『素敵な旦那さまですね』と褒めつつも、そんな男性いるわけがないと疑念を抱いていました」この話で杏奈さんはお客さまの夫に強い興味を持ったそう。さっそくその人となりを知りたいと思ったのだとか。「それから、聞き役に徹して皐さんからいろいろ情報を引き出しました。彼女の夫である正也さんは、お店の隣のジムにトレーナーとして勤務している様子。私は『愛妻家』と呼ばれる彼を一目見たい気持ちにかられ、すぐにジムで入会手続きをして。皐さんと同じ苗字の男性に近づきそれとなく名前を確認…その場で彼女の夫を誘惑することに。正也さんにパーソナルトレーナーになってもらいマンツーマンで指導を受けることにしたのです。そこで『私の運命の人はあなただったのかも』『私ならあなたをもっと幸せにできるのに』と迫ると、彼はいとも簡単に私の手に落ちました」「本当に家庭がうまくいっているの?」と疑いたくなるくらい、正也さんの心は杏奈さんに傾いていったと言います。その後どんな風に二人は仲を深めていったのでしょうか。「自分でも普段からネイルをしています。少しでもお客さまの見本になれるようにという気持ちからです。ただ私は爪が折れることを恐れ、食事は外食かお惣菜ですませるので料理は一切しません。不倫関係がバレないよう正也さんとは私のお店で密会…それほど予約も入っていないし、お昼休みはずっと一緒にいるといった感じ。彼は『お腹が空くからお弁当を二つ作ってくれ』と妻に頼むようになって。その分を私にくれるように…つまり妻に、私がお昼に食べるお弁当も作らせていたのです。正也さんのために作られた愛妻弁当を食べることに罪悪感はまったくありませんでした」彼の勤めるジムにお店のチラシを置いてもらい、そこで顔見知りも増えたことで多くのお客さまが来店するようになったそう。お店が忙しくなったので、二人は昼休みではなく週末に密会を重ねるようになったのだとか。何の前触れもなく不倫相手が店を訪れて…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「そんなある日、彼が久しぶりに店にやって来ました。私の顔を見るなり『君との不倫関係をなかったことにしたい』『別れよう…俺は自分の家庭に戻るよ』と言い出した正也さんの表情はとても険しく、何を言っても彼を引き止めることはできないと悟って。ただ漠然と彼と一緒に過ごす日々が続くと思っていただけに、その言葉に相当なショックを受けました。私は納得できないまま仕方なく別れを受け入れるしかなかったのです」突然の別れにぼう然自失の杏奈さん。興味本位な気持ちから、自ら不倫に走ったのだから何も文句が言えるはずもありません。©mapo/Adobe文・菜花明芽
2023年12月22日「私は絶対不倫なんてしない」。そう信じている女性でも、思わぬきっかけで既婚者と恋に落ち、不倫の沼から抜け出せなくなってしまうことがあるのだとか…。今回は「不倫になんて興味がない」と思っていたのに、想定外の不倫にハマってしまった理由を聞いてきました。妻に対する優越感「社内イチのイケメンの先輩と不倫をしていたことがあります。先輩は社内恋愛で結婚したのですが、彼の妻も会社では有名な美女で、仕事もできる女性。もともと私は、既婚者の男性になんて全く興味はなかったのに、先輩から言い寄られた時に『あんなに完璧な奥さんがいるのに、私を求めてくれるんだ…』という優越感がたまりませんでした。それでどんどん不倫にハマっていったんです。最終的には妻にバレてしまい、彼と別れて私は転職することに…。本当に馬鹿なことをしたと思いますが、当時は不倫に夢中で、客観性を完全に失っていたと思います…」(マリ/28歳)不倫をしていると、妻に対する対抗心がどんどん加速していく女性も多いです。なかには「彼は妻よりも、自分を必要としてくれている」と勘違いしてしまう女性もいますが、不倫の時点で、彼にとっては妻のほうが大事だということ。目を覚ますべきです。既婚者だと知らなかった「立ち飲みバーで声をかけてきた男性。顔もタイプだし、スペックも良くて、話も意気投合。すぐに付き合うことになりました。付き合ってからもすごく順調で、どんどん好きになっていったんです。ところが付き合って半年くらいして、彼が実は既婚者であることがわかって…。別れたほうがいいと思ってはいたものの、彼のことが好きすぎて別れられず、しばらくズルズルと不倫を続けていました。既婚者なんて絶対好きにならないと思っていたので、想定外でした…」(奈緒/31歳)出会いの場には、独身のフリをした既婚男性が紛れていることがあります。不倫なんてしたくなかったのに、既婚男性に騙されてしまい、気づいた時には抜け出せないほど好きになってしまっていた…という女性の経験談をよく耳にします。当然悪いのは嘘をついた男性側ですが、騙されないようにするためには相手の素性がはっきりとわかるまで警戒心を持つことが必要かもしれません。知らない世界を見せてくれた「酔った勢いで、既婚者の男性と一線を越えてしまいました。それきりにするつもりだったのに、彼からグイグイ押されて、気づいたら定期的に会う関係に。今まで付き合ってきたのは同世代ばかりだったので、10歳年上の不倫相手がすごく大人に見えたんです。デートでの振る舞いも完璧だし、優しいし、知らない世界をたくさん見せてくれて、ハマってしまいました…」(紗英/29歳)特に相手が年上の場合にありがちなのが、不倫相手とのデートで、大人の男性ならではの振る舞いに心動かされたり、今まで経験したことのない世界を見せられてハマってしまうケース。魅力的に感じるかもしれませんが、既婚者の余裕に騙されないようにしましょう。「自分は絶対不倫をしないと思っていたのに、想定外の不倫にハマってしまった理由」を紹介しました。自分は不倫とは無縁だと思っていたはずが、ふとしたことがきっかけで既婚者と恋に落ち、不倫をやめられなくなるパターンは意外と多いようです。せっかく恋愛をするのなら、幸せになれる相手を選びたいですよね。誘惑には絶対に負けないようにしたいものです。©Pixel-Shot/Adobe文・小泉幸
2023年12月21日玖美さん(仮名・28歳)の職場には、妻から激しい束縛を受ける角谷さん(仮名)という上司がいました。角谷さんに同情した玖美さんは、次第に角谷さんへの好意が芽生え、出張先で関係を持ってしまったそう。その日から束縛妻の目を盗んで密会していた二人は、いったいどのような結末を迎えたのでしょうか。出張と偽って密会を重ねる「出張先で上司の角谷さんと関係を持って以来、私たちは密かに交際を続けていました。といっても、角谷さんの妻が厳しく目を光らせているので、二人っきりになれるのは仕事終わりのわずかな時間だけでした。ときには、出張だと妻に嘘をついてもらって密会をしたこともあります。角谷さんいわく、日帰り出張であればさほど制限されず、少しなら帰りが遅くなっても大丈夫とのことでした。それでも、一緒にいられるのは2~3時間程度でしたね。そうやって限られた時間を有効に使っていたんですが、ある日突然、私たちの関係に幕切れが訪れました」妻から突然の電話「嘘の日帰り出張をでっちあげて、角谷さんとホテルで過ごしていたとき、角谷さんのスマホに妻から着信が。嫌な予感がしましたが、角谷さんは出ないわけにもいかないので応答しました。会話を続けるうちに角谷さんの声のトーンがどんどん低くなっていき、私は出張だと嘘をついたことがバレたんだなと思いました。どうやら、出張の回数が多いと感じた妻が会社に問い合わせ、嘘が発覚したようです。すると突然、“妻が話したいと言っている”と言って、角谷さんが私にスマホを渡してきました」不倫相手の妻から呼び出され…「激しく罵られるかと思って構えていたものの、妻は意外と冷静な口調でした。淡々と何かを言われたのですが、私はかなり動揺していたので何も頭に入ってこず、ただ“はい”と返事を繰り返すことしかできませんでしたね。最後に“一度、二人で会って話をしましょう”と言われ、私は我に返って指定された場所と時間をメモしました。その日の記憶はおぼろげで、どうやって角谷さんと別れてどうやって帰ったのか、ハッキリと覚えていません。そして週末、角谷さんの妻と会う約束をした日がやってきました。彼があれほど恐れている妻です。もしかしたら刺されるかもしれない……なんて恐怖心を抱きつつも、意を決して指定されたカフェに向かいました」束縛妻から提示された条件「角谷さんの妻は強そうなイメージを持っていましたが、実際に対峙すると、小柄で一見おとなしそうな女性でした。私が挨拶をして謝罪の言葉を口にすると、“単刀直入に言いますね”と遮られました。そして間髪を入れず、冷たい口調で“会社を辞めてもらえませんか?”と言われたんです。やはり、角谷さんとはもう会ってほしくないとのことで、そうなると会社を辞めるという選択しかないだろうと。“この条件を飲んでくれるのなら、会社にも伝えないし、慰謝料の請求もしない”と言われました。角谷さんの出世に響くということもあり、会社への報告はなるべく避けたいとのことでした。さらに、“この条件が飲めないのであれば、あなたのご両親にも報告します”と…。私は妻の言うとおり、週明けには退職希望を出して、1か月後には会社を辞めました。角谷さんと関係を持ち、角谷さんの妻を傷つけてしまったことには深く反省しています。角谷さんとはそれ以来連絡も取っていません。ただ、今でも角谷さんは今でも妻から束縛を受けているのだろうか……と、たまに考えてしまいます」“束縛妻を持つ上司と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。いくら相手を不憫に思って同情したとしても、家庭を壊すようなことをすれば、新たな不幸が生まれてしまいます。相手が結婚している限り、相談に乗るくらいにとどめておくべきだったのでしょう。©Svyatoslav Lypynskyy/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月20日同じ職場の人たちとは毎日のように顔を合わせますよね。いろんな面を見るうちに、特定の人に憧れを抱くこともあるかもしれません。玖美さん(仮名・28歳)も、かつての職場で上司に特別な感情を抱き、社内不倫へ堕ちてしまったそう…。当時の状況を詳しく伺いました。飲み会に来ない上司「私は以前、ある保険会社に勤めていました。職場に40代前半の角谷さん(仮名)という上司がいたんですが、とても仕事ができる人で社員たちからの信頼も厚く、私も好感を持っていました。ただ、角谷さんは職場の人とはプライベートな付き合いをほとんどしていなくて。飲み会などにはほぼ不参加で、会社主催の大きな忘年会などには顔を出すものの、いつも早々に帰っていました。ほかの社員から理由を聞くと、なんでも角谷さんの妻はとても束縛が激しいとのこと。周知の事実のようで、みんな同情を寄せていました」上司と地方出張へ「あるとき、角谷さんの出張に同行することになりました。1泊2日の地方出張は私にとってほぼ初めての経験です。角谷さんにフォローしてもらいながら、なんとか初日の業務を終了させました。終わったのが夕方だったので、私が“食事はどうします?”と尋ねたところ、角谷さんはチラッと腕時計を見て“どこかで食べようか”と。そこで初めて、角谷さんのプライベートの話を聞くことができました。角谷さんと彼の妻は大学時代からの付き合いで、26歳のときに結婚したそう。当時から束縛は厳しかったそうですが、子どもが生まれて妻が完全に家庭に入ってから、さらにエスカレートしていったようです。話をしている間、角谷さんは妻をけなすことはせず、“いろんなストレスがあるんだろう”とかばうような口ぶりでした」妻に束縛されている上司の姿に…「食事を終えましたが、私としてはもう少し話をしたい気分でした。そこで、“もう1軒行きませんか?”と誘ってみたんです。すると、角谷さんは腕時計を見て、“ごめん。妻から電話がかかってくるかもしれないから行けない”と言いました。“そのときにホテルに戻っていないと大変なことになる”と。さらに、“GPSも付けられているから絶対にバレる”と言うので驚きました。なんでも、出張中はGPSで位置を管理されているらしいのです。私は話を聞いているうちに、角谷さんがあまりにもかわいそうに思えてしまいました」同情心から不倫関係に「誘いは断られたものの、どうしても諦めきれなかったので、“ホテルの部屋で飲むのはどうですか?”と尋ねました。ホテルの部屋ならGPSは問題ありませんし、テレビ電話がかかってきたとしてもすぐに対応できると思ったんです。そんな私の提案に対し、角谷さんは“それでいいなら”と受け入れてくれました。そしてお酒や食材を買い込み、角谷さんの部屋で深夜まで飲みました。幸いにも妻からの連絡はなく、角谷さんは“こんなにゆっくりと過ごしたのは大学以来かもしれない”と嬉しそうでしたね。私は昔から、かわいそうという同情の気持ちから人を好きになってしまうことがありました。その人のために何かしてあげたくなり、そのうちに好きになってしまうのです。角谷さんに対しても、はじめは同情を感じていただけでしたが、次第に好意がわき上がってきて…。アルコールが入っていたこともあり、良い雰囲気に流されるまま角谷さんの部屋で関係を持ってしまったんです。その日から私たちは不倫関係になり、妻の目を盗んで会うようになったのです」“束縛妻を持つ上司と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。同情したからとはいえ、不倫は不貞行為なので許されるものではありません。二人の関係はあくまで上司と部下であり、苦労話を聞く程度にとどめておくべきだったのでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©ah/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月20日周囲が羨むセレブ婚をしたものの、夫との関係に不満を抱き、不倫へと走ってしまった30代の優菜さん(仮名)。全てが順調だと思っていたのは本人だけで、実は夫に不倫がバレており、優菜さんの環境はじわじわと崩れていきました。不倫によって人生計画を大きく狂わせた30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。不倫相手に再婚を提案されるものの…優菜さんは年下男性の本田さん(仮名)と不倫関係を続けていましたが、あるときから本田さんとは連絡が取りにくくなり、デートでも以前のような笑顔を見せてくれなくなったとのこと。本田さんの変化に対して優菜さんが不満をぶつけたところ、衝撃の真実を伝えられました。本田さんによると、優菜さんの夫はすでに二人の不倫関係を把握しているとのこと。実は本田さんの勤務先と優菜さんの夫の会社には取引があり、優菜さんとの不倫がバレたせいで、本田さんの仕事に支障が出始めていました。そして、優菜さんの不倫を知った夫は探偵を使って不倫の証拠を集めただけでなく、すでに弁護士に依頼して離婚の準備を進めていることまで発覚したのです。本田さんからは、「僕は優菜ちゃんを愛しているから、一緒にこの苦難を乗り越えよう。優菜ちゃんが離婚したら僕と再婚しよう」と提案があったそう。しかし、そもそも本田さんとは不倫関係だと割り切っていた優菜さんにとっては、離婚問題のほうが重要だったと言います。「このまま離婚されたら、完璧だったはずの人生計画が狂ってしまう!」と焦った優菜さんは、その日の夜、すぐに夫に対して懺悔をすることに決めたそうです。「本田さんとの関係なんてぶっちゃけどうでもよくて、せっかくセレブ婚をしたのに、その生活を捨てなくてはならなくなることのほうが私には問題でした。だから、夫が帰ってきたら自分から不倫を打ち明けて、先に懺悔をして許してもらおうと考えたのです。その日を最後に、私は本田さんとの連絡を一切絶ち、とにかく離婚されないようにしなくてはいけないと決意したのですが…」結婚生活に見切りをつけていた夫の冷酷な判断優菜さんは帰宅した夫に不倫を打ち明けましたが、「浅はかだな」と一蹴され、まったく話を聞いてもらえなかったとのこと。そして「君が不倫を認めるなら話が早い。すでに弁護士に依頼しているから、以後は僕の弁護士と離婚の条件を詰めてくれ」と伝えられ、取りつく島もなかったそうです。「夫はすでに結婚生活に見切りをつけてしまったようで、私が何を言っても聞き入れてくれませんでした。淡々と離婚を進めたいと伝えられ、それ以降も弁解の余地をまったく与えてもらえず……。慰謝料を請求されたのですが、夫は専業主婦だった私へ、慰謝料と同額の『新生活準備金』を手切れ金として準備すると言ったのです。結果として相殺され、事実上は慰謝料ゼロで離婚をすることに……。離婚を早く成立させたかった夫にとっては、私からの慰謝料なんていらないから、とにかく早く籍を抜きたいという意思が伝わってきましたね。お金を払わなくて済んだ代わりに、貯金がゼロだった私は一文なしで社会に放り出されてしまう結果になったのです…」結婚前にきちんとしたキャリアを積むことにはまったく興味がなかった優菜さんは、就職をしようとしてもなかなか上手くいかず、今は実家で暮らしながらアルバイトをして生活をしているそうです。金銭的にも苦しい状況で、せっかく手に入れたセレブ婚生活を安易な不倫によって失ったことに、深い後悔しか残っていないと話します。「自業自得なんですが、あの頃の私は調子に乗っていたと思います。結婚をすれば簡単には離婚になんてならないだろうとたかをくくっていた自分が恥ずかしいです。全てを失って、今から人生をまた再構築しなくてはいけないと思うとウンザリとした気持ちしかありません。ですが、自分がまいたタネなので、なんとかして人並みの生活を手に入れられるように頑張りたいです…」誰もが羨むような結婚生活を手に入れても、当事者には多かれ少なかれ不満はあるでしょう。しかし、その不満を不倫で解消するのは誤っているでしょう。どんな理由があったとしても、不倫に足を踏み入れてしまえば、それまでに築いてきた人生が一瞬にして崩壊しても不思議ではありません。©nfuru/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月13日周囲が羨む「セレブ婚」をしても、夫だけでは満足できず、夫の目を盗んで不倫に走る女性がいるようです。新婚早々に年下男性との不倫に溺れた30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。周囲が羨むセレブ婚を叶える優菜さん(仮名)は婚活中に12歳年上の会社経営者と出会い、優菜さんからの猛アプローチの末に結婚。20代の頃から「結婚をするなら経営者でお金のある人がいい」と決めていたという優菜さんは、婚活でもターゲットを絞って念入りなアプローチを繰り返してきたと振り返ります。「私はどうしてもセレブ婚がしたかったので、友人も仕事も優先順位を下げて、ようやく高収入の夫をつかまえました。だけど12歳年上の夫とは会話も価値観も合わず、一緒に暮らし始めてみたらストレスだらけで……。しかも夫は、年齢がかなり上というだけで私を見下す発言が多く、モラハラっぽいところがあったんです」結婚生活に不満を抱いていたある日、優菜さんは知り合いを介して2歳年下の独身男性である本田さん(仮名)と出会ったとのこと。本田さんは高収入でもイケメンでもなかったものの、結婚生活に早くも疲れ始めていた優菜さんにとって、本田さんは癒しの存在になっていったそうです。結婚生活への不満を不倫で解消することに「結婚するわけじゃないからハイスペな男性じゃなくてもいいかなと思って、私は本田さんにアプローチすることにしました。夫に生活の面倒を見てもらいつつ、恋愛気分は本田さんと味わえれば私の毎日も充実するかなって。本田さんは私が既婚者だと知っていましたが、まんざらではなかったようで、すぐに付き合うことになりました」不倫関係が始まってからは、週2回ほど夫の目を盗んで本田さんとの密会を続けた優菜さん。「計画は全て順調。私って天才!」と、夫もいて彼氏までいる自分に対して優越感に浸っていたと口にします。「半年くらいは全てが順調でした。本田さんは私が何をしてもニコニコとしていて包容力のある男性。夫との生活にイライラしていた私の心を、本田さんが優しく包んでくれていたからこそ、当時の私は健全なメンタルを保てていたのだと思います。それに……世間では婚活に苦戦している人も多いと聞くなか、私はハイスペ夫もいて、さらに優しい彼氏までいるなんて、世間の女性よりも私のほうが“女性”として優れているんだという錯覚にも陥っていました」ところが、不倫を始めて8か月が経ったとき、本田さんといきなり連絡が取りにくくなり始めます。最初は「たまたま忙しいのかな?」と思っていた優菜さんでしたが、1か月近くもそんな状況が続いたうえにデートの回数も激減。会っていても以前の本田さんのように朗らかな態度では接してくれなくなり、優菜さんは不満を抱き始めました。「家庭も恋愛もうまくいっている私でいたかったので、これでは私の理想が崩れてしまう……と焦りました。そこで、本田さんに直談判をして、どういうつもりなのか問い詰めることにしたんです」しかし、その場で本田さんから衝撃の真実を伝えられ、優菜さんは瞬時に事態の深刻さを悟ったと言います。「本田さんから、私たちの不倫はすでに夫にバレていて、本田さんの仕事に支障が出ていると打ち明けられました。なんと本田さんは、夫の会社の取引先の人だったんです。私の不倫を知った夫は探偵を使って不倫の証拠を集めただけでなく、すでに弁護士に依頼し、離婚の準備を進めていると知らされました……」優菜さんが考えていたほど事態は甘くなく、本田さんの口から衝撃的な真実を伝えられ、大きなショックを受けました。「全てが順調」と思っていたのは優菜さんだけで、優菜さんの周辺は、不倫をきっかけにじわじわと壊れていたのです。不倫を始めたばかりの頃は、すべてがバラ色に見えている人も少なくありません。しかし、人道に外れた行為をすれば因果応報で、自分にその報いが返ってくるのが常。夫を欺いて別の男性との密会を続ける妻には、厳しい制裁がくだっても不思議ではありません。©buritora/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月13日自分とそっくりな妹(奈津さん・仮名・34歳)から恋愛相談を受けるふりをして、彼女の思いの人を横取りしていた真里さん(仮名・35歳)。十年ほど前、合コンで出会った男性(航さん・仮名・35歳)との間に子ども(愛理さん・仮名・10歳)を授かり結婚へ。これを機に恋愛も卒業することを決意。しかし、出産後に義母の問題行動で悩みを抱えるようになり、妹の勧めでカウンセリングを受けることに。そのカウンセラー(健一さん・仮名・37歳)と十年間不倫関係を続けるも、あっさり捨てられてしまいます。真里さんは彼に突然別れを告げられても、長年不倫関係にあったので、そう簡単にこの現実を受け入れられなかったそう。でも、不倫が誰にもバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。十年の不倫があっけなく終わって…素知らぬ顔で元の生活に戻るも…「そんなある日、妹の奈津から部屋に呼び出されました。ドアを開けるとなんとそこには何から何まで私にそっくりな妹の姿が…。『私の真似をするなんてどういうつもり!』と思わず大声をあげると、『お姉ちゃんになりすまして、すべてを解決したのよ』と奈津がニヤリと笑ったのです。よくよく話を聞くと、娘から『ママが知らない男の人と浮気している』と相談を受けたのが事の始まりのよう。娘の手には彼からのラブレターがいくつも握られており、それで妹は自分が紹介したカウンセラーと私が長く不倫関係にあると悟ったのだとか。自分がカウンセリングを勧めた手前、奈津も責任を感じたと語りました」妹の話にじっと耳を傾ける真里さん。この後、健一さんとの不倫関係が破綻した衝撃の事実を知ることになります。「妹は私になりすましてカウンセリングを受けに行き『スマホの番号が変わった』と健一さんに伝え、自分に電話がかかってくるように仕向けたのだとか。だから、私がいくらかけても彼に電話がつながらなかったわけです。奈津は電話で健一さんを呼び出してはデートを重ねて…二人はお互い独身なので堂々と外出できたのでしょう。十年間も不倫していたのに、彼は私でなく奈津と一緒にいることにまったく気づかなかったそう。私は健一さんに深く愛されていると思っていただけに、この事実にかなりショックを受けました」しかし、傷心の真里さんにさらなる悲劇が襲いかかります。不倫の事実を知っていた妹…その時彼女から聞かされた衝撃の言葉とは…?「健一さんと奈津はすっかり意気投合していたようです。妹から『実は姉になりすましてあなたに近づいたの』と打ち明けられても、『君のほうが魅力的だよ』と彼はすんなり事実を受け入れたと言うじゃないですか。奈津は『十年も不倫していた相手の区別もつかないなんて、彼もばかだよね』『お姉ちゃんと別れるよう健一さんを説得して…二人の関係が終わったところで、私は彼をさっさと捨ててやったわ』と言い放ったのです。さらに『今まで私の好きな人を横取りしていたでしょ…気づかないとでも思っていたの?今回のこともお姉ちゃんへの仕返しのひとつだから』と詰め寄って来て。妹のあまりの迫力に、私は頭が真っ白になってしまいました」妹は真里さんの夫である航さんにも不倫を暴露していたのだとか。その日、真里さんは自宅に帰るも「もう一緒にはいられない」と夫に家を追い出されたと言います。「話し合いの末、夫に慰謝料を払って娘も手放す形で離婚することになりました。住む場所がないので、ただホテルを転々とする日々。このご時世、簡単に仕事も見つからず、とうとう貯金も底をついてしまって…仕方なく実家を頼ることに。しかし『不倫した娘を家にあげることはできない』と両親につっぱねられて…『今、奈津が愛理の母親代わりになって航さんと三人で家族として暮らしている』と衝撃の事実を聞かされたのです。完全に私の居場所を奪った妹…これが彼女からのさらなる『仕返し』なのでしょう。すべてを失ったけれど、これも自業自得…。背負って生きていくしかありません」十年間も不倫をして家族を裏切り続けた真里さん。妹からの復讐で何もかもなくしても、不倫の制裁が下ったのだと思い全部受け入れるしかないでしょう。それ以上に大切な人を傷つけたことを深く反省してもらいたいところです。©kei907/Adobe文・菜花明芽
2023年12月10日友人の紹介で知り合った男性と結婚した那奈さん(仮名・31歳)。その1年後、大学時代に同じサークルだった親友の結婚式に参加した際、当時付き合っていた桐谷さん(仮名)と再会したそうです。久しぶりに会った桐谷さんに惹かれ、懐かしさも相まって不倫関係となってしまったそう。その後、いったいどんな展開を迎えたのか、話を伺いました。夫から疑われ始める「親友の結婚式の日に桐谷くんと関係を持ったあと、定期的に会うようになりました。付き合っていた大学時代を思い出し、当時の感覚に浸っていましたね。頻繁に連絡を取っていたこともあり、夫から、“最近よく出かけてるよな”と指摘を受けました。どこに行っているのかを聞かれたので、“結婚式で再会したサークル仲間たちと定期的に集まっている”と答えたんです。実際、桐谷くんとの関係はそこからなので、嘘をついているわけではないと思い、さほど罪悪感も湧きませんでした」親友に嘘が知られて…「そんなある日、親友から連絡があり、結婚式後に初めて二人で会いました。そこで、“私に何か噓をついてない?”と問われました。彼女と私の夫は、何度か顔を合わせたことがあります。そういった経緯から、“結婚おめでとう”と連絡を受けたそうなんです。そして、“最近サークル仲間で集まってるみたいだね”と言われたそう。しかし彼女には身に覚えがなく、同じサークル仲間にそれとなく尋ねてみたところ、“そんなことはしてない”と言われ、彼女のなかでピンときたようでした」親友との絶縁「親友はズバリ、“桐谷くんと会ってるんでしょう?”と聞いてきました。黙っていて申し訳なくなり、正直に不倫を告白しました。彼女なら、私の気持ちもわかってもらえるのではないかと思いましたが、ダメでした。だいぶ腹を立てている様子で、“私の結婚式をそんなことに利用したんだ”と憤慨。さらに“私の結婚式を汚さないで”と…。私と桐谷くんがかつて付き合っていたことを知っているわけですから、私もついカッとなってしまい、“だったら同じテーブルになんてしないでよ”と反論。すると彼女も、“10年近く経ってるのに、私のせいなの!?”と言ってきて、口論が続きました。結局、“距離を置きたい”と言われ、しばらく会わないようにしようとなり、事実上の絶縁状態となりました」親友のリークによりすべてが発覚「数日後の夜、“話がある”と夫が私を呼び寄せました。“最近出かけてるのはサークルの集まりじゃないんだろう?”と尋ねてきたんです。“元カレと会ってるんだろう”と。“誰に聞いたの?”と尋ねても、夫は答えてはくれませんでした。でも、リーク先が親友であるのは明らか。夫としばらく話し合ったのち、“離婚したい”との申し出を受けました。このことを桐谷くんにも連絡すると、ずいぶんと狼狽えていましたね。“妻にバレたらどうしよう”と自分のことを心配している様子。そのうち、連絡しても返信がなくなってきました。幸い、夫から桐谷くんへの追及はありませんでした。私との離婚により、この一件は終結。ただ、犠牲にしたものはとても大きかったです。私は夫だけでなく、親友に恋人、いろいろなものを失ってしまいました」“親友の結婚式で元カレと再会し不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫により人間関係が崩壊してしまっただけでなく、過去の思い出までも汚してしまったわけですね。何もかもを廃れさせていく不倫は、本当に恐ろしいものなのです。©buritora/Adobe Stock ©健二 中村/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月10日今までの成功体験から「私は男性をすぐに虜にできる」と、自分に強い自信を持っている女性は少なからずいるのではないでしょうか。今回は、出産とほぼ同時に不倫を始め、その男性と十年間関係を持ち続けた35歳女性のエピソードをご紹介します。妹の好きな人を横取りして自尊心を満たす日々…妊娠を機に他の男性と結婚するも…真里さん(仮名・35歳)はすでに結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(健一さん・仮名・37歳)と十年も不倫関係にあると言います。なぜ、真里さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「私には、見た目が似ている妹(奈津さん・仮名・34歳)がいます。私は華やかで男性にモテるタイプなのですが、それに比べて妹は地味で化粧っ気もなく今まで彼氏すらできたことがありません。それは、妹から恋愛相談を受けるふりをして、気づかれないよう彼女の好きな人を誘惑し、私が横取りしていたからなんですけど…。優秀な妹はいつも両親からの期待を一身に背負っていて…それが内心面白くなかった私は、彼女が思いを寄せる相手を奪うことで優越感に浸っていたというわけです。ちょうど十年くらい前に、当時合コンで知り合った男性(航さん・仮名・35歳)との間に子ども(愛理さん・仮名・10歳)を授かって、そのままゴールイン。男性と遊ぶのをやめて、今後は真面目に結婚生活を送ることにしました」恋愛経験豊富な真里さん。結婚し家族と真剣に向き合うと語っていただけに、この後不倫に走るとは思えないのですが…。「私が出産するとすぐに問題が起きました。義母が娘に会いに毎日家を訪れるようになって…それが負担となり徐々に体調を崩すように。すると妹の奈津が『このままじゃお姉ちゃんが倒れちゃう』と心配して、カウンセリングを受けるよう勧めてくれたのです。評判のいいカウンセラーを妹に調べてもらい、そこへ悩みを相談しに行くようになって。そのうち昔の恋愛の記憶がよみがえり、親身になってくれた先生の健一さんといとも簡単に不倫関係になりました」真里さんは妊娠を機に結婚を決意したので、最初からそれほど夫に愛情はなかったと言います。しかし、出産してすぐというタイミングで不倫に溺れてしまい罪悪感を抱くことはなかったのでしょうか。「どうせ不倫がバレることはないと高をくくっていたので、罪悪感に駆られることはありませんでした。カウンセリングの予約を取って、その時間不倫相手と密会を繰り返す日々。スマホに足跡が残らないようメールやLINEは一切使わず…その代わり、帰り際にお互いラブレターを渡し合うことで愛を育んでいったのです。もちろん寂しい時は、夫や子どものいない昼間の時間帯に健一さんに電話することも…。こんな風に気がつくと十年も彼と不倫関係を続けていました」しかし、ここに来て順調だった健一さんとの不倫に陰りが見え始めます。急に不倫相手と音信不通に…再会後に彼が放った信じられない言葉とは…?「少し前から健一さんの様子がおかしいと思っていました。電話をかけてもつながらず、ネットでカウンセリングの予約を取っても『急な用事が入った』とキャンセルされるばかり。どうにか会う約束を取りつけ、何があったのかと問い詰めると『君より素敵な人が見つかったんだ…俺のことはもう諦めてくれ』と彼が冷たく言い放ったのです。突然の別れにぼう然自失…『私より魅力的な女性って誰よ!』とメラメラ嫉妬心が沸いたものの、結局彼の言葉を受け入れるしかありませんでした」長きにわたって不倫関係にあった健一さんに、突然別れを告げられた真里さん。「不倫していても隠し通せればいい」という気持ちから夫と子どもを裏切り続けたのだから、納得のいかない結果を迎えても文句が言える立場ではありませんね。©Kanazawa photo base/Adobe文・菜花明芽
2023年12月10日かつての友人と再会すれば、懐かしさに喜びが溢れますよね。そこから再び交流が始まることも珍しくないでしょう。那奈さん(仮名・31歳)もある場所での再会をきっかけに、不倫を始めてしまったと言います。当時、いったいどんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。友人の紹介で出会い、結婚「もう2年半ほど前、私は29歳のときに結婚をしました。相手は、友人の紹介で知り合った男性。のちに夫となるその男性は、私の4歳上です。見た目はタイプではありませんでしたが、公務員で誠実さもあり、悪くないという印象から交際を始めました。夫は、次に付き合った人と結婚しようと決めていたらしく、自然とその方向に話が進んでいきましたね。当時はまだコロナの影響もあり、親族だけのささやかな結婚式をあげました」かつての恋人との再会「私が結婚して1年後、ひとりの友人から連絡が来て、結婚の報告を受けました。その友人は、かつて同じ大学の同じスポーツサークルに所属していて、親友とも呼べる間柄。卒業後も定期的な交流があり、私の夫を交えて食事をしたこともありました。その親友の結婚式に参加すると、披露宴会場にはかつての懐かしい顔ぶれが揃っていました。サークル仲間で2つのテーブルが用意されていたのですが、私のついたテーブルに、当時付き合っていた桐谷くん(仮名)がいました。何か問題があって別れたというわけではなかったので、昔のまま、すんなり親しく会話をすることができました。歳を重ねた桐谷くんは、まさにタイプの男性になっていましたが……彼の左手の薬指には、指輪がありました」過去の映像に妄想が膨らむ「披露宴が進むと、新郎新婦の過去を振り返る映像がスクリーンに映し出されました。そこで、親友の大学時代のサークルの映像が流れたんです。私たちのテーブルは、“うわぁ懐かしい”と、それぞれに当時を思い出している様子。みんな口には出しませんでしたが、あのころに戻りたいな…と考えていたんじゃないかと思います。私の記憶に、桐谷くんと付き合っていた場面がよみがえりました。あのまま付き合い続けていたらどうなっていたんだろう…結婚とかもあったのかな…と、いろいろ妄想を膨らませてしまったんです」2次会後に二人きりで飲み直し…「式が終わったあと、サークル仲間10人ほどで、近くにあった居酒屋に入り2次会をしました。その途中で、私はトイレに行ったんです。すると出てきたところで、桐谷くんが立っていたんです。どうやら私のことを待ち伏せしていたようでした。“このあと時間ある?”と聞かれ、“よかったら二人で飲み直さない?”と言われました。そして2次会終了後。いったん解散したあと、私は帰るふりをしながら遠回りをして、桐谷くんと合流。そして、近くのバーに入りました。二人で話をしているうちに、大学時代に戻ったような感覚になっていきましたね。そこで、式の様子を振り返りつつ、桐谷くんが言いました。“もし那奈と結婚してたら…って考えちゃった”と。私は、同じことを考えていたんだと嬉しくなり、彼のことをとても愛しく感じてしまって…。“別れたことを後悔している”とも言われ、そこからはもう、恋人同士のような雰囲気に。お互いに既婚者でありながら、ホテルに行き、関係を持ってしまいました」“親友の結婚式で元カレと再会し不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。結婚式での再会が二人の関係をつないだんですね。それだけ聞くと、いい話のようでもありますが、お互いに既婚者。単なる不貞行為でしかないのです。©buritora/Adobe Stock ©Farknot Architect/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月10日アパレルショップで働く20代の夏美さん(仮名)は、いずれ本社で広報の仕事を手掛けることを目標に、仕事を頑張っていたそう。そんななか、仕事の相談に乗ってくれた既婚者の店長と不倫関係に堕ちてしまいます。仕事も恋愛も、万事が順調に見えていましたが、あるとき本社から呼び出されて…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫によって人生を大きく踏み外した20代女性のエピソードをお届けします。本社での面談で予想もしなかった展開に…夏美さんが本社からの呼び出しに応じて人事と面談をすると、良い評価を受け、昇進もチラつかされたそうです。内心喜びながら部屋を出ようとすると、担当者から「帰る前に寄ってほしいところがある」と言われます。人事担当者いわく、広報の山口さん(仮名)が夏美さんに用があるとのこと。夏美さんは山口さんとの面識はなかったものの「昇進後は広報に引き抜かれるのかもしれない!」と期待に胸を膨らませながら、山口さんのもとへ向かいました。「私の期待は大きく外れ、広報の山口さんに会ってすぐに、店長との不倫を指摘されました。なんと山口さんは店長の妻だったんです…。仕事は旧姓のまま続けているとのことで、“山口”という姓を聞いてもまさか店長の妻だとは思っていなかった私は、顔から血の気がひきました。さらに、店長は過去にも不倫をしていたそう。不倫が原因で前職を辞めた店長は、妻の口利きで今の会社に転職してきたことまでわかったんです」山口さんは夏美さんと話しているあいだずっと、取り乱す様子もなく淡々と事実だけを口にしていたとのこと。その場で夏美さんは、安易に不倫をした自分を深く恥じたと言います。仕事の夢も失い、抜け殻のような生活に転落「広報は、私にとってずっと憧れだった部署です。そこにいる社員の夫と安易に不倫をしてしまったとわかり、もう広報への異動の道も絶たれてしまったと確信しました。目の前にいた山口さんは感情を表に出しませんでしたが、内心ではとても怒っていたと思いますし、不快だったはずです。自分が安易なことをしたせいで、入社当時からの夢までも失い、後悔してもしきれませんでした…」その後、山口さんから夏美さんへの慰謝料等の要求は何一つなかったとのこと。しかし自業自得とはいえ長年の夢を絶たれたことを悟った夏美さんは、それからしばらくして退職を決め、店長とも縁を切ったと言います。今は別のアパレルで働いているものの、以前ほどの情熱は失われてしまったうえに、誰かと新たに恋愛するイメージもわかずに、淡々とした日々を過ごしていると悲しそうに話していました。「仕事も恋愛も絶好調!って浮かれていた当時の自分が、本当に恥ずかしいし情けないです。不倫は普通の恋愛ではないし、絶好調に見えても、転落の始まりなんだと思います。もう二度と不倫なんてしないし、失ってしまった信用やキャリアを取り戻すために、これからまたどこかでがんばらなくてはいけないけれど…。私は退職をしたあとずっと抜け殻みたいになってしまっていて、なかなか気力が戻ってきません」不倫をしてハッピーエンドになることは、まずないでしょう。そのときは順調に見える関係であっても、のちに必ず人生への悪影響を及ぼすはず。どんな理由があったにしても、安易な気持ちで不倫に足を踏み入れるべきではありません。©kei907/Adobe Stock ©taka/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月06日ひょんなことから職場で不倫をはじめてしまい、人生を激動させる事態になることもあるようです。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、身近な仕事関係者との不倫に堕ちた20代女性の転落劇をご紹介します。新しい店長がやってきて夏美さん(仮名)は、20代のアパレル店員。仕事はきついけれど、大好きなファッションに携わることができて、やりがいを感じていたそう。いつか本社で広報として働くのが目標で、「この先も一人で生きていけるように」と、人一倍仕事を頑張っていたそうです。しかし、そんな夏美さんの人生を一変させる出来事が…。「ある日、定例の人事異動があって、私の店舗に新しい男性の店長が配属されました。顔立ちやスタイルもタイプだったのですが、既婚者だと知ったので、その時点では恋愛対象からは外していました。でも、とにかく服のセンスがよく好印象で…。そのうえ仕事もデキて人望も厚いタイプだったために、その店長に変わってからは店舗全体が団結できるようになり、私の仕事へのやりがいも以前以上に増していました」仕事の悩みを打ち明けるうちに不倫関係へところが、しばらくすると自身の個人売り上げがあがらなくなってきてしまったことに悩み始めたという夏美さん。どうしたものかと自分なりに試行錯誤をしても成績は上がらず、ついに店長に相談するようになったとのこと。「相談は、みんなに聞かれたくない内容も多かったので、仕事が終わってから店長と頻繁に食事へ行くようになりました。そのうちに、店長と私はお酒も飲む仲になって、自然と不倫関係へ発展してしまったのです…。でも、店長と付き合うようになってからは仕事のアドバイスもたくさんもらえるようになって、私の売り上げも順調に回復。当時は恋愛も仕事も絶好調だと浮かれていて、毎日が楽しかったですね」不倫を始めたばかりの頃は、不安感よりも恋愛感情による高揚感が強い人も多いようです。しかし人の道から外れたことをしてしまえば、その後に転落劇が待っていても不思議ではありません。順調に思えるような不倫でも、決して万事が順調ということはないのです。©kapinon/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・並木まき
2023年12月06日優愛さん(29歳・仮名)は25歳のときに、11歳上の夫と結婚。しかし、友人に勧められて始めたマッチングアプリ岡島さん(仮名)という男性と知り合い、不倫関係になってしまいました。夫に不倫を疑われて尾行されるも、尾行に気付いて密会を回避。さらにスリルに溺れ、不倫関係を続けていったそうです。その後、どんな結末を迎えたのでしょうか。静けさは悪夢の前兆「夫に尾行されてからは、私も行動に注意を払うようになりました。夫が仕事で遅くなる日や、ゴルフに出かける日を狙って岡島さんと会うようにしていました。夫はというと、不倫の疑いがなくなったせいか、晴れ晴れとした様子で機嫌良くしていましたね。こうして不倫生活を続けていたものの、終わりのときは確実に迫っていました。尾行された日以降の静けさは、のちに起きる悪夢の前兆だったのです。ある日、岡島さんと食事に出かけたとき、ついに事件が起きました……」ピザ専門店での悲劇「私が以前から行きたいと思っていたピザ専門店に、岡島さんと二人で訪れたときです。そこは世界大会で活躍しているシェフがオープンしたお店とのことでした。私はイタリアンが大好きで、なかでもピザが大好物。ワインも飲み、ほろ酔い気分でお腹も心も満たされました。すると私たちのテーブルの脇に人影が。店員さんだと思ったのですが、そこに立っていたのは夫でした……」夫に待ち伏せされて…「夫は冷めた目で、呆然とする私たちをジッと見ていました。“来ると思っていたよ”と言われた瞬間、血の気が引きましたね。もともとそのお店は、夫に紹介された場所だったのです。夫は私がピザ好きであることを知っています。この日の数日前に、“新しいお店がオープンしたらしいよ”と夫が教えてくれたことを思い出しました。夫に“帰るぞ”と腕を引かれ、私はもう従うしかありません。夫は岡島さんに向かって“あとで連絡するから”と言い残し、店を出ました」夫の仕掛けた罠とは…「夫は、尾行に失敗してからも私のことを疑っていたようです。探偵に調査を依頼し、間もなく不倫の証拠が出てきたとのこと。ただ、夫はすぐに行動には移しませんでした。絶対に不倫の現場に立ち会おうと決意し、あのお店を利用することを思いついたそうです。私にお店の情報を教えておけば、いつか私が不倫相手と一緒に来ると思い、週に1回ほど通っていたとのことでした。私は、まんまと夫の仕掛けた罠に引っかかってしまったわけです。不倫の証拠はすべて揃っているため、そのまま離婚へと話が進みました。夫は私に対してだけでなく、岡島さんにも慰謝料を請求したようです。安易な気持ちで不倫にハマった結果、すべてを失いました」“夫の罠に引っかかった不倫妻の告白”をご紹介しました。夫側としては、積もりに積もった恨みを晴らしたかったのでしょう。達成感を得られたでしょうが、一方で虚しさも残ったはず。不倫によって生み出されるのは、こうした後味の悪さなのです。©sebra/Adobe Stock ©MarutStudio/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年12月03日不倫をしている女性に話を聞くと、別れたほうがいいと頭ではわかっていても、なかなか別れを決断できないという人も多いようです。幸せになれない恋愛だとわかっているのに、不倫から足を洗えない理由は何なのでしょうか?不倫経験のある女性に「不倫相手となかなか別れられない理由」を聞いてきました、贅沢をさせてくれる「8歳年上で、経営者の既婚男性と5年以上付き合っています。彼は離婚する気はなさそうだし、このまま一緒にいても幸せになれないことは重々承知なんですが…。5年間、彼がかなり贅沢をさせてくれて、毎月のように高級旅館やホテルに連れていってくれたり、ブランドバッグをたくさん買ってくれたりして、そういう生活に慣れてしまいました。私もそろそろ婚活をしなきゃ…と思って、同年代の男性と何度かデートをしたものの、不倫相手と比べると物足りなくなってしまうんです。それで結局不倫をやめられずにいますが、周りの友達が次々と結婚していくので、このままで本当にいいのか悩んでいます」(真奈/29歳)年上で経済的に余裕のある男性との不倫にハマってしまうと、贅沢なデートに慣れてしまい、価値観が変わってしまう…ということがあるようです。どんなにおいしい思いをしたとしても、不倫は不倫。永遠には続きません。相性が良すぎて離れられない「そろそろ不倫をやめなくちゃ…と思っているのに、不倫相手の彼とカラダの相性が良すぎて離れられずにいます。だけど彼は土日は会ってくれないし、基本的には家庭優先なので、寂しい思いをすることも多くて…。完全にセフレ扱いだとわかっているのに別れられず、たまにものすごく虚しくなります」(小百合/33歳)不倫の場合、女性側は真剣でも、相手の男性からするとセフレも同然だというパターンもあるようです。口ではうまいことを言うかもしれませんが、既婚男性が優先するのは結局、妻や家族。自分を本当に大切にしてくれる男性を選ぶべきです。本気で好きになってしまった「最初は遊びのつもりで付き合い始めた、既婚の男友達。お互いに割り切った関係だと思っていたのに、気づいたら本気で好きになっていて抜け出せなくなっていました。でも彼はあくまで遊びなので、私との将来を考えてくれません。会えば会うほど辛くなるのに、好きだからやっぱり会いたくて、別れを決断できないのが本当に苦しいです」(みなみ/33歳)どんなに本気になっても、報われないのが不倫というもの。不倫相手に本気になってしまい、報われぬ恋に苦しむ女性は多いです。最初は遊びのつもりでも、抜け出せなくなってしまうこともあるようです。「不倫相手となかなか別れられない理由」を紹介しました。最初は軽い気持ちでも、意外とハマってしまうのが不倫の恐ろしさ。普通の恋愛のような幸せを求めても、そう簡単には手に入りません。やはり不倫ではなく、真っ当な恋愛をするべきだと考えさせられました。©eldarnurkovic/Adobe文・小泉幸
2023年12月03日何がキッカケで不倫をしてしまうかはわからないもの。そんな気はなくても、ふとした瞬間にスイッチが入ってしまう場合もあるでしょう。優愛さん(仮名・29歳)も、何気なく始めたあることがキッカケで不倫に堕ちてしまったそう。当時、どんな状況だったのかを詳しく伺いました。11歳上の夫と結婚「私は25歳のときに結婚。夫は11歳上で外資系の会社に勤めており、経済力があって優しい人でした。当時、夫の結婚願望が強くなっていた時期だったこともあり、交際してすぐにプロポーズを受けたんです。結婚後、夫は仕事が忙しく、あまり二人で過ごす時間がありませんでした。私は友人が多いほうなので、休日は友人たちと出かけることが多かったですね。そんなある日、友人からあるものを勧められました」友人にマッチングアプリを勧められて…「友人は私と同じく既婚者ですが、退屈しのぎに始めたマッチングアプリにハマっていました。同じ年の彼氏ができたばかりらしく、浮かれて楽しそうで……。私が、あまり夫と過ごす時間がないと話すと、友人はそのアプリを勧めてきました。正直マッチングアプリに偏見を持っていたので、あまり乗り気ではありませんでした。投資の話を持ちかけられるとか、詐欺などの被害に遭うのではと疑っていたんです。実際にアプリを使ってみると、意外とそんなことはなく、“一緒に飲む人募集”みたいなフランクなお誘いが多かったです。お誘いをくれた人のなかで、私は岡島さん(仮名)という男性に興味を持ちました。岡島さんは妻子持ちで、パティシエをしているという、4歳上の男性でした。実際に会ってみると雰囲気が良くて、お互いにすぐに好意を持ちました。LINEで連絡を取り合い、夫がいないときに電話で会話をしたりして、恋人気分を味わっていました」電車内で衝撃の事態が…「ある休日、夫が早朝からゴルフへ。私はというと、昼過ぎから岡島さんと会う約束をしていました。いつもならウキウキで待ち合わせへ向かうのですが、その日は電車に乗っている間に、何か違和感というか嫌な感じがしたんです。違和感を抱えながら、ぼんやりと車内を眺めていました。すると、同じ車両の端のほうに、なんとなく夫のシルエットに似た人を見つけたんです。“体型が似てるかも……”“同じような帽子を持っていたな……”と思って注意深く見ていると、ハッとしました。その人物は、まさに夫だったのです。偶然かと思いましたが、そんなはずはありません。夫はゴルフに行くと嘘をついて、私を尾行していたようです。ということは、私に対して何か疑っているはず。そこで私は、夫が私の不倫に気付いているのではと思いました」夫に尾行されていることに気付き…「私はすぐに岡島さんに連絡。今日の約束はキャンセルしたいとLINEを送り、“理由は今度説明します”と伝えました。私はそのまま電車に乗り続け、繁華街のある駅で降りました。そこでお店を巡り、あえてゆっくりと時間をかけて買い物をすることに。気付くと、夫の気配はなくなっていました。その夜、夫が白々しく帰ってきました。私への疑いが晴れ、気分を良くしている様子。その余裕の姿を見ながら内心ホッとしていましたね。夫にバレそうになったのだから、岡島さんとの密会を減らそうかと考えました。ですが、私は夫に尾行されたことにスリルをおぼえてしまって……。夫の尾行をかわして不倫の疑いを払しょくできたことを思い出しては、ドキドキする感覚が残りました。まるで騙し合いのゲームをしているような感覚があり、ますます不倫にハマってしまったんです……」“夫に尾行されて不倫のスリルをおぼえた妻の告白”をご紹介しました。尾行に気付いたときは、さぞ驚いたことでしょう。疑惑を免れることができて良かったと思ったかもしれませんが、さらに行動がエスカレートしまっては元も子もありません。破滅へと向かう前に、不倫相手との関係はきっぱりと断つべきでしょう。©naka/Adobe Stock ©プラナ/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年12月03日元妻の不倫をきっかけに離婚をした祐介さん(仮名)。祐介さんに新しいパートナーができて同棲をし始めた途端、元妻は子どもたちとの面会交流を拒否するようになりました。その後、面会交流調停を行い無事面会ができるようになったのですが、子どもたちとの交流時にトンデモなことが起こります。そのリアルな模様を私、野々原なつめが紹介します。【実は身近にある不倫】【実は身近にある不倫】大勢の人の前で子どもに「不倫野郎!」と叫ばれる!?面会交流調停を終えて子どもたちと面会できるようになった祐介さん。ある面会の日、祐介さんは子どもたちを水族館へ連れていきました。たくさんの海の生物たちを見たり、魚のぬいぐるみを買ってもらって喜んでいた子どもたちでしたが、そこで事件は起こります。「水族館へ行ったのは日曜日で、家族連れやカップルで混み合っていました。そんな中、いきなり長男が『パパは不倫野郎だってママが言ってたよ。若い女の子を家に連れ込んだんだって。不倫野郎!不倫野郎!』と叫び始めたんです。不倫という意味もよくわかっていないようで、ふざけて『不倫野郎!』と叫び続けるんです。慌てて『そんなことしてないよ』と言ったのですが、360度周りの人たちからの冷たい視線が痛くて心が折れてしまいました」本当は元妻が不倫女なのに、祐介さんのほうが不倫男にしたてられていたのです。元妻は子どもたちに嘘を吹き込んでいました。「必死で否定しましたが、まさか子どもたちに『不倫をしたのはママのほうだよ』なんて可哀想で言えません。さらに長男は『君のママがあの元夫は不倫しそうな顔だよねって言ってたよ』と言うんです。ママ友にまで自分が不倫男にされていました。元妻とは家が近所なので偶然顔を会わすこともたまにありますし、子どもたちの友だちの親御さんとも会うことがあります。その人たちから自分は不倫男として見られているなんて…。パートナーと一緒に歩いているところを見られていたら、パートナーが略奪女と思い込まれているのが申し訳なかったです」長男はまだ小学3年生。最初、不倫という言葉はYou Tubeなどで覚えたのだろうと思った祐介さんですが、どう考えても元妻が不倫という言葉を子どもたちの前で発しているとしか考えられません。「それと、元妻を不倫で訴えて慰謝料を請求したことからなのか、長男は『ママが、パパがお金を取りにくるって言ってた』と言うのです。そんなことまで話しているのか思うと、子どもたちのことがとても心配になってしまいました」事実を捻じ曲げて子どもに信じ込ませているとんでもない元妻です。「元妻側の弁護士からは『面会交流以外の内容の連絡をしないこと』という封書が先日届きました。長男のスマホは、僕とLINEで繋がれないよう面会の際はロックがかけられています。長男は水族館で魚の写真を撮りたがっていたのですが、ロックがかかっていたため僕のスマホで撮影しました。面会後、元妻に『長男に転送してあげてほしい』と水族館での写真をメールしました。子どもたちに嘘を伝えていることは面会中におきたでき事なので、後日また抗議の連絡をしようと思っています」前回の面会でも祐介さんのことを「あの人はもう親じゃないからパパと呼ばずに『鈴木さん(仮名)』と呼びなさい」と言われていた子どもたち。次の面会でも子どもたちを利用して何か嫌がらせをしてくるのではないかと祐介さんは浮かばない表情をしています。子どもたちに父親のことを悪く吹き込むのは心理的虐待にも繋がります。今後の面会がうまくいくことを願うばかりです。©Владимир Солдатов/Adobe取材、文 野々原なつめ
2023年12月03日不倫にハマってしまう女性は、冷静さを失ってしまい、周囲が見えていないことが多いです。親しい友人を不快にさせたり、迷惑をかけていることにも気づかず、いつのまにか周りから距離を置かれてしまうことも…。今回は、「不倫中の女友達からされた最低の行動」を女性陣に聞いてきました。不倫のアリバイに使われた「私の女友達が、年下の男性とダブル不倫していました。私は不倫の話を聞くのが苦手なので、彼女とも一定の距離を保っていたんです。ところが不倫相手と温泉旅行に行った際に、私の名前を出して『千恵と旅行に行ってくる』と、夫に嘘をついていたことが発覚。不倫のアリバイに勝手に人の名前を使うなんて、本当に最低ですよね。それ以来、完全に縁を切りました」(千恵/33歳)不倫のアリバイのために友人を利用するのは、絶対にしてはいけない行為です。不倫をしているとただでさえ周囲から嫌悪感を抱かれ、距離を置かれてしまうことはよくあること。それに加えて、友人を利用したりトラブルに巻き込んでしまうと、一生縁を切られてしまう可能性もあります。相談されたから本音を伝えただけなのに…「不倫をしている友人からいつも話を聞かされていました。かなり悩んでいるようでしたが、私はあえて賛成とも反対とも言わずに、できるだけフラットな姿勢で話を聞き続けていたんです。でもある時泣きながら電話がかかってきて、彼女が『辛くてもう耐えられない』と言うので、さすがに心配になりました。それで彼女の幸せを思って、『そんな男すぐに別れるべきだよ。でないと一生幸せになれないよ』とハッキリ本音を伝えたんです。すると友人が急にキレ始めて、『マリは本気で人を愛したことがないから、私の気持ちはわからないと思う!』と、なぜか私が否定され…。もう二度と相談に乗らないし、話を聞いてあげるのもやめようと心に誓いました」(マリ/32歳)不倫にハマってしまう女性は、頑固なタイプが多いのも特徴。周囲からどんなに心配されたり反対されたりしても、聞く耳を持とうとしません。最悪なのが、自分から相談を持ちかけておいて、不倫を反対された途端、悪態をついたり意固地になってしまうこと。不倫にのめり込んだ結果、友情を失ってしまうケースは珍しくありません。不倫中の友人からマウントを取られた「幼馴染が既婚者と付き合っていたのですが、不倫相手の彼からこんなプレゼントをもらったとか、どこの高級店に連れていってもらったとか、自慢話ばかり。他に話せる友人がいないみたいで、唯一不倫の事実を知っている私に、何もかも話してくるんです。自分がどれくらい愛されているかをさんざんのろけた上で、私に『咲希も早く彼氏作ったほうがいいよ~』とマウントを取ってきたんです。不倫なのに何を言っているんだろう…とモヤモヤせずにはいられませんでした」(咲希/29歳)不倫相手との自慢話や惚気話を聞かされるのは、大抵の人が不快だと感じるはず。また、不倫は普通の恋愛と違って、誰にでも打ち明けられるわけではないのもネック。話す相手を選ばないといけないような恋愛は、やはりやめておきたいですね。「不倫中の女友達からされた最低の行動」を紹介しました。不倫に夢中になるあまり、友人に迷惑をかけて愛想を尽かされてしまう…なんてことは、絶対に避けたいですよね。不倫というのは、大切な存在を疎かにしてしまうほど周りが見えなくなってしまうので、やはり恐ろしいです。©New Africa/Adobe文・小泉幸
2023年12月03日不倫の末に略奪婚をした優子さん(仮名)。結婚当初は幸せだったものの、1年目の時点で早々に夫が家庭への興味をなくしているのではないかと感じ始めました。さらにある日、夫のスマホに届いたメッセージから、夫が別の女性と親密なやりとりをしていることを知ってしまいます。「略奪婚は幸せになれない」と身をもって体験したという女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫の様子がおかしくなり、夫婦関係も悪化夫のスマホを偶然に見てしまい、親密な女性の存在を知った優子さん。離婚問題に発展させないために、夫の不倫は不問にすると決めたとのこと。しかし優子さんが不倫に気づいたことを知らない夫は、それからどんどん行動が大胆になり、帰宅時間が遅くなったり外泊が増えたりしていったそうです。「さすがに、夫に何も言わずに黙っているのは不自然かなと思うくらい、夫は家に寄りつかなくなりました。結婚2年目に入ったばかりでしたが、すでに私たち夫婦はレスにもなっていて…。不倫をしていた頃はラブラブだったのに、結婚をした途端に冷めきった関係になってしまったのです。しかし当時の私はどうしても離婚だけは避けたかったので、じっと我慢をして夫に文句を言うことはありませんでした」夫から離婚の申し出が…夫の行動に我慢を重ねていた優子さんでしたが、夫から唐突に「離婚してほしい」と申し出があり、優子さんは飛び上がるほど驚いたそうです。「不倫をしていると知っていても不問にしてきてあげたのに、いきなり『離婚したい』だなんて、どこまで身勝手な人なんだと思いましたよ。どうせその女性と一緒になりたいから別れてくれみたいな話をしてくるんだろうなと思ったので、私は何があっても夫を手放すまい!と覚悟を決めました」ところが夫の口からは、優子さんが想像もしなかった事実が飛び出してきたとのこと…。夫の不倫相手は予想外の人物「夫から、『前妻とよりを戻すから、君とは夫婦関係は続けられない』と言われたんです…。離婚をするとき、私の存在は隠していたのですが、前妻は不信感を抱いていたよう。そして離婚後に、夫のことを調査していたみたいです。そして前妻は、夫が離婚から半年で私と結婚していたことを知ったそう。それで当時、不倫をしていたから離婚を急いでいたのだと気付いたらしくて…。前妻から『このまま今の妻と結婚生活を続けるなら、慰謝料と新生活の資金を支払ってほしい。お金を払わないなら離婚をして私と復縁してもらいたい』と二択で条件を突きつけられ、夫は前妻との復縁を選んだとのことでした」あまりにも唐突で衝撃的な展開に、最初は頭がついていなかったと話す優子さん。しかし夫の決意は強く、その場で記入済みの離婚届を渡され、その日のうちに夫は家を出ていってしまったそうです。「それから1か月ほど話し合いを試みましたが、まったくダメでした。家を出ていってすぐに、夫は前妻と暮らし始めたらしいです。ゴネて離婚届を出さないこともできたのかもしれないけれど、そもそも自分が略奪した立場という負い目もあったので、最終的に私は彼の要求をすべて承諾することにしました。離婚をして、財産分与も一切なし。その代わりに私からは前妻へ慰謝料を支払わなくていいという内容でした。別れたあともずっと、あの結婚生活はなんだったんだろう…という虚しさが残っています。略奪をして幸せになれると思い込んでいた自分の愚かさに呆れます」略奪婚を画策し、計画通りにうまくいったように見えていても、どんでん返しが待っていたようです。不倫をすれば、相応の因果応報な結果が待ち受けているもの。略奪はもとより、そもそも不倫に足を踏み入れるべきではありません。©Pormezz/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月29日「略奪婚をしても幸せになれない」は真実かもしれません。2年間の不倫を経て略奪婚をしたものの、結婚後すぐに起こったアクシデントによって人生が大きく狂った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。略奪婚からわずか1年で日常に異変優子さん(仮名)は、仕事で知り合った年上の既婚者男性・山本さん(仮名)と、2年間の不倫の末に結婚しました。周囲に「略奪婚」だと思われたくなかったため、結婚が決まったと同時に優子さんは職場を変え、生活拠点もこれまでの場所とは距離のあるところへ移住したそうです。「まさか自分が彼を妻から略奪できるとは思っていなかったのですが、想像していたよりも彼の離婚がスムーズに進み、離婚が成立した半年後に籍を入れました。略奪婚のレッテルを貼られるのは嫌だったので、私も夫もそのタイミングで転職し、お互いがそれまで暮らしていたエリアから20kmほど離れた郊外に新居を構えました」結婚をして最初の半年間は、ラブラブな蜜月が続いたとのこと。しかし結婚1年目の終わりを迎える頃から、優子さんは夫の様子に違和感を覚える頻度が増えたそうです。「結婚1年目って、まだまだいろんなことを夫婦で擦り合わせないといけないし、家のことや家庭運営についても決めなくてはならないことがポツポツと出てくる時期ですよね。それなのに、夫は結婚1年目の終わりを迎える前から、新婚当初とは明らかにテンションに違っていて、すべて私任せで家庭に興味がなくなってしまったようなんです。彼は離婚してすぐに私と結婚したので、しばらくはそういう家庭的なことには関わりたくない気分なのかなと思い、当時の私は夫をそっとしておいたのですが…」夫のスマホに女性からのメッセージを発見家庭に協力的ではない夫にじわじわと不満を持ち続けていたある日、深夜に夫のスマホが鳴ったので優子さんがなにげなく見てみると、画面には女性と思われる人物からのメッセージが表示されたとのこと。自分と不倫から結婚をしたばかりなのに、もう別の女性と親密なやり取りをしていることに、優子さんは驚きとともに大きなショックを受けたと話します。「そのメッセージは、夫とけっこう親密な関係であることが一目でわかる文面と内容でした。それで、夫は不倫をしているんだろうなってピンときたんです。結婚1年目でもう不倫をするなんて信じられないという気持ちもありましたが、せっかく結婚したばかりなのに、これで私が騒いで離婚になっても困るので、そのときは不問にすることにしました」不安はあったものの、優子さんは結婚生活を維持することを優先。穏便に済ませることに決めて、夫の不倫には目をつむったそうです。一度不倫をした経験がある人が、たとえ環境や状況が変わったとしても不貞行為を繰り返すことも珍しくありません。不倫から略奪婚へと進んだところで、将来的に幸せになれる可能性は極めて低いのが現実でしょう。©naka/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月29日不倫をしている男性は、「自分が気をつけていれば絶対妻にはバレない」と過信している人が多いです。しかし世間とは狭いもの。意外なところで繋がりがあり、人づてに不倫がバレてしまうケースがあるのだとか。今回は、不倫がバレた男性が「世間は意外と狭かった」と後悔したエピソードを紹介します。妻と不倫相手に共通点はないはずなのに…「不倫相手の彼女は、妻との共通点は一切ないので、絶対にバレるはずがないと思っていました。妻とは出身地も大学も、仕事の業界も全く被っていないし、年齢も妻より7歳年下なんです。ところがなんと不倫相手の友達が、妻の会社の後輩だったらしく、バレてしまいました。共通点はなくても、意外と人と人は繋がるものなんだと思い知りました…」(マサキ/34歳)年齢や出身校、業界など共通点がないようにも見えても、辿っていくと人と人はどこかで繋がるもの。妻と不倫相手が実は繋がっていた…という恐ろしいパターンも、実は珍しいケースではありません。「絶対にバレない」と過信している人に限って、とんでもない修羅場に発展することも。マッチングアプリをこっそり楽しんでいたら…「既婚であることを隠して、マッチングアプリで遊んでいました。ただし、知り合いにバレるとマズいので、相手の女性を選ぶ際は細心の注意を払っていたんです。僕や妻の周りは華やかなタイプの人が多いので、知り合いと繋がらないよう、あえて地味めの女性とだけ会うようにしていました。ところが、僕のプロフィール画面のスクショが友人のあいだで出回っていたようで、遊んでいたことが妻にバレてしまいました…」(孝之/33歳)マッチングアプリをやっている以上、プロフィール写真は不特定多数の人に見られています。知り合いや妻の知人に見られたとしてもおかしくはありません。独身のふりをして遊んでいる自分のプロフィール画像が、スクショを撮られて出回っていた…なんて恥ずかしい事態は避けたいものです。珍しい苗字が仇となった「結婚していることを隠して行った合コンに、ものすごく可愛い女性がいたので、2人で飲みに行くことになりました。ところがつい気を許して、会社名と自分の苗字をポロッと言ってしまい…。そしたらその女性から『結婚してるでしょ?たぶん私、奥さんの友達だよ』と言われて冷や汗…。僕の苗字ってすごく珍しいので、会社名と苗字だけで身元がバレてしまったようです。妻にも言いつけると脅されて、本当に焦りました…」(亨/34歳)既婚であることを隠して遊んでいる男性も多いですが、女性の勘は鋭いもの。少しの情報をもとに、結婚していることをすぐに見破られてしまいます。女性を騙したことによってトラブルに発展すれば、妻の耳に入ってしまう可能性もありえるでしょう。男性に聞いた、不倫がバレてしまったエピソードを紹介しました。世間は驚くほど狭いもの。妻の前では完璧に隠し通したとしても、周囲の噂などによってバレてしまうケースはたくさんあります。特に不倫のようなゴシップは、噂が広がるのも早いのかもしれません。妻の信頼を失うだけでなく、周囲の評判まで落としかねないということです。©yamasan/Adobe文・小泉幸
2023年11月28日既婚者の仕事相手と安易に不倫を始めた結果、略奪婚を考えるほどに彼へ本気になってしまったという奈々さん(30代・仮名)。しかし彼が自分との将来に本気ではないと悟り、ついに復讐を企てます。しかし計画どおりに物事が進まずに、奈々さんはとんでもない結末へと追い込まれることに…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫をきっかけに人生が転落したバリキャリ女性のエピソードをお届けします。不倫相手の妻を呼び出して復讐をするはずが…奈々さん(仮名)の復讐計画は、不倫相手の飯塚さんとのプロジェクトが終わる日に、飯塚さんとの不倫を彼の妻に暴露して、結婚生活を台無しにしてやろうというものだったそう。当然、奈々さんにもリスクが伴う方法だったものの、飯塚さんを許せない気持ちのほうが強く、冷静な判断力を失っていたと話します。「この方法だと、自分の不倫がバレて慰謝料を取られるリスクはありましたが、そのときには貯金にゆとりがあったので、捨て身の覚悟で飯塚さんを道連れにしようとしたんです。プロジェクトは順調に進み、飯塚さんとの仕事がついに最終日を迎えた日に、私は計画を実行しました。その日に備えて匿名で飯塚さんの自宅に手紙を送って、『あなたの夫の不倫相手について教えたいことがある』と書き、会社に来るように伝えておいたのです」そして計画通りに、飯塚さんの妻は会社にアポなしでやってきたとのこと。ところが、飯塚さんは先手を打っていて、妻に不倫を自白したあとだったのだとか…。奈々さんの計画は脆くも崩れただけでなく、飯塚さんは「俺が自分から誘ったわけではなく、相手(奈々さん)にたぶらかされた」と妻に伝えていたそう。そのため、奈々さんの会社に来た飯塚さんの妻は、奈々さんの話を聞く余地もなく、いきなりその場で奈々さんを罵り始めたそうです。慰謝料を払いキャリアも台無しに「飯塚さんの妻は、私に慰謝料を請求するために会社に乗り込んできただけでした。その場で大声で不倫について罵られ、会社中に私が不倫をしていたことが知れ渡ってしまったんです。復讐を企てたつもりが、逆に飯塚さんにはめられて…。やり返す余裕もなく、追い込まれる立場になってしまいました」その後、慰謝料の支払いは貯金でまかなえたものの、奈々さんは周囲の目が気になって会社に残ることができずに、転職を余儀なくされました。狭い業界なので今後噂が広がる可能性もあると思い、同業の会社には転職しづらく、全く関係のない業界に転職したそうです。これまでのキャリアを不倫のせいで棒に振ることになってしまい、深く悔いている奈々さん。これからどうやって人生を立て直せばいいのか、途方に暮れ続けていると話していました。不倫によって傷ついた女性が、相手の男性に復讐をしたくなることもあるはずです。しかし計画を企てたところで、思い通りに復讐が進まないケースがほとんどでしょう。不倫をしていた落ち度がある以上は、周囲が味方をしてくれる可能性も極めて低く、不倫は百害あって一利なしと言っても過言ではありません。©TMphoto/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・並木まき
2023年11月26日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚