婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、恋愛経験ゼロのまま25歳になってしまった女性のお悩み。25歳で初彼ができたけれど…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:男性とお付き合いした経験がないまま25歳になってしまいました。さいきん友人に紹介してもらった男性から告白され、頭の良い優しい方だったのでOKしたのですが、どうも私の気持ちが盛り上がらず…。むしろ相手の好意を重たく感じてしまっています。「空いている時間はいつも会いたい」と勢いがすごくて引いてしまうし、カラダを寄せて来られた時には「無理かも…」と感じてしまいました。恋愛してみたい気持ちはあるし彼と向き合いたいのに、どうしていいのかわかりません。(25歳・会社員)無理に恋愛する必要はないまず最初に相談者さんにお伝えしたいのは「無理に恋愛する必要なんてないんだよ」ということです。種の保存が動物の本能だからって全人類が異性に恋愛感情を抱くとは限りませんし、独りで楽しめるエンターテイメントがこれだけ充実している昨今、恋愛に興味を示さない男女が増えるのは自然な流れとも思えます。25歳まで異性との交際経験がなくても引け目に感じたり焦ったりすることはないし、相談者さんが特に必要としていないなら無理して恋愛しなくたっていいんです。ただーーそれでも相談者さんが「恋愛してみたい」とおっしゃるなら、まずは素直な気持ちや要望を伝える練習をしてみませんか。恋愛は二人でするものーー自己完結はNG「素敵だな」と思う女性を見つけたとき、多くの男性は恋の火種が勢いよく燃え上がります。自身の感情をコントロールしつつ女性の反応を見ながらアプローチできる男性もいますが、相談者さんの彼はそれほど器用ではなかったようです。勢いのままに「空いている時間はいつでも会いたい」と気持ちをぶつけたり、女性側の受け入れ態勢を配慮しないままカラダを近づけたり…一方的に盛り上がってしまっているんですよね。とはいえ彼がそんな行動をとるのも、相談者さんのことが好きだからこそです。もちろん相談者さんは、無理して彼に合わせる必要ありません。ただ、「無理かも…」などと自己完結してしまわないで、ぜひ素直に気持ちを伝えてみてください。「勢いについていけない」「もう少しゆっくり距離を縮めたい」そうやってハッキリ言葉にすれば、彼はきっと受け入れてくれます。恋愛は二人でするもの。不満も要望も抱え込まず素直に伝えて、互いに心地いい関係性を築いていくーーその過程こそが恋愛なんです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©dragana991/Getty Images文・安本由佳
2023年08月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は激務で多忙な彼氏と結婚し、幸せになりたい27歳女性のお悩み。激務の彼氏とうまくやっていけるか不安…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1か月後に彼が東京本社に栄転することになりました。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」と言われているのですが、多忙の中でタイミングを逃してしまわないか心配です…。また予定通りに結婚が叶ったとして、新天地で激務に追われる夫とうまくやっていけるのか、私は何をしてあげたらいいのか、どんなスタンスでいるべきなのか、いろいろと不安で…多忙な夫と上手に付き合う方法についてアドバイスが欲しいです。(27歳・会社員)期限だけ決めたら、あとは彼に任せて東京本社への栄転が決まり、やる気に満ちているであろう彼の頭の中は、おそらく仕事のことでいっぱいです。さらには付随する引っ越し作業や新生活の準備もあるわけで、自分のことだけで精一杯というのが実際のところではないでしょうか。しばらくはあれもこれもと求めず、落ち着くのを待つほかなさそうです。ただそうは言っても、相談者さんの気持ちもよくわかります。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」という口約束は絶対に守ってもらいたい。守ってもらわないと困りますね。であれば、たとえば半年後などの期限だけ決めておいてはどうでしょうか。結婚のタイミングは相談者さんの人生にとって非常に重要なこと。「時期だけはハッキリさせておきたいんだよね」と伝え、プロポーズの期限を決めておいてもらいましょう。そこだけ約束してもらったら、あとはもう彼に任せるのが良さそうです。たまにリマインドするくらいはアリですが、追い詰めたりしないで気長に待ってください。いつまでも愛される女性の秘訣は…約束したスケジュール通りに結婚が叶ったとして、大事なのはその後の結婚生活ですよね。激務に追われる多忙な夫のために、妻として何をしてあげたらいいのか。どんなふうに支えてあげるべきなのか。ーー相談者さんはあれこれ考えられているようですが、実は……放っておいてあげるのが一番です。「何かしてあげたい」という、その気持ち自体は素晴らしいし彼も嬉しいと思いますが、そこに見返りを求める気持ちが1ミリでも入ってしまうと逆に負担をかけることになります。仕事に追われていっぱいいっぱいなところに、自分が頼んだわけでもないのに「〇〇したんだからして」などと求められたら重荷でしかありませんよね。見返りを一切求めず尽くせる人のことは止めませんが、そうでないなら「頑張って出世してね!」と背中を押してあげるだけで十分です。むしろそうやって放置してあげた方が、彼も気兼ねなく仕事に邁進できて気が楽なんです。そして相談者さんは自分で自分の時間を大いに楽しみましょう。仕事でも趣味でもいいから自分の世界を持って、彼の仕事と同じくらい一生懸命になれるものを見つけてください。夢や目標に向かって頑張る人は輝きますし、そんな妻の姿は夫にとっても良い刺激になります。必要以上に尽くされたり世話を焼かれるよりもずっと魅力的に映り、永く愛されます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cavan Images / Liza Zavialova/Getty Images文・安本由佳
2023年07月22日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、クズ男とわかっていながら元カレを引きずっている25歳女性のお悩み。クズ男だったのに…元カレが忘れられない『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、彼と別れました。「忙しい」と言ってぜんぜん時間を作ってくれないし、私の前でも何の配慮もなくアイドルやグラビアのインスタを見ているし、極めつけは…こちらが強く言わないと避妊しないようなクズ彼氏でした。こんな人と一緒にいても幸せになれないと思って自分から別れを切り出したのですが、過去に優しくしてもらったことや他愛もない冗談で笑いあえていた頃を思い出し、ふとした瞬間に涙が出てきます。どうすれば立ち直り、前を向けますか。(25歳・会社員)大切に扱ってくれないなら、指一本触れさせないでまずは全女性に、声を大して言わせてください。強く言わないと避妊しないような彼氏にカラダを許してはダメです。妊娠リスクを負うのは女性。配慮と気遣いがあって当たり前です。普段からの言動も含めて大切に扱わない男性には「指一本触れさせない」くらいのマインドを持ってください。遠慮したり空気に流されて、もし万が一のことがあったときに後悔しても遅いんです。「こんな人と一緒にいても幸せになれない」と悟り、自ら別れを切り出した相談者さんの判断は賢明でした。女性を都合よく扱ってくるクズ男たちというのは、「忙しい」などと理由をつけて音信不通になることはあっても、自らは関係を清算しないものです。そもそも都合のいい相手なので、断ち切る必要がないから。女性側が強い意志を持って離れるしかないのです。大丈夫、冷静に一歩を踏み出した相談者さんは次の幸せな恋に向かって確実に進んでいます。美化された記憶に惑わされ、再び後ろを向くのはやめましょう。記憶の中の彼は「架空の人」人間の記憶は不確かなもので、都合よく書き換えられています。「あの時はこんなに優しかった」「あの頃は楽しかったな」…本当にそうでしょうか? 配慮のない発言、自分勝手な態度をなかったことにしていませんか。「そんなことはない、昔の彼は優しかったし幸せだった」とおっしゃるかもしれません。しかし、そうだとしても、過去の話であることに変わりないのです。現時点においては、優しかった彼も幸せだった時間も、もう存在していません。存在していない、記憶の中の彼は幻覚と同じです。今はもういない架空の人。一方、リアルに存在しているのは、会いたい時に会えない、目の前にいる彼女よりアイドルやグラビアのインスタを見る、相談者さんを粗末に扱うクズ男です。ファンタジーに逃げず、現実を見ましょう。そしてこれからは、自分のことを大切に扱ってくれる男性だけを相手にしてください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cecilie_Arcurs/Getty Images文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2023年07月15日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第148回は、恋を探しているときに出会った相手との第一印象についてお届けします。1.写真よりも直感を優先【結婚引き寄せ隊】vol. 148恋活や婚活など出会いを探しているときでは、初対面の相手とおたがいのことを手探りでうかがうような場面が出てくるものですよね。そういった場所で受けた相手の第一印象が、その後の展開にもやっぱり影響してしまうというエピソードをご紹介します。出会いの場でよく言われるのは、とくに婚活は写真が大事ということ。いまは恋活でもアプリなどで出会い探しをする方にとっては、まずは相手がどんな人なのか、掲載されている写真をチェックすること、ありますよね。必ずしも本人の写真が出ているとは限らないものの、どんな写真なのかでだいたいの人柄を予測することはできるのではないでしょうか。ある婚活サイトに登録していたAさんは、自分好みの男性がいないか探していたところ、ある程度条件に合った男性を何人かキープ。婚活では、正式にお付き合いをすることになるまでは、並行して何人かとやりとりすることは普通なので、それぞれの男性と最初はメールで連絡を取り合うことにしたそうです。キープしている男性の中には、しっかりと写真館で撮影したようなものから、テキトーに自宅で自撮りした写真、風景を載せている人といろいろ。Aさんは、やっぱり写真の出し方にも性格が出るのかな?と写真を見ると、気合が入っていそうな男性よりも、なぜか風景写真を乗せている人が気になったのだとか。婚活サイトできちんと顔出ししていないのは、遊び人かとあやしまれてしまうこともあるのですが、Aさんは写真以外の面でその男性が理想の条件だったため、ひとまずやりとりをやめませんでした。実際に会う前になって、「顔写真を見せてもらえますか」と男性に依頼したら、ちゃんと出してくれて、Aさん好みのさわやかなタイプでその後はとんとん拍子に進展。彼は出会いがないから婚活サイトに登録したものの、知り合いも同じ婚活サイトを使っているから、恥ずかしいのでバレないように顔写真は出さなかったということでした。安心したAさんでしたが、もしも最初から風景写真だからと落としていたら、その後の展開がなかったため、最初に気になった気持ちを信じてよかったなあと思ったそうです。2.気合が入りすぎてもよくない恋愛経験の少ないBさんは、親しみやすいキャラクターの女性。男女問わず、誰とでもフレンドリーに接することができるタイプなので、実は彼がいないということが意外なほどでした。あるとき、シングルの女性何人かで合コンに参加しようという話になり、もしもいい出会いがあればと、いいタイミングで誘われたことに喜んで、Bさんも参加することになりました。友達同士なら、その場に男性がいても緊張する様子が見えないBさんなのに、いざ合コンとなり、「いい男性いるかなあ」という会話になると、だんだんとガチガチに肩に力が入るようになっていきました。はたから見ていてもいつもと違うBさんは、合コンが始まってからも、いつもと違って口数も少なく、笑顔もぎこちない…。結果、ほかの参加者には気の合う男性を見つけた女性もいましたが、Bさんはあまりその場には馴染めなかったようで、とりあえずみんなで、と交換した連絡先がわずかにあるぐらい。参加していた男性のなかには、好きなタイプもいたようなのですが、異性を意識しすぎて気合が入りすぎてしまったそうです。Bさんが意識していた男性に、あとから参加女性たちの印象を聞いたところ、Bさんのことは「控えめな女性だな」と感じたのだとか。見た目自体は男性のタイプで仲良くなりたいなと思ったけれど、Bさんに話しかけてもそっけなかったことから、勝手に脈無しと判断されて別の女性と仲良くなってしまったことが判明。つかめそうだったご縁を逃してしまったBさんですが、気合が入りすぎてもよくないなと実感したのでした。3.いつもと違うギャップがある「とにかくひとりになるのはイヤ」だという、寂しがり屋のCさんは、多忙を理由に彼にフラれたばかりでした。忙しいから恋愛できない、という元カレの話に納得できず、半ば強制的に別れてシングルになったCさんに、まわりの女友達たちが寄り添っていました。いつもはハツラツとしているCさんなのに、フラれたダメージで毎日メソメソしていたところ、友人のひとりは「痛手を癒すのは新しい恋しかない!」と、さっそく知り合いを紹介しようと何人かシングルの男性の候補を考えていたそうです。とはいえ、そんなにすぐ立ち直ることができなかったCさんは、すでに別れてから月日が経っていても、飲みの席でふと元カレを思い出して涙ぐむことがあったようで…。たまたま会社の飲み会で、Cさんのそんな姿を見てしまった同僚の男性は、いつもの元気な姿とは違うギャップに心をつかまれ、その後Cさんにアプローチ。同じ職場ということもあって、ふたりの距離は縮まっていきました。あとからわかったことですが、男性はもともと快活なCさんに第一印象から好感を持っていたそうで、そこにいつもと違う様子を見てギャップ萌え。一気に関係を進展させたいと気持ちを後押ししたようです。出会いを探していると、いろんな可能性から恋が進んでいくことがありますよね。みなさんも素敵な恋を謳歌してくださいね。文・かわむらあみり©Jose carlos Cerdeno/Getty Images©South_agency/Getty Images©Paperkites/Getty Images
2023年07月14日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、一流商社に勤める彼と交際中の32歳女性。ある日突然、彼が起業のために会社を辞めると言い出して…。先行き不安になる彼女に、佑雪さんのお答えは?お悩み:「一流商社を辞めた彼の、今後の収入が不安です」【クラブ佑雪】vol. 302結婚を前提に交際していた彼が突然、会社を辞職してしまいました。彼が会社を辞めるまで、何も聞いていませんでしたが、どうやら起業するようです。世の中に疎い私には細かな内容や彼の状況がよくわかっていません。34歳までに結婚して子どもを産みたいと思って、婚活に励み、アプリでようやく出会えた彼で、彼を選んだ理由には一流商社にお勤めという経済力も含めてのことだったので、動揺しています。彼からは「しばらくは収入が不安定になるから、入籍は待って」と言われていますが、本当にこのまま彼を待ち続けてもいいものか、迷っています。(るみこ32歳未婚 契約社員)「彼の収入より、もっと心配なことがあります」間違いなく、彼は突然、会社を辞めてません。前々から会社を辞めて起業するために、準備を重ねてきたはずです。ただ、ご相談者さまへの報告が突然だっただけでしょう。この案件、収入が不安だなんだっていうこと以上に、彼のパーソナリティに不安を感じてしまうのはわたくしだけではないはず。まあ、まだ結婚してない他人だから、ギリギリセーフなのかな。でも、どうですか? 人生を大きく左右する決断について、事後報告する人と一緒にいるって。もし、2人がすでに夫婦なら、会社辞めるとか起業するとかはおいといて、そんな大事なことを事前に相談しないっていう点でモメません? 正直、離婚にまで発展するような話です。だって、こういう人って一事が万事そうだから。毎回、コトあるごとに「えっ、聞いてないけど?」っていう。そこで気にならず、「そういう人だからしょうがない」って笑って過ごせるのならいいですけど、少なくともご相談者さまはそうじゃないわけでしょ? こりゃ、先が思いやられますよ。まして、ご相談者さまは「34歳までに結婚して子どもを産みたいと思って、婚活に励み」「一流商社にお勤めという経済力も含めて」彼を選ぶような方です。自分の人生はこうでなきゃ! っていう思いが強い方ですから、その人生が“こうでなきゃ”というあるべき姿から外れると、今回みたいに混乱すると思うんですよね。それでご自身は幸せになれるのか?一方、彼は自分がやりたいことは周囲の意見を聞かずにやっちゃう、というタイプなんでしょうね。もしくは、友だちや今後役に立ちそうな有力者には相談してるかもしれませんが、自分の目的(この場合は起業して成功すること)遂行の役に立たない人(つまり、ご相談者さま)には言う必要がないっていう考えなんでしょう。たとえば今後、彼が今住んでいるところと別の地域を拠点にするって決めたとしたら、どうですか? 言葉もわからない海外かもしれません。子どもがいたら、学校は? 子どもがいなくても、ご相談者さまのキャリアは? とか、いろんな問題が起こるわけですよ。前もって相談してくれてれば、反論もできるし妥協点も探れます。でも、突然「決めた」って言われたら、彼に従うか、別れるか、みたいに極端な選択を迫られがちです。っていうことをですね、結婚前提にお付き合いされているなら、彼におっしゃったらよろしいのでは? 逆に申し上げるなら、そんなことも面と向かって言えないうちは、絶対に結婚しない方がいいです。きっと後悔することになるから。あ、まあ、でも、後悔も人生のうち。後悔する覚悟くらいなきゃ、結婚なんてできないからね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Prostock-Studio/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月10日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、音信不通で別れたはずの元カレからデートに誘われた、26歳女性のお悩み。音信不通で自然消滅した元カレと、復縁はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:マッチングアプリで知り合った男性から「めちゃくちゃ好み」などと猛アプローチされて付き合うことにしました。しかし1か月も経たないうちに彼が大怪我をして入院。退院後も松葉杖生活を余儀なくされてデートどころではなく、そのまま連絡が途絶えてしまいました。もちろん私は心配して「大丈夫?」「できることあったら言ってね」など何度もLINEしましたが、いくら連絡しても未読スルー…。しかしつい最近、3か月ぶりにLINEを送ってみたところ「連絡しなくてごめん」と返信が届き、何度かやり取りを続けるなかで「ごはん行かない?」と向こうから誘われました。音信不通になるような男性とは、仮に復縁できてもうまくいかないとわかっています。それでもまだ好きな気持ちがあり、会いたいです。私はこのあと、どのように行動すれば良いでしょうか。(26歳・会社員)音信不通だった元カレから、3か月ぶりに返信が届いた理由は…会いたい気持ちがあるなら、会いにいけばいいのではないでしょうか。彼から誘われたのだし、食事くらい行ったらいいのではと思います。ただし当然ながら、ただの友人としてです。相談者さんは「復縁できるかも」という淡い期待を抱いているようですが、彼にそんなつもりはありません。そもそも、彼の中で相談者さんは本当に彼女だったのか…その前提すら怪しいくらいです。考えてみてください。大怪我による入院、そして松葉杖生活…心身ともに大変な状況であったことを差し引いても、心配している彼女からのLINEを何か月も未読スルーしますか? 認めたくない事実かもしれませんが、彼は相談者さんを口説き落とす過程を楽しんでいただけだったと考える方が自然ではないですか。相談者さんが3か月ぶりに送ったLINEに返信してきたのは、今はもう彼氏・彼女の関係ではないという共通認識を得たうえで、何の責任も負わない状態で艶っぽいやり取りができると思ったからです。彼の誘いに乗るのは構いませんが、現実はしっかり受け止めて、あくまで友人として会いましょう。今は恋人同士でもないし、彼は復縁を望んでいません。なし崩し的なスキンシップは絶対にしない・させないよう、しっかり一線を引いてください。夜の約束でお酒が入る場合はより一層注意してくださいね。もし彼が「やり直したい」と言ってきたらもしかすると、再会時に盛り上がった彼が「あの時はごめん」「やり直したい」などと言ってくる可能性もなきにしもあらずです。しかし忘れないでください。相談者さんもご自身でおっしゃっているとおり、彼は「めちゃくちゃタイプ」などと言って口説いてきたくせに1か月やそこらで音信不通になるような男です。そんな彼と復縁したところで、幸せな恋愛ができるとは思えません。それでも相談者さんが彼を好きで、復縁したい気持ちを抑えきれないというのなら、せめて彼に「もう二度と音信不通なんて真似はしない」と約束させてからにしませんか。彼が復縁を口にしたら、すかさず釘を刺してください。「私、音信不通になる彼氏とか絶対に無理だから」と真顔で伝えるんです。ーーここで彼が「そんなこと言わないでさぁ」みたいに冗談めかしたり、相談者さんを丸め込もうとしても絶対に流されないこと。なし崩しで復縁してしまったら、また同じことをされて終わります。そうではなく、彼が相談者さんの訴えを真面目に受け止めて「二度としない」「必ずマメに連絡する」と真摯に約束するなら、一度は信じてあげても良さそうです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maria Korneeva/Getty Images文・安本由佳
2023年07月08日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第147回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その50をお届けします。1.美容にうるさい男【結婚引き寄せ隊】vol. 147それは30代から40代が集まる婚活パーティに参加したときのこと。参加条件は30代から、となってはいたものの、この日の婚活パーティには、主に40代以上の男女が多いように感じました。そんななか、自己紹介タイムがスタート。大人の男女が集まっているだけあって、落ち着いてしっかりと相手の話を聞いて話せるようなタイプばかりで、安心しながら挑んでいました。そのうち何人目かの自己紹介のときに、40代半ばの渋い色のスーツを着た男性と対面。最初はふつうに名前や仕事について話していました。すると、急にじっとこちらの顔を見て、「ちょっと疲れてます?」と言う男性。確かに仕事が忙しくて完全に疲れが抜けきっていないけれど、一応婚活の場に行くんだからと、ちゃんとメイクしてきたつもりだったんですが…。とまどう私を目の前に、「なんかクマができていますね。肌が疲れているみたいだから、そういうときはしっかりと保湿するといいみたいですよ(ニッコリ)」というのです!まったく悪気なく、親切心からのアイドバイスといったふうに、「前にパーティで会った女性がそう言ってました」と、別の婚活女性が言っていた美容ネタをぶっ込んできてビックリ。良かれと思っての発言でも、初対面でクマがあるとかなんとか、失礼ですからー!と、心の中で叫ぶ私。もちろん、その男性とはその後一切目も合わせないで終了したのでした。2.海外帰りをアピールする男それは20代から30代が集まる大人数の婚活パーティに参加したときのこと。参加人数が多いと活気が出てくるもので、会場はにぎやかでした。まずは自己紹介ということで、大人数のパーティでは、女性が座る椅子のところへ男性陣だけが次から次へと横にずれていく、いわゆる回転寿司スタイルでスタート。ひとり数分しか持ち時間がないため、顔と名前を覚えたと思ったらすぐ次の人に。ああ、あわただしい…と思いながらも、自己紹介がやっと最後のほうになってきて、ホッとしそうになったそのとき。「こんにちはっ!」と白い歯を見せた笑顔の男性が、ハキハキとした元気な挨拶とともに、右手を差し出してきました。えっ? と思いながらも、しぶしぶ軽い握手をかわし、挨拶。短い時間に自己紹介する文言を考えてきたのか、それともいつも簡潔に話すことができるタイプだからなのか、名前、仕事、結婚願望についてを一気に話す男性。ひたすら聞いていたら、「あなたは?」と聞かれ、こちらは名前ぐらいしか言う時間が無く、その男性は時間配分はあまり考えていないようでした。しかも、ほんの数分の会話の中で、「先月まで海外で働いてたんで」とか「海外帰りなんで」とか、海外帰りアピールがスゴい。ツッコんで聞いて話を広げるほど持ち時間が無いため、ほぼ聴き手で自己紹介タイムが終了。たった数分なのに、ドッと疲れが…。その後はもちろんその男性には近づかなかったのでした。3.追わせてほしい男それは30代から40代までの男女が集まる婚活飲み会に参加したときのこと。その飲み会には、ただ飲むことが好きなだけで来ている人、出会いを探しに来ている人とさまざまなタイプがいたため、婚活だからとガツガツしていないゆるい感じがあってのんびり時間が過ぎていきました。飲み会も中盤ぐらいになってくると、だんだんと恋バナになってきて、それぞれの元カノや元カレ、結婚についてどう思っているかなどをざっくばらんに意見交換。たまたま同じテーブルを囲んで向かいに座っていた30代半ばの男性と、たわいのない話をしていると、酒の勢いも借りてなのか「俺は追わせてほしいんだよ!」と突然、熱弁をふるいはじめました。その男性いわく「すぐになびく女はダメ」だと。とにかく男性側に追わせてくれたら、どんどん夢中になるのに、そんな相手が見つからないとボヤいていて…「追わせてくれる?」とニヤリと笑いかけてきたので、正直に「ムリ!」と即答しました! ああ、追うとか追わせるとか、そういう駆け引きよりも安泰な家庭が欲しい、とグッタリしてしまったのでした。婚活していると、理想のタイプとばかり出会えるわけではありません。でも、そのうちきっと運命の相手に巡り合うはず! みなさんの恋がうまくいきますように。文・かわむらあみり©Johnce/Getty Images©FXQuadro/Getty Images©Estradaanton/Getty Images文・かわむらあみり
2023年07月06日婚活中だった20代の沙耶香さん(仮名)は、同業界で働く理想の男性と知り合い、結婚を前提に交際することに。しかし、ひょんなことから彼が子持ちの既婚者であることを知ります。沙耶香さんは「このままでは許さない」と決め、本人と対面で話し合いをすることに決めました。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、20代女性に降りかかった災難エピソードをお届けします。彼と直接話をするも、途中で逃げられて…沙耶香さんは、彼が既婚者であることを問いただすために何度も連絡をしたそうですが、彼からは全く音沙汰がない状態が続いたそう。それでも諦めることなく、大量に着信を残し続けたところ、3日後に彼との電話がやっとつながったと言います。「何日も連絡がとれなかったのも不満でしたが、それよりも真実を知りたい気持ちのほうが強かった私は、その電話口で彼に対して『今日、私の仕事が終わり次第あなたの会社に行くから時間をとってね』と一方的に言って電話を切りました。そして仕事を早々に切り上げて彼の会社に行くと、会社で騒ぎを起こしたくなかったのか、彼はすぐにロビーまで出てきて対面で話すことができたのです」沙耶香さんが、彼が既婚者で子どももいることを聞いたと伝えると、彼は少しうんざりしている様子で「結婚はしていたけど離婚した。子どもは元妻が引き取っているので今は独身だ」と告げてきたそう。さらに、自分を家に招かないことなども問い詰めると「俺、仕事が残っているから戻る」とその場から逃げてしまい、さらにはLINEまでブロックされてしまったそうです。不倫男へ制裁! 20代女性の覚悟「彼の不誠実な対応に衝撃を受けた私は、このままでは許さないと覚悟を決めました。改めて、彼の会社からうちに出向している男性に彼のことを聞き、彼が離婚していないことを確認しました。それから私は彼の会社に、名前と立場を告げたうえで、一連の事情をリークしたのです」沙耶香さんが自分の立場や名前を明かしたのは「匿名だとうやむやにされそうだったから」と話します。「結果的に、こちらも覚悟を決めてリークをして良かったと思います。あとから聞いた話では、彼は左遷されたのちに社内に居づらくなって退職して、その直後に離婚したそうです。私は彼との出来事で恋愛に対して疲れてしまい、婚活をやめてしまいました。まだしばらくは誰とも付き合いたくないですね。でも心の傷が癒えたら、彼よりも素敵な人に出会えたらいいなと思っています」既婚者の立場で独身の女性に近づき、さらにはプロポーズまでするとなれば、相当な悪行です。大きな裏切りに遭ったあとほど、しばらくの間は自分をいたわり心を癒す時間を設けることも必要でしょう。©baona/gettyimages©polkadot_photo/shutterstock文・並木まき
2023年07月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は出会った男性とカラダの関係から始まった、42歳バツイチ女性のお悩み。都合のいい女から本命昇格する方法はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:アプリで出会った男性と、2度目のデートでカラダの関係を持ちました。「カラダの相性も含めていろいろ知ってからじゃないと付き合えない」と言われて、私も彼も離婚歴のある40代だしもったいぶる年齢でもないか…と思って自ら同意してのことです。しかしその夜以降、彼からの連絡は「今から家来れる?」など深夜の急な呼び出しばかり…。さすがにありえないので断るのですが、別で食事に誘ってもことごとくスルーされています。自分でも「俺はモテる」と豪語していましたが、確かに魅力的な人です。私としてはまた会いたいし、本命になりたい。この先どうすれば真面目なお付き合いができると思いますか? (42歳・会社員)「カラダの相性を知ってからじゃないと」ーー男の本音は?単刀直入に言います。現状からの本命昇格はーー正直、至難の業です。相談者さんは「離婚歴のある40代同士だし」とか「もったいぶる年齢じゃない」とかもっともらしい言い訳を並べて正当化していますが、結局のところ雰囲気と欲に流されたのですよね。軽い流れで行為に及んだら、軽く扱われるのは当然のことです。案の定、その後の彼からの連絡は深夜の呼び出しオンリーで、デートの約束がしたくて食事に誘ってもことごとくスルーという有様…。完全に、都合のいい女扱いです。しかしそういう立場に自分を貶めたのは、他ならぬ相談者さんご自身だということを今後のために肝に銘じて頂きたいです。「カラダの相性を知ってからじゃないと付き合えない」ーーこんなことを言う彼に、相談者さんは毅然と怒るべきでした。なぜ女性がいろんな意味でのリスクを負って“味見”に付き合わないといけないのか、疑問を抱きませんでしたか?「相性を知ってから」発言に潜む男側の本音は【付き合う気はないけどセックスしたい】です。つまり彼は最初から、相談者さんと付き合う気などないんです。味見できる女は、本命になれない40代だろうが離婚歴があろうが相手がモテる男性であろうが、真面目なお付き合いがしたいなら、最初から真面目に向き合わないと本命枠から外れます。“味見”できる女に成り下がってしまったが最後、男性はその女性に時間もお金も労力も使いません。どれだけ仲が深まろうと都合のいい女のまま、扱いが変わることはないでしょう。冒頭でお伝えした通り、そこからの本命昇格は難易度MAXです。とはいえ、相談者さんには少し冷静になってもらいたいところ。彼は「俺はモテる」と豪語していたそうですが、少なくとも相談者さんに対してこんなにも失礼な言動をとる男性ですよ…?まったく素敵とは思えませんし、私には追いかける価値が見出せないのですが、それでもどうしても彼と付き合いたいと言うならーー方法は一つです。半年以上の時間を置いて、いったん関係性をリセットしてください。連絡せず、もちろん会わず、彼の中での相談者さん像が薄れるのを待ってください。できればその間に、見た目も中身もイメージチェンジ(バージョンアップ)を図っておきましょう。過去の自分とは別人となって、出会いからやり直すんです。そして言うまでもなく、次のチャンスでは絶対に味見などさせないでくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Witthaya Prasongsin/Getty Images文・安本由佳
2023年07月01日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は彼のプロポーズについて、26歳の女性のお悩み。“理想のプロポーズ”を押し付けて、幸せですか?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1年半ほど付き合っている彼氏がようやくプロポーズしてくれそうな気配です。それはとっても嬉しいのですが、自分の中で思い描いていた理想と違っているのが正直不満です。私としては、素敵なレストランで食事をした後、ラグジュアリーホテルの部屋でバラの花束とともにサプライズプロポーズ! みたいにお姫様扱いしてほしいのに、彼ときたら「仕事が忙しすぎて何も考えてない」「今からネットで調べる」などと言っていてまるで期待できません。一生に一度のプロポーズ、正直圧をかけたくなる気持ちをグッと我慢しています。このまま彼に任せておくのが正解なのでしょうか。友人はロマンチックなプロポーズをしてもらっていたのに…などと、こんな時ばかり人と比べてモヤモヤしてしまいます。(26歳・会社員)独りよがりの理想を押し付けて満足?一生に一度…になるかどうかは分かりませんが、相談者さんがプロポーズに対して並々ならぬ理想を抱いていることは分かりました。分かりましたが、今後のために少し落ち着いて考えてみることをおすすめします。相談者さんは今、1年半付き合った彼と恋人から夫婦になろうとしています。お互いを夫・妻として選び、この先の人生を共に過ごしていくんだと覚悟を決める重要な局面にいるわけです。言うまでもないことですが、プロポーズや結婚式は形式的な話。大切なのはその先にある結婚生活です。しかし彼は相談者さんに喜んでもらいたくて、多忙な中でもいろいろ考えてくれているんですよね。にもかかわらず、独りよがりの理想を優先し、「私の言うとおりにして!」と言わんばかりに圧をかけたら…彼はきっとこんなふうに感じます。「俺がいろいろ考えてあげたところで彼女は喜ばないんだ。だったら考えるだけ無駄だな」とーー。そうなると、この先彼は相談者さんに対し、自発的に何かしてあげようという気持ちを失ってしまうかもしれません。それでも相談者さんは理想のプロポーズを実現したいですか?強引にさせて、本当に満足ですか?“ロマンチックのプロポーズ”の舞台裏は…ところで「あの子はロマンチックなプロポーズをされていたのに」と、相談者さんは女友達を羨んでいらっしゃいますが、その友人の彼(夫)にしたって、自ら率先して動いたかどうかは怪しいところです。多くの男性は、形式としてのプロポーズに理想など抱いていません。「ロマンチックなプロポーズがしたい!」と自ら望んで行動する男性は非常に稀です。だとすると、ロマンチックなプロポーズが行われている舞台裏では、おおよそ女性側が圧をかけていると考えるのが自然ではないですか。あるいは、そうでなかった場合も、相談者さんが“理想のプロポーズをされる私”を欲しがっているのと同じように、“理想のプロポーズをしてあげている俺”に満足しているだけかもしれません。つまりどちらにせよ、彼女に対する愛情とは別問題だということです。理想と違ってもスマートじゃなくても、彼女に喜んでもらおうと頑張ってくれている彼の気持ちこそが愛情で、その愛を受け取ることができる相談者さんは十分に幸せ者だってことを忘れないでください。大事にするべきものは何か、この局面で間違えると後悔しますよ!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Jose Luis Agudo Gonzalez/Getty Images©LightFieldStudios/Getty Images文・安本由佳
2023年06月24日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第146回は、彼氏を募集中なのにもかかわらず、男性からは恋愛対象外にされがちな“残念女性”の特徴をお届けします。1.自然な出会いを待っている【結婚引き寄せ隊】vol. 146恋活や婚活をしていると、すぐに付き合うことにならなくとも、異性はもちろん、同性の友人も増えていくという人も多いです。そんななかで、出会いを探していながらも、男性から見て「この子はムリそう」と思われてしまう残念な女性がいるようです。彼女がほしいと出会いの場に顔を出したある男性は、自然な出会いを待っている女性は避ける、と言っていました。それはなぜなのかとたずねると、「受け身すぎて引く」というのです。いや、確かに受け身かもしれませんが、なにも引くことはないだろうと思いきや、意外と同じような意見の男性は少なくありません。でも、自然な出会いって、そもそも何を指すのでしょうね。職場の同僚とか、習い事で出会うとか、いわゆる普段身を置く場所で無理のない知り合い方をする、というところでしょうか。確かに、そういった出会いを望んでいると、お互いにタイミングよくシングルで好意を寄せ合って、気づけば恋人になっていた…というような展開は現実にはいつまでたっても訪れにくいものです。積極的に出会いを探している女性たちの間でも、自然な出会いにこだわりすぎると縁を逃す、と言う人も。日常生活のなかでひたすら自然な出会いを待つか、自ら縁をつかみにいくかは、そのときどきの環境や考え方によっても変わるでしょうが、待ち続けても変化はないだろうと感じたのでした。2.どうせ…と卑下しがちひたすら受け身なわけでもなく、ときどき合コンにも参加するし、メイクやファッションにも気を遣うというようなタイプでも、なぜかご縁がつながらない女性がいます。実際、そういったタイプの女性と出会ってアプローチしても「うわ、付き合えないな」と思ってしまったという男性に、なぜなのかとたずねると「自分を卑下しがちな女性だったから」ということでした。「かわいいね」と男性が言ったときに、私なんてと謙遜ではなく、「どうせお世辞で誰にでも言ってるんでしょ」と、褒めたつもりがちょっと感じ悪く切り返されたことがあるのだとか。卑下するということは、ちょっとネガティブにとらえがちな女性とも思われて、ふつうに会話をしていても雰囲気が悪くなり、男性はつまらなくなってしまうそうです。もしも女友達といるときに卑下しても、そんなことないよとなぐさめてもらったり、逆にネガティブワードを指摘されたりと、女性そのものの印象は変わらないはず。そういった普段から知っている関係性ならまだしも、合コンのような初対面同士が集まる場所では、ちょっとしたひとことが相手に大きなインパクトを与えてしまうことがあるので、せめて会話中ぐらいはおたがい気持ちよい時間になるよう配慮したいものです。3.すぐに運命を感じる最後に、すぐに運命を感じてしまう女性も、男性からすると残念に思うそうです。シングルが集まる飲み会に参加していたある男性は、ひとまずそばに座っていた女性と交流をはかろうと会話をしていくと、感じもよく、清楚な雰囲気を感じて気に入ったのだとか。ですが、より深くおたがいのことを知りたくなって、いつまで恋人がいたのかなど恋愛観の話をしたら、「ダメだった」と言います。なぜそう思ったのかとたずねたら、どんなささいなことにも必ず「運命だったりして!?」と言う女性だったそう。たとえば、好きな食べ物が偶然同じだっただけでも「運命かも?」と言い、「今日ここで出会ったのも運命」とまで言い出したり。食の好みが似ているのはいいことですが、彼女の説だとその飲み会に参加した人全員が「運命の出会い」になってしまうわけで、何かとドラマチックにとらえようとする女性は、男性からすると近寄りがたく感じてしまうようです。せっかく出会いがあっても、どちらかがNGだと思えば、ご縁はつながらないですよね。そんな困難を乗り越えて、将来へとつながるご縁がみなさまにつながりますように。文・かわむらあみり©Prostock-Studio/Getty Images©Artem Peretiatko/Getty Images©Morsa Images/Getty Images文・かわむらあみり
2023年06月22日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第145回は、勢いでチャンスをものにした恋のエピソードをお届けします。1.ここぞという時に勇気が出る女性【結婚引き寄せ隊】vol.145恋を探していると、しょっちゅうではないにしても、たまにはピンとくる男性に出会うこともあります。そんなとき、次の機会にと思っていると、機を逸してしまうことも少なくありません。でも、恋のチャンスをつかんだ女性は勢いがあるものです。婚活に励んでいた30代半ばのAさんは、「いい人が全然いない」が口グセになってしまうほど、時間があるときはいろいろな婚活パーティに出かけていました。出会いの場にいけば必ず誰かには出会うものの、おたがいに好意を持つとは限らず、ちょっとしたタイミングでうまくいかないこともしばしばあります。とくにAさんは自分からアピールすることがニガテ。なんとかがんばって自己紹介をしたあとは、いつも聞き役にまわるか、相手から質問されれば話すという状態だったそうで、相手の男性からは気が乗らないように見えてしまうことも縁がつながらなかった原因のひとつだったかもしれません。そんな出会いを繰り返しているうちに、ある婚活パーティで容姿も性格も「わっ! この人好み」と感じた男性に遭遇。いつもは静かなAさんが、思い切ってその日は自分からアピールして話が弾みます。さらに、もともと相手の話を聞くことが好きなため、男性の話をより熱心に聞いていたら「ぜひこのあとふたりでもっと話しましょう」と、カップリングが成功。ここぞという時に勇気を出したことが功を奏しました。2.積極的にいける女性出会いを探していると、実にさまざまなタイプの女性が意外にもシングルでいると気づくことがあります。絶対に彼がいないといけないわけではなく、ひとりで充実した生活を送っているなら、無理にパートナーを探す必要はありません。少し前までそんなシングルライフを謳歌していた30代前半のBさんでしたが、仲の良かった友達が結婚したことをきっかけに、自身の結婚についても考えるようになったそうです。すると、それまで誘われても気が向かず行かなかった飲み会などにも参加するようになりました。もともと仕事にも趣味にも能動的なBさんは、初めて出会った飲み会の人たちとも、うまくコミュニケーションを取ってすんなりと和気あいあいに。その場で出会った男性とはとくに恋愛に発展しませんでしたが、「彼氏募集中だから何かあったら声かけてね!」と積極的に頼んでいたところ、後日、参加者が開いた飲み会で同世代の男性と意気投合して付き合うことになったそうです。1度目の場で出会いがなくても、勢いよく積極的にアピールして、次の出会いを自力で結びつけたBさん。まさに力技というか、彼女の「彼を作るぞ!」という積極的な姿勢でうまくいきました。3.偶然が重なり勢いの出た女性男女問わず恋人の切れ目がない人や、そもそも恋愛より仕事や趣味などに目が向く人などいろいろなタイプの人がいますが、30代後半のCさんはひとつの恋が終わると自分をクールダウンさせたくなるタイプでした。1年ほど付き合った彼と別れたばかりのCさんは、女友達が恋活や婚活の場に誘っても、「しばらく恋愛とか考えたくない」と断っていたそうです。そうこうするうちに、より打ち込むようになった仕事も軌道に乗り、気持ちが明るくなってきた頃のこと。駅で元カレに似た人とすれ違ったり、掃除をしていたら元カレにもらったプレゼントが出てきたり、前の恋を思い出すことがありました。嫌いになって別れたのではなく、お互いの仕事が忙しくてすれ違いが多くなり別れたため、懐かしい思いでいっぱいになったそうです。そんなあるとき、以前ふたりでよく行っていたカフェの前を通ると、なんと元カレがひとりでお茶を飲んでいたのだとか。思い起こせば、ちょっとしたこととはいえ元カレを思い出すような出来事が重なってます。そこで自然と店に入り声をかけたところ、実は別れたことを元カレが後悔していてヨリを戻すことになりました。偶然が重なっただけとはいえ、実際に相手を見かけて勢いに乗って話しかけにいったからこそ、スムーズに再会できたのかもしれませんね。人それぞれ、出会いの時期は違います。みなさんにとっての幸せな恋愛がよいタイミングで訪れますように!文・かわむらあみり©FatCamera/Getty Images©SDI Productions/Getty Images©gpointstudio/Getty Images文・かわむらあみり
2023年06月18日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回はライバルに負けてしまうという32歳の女性のお悩み。私の何がダメだった…? ライバルに負けてしまう理由とは『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚相談所で婚活しています。素敵だなと思うかたが2名いてデートを重ねていたのですが、その両方から3度目のデートを前に「別のかたと真剣交際に進むので…」とお断りされてしまいました。お会いしている最中は「次はここに行きましょう」などと誘ってもらったり熱量も感じていたのに、一体どうして!?仲人さんに相談したところ「タイミングだから仕方ない」と言われたのですが、私に決定打がないために負けてしまった感じがして切ないです。私の何がいけなかったのか、今後に向けてアドバイスをください。(32歳・会社員)出会いはタイミングがすべて出会いはタイミングがすべて。ーーこれは結婚相談所での婚活に限らず、リアルでもアプリでも、男女の出会いのすべてに通ずる真理ではないでしょうか。容姿の好みや性格の相性も、もちろん需要な要素ではあります。しかしファーストインプレッションで【恋愛対象内】と判断しても、そのあと関係がどう転ぶかは出会いのタイミングによって大きく変わります。お互いがどんな状況に置かれているのか、たとえば他にも出会いがあるのかないのか、気になっている異性がいるのかいないのか、仕事に忙殺されているか余裕があるか…など、複雑な要素が絡み合うなか、タイミングが合ってはじめて恋愛関係に発展します。ここで注意しなければいけないのは、結婚相談所やマッチングアプリの場合は出会いが無数にあるという点です。マッチングアプリはスワイプごとに延々と異性が表示されますし、いいねを押してマッチングすれば気軽に相手と連絡が取れてしまいます。相談者さんのように結婚相談所を利用されている場合でも、真剣交際に進むまでの間は、同時進行で複数の異性とお見合いを繰り返しますよね。そのような状況下においては、タイミングがますます重要になってきます。具体例を挙げると…。先週までは共通の趣味があるAさんのことが気になっていた結婚相談所で婚活中の男性。しかし今夜のデートで、電車が遅延するというアクシデントにより大幅遅刻してしまった彼をまったく責めず「読みたい本があったので、全然」と言って笑顔で許してくれたBさんの株が急上昇。しかも別れ際に「私はさんと真剣交際したいと思ってます」とまっすぐ好意を伝えられた男性は、結婚を意識するならBさんだなと思い直した。ーーというようなことが実際に起きるわけです。相談者さんが感じていたように、前回のデートの時点では盛り上がっていました。「次はここに行きましょう」と熱量高く言ってくれた、彼の言葉にも態度にも嘘はありません。しかし人の心はすぐに移ろいます。関係性が浅いうちは尚更です。タイミングが過ぎてしまうと、本当に些細なきっかけで状況は一変します。素敵な男性は、あなた以外の女性も狙っている婚活中の男女に、ぜひ心に留めておいてほしいことがあります。あなたが「素敵だな」と思う相手は、間違いなく他の異性も狙っています。こう話すと「いや、モテそうなタイプではないし」などとおっしゃる方がいるのですが、そんなことは絶対ありません。自分だけが魅力に気づいている…なんてことは有り得ないんですよ。この点を踏まえて、今後のために相談者さんにアドバイスするならば【受け身の姿勢はチャンスを逃す】ということです。好意があるのにはっきり伝えずうじうじ迷っている隙に、行動力のある他の肉食女子・肉食男子がかっさらっていきます。次に「この人、いいな」と思う異性が見つかったら、相手の出方を待っていないで自らかっさらってください!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Yuichiro Chino/Getty Images文・安本由佳
2023年06月17日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!結婚相談所での婚活、心が折れそう…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:38歳の独身女です。これまではそれなりにモテてきた方だと思うのですが、昨年末に2年ほど付き合っていた彼と別れ、新たな出会いを探そうにも周りはすでに既婚者ばかりで…これはもう覚悟を決めるしかないと意を決して結婚相談所に入会しました。しかし活動を始めて3か月、さっそく心が折れそうです。これまで自然に出会ってきた過去の恋人や同僚などが、いかに素敵で自分に合っていたかを痛感しています。これまでに5名とお見合いをしましたが、結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしません。(38歳・会社員)結婚相談所はリアルの凝縮版「結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしない」ーー相談者さんにとって結婚相談所での出会いは、どうやら思い描いていた理想とかけ離れていたようですね。期待が外れてがっかりした気持ちは理解しますが、少し冷静に考えてみませんか。まず、ご自身が登録されていらっしゃることからもお分かりの通り、結婚相談所にいる男性はリアルにも存在しているごく一般的な方たちです。相談者さんと同じように、それなりにモテてきた、という方もいるでしょう。けれども仕事に忙殺されていたとか長く付き合った彼女と別れたとか、それぞれに何かしらの事情があって、短期間で効率的に婚活しようと考えいて相談所に登録されているわけです。相談者さんはこれまでに5人の男性とお見合いし、残念ながらその全員とご縁がありませんでした。しかしそれは、結婚相談所での出会いだから、なのでしょうか。相談所以外の場所ーー例えば紹介や合コンで5人の男性と出会ったならば、ピンとくる人に出会えていたのでしょうか。「これまでは出会えていた」とおっしゃられるかもしれません。では心惹かれる人がいたと仮定して、その人は間違いなく独身でしょうか? 結婚願望がありますか? 相談者さんとの結婚を真剣に考えてくれていますか?…答えはノーのはず。それに、そもそもすでに周囲は既婚者ばかりで紹介や合コンでの出会いが期待できないからこそ、結婚相談所での婚活を決心したのですよね。結婚相談所での出会いは、何も特別なものではありません。リアルで実現しようとすると何年もかかるであろう数の出会いを、データベースを使うことで数か月で可能にしたシステムです。言ってみれば、リアルの凝縮版。さらに言えば相談所には結婚を望む独身者のみが登録し、真剣にパートナーを探しています。年齢・居住地・職業・年収など、ともに結婚生活を送るにあたって重要な情報も最初から開示されています。結婚を望む相談者さんにとって、効率的な出会いが提供される場であることは間違いないでしょう。せっかく安くない金額を支払って入会されたのだから、たった5人を見ただけで「好きになれる気がしない」などと決めてしまわず、積極的にシステムを活用しお眼鏡に叶う相手にどんどんアプローチしてみてはどうでしょうか。「過去の恋人が自分に合っていた」…ワケない!結婚相談所に登録している男性よりも、自然に出会ってきた過去の恋人や同僚など身近にいる男性の方がよっぽど素敵で自分に合っていたーーなんていう考えも、はっきり言って思い込みです。なぜなら相談者さんは、それらの自然に出会ったきた男性たちと結婚に至っていないから。友人や結婚を前提としない恋人として考えたときには「合っていた」のかもしれませんが、人生をともにするパートナーとしては違ったのですよね。職場や紹介や合コンで出会おうが、マッチングアプリや結婚相談所で出会おうが、出会いは出会いです。きっかけの違いに過ぎません。それなのに「結婚相談所にいる男性は」などと一括りにして語るのは不適切だし、不遜ではないでしょうか。先入観や偏見にとらわれず、一つ一つの出会いを大事に、まずは人として相手と向き合ってみませんか。好きになれるかどうかも含めて、それが将来をともにするパートナー探しの第一歩です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maskot/Getty Images文・安本由佳
2023年06月11日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第144回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その49をお届けします。1.主夫アピールの男【結婚引き寄せ隊】vol. 144それは20代から30代がおもに集まる婚活パーティに参加したときのこと。いつもなら20代も参加する場にはそれほど進んで行かないものの、すでに40代前後が集まる婚活パーティで空振りが続いていたため、久しぶりにそれまでより年齢層が低い場所にも足を運んでみました。会場に着くと、男性参加者は30代が多そうなのに、女性参加者は20代が多そう。どちらかというと男性は若い女性を好む場合が多いため、ちょっと失敗したかなあと思っていたのですが、せっかく来たんだからと気持ちを切り替えていざ婚活パーティがスタート。いつものように自己紹介タイムから始まり、手応えのないまま、次から次へと入れ替わる男性陣と「はじめまして」と挨拶していると、20代後半の男性がとてもリアクションがよく対応してくれます。おたがいの仕事について話していると、「自立してお仕事がんばってスゴいですね〜!」と、褒めてくる男性。それがお世辞ではなく、本当に好意を持っている感じで接してくるので、印象に残りました。その後、フリータイムで再度ふたりで話す機会ができました。すると、開口一番、「僕、主夫になってもいいかなって思うんですよね」とアピール。え? と思って聞き返すと、仕事もうまくいかなくて転職を考えているうちに、結婚して主夫をするのも選択肢に入っている、というような話でした。いや、確かに仕事は好きだけど、最初から養ってほしいモードで来る男性に惹かれるワケないでしょ、とソッコー心の扉を閉めたのでした。それにしても、あえて自分より年上の女性に的を絞って年下だから許されると思って言ってきたのか、最初から堂々とアピールするなんて世の中も変わったなあと思ったのでした。2.貧乏ゆすりの男それはシングル同士が集まる婚活飲み会に参加したときのこと。おしゃれなレストランの一角に、30代から40代の男女が集まっていました。それぞれ仕事帰りに参加しているということもあって、男性はスーツ姿で仕事の様子も垣間見えるようなところがあり、女性もみんな身ぎれいな人ばかり。大人が集まる飲み会だし、ゆっくり落ち着いて過ごせるなと思っていたとき、ふと目の前に座っている40代の男性が、貧乏ゆすりをしていることに気づきました。とはいえ、人それぞれクセはあるだろうし、緊張しているときに貧乏ゆすりをすることもあるので、とりあえずスルー。でも、前に座っているのと、けっこう長い時間貧乏ゆすりが止まらない男性。その間、まわりと会話をしながらも、一度気になったその男性のクセについつい目がいってしまいます。お酒も入って、くだけた雰囲気になってきたので、やんわりと貧乏ゆすりのことを言ってみようかな…と思った矢先、その男性はトイレへ。戻ってくると、めでたく(?)貧乏ゆすりはもうしなくなっていました。緊張が解けたのか、それとも…?飲み会はあっという間におひらきの時間になり、解散。結局、その男性のクセに気をとられてしまい、なんの収穫もなくその日も終わってしまったのでした。3.退会しない男それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。性格や年収など、ある程度の条件を入れて、何人かの男性に絞っていき、それぞれとメッセージのやりとりもしながら、しっくりくる人がわかってきました。ある30代後半の男性とやりとりしていたところ、「今度お茶でもしませんか?」とお誘いされ、さっそく会うことに。いざ会ってみると、事前にメッセージで話していたときとなんの違和感もなく、清潔感のあるよさそうな男性という印象。その日も意気投合して、また会う約束をしました。次に会うと、男性から「このままおたがい真剣に付き合いませんか?」と言われ、少し時間をくださいと伝えて、しばらく経ったあるとき。「僕はもう決めたので婚活サイトは退会します」と断言する男性。そこまで私ひとりに決めてくれたのであれば、そろそろ次に会う約束をしてもいいかなと思いながらも、ちょうど仕事が忙しくなり、少しの間連絡が来てもなかなか対応できませんでした。仕事が一段落して、久しぶりにサイトを覗くと、あれ?まだ続けている。その男性は、退会していませんでした。連絡がとれて話を聞くと、「忘れてた」と言うのですが…あるとき、サイトを見ると、いないのです。退会していたうえ、連絡もつかなくなりました…。きっと同じように話していたもうひとりとうまくいったか、待てなくて消えたか。いずれにしても、タイミングが合わないのも、縁がないのだなと思ったのでした。婚活していると、いろいろな出来事を体験することもあるかもしれません。みなさんの恋愛は、うまくいきますように!文・かわむらあみり©visualspace/Getty Images©ferrantraite/Getty Images©Vasyl Dolmatov/Getty Images文・かわむらあみり
2023年06月10日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!ハイスペ彼氏と結婚すれば人生勝ち組…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:相談した友達全員から「別れた方がいい」と言われてしまう彼と付き合っています。これまで浮気・モラハラなど壮絶なトラブルが何度もあり、そのたび彼の過激かつ自己中心的な解決法でうやむやにされてきました。大事にされていないことは、自分でもわかっています。しかし彼は日本最高峰の大学を卒業し、有名企業で高年収を稼ぐいわゆるハイスペック男子。私が彼ほどの人に出会えたのは奇跡だと思っていて、どうしても手放したくありません。なので将来への投資だと思って我慢し続けてきました。ただ最近、結婚を視野に入れた会話が出るようになり…本当に大丈夫かなという不安を感じています。彼と結婚したとして、私は幸せになれるのでしょうか。(28歳・会社員)条件しか見ない女性は大事にされないそもそもの話になってしまいますが、彼は本当に相談者さんと結婚するつもりがあるのでしょうか。結婚を視野に入れた会話が出ているそうですが、実際にプロポーズされたわけでないなら結婚前提の議論は時期尚早かと思います。まずは現状の、相談者さんと彼の関係性について話をさせてください。ご自身でもおっしゃられているように、彼は相談者さんを軽視しています。浮気やモラハラなど繰り返し、相談者さんをケアするどころか過激かつ自己中心的に力でねじ伏せる…相手を尊重していたら、そんな態度は決して取れませんから。こうなってしまったのは、もちろん彼自身の性格および人間性が最大の要因です。しかしながら一方で、そんな彼の性格や人間性に向き合わず目を背け、「ハイスペックだから」と条件だけを見てきた相談者さんの姿勢にも一因はあります。日本最高峰の大学を出て有名企業で高年収を稼いでいる、私にはもったいない(?)彼だからーーそんなふうに上っ面だけで相手を過剰評価し、条件の前に平伏してしまう。何を言われても何をされても、別れたくないがために我慢する。ーーそんな女性を、男性が本気で愛するでしょうか。大事にしようと思うでしょうか。人間関係は合わせ鏡。尊重されたいのなら、まず相談者さん自身が自分を尊重してください。自分を軽んじる態度・発言を許してはいけません。毅然と反論し正しく怒ってください。それでこそ健全な関係性が構築できます。ハイスペ男性と結婚しても、あなたは何も変わらない相談者さんは、自己中心的な彼の横暴を我慢してまで付き合い続けることを「将来への投資」とおっしゃっていますが、いったいその投資によって何が得られるとお考えなのでしょうか。彼の学歴も収入も彼が彼自身の努力で勝ち取ってきたもので、たとえ結婚して夫婦になったとしても、永遠に彼のものです。相談者さんは相談者さんのまま何も変わりません。確かに高年収の彼と一緒に暮らすことで余裕のある生活ができるとか、たまに高価なプレゼントがもらえるとか、おこぼれ程度のリターンはあるのかもしれませんね。しかしその程度の見返りが、浮気やモラハラを受け入れ続ける対価として果たして見合っていますか…? 私には到底そうは思えません。何より不健全です。そんな我慢をしてまで他人の威を借りようとしなくても(そもそも借りることもできませんし)、経歴も収入も自分自身で勝ち取るために時間と労力を使った方が、よほど大きなリターンを得られるのではないでしょうか。そして、先に述べたように人間関係は合わせ鏡です。相談者さんの思考や行動が変わり自分を大事に扱うことができるようになれば、彼の相談者さんに対する態度も変わるはず。その先で、ということであれば、彼との幸せな結婚が待っている可能性も十分にあります。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©/Getty Images文・安本由佳
2023年06月04日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!男女間の友情を認めてくれない彼氏への対処法『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近付き合い始めた彼のことで相談があります。私は男女関係なく友人が多いタイプで、小学生からずっと仲良くしている幼馴染の男友達もいます。反対に、彼はそもそも交友関係が狭くて異性の友人もいない様子。「男女の友情など成立しない」と言い張り、私が男友達と仲良くしたり飲みに行ったりすることを理解できないと度々口論になります。彼のことを大事にしたい気持ちはありますが、異性とはいえ20年以上仲良くしている友人との連絡や飲み会にまで口を出されると正直うっとうしいし、束縛されているようで辛いです。男友達を異性として見たことなど一度もないのに…。どうすれば理解してもらえるのでしょうか。 (25歳・会社員)男女の友情は成立するのか問題「男女の友情は成立するのか?」ーーこれはもう、永遠に解決しないテーマの一つですね。結局のところは「人による」という結論に帰着してしまうし、成立する派としない派の意見が一致することはなさそうです。ただの幼馴染だし、20年以上の付き合いだし、異性として見たことなど一度もないし…という相談者さんの主張はごもっともです。何も間違っていません。ただそれは、男女の友情が成立する派の意見なんです。自身に女友達がおらず男女間で友だち付き合いをしたことのない彼にしてみたら、異性は誰であっても異性。この点に関してはもう、いくら反論したところで理解は得られないでしょう。相談者さんが彼に反対されてもなお、男友達と飲みに行ったりLINEしたり、これまで通りの付き合いを続けていきたいのなら、彼と自分は同じ見解には立てないのだという前提で互いに歩み寄るしかありません。男女の友情ナシ派の彼氏にわかってもらうには…では、男女の友情ナシ派の彼に男友達との友達付き合いを許容してもらうには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。解決法は、一つ。信用を積み上げることです。「本当にただの友達で、異性として見ていません」と、言葉ではなく行動で示し続けるんです。異性のいる飲み会に参加するときはこまめに連絡を入れるとか、なんなら現場の写真を撮って送って健全であることを証明したり、深い時間になる前に帰宅して「家に帰ったよ」と電話して安心させてあげたり。つまり飲み会に参加していても男友達と一緒にいても、あなたのことをちゃんと大事に考えているんだよ、とメッセージを送り続けてください。面倒だなぁ…と思われるかもしれませんが、彼に譲歩してもらう以上、相談者さんも歩み寄る姿勢を見せましょう。そうやって誠実な愛情表現を続けていれば、きっとそのうち彼も相談者さんを信用し、口うるさく言わなくなるはずです。ただし、彼が度を超えて嫉妬深い場合は話が別。相談者さんの誠意を逆手に取って要求をエスカレートさせたり理不尽にキレたりするようなら、歩み寄りも不可能です。相談者さんも彼も幸せになれませんので、交際自体考え直すことを勧めます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月27日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第142回は、なぜか恋が進展しない女性が思いがけず男性から敬遠されてしまうNGモードをご紹介します。1.恋も仕事も張り切りすぎる【結婚引き寄せ隊】vol. 142「いいな」と思う男性が現れたり、前から気になる男性がいたり。どうにかがんばってアプローチをしているつもりなのに、なかなか恋が進展しない女性がいます。もちろん相手の男性の好みではなかったとか、タイミングが合わないといった理由も考えられますが、実は女性側が恋が叶わない言動をしていることも…。そんなNGモードのひとつめは、恋も仕事も張り切りすぎる女性です。独身時代、私自身もそういった時期がありましたし、婚活していた女友達や恋愛相談をされたときの女性のタイプを見てみると、意外にもこういったタイプの女性の恋がうまくいかないことが少なくない印象。とくになんにでも一生懸命全力でぶつかっていくようなタイプや、久しぶりのトキメキを感じた男性につい舞い上がってしまうタイプなどは、アプローチのバランス感覚がうまくいかず、男性が好意を重荷に感じてしまうこともあるようです。また、仕事を頑張らないよりは頑張っているほうがプラスの印象なのは言うまでもないものの、ちょっとずつ関係性を築いていきたいのに、女性側からのパワーを感じすぎてちょっと後退りしてしまうという男性も。頑張る女性に惹かれる男性も多いのですが、「守ってあげたい」と思わせるような保護本能をかきたてられる女性に、本能的に惹かれやすいという男性もいるようです。2.妙に気を配りすぎるなぜか恋が進展しないふたつめのタイプは、妙に気を配りすぎる女性。まわりのことをよく見ていて、気が利く人が多く、そんな女性はむしろモテるのではと思いながらも、案外そう簡単に恋が実りやすいというわけでもないようです。その理由として、いわゆるあざとい系の女性は、気が利くタイプの女性のことをうとましく思うことがあったり、男性からもちょっと八方美人のように映ってしまうところがあったり。どこにいても気を配るタイプの女性は、人によって態度を変えることは少ないものの、その点が逆に「誰に対してもいい顔をしている」などと、誤解されてしまったという場合も。とはいえ、男性の性格によっては、いろいろと気遣いしてくれる女性がうれしい人もいるはずで、気になる相手の好みをよく探っておくことで、思わぬ誤解を避けられることもありそう。さらには、気を配るタイプの女性自身が、アプローチしても手応えがないと、「またうまくいかないのかな」「迷惑になったらいけないから」といった具合に、本当はあと一歩というところで、気疲れして引いてしまうということもあるようです。いま自分がどのような状態にいるのか、信頼できる第三者にもアドバイスしてもらえると、安心ですよね。3.恋の駆け引きを勘違いしている最後は、恋のかけひきを勘違いしている女性です。なかでも昔からよく聞くのは、男性はハンター気質だから、追う恋が好き。だから、どんなに好きでも、なるべく男性から追わせるように仕向ける、という作戦です。よく恋愛のノウハウ本とかにもそんなことが書かれていたことがありましたし、なんとなく男性ってそういうもんだというイメージが一般的にも定着している節があります。でも、男性が追ってくるなんて、よっぽど女王様気質の女性か、本当に相手の男性に気持ちがない女性だけのはず。たとえばLINEの返事は即答しないとか、会ったらあえてそっけなくするとか、連絡したくても限界まで我慢するといった女性もいますが、それって、どこまで効果的なのでしょうか。確かに、情熱のままとんでもない行動に出てしまいそうなら、ちょっとは気持ちにフタをしたほうがいいです。しかし、相手をじらすためのテクニックと思って自分で自分を抑え込むと、ただ、疲弊するだけ。さらには「俺には気がないだろう」と勘違いさせることもありますし、相手から来させる労力を使わせるため、男性が本当に多忙なときは、わずらわしく思われること必至。これでは、うまくいくものもいかなくなります。よく男性の状況を見極めて、アプローチできるといいですよね。自分では精一杯のことをやっているつもりでも、実は相手は異なる印象を持ってしまうこともあるかもしれません。気になる人が出てきたときは、自分の気持ちに素直に動けるといいですね。みなさんの想いがうまくいきますように。文・かわむらあみり©RapidEye/Getty Images©SDI Productions/Getty Images©brusinski/Getty Images文・かわむらあみり
2023年05月24日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!元カレの新彼女を見てモヤる…これって未練?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:2年ほど前、大好きだった彼にフラれて別れました。かなり辛い失恋で半年くらいは引きずっていましたが、無理やり前を向く決心をしてどうにか踏ん切りをつけました。その後、新たに出会った男性とお付き合いをすることになり、今はとても幸せな恋愛をしていて結婚も決まっています。しかし先日、意図せず偶然、SNSで元カレが新しい彼女と幸せそうにしている写真を発見してしまいました…。元カレとは合わなくて別れたのだし、今のほうが幸せだと頭ではわかっているのですが、どうにも胸が苦しいです。この気持ちは何なのでしょうか。やはり未練が残っているのでしょうか。(27歳・会社員)モヤるのは、未練があるからではなくて…相談者さんは今、幸せな恋愛をしています。精神的に安定し、素敵な彼と結婚も決まって、元カレのことなんてしばらくすっかり忘れていたのではないですか。それなのに、SNSで元カレと新しい彼女のツーショットを見かけた瞬間から、どうにもモヤモヤして仕方がなくなって…この感情の正体は一体何!?と、整理がつかなくなってしまったんですね。自分の気持ちがわからず、相談者さんは「未練が残っているのかも」と考えているようですが、それは違うので安心してください。未練というのは、諦めきれない気持ちのことです。相談者さんは元カレのことをとっくの昔に諦めていますよね。大好きだったのにフラれてしまった2年前は、確かに未練が残っていたのかもしれません。しかし前を向く努力をし、現在の彼と出会った時点で、諦めきれない気持ちは消えたはずです。幸せな恋をして、結婚の約束まで交わした今の相談者さんの心に、元カレを諦めきれない気持ちが残っているとは到底思えません。ではなぜ相談者さんは、元カレと新しい彼女のツーショットを見て胸が苦しくなってしまったのでしょうか。元カレの新彼女に勝つ方法相談者さんは、元カレと新彼女の幸せそうな姿を目撃した際、おそらくこう思ったはずです。「なぜこの子が選ばれたの?」と。実際のところ、彼は別に相談者さんと新彼女を比較して選んだわけではありません。相談者さんがそうであったように、別れた後に出会った異性と恋に落ちただけです。しかしながら、自分のことを振った後に、彼が恋人に選んだ相手を目の当たりにしたことで、相談者さんは「この子と私の違いは何?」とか「この子の何が私より優れているの?」など、突き詰める意味も必要もない疑問に思考を支配されてしまったんですよね。自分を差し置いて選ばれた(先述のとおり、実際は比較されたわけじゃないのですが)女性に対する嫉妬心・対抗心ーーこれが、相談者さんの抱えているモヤモヤの正体です。未練などではありません。相談者さんが恋しているのは、間違いなく婚約中の彼です。なのでそもそも元カレの新彼女に嫉妬心や対抗心を抱くこと自体が無意味ではあるのですが、どうしてもその彼女に勝ちたいのであれば、今の彼と結婚し、たくさん愛され、幸せで満たされた毎日を送ることです。そして今度は、相談者さんが元カレに、幸せいっぱいのツーショットを見せつけてあげましょうよ。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月20日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第140回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その48をお届けします。1.マナーにうるさい男【結婚引き寄せ隊】vol. 140それは40代前後の大人の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。この日は少人数のプチお見合いのようなスタイルで、それぞれの参加者とゆっくり会話できる進行になっていました。男性がひとりずつ、女性の座る場所に移動していくなかで、オールバックでビシッとキメた男性がまわってきました。一見、気難しそうな印象のオールバックの男性でしたが、いざ目の前に座って顔を合わすと、ぎこちないながらもニコリと微笑む男性。ひとりずつソフトドリンクを選び、席へ移動。少しホッとして自己紹介を始めると、オールバックの男性は適度に相槌を打ちながら、こちらの話に耳を傾けています。ひととおり話して、いったんドリンクを飲もうとグラスを手にとり、なんとなくストローで氷を混ぜると…。「それ、よくないですよ」と注意してきた、オールバックの男性。思わずキョトンとしてしまった私を尻目に、「氷をカラカラと音を立てて飲むのは、子どもみたいですから」と、真顔で注意した理由を伝えてくる男性…。いつも氷をかき混ぜるのではなく、たまたま混ぜただけで、しかも初対面なのにとこちらのテンションはダダ下がりしてしまいました。残り時間、その男性は、自分の自己紹介をしながら、「マナーができている女性が基本です」と、氷をカラカラとかきまわした私を前にキッパリと断言してきました。いや、こっちもマナーにうるさすぎる相手は御免だよ、とウンザリしたのでした。2.身長を気にする男それは婚活サイトで知り合った男性と、初めて会うことになったときのこと。相手の情報はプロフィールページからある程度把握することができて、顔写真も見ていたので、待ち合わせ場所でもスムーズに相手を認識することができました。ひとつだけ事前のイメージと違ったのは、160センチ弱の私よりも少し背が高いかな?ぐらいの小柄な男性だったこと。顔写真のイメージだとなんとなく大柄な男性なのかなと思っていましたが、それ以上とくに気にすることもなかったので、カフェでお茶をすることに。飲み物をオーダーして、ひと息つくと、男性から「身長は何センチですか?」という質問があり答えると、「へー」というテキトーな返事がかえってきました。そんなに自己紹介も進んでいない段階で、なんで身長を聞いてくるのかなと思っていると、「僕、背が高い女性が好きなんです」と言う男性。「え?」と聞き返すと、自分の身長がそんなに高くないため、相手は背が高いとより憧れがあるそうで…。最初からプロフィールにそれ書いておけよ、と内心あきれつつも、その男性より僅かに背の低い私は、なんと言えばいいのか。と終始モヤモヤしながら、一気にコーヒーを飲み干して、すぐその場を去ったのでした。3.フリー恋愛の男それは30代から40代のシングルの男女が集まる飲み会に参加したときのこと。年代が近い人たちが多いということもあって、参加者の職業は異なるものの、この年代の仕事の向き合い方などで話は尽きません。次第に、それぞれの恋愛の話になっていきました。すると、長めの前髪をかきあげながら、ひとりの男性が「俺はフリー恋愛だから」とニヤリ。話を聞いてみると、「何人彼女がいても恋愛は自由でしょ」というスタンスだそうで、なぜかそれがカッコイイと思っているのか、ドヤ顔で恋愛観を語る男性。彼には同じくフリー恋愛肯定派の彼女がいて、広く浅くの恋愛を彼女がOKするなら、そういうのもアリなのね、と。ただ、私はひとりの相手と深く付き合いたいため、フリー恋愛タイプの人とは無理だと思ったのでした。婚活していると、最初はいいなと思っても、話すうちに全然求めているタイプではないと気づくこともあります。でもそれも、最終的には自分にもっとも合う男性が明確になるための、遠回りなようで近道なのかもしれません。みなさんの恋愛がうまくいきますように!文・かわむらあみり©DavidGraham86/Getty Images©Antonio_Diaz/Getty Images©PacoRomero/Getty Images文・かわむらあみり
2023年05月16日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、交際3年の末、結婚の意志を明確にしない彼との別れを選んだ32歳女性。その後、知人伝いに彼にまつわる衝撃の事実を知ることに…。佑雪さんが、男性の本音をわかりやすく教えてくれます!お悩み:「私をフッた元彼が速攻で結婚してました」【クラブ佑雪】vol. 2941年前、結婚を前提としつつお付き合いをしていた同い年の彼と3年間の交際の末、別れました。ずっと「結婚しようね」と言い合っていて、30歳になる前から1年間、ずっと「いつにする?」と私から問いかけてきたのですが、仕事やその他もろもろを理由にはっきりとした日時を指定されずにきました。業を煮やした私が、親に挨拶してもらいたいと詰め寄ったところ、突然、別れを言い渡された次第です。悲しかったですし、だったら、最初から付き合わないでほしかったと恨みにも思います。でも、それはいいのです。終わったことと受け止めて、自分は自分で、もっとふさわしい人がいると信じて婚活に励んでいます。問題はここからです。なんと、このゴールデンウィークに彼が別の女性と結婚したことを共通の薄い知人から聞いてしまいました。どうも電撃結婚らしいので、私と二股だったわけではないと思いますが、釈然としません。「好きだ、結婚しようね」と言いながら、結局、現実的な話をすると逃げ回っていた彼がなぜ、そんなに急に結婚したのか。それも、きっと彼よりずっと結婚したかったはずの私より先に。それを考えると腹が立ちつつ、悲しさとやりきれなさと、自分のどこがいけなかったのかと悩む気持ちで眠れません。私の何がいけなかったのでしょうか?(あやな 32歳未婚営業)「元カレが私より先に結婚する理由」まずね、結婚って、好き同士だからするわけでもなく、すぐれてるからできるわけでもなく、本当に“ご縁”なんですよね。結婚するにふさわしいタイミングと気持ちとお相手が重なったという、ご縁でしかないような気がするんですよ。もちろん、「大好きだから」結婚した、っていうお二人もたくさんいらっしゃるでしょう。でも、それだけじゃない。お金があるからでも、見た目や性格がいいからでもない。お互い好きですらなくてもくっついてるカップルだって、想像以上に多いですからね。なので、そこで自分を責めなくてもいいんじゃないかな、と思うわけです。たまたま、彼にそのご縁がきたということでしょう。ただね、別れた元彼に先にパートナーができるっていうのは、本当にあるあるです。そして、なぜでしょう? わたくしの周りだけなのか、カップルが別れると先に恋人ができたり結婚するのは、ほぼ男性の方なんですよね。女性側の悲しみの声がわたくしに届いているだけなんでしょうか。謎ではありますが、これについては、わたくしなりに答えが出ております。男性の方が女性より、本質的に寂しがり屋なんですよね。ひとりでいられない。小さいときは何も気にせず、お母さんに甘えられるけど、年齢を重ねるごとにそれができなくなる。それって女性も一緒じゃーんって思いますけど、まだまだ日本の雰囲気としては「男の子は泣いちゃいけない。強くあれ」みたいな育てられ方をしたまま社会人になって、安らげるのはパートナーといるときだけって感じになる。だから、自分を保つためにも、そういうお相手を必要とする傾向が、男性には強い気がしてならないんですよね。女性もそういうところ、もちろん、あるんですが、女性の場合は寂しさはまだ我慢できても、気に入らない人と一緒にいることは我慢できない。好きじゃない、めんどくさい人といるくらいなら、ひとりでいることを選ぶ方が多いのではないでしょうか。とにかく、男性の方が寂しさ耐性がない!そういうことから考えると、彼にとって、ご相談者さまと結婚するご縁ではなかったから別れた。でも、ひとりになってみると猛烈に寂しい。とにかく誰かにそばにいてほしい、ってなった結果が結婚だったのではないでしょうか。諦めずに本気で婚活をすれば、ご相談者さまにも“ご縁”はやってくるはず。そのタイミングが、たまたま彼より後だったというだけでしょう。そして、そのご縁がきて、初めて「あーだから、このタイミングで、このお相手だったんだ」と納得できるようなことが起こるはずです。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©MangoStar_Studio/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月15日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!生活費を彼が持つなら、私は仕事を辞めて家事に専念するのが公平…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚を前提にお付き合いしている彼がいます。結婚生活についていろいろ話していたところ、もともとは「仕事は続けても辞めても好きにしたらいいよ」と言ってくれていたはずなのに、話が現実的になったら「仕事を続けるのはいいけど、あくまで家事を優先してほしい」「仕事を優先して家事が疎かになるくらいなら仕事を辞めてほしい」と言われてモヤモヤしています。「俺の稼ぎで生活できるんだから」と譲らず、家事分担をするという発想がなさそうでした…。私は仕事を辞めたくありませんが、仕事と家事を完璧に両立できる自信は正直ありません。生活費を彼が負担してくれる場合、私が仕事を辞めて家事に専念するのがフィフティフィフティーなのでしょうか。(28歳・会社員)役割分担は夫婦それぞれで決めればいい大前提として、生活費や家事分担の割合は夫婦それぞれが決めればいいことで正解はありません。夫が生活費のすべてを負担し、その代わりに女性が家事育児の一切を担うシステムを採用したってもちろんOKです。負担割合が必ずしもフィフティーフィフティーでなければいけないなんてルールもありませんしね。ただし、お互いに心から納得していればの話です。彼は当初「仕事は続けても辞めても好きにしたらいいよ」と言っていたのですよね。相談者さんもそのつもりで、結婚後も仕事を続ける前提でお付き合いしていたわけです。しかしながら結婚生活が現実味を帯びてきた途端、彼は「仕事を続けるのはいいけど家事を優先してほしい」「家事が疎かになるくらいなら仕事を辞めて欲しい」などと言い始めました。…すみません。人の婚約者に無礼を承知で言わせていただきますが、彼はいったい何様のつもりなのでしょう。どういう立場で、何の権限があって、自分にとって居心地のいい家庭を作るため妻の意に反して仕事を辞めさせていいと思っているのでしょうか。言うまでもなく、結婚生活は二人のものです。彼にとってだけではなくて、当然ながら、相談者さんにとっても居心地の良いものであるべきです。自分の希望だけを押し付けるのは横暴でしょう。相談者さんが仕事を辞めたくないと考えているなら、はっきり伝えましょう。その上で、双方がお互いに歩み寄る形で、一緒に妥協点を見つけてください。赤の他人が一緒に暮らすのが結婚ですから、意見の食い違いは今後もいろんな場面で起こります。相手の考えを聞き入れ、歩み寄ることのできない相手との結婚生活は想像以上に苦痛ですよ…。互いに尊重し話し合いのできる関係性を築いておくことは、幸せな結婚生活に欠かせない条件です。仕事を辞めて家事に専念するリスクは膨大それから、夫が生活費を稼ぐ代わりに妻が家事育児の一切を負担するやり方はまったく公平ではありません。(繰り返し言いますが、互いに納得の上ならば何の問題もありません。)夫の労働は金銭対価を得られるばかりか、評価されてキャリアの蓄積にもなるし、それによって社会的地位も上がります。その一方、妻がどれだけ家事育児に時間と体力を費やしても1円ももらえませんし、評価もされずキャリアにもならないし、社会的地位も得られません。むしろ夫に言われるがまま仕事を辞めてしまった場合、得られたはずの給与もキャリアも社会的地位も捨てることになるわけで大損しているとすら言えます。彼は「俺の稼ぎで生活できるんだから」などと言っているようですが、自分の居心地の良さのため妻に仕事を辞めさせて、それによって被った相談者さんの金銭的・社会的損失についてはどう補填するつもりなんでしょうか。生活費を負担するだけで十分だと考えているのだとしたらとんでもない勘違いですし、そもそも結婚生活が一生続く保証もない中で妻の負うリスクが大きすぎます。ただ、百歩譲って考えるなら、彼は昔ながらの結婚観に時代遅れな憧れを抱いているだけかもしれず、夢いっぱいの時期にわざわざ事を荒げなくてもいいのかも…という気もします。「仕事は辞めたくないから続ける。家事もできる限りで頑張るね」などと穏便に流しておき、結婚後、相談者さんは言葉通りできる範囲で家事をします。それでもし彼が相談者さんの【できる範囲】に満足できず不満をぶつけてくるようなことがあったら、その時は「頑張っているけど、現実的に無理なんだよね」と伝え、家事分担あるいは家事代行サービスの利用を受け入れてもらう。ーーこういう、なし崩し的な方法もアリだとは思います。この頃には彼も結婚生活の現実を理解して、今より話し合いが楽にできる可能性もあるからです。ただしこの方法は根本的に彼が相談者さんをリスペクトしていない限りうまくいかないので、見定めは慎重にしてくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Charday Penn/Getty Images文・安本由佳
2023年05月13日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!「好き」だけじゃダメなの?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、恋愛の仕方がわからなくなりました。学生時代は何も考えず、ただ「好き」という感情だけで恋愛していましたが、社会人になって結婚を意識し始めてからはどうしても頭で考えてしまいます。結婚となると感情で突っ走るのではなく、やはり相手の経済力・家族関係・将来についての展望や価値観などを重視したほうがいいのですよね。わかってはいるのですが…それでも私は、どんなにお金があって家族仲も良くて将来への考え方や価値観に共感できても「好き」という感情なしにお付き合いするのは難しいと思ってしまいます。打算で結婚したところで、幸せにはなれないと思うんです。こんなふうに考えてしまう私は甘いのでしょうか。(25歳・会社員)学生時代の恋愛とは違って当然相談者さんもおっしゃっている通り、学生時代の恋愛は気楽でしたよね。皆同じ学生という立場で、ある程度の自由を手にしつつも親の庇護下にあって、ライフスタイルに大きな差がない。それゆえ、異性としての魅力に惹かれさえすれば恋愛を始めることができました。しかしながら、考えてみると、社会に出る前のモラトリアム期間ーー学生の置かれている状況が特別なんですよね。社会では皆、基本的に自立して自らの稼ぎで生活をしています。学生時代は同じような生活を送っていた仲間たちも、社会人になった途端に環境がガラリと変わり、勤務地、住む場所を含めたライフスタイル、生活水準、取り巻く人間関係…すべてに差が生まれはじめます。そしてこの差は歳を重ねるごとに大きくなっていきます。そして、有り余る時間を恋愛に費やせた学生時代とは違って、社会人は皆忙しいです。多忙な中、限られた時間で恋愛しようとすると、ライフスタイルが共通していて生活水準も合って、育ってきた環境の近しい相手のほうがすんなり分かり合えて関係構築しやすいんですよね。結婚を意識するなら尚更です。一つ屋根の下で暮らし、この先の人生を一緒に生きていくパートナーとは、食材や日用品の買い出しなど小さなことから家や子どもの教育方針などの大きな話まで、あらゆる意思決定を共有していく必要があります。まったく同じ価値観の人間などいませんが、せめて理解し合える、歩み寄れる相手でないと人生をともにするのは難しいですから。もちろん相談者さんがおっしゃっているように、「好き」という感情なしに交際したり結婚しても幸せにはなれません。それは当たり前の話です。お互いの根底に愛情や尊敬があるからこそ、意見が違っても歩み寄れるわけなので。ただ、結婚は日常です。生活そのものです。互いにストレスなく暮らすことができて、人生の大事な局面で支え合える相手でないと続きません。そういう意味で「好き」だけじゃダメなんです。言い添えますが、これは打算とは違います。幸せな結婚生活を送るために必要な折り合いです。永く幸せに暮らすためには…人を物件に例えるのもどうかと思いつつ、わかりやすいので書かせてください。例えば、ほぼリモートワークでOKになったのをきっかけに、相談者さんは「海の近くで、大型犬とのんびりオシャレに暮らしたい」考えるようになりました。この理想を叶えられるのは、湘南江ノ島か鎌倉エリアの庭付き戸建、もしくはペット可かつ広めのマンションだと当てをつけて、すでにいくつか内覧も済ませています。その中に一つ「大好き!」と思える部屋があったのですが…残念ながら完全に予算オーバーで、かなり無理をして生活費を削らないと支払いが難しい。この状態で「でも私はこの部屋が大好きだから!」と感情だけで突っ走ってしまったらーー確実に生活が行き詰まり、思い描いていた理想の暮らしとは結局ほど遠くなりますよね。つまり、永く幸せに暮らしていくためには折り合いが必須なんです。大型犬は諦めて小型犬が飼える程度の部屋にしようとか、リビングから海が見えなくてもいいやとか、もう少し駅近の便利な場所にしておこうとか。結婚も同じです。「好き」か打算かといった二者択一の話ではなくて、現実的な折り合いをつけてこそ幸せに暮らせます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©nd3000/Getty Images文・安本由佳
2023年05月10日近年、若い世代から様々な年代まで、利用が普通となってきた出会い系マッチングサイト。マッチングアプリで出会い、結婚したカップルも増えてきました。しかし使ったことがない人からすると、「危なくないのか」「本当に理想の相手に出会えるのか」など、さまざまな不安がありますよね。筆者はこれまで、さまざまなマッチングアプリを利用したことがあります。そこでの実体験を含め、各アプリの違いや利用方法まで詳しく皆さんへお届けします!マッチングアプリとは?マッチングアプリは、スマートフォンなどを利用して自分自身のプロフィールを登録し、他のユーザーとマッチングする(出会う)ことができるサービス。基本的に、登録されたプロフィールや紹介文、写真をもとに、お互いに「いいね」を送った場合や、希望の条件にマッチした相手に対してマッチングの通知が送られます。マッチングされたユーザー同士はアプリ内のチャット機能を使って、メッセージのやりとりを行い、気の合う相手がいたら直接通話で話したり、実際に会ったりするなどのコミュニケーションに発展できます。このように出会いの場を提供するとともに、恋愛相手や趣味の合う友達作りなど、さまざまな目的に利用されています。主なマッチングアプリの種類と特徴マッチングアプリといってもたくさんの種類があります。ここからはマッチングアプリのサービス別に、メリットデメリットなどを紹介していきまそう。どれも実際に筆者が実際にプライベートで使用した上での生の感想なので、ぜひ参考にしてください!国内人気No.1の「ペアーズ」知名度が高く、真剣な交際相手や友達作りを目的に利用している人が多いイメージのアプリです。とはいえどんなアプリにも一定数、詐欺や営業目的の人もいるので、お金や宗教の話を持ち出す相手には要注意。Facebookアカウントを利用してログインするため、プロフィールの登録が簡単に行えるというメリットがあります。もしFacebookアカウントを持っていない場合は、電話番号認証で登録する必要があります。世界的に有名な「ティンダー」外国籍の人の登録も多いため、外国人とのマッチングを希望している人におすすめのアプリです。ティンダーは世界的に有名なマッチングアプリですが、筆者が利用した際の個人的な印象としては、日本人利用者はワンナイトや遊び目的の人が多い印象でした。本気の恋愛や結婚相手を探している人は、相手をよく選ぶ必要があります。グループ交際もできる「タップル」ペアーズ同様人気のアプリ。FacebookやInstagramのアカウントを連携できるため、その人が普段どんな日常を発信しているのか人となりを知ることができます。また、タップルは趣味や興味に基づいたグループを作成できるので、共通の趣味を持つ人たちと出会うことができます。恋愛だけでなく、同じ趣味を持つ友だち作りにもおすすめです。婚活目的なら「ゼクシー縁結び」ゼクシー縁結びは、結婚相手を探すための婚活マッチングアプリです。婚活に特化しているだけあり、真剣な交際相手を考えている人たちが多く利用しています。プロフィール登録も本人確認書類の提出が必要になっており、偽装やサクラの登録を防止しています。婚活をしたい人には最適ですが、個人的には一般的なマッチングアプリと比べて利用料金が高く感じました。利用料金はいくらかかる?全てではないですが、女性の場合は基本の利用料金無料というアプリが多く見られます。無料の範囲内だけと決めて、お試し感覚で利用してみてもいいでしょう。課金は必要?マッチングアプリは、そのアプリや使い方によっては課金が必要になる場合もあります。どのような機能やサービスを使うと課金対象になるのか、事前に確認することが重要です。無料でできる範囲が限定されているアプリもある多くのマッチングアプリはプロフィール閲覧やメッセージの送信、「いいね!」送信機能やマッチング履歴の確認などを基本的な機能として備えています。アプリによっては一部の機能が制限される場合があり、課金によって開放できます。課金によってポイントを購入するアプリも一部のマッチングアプリではポイント制度を導入しており、ポイントを購入して自身で特定の機能を解放する形式のアプリもあります。実際に利用した筆者は、課金ゼロでした色々なマッチングアプリを試した私ですが、結局どのアプリでも課金はしませんでした。多くのアプリは、女性の場合は無料でマッチングやメッセージのやり取りなどが十分に行えたからです。アプリの中には、オンラインの状態を課金で隠せるという機能もあり、複数人のお相手とやりとり中の人には良い機能だと当時思いました。良い相手と出会いたい!プロフィール作りのコツマッチングアプリはそのサービス独自のアルゴリズムによって、マッチング相手の候補が提案されます。プロフィールを丁寧に記載すると、趣味や年齢、距離など、自分にぴったり合う人がおすすめに出てきやすくなりますよ。知人に知られたくない場合「知り合いにマッチングアプリを利用してるのを知られたくない」という人もいますよね。その場合は、自分の現在地をオフにする機能があるマッチングアプリがおすすめ。基本的に自分の現在地と距離が近い人がおすすめ候補に出てきやすくなっているので、秘密にしたい人はプロフィールを作る際に現在地情報をオフにしておきましょう。顔出しが不安な場合プロフィールはちゃんと項目を埋めたほうがマッチングには効果的ですが、初めて利用する人は顔出しが不安だったり、怖かったりしますよね。とはいえ風景やペットの写真だと不信感が強く、マッチングしにくくなります。逆の立場でもそんなプロフィール写真の人はちょっと遠慮してしまいますよね。そんな場合は、最初に載せるプロフィールの写真は後ろ姿にしてみましょう。後ろ姿なら雰囲気もなんとなく掴めますし、顔も出ないのでおすすめです。マッチングからの流れとおすすめデート初めてマッチングアプリを使う場合、何をどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。実際に筆者が利用した際の具体的な手順を、気を付けていたことを交えながら紹介します。最初は気になる相手をピックアップ!登録ができたら、まずはマッチングから始めてみましょう。自分が気になる相手をアプリ内で探して、気になる人に「気になる!」または「いいね!」などのボタンを押してアピールするだけです。アプリによっては、一緒にメッセージを付属できるので、最初から添えてみてもいいでしょう。マッチングできたら相手とメッセージで交流気になる相手とマッチングできたら、メッセージで親交を深めましょう。メッセージの機能はメールやチャットの感覚に近いので、どのアプリも操作が簡単です。もし何人かと同時にやり取りしている場合は、メッセージの送り間違いには注意してくださいね。初めてのデートはランチがおすすめマッチングした人と初めのデート。できれば素敵な雰囲気のお店でディナーを…といきたいところですが、これから会う人は「素性の知れない人」ということを忘れてはいけません。メッセージだけならどのようにでも優しく取り繕えますし、何なら別人の可能性もあります。そこで、初めてのデートは昼間にカフェなどで会うのが安全でおすすめ!お昼のランチデートやメッセージでさらに親交を深め、まずは実際のお相手との相性を見極めましょう。初回はグループデートも安心!自分の友だちカップルに協力してもらって、グループデートを提案してみるのも1つの手です。友達からの客観的な意見も聞けますし、自分では聞きにくい相手の名字や仕事内容なども、第三者の友達なら遠慮なく聞き出せるはず!こんな人には注意!筆者が実際に出会ったヤバイ人たちマッチングアプリを利用してる人にはビジネスの営業や、宗教勧誘、結婚詐欺目的の人も実際にいるのが現実です。そういった人はトークがうまく、魅力がある人が多いのもまた事実。筆者が体験した、ちょっと危ない人の話を紹介します。ホストの営業ホステスやホストが、営業の為にマッチングアプリを利用していることがあります。仲良くなった後、「うちのお店に来てほしい」と言われたら要注意です!その時点であなたが相手を好きになってしまっていたら、「自分は他のお客さんとは違う」「私だけは本気で想ってくれてる」と思いたくなると思いますが、それが相手の手口なのです。筆者も誘い出されたことがありますが、即時相手をブロックしました。結婚詐欺よく聞く話ではありましたが、筆者もマッチングアプリで結婚詐欺の被害に遭いかけました。まだ互いのことをよく知らないうちに「結婚したい」と言ったり、やたらと自分がお金を持っていることをアピールするなど、変な違和感があったので、早い段階でブロック。結果的に被害はありませんでしたが、それまでがすごく自然な言動だったのでゾッとしました。詐欺常習者は、ネットでマッチングアプリ名とフルネームで検索すると、掲示板などに名前や写真、特徴などが書かれている場合があります。怪しい人に出会ったら、迷わず検索してみましょう。ロマンス詐欺にも注意知人が被害に遭いそうになったのが、外国人による「ロマンス詐欺」です。ロマンス詐欺の特徴としては、比較的年齢の高い女性(詐欺相手から見ると金銭的に余裕がある相手)が標的になりやすく、またそういった女性は結婚や外国人との交流に憧れが強いケースが多いようです。結婚を焦っている人は、相手の言動を少し「おかしいな」と内心では思っていても、信じたい思いが強くなるのかもしれません。どんな詐欺にしろ、見極めのポイントはお金の話になることです。金銭のやりとりに関する話になったら、「この人は怪しい」と思ってください。遊びたいだけの「ヤリモク」真剣交際ではなく、ワンナイトなど遊びが目的でマッチングアプリを利用している人も一定数います。(主にそういった遊び相手を目的としたアプリもあります)この場合も詐欺と同じく、ネットで名前や特徴を検索すると被害者によって情報が書き込まれている場合もあるので、おかしいと思ったら検索してみましょう。素敵な人だったのに、遊び目的の既婚者だった…という場合もよくあるので、深い関係になる前に素性をしっかり探っておくことが大切です。まとめ出会い系マッチングアプリには様々な種類のサービスがあり、様々な人が登録しています。私がマッチングアプリで出会った中には変な人もいましたが、大半は素敵な人が多かったですよ。良い出会いを掴めるように、そのアプリの目的(友だち、ワンナイト、恋活、婚活)や、本人確認などのセキュリティ機能、無料と課金の機能など、事前知識はしっかり身につけてから利用しましょう!
2023年05月08日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第141回は、出会いを探していて「イヤだと思った要注意男性」をご紹介します。1.結婚に対する価値が低い男【結婚引き寄せ隊】vol. 141いろいろな出会いを探していると、普段は敬遠するようなタイプとも、うっかり遭遇してしまうことがあります。恋活や婚活をしている女性が、「こんな男はイヤ!」とNGを出した男性のひとりめは、こんなタイプでした。相手の浮気が原因で真剣交際をしていた彼と別れたというAさん。しばらくしんどい日々を送っていましたが、半年ほど経つとやっと心の傷が癒えて、「次はただの恋愛ではなく、ちゃんと結婚を見据えた付き合いがしたい」と考え、婚活することにしました。さっそく多くの男性と知り合うことができる婚活パーティへ参加。同世代で爽やかな男性と、意気投合したそうです。パーティのあと、ふたりでお茶をすることになり、知り合った男性とじっくり会話することに。知り合うきっかけも「婚活」と銘打っていたパーティだったので、もちろん相手の男性も結婚願望が強いと思っていた、Aさんでしたが…。「結婚したら、人生終わりでしょ」と、男性から言われたのだとか。婚活と言っても、なかには恋活目当てや、遊び目的の男性も稀にいるという現実を知らなかったAさんは、衝撃を受けました。男性の両親の仲が悪く、結婚に対して良い印象を持たないで育ったらしく、そのパーティには友達に誘われてしぶしぶ参加したことが判明。家庭環境において、結婚に対する価値が低くなってしまった場合、なかなか考えを変えることは難しいかもしれませんよね。Aさんは動揺しながらも、なんとかその場を乗り切ったものの、当分ひとりでいい、としばらくシングルライフをエンジョイすることにしたそうです。2.元カノへの復讐に燃える男多趣味で男女ともに知り合いが多いBさんは、いつも明るくて、親しみやすいキャラクターの持ち主。ですが、恋愛経験は少なく、知り合いは増えるものの、そこからさらに親密な関係の男性を作るのはニガテなようでした。ずっとシングルだったBさんでしたが、あるとき、知り合いのひとりから「ちょうど良い男性が彼女を欲しがっている」と、男性を紹介されて会うことに。緊張しながらも、知り合いの引き合わせで食事に行ったBさんは、常にやさしく接してくれる相手の男性を気に入りました。まわりからのすすめもあって連絡先を交換し、その後、ふたりでデートすることになったそうです。当日、その男性が考えてきたというデートプランに沿って、女性に人気のスイーツがあるカフェや、大きな公園などへ出向いたそうですが…。「なんかずっとキョロキョロしてるんですよ」とBさん。どの場所に行っても男性が常にまわりを見て、ぶつぶつ言っていたとかで、思い切ってどうしたのか聞いてみたら、なんとそれらは元カノとよくデートしていた場所だそうで。偶然元カノに会ったら、いまは新しい彼女もできて幸せだということを、見せつけてやりたいと、それまでのやさしい表情とは打って変わった怖い感じで言われたのだとか。いやあ、元カノに振られた復讐心だけで、紹介されて付き合わされたBさんの立場って、なんなんでしょう。さすがにBさん本人も、二度とその男性とは連絡を取っていないそうです。3.SNSでグチを吐く男恋活をしていたCさんは、なかなかの面食い女性。恋活パーティなどにも足を運んで、それなりに声はかかるそうですが、本人がOKできるようなカッコいい男性とはなかなか巡り会わないらしく、不本意ながらシングル歴を更新していたそうです。でもあるとき、顔を出した合コンに、Cさん好みのイケメンがいました。ひと目見るなり、その男性が気に入ったCさんは、自らその男性のいるテーブルへ行って、その場にいた参加者の男女と盛り上がったのだとか。その積極性もあってか、イケメン男性とイイ感じになり、さらには「けっこう好きなタイプだよ」などと甘い言葉を囁かれたらしく、舞い上がっていたCさん。すっかりイケメン男性に夢中になったようでした。知り合ったばかりとはいえ、その男性とさらに仲良くなりたいCさんは、直接聞いたわけではないものの、彼の名前でSNSを検索して調べたところ…彼のTwitterを発見。名字はなく下の名前だけだったものの、表示されている写真はどう見ても彼の顔。さらにはフォロワーもその日同じ場にいた彼の友達のようで、彼に間違いなさそうです。発見した喜びも束の間、彼がつぶやいていたのは、なんと会社のグチか、誰かの悪口ばかり。Cさんは彼の本性を見てしまったようで、一気にテンションが下がってしまいました。いくら顔が好みでも、中身がこれではね、とさすがにそれきりとなったそうです。出会いを探していると、思わぬ展開があるときもありますよね。でも、こちらから「NG」を突きつけたくなるような男性には、近づかないに越したことはありません。みなさんが理想の男性とうまくいきますように!文・かわむらあみり©fizkes/Getty Images©Vasyl Hubar/Getty Images©fizkes/Getty Images文・かわむらあみり
2023年05月05日結婚する前には、相手がどんな人か見極める目が必要ですよね。しかし中には、相手の経済力や見た目を重視するばかり、重要なことを見落としてしまう人も……。今回は、登録者数約71万人超えの大人気Youtubeチャンネル「モナ・リザの戯言」で配信された『婚活パーティーで友人に謀られた話』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!晴れて結婚することに……友人のクロハに連れられて婚活パーティーに参加したソラ。クロハの策略のせいで失敗に終わりましたが、常連客の紹介でお見合いをしたコウジと結婚することになり……。ここでクイズです!このあと、クロハから衝撃的な話を聞いたソラ。それは一体何でしょうか?ヒントは、おめでたい話ではないようです……。友人の彼氏は……正解は、詐欺師だった!警察から調べを受け、彼氏にも捨てられてしまったクロハ。実はクロハは男性にはモテるものの、理想が高すぎて、ことごとくフラれてしまうのでした。こんなときどうする?友人を出し抜いてつかんだ幸せはやはり長くは続かないものですね。友人を蹴落としてまで先に結婚しようとする女性……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月28日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!お悩み:職場の上司と不倫2年…別れるべきとわかっていても『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:30代前半の会社員です。実は、職場の上司と約2年間不倫しています。「子どもがいるし、家族と別れるつもりはない」と最初から言われていて、未来のない関係だってことはもちろんわかっています。奥さまにバレてトラブルになる前に別れなければと思うものの、忙しい中でも毎日電話をくれたり、月に数回は必ずデートして、旅行にも何度も連れて行ってもらって…彼の優しさに甘えてずるずるとここまできてしまいました。私はもともとあまり人を好きにならないタイプで、でも彼とは初対面から話が弾んで居心地がよく、いろんな意味で相性が最高に合っているのだと思います。そんな彼と別れてしまったら、きっともう誰も好きになれない…一人ぼっちになってしまうのが不安で怖くて、どうしても別れる勇気が持てません。(31歳・会社員)「優しさ」を勘違いしないで「彼の優しさに甘えて、ずるずる不倫を続けてしまった」ーー相談者さんはそんなふうにおっしゃいますが、少し冷静になって考えてみてください。それは本当に『優しさ』なのでしょうか?彼は既婚者かつ上司という立場でありながら、未婚の相談者さんに近づいて男女の関係になりました。この事実を客観的に判断すると、彼はとても倫理観があるとは言えない、非常に自制心の弱い男性です。百歩譲って、彼にとって相談者さんが、どうしても抗えないほど惹かれる運命の相手だったというなら弁明を聞く余地もあるかもしれません。しかし彼はアラサーの相談者さんに対して、最初から「家族と別れるつもりはない」と宣言しています。この彼の言動に、優しさがありますか…?むしろどこまでも自分勝手で冷酷ではないですか。忙しい中でも毎日電話をくれるとか、月に数回デートは必ずデートするとか、旅行にも何度も連れて行ってくれるとかーーそんなことを優しさにカウントするのは相談者さんの勘違いです。相談者さんのことを心から大切に思っているなら、アラサーの相談者さんを未来のない不倫沼に引きずりこんだりしません。人間だから過ちを起こすことはあるかもしれないけれど、大事な人に対して2年もずるずると人に言えない関係を強要したりしません。妻子と別れるつもりがないのであれば相談者さんの未来を案じて自ら身を引きます。それが優しさではないですか。彼はただ、都合のいい関係を続けたいんです。口では甘い言葉を囁いていても、本心では相談者さんの幸せなどどうでも良くて、職場の若い部下との恋愛ごっこをできるだけ長く楽しんでいたいだけ。そのために、相談者さんが目を覚ましてしまわないよう毎日電話して、定期的にデートして、たまには旅行にも連れていって、ひたすら自分のために、上っ面の優しさで必死に現実をカモフラージュしているんです。ずっと二番手の女でいるつもり…?あまり人を好きにならないタイプということは、相談者さんはおそらく恋愛経験が少ないですよね。だとすると「相性が最高に合っている」というのも思い込みではないでしょうか。彼が口にする「俺たち、相性最高だよね」という戯言に洗脳されていないか心配です。前述のとおり、彼は自分のことしか考えていません。家庭を維持したまま都合のいい不倫関係を続けるために、彼は相談者さんに自分以外の選択肢を持ってほしくないのです。おそらく「俺たちは運命だ」とか「お前には俺がいなきゃダメだ」とかなんとか言っているのだろうと推測しますが、そう思わせておけば楽だから、身勝手な願望を口にしているにすぎません。ーー「彼はそんな人じゃない」「何も知らないくせに」と反論されるでしょうか。しかし相談者さんこそ、彼のすべてを知っていると言い切れますか?彼が本妻や子どもに見せている姿を知らないのに?「彼と別れたらひとりぼっちになってしまう」なんていう考えは、自分本位な彼の洗脳によって植え付けられた思い込みです。たった一度の人生なのに、このままずっと二番手で終わるつもりですか。相談者さんはまだ30代前半です。自ら外に目を向けさえすれば、いくらだって出会えるし恋も結婚もできます。唯一無二に愛され、大切に扱われる女性になることを自ら諦めないでください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©visualspace/Getty Images文・安本由佳
2023年04月22日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!お悩み:祖父母が他界し、母親の娘依存が加速…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:ここ数年で祖父母が他界したのをきっかけに母が毒親化してしまいました。もともとお嬢さま気質でずっと専業主婦をしていた母は一緒に遊ぶ友だちもいないし、父親との夫婦仲も良くないため「毎日楽しくない」「しゃべる相手がいない」などと私に延々と愚痴LINEを送りつけてきます。時間を持て余しているからいけないのだと思って「パートでもしてみたら?」と提案しましたが「60歳過ぎて仕事なんかあるわけない」と頭から否定されてしまうし、最近は「あんたはお母さんがいなくても平気なんだね」と恨みごとを言ってきたり「ずっと体調が悪い」「自律神経の薬を飲み始めた」などと言われ続けて、さすがに私も精神的に疲れてしまいました。もちろん自分の母親ですし、大事にしたい気持ちはあります。しかし私にも自分の家庭があり、夫の仕事の都合で地方にいますし、子どももいるためそう頻繁に実家に帰るわけにもいきません。さすがに面倒を見切れないと思い始めましたが、それでもひとり娘の私が相手をするしかないのでしょうか。(36歳・主婦)娘依存は、母も娘も不幸におちいる立て続けにご両親を亡くされたお母さまの悲しみ、そして寂しさを思うと本当に心が痛みます。気落ちされ弱気になってしまうのも当然です。相談者さんもそんなお母さまを心配し、遠方にいて物理的にそばにいてあげられないからこそ、こまめに連絡して励ましのメッセージを送ったり、少しでも早く前向きになれるようにと精神的な支えになってこられたのだと思います。しかしながらお母さまは、そんな娘の心配や厚意の受け取り方を間違えてしまいました。娘の支えはあくまでサポートとして捉え、悲しみも寂しさも自分自身で乗り越える必要があったのに、娘の優しさに甘え寄りかかって依存した結果、自分の足で立てなくなってしまった…それが現状です。まずはお母さま自身に、娘依存している自分に気づいてもらう必要があります。心苦しいとは思いますが「度を超えて依存されても応えられない」とはっきり伝えてはどうでしょうか。すでに結婚されている相談者さんが自身の家庭と子どもを優先するのは当然のことですし、たった一人の母親とはいえ子は親の所有物ではありません。話し相手がおらず毎日がつまらないからといって、楽しみや生きがいを娘に押し付けるのは間違っています。何より、相談者さんがどれだけ犠牲を払ったところでお母さまを幸せにすることはできません。お母さまが幸せになる方法は、他人に依存せず自身の足で立ち、楽しみや生きがいを自分の力で見つけ出すことーーそれ以外にはないのです。また、依存は時間が経てば経つほどエスカレートしていきます。寄りかかることに慣れてしまうと、もはや自分の足で立つ方法がわからなくなってしまう。早い段階で対処することをお勧めします。一線を引くことを「親不孝」とは言わないひとり娘の相談者さんは、連日のように愚痴LINEを送りつけられ精神的に参ってしまってもなお、母親の面倒を見るのは自分しかいないのだと責任を感じていらっしゃいます。けれどもそれは立場が逆ではないでしょうか。娘の幸せを願うのが母親であり、そもそも自分の娘を追い詰めるような言動をするべきではありません。もちろんたまの愚痴や弱音くらいは聞いてあげたいですが、自分がいっぱいいっぱいの時にまで無理をする必要はないし、散々依存した挙句に「あんたはお母さんがいなくても平気なんだ」などと責めるような発言をする母親に対して、自身の身を守るために一線を引くことを「親不孝」とは言いません。先述したとおり、子は親の所有物ではないからです。繰り返しますが、相談者さんは自分の人生を優先していいんです。お母さまが一刻も早く過ちに気づき、反省して、娘に寄りかからず自分の足で立ってくれますように。そのためにも、相談者さんはこれ以上の無理をせず、母親のために自分を犠牲にしないでください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Irina Velichkina/Getty Images文・安本由佳
2023年04月15日生涯を共にする人と出会いたい!と思っても、そう簡単にはいかないのが現実。中には、婚活パーティーで友人を蹴落としてでも良い人をつかまえようとする人もいるようで……。今回は、登録者数約71万人超えの大人気Youtubeチャンネル「モナ・リザの戯言」で配信された『婚活パーティーで友人に謀られた話』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!常連のお客さんが……友人のクロハから婚活パーティーに誘われたソラ。一方、常連客のワサビは、お見合いを勧めてきて……?ここでクイズです!婚活パーティー当日、やってきたクロハを見てソラは驚きます。それは一体なぜでしょうか?ヒントは、ソラはカジュアルな服で来てと言われています……。やってきた友人は……正解は、ドレスで着飾っていた!ソラを引き立て役にしようと、嘘のドレスコードを教えたクロハ。パーティーで一人浮いてしまったソラでしたが、その後、別の形で運命的な出会いをするのでした。こんなときどうする?自分が輝くために友人を陥れるとは、ひどすぎますよね。今回のソラは、婚活パーティーで失敗してしまいましたが、一方のクロハもとんでもないしっぺ返しに合うことになります。自分が結婚するために友人を出し抜こうとする女性……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月12日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!お悩み:彼のスマホを盗み見たら、やっぱり浮気していた!『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1年付き合っている彼がいます。けれども最近、心ここにあらずだったり私への対応が雑で会う頻度もめっきり減りました。仕事が忙しいのかな、と深く考えないようにしていたのですが「やっぱり絶対におかしい」と感じ、ついスマホを盗み見してしまったんです。そうしたら…。どうやらナンパしたらしい女の子を、LINEで自分からしつこく誘っていました。相手の女性はあしらっていたし今のところ既成事実はなさそうですが、彼はしきりに「飲みに行こう」とか「家に行かせて」などと誘っていて、確実に浮気心があります。スマホを盗み見てしまった自分も悪いし、このまま何もなかったことにするべきなのでしょうか。しかし彼に対する不信感は消えそうになく、モヤモヤを抱えながら付き合っていく自信がありません。(28歳・会社員)彼の浮気を見つけたときの、2つの選択肢いまさら正論を言っても仕方がないのは承知で、それでも最初に言わせてください。彼や夫のスマホを盗み見るのはやめましょう!ただそうは言っても、相談者さんだってわかっていましたよね。見てはいけない、見たって良いことは一つもないことはわかっていて、それでもどうしようもない不安に駆られ、真実を確かめたくて盗み見てしまったんですよね。そして、知ってしまいました。彼が隠していた裏の顔…彼女をおざなりにしてまで、ナンパで出会った(らしい)女性に自らアプローチをかけ、あしらわれているにもかかわらずしきりに誘っていた事実をーー。いま、彼氏の浮気を知ってしまった相談者さんには2つの選択肢があります。1つは、まあこの程度なら…と水に流し、様子を見るという方法。「飲みに行こう」とか「家に行かせて」などと下心丸出しで誘っている彼には腹わたが煮えくりかえる思いですが、相手女性にその気がなくあしらわれているそうだし、やり取りから察するに、おそらく彼のほうも遊び相手を探しているだけ。本命彼女としてドンと構えることができるなら、真顔で「もし浮気してたら許さないから」と伝えるくらいのジャブは打ちつつ(笑)、彼がナンパ女性に飽きるのを待つのも手です。しかしこの一件以外にも、過去の女性関係や普段の言動から、相談者さんの中で彼に対する信頼が失われてしまっているとしたら…もはや水に流すのはお勧めしません。彼と別れたくない一心で見て見ぬふりをしたとしても、恋人関係において何より重要な信頼に傷がついた状態のままでは遅かれ早かれ破綻します。彼に対して言いたいことも言えず、不信感を抱きながら付き合いを続けるなんて不健全ですしね。この場合には、もう一つの選択肢を選ぶほかありません。逃げずに覚悟を決めて彼と真正面から向き合いましょう。失われた信頼を取り戻す、たった一つの方法は…確かにスマホを盗み見たことは相談者さんの過ちです。この点について言い訳の余地はありません。しかし元を辿れば、彼の不誠実な言動が相談者さんに不信感を抱かせ、恋人関係を続けるうえで欠かせない信頼が揺らいでしまった…最大の問題点はここにあるわけです。「近頃の言動が不誠実で、信用できずにスマホを見てしまった。あなたのことは好きだけど裏切られたという気持ちは消えない。信頼できないから、別れるしかないのかなと思ってる」ーー例えばこんなふうに、ハッキリと、まずは自分の考えを伝えてはどうでしょうか。彼のことが好きで別れたくなかったとしても、先述のとおり、信頼のないまま付き合いを続けたところで先は見えています。ここはプライドを持ち腹を括って、蔑ろにされてしまうような関係性にはノーを突きつけてください。もしかすると相談者さんの言葉を受けて、彼が自分の行いを反省し真摯に謝罪してくれるかもしれない。そうしたら、失われてしまった信頼をすぐに取り戻すのは難しくても、再構築の可能性を見出すことはできますよね。この場合は「二度と信用を裏切らないでほしい」と釘を刺したうえで、相談者さんも「スマホを見てしまってごめんね」と謝り、もう一度互いに信頼を積み重ねる努力をしましょう。これができたなら、二人の関係は以前よりずっと強固なものになります。ただしーー浮気心を制御できない男女というのは、パートナーの幸せより自身の欲を優先してしまう自制心の弱い人です。それゆえ、たとえ釘を刺したところで浮気癖は治らない可能性が高いのも事実…。とはいえ、彼も相談者さんを失いたくないわけですから、細心の注意と配慮を払うようにはなるはずで、一定の抑止力はあります。ちなみに、もし彼が謝罪するどころか自分のことを棚に上げてスマホを盗み見た相談者さんを一方的に責めたり、あろうことか逆ギレしてくるような相手だった時は、すぐさま自ら率先して離れてください。その彼は相談者さんを幸せにしません。むしろこれを機に見切りをつけたほうがいい相手です。どんなに好きな相手だったとしても、互いに信頼と思いやりの心が持てなければ、恋人同士でい続けることはできませんから。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Photographer, Basak Gurbuz Derman/Getty Images文・安本由佳
2023年04月08日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚