早く結婚したい。そんな気持ちが募って恋愛をスタートさせる女性も多いかもしれません。しかし、結婚につながる恋愛には、「やってはいいけないこと」と「やるべきこと」があります。ダラダラと結婚できるのかどうか分からない恋愛を続けたくない人は、ぜひポイントを押さえて彼との関係構築を始めましょう。結婚したいのに決まらない…ダラダラ恋愛をやめ、結婚後も仲良しカップルでいるためにしたいこと【おおしまりえの恋愛道場】vol. 242「30歳までには結婚したい」「子どもが欲しいから早く結婚したい」「彼なら大丈夫そうだから結婚したい」20代後半ぐらいになると、こんな声をよく耳にします。同時に、結婚を意識して恋愛をスタートさせてみたのに、結局彼氏が自分ほど結婚に前向きでなかったため、別れを選択するケースもたくさんあります。焦りを感じている女性からしたら、そのムダな恋愛期間の発生はなんとか避けたいですよね。今回は不本意な“人生のムダ”をなくすためにも、結婚を意識した交際をするにあたり、やってはいけない行為と、スムーズで結婚後もラブラブな2人でいるためのポイントを解説します。「結婚前提じゃなかったの!?」女性が失敗した実例3つ最初に、結婚を考えていたのに、相手選びや関係づくりの段階で失敗した例を3つご紹介します。こうした事例は、筆者の周りでは本当に多く存在します。ぜひ自分が同じ轍を踏まないよう気をつけましょう。「多分大丈夫」。確認を怠った結果1年後に発覚する不一致30歳で交際を始めたAさん。当然相手も結婚を意識しているものだと思い込み、スタート時に「いつまでに結婚したい」といった確認はしなかったそうです。問題なく恋愛関係を育んでいけたそうですが、1年後のAさんの誕生日に問題は起きました。Aさんは31歳になったことで焦りがつのり、「結婚したいと思っているけど、あなたはどう考えてる?」と、そこで始めて彼に確認をしたのです。すると彼は「正直、結婚願望がない」と始めてAさんに告白しました。さらに言えば「結婚について今までAから何も言わなかったから、てっきり同じ気持ち(結婚願望が薄い)だと思っていた」とも言われたとか。衝撃の意識の違いにAさんはボーゼン。でも彼のことも1年付き合って大好きだったので、その話は一旦保留にし、そこからさらに半年も交際したといいます。結局彼の気持ちが揺らぐことはなかったため、2人は1年半の交際の後に破局。Aさんは気づけば32歳となり、さらに焦りが募っています。言いくるめて進んだ結果、両親挨拶後も進展しない関係ハッキリ物事を言うBさんは、長年付き合っていた彼と結婚したいため、逆プロポーズをし、結婚へ向けた話し合いをスタートさせました。同棲を始めてお互いの両親とも食事会などを開催し、着々と状況を結婚へと向かわせていたそうですが、ここで問題が発生したそうです。Bさんや状況がどんどん進む中、彼が全く結婚に向けた行動を起こさないのです。例えば、入籍日について話すと「そうね〜…」とごまかし、結婚指輪について相談すると「お金貯めないとなあ」とごまかす始末。そんな曖昧な期間が半年くらい過ぎたころ、Bさんはついにキレて彼と喧嘩になったそうです。そこで結婚について追求すると、彼の口からは「オレは一度も結婚するとは言ってない」と、驚きの発言が!だったら逆プロポーズの段階でNOと言って欲しいものですが、彼はそれをしたらBさんが怒るから曖昧にしていたのだと言います。結局2人は即破局。同棲解消や親への報告など、色々手間取ることもあったようですが、Bさんは「自分が頑張りさえすれば結婚は実ると思っていたのは間違いでした」と語ります。さりげなく匂わせ…も、彼氏がトンズラして合コン三昧最後は、明言するのが怖いからと、彼に散々匂わせた結果、自然消滅した実例です。Cさんと彼は遠距離恋愛中。結婚も意識していたCさんは、会うたびに「最近結婚式の参加が多い」「そろそろ一緒に住みたい」「もし住むなら、私は仕事どうしようかな」と、結婚の2文字こそ出さないまでも、さらなる関係発展を匂わせていたそうです。彼も「そうね〜」と聞いてはいたものの、気づけばだんだんとLINEの頻度が減り、彼がデートをドタキャンするようになったそうです。結局3年も付き合った仲なのに、最後はCさんと音信不通になる始末。混乱したCさんでしたが、周りに相談する中で彼が不誠実かつ、自分を明らかに避けている事実を受け入れ、別れることを決意したそうです。3つの結婚への失敗事例を紹介しました。男女の性格的な違いはあるものの、言わない・勝手に動く・匂わせるといった行為は、あまり良い結果に繋がりません。また、例え結婚できたとしても、コミュニケーション面での誠実な向き合い方ができていない以上、結婚後に2人の間でトラブルが生まれる可能性は高いとも言えます。ダラダラ付き合いをやめ、幸せな結婚につなげる3つのポイント失敗を避けるためには、幸せな結婚に繋がるポイントをいくつか押さえて行動する必要があります。ここでは3点解説します。ポイントを押さえた話し合いをする話し合いが大切なことは、皆さんもご存知だと思います。しかし、恋愛をスタートする段階で話し合いを行っても、重要なポイントを押さえられていないと結局関係が進んでも次のステップに進めなくなることがあります。ここでお伝えしたい話し合いのポイントとは、主に3点あります。結婚の時期定期的な話し合いの場の設定交際中に知りたいことこの3点についてお互いの考えを出し合い、同意を取ってから恋愛をスタートできれば安心感が高まるでしょう。なぜこの3点が大事かというと、「結婚は考えている」とか「いいんじゃない」みたいな曖昧な確認だけで交際を続けると、色んな問題が後で起きやすいからです。例えば時期の不一致が起きやすかったり、最終的な結婚のアリナシの判断までドキドキした時間を過ごすことになったり、結局確認したいことが確認できず、ズルズルと恋愛期間が伸びるなどの可能性が高まります。「決めてもらう」受け身スタンスを意識してやめる女性の中には、どうしても「結婚=男性が決めるもの」と考える人がいます。もちろんそれを望むことは否定しません。しかし、相手任せのスタンスで過ごすことは、自分の決定権や主導権を手放すことになり、結婚願望が強ければ強いほど、その選択はあなたにとって不利になります。だからこそ結婚に対するスタンスは「相手に決めてもらう(プロポーズしてもらう)」のではなく、「2人で最適なカタチとタイミングを見つける」ものであると、改めて意識をアップデートして恋愛を進めましょう。それができれば、きっと彼との関係も良いものに発展します。結婚をゴールにして恋愛しないあまりに結婚したい気持ちが高まると、人は「とにかく結婚できそうな人」「結婚しても大丈夫そうな人」に目がいきがちです。しかし結婚の達成にばかりフォーカスして人を見ると、人選ミスを起こしかねません。筆者はそういうケースを多数見てきましたが、結婚に焦点を当てて突っ走ると、結婚後には「聞いてなかった」の問題が高確率で発生します。結婚後に相手の借金がわかった急いで結婚したら妊活で不一致が起きた結婚後に彼のだらしない性格が露呈結婚したら自分の気持ちが冷めたなどはありがちで、多くはゴール設定が「結婚」になっているから起きる問題です。あくまでも目指すのは幸せな結婚生活であり、そのためにどういう人といつ結婚したいか、どんな自分やどんな生活を送りたいかを振り返りましょう。ここまで、ダラダラ恋愛が続かないための結婚前提交際のポイントを解説しました。結婚に色んな憧れを抱く人は多いですが、その憧れを叶えるのは、彼ではありません。あくまでも、彼とあなたの関係作りが理想を形作っていきます。その点は忘れず、いい恋愛から始めていってください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Akemi/Adobe Stock文・おおしまりえ
2023年10月26日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、9歳年下の男性と付き合っている57歳女性。最近冷たくなった彼のことを諦めるべきか悩み中です。佑雪さんが「諦めるべきなのは何か」を教えてくれます!お悩み:「最近、冷たくなった彼のこと、諦めた方がいいですか?」【クラブ佑雪】vol. 3177か月ほど付き合っている9歳年下の男性がいます。彼は前の奥さまを9か月前に癌で亡くし、寂しい思いをしていたところで私と出会いました。初めはめちゃくちゃ頑張ってくれました。付き合って2か月後に、電車で2時間くらいのところで転勤生活をすることもわかっていました。GWもずっと一緒でしたし、たまに電話で彼の愚痴やお話を聞いてあげたりしていました。先月までは月に2回は会ったりしてもいました。ただ、「めちゃくちゃ仕事が忙しくて自分に余裕がない、ごめんね」とは言われてたのですが、こちらに帰ってくると毎日前妻のお墓参りは行くし、友だちとは会う予定を立てますが、私とは空いた時間にごはん食べようとかそんな感じになっていたので、不満を言ったところ、「そんなくだらない話は面倒だ」と言われました。「長い人生なんだから、今まで通り友だちと会ったり、したいことした方がいいよ」と言われたことも。ちょっと前までは私がいなくなったら困るとか言ってたのにとか、思い出すと悲しくなります。ただ、本当に仕事は大変なようです。私のことが負担になってるのかなーと思うことも。もう諦めた方がいいのでしょうか。(ぴんぎょ57歳未婚? エステティシャン)「彼との関係を諦めないで済む方法はあります」あのぅ、結婚ステイタスが無記入だったんですが、ご相談者さまご自身は独身でいらっしゃるのでしょうか? もしくは結婚されていて、彼とは不倫関係ということなのでしょうか? それによっても回答は若干変わってくるんですけど? 今後、こちらにお悩みをくださる方はなるべく、詳細ご記入いただけますよう、お願いいたしますね。どっちにせよ、ご相談者さまと彼との間で“付き合う”に際しての定義、内容にズレがあるのは間違いありません。そこが一番の問題であって、彼の妻が亡くなって間もないとか、仕事で多忙というのはそこまでの問題ではありません。というか、「奥さまが亡くなったばかりだから、私にはいろいろわからないことがあるのよね」とか、「仕事で忙しいからしょうがないわね」などという、別の理由に違いないって、思わない方がいいです。彼は別に別れたいわけじゃないと思うんです。彼も寂しいだろうし、それなりにご相談者さまがいてくれる方がありがたいんでしょうから。ただ、彼は彼の思うような形で付き合いたいんでしょうね。それはどういう形なのか。まさに“空いた時間に気楽にごはんに行けるような関係”なのでしょう。目に見える形としてはコレです。見えない部分ではずばり、“多くを求められたくない”のではないでしょうか。たぶん、彼って、結婚も同棲も子作りも求められたくないはずですよ。だから、もちろん、女性としての魅力を感じてのことではあっても、9歳上で57歳というご相談者さまを選んだっていうのはあると思いますよ。もし、ご相談者さまが既婚者であれば、なおさら、彼が嫌いな“面倒”がなくていいということになります。彼、50歳手前でしょ? お子さんがいるのか、いたとして何歳なのか、でも全然違いますが、少なくとも妻がご病気で亡くなられていたら、家の中はめちゃくちゃ大変ですからね。働き盛りで仕事も大変なうえに家族が病気、まして、お子さんが小さかったりしたり、ほかに介護が必要な家族がいたら、「よく生きてたね」って、生きてることを褒め称えないといけないくらいの大変さなわけです。また、亡くなった後のさまざまな作業も本当に大変。しばらくは時間的にも体力的にも、そして場合によっては金銭的にも、自分のことなんか、何ひとつできなかったはずです。だから、今はちょっとでも、自分のために時間を使いたいんでしょうね。で、ご相談者さまと会うというのは彼にとって、自分のための時間ではなく、ご相談者さまの期待に応えないといけない時間になっているのではないでしょうか?女性と会うのはただでさえ気を遣わないといけないから、お墓参りや友だちと会うより全然疲れるんですよ。まして、彼がしたいようにしてたら文句を言われちゃうわけでしょ? そりゃ足も遠のくってもんです。彼、今でこそマメにお墓参りされているようですが、物言わぬお墓と生きた奥さまはまったく違う存在ですからね。奥さまと結婚生活を営まれていた頃は、今のご相談者さまに対するような態度だったかもしれませんよ? 「オレ忙しいし、オレにはオレの人生あるから」みたいな感じで家庭を顧みなかったかもしれませんし、元々そういうタイプなのかも。最初はご相談者さまにも熱心だったそうですから、いわゆる“釣った魚に餌をやらない”っていう方だった可能性が高いんじゃないかな、とわたくしは睨んでおります。「もう諦めた方がいいのでしょうか」とのお問い合わせですが、何を諦めるのか、って話ですよ。いっぱいかまってくれて、会ってくれてチヤホヤしてくれる彼氏を諦めたくないのなら、彼との関係は諦めた方がいいです。彼は変わりませんから。で、彼との関係を諦めたくないなら、ご自身が思い描く“理想の彼氏”は諦めるしかない。この2択です。どちらを選ぶかはご相談者さまの自由! お好きな方をお選びくださいね。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©VisualProduction/Adobe Stock文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年10月23日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、二重整形の事実を婚約者に伝えるべきかどうかで悩む30歳女性の葛藤について。大好きな彼とついに婚約。しかし隠している秘密が…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:30歳女性です。子どもの頃から一重瞼にコンプレックスがあり20歳のときに二重整形しました。整形してからモテるようにはなりましたが、どこかでずっと後ろめたい気持ちを抱えています。先日、1年付き合った大好きな彼からプロポーズされました。もちろんとても嬉しかったのですが、整形の事実を彼には話しておらず、隠したまま結婚して良いものかと悩んでいます。というのも彼は付き合った当初から「私の目が可愛くて好きだ」と言っていたり、プロポーズ後も「僕らの子どもは絶対ぱっちり二重で可愛いよね」など言うので、今さら打ち明けづらくて…。子どもができても私に似れば一重になるかもしれないし、不安でたまりません。だからといって正直に伝えて結婚が破談になるのも怖く、どうしていいのかわかりません。(30歳・会社員)秘密は、隠せば隠すほど重くなる秘密は、隠せば隠すほど重くなります。隠している期間が長ければ長いほど真実を打ち明けられなくなります。今さら言っても遅い話ですが――本当ならば付き合い始めた当初、彼が「目が可愛くて好きだ」と言ってきたその時に、すかさず「実はずっと一重がコンプレックスで、二重整形したんだよね」と打ち明けてしまうのが賢明でした。「本当のことを言ったら嫌われてしまうんじゃないか」という気持ちが先行したんですよね。その気持ちはよくわかります。けれども考えてみてください。彼女が二重整形していたからといって、それだけで気持ちが離れるような男性なら、そもそも相談者さんとは合いません。根本でわかりあえない、一緒にいるとむしろ不幸になる相手です。それに彼はきっと「そんなの気にしない」と言ってくれたはずですよ。最初の時点で彼を信じ、勇気を出して打ち明けられればよかった。そうすれば彼だって「僕らの子どもは絶対ぱっちり二重だから可愛い」なんて追い討ちをかけるような発言をすることもなかったし、プロポーズされて罪悪感に苛まれる必要もありませんでした。二重整形の事実より彼を傷つけるのは…とはいえ過去は取り戻せない今、相談者さんに残された選択肢は2つです。真実を伝えるか、このまま隠し通すか。どちらかの道しかありません。思うに、相談者さんの心配は杞憂です。つまり、彼に二重整形の事実を伝えたからといって結婚が破談になる可能性は限りなく低いでしょう。彼にとっても相談者さんは、この先の人生をともにしようと覚悟を決めてプロポーズまでした相手です。よほどの外見至上主義でなければ二重整形レベルの話で婚約破棄などしません。ただ、これまでに何度も打ち明けるタイミングがあったはずなのに、1年以上にわたって真実を隠し通してきた――その事実に対して傷つき、不信感を抱かせてしまう可能性はあります。「他にも嘘があるんじゃないか」と無駄な疑念を生み、話がこじれる恐れもあります。もはやここまで隠してきたのなら、今さら正直に話して楽になろうなどと考えず秘密を貫いてはどうでしょうか。1年も隠し続けてきたんです。彼の信頼を失いたくないなら、罪悪感に負けず、最後まで隠し通しては?相談者さんは子どもができた時に一重だったら…と心配されているようですが、一重だろうが二重だろうが我が子は可愛いし、遺伝がどう出るかは誰にとっても未知なのだから大袈裟に捉える必要はありません。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©WavebreakmediaMicro/Adobe Stock文・安本由佳
2023年10月21日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、彼氏は結婚したら子どもが欲しいと思っているけれど、自身は欲しくないため別れを考えている26歳女性。佑雪さんが、「子どもをもつか、もたないか」という人生の選択の場面で考えるべきことを教えてくれます!お悩み:「子どもが欲しい彼と、欲しくない私。別れるしかないですよね?」【クラブ佑雪】vol. 3161歳下(25歳)の、約半年付き合っている彼氏がいます。彼氏の職場では同い年の人も含めて結婚ラッシュだそうです。それで彼氏も結婚を意識するようになったそうなのですが、彼氏は結婚したら子どもが2人欲しい。一方で私は結婚しても子どもは欲しくないと意見が割れているので、正直別れるしかないと思っています。お互いに恋愛経験がなく、初めての彼氏彼女のため、正直このまま長くお付き合いしたいと思っています。ですが、彼の今後のことを考えるといつか別れることも覚悟しなくてはならないと思っています。もし今後別れ話になった際、未練なく別れるにはどうしたらいいでしょうか。(匿名希望26歳未婚 職業はヒミツ)「すべてはご縁でしかないですから」「意見が割れている」ということは、すでにお互いの考えを伝え合っているということなんですよね?だとしたら、結婚してから価値観の違いを知って愕然とするより、今、知れてよかったですね。子ども欲しい、欲しくないってかなりの重要事項ですから。で、もちろん、彼も望んだからといって、必ず授かるわけではないということは理解してるんですよね?さらに、もし、別の方と結婚しても、子どもができるとは限らないことも、またまた、ご相談者さまと別れた後、結局、いい人が見つからず、子どもどころか結婚すらご縁がないままの人生を送る可能性だってあること、わかってらっしゃるんですよね? わたくしは、彼はまず、そういったことをよくよく考えた方がいいと思います。お二人はまだ若いからピンとこないかもしれませんが、案外ね、好きって思える人ってなかなかいないし、好きな人とちゃんと両思いになってお付き合いできることだって奇跡なんです。そこに気づかず、尊い絆を手放すのはもったいないなぁって思っちゃうんですよね。っていうお話はされてるんでしょうか? もし、まだなら、ぜひ、なさってください。そのうえで彼はどうなるかわからない未来に期待して、ご相談者さまとの別れを選ぶのか。妊娠というのも神秘に満ち溢れた出来事で、しようと思ってできるものでもなく、避妊してたのに授かる場合だってあるのです。で、「子どもなんて大嫌いだし、いらないと思って避妊してたのに、なぜか妊娠して。産んでみたら、子どもがかわいくてしょうがない」ってなる方も世の中にはたくさんいらっしゃるのです。また、この問題は恋人である彼の「子どもが欲しい」という願いを、別れてまでも突っぱねたいのか。子どもをもちたくない事情もあるかと存じますが、そのようなことも含めて、ご自身で再度、よく考え、彼とも話し合った方がいいですよね。ただ、わたくし、思うんです。恋愛も結婚も子どもが授かるかどうかも、すべてご縁なのではないでしょうか。思ったからといってコントロールできるものではない。ご相談者さまのことを考えると、彼には「子どもはもし、できたら嬉しい。でも、それよりずっと君と一緒にいたいんだ」という選択をしていただきたい。でも、今の彼にそれができず、結果、別れることになったとしたら、それはそのときのご縁がそういう形でしかなかったってことだと思うんです。別れもご縁ですからね。なので、話し合った結果、別れることになったら“ご縁”と受け止めて、納得するしかないんじゃないですかね。未練が残るか残らないかは、別れてみないとわからないこと。すぐに吹っ切れるかもしれませんし、生涯、未練が残るかもしれません。それは一生を終えてみないとわからないこと。今後、こんなこと、これより難しい選択の場面はいっぱい出てきます。それが生きるということなんでしょうね、きっと。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©NDABCREATIVITY/Adobe Stock文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年10月16日経営者の年上夫を持ち、セレブ妻の暮らしを謳歌していた専業主婦の愛華さん(28歳)。ところが夫は激務のため、誰とも話せずに家にいるだけの日々が続き、寂しさを抱き始めます。退屈しのぎに彼女が始めたのが、Instagramでのグルメ活動でした。そんなある日、グルメ会で同い年のイケメンシェフ・慎吾さんと出会い、夫の出張中に隠れて会うようになります。愛華さんは、離婚して裕福な暮らしを手放すつもりは毛頭なく、割り切った関係を楽しんでいました。ところが事態は予想外の展開へ…。ハイスペ夫とイケメン彼氏を両方手に入れて…「慎吾との関係は、1年以上続きました。たまに慎吾が『そんな旦那、さっさと離婚して俺のところにくればいいのに』と言ってくることもありましたが、適当にかわしていました。慎吾も若手シェフとして活躍している方だと思いますが、収入は夫の足元にも及びません。夫が満足な暮らしをさせてくれるからこそ私にも心の余裕が生まれて、こうやって恋愛も楽しめるんです。だから絶対に離婚するつもりはありませんでした」不倫相手の慎吾さんは10歳年上の夫とは違って、同い年ということもあり、友達のような感覚で付き合えるのが楽だったといいます。友人との集まりに慎吾さんを連れて参加することも増えていきました。「友達からは、『愛華はハイスペ夫もいて、イケメンの彼氏もいて、本当に羨ましい』とよく言われました。特に既婚の女友達からはすごく羨ましがられましたね。みんな、夫とうまくいっていなくて、満たされない思いを抱えている子ばかりなんです」ところがしばらくして、愛華さんと夫の関係に変化が生じ始めました。心を入れ替えた妻。夫婦仲にも変化が…「夫・貴也の仕事が少し落ち着いて、それまで多かった出張がほとんどなくなったんです。夫が家に帰ってくる以上、慎吾とのお泊まりデートはできませんから、そこから彼に会う回数が一気に減りました。すると慎吾が寂しくなったのか、いきなり私を束縛してくるようになったんです。時間に関係なく電話をかけてきたり、『俺が旦那に会いに行って、離婚してもらえるように頼もうか?』なんて言ってくることもあって、かなり焦りましたね…。夫の貴也は、私が外で飲み歩いていることは知っていたけど、不倫していたとは夢にも思っていないので、その頃から『不倫がバレたらどうしよう』と不安になり出しました。それで、外に飲みに行くのはほとんどやめて、夫のために料理などの家事を頑張るようになりました」以前は家事もほとんどせず遊んでばかりいた愛華さんが変わったことで、貴也さんとの関係もみるみるうちに良好なものになっていったといいます。「貴也とはずっとギクシャクしていましたが、冷めたとか嫌いになったとかじゃないんです。私は一人ぼっちで放置されて寂しかっただけだし、夫は私が遊んでばかりいるのが気に入らなかっただけ。お互いに一緒に過ごす時間を増やすことで、私たちの関係は再び以前のように戻りました。貴也も優しくなって、旅行に連れて行ってくれたり、ジュエリーをプレゼントしてくれたりして、付き合いはじめの頃を思い出したほど。すごく嬉しかったです」夫婦仲がすっかり改善し、愛華さんも「やっぱり自分には夫しかいない。夫を大切にしよう」と心を入れ替えたそう。一方で、不倫相手の慎吾さんとは…。不倫の過去はなかったことにしたつもりが…「慎吾とはキッパリ別れることに決めました。でも不倫相手がストーカー化してしまったケースなどを聞いたことがあったので、ちゃんと話し合って、彼に納得してもらった形で別れようと思いました。慎吾は別れたくないと言っていましたが、『慎吾もお店をやっている以上、変な噂が出回っても困るよね。お互いになかったことにして再出発しよう』と説得して、なんとかわかってもらえました」こうして、不倫相手とも後腐れなく決別できたように見えました。ところが、思わぬ罠が愛華さんを待ち受けていたのです。「慎吾と別れて数ヶ月経ち、不倫の事実はなかったことにしたつもりだったのに…。貴也に、不倫がバレてしまったんです。貴也に不倫をバラしたのは、なんと私の女友達でした。しかも貴也は、私と女友達のLINEのやり取りのスクショを持っていたんです…。それは『正直、カラダの相性は慎吾とのほうがいいけど、お金があるのは貴也だから離婚はしたくない』などと私が友人にLINEした内容でした」女友達との赤裸々な会話の内容を貴也さんに見られてしまった愛華さん。不倫の証拠を握られてしまった以上、言い逃れはできなかったそうです。結局、貴也さんには許してもらえず、二人は離婚することになりました。「夫が忙しくて寂しかったからと言って、どうして不倫になんて手を出してしまったんだろう…と後悔しています。ちなみに私の唯一の趣味だったInstagramでのグルメ活動ですが、今は全くやっていません。有名店に行けるのも貴也の経済力に支えていたからこそ。離婚した今となっては以前のような贅沢は全くできず、数万人フォロワーいたアカウントは休眠状態です」裕福な結婚生活を維持しながら、恋愛は外で楽しもうとしていた愛華さん。しかし世の中、そんなに都合の良い話は存在しないのかもしれません。欲張ると、人は結局何もかもを失うことになります。例え火遊びだとしても、不倫には手を出すべきではないとあらためて感じさせられるエピソードでした。©omune/Adobe文・取材 小泉幸
2023年10月07日人はどんなきっかけで不倫をするのでしょうか?不倫経験のある女性に、不倫をしてしまった理由を尋ねると「寂しかったから」という答えが返ってくることが多いです。夫婦仲が原因で心に寂しさを抱き、それを埋めるために外で出会った男性と関係を持ってしまうのだとか…。今回は、夫とうまくいかずに満たされない思いを抱き、不倫の道に足を踏み入れてしまった愛華さん(28)のエピソードを紹介します。経営者の夫に溺愛されて、専業主婦に「夫の貴也とは、私が25歳の時に結婚しました。彼はベンチャー企業の経営者で、10歳年上です」二人の出会いは、愛華さんが派遣でオフィスビルの受付の仕事をしていた時。貴也さんが経営する会社がそのビルに入っていたそうです。愛華さんに一目惚れしたという貴也さんが、猛烈なアプローチをして二人は付き合うことになり、とんとん拍子で結婚も決まったと言います。「最初は彼から溺愛されていて、幸せだったんです。『仕事も辞めていいから、愛華は家で好きなことをして過ごしたらいいよ』と言ってくれました。実は私、料理や掃除は大の苦手なんです。だから専業主婦になることには抵抗がありました。だけど受付の仕事はストレスも多くて…。それで思いきって仕事を辞めることに決めました」こうして、結婚を機に専業主婦となった愛華さん。習い事をしたり、エステに行ったり、近所のおしゃれなレストランでランチをしたり。セレブ妻ライフを謳歌していました。ところがそんな日々は、長くは続かなかったのです。激務の夫に不満を覚えた妻は…「結婚して1年経った頃から、貴也の会社が事業を拡大することになったんです。仕事がそれまで以上に忙しくなり、出張も増えました。それで少しずつ寂しさが募ってきて…。夜遅くに夫が帰宅するまで、誰とも会話しない日が続きました。もともと私は接客業だったので、人と話すのが好きなんですよね。退屈しのぎに、Instagramをまめにやるようになりました。もともと持っていたアカウントとは別に、グルメアカウントを作ってみたんです。貴也のおかげで、予約の取れない高級店にはかなり足を運んできました。その写真を投稿していたら、どんどんフォロワーが増え始めて、グルメなインスタ友達が増えていったんです」愛華さんは、そこからインスタにハマり始めました。普通の人では決して行けない高級店や、予約困難で知られる名店に行っていることで、たくさんの賞賛コメントがつき、優越感に浸っていたそうです。「インスタで繋がった友達に誘われて、グルメ会にも参加するようになりました。私は仕事をしておらず収入がないので、もちろん支払いは貴也のクレジットカードですが…。最初は貴也も『楽しそうじゃん、行っておいで』と言ってくれていたんです。一度グルメ会に参加すると、また次も誘われて、知り合いもどんどん増えるのでお誘いも増えていきます。家にいても寂しいだけだし、誘われたらなるべく行きたくなってしまって、夜出かけることも増えてきました」夫・貴也さんとの関係がギクシャクし始めたのはその頃からでした。たまに仕事が早く終わって帰宅しても、出かけていていない妻。遊んでばかりいる妻のために、自分がお金を払うことに対して、貴也さんも不満をこぼすようになりました。「貴也の言うことはもっともです。私も反省しました。それでグルメ会に行くのは月に1回程度にすると約束して、家でおとなしく過ごすようにしていました。でも、1か月ぶりに行ったグルメ会で、出会ってしまったんです…」夫に内緒で、禁断の関係がスタート「その日訪れたビストロのシェフが、私のタイプど真ん中で…。しかも偶然、年齢も出身地も同じだったことから意気投合したんです。すぐに連絡先を交換しました」その日以来、愛華さんはシェフの慎吾さんと連絡を取るようになりました。最初はLINEで会話をするだけでしたが、夫の出張のタイミングで彼の店に行って、閉店後も二人で過ごすようになったといいます。「慎吾は見た目が好みなだけじゃなくて、カラダの相性もいいんです。夫は10歳年上ですが、慎吾は私と同い年なので親近感もあり、一緒にいてとにかく楽。人気店のイケメンシェフということもあって女性のファンも多いみたいで、彼とデートしていると得意げな気持ちになりましたね。とはいえ、慎吾のことがどんなに好きでも、夫と離婚するつもりは一切ありませんでした。稼ぎは夫の方が全然上ですから。慎吾も遊び人タイプなので、束縛されないこの関係が楽だったみたいです」経営者の年上夫を持ち、裕福な暮らしを送りながらも、同い年のイケメンシェフと刺激的な恋愛を楽しんでいた愛華さん。理想の夫と恋人の両方を手に入れたような気持ちになり、心も満たされたといいます。ところが彼女を待ち受けていたのは、衝撃の結末でした。人は、ないものねだり。他人から見たら羨むような暮らしを手に入れても、心が満たされないと、寂しさから不倫に走ってしまう人もいるようです。夫婦関係がうまくいかないからといって、他の男性で心の隙間を埋めようとしても、全く解決にはなりません。現実から目を背けて不倫に走ることだけはしないようにしたいものです。©Kapinon/Adobe文・取材 小泉幸
2023年10月07日精神的にも大切な男友達という存在。頼りになったり、心を許せたりと嬉しい側面がある一方で、新しい恋愛の妨げになっていることもよくあります。この記事では、恋愛の弊害になりやすい男友達のタイプを3つ紹介しつつ、改善方法もあわせて解説します。本命彼女になりたいなら、手放した方がいい「男友達」の定義【おおしまりえの恋愛道場】vol. 240皆さんに男友達はいますか?女友達とは違い、本音を言い合えたり、男性目線のアドバイスをくれたり、時にはちょっと男らしい部分でリードしてくれたりと、頼りになることもあるのが男友達という存在です。でも、あなたがいい恋愛を見つけ、長く彼氏から愛されたいと思ったら、こうした男友達の存在は妨げになる可能性があり、すみやかに整理したほうがいいでしょう。今回は、なぜ男友達が恋愛の妨げになることがあるのか、またどういった男友達が該当するのかを解説します。本当に大切にしたい人間関係に注力するためにも、自分の身の回りを振り返りながら読み進めてみてください。恋愛の妨げになる男友達とは恋愛の妨げになる男友達をひと言で表現すると「どこか恋愛の要素を感じさせるような男性」です。寂しさを適度に埋めてくれたり、「お互い独身だったら結婚するか!」なんて冗談で言い合ったりできる人がこれに当たります。こうした優しい男性との関係は大事である一方で、そこで生まれた安心感が、本気の恋愛へ向かうエネルギーを弱めてしまう可能性があります。あなたが恋愛で幸せになり、彼と愛し愛されたいと思うなら、こうした近すぎる距離感の男性との関係は見直した方がいいのです。いつでも付き合えそうな男友達ここからは、どういった男友達が恋愛の妨げになっていくのか、もう少し具体的な特徴を解説します。最初は、いわゆる「親友みたい」と表現されることが多いタイプです。女性はこうした気心が知れた男性に対し、心のどこかで「でも困ったらアイツがいるし」と思っていたりします。また、心のどこかで「本気でヤバくなればアイツと付き合おう」といった感覚になっていることもあります。それくらい一緒にいてラクな関係は素敵である一方で、付き合っていない人を勝手にキープのように考える発想は、典型的な現実逃避とも言えます。いざとなったら付き合うかもしれないけど、それは本当に困った時でいい。こうした発想は、ショーウィンドウに並んだ商品を「本気出せばいつでも買える」と眺めているのと同じです。実際、相手はそう思っていないかもしれませんし、何よりこうした余計な安心感が、本気の恋愛への意識を削いでしまいます。体の関係を持った男友達過去に体の関係があり、今は普通以上に仲がいい男友達や、今現在定期的なセフレ関係にある男友達がいる人は要注意です。セフレ関係は体の繋がりという恋愛の一部代替え行為のため、ちゃんと恋愛を頑張ろうという気持ちを後回しにさせます。人は、一度体の関係を持った相手には一定の安心感を抱くものです。それは「寂しさ」や「受け止められたい」「ぬくもりが欲しい」など色んな個人のニーズを、ある程度軽減させてくれます。しかしお互い本気で向かいっているわけではありませんから、根本的な解消には至りません。言うなれば、お腹が空いているのに手の届くお菓子をダラダラ食べている状態。これではいつまでたっても満腹にはなりませんし、もれなく、余計な栄養素が体に溜まってしまいます。寂しい時に受け止めてくれる男友達「夜無償に寂しくて誰かと話したい」「友達が次々結婚し、自分だけ疎外感を抱いた」「仕事や婚活で凄く嫌な思いをして傷ついた」一生懸命生きていれば、こんなシーンにぶち当たることもあるでしょう。寂しくて不安で、とても傷ついた日は、誰かに話を聞いてもらい、受け止められたいと思うのは当然です。でもこの時、適度に受け止めてくれる男友達がいると、あなたはいつまでたっても恋愛に意識が向くことはないでしょう。先ほどセフレの男友達が、体の繋がりという恋愛の一部代替えであると説明しましたが、寂しさを埋めてくれる男友達というのも、またセフレとは違う心の部分を、一部埋めてくれる存在であると言えます。寂しさは、よくないものと思われがちですが、ネガティブな状況から抜け出そうと思い、恋愛や自分磨きなど、努力を始めるキッカケになることもあります。こうした変化を、優しすぎて距離が近い男友達がストップをかけてしまうこともあるため、弊害と言えるのです。距離がバグった男友達を整理するポイント恋愛に弊害になる男友達を、3タイプご紹介しました。なにも男友達が悪だと言いたいのではありません。今回紹介したタイプの男性は、「距離感がバグっていること」が問題なのです。いつでも付き合えそうな男性は、相手に対して過剰な思い込みがあります。セフレの男友達は、体の距離が近すぎます。寂しい時に受け止めてくれる男友達は、心の距離が近すぎると言えます。それぞれが心と体の距離がおかしくなっており、一般的な関係性よりも濃密になってしまっているのが弊害なのです。こうした関係を適切に整えていくポイントは、まず会う頻度や連絡を取る頻度、体の関係の有無など、物理的な接触を減らすことから始めてください。対人関係の距離感のおかしさは、具体的な行動を改善することで、同時に精神的な自立にもつながっていきます。ただし、この時、急に行動を大きく変えると、あなたにも精神的な負担が大きい点は注意が必要です。可能なら新しい習い事を始めるとか、仕事を忙しくするとか、生活リズム自体を見直すなど、男友達が不在になってできる空白を、事前に埋める準備もしておけると、寂しさや不安を感じにくくなります。私たちの人生は、どんな人と親しく関わったかで決まると言われています。もしあなたが、本気で彼氏から長く愛されたいと思うなら、男友達とは縁を切らないまでも、適切な距離感に置くことは大切です。自分の周りを見直してみましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Jasmina/Adobe Stock文・おおしまりえ
2023年09月28日恋愛をしていると、女性の行動で男性が自然と冷めてしまうシーンがよくあります。今回は男性が「面倒くさいな…」と思わず漏らしてしまうような行動を5つご紹介。自分がやってしまっていないか、振り返ってみましょう。今すぐやめて!男性が敬遠する女性が出す「面倒くさいオーラ」とは【おおしまりえの恋愛道場】vol. 239恋愛のやり方には、誰しも自分なりの「当たり前」が存在します。でもその当たり前の中には、無意識に男性を冷めさせてしまったり、喧嘩に発展させたりする行動がいくつかあります。今回は実際に男性から聞いた事例の中から、見たら思わず冷めてしまう行動を5つご紹介します。原因は分からないけどいつも振られる喧嘩になると「面倒くさい女」と言われることがある「気分屋だよね」と良くも悪くも言われる感情表現豊かなのが魅力だと思っているこれら項目に心当たりのある女性は、今回の話が参考になるかもしれません。ぜひ無意識にやっていないか、考えてみましょう。「大丈夫」「なんでもない」と言いながら顔は不機嫌最初は言葉と行動が一致していない女性のケースです。人は生きていれば、誰しもイラッとしたりムスッとしたりするような出来事に遭遇するものです。そんなとき、彼から「どうしたの?」「大丈夫?」「なんかあった?」と聞かれたら、あなたはどう返事をするでしょうか。相手に知られたくないと思い、「大丈夫」と切り返している女性が多いと思いますが、中には「大丈夫」と言いながらも、イライラが顔に出てしまい、男性にさらに心配をさせる女性がいます。また、中には「男性に自分で気づいてほしい」という気持ちから、「なんでもない」と男性を突き放し、その後の行動を観察する、という謎の上から目線を発揮する人もいます。こうした言葉と行動が一致しない行動は、男性から見ると全て「察してちゃん」と受け止められ、面倒な女性と思われてしまいます。イライラしているけどどうしてもうまく説明できないときは、「今気持ちを整理しているから待って」と、回答保留にするだけで男性は安心できますよ。「なんでもよい」と言ったのに文句が出る恋愛の最中は選択の連続です。どこで何をするか、どっちにするか、自分は何がほしいかなど思わず迷うことばかり。そんなとき、最適解が分からずに「なんでもよいよ」「任せるよ」と言ってしまいがちですが、その言葉を心から言っていない女性が中にはいます。こうした女性たちは、「なんでもよい」と言いながら、結局彼が選んだ選択に文句をつけがちです。よく聞くのが、ごはん屋さんのチョイスについて。「なんでもよいよ」と言いながら、彼が好みじゃないお店を選択したら不機嫌になってしまう女性は少なくありません。こうしたときによく使える行動のひとつには、「選びたいほうを答える」のではなく、「NG内容を伝える」ことを意識すると、答えがわからないから丸投げ、といった選択を簡単に避けられます。ごはん屋さんを問われたときなら、「何でもよい」と答えるのではなく「こってりしたご飯は避けたい」「ゆっくり話したいからガヤガヤした店は嫌だ」「お腹ペコペコだから、並ぶのは嫌」など、NGポイントを伝えるのです。人間の思考の特徴として、人はOKのハードルよりもNGのハードルの方が低く設定されています。相手から何か聞かれたとき、OKのハードルを答えるよりも、NGのハードルを答えるほうが簡単かつ、相手に丸投げすることにもならないのでオススメです。LINEのテンポも気分も自分次第「彼氏とは頻度高く連絡を取りたい」そう考える女性は多いものです。こうした性格に彼が自然と合えばよいのですが、お互いのペースがイマイチ噛み合わないこともあります。それでも彼女側が無理せず我慢したり、彼のペースに合わせたりできればよいのですが、中にはこんな問題に発展したケースもあります。彼女は事務職をしており、比較的時間の融通が利くタイプでした。そのため、彼にも時間を問わずLINEを送っていたのですが、彼からの返信はあまりもらえていませんでした。そんな彼は、打ち合わせでスマホを見られないタイミングも多く、またひとつのことに集中すると他に気を配るのが苦手でもありました。こうしたリズムのズレにより、彼女はときどき返事がないことにイライラし、小さな喧嘩になることもあったと言います。お互いの事情(LINEのテンポ)を話し合ったりもしたそうですが、彼女としては自分が放っておかれるのがどうしても我慢できず、そのたびに不機嫌になっていたため、彼が「合わない」と判断し、別れることになったようです。これは極端な例ですが、LINE(その他の連絡手段)のテンポがもし自分のペースなのであれば、返事も相手のペースを尊重することを覚えていきましょう。それが難しい場合は、2人の相性は「合っていない」と言わざるを得ません。夢はあるけど叶えるのは全部男性任せ恋愛中は、誰しも夢や理想を抱えているものです。あそこに行きたい、こんな関係になりたい、こういうことをしたいなど…筆者はすでに結婚していますが、未だに「夫婦でこういうことがしたいな」と、思わぬ気持ちがポンと浮かぶことがあるので、夢や理想って尽きないものだなと感じます。恋愛が始まると、女性の多くは「ここに行きたい」「こんな関係がいい」「こんなことがしたい」と、夢が次々膨らむと思います。それ自体はよいことなのですが、ちょっと注意が必要です。中には浮かんだ夢を男性に叶えてもらおうと、全任せになってしまう人が少なくないからです。例えば「カップルでディズニーデートが夢」と女性が思ったとします。夢を抱くのは自由ですが、その日程やプラン、チケットの手配まで彼にまかせてしまうのが、全任せ女性の叶え方です。ノリノリな男性ならよいのですが、テーマパークやプランニングが苦手な男性には、やや重荷になってしまうこともあるでしょう。言いっぱなしの男性任せな女性は、どうしても男性から面倒くさいと思われる確率が高まります。こうした夢はなるべく相手に相談しつつ、自分が頑張る部分は頑張るように(むしろ自分の夢なら自分のほうが実現に向けて頑張るくらいで)相手と分担する考え方が大切です。体調のコントロールを男性に強要女性はホルモンバランスの変化によって、体調がコロコロ変わるものです。生理前後などは最たる例ですし、天気や気圧の変化によっても、体調に影響が出てしまう人も少なくありません。これは避けられないことですが、こうした体調の変化への理解を、男性に無理に強要している女性も少なくないようです。例えば生理前にイライラする女性が「生理前なんだからわかってよ」と彼にキレてしまうなどがこれに当たります。たしかに生理前にイライラするのは仕方ないのですが、だからといって男性にキレる自分を受け止めろと強要するのは違います。こうした一方的な要求にならないようにするには、以下の3つに気をつけることが大切です。自分の状態を説明する起きたときの対処法をお願いする自分でも対処法を知る今回のケースであれば、「生理前はイライラしてしまい、当たってしまうことがある」を事前に彼にも伝えること。そして「イライラしていたら多少の言動も大目に見てほしい、そういう日に厳しいことは言わないでほしい」など、対処法も合わせて伝えます。それと同時に、イライラしがちな時期は寝る時間を多く取る、彼とのデート頻度も下げるなど、イライラをよくない形で発揮しないよう、自分でできる対処法も身に付けましょう。こうした配慮がないと、男性から「『女性だから』って、無茶言い過ぎ」と思われかねません。ここまで、男性から聞いた5つの「面倒くさい女性」認定される振る舞いを紹介しました。女性に限らず、人は恋愛相手に対してはリラックスした“素の対応”になりがちです。素の対応になったとしても、そこには彼に対する気遣いの気持ちは忘れずに。その心が、2人の関係をよりよいものに発展させてくれますよ。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Studio Romantic/Adobe Stock文・おおしまりえ
2023年09月14日愛情表現豊かな男性はそんなにいないですし、アプローチしてもリアクションが薄くて脈アリ、ナシが判別しづらい…というパターンは多いでしょう。不器用なだけで実は脈アリの男性と、脈ナシ男性はどこで見極めるのかまとめました。照れさせると本音がダダ漏れ不器用男性は言葉での愛情表現が苦手で、恋愛にあまり慣れていないことが多く、好きな女性の前では余裕がありません。ボディタッチや一歩踏み込んだ質問など照れさせることをすると顔を真っ赤にしたり、あからさまに動揺したりと本音がダダ漏れになるでしょう。素っ気ない態度とは違う、焦りや戸惑い、恥じらいが見えてきます。「好きな人からストレートなツッコミ、たとえば『私のことどう思っているの?』という質問をされるとしどろもどろになってしまう。本音は言えないし、気の利いたことを言う余裕もない」(30歳男性・会社員)一方、脈ナシ男性は照れさせるようなことをすると無反応でスルーするか、しらけた顔をするか、困って苦笑いするはず。言った自分が恥ずかしくなるようなリアクションを見せるでしょう。「何とも思っていない子に腕とか肩を触られても何にも思わない。でも、好きな人が二の腕をトントンして話しかけてくると一歩引いてしまう。緊張してのけぞりながら『おう』くらいしか言えなくなる」(29歳男性・フリーランス)いい感じなのに手をつないでこない理由二人きりで歩いていて「手をつなぎたい」と思うのに触れてこない場合、不器用男性は女性が歩く側の手に何も持たず、ポケットにも入れず、手持ち無沙汰にしています。これは「いつでも握っていいよ」という待ちのスタンスで、女性側にバッグを持つことは絶対にしません。恥ずかしくて自分から「手をつなごう」とは言えないものの、期待だけはしているのです。「好きな女性と歩いている時、偶然に手が触れないか期待しすぎて変な歩き方になっていた。歩くと手は上下に振るのが普通だけれど、女性側の腕がピタッと固定されたように動かなかった」(29歳男性・フリーランス)その点、脈ナシ男性はどんなに好意的な態度を見せても、隣を歩く女性側にバッグを持ったり、ポケットに手を入れていたりします。手をつなぐ発想がそもそもないので手を空けておくことはしないでしょう。愛想笑いと幸せ笑いの違い不器用男性が好きな女性の前でニコニコするのは自然とこみ上げてくる“幸せ笑い”で、心の中では「かわいいな」「付き合いたいなあ」という本音がグルグルしています。好きな女性を見ているだけで頬が緩んでくるのでしょう。また、よいムードを作りたい、好きな女性に嫌われたくないがために、盛り上げようとニコニコしていることもあります。「好きな子を見ていると顔が自然とニヤけてしまうんだけれど、それだけじゃなく、笑っていたら好印象を持ってもらえるかもと期待する部分がある」(32歳男性・会社員)不器用男性はつまらない話をされてもずっと同じテンションでニコニコしますが、脈ナシ男性はわかりやすく愛想笑いをするか、軽くあしらってしまうでしょう。アプローチとしては少し勇気がいりますが、つまらない話をした時のリアクションで脈アリ・ナシがわかります。写真を撮りたがる「映えスポットやカフェや食事に行ったときに、さりげなく好きな女性の写真を撮っている。『かわいいから撮ってあげる』と言ったり、インスタに上げたいからと言って彼女に料理を持たせたり。後で一人になった時に見返す」(30歳男性・会社員)こっそり写真を撮られるのは少し気持ち悪い感じもありますが、好きな人の写真が欲しい気持ちは理解できます。不器用男性は不器用であるがゆえにツーショットを取るほどの勇気がありません。好きな人の写真を撮るために映えスポットに誘うこともあるようです。一方、脈ナシ男性には写真を撮るという考えがまずないでしょう。一緒に食事に行ってインスタ用の料理の写真は撮っても、カメラを女性に向けてくることはないはずです。不器用なりにアピール不器用男性はわかりやすいアピールができません。女性のアプローチに応えるとしても、「おう」「うん」など曖昧で地味なリアクションが多いはず。でも、よくよく観察すると「好き」の片鱗があちこちに散りばめられています。素直ではなかったり、斜め上をいく反応だったりしても、女性が示すなんとなくの好意に必死で応えようとするのです。その小さなサインを見逃さないことが進展のきっかけになるでしょう。<筆者情報>沙木貴咲ライター/占い師。自らの恋愛経験だけでなく、占い師として数多くの相談を受けるなかでさまざまな恋と愛の真実を見つめ続けている。結婚・出産・離婚を経て現在は二児の母。©mary_markevich/Adobe Stock文・沙木貴咲
2023年09月13日付き合い始めはお互いにテンションが高く、何もしなくても一緒にいるだけで楽しいものですが、交際期間が長くなるとマンネリ化するのも自然な流れです。そして、どんなに仲の良い恋人同士も少なからずケンカするものですが、長く交際するカップルはケンカの仕方が上手。付き合って3か月も経てば大体別れてしまう人は、どうすればお別れを回避できるのか、長続きカップルの特徴を参考にするといいかもしれません。とにかく無理しないデートはどこかへ行かなければいけない、イベントにして盛り上げなければいけない。そんな義務感で付き合い続ける関係はすぐに息切れしてしまいます。外出する気分じゃなければ「家でまったりする」という選択肢もありますし、一緒にいるけれどそれぞれが自由に自分のことをするのもデートとしてアリです。お互いに無理をしないことが長続きの秘訣でしょう。また、疲れたときや考えごとをしたいときにそっとしておいてくれるのも、長続きカップルならではの配慮です。気負わず、最低限の気遣いを示すことで居心地の良い空間ができあがります。また、お互いに自由にするとは「適当にする」ではなく、相手の意志を尊重するということ。つまり、長く付き合える恋人として選ぶなら、無理なく自然体で付き合える人がベストなのです。すべてを平等にしない男女平等が当たり前の昨今は、なんでも平等に分けるのが理想的といわれますが、長続きカップルは意外にもそうではないようです。たとえば、「私は車の運転が得意だからドライブは任せてほしい。でも、どこへ行くかを考えるのは苦手だからデートコースは彼が決めてほしい」のように、得意不得意で担当を決めてあえて平等にしないケースが多いのです。また、収入がほぼ同じであればデートは割り勘がいいでしょうし、場合にとって彼氏より彼女のほう多く払う場合もあるでしょう。奢り奢られ論の答えは「男性がつねに多く払うべき」と思いきや、そもそもの収入に格差があるなら必ずしもそうではありません。こうした考えは結婚して仕事・家事・育児の分担をするときにも応用できて、うまくいっている夫婦はお互いの役目をそこまで平等に扱っていないことが多いのです。男女間のケンカは「できないことを強いられる」が原因になっていることが少なくありません。それぞれの得意・不得意を正しく把握して担当を分け、苦手なことはやらないとした方が良い関係につながるのです。話し合いが大事どれだけ愛し合っていてもケンカはやっぱり起きてしまうもので、恋人関係を長続きさせるには衝突をできるだけ小さく・短く済ませる必要があります。ケンカはしても別れまで発展しなければいいのです。では、長続きカップルは衝突をどうやって最小に収めているかというと、「話し合いをして調整をする」に尽きます。キチンと向き合って意見交換しながら冷静に問題を解決するでしょう。それができれば、すれ違いが起きても感情的になることがそもそもありません。また、長続きカップルの話し合いとは、どちらか一方にもう一方が従う状態ではなく、どちらも同等に主張しながらうまくすり合わせていくことをいいます。「調整・交渉」がうまくできれば、揉め事が起きてもすんなり乗り越えられるのです。ケンカした方が関係は続く生まれも育ちも違う男女が愛だけでつながるのが恋人同士です。好きだから受け入れている部分が多々あるだけで、厳密に見れば価値観も生活習慣も違うはずです。ケンカは起きて当然ですし、軽い言い合いはむしろどんどんした方が良いでしょう。言いたいことが言えない関係の方がのちのち辛くなります。自分が一歩引くことで関係を整えるのではなく、遠慮なく自然体をさらけ出した状態で整う関係を目指すことを大切に。無理のないお付き合いが実現すれば、別れがチラつくほど揉めることなく穏やかに関係が続くはずです。<筆者情報>沙木貴咲ライター/占い師。自らの恋愛経験だけでなく、占い師として数多くの相談を受けるなかでさまざまな恋と愛の真実を見つめ続けている。結婚・出産・離婚を経て現在は二児の母。©Image’in/Adobe Stock文・沙木貴咲
2023年09月07日友達と揉めてしまうことは誰にでもあると思います。その後仲直りできれば良いのですが、時には二度と修復が不可能なほど亀裂が入ってしまうことも。そして実は、それまでとても仲がよかったのに、「結婚式」を機に絶縁してしまったエピソードが非常に多いようです。今回は、友人と絶縁したエピソード 〜結婚式編〜をお届けします。結婚式を欠席した理由が…「結婚式に招待して、一度は参加の返事をくれた友人がやっぱり行けない…と連絡してきました。やむをえない理由なら納得できるんですが、行けない理由が『入手困難なコンサートのチケットが取れて、家族で行くことになったの。なかなか手に入らないチケットだからもう二度とない機会だと思うし、親もすごく楽しみにしていて…。本当にごめんね』と言われたんです。私の結婚式はコンサートに負けたんだな…と思って悲しかったです。いっそのこと、どうしても休めない仕事とか嘘をついてくれた方がよっぽどよかったかも。正直に言われたことで、余計に傷つきました」(遥/30歳/公務員)結婚式を欠席するときは、断り方に気をつけないと相手を傷つけてしまいます。どんな事情があるにせよ、結婚式を挙げる本人にとっては、一世一代の大イベント。「そんな理由で断るの?」と思われるとその後の関係にヒビが入ることも。どうしても参加できない場合も、できるだけ失礼のないような対応をしたいですね。余興を強いられた「大学時代のサークルの女友達が結婚することになったんです。そしたら新婦本人から、K-POPダンスをみんなで踊ってほしいと言われて…。しかも衣装も指定されて、アイドルみたいなミニワンピを着るように言われました。私はダンスも苦手だし、スタイルがコンプレックスなので衣装も絶対に着たくなくて、一度は断ったんです。でも彼女、『どうしても踊ってほしい』の一点張りでした。友達の結婚は嬉しいしお祝いしたいけれど、たまに自分のことしか考えていない新婦もいて、驚かされることがあります」(香織/31歳/IT)結婚式を機に友人関係に亀裂が入るのは、招待される側ばかりに問題があるわけではないようです。時に、結婚する本人の言動が、周りの友人を不快にしていることも。結婚が喜ばしいのは当然ですし、親しい友達には思いっきりお祝いしてもらうのがいいと思います。しかし周りが見えなくなって、友達に迷惑をかけることだけは避けたいですね。寝坊して披露宴に大遅刻!「私の結婚式で、寝坊して披露宴の後半まで姿を見せなかった友達がいました。結局来てくれたのでありがたいのですが、すごく仲のいい子だと思っていたので、寝坊されてしまったのは傷つきました。しかも『ごめんごめん!昨日飲みすぎちゃって!』と軽い調子で謝られたので、余計にモヤモヤしてしまいました…」(ななみ/27歳/メーカー営業)結婚式に遅刻するのは当然ですがマナー違反。どんなに仲の良い友人でも、お祝いの場では失礼のないように気を引き締めましょう。そのほかにも、直前のドタキャンやご祝儀袋にお金が入っていなかった…などのハプニングがあったという人も。親しい仲にも礼儀あり。マナーはしっかりと守りたいですね。以上、結婚式を機に友人と絶縁したエピソードを紹介しました。一生に一度のイベントだけに、普段だったら許せるようなことも、結婚式が絡むとそうはいかないのかもしれません。結婚式のような一生モノの機会に失礼な言動をされると、された側は深く傷つきます。親しい友達だからこそ、ここぞという場面では心からのお祝いをしてあげたいですね。©zinkevych/Adobe文・小泉幸
2023年09月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、転勤族の彼と結婚したいが、仕事も辞めたくないという29歳女性のお悩み。転勤族の彼と結婚したい。でも仕事も辞めたくない…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:転勤族の彼と遠距離恋愛中です。そんななか、彼がまた別の地方に転勤することになり、このタイミングで結婚しようと言ってもらって話が進んでいます。私も彼と結婚したいし、結婚するなら彼の転勤先で一緒に生活するのがベストだと思っています。ただそれには私が今の仕事を辞める必要があります。新卒からずっと勤めてきた会社だし、人間関係も収入も安定しているため、正直辞めたくありません…。結婚しても仕事は続けておいた方がいいのではとも思います。仕事も愛も諦めないためには、どうすればいいのでしょうか。(29歳・会社員)両立し得ない選択肢は、優先順位をつけて選択を彼と結婚したい。結婚したら夫婦一緒に暮らしたい。だけど今の仕事も辞めたくない…。何一つ諦められない、すべてを手に入れたいという相談者さんの気持ちはもちろんわからなくありません。ただ彼が転勤族で地方にいる以上、相談者さんが今の仕事をしながら彼と一緒に暮らすのは現実問題として不可能なわけです。どうしたって無理なことに対して「嫌だ」「諦めたくない」と駄々をこねても不毛でしかないし、両立し得ない選択肢は優先順位をつけて選び取る以外に方法はありません。彼との結婚、夫婦一緒の生活、そして新卒から勤めてきて人間関係も収入も安定している会社。この3つのうち、どうしても代わりのきかないものはどれでしょう?ーー彼との結婚と、会社ではないですか。困難を前向きに解決していくのが夫婦結婚は縁とタイミングです。彼が「結婚しよう」と言ってくれた、この機会を逃したら、彼との結婚は実現しなくなる可能性が高いです。一方、会社も代えがききませんよね。長年勤めてきたからこそのポジションも培ってきた信頼もストレスのない人間関係も、一度手放してしまったら一朝一夕には取り戻せません。また結婚しても仕事を続けていきたいと考える相談者さんにとって、キャリアの中断はできる限り避けたい選択です。ーーとなると、彼と結婚し、会社も辞めないでおいて、最初は別居婚からスタートするのが現実的ではないですか。夫婦一緒に生活できるのが一番だけれど、理想にこだわって取り返しのつかない犠牲を払うのはお勧めしません。また捉え方次第では、別居婚だからこそのメリット(新鮮さが保てる、お互いの土地を行き来する楽しみ等)だってあります。ところで、彼はこの件についてどう考えているのでしょうか。今回のことに限らず、降り掛かってくる困難を一緒に解決していくのが夫婦です。どのような選択をするにしても独りで抱え込まず、互いに納得できるまでよく話し合ってくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©YuriF/Getty Images文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2023年08月19日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、実家が資産家である彼と良い仲になりつつある28歳女性。ところが彼にマザコン疑惑が生じて…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「資産家なのはいいけれど、彼、マザコンでは?」【クラブ佑雪】vol. 307婚活中です。最近、友人の紹介で出会った、1歳年上の男性が私を気に入ってくれているようで、何度かデートをしています。見た目はそこまで好みではないのですが、性格が温和なのと国内外の数か所に別宅を所有しているような資産家のお坊ちゃまという条件に惹かれて、一応、前向きになっています。ただ、気になることがあります。私が何かひと言言うと、「僕の母もそうなんだよ」と言うのです。先日は「僕の母も表千家でお茶をやってるんだよ」でした。彼のSNSの家族写真をチェックしたところ、彼の母親の雰囲気がどことなく自分に似ているような気がしています。彼は私に母親を求めているのでしょうか? まだ、手も握っていませんが、この先、関係を進めることに恐怖を感じ始めています。ちなみに彼はひとりっ子です。(なつみ28歳未婚 自営業)「結婚に際しての“ママ問題”と向き合う」資産家、いいですね! 彼はひとりっ子なんですね。ということは、将来、ご両親が財産を失うとか、どこかに全額寄付しない限り、彼が集中して財産を相続するわけですね? こりゃ大変。それまでにできる限り、子孫を増やして、相続税を減らさないと! なんてことまで、あちらのご家族は考えていらっしゃるかもしれません。相続する人の人数を増やすことも、立派な節税対策。ご相談者さまは現在、彼ファミリーの“節税対策チーム”の重要な候補者として目されていてもおかしくはありません。非常にセンシティブな話なので、彼はご相談者さまに今の段階で、そのようなことは言わないでしょうが、資産家と結婚するってことは、そういうことでもあるってことは認識しておくといいでしょう。そのうえで、自分でどうするか選択するってことが重要ですからね。ご相談者さまが条件でお相手を見ているように、彼だって、いろんな条件をチェックしながらご相談者さまと向き合っている。そこは、忘れちゃならないポイントです。で、ご相談者さまが気にされているのは“彼がマザコンなんじゃないか?” ってことですよね? いや、間違いなくそうでしょ? っていうか、彼は根が素直だから、ことあるごとに「母が」ってキーワードを出してくるだけで、世の中の男性は全員、マザコンっていうのがデフォルトですよ。むしろ、そうじゃない方がおかしい! 逆に申し上げれば、それだけ嬉しそうに「母が」って言えるってことは、虐待などされず、愛情たっぷりに注がれて、幸せに育った証です。これはね、プラスに捉えていきましょう! お母さんを大事にできる男性は、妻も大事にできる可能性が高いですからね(ただし、100%そうとは言わない)。まして、彼がご相談者さまに、自分を産み育ててくれた偉大なる母の面影を感じているならば、余計にプラス!!! むしろ、彼を落とすために“お母さんプレイ”を徹底的にテクニックとして使うという、戦略すら立てられるわけです。簡単です! お母さん、ありがとう! と彼のお母さまに感謝したいくらいの話です。だって、あなた、彼が資産家のお坊ちゃまだから、「結婚相手にいいかも」って思ってるわけでしょ? だったら、覚悟決めて、目的に向かわなきゃ! 問題は、彼がマザコンかどうかじゃなく、ご相談者さまが“恋愛ではなく、結婚をする”、さらに申し上げるなら、“結婚によって経済的に恵まれた豊かな人生を送る”って、明確な目的を設定するかどうかって話なんじゃないの?今後、大好きな人と結婚する予定があるなら、いいですよ? でも、その見込みがないから、「じゃあ、お金がある人と」ってなってるわけでしょ? 世の中には“ときめきもお金もない”結婚だって、あるわけです。そのへんもよく考えてください。そして、ときめきって、時が経つにつれ、消えゆくもの。と申し上げると「お金だって、いつなくなるか、わからないでしょ?」という意見が必ず、上がります。でもね、世の中、貧乏人が金持ちになる確率は本当に低い一方、金持ちが貧乏になる確率はそれより断然、低いです。ここでたとえ話をしましょう。目の前に神さまが現れて、「世界一おいしいアイスクリームと、デザインは気に入らないけど、そこそこ大きいダイヤモンドの指輪、どっちがいい?」と聞かれたら、どちらをとりますか? すぐ溶けてなくなるアイスクリームと永遠の輝きを放つダイヤモンド。さあ、どっち? という話です。そんなわけで、少なくとも彼が“いい人”っぽいなら、お付き合いを深めてもいいんじゃないかと、わたくしは思うんですけどね。あと、昔は彼がイク際、「ママー!」って叫ばなければ、セーフでは? って思ってましたけど、今は「それだけの資産が手に入るなら、叫ぶくらいはOK。ママとしてなければ、いいんじゃない?」という境地に至っております。最後に重要なことを。こんなところでタヌキの皮算用してても、どうしようもないです。“結婚は入籍するまでが結婚”。そこに至るまで、ご自身が“選ぶ立場”でいられるよう、全力で腕を磨かれんことを、祈っております。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©DjelicS/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年08月14日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、学生時代の燃え上がるような恋が忘れられないアラサー女性のお悩み。素敵な彼氏なのに…盛り上がらないのはなぜ?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:大学時代から付き合っていた彼と別れて、もうすぐ1年が経ちます。振られて終わった恋だったのでしばらく引きずっていましたが、現在は別の男性とお付き合いしています。ただ、とっても優しい申し分のない相手なのに、なぜか盛り上がっていない自分がいて…。元カレの時のように情熱が湧いてこないんです。これは歳をとったせいなのでしょうか。昔の、燃え上がるような恋愛を知っているだけに、このまま彼と付き合い続けていいものか不安になっています。(28歳・会社員)学生時代の恋愛は「非現実」だと認識して学生時代の恋愛は、誰にとっても特別なものです。特に、親の庇護下にありながらも多くの自由を手にしている大学時代は、有り余る時間と体力のすべてを目の前の恋愛に注ぐことができます。すでに社会人になっている相談者さんなら、これがいかに特殊な状況かよくわかるはずです。社会人になれば、仕事があり、生活があり、その余力で恋愛するのが現実ですものね。しかもまだ経験値の浅い学生時代の恋愛は、たくさんの「初めて」を共有することができます。初めての経験ってそれだけで眩しいし、鮮烈な印象を残すもの。そりゃあ特別な思い出になります。つまり、相談者さんの記憶の中で今なお元カレとの恋愛が輝きを放っていたとしても、彼が特別な存在だからではないんです。非現実な状況下での恋愛だったからです。非現実でしていた恋愛と現実世界の恋ーー次元が違うのに、ときめきレベルを比較するのは間違っていますよね。そんなことをしたら確実に拗らせてしまいます。燃え上がるだけが恋じゃないアラサーになった相談者さんは、現実世界を生きています。過去は過去、今は今です。学生時代とは違うのだから、恋愛の仕方も変わって当然ではないでしょうか。情熱的にのめりこむ恋は確かにドラマチックだけど、仕事や生活が手につかなくなって支障をきたすようでは「良い恋愛」とは言えませんしね。燃え上がるだけが恋じゃない。大人の男女には、むしろ心を安定させてくれる穏やかな恋愛が必要だし、それだって十分に大恋愛です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Uwe Krejci/Getty Images文・安本由佳
2023年08月12日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、マッチングアプリで知り合った彼と交際1か月になるという31歳女性。順調と思いきや、彼がほかの女性と密会していることを知り不安に…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「アプリで会った彼が、ほかの女性と密会していました」【クラブ佑雪】vol. 306春頃にアプリで知り合った同い年の彼の真面目そうなところに惹かれて、私から告白。お付き合いを始めて1か月経ちました。彼も私も共に忙しく、会えないときがあるのも当たり前だと思っていましたが、なんと、ほかの女性とも会っていることがわかりました。その相手ともアプリで出会ったようです。彼は「気が合うから友だちになっただけ。それ以上の関係はない」と言います。彼を信じないといけないと思いつつ、どうしても疑ってしまう自分がいます。いったい、どうしたらいいでしょうか?(ぴーちゃん31歳未婚 金融)「アプリで始まった恋の注意点」まず、申し上げます。アプリを利用している男性は、よっぽどのことがない限り、交際を始めたとしてもアプリを使い続けます。ヘタすれば、結婚後も続けるくらい。まあ、ラブラブ絶頂期で彼の方が女性にゾッコンだったりすると、それもないのかもしれません。でも、ずーっと100%、関係が好調ならば問題ないのですが、男女の関係って波があるじゃないですか。いいときもあれば、悪いときもある。悪くはなくても、ときめき度が低くなったり。そういうタイミングにチラッとアプリを再開させる。そこでマッチングしたり、リアルで会うところまでいかなければいいんですが、会ってハマるところまでいく場合もある。で、モテる男性ほど、ハマるところまでいく確率は高いですからね〜。ご相談者さまの彼、31歳で独身なんでしょ?まして、ご相談者さまが好きになるくらいですから、アプリでも相当モテるはず。そりゃね、自分ひとりって思わない方がいいですよ。女性って、一途な人が多いから、彼氏ができたらアプリをやめる人が多いんです。でも、男性は浮気しなくても、モテるだけで嬉しいから、その嬉しさを捨てられないんですよね。で、ズルズル、アプリを使い続けちゃうわけです。アプリで出会った女性をたとえ、友だちという名目であっても切れない。もうひとつ覚えておいていただきたいのは、交際が始まっても最低、半年間は “お試し期間”だってこと。もっと言うなら、入籍するまでがお試し期間なんです。その間は何が起こってもしょうがないですよね。ほかの女性の影があるなんて、腹も立つし、何より悲しかったり不安になったりもしますが、そこでちゃぶ台ひっくり返したら負け、みたいなところがあります。入籍するまでは“試されているのだ”という意識をもった方がいいですね。たとえ話をします。ケーキを買いたいとします。ある街にはケーキ屋さんは1軒だけ。お店に入ったら、ケーキも1種類しか置いてません。そしたら、それを買うしかないわけです。でも、ある街ではケーキ屋さんが10軒あって、どのお店でも目も眩むような魅力的なケーキを何十種類も扱っていて、「全種類、試食できますよ〜」って言われたら、どうですか? 全種類とは言わないまでも、気になるものは試食してから決めますよね?そういうことなんです。“ちゃぶ台ひっくり返したら負け”についても説明しましょう。最初に入った1軒では試食したけど、気に入らないから買わなかった。そしたら、お店の人から「また、来週、違う種類のものが出ますから、そのときまた見に来てください」って笑顔で言ってくれました。次のお店では「買わないんなら、試食もしないでくださいよ。失礼です」と言われました。となると、最初のお店では、もしかしたら、また買わないかもしれないけれども、足を運ぶ可能性はありますよね? でも、次のお店には2度と行きませんよね? そういうことなんです。アプリって、巨大なお取り寄せマーケットのようなもの。常に上記のケーキ屋さんのようなことが起こっていると考えれば、自分というケーキを買ってもらうにはどのような対応をすべきか、わかると思います。残念ながら、信頼関係を築くには時間がかかります。それは誰と付き合っても同じことです。彼がいいなら、完全に1対1で向き合えるようになるまでは焦らず、彼の気持ちを惹きつけていく必要があります。また、逆に言えば、ご相談者さまだって“試食”すればいいんです。本当に今の彼でいいのか。アプリを使って、いろんな人との可能性を探ってみてもいいのではないでしょうか? 自分にだって、ほかにも可能性があるってわかれば、彼との向き合い方も変わると思います。可能性は無限大。人生を楽しんでくださいね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Tomas Rodriguez/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年08月07日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、恋愛経験ゼロのまま25歳になってしまった女性のお悩み。25歳で初彼ができたけれど…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:男性とお付き合いした経験がないまま25歳になってしまいました。さいきん友人に紹介してもらった男性から告白され、頭の良い優しい方だったのでOKしたのですが、どうも私の気持ちが盛り上がらず…。むしろ相手の好意を重たく感じてしまっています。「空いている時間はいつも会いたい」と勢いがすごくて引いてしまうし、カラダを寄せて来られた時には「無理かも…」と感じてしまいました。恋愛してみたい気持ちはあるし彼と向き合いたいのに、どうしていいのかわかりません。(25歳・会社員)無理に恋愛する必要はないまず最初に相談者さんにお伝えしたいのは「無理に恋愛する必要なんてないんだよ」ということです。種の保存が動物の本能だからって全人類が異性に恋愛感情を抱くとは限りませんし、独りで楽しめるエンターテイメントがこれだけ充実している昨今、恋愛に興味を示さない男女が増えるのは自然な流れとも思えます。25歳まで異性との交際経験がなくても引け目に感じたり焦ったりすることはないし、相談者さんが特に必要としていないなら無理して恋愛しなくたっていいんです。ただーーそれでも相談者さんが「恋愛してみたい」とおっしゃるなら、まずは素直な気持ちや要望を伝える練習をしてみませんか。恋愛は二人でするものーー自己完結はNG「素敵だな」と思う女性を見つけたとき、多くの男性は恋の火種が勢いよく燃え上がります。自身の感情をコントロールしつつ女性の反応を見ながらアプローチできる男性もいますが、相談者さんの彼はそれほど器用ではなかったようです。勢いのままに「空いている時間はいつでも会いたい」と気持ちをぶつけたり、女性側の受け入れ態勢を配慮しないままカラダを近づけたり…一方的に盛り上がってしまっているんですよね。とはいえ彼がそんな行動をとるのも、相談者さんのことが好きだからこそです。もちろん相談者さんは、無理して彼に合わせる必要ありません。ただ、「無理かも…」などと自己完結してしまわないで、ぜひ素直に気持ちを伝えてみてください。「勢いについていけない」「もう少しゆっくり距離を縮めたい」そうやってハッキリ言葉にすれば、彼はきっと受け入れてくれます。恋愛は二人でするもの。不満も要望も抱え込まず素直に伝えて、互いに心地いい関係性を築いていくーーその過程こそが恋愛なんです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©dragana991/Getty Images文・安本由佳
2023年08月05日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、外国人男性としか付き合えなくなったという27歳女性。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「ヨーロッパ男性じゃないと付き合えないカラダになりました」【クラブ佑雪】vol. 305別に外国人じゃないとダメということはなかったのですが、たまたま立て続けに2人ヨーロッパ系外国人の男性と付き合いました。半年ほどお付き合いしたフランス人の彼は毎回、デートのたびにお花を1輪くれたり、必ず「かわいいね」「きれいだね」と褒めてくれたりして、彼といると女性としての自信がもてました。次に1年弱お付き合いしたイギリス人の彼はいつもスマートにレディファーストをしてくれて、食事の支払いも全部あちらもちでお姫さま扱い。2人ともいろいろあって別れましたが、すっかり日本人男性とは付き合えなくなってしまいました。そんな私ですが、これまたいろいろあって、都会から地方に拠点を移すことになりました。そこではtinderをしても、ほとんど外国人男性は見つからず、たまにいたとしても旅行者です。今後、私はどのように恋愛相手を探したらいいでしょうか? そろそろ結婚も考えたいので、どうしたものかと困っています。(ミルフィー27歳未婚 IT)「表面しか見てないと、とんだことになります!」なるほど、外国人専門“ガイ専”になられたわけですね。おめでとうございます。こういう方、ちょいちょいいらっしゃいますよね。と申し上げると男性からは、悔しいのか「あそこがデカいからだろ!」という声が上がるんですが、そうじゃないんですよね。欧米の男性って、女性の愛で方が板についていて、自然にエスコートしてくれますし、愛情表現もはっきりしてくれるから、女性からすると居心地よかったりするんですよ。だから、ご相談者さまのお気持ちも、よくわかります。それに日本ではパートナー間でのセックスレス率がめちゃくちゃ高いのに比べて、欧米はお盛ん。そういう部分でも満たされ方が違うのかな〜ということは想像できます。ただ、ご相談者さまは2人とも1年未満で関係が終わってるんですよね? しかも、一緒に住んだりしてないんでしょ? それだとね〜、結局、本当のところはわかりませんよね。付き合っている間なんて、所詮、他人ですから。他人って、どういうことかわかります? 入るお墓も別ならば、日々のお財布も別! 別のお財布からお花を買ってくれたり、高級ディナーをごちそうしてくれたりしても、こっちのお財布は痛まないわけです。わーお花くれた嬉しい! わーごちそうしてくれてありがとう! 嬉しさと感謝しかない。まあ、お付き合いだけで終わるなら、それもいいでしょう。ところが! 結婚したら、お財布が一緒になるわけです。全額とは言わなくとも、少なくともある部分は共有するわけですよ。そこでゆとりがあればいいですよ? でも、なかったら、花もディナーもいらないから、家のローンに回そうよ! 子どもの教育費どうすんの? って話になるでしょ? っていうか、なるんです。そこを見極めないといけない。羽振りがよさそうに見えて、実は借金だらけっていう人もたくさんいます。なので、そろそろ結婚も、とおっしゃるのであれば、男性に対する価値観を変えられてもいいのかな、と思います。交際が長続きしない女性って、恋愛を夢のように捉えていて、現実を見てない場合が多いですから。あとは、別にね、ご自身に経済力があるから、お相手には甘いケーキのようなものだけを望むのもアリだと思うんです。でもね、それでも、お相手があまりに金銭感覚がなかったりすると、だんだんイヤになってくるんですよ、人って。でね、結婚はたまにケーキを食べることもあるけれど、日々の主食はトーストです。なんなら、ごはんとパックの納豆なんです。そこに関しては日本と欧米の差はありません。というわけで、「いっとき、ガイ専にはなったけど、目線を変えて、日本の男性とも向き合ってみる」というのもいいと思います。また、好みって好みですから、遠距離覚悟で都会や彼らの“本拠地”であるヨーロッパにお相手探しに行かれてもいいと思います。そこでケーキの奥に何が隠されているか、体験されるのもよろしいかと。その奥を見てからが男女関係の本番の始まり。ガイ専を貫くかどうかは、本番を知ってからでも遅くないんじゃないですかね。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©kyonntra/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月31日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、2年前にマッチングアプリで知り合った彼のことが気になる女性。ところが、彼が名前や職場を偽っているとわかり…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「彼の名前や職業が、違うことが判明しました」【クラブ佑雪】vol. 3042年前に知り合った彼がいるのですが、気持ちがわかりません。 名前が違う、職場も違うのがわかりました。「結婚しよう、こっちに遊びに来たらいいやん、お金をなんぼかやるから」と言われましたが、期待させるだけ? と思いました。 連絡もとったりとらなかったりではあります。気になってしまうのですが、続けても大丈夫でしょうか?(ヒミツ?歳未婚? 肩書きはナイショ)「アプリで出会った男性の嘘を見抜く方法」しっかりしてください! その彼、詐欺師の可能性があります。少なくとも嘘つきですよね? まだ、お金をとられたなどの被害が出ていないから、「続けても大丈夫でしょうか?」という呑気なことをおっしゃっているのでしょうが、人生の貴重な時間を奪われているということ自体が、すでに損害。そして、ご相談者さまの名前や連絡先など、重要な情報も知られているわけです。わたくしは即座にお相手から離れることをおすすめします。このケースは大きく分けて2通りの可能性があると思われます。ひとつは犯罪の可能性です。考えられるのは、まずは結婚詐欺。結婚前提の交際を申し込み、お互いのことをよく知らないのに安易に「結婚しよう」を連発。羽振りのよさを見せつけ、女性を安心させておいて、しばらく経つと「急にお金が必要になった。手違いで、今、手元に現金がないが、2週間後には必ず返せるから、今だけ、お金を貸してほしい」という切羽詰まったお願いをしてくるのが王道パターンです。もうひとつは、お相手男性が、既婚者なのに独身を騙っているという可能性です。これもひどいですよね。「連絡もとったりとらなかったりではあります」とのことですが、向こうから連絡がこないのが、決まって週末やお盆、お正月休みだったりすると、お相手に妻子がいる疑いが濃厚になります。「彼の家にも行ったことがあって、ひとり暮らしだった」というだけでは、独身の証拠にはなりません。金銭的に余裕があれば、別に部屋くらい借りられますし、余裕がない場合は単に単身赴任中で家族と離れて暮らしているということもあります。というか、名前と職場が違ってる時点で、アウト! だと思うのですが、ご相談者さまは彼に「名前と職場、違ってるけど、どうして?」って彼に問いただしたことはあるのでしょうか?まだ聞いてないというのであれば、ぜひ、聞いてみてください。ただし、リアルで会ったときではなく、電話で聞いてください。リアルで、特に2人、密室にいるときにそういう質問をして、彼の都合が悪くなると、ご相談者さまの身に危険が及ぶ可能性があります。なので、電話で聞いてみてほしいのです。その場ではいろいろ、言い繕ってくるかもしれません。「俺のこと、信用できないなら、別れる!」という逆ギレフレーズも出そうです。ただ、その電話を切って以降、彼とは連絡がとれなくなると思います。それが“答え”です。彼とのつながりが消えると、ご相談者さまは寂しくなるかもしれません。でも、犯罪に遭わずに済んだと、むしろ、ホッと安心してほしいですね。彼とはアプリやSNSで出逢われたのですよね? アプリやSNSには出会いのチャンスがたくさん転がっていますが、同時に犯罪者や既婚者とつながってしまう可能性も非常に多く、社会的な問題となっています。今後も、アプリやSNSを活用されるのであれば、実際に会ったときに名刺をもらって、その名刺に書かれている情報を詳しく調べられるといいと思います。会社と住所、電話番号が一致しているか。名前と本人が一致しているか。怪しい場合は会社の登記簿を調べましょう。わたくしのもとには、「調べてみたら、名刺の人と本人が別人だった」「自営業の彼の名刺を調べたら、会社自体、存在してなかった」という報告が過去数件、寄せられています。また、付き合う前に、お互いの友人や家族なども交えて会っておくのもいいと思います。結婚を前提とするお付き合いをされるなら、そのくらいはやってもいいんじゃないですか?とにかく、結婚したい、寂しいという女性の心理を悪用する人間がこの世にはうじゃうじゃいます。結婚したいときほど、寂しいときほど、気をつけてください。そして、ご自身を守るために強くなってくださいね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Laurence Mouton/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月24日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は激務で多忙な彼氏と結婚し、幸せになりたい27歳女性のお悩み。激務の彼氏とうまくやっていけるか不安…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1か月後に彼が東京本社に栄転することになりました。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」と言われているのですが、多忙の中でタイミングを逃してしまわないか心配です…。また予定通りに結婚が叶ったとして、新天地で激務に追われる夫とうまくやっていけるのか、私は何をしてあげたらいいのか、どんなスタンスでいるべきなのか、いろいろと不安で…多忙な夫と上手に付き合う方法についてアドバイスが欲しいです。(27歳・会社員)期限だけ決めたら、あとは彼に任せて東京本社への栄転が決まり、やる気に満ちているであろう彼の頭の中は、おそらく仕事のことでいっぱいです。さらには付随する引っ越し作業や新生活の準備もあるわけで、自分のことだけで精一杯というのが実際のところではないでしょうか。しばらくはあれもこれもと求めず、落ち着くのを待つほかなさそうです。ただそうは言っても、相談者さんの気持ちもよくわかります。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」という口約束は絶対に守ってもらいたい。守ってもらわないと困りますね。であれば、たとえば半年後などの期限だけ決めておいてはどうでしょうか。結婚のタイミングは相談者さんの人生にとって非常に重要なこと。「時期だけはハッキリさせておきたいんだよね」と伝え、プロポーズの期限を決めておいてもらいましょう。そこだけ約束してもらったら、あとはもう彼に任せるのが良さそうです。たまにリマインドするくらいはアリですが、追い詰めたりしないで気長に待ってください。いつまでも愛される女性の秘訣は…約束したスケジュール通りに結婚が叶ったとして、大事なのはその後の結婚生活ですよね。激務に追われる多忙な夫のために、妻として何をしてあげたらいいのか。どんなふうに支えてあげるべきなのか。ーー相談者さんはあれこれ考えられているようですが、実は……放っておいてあげるのが一番です。「何かしてあげたい」という、その気持ち自体は素晴らしいし彼も嬉しいと思いますが、そこに見返りを求める気持ちが1ミリでも入ってしまうと逆に負担をかけることになります。仕事に追われていっぱいいっぱいなところに、自分が頼んだわけでもないのに「〇〇したんだからして」などと求められたら重荷でしかありませんよね。見返りを一切求めず尽くせる人のことは止めませんが、そうでないなら「頑張って出世してね!」と背中を押してあげるだけで十分です。むしろそうやって放置してあげた方が、彼も気兼ねなく仕事に邁進できて気が楽なんです。そして相談者さんは自分で自分の時間を大いに楽しみましょう。仕事でも趣味でもいいから自分の世界を持って、彼の仕事と同じくらい一生懸命になれるものを見つけてください。夢や目標に向かって頑張る人は輝きますし、そんな妻の姿は夫にとっても良い刺激になります。必要以上に尽くされたり世話を焼かれるよりもずっと魅力的に映り、永く愛されます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cavan Images / Liza Zavialova/Getty Images文・安本由佳
2023年07月22日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、上司モテはするのに彼ができないと嘆く32歳女性。佑雪さんのアドバイスは…?お悩み:「おじさまにはモテるのですが…」【クラブ佑雪】vol. 30332歳、彼氏なし。同世代にモテたいのに、なぜかおじさま(会社の既婚上司)ばかりにモテます。モテると言っても不倫関係等はないです。いろんなことに興味があり、スポーツ、旅行、ゴルフ、競馬等々、少しずつかじってるので、割とどんな人とでも話を合わせることができ、ニコニコ楽しそうにできるからかなぁと分析しています。会社の上司には「うちの息子を~」と言われることも多く、「自分が若かったらなぁ~」とも言われます。なのに、同世代にはモテないというかみんな友だちみたいになります。なんなんですかね、この現象。モテなくてもいいので、たった1人の大好きな人に早く出会いたいです!(すずらん32歳未婚 会社員)「自分の特技を活用して!」安心してください。ご相談者さまの一生は安泰です。ご相談者さまは間違いなく、常識があり、礼儀正しく、約束を守り、なおかつ人柄もいい、信頼される方。そして、清潔感のある容姿、ファッションをしていらっしゃるはず。会社の上司に気に入られるということは、ある程度まで出世も望めるはずです。お仕事もできるのでしょう。こういう方は、たとえ一生独身でも、何があっても、食いっぱぐれることはありませんから。また、「スポーツ、旅行、ゴルフ、競馬等々、少しずつかじってる」というのも、非常にいいですね。興味をもてることがたくさんあると、人生が充実しますから。また、こういった趣味の活動を通じて、いろんな人にも会えるでしょうし、今後もまた、新たな趣味をもつ可能性も非常に高い方です。これを続けていけば、一生、楽しくニコニコしていられますから、顔相がよくなりますし、若さもキープしやすいはず。「同世代にはモテないというかみんな友だちみたいになります」。これをご本人は嘆かれていますが、こんな素晴らしいことないじゃないですか。多くの人は友だちにもなれないんです。そこまでの握力すらない人が大半ですから。そこを友だち、もしくは、友だちみたい、になれるだけでもすごいことなのです。そこに気づいてください!! 友だちというのはさまざまな運気を運んでくれる人です。わたくしだって、これまで友だちからの紹介で恋したり、仕事が発展したり、楽しい趣味に出会えたり、いいことだらけでしたから。で、恋って、渇望から生まれることが多いんですね。寂しくて、孤独で、つまらなくて、貧乏で、飢えていて、っていう日々を恋することで変えたい!!! っていう一念で、ちょっとでもいい人がいたら喰らいついてく。そんな気持ちが情熱なのか執着心なのか、わかりませんけど、ものすごいパワーを生み出して、握力を強くしてくれるんです。でも、ご相談者さまはすごく“整った”方ですから、充実していて、ひりつくような渇望がないんですよ。よく言うじゃないですか。 “隙があるとモテる”って。これって、黙っていても周囲に伝わるほどの渇望があるってことなんじゃないかな。でも、だからこそ、余裕のある大人(上司のような)からは安心感があるのでしょう。だったら、そこを活用しては? 上司のジュニアを紹介してもらうとか、恋愛じゃなくてお見合いするといいと思いますよ。安定した結婚生活が望めそうな、いい人をじゃんじゃん紹介してもらえそうじゃないですか? なかなかないですよ! また、ご自身がウケるターゲットがはっきりしてるわけですから、同年代は捨てて、年上を狙うか。今、既婚者でも、そのうち離婚する方もいらっしゃるでしょうし、40代50代の独身で素敵な方もたくさんいますから、視野を広げられてはいかがでしょう? それこそ、趣味をダシに出会えるはずですから。人間、あきらめたら終わり。やれることは、まだたくさんあるんじゃないですか?【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©sianc/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月17日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、クズ男とわかっていながら元カレを引きずっている25歳女性のお悩み。クズ男だったのに…元カレが忘れられない『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、彼と別れました。「忙しい」と言ってぜんぜん時間を作ってくれないし、私の前でも何の配慮もなくアイドルやグラビアのインスタを見ているし、極めつけは…こちらが強く言わないと避妊しないようなクズ彼氏でした。こんな人と一緒にいても幸せになれないと思って自分から別れを切り出したのですが、過去に優しくしてもらったことや他愛もない冗談で笑いあえていた頃を思い出し、ふとした瞬間に涙が出てきます。どうすれば立ち直り、前を向けますか。(25歳・会社員)大切に扱ってくれないなら、指一本触れさせないでまずは全女性に、声を大して言わせてください。強く言わないと避妊しないような彼氏にカラダを許してはダメです。妊娠リスクを負うのは女性。配慮と気遣いがあって当たり前です。普段からの言動も含めて大切に扱わない男性には「指一本触れさせない」くらいのマインドを持ってください。遠慮したり空気に流されて、もし万が一のことがあったときに後悔しても遅いんです。「こんな人と一緒にいても幸せになれない」と悟り、自ら別れを切り出した相談者さんの判断は賢明でした。女性を都合よく扱ってくるクズ男たちというのは、「忙しい」などと理由をつけて音信不通になることはあっても、自らは関係を清算しないものです。そもそも都合のいい相手なので、断ち切る必要がないから。女性側が強い意志を持って離れるしかないのです。大丈夫、冷静に一歩を踏み出した相談者さんは次の幸せな恋に向かって確実に進んでいます。美化された記憶に惑わされ、再び後ろを向くのはやめましょう。記憶の中の彼は「架空の人」人間の記憶は不確かなもので、都合よく書き換えられています。「あの時はこんなに優しかった」「あの頃は楽しかったな」…本当にそうでしょうか? 配慮のない発言、自分勝手な態度をなかったことにしていませんか。「そんなことはない、昔の彼は優しかったし幸せだった」とおっしゃるかもしれません。しかし、そうだとしても、過去の話であることに変わりないのです。現時点においては、優しかった彼も幸せだった時間も、もう存在していません。存在していない、記憶の中の彼は幻覚と同じです。今はもういない架空の人。一方、リアルに存在しているのは、会いたい時に会えない、目の前にいる彼女よりアイドルやグラビアのインスタを見る、相談者さんを粗末に扱うクズ男です。ファンタジーに逃げず、現実を見ましょう。そしてこれからは、自分のことを大切に扱ってくれる男性だけを相手にしてください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cecilie_Arcurs/Getty Images文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2023年07月15日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、結婚願望が強い29歳女性。一方、交際中の彼は全くする気がなくて…。三松先生が教える正解とは?美波(29歳)、結婚願望レスの彼氏に、あの手この手で結婚迫る。そして、ついに…。【レスなひとびと】vol. 209「桃菜、めっちゃきれいだったよう」「ありがと、美波。次は美波の番だね」ウェディングドレス姿の親友、桃菜が美波の手をぎゅっと握る。今日は桃菜の結婚式。とあるアパレルブランドの広報として働く美波は、4年前、今の彼、透と出会った。自社ブランドの着こなしを、おしゃれに描いてくれるイラストレーターを探していて、見つけたのが透だったのだ。ふたりとも、こだわりが強いほうだから最初はぶつかりあった。でも、結局惹かれあって交際に発展。ふたりでこだわり抜いて選んだインテリアがそろう家で、同棲している。付き合いはじめる時に透は言った。「悪いけど、おれ、自由な生き方が好きだし、結婚する気はないから」でも、美波には自信があった。そんなこと言ってても、結局美波に夢中になって、結婚を申し込んでくると。今までの男性がみんなそうだったからだ。そう、美波はモテ系。しかし、交際から2年経っても全くそんな気配がない。まわりの友達は、どんどん結婚していくというのに。美波は、作戦を練りまくる。まずは『ゼクシィ』を買ってきて、リビングテーブルの上に思いっきり見えるように置く。しかし、透はスルー!お次は、横浜でのデート中。「えっ、今日みなとみらいのホテルでドレスの試着会やってるじゃん!ねっ、ドレス着るだけでいいから付き合っってよ」「まあ着るだけならいいけど…。あっ、これ美波の会社の系列のブランドじゃん!」「そうそう」なんて偶然を装って、あらかじめ調べておいた結婚式無料相談会へ。「今日契約すると、なんと35%オフなんですよ」「え!ねえねえ透、申し込んじゃおうよ」うまく結婚式の相談話にこぎつけ、相談員のお姉さんとキャッキャと盛り上がる美波。外面がいいタイプの透が、反論するタイミングを失っているのをいいことに、手続きを進めていく。「はい、じゃあ透はここにサインして」「え…ああ、うん」もうここまでいったら、するしかないよね、結婚。しちゃおう。美波はそう思っていた。しかし、帰宅後、透はいきなりブチ切れる。鬼みたいな顔で。「一体なんなん?」「…え?透もいいと思ったから、サインしてくれたんよね」「いや、もう途中からなんだコイツって思って。どうでもいいやと思ってとりあえずサインしただけ」「は?どういうこと?」「ほんと、こうやって無理やり人のこと縛ろうとするの、どうかと思うよ。おれたち、もう終わりだよ」翌日、透は荷物をまとめて、家を出て行ってしまった。壁に飾ってある透が描いた二人のイラストが、寂しく微笑んでいる。【三松さんからのコメント】美波さん、どうしても結婚したいんだ!そのあせる気持ちが、裏目に出てしまいましたね。確かに、なかなか結婚に踏み切らない彼に対して「先に結婚式のお日取りだけ決める」というのは、一見有効そうです。しかし、それは彼の性格をみて、意思を尊重しながら判断しなくては。透さんは最初っから「結婚願望がない」と言っていますよね。「いつかしようと思っているけどなかなか決めない」のと、「結婚するという人生の選択がない」というのは、違うのです。もともとする予定がないのに、急かされる。しかも、断れない状況を無理くり作って、思い通りにしようとする。パートナーの人生をコントロールしようとする美波さんの行動は、「自由に生きたい」と思っている透さんには「あり得ない女」に映ります。自由に生きたい男性と、早く結婚したい女性のカップルの悩みはたくさん聞きますが、それぞれの理由を深いところまで掘り起こすのが重要。簡単に一言で答えても、深掘りするといろいろ見えてきます。「自由」というのは何を指しているのか、結婚したいのはなぜなのか。話し合って、それでも妥協できなければ、スパッと別れるのが正解。「だって何年も付き合ったのにーーーー」と思うかもしれませんが、今が一番若いのですから。しがみつかない。無駄な時間と思わず、「勉強させていただきました」と頭を下げて別れること。男性の生涯未婚率は2割超えですもん!「結婚願望レス男に、いやいやいつかはスルっしょ!と導いた結果、半数は撃沈すると構えておいたほうがよし。まじで結婚したくない男性は増えてるんだからさ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©key05/Gettyimages文・三松真由美
2023年07月13日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、一流商社に勤める彼と交際中の32歳女性。ある日突然、彼が起業のために会社を辞めると言い出して…。先行き不安になる彼女に、佑雪さんのお答えは?お悩み:「一流商社を辞めた彼の、今後の収入が不安です」【クラブ佑雪】vol. 302結婚を前提に交際していた彼が突然、会社を辞職してしまいました。彼が会社を辞めるまで、何も聞いていませんでしたが、どうやら起業するようです。世の中に疎い私には細かな内容や彼の状況がよくわかっていません。34歳までに結婚して子どもを産みたいと思って、婚活に励み、アプリでようやく出会えた彼で、彼を選んだ理由には一流商社にお勤めという経済力も含めてのことだったので、動揺しています。彼からは「しばらくは収入が不安定になるから、入籍は待って」と言われていますが、本当にこのまま彼を待ち続けてもいいものか、迷っています。(るみこ32歳未婚 契約社員)「彼の収入より、もっと心配なことがあります」間違いなく、彼は突然、会社を辞めてません。前々から会社を辞めて起業するために、準備を重ねてきたはずです。ただ、ご相談者さまへの報告が突然だっただけでしょう。この案件、収入が不安だなんだっていうこと以上に、彼のパーソナリティに不安を感じてしまうのはわたくしだけではないはず。まあ、まだ結婚してない他人だから、ギリギリセーフなのかな。でも、どうですか? 人生を大きく左右する決断について、事後報告する人と一緒にいるって。もし、2人がすでに夫婦なら、会社辞めるとか起業するとかはおいといて、そんな大事なことを事前に相談しないっていう点でモメません? 正直、離婚にまで発展するような話です。だって、こういう人って一事が万事そうだから。毎回、コトあるごとに「えっ、聞いてないけど?」っていう。そこで気にならず、「そういう人だからしょうがない」って笑って過ごせるのならいいですけど、少なくともご相談者さまはそうじゃないわけでしょ? こりゃ、先が思いやられますよ。まして、ご相談者さまは「34歳までに結婚して子どもを産みたいと思って、婚活に励み」「一流商社にお勤めという経済力も含めて」彼を選ぶような方です。自分の人生はこうでなきゃ! っていう思いが強い方ですから、その人生が“こうでなきゃ”というあるべき姿から外れると、今回みたいに混乱すると思うんですよね。それでご自身は幸せになれるのか?一方、彼は自分がやりたいことは周囲の意見を聞かずにやっちゃう、というタイプなんでしょうね。もしくは、友だちや今後役に立ちそうな有力者には相談してるかもしれませんが、自分の目的(この場合は起業して成功すること)遂行の役に立たない人(つまり、ご相談者さま)には言う必要がないっていう考えなんでしょう。たとえば今後、彼が今住んでいるところと別の地域を拠点にするって決めたとしたら、どうですか? 言葉もわからない海外かもしれません。子どもがいたら、学校は? 子どもがいなくても、ご相談者さまのキャリアは? とか、いろんな問題が起こるわけですよ。前もって相談してくれてれば、反論もできるし妥協点も探れます。でも、突然「決めた」って言われたら、彼に従うか、別れるか、みたいに極端な選択を迫られがちです。っていうことをですね、結婚前提にお付き合いされているなら、彼におっしゃったらよろしいのでは? 逆に申し上げるなら、そんなことも面と向かって言えないうちは、絶対に結婚しない方がいいです。きっと後悔することになるから。あ、まあ、でも、後悔も人生のうち。後悔する覚悟くらいなきゃ、結婚なんてできないからね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Prostock-Studio/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月10日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、音信不通で別れたはずの元カレからデートに誘われた、26歳女性のお悩み。音信不通で自然消滅した元カレと、復縁はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:マッチングアプリで知り合った男性から「めちゃくちゃ好み」などと猛アプローチされて付き合うことにしました。しかし1か月も経たないうちに彼が大怪我をして入院。退院後も松葉杖生活を余儀なくされてデートどころではなく、そのまま連絡が途絶えてしまいました。もちろん私は心配して「大丈夫?」「できることあったら言ってね」など何度もLINEしましたが、いくら連絡しても未読スルー…。しかしつい最近、3か月ぶりにLINEを送ってみたところ「連絡しなくてごめん」と返信が届き、何度かやり取りを続けるなかで「ごはん行かない?」と向こうから誘われました。音信不通になるような男性とは、仮に復縁できてもうまくいかないとわかっています。それでもまだ好きな気持ちがあり、会いたいです。私はこのあと、どのように行動すれば良いでしょうか。(26歳・会社員)音信不通だった元カレから、3か月ぶりに返信が届いた理由は…会いたい気持ちがあるなら、会いにいけばいいのではないでしょうか。彼から誘われたのだし、食事くらい行ったらいいのではと思います。ただし当然ながら、ただの友人としてです。相談者さんは「復縁できるかも」という淡い期待を抱いているようですが、彼にそんなつもりはありません。そもそも、彼の中で相談者さんは本当に彼女だったのか…その前提すら怪しいくらいです。考えてみてください。大怪我による入院、そして松葉杖生活…心身ともに大変な状況であったことを差し引いても、心配している彼女からのLINEを何か月も未読スルーしますか? 認めたくない事実かもしれませんが、彼は相談者さんを口説き落とす過程を楽しんでいただけだったと考える方が自然ではないですか。相談者さんが3か月ぶりに送ったLINEに返信してきたのは、今はもう彼氏・彼女の関係ではないという共通認識を得たうえで、何の責任も負わない状態で艶っぽいやり取りができると思ったからです。彼の誘いに乗るのは構いませんが、現実はしっかり受け止めて、あくまで友人として会いましょう。今は恋人同士でもないし、彼は復縁を望んでいません。なし崩し的なスキンシップは絶対にしない・させないよう、しっかり一線を引いてください。夜の約束でお酒が入る場合はより一層注意してくださいね。もし彼が「やり直したい」と言ってきたらもしかすると、再会時に盛り上がった彼が「あの時はごめん」「やり直したい」などと言ってくる可能性もなきにしもあらずです。しかし忘れないでください。相談者さんもご自身でおっしゃっているとおり、彼は「めちゃくちゃタイプ」などと言って口説いてきたくせに1か月やそこらで音信不通になるような男です。そんな彼と復縁したところで、幸せな恋愛ができるとは思えません。それでも相談者さんが彼を好きで、復縁したい気持ちを抑えきれないというのなら、せめて彼に「もう二度と音信不通なんて真似はしない」と約束させてからにしませんか。彼が復縁を口にしたら、すかさず釘を刺してください。「私、音信不通になる彼氏とか絶対に無理だから」と真顔で伝えるんです。ーーここで彼が「そんなこと言わないでさぁ」みたいに冗談めかしたり、相談者さんを丸め込もうとしても絶対に流されないこと。なし崩しで復縁してしまったら、また同じことをされて終わります。そうではなく、彼が相談者さんの訴えを真面目に受け止めて「二度としない」「必ずマメに連絡する」と真摯に約束するなら、一度は信じてあげても良さそうです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maria Korneeva/Getty Images文・安本由佳
2023年07月08日気になっている男性から「好き」と言われたら、ドキッとしますよね。ですが、彼は「遊び目的」で好きと言っている可能性も否定できません。彼の気持ちが本気かどうか、きちんと見極める必要があるでしょう。そこで今回は、本気の「好き」かどうかを見抜くポイントについて紹介します。すぐに「関係を進めない」「すぐに関係を進めようとする男性のことは、ものすごく警戒してしまいます。『好き』という言葉も、なんだか適当な感じがしちゃうんですよね」(20代・女性・WEB制作)本当に好きな女性に対して、多くの男性はきちんと時間をかけて距離を縮めようとするはず。焦って嫌われないように、慎重に行動するでしょう。女性の気持ちはお構いなしで、一人でどんどんと関係を発展させようとする男性は、遊び目的で近づいている可能性があります。簡単に「好き」と言わない「簡単に『好き』と言われると、軽い人なのかなと思ってしまいます。遊ばれるのは絶対に嫌なので、こっちも言葉を鵜呑みにしないように注意しています」(20代・女性・美容師)「好き」という言葉を多用したり、誰にでも言っていたりする男性には要注意。手当たり次第に声をかけていて、うまくいかなかったら他の女性にいこう、なんて考えているのかもしれません。「好き」という言葉を聞いたとき、真剣さや重みをあまり感じられないのなら、彼の本気度もそこまで高くはないのでしょう。「扱い」が丁寧である「きちんと丁寧に扱ってくれている感じがすると、そこから男性の本気度もわかる気がします。私も本気で好きな人には特別な接し方をするので…」(30代・女性・金融関係)言葉も大切ですが、あなたに対する行動も重要なポイントと言えます。本気で好きな相手なら、雑に扱うことはしないはず。彼が自分に対してどのような接し方をするのか、細かく確認してみてください。彼の行動のなかにあなたへの思いやりが見られるのなら、彼はあなたを大切に思っている可能性が高いでしょう。「アプローチ」を続ける「何度もアプローチをされると、“それだけ私のことを思ってくれているのかな”と感じますね。ただのノリで誘っているわけではないのが伝わってきます」(20代・女性・保育士)アプローチを続けてくれるのか、その場だけで終わってしまうのかは、本気度を見抜くポイントのひとつです。その場の勢いではなく、本当に好きだからこそ何度も誘い続けるのでしょう。女性側もすぐに深い仲にはならずに、じっくりと関係を構築したほうが、遊ばれる危険を回避しやすくなるはずです。遊ばれてから後悔しないためにも、彼の「好き」が本気なのかどうかはしっかりと見抜きたいもの。男性の言葉だけを鵜呑みにせず、あなたに対しての行動や態度もチェックしましょう。©FluxFactory/Westend61/Gettyimages文・山田周平
2023年07月03日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、10歳上の彼と交際中の27歳女性。結婚を焦っていない彼女に対し、彼は結婚願望が強くて…。佑雪さんが、自分にとって彼が夫にふさわしいのかどうか、見極めポイントを教えてくれます!お悩み:「結婚を焦る彼に子作りを提案されて…」【クラブ佑雪】vol. 30110歳年上の彼と付き合って半年。私も結婚願望がありますが、焦っていません。彼のことももっとよく知るために、あと最低2年は付き合いたいですし、浮気という意味ではなく、まだちょっと自由でいたいので30になってからでもいいかなと思っています。でも、彼は最初から結婚したいみたいで「来年春にでも入籍を」と言われていますし、それに向けて子作りも提案されています(つまり、生でと言われています)。確かに子作りは若い方がいいので、応じた方がいいかなと迷っていますが、決心がつきません。どうしたらいいでしょうか。(choko27歳未婚 資格あり)「結婚前の見極めポイント」彼、ご相談者さまのこと、逃したくないんでしょうね。あと、子どもが欲しいんでしょう。でも、それを押し付けてくるとしたら、ちょっといただけませんよね。もしかしたら、いつも強引に意見を押し通す勝手な人かもしれません。で、おっしゃる通り、交際期間ってそういうことを見極めるための時間ではあるんですが、結婚後のことは実際、結婚しないとわからないというのも本当のところです。逆に交際期間を長く設けず、お互いよく知らなかったからこそ結婚できる、というのもありますからね。それなりに付き合ってれば、たいていイヤなところ、がっかりポイントの2つや3つは出てきて当たり前。そこを見極めようとするうちに月日が流れ、子作りのタイミングを逃すケースもありますから。結婚に迷った場合、わたくしはお相手のご家族に会うことをおすすめします。それもレストランで取り繕った会食をするんじゃなく、お相手のご実家に伺う。やっぱりね、家の雰囲気でわかるものってあるじゃないですか。よそゆきの服では誤魔化せても、実家がダダ漏れるモノって隠しきれませんから。そこで自分が何を感じとるかが重要なんです。まあ、それでも結婚前の他人に対する態度と、結婚後、親族として会うのとではまっっっっっっったく別モノですけどね。結婚って、自分と彼という個体の好みもありますが(顔が好きとか性格がどうとか)、全体的なライフスタイルも重要ですし、2人の結婚に対して双方の家族がどういう感覚なのかってこともすごーく大事。結婚はあくまで2人の問題なのか。それとも息子の妻は息子の家に迎え入れる“嫁”であるという価値観なのか。こういうことって個人差もありますが、世代的な影響も強くて、彼が10歳年上ってことは、おそらくご両親の年齢もそれに準じて高いでしょうから、結婚に対して保守的な考えをもっている可能性も高く、そのへんがご自身と合うかどうか、チェックしておくといいですよね。もうひとつ、彼の家庭訪問で見るべきポイントは彼と家族の関係。ズバリ、自分を家族より優先してくれるかどうか、です。先に申し上げた彼のご両親の結婚に対する価値観がどうあれ、もし、めんどくさいことになった場合、その害がご相談者さまに降りかからないように、彼が対処してくれるかどうか。そういうことにも留意してみるとよいかと。彼が自分の両親の言いなりになってたりすると、それが理由で離婚する夫婦も多いですからね。いずれにせよ、迷っているうちは約束しない方がいいです。それだけは確か。気持ちが決まるまでは、避妊されることをおすすめします。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Paolo Cordoni/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月03日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は出会った男性とカラダの関係から始まった、42歳バツイチ女性のお悩み。都合のいい女から本命昇格する方法はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:アプリで出会った男性と、2度目のデートでカラダの関係を持ちました。「カラダの相性も含めていろいろ知ってからじゃないと付き合えない」と言われて、私も彼も離婚歴のある40代だしもったいぶる年齢でもないか…と思って自ら同意してのことです。しかしその夜以降、彼からの連絡は「今から家来れる?」など深夜の急な呼び出しばかり…。さすがにありえないので断るのですが、別で食事に誘ってもことごとくスルーされています。自分でも「俺はモテる」と豪語していましたが、確かに魅力的な人です。私としてはまた会いたいし、本命になりたい。この先どうすれば真面目なお付き合いができると思いますか? (42歳・会社員)「カラダの相性を知ってからじゃないと」ーー男の本音は?単刀直入に言います。現状からの本命昇格はーー正直、至難の業です。相談者さんは「離婚歴のある40代同士だし」とか「もったいぶる年齢じゃない」とかもっともらしい言い訳を並べて正当化していますが、結局のところ雰囲気と欲に流されたのですよね。軽い流れで行為に及んだら、軽く扱われるのは当然のことです。案の定、その後の彼からの連絡は深夜の呼び出しオンリーで、デートの約束がしたくて食事に誘ってもことごとくスルーという有様…。完全に、都合のいい女扱いです。しかしそういう立場に自分を貶めたのは、他ならぬ相談者さんご自身だということを今後のために肝に銘じて頂きたいです。「カラダの相性を知ってからじゃないと付き合えない」ーーこんなことを言う彼に、相談者さんは毅然と怒るべきでした。なぜ女性がいろんな意味でのリスクを負って“味見”に付き合わないといけないのか、疑問を抱きませんでしたか?「相性を知ってから」発言に潜む男側の本音は【付き合う気はないけどセックスしたい】です。つまり彼は最初から、相談者さんと付き合う気などないんです。味見できる女は、本命になれない40代だろうが離婚歴があろうが相手がモテる男性であろうが、真面目なお付き合いがしたいなら、最初から真面目に向き合わないと本命枠から外れます。“味見”できる女に成り下がってしまったが最後、男性はその女性に時間もお金も労力も使いません。どれだけ仲が深まろうと都合のいい女のまま、扱いが変わることはないでしょう。冒頭でお伝えした通り、そこからの本命昇格は難易度MAXです。とはいえ、相談者さんには少し冷静になってもらいたいところ。彼は「俺はモテる」と豪語していたそうですが、少なくとも相談者さんに対してこんなにも失礼な言動をとる男性ですよ…?まったく素敵とは思えませんし、私には追いかける価値が見出せないのですが、それでもどうしても彼と付き合いたいと言うならーー方法は一つです。半年以上の時間を置いて、いったん関係性をリセットしてください。連絡せず、もちろん会わず、彼の中での相談者さん像が薄れるのを待ってください。できればその間に、見た目も中身もイメージチェンジ(バージョンアップ)を図っておきましょう。過去の自分とは別人となって、出会いからやり直すんです。そして言うまでもなく、次のチャンスでは絶対に味見などさせないでくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Witthaya Prasongsin/Getty Images文・安本由佳
2023年07月01日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は彼のプロポーズについて、26歳の女性のお悩み。“理想のプロポーズ”を押し付けて、幸せですか?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1年半ほど付き合っている彼氏がようやくプロポーズしてくれそうな気配です。それはとっても嬉しいのですが、自分の中で思い描いていた理想と違っているのが正直不満です。私としては、素敵なレストランで食事をした後、ラグジュアリーホテルの部屋でバラの花束とともにサプライズプロポーズ! みたいにお姫様扱いしてほしいのに、彼ときたら「仕事が忙しすぎて何も考えてない」「今からネットで調べる」などと言っていてまるで期待できません。一生に一度のプロポーズ、正直圧をかけたくなる気持ちをグッと我慢しています。このまま彼に任せておくのが正解なのでしょうか。友人はロマンチックなプロポーズをしてもらっていたのに…などと、こんな時ばかり人と比べてモヤモヤしてしまいます。(26歳・会社員)独りよがりの理想を押し付けて満足?一生に一度…になるかどうかは分かりませんが、相談者さんがプロポーズに対して並々ならぬ理想を抱いていることは分かりました。分かりましたが、今後のために少し落ち着いて考えてみることをおすすめします。相談者さんは今、1年半付き合った彼と恋人から夫婦になろうとしています。お互いを夫・妻として選び、この先の人生を共に過ごしていくんだと覚悟を決める重要な局面にいるわけです。言うまでもないことですが、プロポーズや結婚式は形式的な話。大切なのはその先にある結婚生活です。しかし彼は相談者さんに喜んでもらいたくて、多忙な中でもいろいろ考えてくれているんですよね。にもかかわらず、独りよがりの理想を優先し、「私の言うとおりにして!」と言わんばかりに圧をかけたら…彼はきっとこんなふうに感じます。「俺がいろいろ考えてあげたところで彼女は喜ばないんだ。だったら考えるだけ無駄だな」とーー。そうなると、この先彼は相談者さんに対し、自発的に何かしてあげようという気持ちを失ってしまうかもしれません。それでも相談者さんは理想のプロポーズを実現したいですか?強引にさせて、本当に満足ですか?“ロマンチックのプロポーズ”の舞台裏は…ところで「あの子はロマンチックなプロポーズをされていたのに」と、相談者さんは女友達を羨んでいらっしゃいますが、その友人の彼(夫)にしたって、自ら率先して動いたかどうかは怪しいところです。多くの男性は、形式としてのプロポーズに理想など抱いていません。「ロマンチックなプロポーズがしたい!」と自ら望んで行動する男性は非常に稀です。だとすると、ロマンチックなプロポーズが行われている舞台裏では、おおよそ女性側が圧をかけていると考えるのが自然ではないですか。あるいは、そうでなかった場合も、相談者さんが“理想のプロポーズをされる私”を欲しがっているのと同じように、“理想のプロポーズをしてあげている俺”に満足しているだけかもしれません。つまりどちらにせよ、彼女に対する愛情とは別問題だということです。理想と違ってもスマートじゃなくても、彼女に喜んでもらおうと頑張ってくれている彼の気持ちこそが愛情で、その愛を受け取ることができる相談者さんは十分に幸せ者だってことを忘れないでください。大事にするべきものは何か、この局面で間違えると後悔しますよ!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Jose Luis Agudo Gonzalez/Getty Images©LightFieldStudios/Getty Images文・安本由佳
2023年06月24日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回はライバルに負けてしまうという32歳の女性のお悩み。私の何がダメだった…? ライバルに負けてしまう理由とは『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚相談所で婚活しています。素敵だなと思うかたが2名いてデートを重ねていたのですが、その両方から3度目のデートを前に「別のかたと真剣交際に進むので…」とお断りされてしまいました。お会いしている最中は「次はここに行きましょう」などと誘ってもらったり熱量も感じていたのに、一体どうして!?仲人さんに相談したところ「タイミングだから仕方ない」と言われたのですが、私に決定打がないために負けてしまった感じがして切ないです。私の何がいけなかったのか、今後に向けてアドバイスをください。(32歳・会社員)出会いはタイミングがすべて出会いはタイミングがすべて。ーーこれは結婚相談所での婚活に限らず、リアルでもアプリでも、男女の出会いのすべてに通ずる真理ではないでしょうか。容姿の好みや性格の相性も、もちろん需要な要素ではあります。しかしファーストインプレッションで【恋愛対象内】と判断しても、そのあと関係がどう転ぶかは出会いのタイミングによって大きく変わります。お互いがどんな状況に置かれているのか、たとえば他にも出会いがあるのかないのか、気になっている異性がいるのかいないのか、仕事に忙殺されているか余裕があるか…など、複雑な要素が絡み合うなか、タイミングが合ってはじめて恋愛関係に発展します。ここで注意しなければいけないのは、結婚相談所やマッチングアプリの場合は出会いが無数にあるという点です。マッチングアプリはスワイプごとに延々と異性が表示されますし、いいねを押してマッチングすれば気軽に相手と連絡が取れてしまいます。相談者さんのように結婚相談所を利用されている場合でも、真剣交際に進むまでの間は、同時進行で複数の異性とお見合いを繰り返しますよね。そのような状況下においては、タイミングがますます重要になってきます。具体例を挙げると…。先週までは共通の趣味があるAさんのことが気になっていた結婚相談所で婚活中の男性。しかし今夜のデートで、電車が遅延するというアクシデントにより大幅遅刻してしまった彼をまったく責めず「読みたい本があったので、全然」と言って笑顔で許してくれたBさんの株が急上昇。しかも別れ際に「私はさんと真剣交際したいと思ってます」とまっすぐ好意を伝えられた男性は、結婚を意識するならBさんだなと思い直した。ーーというようなことが実際に起きるわけです。相談者さんが感じていたように、前回のデートの時点では盛り上がっていました。「次はここに行きましょう」と熱量高く言ってくれた、彼の言葉にも態度にも嘘はありません。しかし人の心はすぐに移ろいます。関係性が浅いうちは尚更です。タイミングが過ぎてしまうと、本当に些細なきっかけで状況は一変します。素敵な男性は、あなた以外の女性も狙っている婚活中の男女に、ぜひ心に留めておいてほしいことがあります。あなたが「素敵だな」と思う相手は、間違いなく他の異性も狙っています。こう話すと「いや、モテそうなタイプではないし」などとおっしゃる方がいるのですが、そんなことは絶対ありません。自分だけが魅力に気づいている…なんてことは有り得ないんですよ。この点を踏まえて、今後のために相談者さんにアドバイスするならば【受け身の姿勢はチャンスを逃す】ということです。好意があるのにはっきり伝えずうじうじ迷っている隙に、行動力のある他の肉食女子・肉食男子がかっさらっていきます。次に「この人、いいな」と思う異性が見つかったら、相手の出方を待っていないで自らかっさらってください!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Yuichiro Chino/Getty Images文・安本由佳
2023年06月17日女性の友情は素晴らしい面も多い反面、時にやっかいなもの。どんなに仲の良かった友達同士でも、男性が絡んだ瞬間トラブルに発展することがあります。今回は「男性絡みのトラブルで女友達と絶縁してしまったエピソード」を紹介します。男女3人で仲良くしていたつもりが…「大学時代から仲の良かった女友達がいるんですが、もともとはよく2人で会っていました。ある時期から、同じ大学の男友達も一人加わるようになって、3人で飲むようになったんです。ちなみに私以外の2人は、既婚者。いつも3人で集まっているのが楽しくて、本当の友達だと思っていました。ところが実は、2人がダブル不倫をしていたことが発覚。3人で飲んで私だけ帰った後に、2人で残ってそのままホテルに行くこともあったようです…。女友達を問い詰めたところ、私が一緒なら帰りが遅くても旦那さんに信じてもらえるので、インスタに私と一緒に飲んでいるところを載せることでカモフラージュをしていたみたいで…。人をアリバイ工作に使うなんて、最低だと思いました」(美希/33歳/金融)男女3人で仲がよかったのに、そのうちの2人がくっついてしまった…という話ならよく聞きますが、まさか不倫をしていたとは衝撃的。W不倫の事実だけでも信頼を失いかねないというのに、友人をアリバイ工作に使うのは絶対にやるべきではありません。悪事や嘘に友人を巻き込むのはやめましょう。とにかくモテまくる友人「とにかくモテまくる、幼馴染の女友達。学生時代から、私の好きな人が彼女を好きになってしまうなんてことはしょっちゅうでした。彼女が何か悪いことをしているわけではないので完全に私の僻みなんですが、何度も辛い思いをしてきました。少し前にも、私が最近いい感じの人と飲んでいる時に、たまたま幼馴染が近くにいるというので2軒目で合流したんです。そしたらやっぱり彼が彼女のことを好きになってしまって、本当に悲しかったです。それ以来彼女とは距離をおくことにしました」(萌/27歳/営業)あらゆる男性の心をさらってしまうような、モテモテの女性っていますよね。意図的に好きな人に手を出されたとか、恋人を奪われたというわけではないのなら、相手を責めることはできません。しかし自分が気になっている人が毎回彼女を好きになってしまうという展開は、誰だって辛いと思います。「自分が好きな人はできるだけモテモテの女性には会わせない」などの作戦を行うのは、決して悪いことではありません。友人に劣等感を抱いてばかりいるのはもったいないので、自分に自信を持って堂々とアピールできる状況を作りましょう。女子会を開催するはずが…「いわゆる“男好き”の友人がいるんですが、女子会をやろうと約束しても、毎回勝手に男性をその場に呼ぶので困っています。女同士で集まりたい時もあるのに、彼女はどうしても男性がいないと楽しめないみたいです。最近は、誰も彼女を女子会に呼ばなくなってしまいました」(優子/30歳/アパレル)人によっては「女子会が苦手だ」「女子会が無駄だ」と言う人もいます。しかし女子会賛成派からすると、女同士だからこそ語り合いたいことも多くあるでしょう。賛成も反対も個人の自由ですが、お互いの意見を押し付けないことが大事。自分の価値観や勝手な判断で輪を乱す行動は、友人から距離を置かれてしまいかねないので、注意しましょう。以上、「男性絡みのトラブルで、女友達と疎遠になったエピソード」を紹介しました。それまでたくさんの楽しい時間を過ごしてきた女友達なのに、ちょっとした異性絡みのトラブルで絶縁してしまうのは、残念なことですよね。なかには誤解が原因で、取り返しのつかないトラブルに発展してしまうケースもあります。そうなる前に、揉めそうになった時はお互いに腹を割って本音で話すことをおすすめします。関係がこじれるのを防げるかもしれません。©Wavebreakmedia/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages文・小泉幸
2023年06月11日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚