「初恋の人をいつまでも忘れられない」というのはそう珍しい話ではありませんね。今回は、好きな人を諦めるための婚活で幸せな結婚をしたものの、あることがきっかけで既婚男性との不倫に走ってしまった28歳女性のエピソードをご紹介します。初恋の人を忘れることができず…他の男性と結婚し幸せな日々を送るも…清華さん(仮名・28歳)は結婚しているにも関わらず既婚男性(旬さん・仮名・28歳)と現在W不倫をしているそうです。夫(恭介さん・仮名・31歳)にまったく不満がないと言う彼女が不倫に陥った理由は一体何だったのでしょうか。「私は高校時代に親友(桜さん・仮名・28歳)と偶然同じ人を好きになりました。でも、すぐに相手は桜とお付き合いをスタート…幸せそうな二人を見て、私の出る幕はないと思ったんです。それなのに、何年経っても初恋の相手である旬くんを忘れることができなくて…。彼を諦めるために始めたマッチングアプリで夫と出会い、そのまま結婚に至りました」ここまでの話を聞くと、今は順風満帆な生活を送っているように見える清華さん。しかし、この後不倫の原因となる衝撃の事実を知ることになったのだとか。「先日地元に帰った時、初恋の人である旬くんに再会しました。彼は、桜とそのままゴールインしたと言うじゃないですか。そこで、昔の話として『実はあなたのことが好きだったの…でも、旬くんは桜とお付き合いしていたから、私は自分の気持ちを伝えることができなかった』と打ち明けたんです。すると、旬くんも昔私のことを想っていたものの、桜に『あの子(私)には他に好きな人がいるよ』と嘘を吹き込まれていたことが判明…。当時、私達が両思いだったなんて思ってもみませんでした。親友だった桜の裏切りを許せなかった私は、彼女に復讐するため彼を略奪することにしました」清華さんは彼と不倫関係になっても不思議と罪悪感を抱くことがなかったそう。相手はもともと自分のことが好きだったわけだし、何より過去に親友がした卑怯な行いを容認することはできないと考えていたからだと言います。不倫の末妊娠が発覚…最終的に彼が下した残酷な決断とは…?「不倫相手と密会を繰り返すうちに、私は割と早い段階で自分の妊娠に気がつきました。浮気する前までは夫とカラダの関係はあったものの、最近そういったことがなかったので、お腹の子の父親は旬くんだと確信。二人とも結婚しているけれど子どもはいなかったので、お互い今すぐ離婚して新しい家庭を築こうと彼に提案することに。すると、とんとん拍子に話が進んで、周りに反対されるだろうからと駆け落ちすることになったんです」しかし、ここで思いもよらない出来事が清華さんの身に降りかかります。「結論から言うと、駆け落ちの当日彼が待ち合わせ場所に現れることはありませんでした。その場で、しびれを切らして電話をかけると『今の家庭を壊したくない』『君のためにすべてを捨てることはできない』と言われて…。何が何だかわからないうちに、私は不倫相手にあっけなく捨てられてしまいました」彼に突然別れを告げられ茫然自失の清華さん。過去に親友の裏切りがあったとは言え、自ら不倫に走ったのだから思い通りの結末を迎えられなくても仕方ありません。©franckreporter/Getty Images文・菜花明芽
2023年08月26日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、転勤族の彼と結婚したいが、仕事も辞めたくないという29歳女性のお悩み。転勤族の彼と結婚したい。でも仕事も辞めたくない…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:転勤族の彼と遠距離恋愛中です。そんななか、彼がまた別の地方に転勤することになり、このタイミングで結婚しようと言ってもらって話が進んでいます。私も彼と結婚したいし、結婚するなら彼の転勤先で一緒に生活するのがベストだと思っています。ただそれには私が今の仕事を辞める必要があります。新卒からずっと勤めてきた会社だし、人間関係も収入も安定しているため、正直辞めたくありません…。結婚しても仕事は続けておいた方がいいのではとも思います。仕事も愛も諦めないためには、どうすればいいのでしょうか。(29歳・会社員)両立し得ない選択肢は、優先順位をつけて選択を彼と結婚したい。結婚したら夫婦一緒に暮らしたい。だけど今の仕事も辞めたくない…。何一つ諦められない、すべてを手に入れたいという相談者さんの気持ちはもちろんわからなくありません。ただ彼が転勤族で地方にいる以上、相談者さんが今の仕事をしながら彼と一緒に暮らすのは現実問題として不可能なわけです。どうしたって無理なことに対して「嫌だ」「諦めたくない」と駄々をこねても不毛でしかないし、両立し得ない選択肢は優先順位をつけて選び取る以外に方法はありません。彼との結婚、夫婦一緒の生活、そして新卒から勤めてきて人間関係も収入も安定している会社。この3つのうち、どうしても代わりのきかないものはどれでしょう?ーー彼との結婚と、会社ではないですか。困難を前向きに解決していくのが夫婦結婚は縁とタイミングです。彼が「結婚しよう」と言ってくれた、この機会を逃したら、彼との結婚は実現しなくなる可能性が高いです。一方、会社も代えがききませんよね。長年勤めてきたからこそのポジションも培ってきた信頼もストレスのない人間関係も、一度手放してしまったら一朝一夕には取り戻せません。また結婚しても仕事を続けていきたいと考える相談者さんにとって、キャリアの中断はできる限り避けたい選択です。ーーとなると、彼と結婚し、会社も辞めないでおいて、最初は別居婚からスタートするのが現実的ではないですか。夫婦一緒に生活できるのが一番だけれど、理想にこだわって取り返しのつかない犠牲を払うのはお勧めしません。また捉え方次第では、別居婚だからこそのメリット(新鮮さが保てる、お互いの土地を行き来する楽しみ等)だってあります。ところで、彼はこの件についてどう考えているのでしょうか。今回のことに限らず、降り掛かってくる困難を一緒に解決していくのが夫婦です。どのような選択をするにしても独りで抱え込まず、互いに納得できるまでよく話し合ってくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©YuriF/Getty Images文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2023年08月19日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、学生時代の燃え上がるような恋が忘れられないアラサー女性のお悩み。素敵な彼氏なのに…盛り上がらないのはなぜ?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:大学時代から付き合っていた彼と別れて、もうすぐ1年が経ちます。振られて終わった恋だったのでしばらく引きずっていましたが、現在は別の男性とお付き合いしています。ただ、とっても優しい申し分のない相手なのに、なぜか盛り上がっていない自分がいて…。元カレの時のように情熱が湧いてこないんです。これは歳をとったせいなのでしょうか。昔の、燃え上がるような恋愛を知っているだけに、このまま彼と付き合い続けていいものか不安になっています。(28歳・会社員)学生時代の恋愛は「非現実」だと認識して学生時代の恋愛は、誰にとっても特別なものです。特に、親の庇護下にありながらも多くの自由を手にしている大学時代は、有り余る時間と体力のすべてを目の前の恋愛に注ぐことができます。すでに社会人になっている相談者さんなら、これがいかに特殊な状況かよくわかるはずです。社会人になれば、仕事があり、生活があり、その余力で恋愛するのが現実ですものね。しかもまだ経験値の浅い学生時代の恋愛は、たくさんの「初めて」を共有することができます。初めての経験ってそれだけで眩しいし、鮮烈な印象を残すもの。そりゃあ特別な思い出になります。つまり、相談者さんの記憶の中で今なお元カレとの恋愛が輝きを放っていたとしても、彼が特別な存在だからではないんです。非現実な状況下での恋愛だったからです。非現実でしていた恋愛と現実世界の恋ーー次元が違うのに、ときめきレベルを比較するのは間違っていますよね。そんなことをしたら確実に拗らせてしまいます。燃え上がるだけが恋じゃないアラサーになった相談者さんは、現実世界を生きています。過去は過去、今は今です。学生時代とは違うのだから、恋愛の仕方も変わって当然ではないでしょうか。情熱的にのめりこむ恋は確かにドラマチックだけど、仕事や生活が手につかなくなって支障をきたすようでは「良い恋愛」とは言えませんしね。燃え上がるだけが恋じゃない。大人の男女には、むしろ心を安定させてくれる穏やかな恋愛が必要だし、それだって十分に大恋愛です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Uwe Krejci/Getty Images文・安本由佳
2023年08月12日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第150回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その51をお届けします。1.面接官のような男【結婚引き寄せ隊】vol. 150それは30代から40代の大人の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。最初の自己紹介タイムでは、パーティが始まる前に記入したプロフィールカードと飲み物を持って、女性が座っている席に男性が順番に動いていくというローテーションで進行していました。あるとき、目の前にメガネをかけた40代後半の男性がまわってきて、「こんにちは」とペコリ。穏やかな話し方をする人で、外見はちょっと地味な印象ながら、ガツガツしていないぶん落ち着いて話せるのは安心できると思っていたら…。「おやすみの日は何してるんですか?」と聞かれて、「おいしいものを食べに行ったりしますね」と、いたって普通のことしか答えていなくても、何やら持参してきたらしい小さなメモ帳に何かを書いています。何か質問されて、ひとつ答えると、すぐにメモを走らせる男性。え?もしかしてこっちの話をメモってるの?と「何してるんですか?」とたずねると、「気にしないで!」という返事が…。いや、婚活の席で、しかも初対面で会話の途中で何度もメモされたら気になるわ、面接官か! と、心の中でひとりでツッコんでいたら、「ハイ、男性の方は次の席へ〜」とスタッフの方の合図で席移動になり、「では!」と隣の席へその男性は移動。あっけに取られながらも、もちろんその後また話すことはなかったのでした。2.ずっと会えない男それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。希望の条件に近い30代後半の男性がいたので、軽いあいさつから始まり、趣味の話などをメールでやりとりするようになりました。すると、その男性は絵を観に行くのが好きで、ときどきは展覧会にひとりで行くこともあるらしく、アートも好きな私としてもそれなら、「今度美術館へ行こう」ということに。いつなら行けそうか、という話になると、その男性のほうから「来週の土曜日は何も予定がありません」とメールが来たので、「じゃあ土曜日に」と待ち合わせ場所と時間を決めて、だんだんと約束の日が近づいてきたある日のこと。あさってが約束の日、というときに「すみません、土曜がちょっと難しくなって……」というメールが来ました。なぜなのか理由が書いていないものの、事前に連絡が来たということもあり、「急がないので、また空いている日教えてくださいね」とメール。後日、「今週末はいけそうです」と連絡が来て、ちょうどこちらもいけそうだったので、「今度こそ会いましょうね」とメールしていたのですが…。今度は前日の夜になって、「すみません、明日が難しくて」というメール。ええ?と、さすがに2度目の直前のキャンセル連絡にテンションがダダ下がりになってしまい、しばらく放置していると、「日なら空いているんですが…」とメールがきたので、でもまた直前NGじゃないかと疑っていること、気分がよくはないことなどを正直にメール。さすがに怒っていることが伝わったのか、その後はパタリと連絡は途絶えました。うーん。ものすごく人見知りなのか、それともただの暇つぶしなのか、謎。いろんな人がいるよね……と、無理矢理自分を納得させた夜なのでした。3.人の話を聞かない男それは20代から40代までの男女が集まる合コンに参加したときのこと。ちょっと遅れて到着した私は、たまたま空いていた席に座ったところ、横に座る男性から「おつかれさまー」とビールジョッキを渡されて、そのテーブルの男女と乾杯しました。遅ればせながら軽く自己紹介を済ませ、同じテーブルの参加者は30代の男女だということがわかり、仕事の話を始めると、さっき「おつかれ」と言ってきた男性が、どれだけいまの仕事が大変か力説。何やら営業職で毎日疲れるという話のようで、最初は普通に話を聞いていたものの、とにかく話が長い…。20分置きぐらいに、他の参加者の女性が「ちょっとトイレ」と言って席を立つと、しばらくして戻ってきたかと思いきや、違うテーブルに潜り込んでこのテーブルには戻ってきません。そんな調子で、2人の女性は違うテーブルへ移動し、ひとり語りが長いこの男性に呆れて移動しているの!?と気づいたときには、なかなか逃げにくい状態に。とはいえ、さすがにその男性の話だけを聞く担当でもないわけで、他の女性たちと同じく「トイレ行きます〜」と言って脱出。酔うとおしゃべりが好きなタイプもいるでしょうけど、限度があるよねえとゲッソリしたのでした。出会いを探していると、思いがけないタイプと遭遇することもあるものです。たとえヘコむ日があっても、絶対に笑顔の日もあるはず! みなさんの恋愛がうまくいきますように。文・かわむらあみり©GaudiLab/Getty Images文・かわむらあみり
2023年08月09日結婚で名字を変えたくないと思ったら……。あなたなら法律婚と事実婚をどちらを選びますか……?今回は実際の体験談をもとに描かれた漫画家みぃ子(@miico_no_kurashi)さんの人気漫画『結婚で苗字変えるのごねてみた』の話の展開を予想していただく、クイズをお届けします!結婚で名字が変わるのは当然好きな人の名字になることに憧れを抱いていた若き日のみぃこさん。そして月日は流れ、授かり婚で、婚姻届けを書くことに。当然のようにみぃこさんが名字を変えると思っている夫。そこでみぃこさんが「変更手続きがめんどくさい」と訴え、さらにイニシャルが変わってしまうことを嘆きます。悩んだ末、夫は名字の変わらない“事実婚”を提案してきましたが……!?事実婚の懸念……ここでクイズです!この後、みぃこさんは夫に事実婚に対する“ある返答”をします。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして、みぃこさんは事実婚に諸々懸念があるようです……。みぃこさんの返答とは……?正解は「法律婚の方が安心」子どもの名字や相続の関係から法律婚がよいと伝えるみぃこさん。でも法律婚だと、どちらかが名字は変えなくてはいけませんよね……?その後みぃこさんは、“改姓”の大変さを理解してくれた夫に感謝し、婚姻による名字変更を受け入れるのでした……!こんなときどうする?みぃこさんは事実婚ではなく法律婚のほうが制度的に安心できるようですね。今回の話でみぃこさんは、事実婚と法律婚のメリットとデメリットを夫に伝えました。結婚で名字が変わるのが嫌……あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@miico_no_kurashi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月08日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、恋愛経験ゼロのまま25歳になってしまった女性のお悩み。25歳で初彼ができたけれど…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:男性とお付き合いした経験がないまま25歳になってしまいました。さいきん友人に紹介してもらった男性から告白され、頭の良い優しい方だったのでOKしたのですが、どうも私の気持ちが盛り上がらず…。むしろ相手の好意を重たく感じてしまっています。「空いている時間はいつも会いたい」と勢いがすごくて引いてしまうし、カラダを寄せて来られた時には「無理かも…」と感じてしまいました。恋愛してみたい気持ちはあるし彼と向き合いたいのに、どうしていいのかわかりません。(25歳・会社員)無理に恋愛する必要はないまず最初に相談者さんにお伝えしたいのは「無理に恋愛する必要なんてないんだよ」ということです。種の保存が動物の本能だからって全人類が異性に恋愛感情を抱くとは限りませんし、独りで楽しめるエンターテイメントがこれだけ充実している昨今、恋愛に興味を示さない男女が増えるのは自然な流れとも思えます。25歳まで異性との交際経験がなくても引け目に感じたり焦ったりすることはないし、相談者さんが特に必要としていないなら無理して恋愛しなくたっていいんです。ただーーそれでも相談者さんが「恋愛してみたい」とおっしゃるなら、まずは素直な気持ちや要望を伝える練習をしてみませんか。恋愛は二人でするものーー自己完結はNG「素敵だな」と思う女性を見つけたとき、多くの男性は恋の火種が勢いよく燃え上がります。自身の感情をコントロールしつつ女性の反応を見ながらアプローチできる男性もいますが、相談者さんの彼はそれほど器用ではなかったようです。勢いのままに「空いている時間はいつでも会いたい」と気持ちをぶつけたり、女性側の受け入れ態勢を配慮しないままカラダを近づけたり…一方的に盛り上がってしまっているんですよね。とはいえ彼がそんな行動をとるのも、相談者さんのことが好きだからこそです。もちろん相談者さんは、無理して彼に合わせる必要ありません。ただ、「無理かも…」などと自己完結してしまわないで、ぜひ素直に気持ちを伝えてみてください。「勢いについていけない」「もう少しゆっくり距離を縮めたい」そうやってハッキリ言葉にすれば、彼はきっと受け入れてくれます。恋愛は二人でするもの。不満も要望も抱え込まず素直に伝えて、互いに心地いい関係性を築いていくーーその過程こそが恋愛なんです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©dragana991/Getty Images文・安本由佳
2023年08月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は激務で多忙な彼氏と結婚し、幸せになりたい27歳女性のお悩み。激務の彼氏とうまくやっていけるか不安…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1か月後に彼が東京本社に栄転することになりました。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」と言われているのですが、多忙の中でタイミングを逃してしまわないか心配です…。また予定通りに結婚が叶ったとして、新天地で激務に追われる夫とうまくやっていけるのか、私は何をしてあげたらいいのか、どんなスタンスでいるべきなのか、いろいろと不安で…多忙な夫と上手に付き合う方法についてアドバイスが欲しいです。(27歳・会社員)期限だけ決めたら、あとは彼に任せて東京本社への栄転が決まり、やる気に満ちているであろう彼の頭の中は、おそらく仕事のことでいっぱいです。さらには付随する引っ越し作業や新生活の準備もあるわけで、自分のことだけで精一杯というのが実際のところではないでしょうか。しばらくはあれもこれもと求めず、落ち着くのを待つほかなさそうです。ただそうは言っても、相談者さんの気持ちもよくわかります。「向こうでの生活が落ち着いたらプロポーズするね」という口約束は絶対に守ってもらいたい。守ってもらわないと困りますね。であれば、たとえば半年後などの期限だけ決めておいてはどうでしょうか。結婚のタイミングは相談者さんの人生にとって非常に重要なこと。「時期だけはハッキリさせておきたいんだよね」と伝え、プロポーズの期限を決めておいてもらいましょう。そこだけ約束してもらったら、あとはもう彼に任せるのが良さそうです。たまにリマインドするくらいはアリですが、追い詰めたりしないで気長に待ってください。いつまでも愛される女性の秘訣は…約束したスケジュール通りに結婚が叶ったとして、大事なのはその後の結婚生活ですよね。激務に追われる多忙な夫のために、妻として何をしてあげたらいいのか。どんなふうに支えてあげるべきなのか。ーー相談者さんはあれこれ考えられているようですが、実は……放っておいてあげるのが一番です。「何かしてあげたい」という、その気持ち自体は素晴らしいし彼も嬉しいと思いますが、そこに見返りを求める気持ちが1ミリでも入ってしまうと逆に負担をかけることになります。仕事に追われていっぱいいっぱいなところに、自分が頼んだわけでもないのに「〇〇したんだからして」などと求められたら重荷でしかありませんよね。見返りを一切求めず尽くせる人のことは止めませんが、そうでないなら「頑張って出世してね!」と背中を押してあげるだけで十分です。むしろそうやって放置してあげた方が、彼も気兼ねなく仕事に邁進できて気が楽なんです。そして相談者さんは自分で自分の時間を大いに楽しみましょう。仕事でも趣味でもいいから自分の世界を持って、彼の仕事と同じくらい一生懸命になれるものを見つけてください。夢や目標に向かって頑張る人は輝きますし、そんな妻の姿は夫にとっても良い刺激になります。必要以上に尽くされたり世話を焼かれるよりもずっと魅力的に映り、永く愛されます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cavan Images / Liza Zavialova/Getty Images文・安本由佳
2023年07月22日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、クズ男とわかっていながら元カレを引きずっている25歳女性のお悩み。クズ男だったのに…元カレが忘れられない『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、彼と別れました。「忙しい」と言ってぜんぜん時間を作ってくれないし、私の前でも何の配慮もなくアイドルやグラビアのインスタを見ているし、極めつけは…こちらが強く言わないと避妊しないようなクズ彼氏でした。こんな人と一緒にいても幸せになれないと思って自分から別れを切り出したのですが、過去に優しくしてもらったことや他愛もない冗談で笑いあえていた頃を思い出し、ふとした瞬間に涙が出てきます。どうすれば立ち直り、前を向けますか。(25歳・会社員)大切に扱ってくれないなら、指一本触れさせないでまずは全女性に、声を大して言わせてください。強く言わないと避妊しないような彼氏にカラダを許してはダメです。妊娠リスクを負うのは女性。配慮と気遣いがあって当たり前です。普段からの言動も含めて大切に扱わない男性には「指一本触れさせない」くらいのマインドを持ってください。遠慮したり空気に流されて、もし万が一のことがあったときに後悔しても遅いんです。「こんな人と一緒にいても幸せになれない」と悟り、自ら別れを切り出した相談者さんの判断は賢明でした。女性を都合よく扱ってくるクズ男たちというのは、「忙しい」などと理由をつけて音信不通になることはあっても、自らは関係を清算しないものです。そもそも都合のいい相手なので、断ち切る必要がないから。女性側が強い意志を持って離れるしかないのです。大丈夫、冷静に一歩を踏み出した相談者さんは次の幸せな恋に向かって確実に進んでいます。美化された記憶に惑わされ、再び後ろを向くのはやめましょう。記憶の中の彼は「架空の人」人間の記憶は不確かなもので、都合よく書き換えられています。「あの時はこんなに優しかった」「あの頃は楽しかったな」…本当にそうでしょうか? 配慮のない発言、自分勝手な態度をなかったことにしていませんか。「そんなことはない、昔の彼は優しかったし幸せだった」とおっしゃるかもしれません。しかし、そうだとしても、過去の話であることに変わりないのです。現時点においては、優しかった彼も幸せだった時間も、もう存在していません。存在していない、記憶の中の彼は幻覚と同じです。今はもういない架空の人。一方、リアルに存在しているのは、会いたい時に会えない、目の前にいる彼女よりアイドルやグラビアのインスタを見る、相談者さんを粗末に扱うクズ男です。ファンタジーに逃げず、現実を見ましょう。そしてこれからは、自分のことを大切に扱ってくれる男性だけを相手にしてください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Cecilie_Arcurs/Getty Images文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2023年07月15日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、音信不通で別れたはずの元カレからデートに誘われた、26歳女性のお悩み。音信不通で自然消滅した元カレと、復縁はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:マッチングアプリで知り合った男性から「めちゃくちゃ好み」などと猛アプローチされて付き合うことにしました。しかし1か月も経たないうちに彼が大怪我をして入院。退院後も松葉杖生活を余儀なくされてデートどころではなく、そのまま連絡が途絶えてしまいました。もちろん私は心配して「大丈夫?」「できることあったら言ってね」など何度もLINEしましたが、いくら連絡しても未読スルー…。しかしつい最近、3か月ぶりにLINEを送ってみたところ「連絡しなくてごめん」と返信が届き、何度かやり取りを続けるなかで「ごはん行かない?」と向こうから誘われました。音信不通になるような男性とは、仮に復縁できてもうまくいかないとわかっています。それでもまだ好きな気持ちがあり、会いたいです。私はこのあと、どのように行動すれば良いでしょうか。(26歳・会社員)音信不通だった元カレから、3か月ぶりに返信が届いた理由は…会いたい気持ちがあるなら、会いにいけばいいのではないでしょうか。彼から誘われたのだし、食事くらい行ったらいいのではと思います。ただし当然ながら、ただの友人としてです。相談者さんは「復縁できるかも」という淡い期待を抱いているようですが、彼にそんなつもりはありません。そもそも、彼の中で相談者さんは本当に彼女だったのか…その前提すら怪しいくらいです。考えてみてください。大怪我による入院、そして松葉杖生活…心身ともに大変な状況であったことを差し引いても、心配している彼女からのLINEを何か月も未読スルーしますか? 認めたくない事実かもしれませんが、彼は相談者さんを口説き落とす過程を楽しんでいただけだったと考える方が自然ではないですか。相談者さんが3か月ぶりに送ったLINEに返信してきたのは、今はもう彼氏・彼女の関係ではないという共通認識を得たうえで、何の責任も負わない状態で艶っぽいやり取りができると思ったからです。彼の誘いに乗るのは構いませんが、現実はしっかり受け止めて、あくまで友人として会いましょう。今は恋人同士でもないし、彼は復縁を望んでいません。なし崩し的なスキンシップは絶対にしない・させないよう、しっかり一線を引いてください。夜の約束でお酒が入る場合はより一層注意してくださいね。もし彼が「やり直したい」と言ってきたらもしかすると、再会時に盛り上がった彼が「あの時はごめん」「やり直したい」などと言ってくる可能性もなきにしもあらずです。しかし忘れないでください。相談者さんもご自身でおっしゃっているとおり、彼は「めちゃくちゃタイプ」などと言って口説いてきたくせに1か月やそこらで音信不通になるような男です。そんな彼と復縁したところで、幸せな恋愛ができるとは思えません。それでも相談者さんが彼を好きで、復縁したい気持ちを抑えきれないというのなら、せめて彼に「もう二度と音信不通なんて真似はしない」と約束させてからにしませんか。彼が復縁を口にしたら、すかさず釘を刺してください。「私、音信不通になる彼氏とか絶対に無理だから」と真顔で伝えるんです。ーーここで彼が「そんなこと言わないでさぁ」みたいに冗談めかしたり、相談者さんを丸め込もうとしても絶対に流されないこと。なし崩しで復縁してしまったら、また同じことをされて終わります。そうではなく、彼が相談者さんの訴えを真面目に受け止めて「二度としない」「必ずマメに連絡する」と真摯に約束するなら、一度は信じてあげても良さそうです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maria Korneeva/Getty Images文・安本由佳
2023年07月08日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第147回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その50をお届けします。1.美容にうるさい男【結婚引き寄せ隊】vol. 147それは30代から40代が集まる婚活パーティに参加したときのこと。参加条件は30代から、となってはいたものの、この日の婚活パーティには、主に40代以上の男女が多いように感じました。そんななか、自己紹介タイムがスタート。大人の男女が集まっているだけあって、落ち着いてしっかりと相手の話を聞いて話せるようなタイプばかりで、安心しながら挑んでいました。そのうち何人目かの自己紹介のときに、40代半ばの渋い色のスーツを着た男性と対面。最初はふつうに名前や仕事について話していました。すると、急にじっとこちらの顔を見て、「ちょっと疲れてます?」と言う男性。確かに仕事が忙しくて完全に疲れが抜けきっていないけれど、一応婚活の場に行くんだからと、ちゃんとメイクしてきたつもりだったんですが…。とまどう私を目の前に、「なんかクマができていますね。肌が疲れているみたいだから、そういうときはしっかりと保湿するといいみたいですよ(ニッコリ)」というのです!まったく悪気なく、親切心からのアイドバイスといったふうに、「前にパーティで会った女性がそう言ってました」と、別の婚活女性が言っていた美容ネタをぶっ込んできてビックリ。良かれと思っての発言でも、初対面でクマがあるとかなんとか、失礼ですからー!と、心の中で叫ぶ私。もちろん、その男性とはその後一切目も合わせないで終了したのでした。2.海外帰りをアピールする男それは20代から30代が集まる大人数の婚活パーティに参加したときのこと。参加人数が多いと活気が出てくるもので、会場はにぎやかでした。まずは自己紹介ということで、大人数のパーティでは、女性が座る椅子のところへ男性陣だけが次から次へと横にずれていく、いわゆる回転寿司スタイルでスタート。ひとり数分しか持ち時間がないため、顔と名前を覚えたと思ったらすぐ次の人に。ああ、あわただしい…と思いながらも、自己紹介がやっと最後のほうになってきて、ホッとしそうになったそのとき。「こんにちはっ!」と白い歯を見せた笑顔の男性が、ハキハキとした元気な挨拶とともに、右手を差し出してきました。えっ? と思いながらも、しぶしぶ軽い握手をかわし、挨拶。短い時間に自己紹介する文言を考えてきたのか、それともいつも簡潔に話すことができるタイプだからなのか、名前、仕事、結婚願望についてを一気に話す男性。ひたすら聞いていたら、「あなたは?」と聞かれ、こちらは名前ぐらいしか言う時間が無く、その男性は時間配分はあまり考えていないようでした。しかも、ほんの数分の会話の中で、「先月まで海外で働いてたんで」とか「海外帰りなんで」とか、海外帰りアピールがスゴい。ツッコんで聞いて話を広げるほど持ち時間が無いため、ほぼ聴き手で自己紹介タイムが終了。たった数分なのに、ドッと疲れが…。その後はもちろんその男性には近づかなかったのでした。3.追わせてほしい男それは30代から40代までの男女が集まる婚活飲み会に参加したときのこと。その飲み会には、ただ飲むことが好きなだけで来ている人、出会いを探しに来ている人とさまざまなタイプがいたため、婚活だからとガツガツしていないゆるい感じがあってのんびり時間が過ぎていきました。飲み会も中盤ぐらいになってくると、だんだんと恋バナになってきて、それぞれの元カノや元カレ、結婚についてどう思っているかなどをざっくばらんに意見交換。たまたま同じテーブルを囲んで向かいに座っていた30代半ばの男性と、たわいのない話をしていると、酒の勢いも借りてなのか「俺は追わせてほしいんだよ!」と突然、熱弁をふるいはじめました。その男性いわく「すぐになびく女はダメ」だと。とにかく男性側に追わせてくれたら、どんどん夢中になるのに、そんな相手が見つからないとボヤいていて…「追わせてくれる?」とニヤリと笑いかけてきたので、正直に「ムリ!」と即答しました! ああ、追うとか追わせるとか、そういう駆け引きよりも安泰な家庭が欲しい、とグッタリしてしまったのでした。婚活していると、理想のタイプとばかり出会えるわけではありません。でも、そのうちきっと運命の相手に巡り合うはず! みなさんの恋がうまくいきますように。文・かわむらあみり©Johnce/Getty Images©FXQuadro/Getty Images©Estradaanton/Getty Images文・かわむらあみり
2023年07月06日婚活中だった20代の沙耶香さん(仮名)は、同業界で働く理想の男性と知り合い、結婚を前提に交際することに。しかし、ひょんなことから彼が子持ちの既婚者であることを知ります。沙耶香さんは「このままでは許さない」と決め、本人と対面で話し合いをすることに決めました。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、20代女性に降りかかった災難エピソードをお届けします。彼と直接話をするも、途中で逃げられて…沙耶香さんは、彼が既婚者であることを問いただすために何度も連絡をしたそうですが、彼からは全く音沙汰がない状態が続いたそう。それでも諦めることなく、大量に着信を残し続けたところ、3日後に彼との電話がやっとつながったと言います。「何日も連絡がとれなかったのも不満でしたが、それよりも真実を知りたい気持ちのほうが強かった私は、その電話口で彼に対して『今日、私の仕事が終わり次第あなたの会社に行くから時間をとってね』と一方的に言って電話を切りました。そして仕事を早々に切り上げて彼の会社に行くと、会社で騒ぎを起こしたくなかったのか、彼はすぐにロビーまで出てきて対面で話すことができたのです」沙耶香さんが、彼が既婚者で子どももいることを聞いたと伝えると、彼は少しうんざりしている様子で「結婚はしていたけど離婚した。子どもは元妻が引き取っているので今は独身だ」と告げてきたそう。さらに、自分を家に招かないことなども問い詰めると「俺、仕事が残っているから戻る」とその場から逃げてしまい、さらにはLINEまでブロックされてしまったそうです。不倫男へ制裁! 20代女性の覚悟「彼の不誠実な対応に衝撃を受けた私は、このままでは許さないと覚悟を決めました。改めて、彼の会社からうちに出向している男性に彼のことを聞き、彼が離婚していないことを確認しました。それから私は彼の会社に、名前と立場を告げたうえで、一連の事情をリークしたのです」沙耶香さんが自分の立場や名前を明かしたのは「匿名だとうやむやにされそうだったから」と話します。「結果的に、こちらも覚悟を決めてリークをして良かったと思います。あとから聞いた話では、彼は左遷されたのちに社内に居づらくなって退職して、その直後に離婚したそうです。私は彼との出来事で恋愛に対して疲れてしまい、婚活をやめてしまいました。まだしばらくは誰とも付き合いたくないですね。でも心の傷が癒えたら、彼よりも素敵な人に出会えたらいいなと思っています」既婚者の立場で独身の女性に近づき、さらにはプロポーズまでするとなれば、相当な悪行です。大きな裏切りに遭ったあとほど、しばらくの間は自分をいたわり心を癒す時間を設けることも必要でしょう。©baona/gettyimages©polkadot_photo/shutterstock文・並木まき
2023年07月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は出会った男性とカラダの関係から始まった、42歳バツイチ女性のお悩み。都合のいい女から本命昇格する方法はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:アプリで出会った男性と、2度目のデートでカラダの関係を持ちました。「カラダの相性も含めていろいろ知ってからじゃないと付き合えない」と言われて、私も彼も離婚歴のある40代だしもったいぶる年齢でもないか…と思って自ら同意してのことです。しかしその夜以降、彼からの連絡は「今から家来れる?」など深夜の急な呼び出しばかり…。さすがにありえないので断るのですが、別で食事に誘ってもことごとくスルーされています。自分でも「俺はモテる」と豪語していましたが、確かに魅力的な人です。私としてはまた会いたいし、本命になりたい。この先どうすれば真面目なお付き合いができると思いますか? (42歳・会社員)「カラダの相性を知ってからじゃないと」ーー男の本音は?単刀直入に言います。現状からの本命昇格はーー正直、至難の業です。相談者さんは「離婚歴のある40代同士だし」とか「もったいぶる年齢じゃない」とかもっともらしい言い訳を並べて正当化していますが、結局のところ雰囲気と欲に流されたのですよね。軽い流れで行為に及んだら、軽く扱われるのは当然のことです。案の定、その後の彼からの連絡は深夜の呼び出しオンリーで、デートの約束がしたくて食事に誘ってもことごとくスルーという有様…。完全に、都合のいい女扱いです。しかしそういう立場に自分を貶めたのは、他ならぬ相談者さんご自身だということを今後のために肝に銘じて頂きたいです。「カラダの相性を知ってからじゃないと付き合えない」ーーこんなことを言う彼に、相談者さんは毅然と怒るべきでした。なぜ女性がいろんな意味でのリスクを負って“味見”に付き合わないといけないのか、疑問を抱きませんでしたか?「相性を知ってから」発言に潜む男側の本音は【付き合う気はないけどセックスしたい】です。つまり彼は最初から、相談者さんと付き合う気などないんです。味見できる女は、本命になれない40代だろうが離婚歴があろうが相手がモテる男性であろうが、真面目なお付き合いがしたいなら、最初から真面目に向き合わないと本命枠から外れます。“味見”できる女に成り下がってしまったが最後、男性はその女性に時間もお金も労力も使いません。どれだけ仲が深まろうと都合のいい女のまま、扱いが変わることはないでしょう。冒頭でお伝えした通り、そこからの本命昇格は難易度MAXです。とはいえ、相談者さんには少し冷静になってもらいたいところ。彼は「俺はモテる」と豪語していたそうですが、少なくとも相談者さんに対してこんなにも失礼な言動をとる男性ですよ…?まったく素敵とは思えませんし、私には追いかける価値が見出せないのですが、それでもどうしても彼と付き合いたいと言うならーー方法は一つです。半年以上の時間を置いて、いったん関係性をリセットしてください。連絡せず、もちろん会わず、彼の中での相談者さん像が薄れるのを待ってください。できればその間に、見た目も中身もイメージチェンジ(バージョンアップ)を図っておきましょう。過去の自分とは別人となって、出会いからやり直すんです。そして言うまでもなく、次のチャンスでは絶対に味見などさせないでくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Witthaya Prasongsin/Getty Images文・安本由佳
2023年07月01日結婚して子どもが欲しくなり、妊活を始める方もいるでしょう。実は、妊活をきっかけに婦人科疾患に気づくこともあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Fさんの場合……私の場合、妊活をするために、婦人科で受診したところ、多数の子宮筋腫があると判明しました。それまでは毎年、子宮がん健診を受けており、とくに何も指摘されていませんでした。筋腫があると妊娠しにくいということでした。どんな治療を受けましたか?個人の病院で、生殖医療科という不妊治療に特化した診療科で受診しました。たまたま腹腔鏡手術が得意な先生だったので、後の妊娠のことを考え、腹腔鏡手術を行いました。全身麻酔で2〜3時間ほど。傷口も小さく5日で退院しました。周囲の方に打ち明けましたか?主人には「遠まわりにはなるけれど、妊娠するために手術をしようと思う」と話しました。両親には決めてから報告しました。世の女性陣へ伝えたいことは?その後、無事妊娠・出産しました。手術は不安なこともありましたが、結果的にはやってよかったです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。妊娠希望の方は早めに婦人科へ妊活のために、婦人科で受診したところ、多数の子宮筋腫があると判明したというFさん。Fさんは腹腔鏡手術で治療したようですね。皆さんも、妊娠を希望するときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月26日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は彼のプロポーズについて、26歳の女性のお悩み。“理想のプロポーズ”を押し付けて、幸せですか?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1年半ほど付き合っている彼氏がようやくプロポーズしてくれそうな気配です。それはとっても嬉しいのですが、自分の中で思い描いていた理想と違っているのが正直不満です。私としては、素敵なレストランで食事をした後、ラグジュアリーホテルの部屋でバラの花束とともにサプライズプロポーズ! みたいにお姫様扱いしてほしいのに、彼ときたら「仕事が忙しすぎて何も考えてない」「今からネットで調べる」などと言っていてまるで期待できません。一生に一度のプロポーズ、正直圧をかけたくなる気持ちをグッと我慢しています。このまま彼に任せておくのが正解なのでしょうか。友人はロマンチックなプロポーズをしてもらっていたのに…などと、こんな時ばかり人と比べてモヤモヤしてしまいます。(26歳・会社員)独りよがりの理想を押し付けて満足?一生に一度…になるかどうかは分かりませんが、相談者さんがプロポーズに対して並々ならぬ理想を抱いていることは分かりました。分かりましたが、今後のために少し落ち着いて考えてみることをおすすめします。相談者さんは今、1年半付き合った彼と恋人から夫婦になろうとしています。お互いを夫・妻として選び、この先の人生を共に過ごしていくんだと覚悟を決める重要な局面にいるわけです。言うまでもないことですが、プロポーズや結婚式は形式的な話。大切なのはその先にある結婚生活です。しかし彼は相談者さんに喜んでもらいたくて、多忙な中でもいろいろ考えてくれているんですよね。にもかかわらず、独りよがりの理想を優先し、「私の言うとおりにして!」と言わんばかりに圧をかけたら…彼はきっとこんなふうに感じます。「俺がいろいろ考えてあげたところで彼女は喜ばないんだ。だったら考えるだけ無駄だな」とーー。そうなると、この先彼は相談者さんに対し、自発的に何かしてあげようという気持ちを失ってしまうかもしれません。それでも相談者さんは理想のプロポーズを実現したいですか?強引にさせて、本当に満足ですか?“ロマンチックのプロポーズ”の舞台裏は…ところで「あの子はロマンチックなプロポーズをされていたのに」と、相談者さんは女友達を羨んでいらっしゃいますが、その友人の彼(夫)にしたって、自ら率先して動いたかどうかは怪しいところです。多くの男性は、形式としてのプロポーズに理想など抱いていません。「ロマンチックなプロポーズがしたい!」と自ら望んで行動する男性は非常に稀です。だとすると、ロマンチックなプロポーズが行われている舞台裏では、おおよそ女性側が圧をかけていると考えるのが自然ではないですか。あるいは、そうでなかった場合も、相談者さんが“理想のプロポーズをされる私”を欲しがっているのと同じように、“理想のプロポーズをしてあげている俺”に満足しているだけかもしれません。つまりどちらにせよ、彼女に対する愛情とは別問題だということです。理想と違ってもスマートじゃなくても、彼女に喜んでもらおうと頑張ってくれている彼の気持ちこそが愛情で、その愛を受け取ることができる相談者さんは十分に幸せ者だってことを忘れないでください。大事にするべきものは何か、この局面で間違えると後悔しますよ!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Jose Luis Agudo Gonzalez/Getty Images©LightFieldStudios/Getty Images文・安本由佳
2023年06月24日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回はライバルに負けてしまうという32歳の女性のお悩み。私の何がダメだった…? ライバルに負けてしまう理由とは『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚相談所で婚活しています。素敵だなと思うかたが2名いてデートを重ねていたのですが、その両方から3度目のデートを前に「別のかたと真剣交際に進むので…」とお断りされてしまいました。お会いしている最中は「次はここに行きましょう」などと誘ってもらったり熱量も感じていたのに、一体どうして!?仲人さんに相談したところ「タイミングだから仕方ない」と言われたのですが、私に決定打がないために負けてしまった感じがして切ないです。私の何がいけなかったのか、今後に向けてアドバイスをください。(32歳・会社員)出会いはタイミングがすべて出会いはタイミングがすべて。ーーこれは結婚相談所での婚活に限らず、リアルでもアプリでも、男女の出会いのすべてに通ずる真理ではないでしょうか。容姿の好みや性格の相性も、もちろん需要な要素ではあります。しかしファーストインプレッションで【恋愛対象内】と判断しても、そのあと関係がどう転ぶかは出会いのタイミングによって大きく変わります。お互いがどんな状況に置かれているのか、たとえば他にも出会いがあるのかないのか、気になっている異性がいるのかいないのか、仕事に忙殺されているか余裕があるか…など、複雑な要素が絡み合うなか、タイミングが合ってはじめて恋愛関係に発展します。ここで注意しなければいけないのは、結婚相談所やマッチングアプリの場合は出会いが無数にあるという点です。マッチングアプリはスワイプごとに延々と異性が表示されますし、いいねを押してマッチングすれば気軽に相手と連絡が取れてしまいます。相談者さんのように結婚相談所を利用されている場合でも、真剣交際に進むまでの間は、同時進行で複数の異性とお見合いを繰り返しますよね。そのような状況下においては、タイミングがますます重要になってきます。具体例を挙げると…。先週までは共通の趣味があるAさんのことが気になっていた結婚相談所で婚活中の男性。しかし今夜のデートで、電車が遅延するというアクシデントにより大幅遅刻してしまった彼をまったく責めず「読みたい本があったので、全然」と言って笑顔で許してくれたBさんの株が急上昇。しかも別れ際に「私はさんと真剣交際したいと思ってます」とまっすぐ好意を伝えられた男性は、結婚を意識するならBさんだなと思い直した。ーーというようなことが実際に起きるわけです。相談者さんが感じていたように、前回のデートの時点では盛り上がっていました。「次はここに行きましょう」と熱量高く言ってくれた、彼の言葉にも態度にも嘘はありません。しかし人の心はすぐに移ろいます。関係性が浅いうちは尚更です。タイミングが過ぎてしまうと、本当に些細なきっかけで状況は一変します。素敵な男性は、あなた以外の女性も狙っている婚活中の男女に、ぜひ心に留めておいてほしいことがあります。あなたが「素敵だな」と思う相手は、間違いなく他の異性も狙っています。こう話すと「いや、モテそうなタイプではないし」などとおっしゃる方がいるのですが、そんなことは絶対ありません。自分だけが魅力に気づいている…なんてことは有り得ないんですよ。この点を踏まえて、今後のために相談者さんにアドバイスするならば【受け身の姿勢はチャンスを逃す】ということです。好意があるのにはっきり伝えずうじうじ迷っている隙に、行動力のある他の肉食女子・肉食男子がかっさらっていきます。次に「この人、いいな」と思う異性が見つかったら、相手の出方を待っていないで自らかっさらってください!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Yuichiro Chino/Getty Images文・安本由佳
2023年06月17日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!結婚相談所での婚活、心が折れそう…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:38歳の独身女です。これまではそれなりにモテてきた方だと思うのですが、昨年末に2年ほど付き合っていた彼と別れ、新たな出会いを探そうにも周りはすでに既婚者ばかりで…これはもう覚悟を決めるしかないと意を決して結婚相談所に入会しました。しかし活動を始めて3か月、さっそく心が折れそうです。これまで自然に出会ってきた過去の恋人や同僚などが、いかに素敵で自分に合っていたかを痛感しています。これまでに5名とお見合いをしましたが、結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしません。(38歳・会社員)結婚相談所はリアルの凝縮版「結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしない」ーー相談者さんにとって結婚相談所での出会いは、どうやら思い描いていた理想とかけ離れていたようですね。期待が外れてがっかりした気持ちは理解しますが、少し冷静に考えてみませんか。まず、ご自身が登録されていらっしゃることからもお分かりの通り、結婚相談所にいる男性はリアルにも存在しているごく一般的な方たちです。相談者さんと同じように、それなりにモテてきた、という方もいるでしょう。けれども仕事に忙殺されていたとか長く付き合った彼女と別れたとか、それぞれに何かしらの事情があって、短期間で効率的に婚活しようと考えいて相談所に登録されているわけです。相談者さんはこれまでに5人の男性とお見合いし、残念ながらその全員とご縁がありませんでした。しかしそれは、結婚相談所での出会いだから、なのでしょうか。相談所以外の場所ーー例えば紹介や合コンで5人の男性と出会ったならば、ピンとくる人に出会えていたのでしょうか。「これまでは出会えていた」とおっしゃられるかもしれません。では心惹かれる人がいたと仮定して、その人は間違いなく独身でしょうか? 結婚願望がありますか? 相談者さんとの結婚を真剣に考えてくれていますか?…答えはノーのはず。それに、そもそもすでに周囲は既婚者ばかりで紹介や合コンでの出会いが期待できないからこそ、結婚相談所での婚活を決心したのですよね。結婚相談所での出会いは、何も特別なものではありません。リアルで実現しようとすると何年もかかるであろう数の出会いを、データベースを使うことで数か月で可能にしたシステムです。言ってみれば、リアルの凝縮版。さらに言えば相談所には結婚を望む独身者のみが登録し、真剣にパートナーを探しています。年齢・居住地・職業・年収など、ともに結婚生活を送るにあたって重要な情報も最初から開示されています。結婚を望む相談者さんにとって、効率的な出会いが提供される場であることは間違いないでしょう。せっかく安くない金額を支払って入会されたのだから、たった5人を見ただけで「好きになれる気がしない」などと決めてしまわず、積極的にシステムを活用しお眼鏡に叶う相手にどんどんアプローチしてみてはどうでしょうか。「過去の恋人が自分に合っていた」…ワケない!結婚相談所に登録している男性よりも、自然に出会ってきた過去の恋人や同僚など身近にいる男性の方がよっぽど素敵で自分に合っていたーーなんていう考えも、はっきり言って思い込みです。なぜなら相談者さんは、それらの自然に出会ったきた男性たちと結婚に至っていないから。友人や結婚を前提としない恋人として考えたときには「合っていた」のかもしれませんが、人生をともにするパートナーとしては違ったのですよね。職場や紹介や合コンで出会おうが、マッチングアプリや結婚相談所で出会おうが、出会いは出会いです。きっかけの違いに過ぎません。それなのに「結婚相談所にいる男性は」などと一括りにして語るのは不適切だし、不遜ではないでしょうか。先入観や偏見にとらわれず、一つ一つの出会いを大事に、まずは人として相手と向き合ってみませんか。好きになれるかどうかも含めて、それが将来をともにするパートナー探しの第一歩です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maskot/Getty Images文・安本由佳
2023年06月11日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第144回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その49をお届けします。1.主夫アピールの男【結婚引き寄せ隊】vol. 144それは20代から30代がおもに集まる婚活パーティに参加したときのこと。いつもなら20代も参加する場にはそれほど進んで行かないものの、すでに40代前後が集まる婚活パーティで空振りが続いていたため、久しぶりにそれまでより年齢層が低い場所にも足を運んでみました。会場に着くと、男性参加者は30代が多そうなのに、女性参加者は20代が多そう。どちらかというと男性は若い女性を好む場合が多いため、ちょっと失敗したかなあと思っていたのですが、せっかく来たんだからと気持ちを切り替えていざ婚活パーティがスタート。いつものように自己紹介タイムから始まり、手応えのないまま、次から次へと入れ替わる男性陣と「はじめまして」と挨拶していると、20代後半の男性がとてもリアクションがよく対応してくれます。おたがいの仕事について話していると、「自立してお仕事がんばってスゴいですね〜!」と、褒めてくる男性。それがお世辞ではなく、本当に好意を持っている感じで接してくるので、印象に残りました。その後、フリータイムで再度ふたりで話す機会ができました。すると、開口一番、「僕、主夫になってもいいかなって思うんですよね」とアピール。え? と思って聞き返すと、仕事もうまくいかなくて転職を考えているうちに、結婚して主夫をするのも選択肢に入っている、というような話でした。いや、確かに仕事は好きだけど、最初から養ってほしいモードで来る男性に惹かれるワケないでしょ、とソッコー心の扉を閉めたのでした。それにしても、あえて自分より年上の女性に的を絞って年下だから許されると思って言ってきたのか、最初から堂々とアピールするなんて世の中も変わったなあと思ったのでした。2.貧乏ゆすりの男それはシングル同士が集まる婚活飲み会に参加したときのこと。おしゃれなレストランの一角に、30代から40代の男女が集まっていました。それぞれ仕事帰りに参加しているということもあって、男性はスーツ姿で仕事の様子も垣間見えるようなところがあり、女性もみんな身ぎれいな人ばかり。大人が集まる飲み会だし、ゆっくり落ち着いて過ごせるなと思っていたとき、ふと目の前に座っている40代の男性が、貧乏ゆすりをしていることに気づきました。とはいえ、人それぞれクセはあるだろうし、緊張しているときに貧乏ゆすりをすることもあるので、とりあえずスルー。でも、前に座っているのと、けっこう長い時間貧乏ゆすりが止まらない男性。その間、まわりと会話をしながらも、一度気になったその男性のクセについつい目がいってしまいます。お酒も入って、くだけた雰囲気になってきたので、やんわりと貧乏ゆすりのことを言ってみようかな…と思った矢先、その男性はトイレへ。戻ってくると、めでたく(?)貧乏ゆすりはもうしなくなっていました。緊張が解けたのか、それとも…?飲み会はあっという間におひらきの時間になり、解散。結局、その男性のクセに気をとられてしまい、なんの収穫もなくその日も終わってしまったのでした。3.退会しない男それは婚活サイトで出会いを探していたときのこと。性格や年収など、ある程度の条件を入れて、何人かの男性に絞っていき、それぞれとメッセージのやりとりもしながら、しっくりくる人がわかってきました。ある30代後半の男性とやりとりしていたところ、「今度お茶でもしませんか?」とお誘いされ、さっそく会うことに。いざ会ってみると、事前にメッセージで話していたときとなんの違和感もなく、清潔感のあるよさそうな男性という印象。その日も意気投合して、また会う約束をしました。次に会うと、男性から「このままおたがい真剣に付き合いませんか?」と言われ、少し時間をくださいと伝えて、しばらく経ったあるとき。「僕はもう決めたので婚活サイトは退会します」と断言する男性。そこまで私ひとりに決めてくれたのであれば、そろそろ次に会う約束をしてもいいかなと思いながらも、ちょうど仕事が忙しくなり、少しの間連絡が来てもなかなか対応できませんでした。仕事が一段落して、久しぶりにサイトを覗くと、あれ?まだ続けている。その男性は、退会していませんでした。連絡がとれて話を聞くと、「忘れてた」と言うのですが…あるとき、サイトを見ると、いないのです。退会していたうえ、連絡もつかなくなりました…。きっと同じように話していたもうひとりとうまくいったか、待てなくて消えたか。いずれにしても、タイミングが合わないのも、縁がないのだなと思ったのでした。婚活していると、いろいろな出来事を体験することもあるかもしれません。みなさんの恋愛は、うまくいきますように!文・かわむらあみり©visualspace/Getty Images©ferrantraite/Getty Images©Vasyl Dolmatov/Getty Images文・かわむらあみり
2023年06月10日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!ハイスペ彼氏と結婚すれば人生勝ち組…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:相談した友達全員から「別れた方がいい」と言われてしまう彼と付き合っています。これまで浮気・モラハラなど壮絶なトラブルが何度もあり、そのたび彼の過激かつ自己中心的な解決法でうやむやにされてきました。大事にされていないことは、自分でもわかっています。しかし彼は日本最高峰の大学を卒業し、有名企業で高年収を稼ぐいわゆるハイスペック男子。私が彼ほどの人に出会えたのは奇跡だと思っていて、どうしても手放したくありません。なので将来への投資だと思って我慢し続けてきました。ただ最近、結婚を視野に入れた会話が出るようになり…本当に大丈夫かなという不安を感じています。彼と結婚したとして、私は幸せになれるのでしょうか。(28歳・会社員)条件しか見ない女性は大事にされないそもそもの話になってしまいますが、彼は本当に相談者さんと結婚するつもりがあるのでしょうか。結婚を視野に入れた会話が出ているそうですが、実際にプロポーズされたわけでないなら結婚前提の議論は時期尚早かと思います。まずは現状の、相談者さんと彼の関係性について話をさせてください。ご自身でもおっしゃられているように、彼は相談者さんを軽視しています。浮気やモラハラなど繰り返し、相談者さんをケアするどころか過激かつ自己中心的に力でねじ伏せる…相手を尊重していたら、そんな態度は決して取れませんから。こうなってしまったのは、もちろん彼自身の性格および人間性が最大の要因です。しかしながら一方で、そんな彼の性格や人間性に向き合わず目を背け、「ハイスペックだから」と条件だけを見てきた相談者さんの姿勢にも一因はあります。日本最高峰の大学を出て有名企業で高年収を稼いでいる、私にはもったいない(?)彼だからーーそんなふうに上っ面だけで相手を過剰評価し、条件の前に平伏してしまう。何を言われても何をされても、別れたくないがために我慢する。ーーそんな女性を、男性が本気で愛するでしょうか。大事にしようと思うでしょうか。人間関係は合わせ鏡。尊重されたいのなら、まず相談者さん自身が自分を尊重してください。自分を軽んじる態度・発言を許してはいけません。毅然と反論し正しく怒ってください。それでこそ健全な関係性が構築できます。ハイスペ男性と結婚しても、あなたは何も変わらない相談者さんは、自己中心的な彼の横暴を我慢してまで付き合い続けることを「将来への投資」とおっしゃっていますが、いったいその投資によって何が得られるとお考えなのでしょうか。彼の学歴も収入も彼が彼自身の努力で勝ち取ってきたもので、たとえ結婚して夫婦になったとしても、永遠に彼のものです。相談者さんは相談者さんのまま何も変わりません。確かに高年収の彼と一緒に暮らすことで余裕のある生活ができるとか、たまに高価なプレゼントがもらえるとか、おこぼれ程度のリターンはあるのかもしれませんね。しかしその程度の見返りが、浮気やモラハラを受け入れ続ける対価として果たして見合っていますか…? 私には到底そうは思えません。何より不健全です。そんな我慢をしてまで他人の威を借りようとしなくても(そもそも借りることもできませんし)、経歴も収入も自分自身で勝ち取るために時間と労力を使った方が、よほど大きなリターンを得られるのではないでしょうか。そして、先に述べたように人間関係は合わせ鏡です。相談者さんの思考や行動が変わり自分を大事に扱うことができるようになれば、彼の相談者さんに対する態度も変わるはず。その先で、ということであれば、彼との幸せな結婚が待っている可能性も十分にあります。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©/Getty Images文・安本由佳
2023年06月04日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!男女間の友情を認めてくれない彼氏への対処法『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近付き合い始めた彼のことで相談があります。私は男女関係なく友人が多いタイプで、小学生からずっと仲良くしている幼馴染の男友達もいます。反対に、彼はそもそも交友関係が狭くて異性の友人もいない様子。「男女の友情など成立しない」と言い張り、私が男友達と仲良くしたり飲みに行ったりすることを理解できないと度々口論になります。彼のことを大事にしたい気持ちはありますが、異性とはいえ20年以上仲良くしている友人との連絡や飲み会にまで口を出されると正直うっとうしいし、束縛されているようで辛いです。男友達を異性として見たことなど一度もないのに…。どうすれば理解してもらえるのでしょうか。 (25歳・会社員)男女の友情は成立するのか問題「男女の友情は成立するのか?」ーーこれはもう、永遠に解決しないテーマの一つですね。結局のところは「人による」という結論に帰着してしまうし、成立する派としない派の意見が一致することはなさそうです。ただの幼馴染だし、20年以上の付き合いだし、異性として見たことなど一度もないし…という相談者さんの主張はごもっともです。何も間違っていません。ただそれは、男女の友情が成立する派の意見なんです。自身に女友達がおらず男女間で友だち付き合いをしたことのない彼にしてみたら、異性は誰であっても異性。この点に関してはもう、いくら反論したところで理解は得られないでしょう。相談者さんが彼に反対されてもなお、男友達と飲みに行ったりLINEしたり、これまで通りの付き合いを続けていきたいのなら、彼と自分は同じ見解には立てないのだという前提で互いに歩み寄るしかありません。男女の友情ナシ派の彼氏にわかってもらうには…では、男女の友情ナシ派の彼に男友達との友達付き合いを許容してもらうには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。解決法は、一つ。信用を積み上げることです。「本当にただの友達で、異性として見ていません」と、言葉ではなく行動で示し続けるんです。異性のいる飲み会に参加するときはこまめに連絡を入れるとか、なんなら現場の写真を撮って送って健全であることを証明したり、深い時間になる前に帰宅して「家に帰ったよ」と電話して安心させてあげたり。つまり飲み会に参加していても男友達と一緒にいても、あなたのことをちゃんと大事に考えているんだよ、とメッセージを送り続けてください。面倒だなぁ…と思われるかもしれませんが、彼に譲歩してもらう以上、相談者さんも歩み寄る姿勢を見せましょう。そうやって誠実な愛情表現を続けていれば、きっとそのうち彼も相談者さんを信用し、口うるさく言わなくなるはずです。ただし、彼が度を超えて嫉妬深い場合は話が別。相談者さんの誠意を逆手に取って要求をエスカレートさせたり理不尽にキレたりするようなら、歩み寄りも不可能です。相談者さんも彼も幸せになれませんので、交際自体考え直すことを勧めます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月27日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!元カレの新彼女を見てモヤる…これって未練?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:2年ほど前、大好きだった彼にフラれて別れました。かなり辛い失恋で半年くらいは引きずっていましたが、無理やり前を向く決心をしてどうにか踏ん切りをつけました。その後、新たに出会った男性とお付き合いをすることになり、今はとても幸せな恋愛をしていて結婚も決まっています。しかし先日、意図せず偶然、SNSで元カレが新しい彼女と幸せそうにしている写真を発見してしまいました…。元カレとは合わなくて別れたのだし、今のほうが幸せだと頭ではわかっているのですが、どうにも胸が苦しいです。この気持ちは何なのでしょうか。やはり未練が残っているのでしょうか。(27歳・会社員)モヤるのは、未練があるからではなくて…相談者さんは今、幸せな恋愛をしています。精神的に安定し、素敵な彼と結婚も決まって、元カレのことなんてしばらくすっかり忘れていたのではないですか。それなのに、SNSで元カレと新しい彼女のツーショットを見かけた瞬間から、どうにもモヤモヤして仕方がなくなって…この感情の正体は一体何!?と、整理がつかなくなってしまったんですね。自分の気持ちがわからず、相談者さんは「未練が残っているのかも」と考えているようですが、それは違うので安心してください。未練というのは、諦めきれない気持ちのことです。相談者さんは元カレのことをとっくの昔に諦めていますよね。大好きだったのにフラれてしまった2年前は、確かに未練が残っていたのかもしれません。しかし前を向く努力をし、現在の彼と出会った時点で、諦めきれない気持ちは消えたはずです。幸せな恋をして、結婚の約束まで交わした今の相談者さんの心に、元カレを諦めきれない気持ちが残っているとは到底思えません。ではなぜ相談者さんは、元カレと新しい彼女のツーショットを見て胸が苦しくなってしまったのでしょうか。元カレの新彼女に勝つ方法相談者さんは、元カレと新彼女の幸せそうな姿を目撃した際、おそらくこう思ったはずです。「なぜこの子が選ばれたの?」と。実際のところ、彼は別に相談者さんと新彼女を比較して選んだわけではありません。相談者さんがそうであったように、別れた後に出会った異性と恋に落ちただけです。しかしながら、自分のことを振った後に、彼が恋人に選んだ相手を目の当たりにしたことで、相談者さんは「この子と私の違いは何?」とか「この子の何が私より優れているの?」など、突き詰める意味も必要もない疑問に思考を支配されてしまったんですよね。自分を差し置いて選ばれた(先述のとおり、実際は比較されたわけじゃないのですが)女性に対する嫉妬心・対抗心ーーこれが、相談者さんの抱えているモヤモヤの正体です。未練などではありません。相談者さんが恋しているのは、間違いなく婚約中の彼です。なのでそもそも元カレの新彼女に嫉妬心や対抗心を抱くこと自体が無意味ではあるのですが、どうしてもその彼女に勝ちたいのであれば、今の彼と結婚し、たくさん愛され、幸せで満たされた毎日を送ることです。そして今度は、相談者さんが元カレに、幸せいっぱいのツーショットを見せつけてあげましょうよ。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月20日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第140回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その48をお届けします。1.マナーにうるさい男【結婚引き寄せ隊】vol. 140それは40代前後の大人の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。この日は少人数のプチお見合いのようなスタイルで、それぞれの参加者とゆっくり会話できる進行になっていました。男性がひとりずつ、女性の座る場所に移動していくなかで、オールバックでビシッとキメた男性がまわってきました。一見、気難しそうな印象のオールバックの男性でしたが、いざ目の前に座って顔を合わすと、ぎこちないながらもニコリと微笑む男性。ひとりずつソフトドリンクを選び、席へ移動。少しホッとして自己紹介を始めると、オールバックの男性は適度に相槌を打ちながら、こちらの話に耳を傾けています。ひととおり話して、いったんドリンクを飲もうとグラスを手にとり、なんとなくストローで氷を混ぜると…。「それ、よくないですよ」と注意してきた、オールバックの男性。思わずキョトンとしてしまった私を尻目に、「氷をカラカラと音を立てて飲むのは、子どもみたいですから」と、真顔で注意した理由を伝えてくる男性…。いつも氷をかき混ぜるのではなく、たまたま混ぜただけで、しかも初対面なのにとこちらのテンションはダダ下がりしてしまいました。残り時間、その男性は、自分の自己紹介をしながら、「マナーができている女性が基本です」と、氷をカラカラとかきまわした私を前にキッパリと断言してきました。いや、こっちもマナーにうるさすぎる相手は御免だよ、とウンザリしたのでした。2.身長を気にする男それは婚活サイトで知り合った男性と、初めて会うことになったときのこと。相手の情報はプロフィールページからある程度把握することができて、顔写真も見ていたので、待ち合わせ場所でもスムーズに相手を認識することができました。ひとつだけ事前のイメージと違ったのは、160センチ弱の私よりも少し背が高いかな?ぐらいの小柄な男性だったこと。顔写真のイメージだとなんとなく大柄な男性なのかなと思っていましたが、それ以上とくに気にすることもなかったので、カフェでお茶をすることに。飲み物をオーダーして、ひと息つくと、男性から「身長は何センチですか?」という質問があり答えると、「へー」というテキトーな返事がかえってきました。そんなに自己紹介も進んでいない段階で、なんで身長を聞いてくるのかなと思っていると、「僕、背が高い女性が好きなんです」と言う男性。「え?」と聞き返すと、自分の身長がそんなに高くないため、相手は背が高いとより憧れがあるそうで…。最初からプロフィールにそれ書いておけよ、と内心あきれつつも、その男性より僅かに背の低い私は、なんと言えばいいのか。と終始モヤモヤしながら、一気にコーヒーを飲み干して、すぐその場を去ったのでした。3.フリー恋愛の男それは30代から40代のシングルの男女が集まる飲み会に参加したときのこと。年代が近い人たちが多いということもあって、参加者の職業は異なるものの、この年代の仕事の向き合い方などで話は尽きません。次第に、それぞれの恋愛の話になっていきました。すると、長めの前髪をかきあげながら、ひとりの男性が「俺はフリー恋愛だから」とニヤリ。話を聞いてみると、「何人彼女がいても恋愛は自由でしょ」というスタンスだそうで、なぜかそれがカッコイイと思っているのか、ドヤ顔で恋愛観を語る男性。彼には同じくフリー恋愛肯定派の彼女がいて、広く浅くの恋愛を彼女がOKするなら、そういうのもアリなのね、と。ただ、私はひとりの相手と深く付き合いたいため、フリー恋愛タイプの人とは無理だと思ったのでした。婚活していると、最初はいいなと思っても、話すうちに全然求めているタイプではないと気づくこともあります。でもそれも、最終的には自分にもっとも合う男性が明確になるための、遠回りなようで近道なのかもしれません。みなさんの恋愛がうまくいきますように!文・かわむらあみり©DavidGraham86/Getty Images©Antonio_Diaz/Getty Images©PacoRomero/Getty Images文・かわむらあみり
2023年05月16日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!生活費を彼が持つなら、私は仕事を辞めて家事に専念するのが公平…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚を前提にお付き合いしている彼がいます。結婚生活についていろいろ話していたところ、もともとは「仕事は続けても辞めても好きにしたらいいよ」と言ってくれていたはずなのに、話が現実的になったら「仕事を続けるのはいいけど、あくまで家事を優先してほしい」「仕事を優先して家事が疎かになるくらいなら仕事を辞めてほしい」と言われてモヤモヤしています。「俺の稼ぎで生活できるんだから」と譲らず、家事分担をするという発想がなさそうでした…。私は仕事を辞めたくありませんが、仕事と家事を完璧に両立できる自信は正直ありません。生活費を彼が負担してくれる場合、私が仕事を辞めて家事に専念するのがフィフティフィフティーなのでしょうか。(28歳・会社員)役割分担は夫婦それぞれで決めればいい大前提として、生活費や家事分担の割合は夫婦それぞれが決めればいいことで正解はありません。夫が生活費のすべてを負担し、その代わりに女性が家事育児の一切を担うシステムを採用したってもちろんOKです。負担割合が必ずしもフィフティーフィフティーでなければいけないなんてルールもありませんしね。ただし、お互いに心から納得していればの話です。彼は当初「仕事は続けても辞めても好きにしたらいいよ」と言っていたのですよね。相談者さんもそのつもりで、結婚後も仕事を続ける前提でお付き合いしていたわけです。しかしながら結婚生活が現実味を帯びてきた途端、彼は「仕事を続けるのはいいけど家事を優先してほしい」「家事が疎かになるくらいなら仕事を辞めて欲しい」などと言い始めました。…すみません。人の婚約者に無礼を承知で言わせていただきますが、彼はいったい何様のつもりなのでしょう。どういう立場で、何の権限があって、自分にとって居心地のいい家庭を作るため妻の意に反して仕事を辞めさせていいと思っているのでしょうか。言うまでもなく、結婚生活は二人のものです。彼にとってだけではなくて、当然ながら、相談者さんにとっても居心地の良いものであるべきです。自分の希望だけを押し付けるのは横暴でしょう。相談者さんが仕事を辞めたくないと考えているなら、はっきり伝えましょう。その上で、双方がお互いに歩み寄る形で、一緒に妥協点を見つけてください。赤の他人が一緒に暮らすのが結婚ですから、意見の食い違いは今後もいろんな場面で起こります。相手の考えを聞き入れ、歩み寄ることのできない相手との結婚生活は想像以上に苦痛ですよ…。互いに尊重し話し合いのできる関係性を築いておくことは、幸せな結婚生活に欠かせない条件です。仕事を辞めて家事に専念するリスクは膨大それから、夫が生活費を稼ぐ代わりに妻が家事育児の一切を負担するやり方はまったく公平ではありません。(繰り返し言いますが、互いに納得の上ならば何の問題もありません。)夫の労働は金銭対価を得られるばかりか、評価されてキャリアの蓄積にもなるし、それによって社会的地位も上がります。その一方、妻がどれだけ家事育児に時間と体力を費やしても1円ももらえませんし、評価もされずキャリアにもならないし、社会的地位も得られません。むしろ夫に言われるがまま仕事を辞めてしまった場合、得られたはずの給与もキャリアも社会的地位も捨てることになるわけで大損しているとすら言えます。彼は「俺の稼ぎで生活できるんだから」などと言っているようですが、自分の居心地の良さのため妻に仕事を辞めさせて、それによって被った相談者さんの金銭的・社会的損失についてはどう補填するつもりなんでしょうか。生活費を負担するだけで十分だと考えているのだとしたらとんでもない勘違いですし、そもそも結婚生活が一生続く保証もない中で妻の負うリスクが大きすぎます。ただ、百歩譲って考えるなら、彼は昔ながらの結婚観に時代遅れな憧れを抱いているだけかもしれず、夢いっぱいの時期にわざわざ事を荒げなくてもいいのかも…という気もします。「仕事は辞めたくないから続ける。家事もできる限りで頑張るね」などと穏便に流しておき、結婚後、相談者さんは言葉通りできる範囲で家事をします。それでもし彼が相談者さんの【できる範囲】に満足できず不満をぶつけてくるようなことがあったら、その時は「頑張っているけど、現実的に無理なんだよね」と伝え、家事分担あるいは家事代行サービスの利用を受け入れてもらう。ーーこういう、なし崩し的な方法もアリだとは思います。この頃には彼も結婚生活の現実を理解して、今より話し合いが楽にできる可能性もあるからです。ただしこの方法は根本的に彼が相談者さんをリスペクトしていない限りうまくいかないので、見定めは慎重にしてくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Charday Penn/Getty Images文・安本由佳
2023年05月13日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!「好き」だけじゃダメなの?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近、恋愛の仕方がわからなくなりました。学生時代は何も考えず、ただ「好き」という感情だけで恋愛していましたが、社会人になって結婚を意識し始めてからはどうしても頭で考えてしまいます。結婚となると感情で突っ走るのではなく、やはり相手の経済力・家族関係・将来についての展望や価値観などを重視したほうがいいのですよね。わかってはいるのですが…それでも私は、どんなにお金があって家族仲も良くて将来への考え方や価値観に共感できても「好き」という感情なしにお付き合いするのは難しいと思ってしまいます。打算で結婚したところで、幸せにはなれないと思うんです。こんなふうに考えてしまう私は甘いのでしょうか。(25歳・会社員)学生時代の恋愛とは違って当然相談者さんもおっしゃっている通り、学生時代の恋愛は気楽でしたよね。皆同じ学生という立場で、ある程度の自由を手にしつつも親の庇護下にあって、ライフスタイルに大きな差がない。それゆえ、異性としての魅力に惹かれさえすれば恋愛を始めることができました。しかしながら、考えてみると、社会に出る前のモラトリアム期間ーー学生の置かれている状況が特別なんですよね。社会では皆、基本的に自立して自らの稼ぎで生活をしています。学生時代は同じような生活を送っていた仲間たちも、社会人になった途端に環境がガラリと変わり、勤務地、住む場所を含めたライフスタイル、生活水準、取り巻く人間関係…すべてに差が生まれはじめます。そしてこの差は歳を重ねるごとに大きくなっていきます。そして、有り余る時間を恋愛に費やせた学生時代とは違って、社会人は皆忙しいです。多忙な中、限られた時間で恋愛しようとすると、ライフスタイルが共通していて生活水準も合って、育ってきた環境の近しい相手のほうがすんなり分かり合えて関係構築しやすいんですよね。結婚を意識するなら尚更です。一つ屋根の下で暮らし、この先の人生を一緒に生きていくパートナーとは、食材や日用品の買い出しなど小さなことから家や子どもの教育方針などの大きな話まで、あらゆる意思決定を共有していく必要があります。まったく同じ価値観の人間などいませんが、せめて理解し合える、歩み寄れる相手でないと人生をともにするのは難しいですから。もちろん相談者さんがおっしゃっているように、「好き」という感情なしに交際したり結婚しても幸せにはなれません。それは当たり前の話です。お互いの根底に愛情や尊敬があるからこそ、意見が違っても歩み寄れるわけなので。ただ、結婚は日常です。生活そのものです。互いにストレスなく暮らすことができて、人生の大事な局面で支え合える相手でないと続きません。そういう意味で「好き」だけじゃダメなんです。言い添えますが、これは打算とは違います。幸せな結婚生活を送るために必要な折り合いです。永く幸せに暮らすためには…人を物件に例えるのもどうかと思いつつ、わかりやすいので書かせてください。例えば、ほぼリモートワークでOKになったのをきっかけに、相談者さんは「海の近くで、大型犬とのんびりオシャレに暮らしたい」考えるようになりました。この理想を叶えられるのは、湘南江ノ島か鎌倉エリアの庭付き戸建、もしくはペット可かつ広めのマンションだと当てをつけて、すでにいくつか内覧も済ませています。その中に一つ「大好き!」と思える部屋があったのですが…残念ながら完全に予算オーバーで、かなり無理をして生活費を削らないと支払いが難しい。この状態で「でも私はこの部屋が大好きだから!」と感情だけで突っ走ってしまったらーー確実に生活が行き詰まり、思い描いていた理想の暮らしとは結局ほど遠くなりますよね。つまり、永く幸せに暮らしていくためには折り合いが必須なんです。大型犬は諦めて小型犬が飼える程度の部屋にしようとか、リビングから海が見えなくてもいいやとか、もう少し駅近の便利な場所にしておこうとか。結婚も同じです。「好き」か打算かといった二者択一の話ではなくて、現実的な折り合いをつけてこそ幸せに暮らせます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©nd3000/Getty Images文・安本由佳
2023年05月10日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第141回は、出会いを探していて「イヤだと思った要注意男性」をご紹介します。1.結婚に対する価値が低い男【結婚引き寄せ隊】vol. 141いろいろな出会いを探していると、普段は敬遠するようなタイプとも、うっかり遭遇してしまうことがあります。恋活や婚活をしている女性が、「こんな男はイヤ!」とNGを出した男性のひとりめは、こんなタイプでした。相手の浮気が原因で真剣交際をしていた彼と別れたというAさん。しばらくしんどい日々を送っていましたが、半年ほど経つとやっと心の傷が癒えて、「次はただの恋愛ではなく、ちゃんと結婚を見据えた付き合いがしたい」と考え、婚活することにしました。さっそく多くの男性と知り合うことができる婚活パーティへ参加。同世代で爽やかな男性と、意気投合したそうです。パーティのあと、ふたりでお茶をすることになり、知り合った男性とじっくり会話することに。知り合うきっかけも「婚活」と銘打っていたパーティだったので、もちろん相手の男性も結婚願望が強いと思っていた、Aさんでしたが…。「結婚したら、人生終わりでしょ」と、男性から言われたのだとか。婚活と言っても、なかには恋活目当てや、遊び目的の男性も稀にいるという現実を知らなかったAさんは、衝撃を受けました。男性の両親の仲が悪く、結婚に対して良い印象を持たないで育ったらしく、そのパーティには友達に誘われてしぶしぶ参加したことが判明。家庭環境において、結婚に対する価値が低くなってしまった場合、なかなか考えを変えることは難しいかもしれませんよね。Aさんは動揺しながらも、なんとかその場を乗り切ったものの、当分ひとりでいい、としばらくシングルライフをエンジョイすることにしたそうです。2.元カノへの復讐に燃える男多趣味で男女ともに知り合いが多いBさんは、いつも明るくて、親しみやすいキャラクターの持ち主。ですが、恋愛経験は少なく、知り合いは増えるものの、そこからさらに親密な関係の男性を作るのはニガテなようでした。ずっとシングルだったBさんでしたが、あるとき、知り合いのひとりから「ちょうど良い男性が彼女を欲しがっている」と、男性を紹介されて会うことに。緊張しながらも、知り合いの引き合わせで食事に行ったBさんは、常にやさしく接してくれる相手の男性を気に入りました。まわりからのすすめもあって連絡先を交換し、その後、ふたりでデートすることになったそうです。当日、その男性が考えてきたというデートプランに沿って、女性に人気のスイーツがあるカフェや、大きな公園などへ出向いたそうですが…。「なんかずっとキョロキョロしてるんですよ」とBさん。どの場所に行っても男性が常にまわりを見て、ぶつぶつ言っていたとかで、思い切ってどうしたのか聞いてみたら、なんとそれらは元カノとよくデートしていた場所だそうで。偶然元カノに会ったら、いまは新しい彼女もできて幸せだということを、見せつけてやりたいと、それまでのやさしい表情とは打って変わった怖い感じで言われたのだとか。いやあ、元カノに振られた復讐心だけで、紹介されて付き合わされたBさんの立場って、なんなんでしょう。さすがにBさん本人も、二度とその男性とは連絡を取っていないそうです。3.SNSでグチを吐く男恋活をしていたCさんは、なかなかの面食い女性。恋活パーティなどにも足を運んで、それなりに声はかかるそうですが、本人がOKできるようなカッコいい男性とはなかなか巡り会わないらしく、不本意ながらシングル歴を更新していたそうです。でもあるとき、顔を出した合コンに、Cさん好みのイケメンがいました。ひと目見るなり、その男性が気に入ったCさんは、自らその男性のいるテーブルへ行って、その場にいた参加者の男女と盛り上がったのだとか。その積極性もあってか、イケメン男性とイイ感じになり、さらには「けっこう好きなタイプだよ」などと甘い言葉を囁かれたらしく、舞い上がっていたCさん。すっかりイケメン男性に夢中になったようでした。知り合ったばかりとはいえ、その男性とさらに仲良くなりたいCさんは、直接聞いたわけではないものの、彼の名前でSNSを検索して調べたところ…彼のTwitterを発見。名字はなく下の名前だけだったものの、表示されている写真はどう見ても彼の顔。さらにはフォロワーもその日同じ場にいた彼の友達のようで、彼に間違いなさそうです。発見した喜びも束の間、彼がつぶやいていたのは、なんと会社のグチか、誰かの悪口ばかり。Cさんは彼の本性を見てしまったようで、一気にテンションが下がってしまいました。いくら顔が好みでも、中身がこれではね、とさすがにそれきりとなったそうです。出会いを探していると、思わぬ展開があるときもありますよね。でも、こちらから「NG」を突きつけたくなるような男性には、近づかないに越したことはありません。みなさんが理想の男性とうまくいきますように!文・かわむらあみり©fizkes/Getty Images©Vasyl Hubar/Getty Images©fizkes/Getty Images文・かわむらあみり
2023年05月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!お悩み:職場の上司と不倫2年…別れるべきとわかっていても『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:30代前半の会社員です。実は、職場の上司と約2年間不倫しています。「子どもがいるし、家族と別れるつもりはない」と最初から言われていて、未来のない関係だってことはもちろんわかっています。奥さまにバレてトラブルになる前に別れなければと思うものの、忙しい中でも毎日電話をくれたり、月に数回は必ずデートして、旅行にも何度も連れて行ってもらって…彼の優しさに甘えてずるずるとここまできてしまいました。私はもともとあまり人を好きにならないタイプで、でも彼とは初対面から話が弾んで居心地がよく、いろんな意味で相性が最高に合っているのだと思います。そんな彼と別れてしまったら、きっともう誰も好きになれない…一人ぼっちになってしまうのが不安で怖くて、どうしても別れる勇気が持てません。(31歳・会社員)「優しさ」を勘違いしないで「彼の優しさに甘えて、ずるずる不倫を続けてしまった」ーー相談者さんはそんなふうにおっしゃいますが、少し冷静になって考えてみてください。それは本当に『優しさ』なのでしょうか?彼は既婚者かつ上司という立場でありながら、未婚の相談者さんに近づいて男女の関係になりました。この事実を客観的に判断すると、彼はとても倫理観があるとは言えない、非常に自制心の弱い男性です。百歩譲って、彼にとって相談者さんが、どうしても抗えないほど惹かれる運命の相手だったというなら弁明を聞く余地もあるかもしれません。しかし彼はアラサーの相談者さんに対して、最初から「家族と別れるつもりはない」と宣言しています。この彼の言動に、優しさがありますか…?むしろどこまでも自分勝手で冷酷ではないですか。忙しい中でも毎日電話をくれるとか、月に数回デートは必ずデートするとか、旅行にも何度も連れて行ってくれるとかーーそんなことを優しさにカウントするのは相談者さんの勘違いです。相談者さんのことを心から大切に思っているなら、アラサーの相談者さんを未来のない不倫沼に引きずりこんだりしません。人間だから過ちを起こすことはあるかもしれないけれど、大事な人に対して2年もずるずると人に言えない関係を強要したりしません。妻子と別れるつもりがないのであれば相談者さんの未来を案じて自ら身を引きます。それが優しさではないですか。彼はただ、都合のいい関係を続けたいんです。口では甘い言葉を囁いていても、本心では相談者さんの幸せなどどうでも良くて、職場の若い部下との恋愛ごっこをできるだけ長く楽しんでいたいだけ。そのために、相談者さんが目を覚ましてしまわないよう毎日電話して、定期的にデートして、たまには旅行にも連れていって、ひたすら自分のために、上っ面の優しさで必死に現実をカモフラージュしているんです。ずっと二番手の女でいるつもり…?あまり人を好きにならないタイプということは、相談者さんはおそらく恋愛経験が少ないですよね。だとすると「相性が最高に合っている」というのも思い込みではないでしょうか。彼が口にする「俺たち、相性最高だよね」という戯言に洗脳されていないか心配です。前述のとおり、彼は自分のことしか考えていません。家庭を維持したまま都合のいい不倫関係を続けるために、彼は相談者さんに自分以外の選択肢を持ってほしくないのです。おそらく「俺たちは運命だ」とか「お前には俺がいなきゃダメだ」とかなんとか言っているのだろうと推測しますが、そう思わせておけば楽だから、身勝手な願望を口にしているにすぎません。ーー「彼はそんな人じゃない」「何も知らないくせに」と反論されるでしょうか。しかし相談者さんこそ、彼のすべてを知っていると言い切れますか?彼が本妻や子どもに見せている姿を知らないのに?「彼と別れたらひとりぼっちになってしまう」なんていう考えは、自分本位な彼の洗脳によって植え付けられた思い込みです。たった一度の人生なのに、このままずっと二番手で終わるつもりですか。相談者さんはまだ30代前半です。自ら外に目を向けさえすれば、いくらだって出会えるし恋も結婚もできます。唯一無二に愛され、大切に扱われる女性になることを自ら諦めないでください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©visualspace/Getty Images文・安本由佳
2023年04月22日どうして苗字を変えないといけないの……?結婚で女性が苗字を変えることに、違和感を持つ方も少なからずいるのではないでしょうか。そこで結婚をするときに、パートナーと苗字について話し合った漫画家(@miico_no_kurashi)さん。今回は、そんなみぃ子さんの漫画『結婚するとき苗字変えるのごねてみた#10』を紹介します!【前回までのあらすじ】子どもを授かり結婚が決まったみぃ子さん。しかし婚姻届を書くときに、みぃ子さんは「苗字を変えるのが嫌だ」と夫に伝えます。みぃ子さんは、苗字の変更手続きが大変なことや、イニシャルが変わるのが嫌だと伝え……。しかし夫は、自分の苗字を変えることを断ります。その後2人は、改めて苗字について話し合い……。事実婚を提案し……事実婚は懸念もあり……話し合いの結論は……?事実婚を提案する夫。しかしみぃ子さんは、子どもの苗字や相続の関係から法律婚が良いと伝え……。最終的に、「苗字は同じ方が良い」と言うみぃ子さん。そんなみぃ子さんが、夫に1番伝えたかったこととは……?
2023年04月17日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!お悩み:祖父母が他界し、母親の娘依存が加速…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:ここ数年で祖父母が他界したのをきっかけに母が毒親化してしまいました。もともとお嬢さま気質でずっと専業主婦をしていた母は一緒に遊ぶ友だちもいないし、父親との夫婦仲も良くないため「毎日楽しくない」「しゃべる相手がいない」などと私に延々と愚痴LINEを送りつけてきます。時間を持て余しているからいけないのだと思って「パートでもしてみたら?」と提案しましたが「60歳過ぎて仕事なんかあるわけない」と頭から否定されてしまうし、最近は「あんたはお母さんがいなくても平気なんだね」と恨みごとを言ってきたり「ずっと体調が悪い」「自律神経の薬を飲み始めた」などと言われ続けて、さすがに私も精神的に疲れてしまいました。もちろん自分の母親ですし、大事にしたい気持ちはあります。しかし私にも自分の家庭があり、夫の仕事の都合で地方にいますし、子どももいるためそう頻繁に実家に帰るわけにもいきません。さすがに面倒を見切れないと思い始めましたが、それでもひとり娘の私が相手をするしかないのでしょうか。(36歳・主婦)娘依存は、母も娘も不幸におちいる立て続けにご両親を亡くされたお母さまの悲しみ、そして寂しさを思うと本当に心が痛みます。気落ちされ弱気になってしまうのも当然です。相談者さんもそんなお母さまを心配し、遠方にいて物理的にそばにいてあげられないからこそ、こまめに連絡して励ましのメッセージを送ったり、少しでも早く前向きになれるようにと精神的な支えになってこられたのだと思います。しかしながらお母さまは、そんな娘の心配や厚意の受け取り方を間違えてしまいました。娘の支えはあくまでサポートとして捉え、悲しみも寂しさも自分自身で乗り越える必要があったのに、娘の優しさに甘え寄りかかって依存した結果、自分の足で立てなくなってしまった…それが現状です。まずはお母さま自身に、娘依存している自分に気づいてもらう必要があります。心苦しいとは思いますが「度を超えて依存されても応えられない」とはっきり伝えてはどうでしょうか。すでに結婚されている相談者さんが自身の家庭と子どもを優先するのは当然のことですし、たった一人の母親とはいえ子は親の所有物ではありません。話し相手がおらず毎日がつまらないからといって、楽しみや生きがいを娘に押し付けるのは間違っています。何より、相談者さんがどれだけ犠牲を払ったところでお母さまを幸せにすることはできません。お母さまが幸せになる方法は、他人に依存せず自身の足で立ち、楽しみや生きがいを自分の力で見つけ出すことーーそれ以外にはないのです。また、依存は時間が経てば経つほどエスカレートしていきます。寄りかかることに慣れてしまうと、もはや自分の足で立つ方法がわからなくなってしまう。早い段階で対処することをお勧めします。一線を引くことを「親不孝」とは言わないひとり娘の相談者さんは、連日のように愚痴LINEを送りつけられ精神的に参ってしまってもなお、母親の面倒を見るのは自分しかいないのだと責任を感じていらっしゃいます。けれどもそれは立場が逆ではないでしょうか。娘の幸せを願うのが母親であり、そもそも自分の娘を追い詰めるような言動をするべきではありません。もちろんたまの愚痴や弱音くらいは聞いてあげたいですが、自分がいっぱいいっぱいの時にまで無理をする必要はないし、散々依存した挙句に「あんたはお母さんがいなくても平気なんだ」などと責めるような発言をする母親に対して、自身の身を守るために一線を引くことを「親不孝」とは言いません。先述したとおり、子は親の所有物ではないからです。繰り返しますが、相談者さんは自分の人生を優先していいんです。お母さまが一刻も早く過ちに気づき、反省して、娘に寄りかからず自分の足で立ってくれますように。そのためにも、相談者さんはこれ以上の無理をせず、母親のために自分を犠牲にしないでください。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Irina Velichkina/Getty Images文・安本由佳
2023年04月15日生涯を共にする人と出会いたい!と思っても、そう簡単にはいかないのが現実。中には、婚活パーティーで友人を蹴落としてでも良い人をつかまえようとする人もいるようで……。今回は、登録者数約71万人超えの大人気Youtubeチャンネル「モナ・リザの戯言」で配信された『婚活パーティーで友人に謀られた話』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!常連のお客さんが……友人のクロハから婚活パーティーに誘われたソラ。一方、常連客のワサビは、お見合いを勧めてきて……?ここでクイズです!婚活パーティー当日、やってきたクロハを見てソラは驚きます。それは一体なぜでしょうか?ヒントは、ソラはカジュアルな服で来てと言われています……。やってきた友人は……正解は、ドレスで着飾っていた!ソラを引き立て役にしようと、嘘のドレスコードを教えたクロハ。パーティーで一人浮いてしまったソラでしたが、その後、別の形で運命的な出会いをするのでした。こんなときどうする?自分が輝くために友人を陥れるとは、ひどすぎますよね。今回のソラは、婚活パーティーで失敗してしまいましたが、一方のクロハもとんでもないしっぺ返しに合うことになります。自分が結婚するために友人を出し抜こうとする女性……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月12日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!お悩み:彼のスマホを盗み見たら、やっぱり浮気していた!『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1年付き合っている彼がいます。けれども最近、心ここにあらずだったり私への対応が雑で会う頻度もめっきり減りました。仕事が忙しいのかな、と深く考えないようにしていたのですが「やっぱり絶対におかしい」と感じ、ついスマホを盗み見してしまったんです。そうしたら…。どうやらナンパしたらしい女の子を、LINEで自分からしつこく誘っていました。相手の女性はあしらっていたし今のところ既成事実はなさそうですが、彼はしきりに「飲みに行こう」とか「家に行かせて」などと誘っていて、確実に浮気心があります。スマホを盗み見てしまった自分も悪いし、このまま何もなかったことにするべきなのでしょうか。しかし彼に対する不信感は消えそうになく、モヤモヤを抱えながら付き合っていく自信がありません。(28歳・会社員)彼の浮気を見つけたときの、2つの選択肢いまさら正論を言っても仕方がないのは承知で、それでも最初に言わせてください。彼や夫のスマホを盗み見るのはやめましょう!ただそうは言っても、相談者さんだってわかっていましたよね。見てはいけない、見たって良いことは一つもないことはわかっていて、それでもどうしようもない不安に駆られ、真実を確かめたくて盗み見てしまったんですよね。そして、知ってしまいました。彼が隠していた裏の顔…彼女をおざなりにしてまで、ナンパで出会った(らしい)女性に自らアプローチをかけ、あしらわれているにもかかわらずしきりに誘っていた事実をーー。いま、彼氏の浮気を知ってしまった相談者さんには2つの選択肢があります。1つは、まあこの程度なら…と水に流し、様子を見るという方法。「飲みに行こう」とか「家に行かせて」などと下心丸出しで誘っている彼には腹わたが煮えくりかえる思いですが、相手女性にその気がなくあしらわれているそうだし、やり取りから察するに、おそらく彼のほうも遊び相手を探しているだけ。本命彼女としてドンと構えることができるなら、真顔で「もし浮気してたら許さないから」と伝えるくらいのジャブは打ちつつ(笑)、彼がナンパ女性に飽きるのを待つのも手です。しかしこの一件以外にも、過去の女性関係や普段の言動から、相談者さんの中で彼に対する信頼が失われてしまっているとしたら…もはや水に流すのはお勧めしません。彼と別れたくない一心で見て見ぬふりをしたとしても、恋人関係において何より重要な信頼に傷がついた状態のままでは遅かれ早かれ破綻します。彼に対して言いたいことも言えず、不信感を抱きながら付き合いを続けるなんて不健全ですしね。この場合には、もう一つの選択肢を選ぶほかありません。逃げずに覚悟を決めて彼と真正面から向き合いましょう。失われた信頼を取り戻す、たった一つの方法は…確かにスマホを盗み見たことは相談者さんの過ちです。この点について言い訳の余地はありません。しかし元を辿れば、彼の不誠実な言動が相談者さんに不信感を抱かせ、恋人関係を続けるうえで欠かせない信頼が揺らいでしまった…最大の問題点はここにあるわけです。「近頃の言動が不誠実で、信用できずにスマホを見てしまった。あなたのことは好きだけど裏切られたという気持ちは消えない。信頼できないから、別れるしかないのかなと思ってる」ーー例えばこんなふうに、ハッキリと、まずは自分の考えを伝えてはどうでしょうか。彼のことが好きで別れたくなかったとしても、先述のとおり、信頼のないまま付き合いを続けたところで先は見えています。ここはプライドを持ち腹を括って、蔑ろにされてしまうような関係性にはノーを突きつけてください。もしかすると相談者さんの言葉を受けて、彼が自分の行いを反省し真摯に謝罪してくれるかもしれない。そうしたら、失われてしまった信頼をすぐに取り戻すのは難しくても、再構築の可能性を見出すことはできますよね。この場合は「二度と信用を裏切らないでほしい」と釘を刺したうえで、相談者さんも「スマホを見てしまってごめんね」と謝り、もう一度互いに信頼を積み重ねる努力をしましょう。これができたなら、二人の関係は以前よりずっと強固なものになります。ただしーー浮気心を制御できない男女というのは、パートナーの幸せより自身の欲を優先してしまう自制心の弱い人です。それゆえ、たとえ釘を刺したところで浮気癖は治らない可能性が高いのも事実…。とはいえ、彼も相談者さんを失いたくないわけですから、細心の注意と配慮を払うようにはなるはずで、一定の抑止力はあります。ちなみに、もし彼が謝罪するどころか自分のことを棚に上げてスマホを盗み見た相談者さんを一方的に責めたり、あろうことか逆ギレしてくるような相手だった時は、すぐさま自ら率先して離れてください。その彼は相談者さんを幸せにしません。むしろこれを機に見切りをつけたほうがいい相手です。どんなに好きな相手だったとしても、互いに信頼と思いやりの心が持てなければ、恋人同士でい続けることはできませんから。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Photographer, Basak Gurbuz Derman/Getty Images文・安本由佳
2023年04月08日婚活で約1000人の男性と出会い、年下夫を射止めたライター・かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第137回は、婚活していると出会う“男性”についてのエピソードです。なかでも、いまでも印象に残っている「婚活男性3選」その47をお届けします。1.甘えられる相手を探す男【結婚引き寄せ隊】vol. 137それは30代から40代の男女が集まる婚活パーティに参加したときのこと。その日は、どちらかというと男性は40代のほうが多いようで、女性は30代と40代が半々といった年齢層になっていました。定番の自己紹介からスタートして、ひとりずつと顔を合わせていったときに、自己紹介カードの好きな異性のタイプの欄に“包容力のある女性”と書いてある40代半ばのサラリーマンの方と対面。最初の自己紹介はだいたい時間が短く、仕事や趣味といった差し障りのない話ですぐ終わることが多いなか、「仕事ばかりしてきまして…」と話す私に、その男性は「自立してる女性っていいですよね」とこちらを気遣うような発言も多く、好印象でした。でも、フリータイムで、さっそくその男性からふたりで話したいと言われ、会話していると、だんだん違和感を覚えてきたのです。「できれば毎日膝枕して癒してほしい」だとか、「ボクがしてほしいことをなんでもやってほしい」だとか、いろいろな話を総合すると、どうやらその男性は女性に“甘えたい”様子。その男性は、自立した強そうな女性を長年かけて探しているそうで、なんだか私は頼れそうだと思われたのでしょうか…。初対面から、自分の理想像を全力で当てはめて寄り掛かろうとする年上男性なんて、無理です。有り難いのかどうなのか困惑しながら、これは器の小さい私の手に負えそうもないなと、その場限りのご縁となったのでした。2.むりやり関西弁の男それはシングルが集まる婚活飲み会に参加したときのこと。少人数での飲み会だったこともあり、慌ただしく自己紹介をすることもなく、落ち着いた雰囲気のなか、和気あいあいと会は進んでいきました。飲み会も半ばに差し掛かった頃、参加している男女の出身地の話になり、その会では偶然ほかの参加者は関東地方の出身者ばかりのなか、関西出身は私だけ。それに気を遣ったのか、それともいつもそういったアピールをしているのか、関西に少しだけ住んだことがあるという話をしてくれた男性がいました。出身地の話をするまでは普通にみんなと標準語で会話をしていたのに、そこからその男性は、なぜか関西弁に。しかも、“なんちゃって関西弁”なので、ところどころイントネーションが妙なところがあり、いちいちツッコンでもいいのか初対面で距離感も難しく、対応に悩むところ。最初は私をはじめ参加者のみんながとまどっていたものの、そのうちその男性の妙な関西弁にも慣れてきて、飲み会も盛り上がっていきました。関西弁を話す男性は、女性からの人気も高いらしく、そういった場で関西弁を話すユーモアのあるところも好ポイントだったのかもしれません。とはいえ、最終的にはその場以降、誰ともご縁はつながりませんでしたが、いろいろな男性がいるんだなと充実した1日になったのでした。3.やる気のない男それはながらく彼氏のいない私を心配した女友達が、「いい男性がいるよ」と、紹介してくれるという話になったときのこと。指定された場所に行くと、ちょっと小洒落た居酒屋といった雰囲気のところでした。ウキウキして早めに到着してしまい、ちょっと恥ずかしいなあと思っていたら、紹介するといわれていた男性と一緒に女友達が登場。当時はイケメン好きだった私の好みを知っていた女友達のおかげで、好み通りのイケメン男性を連れてきました。ついうれしくなってテンションが上がり、けっこうおしゃべりしてしまった私でしたが、後になって思えば相手の男性はそんな勢いに押されているようで、質問したら答えるけれども自発的にいろいろ聞いてくることはなく…帰宅後、連絡先を交換したものの、その日以降いっさい連絡はありませんでした。紹介されるということは相手の男性も彼女を探しているんだろうな、と勝手に思っていたものの、女友達によくよく話を聞いてみると、仕事に夢中になってずっと独り身の私を心配して、実はそれほど恋人探しに興味がないシングルのイケメンを無理やり連れてきちゃった、ということでした。がーん。だからか、相手はまったく盛り上がっていなかったのは。女友達の気持ちもわからなくもないし、でも最初から無理筋だったなんて。まあ、あんなイケメンが相手にしてくれるわけないか、とひたすら落ち込んだのでした。婚活していると、普段はあわないような出来事にも遭遇することがあります。最初からうまくいかなくても、七転び八起きできっと、いい恋ができるはず! みなさんの未来が素晴らしいものでありますように。文・かわむらあみり©Tom Werner/Getty Images©Prostock-Studio/Getty Images©mihailomilovanovic/Getty Images
2023年04月07日リアル・モンスターワイフ、再び
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