■ エッチを餌にされた瞬間
「エッチしたかったらわたしにカバンを買ってよ」なんて言われたらもう一気に冷めます。カバンを買ってあげるのはべつにいいんです。「お金がないから、俺はそれも嫌だ」という男子もいるはずだけど、でも、まあ、べつにいいんです。
問題は、エッチを餌にしていることにあります。
「男はつねに<ヤリたがる>生き物だ。ということは、3回に1回くらいヤラせてあげて、あとの2回は彼のことを焦らすと、彼はわたしにずっと食いついてくるはず」こんな安っぽい駆け引きをされて、誰が納得するというのでしょう。
「俺と付き合いたかったら、まずハダカになりなよ」と言う男がろくでもないヤツなのと同じく、エッチを餌にする女子のことを、男子はろくでもないヤツだと思うのです。
いかがでしょうか。
ご紹介したなかで、男子にとって最も困るのは「見ている未来がちがってきた」です。
このとき、彼の心の中で、彼女の存在が、なぜか、遠くなるのです。「僕があなたから離れてゆく」と小田和正さんは歌いました。僕はあなたのことが好きでずっと一緒にいたいのに、なぜか僕の心はあなたから離れてゆく――こればかりは、彼にもどうすることもできないのです。