よく「3年付き合った彼氏が結婚してくれなかった」などということを女子から聞きますが、その彼はなにも「ヤリ逃げ」したくてしたわけではないんですね。
自分がどう生きていくといいのかが自分でわかっていないから、一歩前に踏み出せなかったということなのです。
交際している間も、じつは彼は、どう生きていくといいのかわからないと思っていたのかもしれません。
その「わからなさ」をカップルで共有できなかったというのが「敗因」であって、彼はなにもチャラいヤツでもなければ、女をとっかえひっかえ遊ぶヤツでもないのです。
そう見えるかもしれないけど、じつは彼はどう生きるべきか、ひそかに悩んで葛藤しているんです。
■ おわりに
男子って、女子に比べて、「好きじゃなくなったから別れる」という判断をする人が少ないように思います。
男は、好き「だけど」別れるのです。
だから、別れたあと、元カノに連絡する男がそれなりにいて、元カレのその行為に困惑する女子もそれなりにいるのでしょう。
好きじゃない、つまり愛とか恋の面から彼女との関係を眺めるのではなく、自分が二本の足でしっかりと生きてくことのできる男であるかないか……。