これはもう「なぜか」としか言いようがありません。
■ 漠然とした淋しさの原因2:別の人間になりたいと思っているから
「今の自分のことが嫌い」―――こう思っている人のほとんどは、彼氏がいてもなぜか漠然と淋しいはずです。
なぜ、自分のことが嫌いだと漠然と淋しいのかといえば、あなたが心のどこかで「別の人間になりたい」と思っているからです。
たとえば「今の自分ではなく、友だちの〇〇ちゃんのようにリア充として生きたい」とか、「今の仕事ではなく、別の仕事をしている自分になりたい」とか……。
今の自分と、いわゆる「理想の自分」のギャップが大きければ大きいほど、人はわけもない淋しさにとらわれてしまうのです。
■ 漠然とした淋しさの原因3:淋しさを隠そうとするから
「じつは『使命』を知らない」「別の人間になりたいと思っている」
この2つを他人に隠そうとするから、漠然とした淋しさに足をとられてしまう―――。
『死に至る病』の中で、キルケゴールはこう説いています。
「どう生きていくといいのか自分でもよくわからない」とか「なりたい自分になりたい」などという気持ちって、プライドや恥じらいが邪魔をして、他人にふつうに言えないですよね?
言えないと、人は漠然とした淋しさに足元をすくわれる(そして悪くすれば引きこもりになる)