さて、今回は、以下の切実なお悩みにお応えしたいと思います。
「誰かのことを好きになるという気持ちがわからないんです。でも、ずっとひとりでいるのも不安です。私はどうしたらいいのでしょうか?」
ね?なかなか切実な悩みでしょう?
これを読んでいるあなたも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか。では、さっそくお答えしていきましょう。
■ なぜ人を好きになる気持ちがわからないのか?
人はもともと誰かを好きになる気持ちを持っています。好きになる気持ちを持って、人はこの世に生れ落ちるんですね。
と書くと、不思議な気持ちになる人もいると思います。
不思議ついでに、余談的にもう1つ不思議な気持ちになることを言いましょうか。
人はもともと賢いのです――ある元大学教授はこう言います。
たとえば、微分積分がチンプンカンプンなのは、それを教える先生に問題があるのであって、ある一定の方法で教われば、誰だって理解できる……だから人はみな「本当は」賢いのだそうです。
20年以上、学生を教えてきた教師がそう言うのだから、きっと私たちは、本当は賢いのでしょう。
好きになる気持ちも同じです。
私たちは好きになる気持ちをデフォルトで持っているけれど、「それを教わる人を間違えたから(あるいは教わる人がいなかったから)」