これは「妻が姑や舅とうまくやってほしい」ではなく、両親と仲の良い彼女と結婚したいという意味。
そこには二つの理由が隠れています。
ひとつは、彼女が親と仲良しで結婚後に行き来できる距離に住むなら、育児サポートが得られていいなと考えるため。
男女平等が騒がれていても、結婚して主夫になる男性はまだ少ないです。子どもが生まれれば育児の多くを担うのはやっぱり妻になります。
でも、共働きが当たり前になるほど妻の負担が重くなり、夫は仕事を頑張っているのに文句を言われがち……。
だから、妻をサポートしてくれる人が多ければ多いほど夫は安心します。
男性が育児放棄を企んでいるわけではなく、妻にとってもその方が良いだろうと考えるのです。
また、結婚して子どもを育てると考えたとき、妻が両親と良い関係を築いてきた人であってほしいと願うのもあるでしょう。
家族と仲が悪いよっぽどの事情があるなら話は別ですが、とくに何もないのに両親に文句ばかり言う女性は、子どもっぽく見られてしまいます。
結婚願望のある男性からすれば、「いつか自分も親になるのに……」と考えて二の足を踏むもの。
彼女と両親の関係性が、そのまま自分の子どもとの関係に反映されそうだと心配するかもしれません。