2018年11月10日 20:30
実は「しんどい」「無理」は愛しい気持ちの表れ? 現代“恋愛”用語のリアル
“配慮型”の、優しいコミュニケーションといえるでしょう。
はるな:なるほど。相手に気を使わせないようにする配慮が、語感をかわいくしたりカジュアルにしている、という面があるんですね。
山名:若い世代のクライアント様は、自分を下げてやや自虐的に話をする印象があります。相手を傷つけないように、負担にならないようにという愛情の表れなんでしょうね。
はるな:私も、愛しさを表現する言葉を探求するあまり、逆説的に表現しがちです。だから、「しんどい」みたいな否定的な言葉が逆の意味で使われるのはすごく共感できる。まだまだ言葉が足りない!(笑)
山名裕子さん臨床心理士。
メンタルケアオフィス「やまな mental care office」代表。心の専門家として、テレビや雑誌などで幅広く活動中。
はるな檸檬さん漫画家。コミックエッセイを数多く手がける。ウェブメディア「ベビモフ」にて「子育てデレデレ日記」を連載中。宝塚の大ファン。
※『anan』2018年11月14日号より。イラスト・はるな檸檬取材、文・矢吹紘子
(by anan編集部)
子どもから「会いたくない」と言われています… 不倫した男女の「絶望的な現在」4つ