2019年8月3日 21:00
37歳で退職し、女ひとり渡米4年半。帰国目前で「得たモノ失ったモノ」。#最終話
ハッピーエンドに執着したけれど…
ここでは渡米したばかりで右も左もわからない時期からの暮らしをライブでお届けしてきましたが、ことの発端はアンアン編集部に所属していたときの班のキャップが「土居さん会社辞めてアメリカ行くんでしょ? じゃ、なんか書いてくれない?」と、何気なく放ったひと言です。『会社を辞めて、サンフランシスコへ』と題してスタートしたものの、サンフランシスコで暮らしたのは最初の半年ばかりで、最終回のこちらはサンタフェにあるウパヤ禅センターにて、作務の合間の自由時間に執筆しております。
で、最終的にこの4年半、ひたすら思うがまま行動して得たもの、失ったものはいったい何か、ということなのですが。現時点で思うことを書きたいと思います。とはいえ、これは時を経てまた新しい思いや発見があり、変わる可能性は大です。
正直言えばどこかで、この連載をキレイに終わらせたいという思いがありました。例えば「紆余曲折ありましたが、素敵なアメリカ人男性と結婚して、かわいいハーフの子どもが生まれました。めでたしめでたし」とか、「大学院に合格し、晴れて心理学者の道を目指しています。
チャンチャン」