2019年12月20日 19:40
記憶が薄れゆく認知症の母へ。50歳の娘が届けた感謝の手紙 #15
・あなたの現在の暮らしぶり、そして相手が心を砕いてくれたことをあなたが今どのようによく思い出すのかを説明する。
なかなかハードルが高いけれど、さらに力強い効果があるのはその手紙を直接相手に届けることです。以下のステップで行います。
心がぐっと近づく「感謝の手紙」の届け方。
・「特別なことをシェアしたいので会いたい」とアポを取る。この時点ではそれがなんなのかを明かさない。
・相手に会ったときに感謝していること、そしてそれを表す手紙を読みたいと伝える。また読み終わるまでは遮らないようにお願いする。
・手紙を読んでいるあいだは、自分と相手のリアクションに注意する。
・手紙を読んだ後に、お互いの気持ちを語り合う。
・去るときに、手紙を渡すことを忘れないこと。
作家のナンシー・デイヴィス・コーは50歳の誕生日に「サンキュー計画」を立てました(2)。それは毎週1通、計50通のこの「感謝の手紙」を書くというものです。現在の彼女に至る道程で、ナンシーを助け、形作り、インスパイアしてきた人々がその手紙の受取人です。そして50通の手紙は、『サンキュー計画(The Thank You Project)