恋愛情報『記憶が薄れゆく認知症の母へ。50歳の娘が届けた感謝の手紙 #15』

2019年12月20日 19:40

記憶が薄れゆく認知症の母へ。50歳の娘が届けた感謝の手紙 #15

』という本になりました。

最初の手紙の受取人は、ナンシーのお母さんでした。彼女は計画の5年前に認知症と診断され、月を重ねるごとにものがわからなくなっていました。そこでナンシーは「善は急げ」と彼女に1通目の感謝の手紙を書きます。そこには「感謝の手紙」の書き方に習って、二人のエピソードが具体的に書かれています。以下は手紙の内容をかいつまんだものです。

ナンシーが贈る、母への「ありがとう」の気持ち。

ナンシーが22歳のとき、彼女は外国であるドイツで仕事を見つけます。
その知らせを母親に電話で知らせたとき、彼女は「素晴らしい! ちょっと待ってね。かけ直すから」と言って一度電話が切られます。そんなふうに途中で電話が中断されることは初めてで、今までありませんでした。遠い外国で就職して離れて暮らすことになる娘。母親として温かく祝福するために、「寂しい」「心配」などといった複雑な気持ちをしっかりと受け止め、娘の門出を一緒に祝う力を総動員する必要があったのでしょう。若く経験が浅い22歳のナンシーでも、それは理解できました。そして彼女の母親は約束どおり数分後にちゃんと電話をかけてきて、一緒に喜んでくれました。

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