2020年7月7日 19:00
食事は奢る? 奢られる? デートの男女の“モヤモヤ”を解決
「気になるマナーや服装、指摘すべきか」問題
清田:ドクロのTシャツ、箸の持ち方…など、相手のマナーや服装が気になって仕方がない、という問題。生理的な嫌悪感につながってしまったり、嫌いになりたくないから、直してほしいという気持ちはわかる。でもそれは、育った環境やセンスが関係してくることかもしれないから、とてもデリケートな問題でもある。
森田:どうしても直してほしいなら、軽いノリで言ってはダメ。プライドを傷つけるかもしれないから。身内みたいな存在になれていれば、相手もその指摘を受け入れてくれると思うけれど、指摘するか悩むってことは、まだ相手との距離感が遠い証拠だから、より慎重になるべき!
清田:相手に指摘せずに直してほしいなら、たとえば相手の食事のマナーが気になるときは「仕事でマナー研修を受けなきゃいけなくて、不安だから一緒に行ってくれない?」と提案してみるとか。二人で学んでいくのは解決策のひとつかも。
まだ関係性を築いている過程なら、軽はずみに指摘するのは避けるべき。
清田隆之さん2001年に「桃山商事」を結成。単著に『よかれと思ってやったのに―男たちの「失敗学」入門』(晶文社)。