2016年5月22日 20:00
妄想好きは“ツライ恋”にハマりやすい! 心理学者が分析&解決法伝授
進展が感じられない片思いや、アイドルなど接点のない男性への熱烈な恋心。
あるいは、相手には奥さんがいる道ならぬ恋。彼氏がいたとしても浮気性のダメ男など、頭では「やめたほうがいい」とわかっていても、ズルズルと引きずってしまう“ツラい恋”の数々。でも、できることなら終わらせたい!という人は、その恋の根本に作用する、心理学を駆使した対処法を試してみるのも手。
人はなぜツラい恋に陥ってしまうのか。その時、心の中ではどんなことが起こっているのだろう…。心理学者・越智啓太さんに聞きました。
【ツラい恋に陥るメカニズム】相手のことを繰り返し考え、“素敵”と思い込んでいる。
「相手を“理想化”していることが理由の一つ。これは恋愛したての頃や、片思いに多いのですが、相手のことをよく知らないあまり、素敵なところばかりが強調されて、それを繰り返し思い出すことで、加速度的に好きになってしまう。そのため、たとえアイドルに恋をしても叶わないと頭でわかっているのに、“理想の彼”への好きな気持ちが止められないんです」
彼のことを知って、欠点が見えた後でも、ツラい恋の落とし穴が。
「たとえば恋人の束縛が強くても、『私のことを愛しているから』など都合のいいように解釈してしまう人がいて、そうなると苦しみを抱きつつも、彼と付き合い続けてしまう。