2021年3月18日 21:30
私、三股かけてます…「本命を決められない」独身女性の悲惨な末路
桃のコンフィチュールが添えられたシャーベットを食べ終わると、聖也がゆっくりした口調で名前を呼ぶ。
「り・つ・こ」。
一呼吸置いたのち「結婚しよう」の言葉。
…。
律子は気づいた。
「嫌だ」。
聖也といる将来は、想像できない。聖也を選んだら、他の人が選べなくなってしまうから。
決め事が苦手なことがつくづく嫌になる。そう。律子には、並行して付き合っている人がもう2人。
聖也のことを愛してなどいない。友達に「いいじゃん!」って言われたから付き合っただけ。並行して付き合っている2人も同じ。欠点が見えないから付き合っている。1人だけ選ぶなんて無理。
2年前、一度だけフラれたことがある。「自分の人生に責任がないよね」って。仕事も恋も選べない律子。本当はわかっている。そろそろ意を決して選ばないと幸せになれない気がする。でも、どうしたらいい?
【三松さんからのコメント】
律子さん、外見がイケてるから調子こいてないか。いつまでも学生気分でいてはいけません。そろそろ大人世界に身を投じる時期。
自分が無限の存在だと思ってないか。甘いです!若いうちは無敵で、微笑みひとつで男性をトリコにできるかもしれませんが。