2021年7月4日 20:45
見た目がタイプだったから… 夫を捨ててまで「彼との再婚」を願った女性の末路【昼顔妻の告白 後編】
しかし、彼女は丁寧に話を進めてくれました。
まず、彼の仕事の話題になったんですね。今は食品会社の営業をしているそうなんですが、昔はパティシエを目指していた時期があったそう。でも、残念ながら挫折。次にソムリエを目指してワインバーに勤め始めたそうなんですが、性に合わないと感じて辞めてしまったそう。
その話は、私も以前聞いたことがあったんです。そのときは、“彼も挫折を味わってきたんだな”と共感していたんですが、どうも人を介して聞くと薄っぺらく感じてしまって……。恵里佳も“へぇ~”と、ややしらけた反応をしていました」
結婚の話は進まなかった?
「恵里佳が食べものを注文しようとしたんです。
中華のお店だったので“シュウマイが食べたい”と言うと、彼が店員さんを呼んでくれました。
店員さんが、“いくつか種類がございます”とメニューを指さしました。そこで彼が、“これでシュウマイって読むんですか”と感心しているんです。どうやら、“焼売”が読めなかったよう。食品会社で働いていると聞いていたので、“大丈夫かな……”とは思いました。
そうやって彼に対する評価がじわじわと下がっていくなかで、ついに恵里佳が“結婚とかは考えているんですか?”と質問したんです。