2017年11月11日 11:45
話題の『奥取り』に見る「一人で生きる」「二人で生きる」それぞれの強さと弱さ
多くの女性から支持を受けている『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系)、ご覧になっていますか?
主人公は綾瀬はるかさん演じる伊佐山奈美、隣近所に住む大原優里、佐藤京子の主婦三名。彼女たちの、三者三様の結婚生活が描かれています。
DV・誘拐・連れ去りなど、派手な事件が勃発する一方で、姑と上手く付き合えない悩みや子どもをつくりたいと言い出せない葛藤など、既婚女性に共感されやすい要素も盛り込まれているんです。
■弱さを受け入れる強さ
このドラマには、たくさんの身勝手な人物が登場します。
どの人も「弱さ」を抱えていて、中には誤った「強さ」を振りかざす人もいます。
例えば、第三話に出てくる貴子は元女子プロレスラーで、ママ友いじめの常習犯。貴子が自分を強く見せようとするのは、実は心に秘めた「弱さ」を隠したいからなんですね。
そんな貴子は、本音を奈美に見透かされ諭されます。
そうして彼女は自分の「弱さ」を認め、他者に対して心を開く「強さ」を手に入れるのです。
このドラマのように、自分の弱さと対峙して強さを得ようとする局面が、誰の人生にも一度は訪れるでしょう。
一言で「弱さ」「強さ」と言っても、実は一人で生きる場合と二人で生きる場合で性質的な違いがあるんです。