「毒親育ち」の結婚観…母の過干渉で破断した女性の過去、そして今の想い
「毒親」という言葉を目にしたことはありませんか?
過干渉や無関心、育児放棄など、子どもにとってつらい存在になってしまう親のことを言います。
この毒親の存在は子どもが大きくなってからも、様々なシーンで選択肢やものの捉え方に影響しがちです。たとえば結婚観についても……。
■苦しい状況から脱け出すために
テーマとしては少々ヘビーですが、幸せな結婚を目指すにあたり、毒親に悩んでいる方は、ネガティブ思考の脱却のヒントにしてもらえたらいいなと思います。
記事作成にあたり、「毒親」にまつわる悩みを抱える女性たちにお話を聞かせてもらいました。
■Case1:母の過干渉で破談の経験あり
Aさんは30代前半の独身女性。保育資格を取得してから、小規模の保育所や病院の院内保育所で働いています。
子どもが好きで、いつか自分も家庭を築きたいと思っていると言います。
しかしAさんは、成人後も母親の過干渉に悩んでいました。
「いつどこで、だれとなにをしているという報告は当たり前。しないとうるさいから連絡してました。それが親と同居中ならまだわかるけど、職場の寮にいても電話で報告しろっていうのは異常ですよね」