やんちゃ男子が落語と“運命の出会い”!~「真っ直ぐな男」落語家・瀧川鯉斗【木曜インタビュー ただし、イケメンに限る】vol.2
で、やりたいことを見つけようとしてたときに、映画を観て役者になりたいなと思い、上京しました。
と言っても人脈もないしお金もないから、とりあえずバイトすることにして、求人雑誌で見つけた新宿のレストランに電話したんです。その面接をしてくれたオーナーが、実は本職はミュージシャンって人で。
「お前は何になりたいんだ?」って聞かれて「役者になりたいです」と答えたら「わかった。明日から来い」と言ってくれてお世話になることになりました。
そこのレストランはピアノがドンと置いてあって、生演奏のバンドを聴けるし、年に2回、落語会も開催してたんです。それで落語会の日、オーナーに「お前、役者になりたいんだったら落語くらい見ておけ」と言われ、勉強になるんならそうしようと思って、客席の後ろで見せてもらいました。
◎生まれて初めての落語に驚愕!
うちの師匠(瀧川鯉昇師匠)が「芝浜」を演ったのですが、一人で何役も演じ分けるし、すごく面白いし、「何だこれ!」って衝撃を受けたんですよね。
30分もの間、一人で演じ続け、スポットライトを浴びる仕事って他にないんじゃないか?これはすごい!と思って、その日のうちに師匠に「弟子にしてください」