恋愛情報『テレビはNG…俗世間から一線を置く神職修業時代~「楽天的な男」歌う神主・壮紫【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1』

テレビはNG…俗世間から一線を置く神職修業時代~「楽天的な男」歌う神主・壮紫【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1

2018年6月21日 15:00
 

テレビはNG…俗世間から一線を置く神職修業時代~「楽天的な男」歌う神主・壮紫【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1

日々、忙しく過ごしていると身も心も疲れちゃいますよね。「もうしんどい」「何もしたくない」そんな女性のみなさんに最高の癒しのご褒美=イケメンのインタビューをお届けします。

しかも、そんじょそこらの、やわなイケメンではありません。登場するのは酸いも甘いも噛み分けた「大人のイケメン」ばかり!

毎週木曜日は、ココロニプロロ編集部が厳選したイケメンたちの人生や仕事・恋愛にまつわるお話に耳を傾けてみましょう。そこにはあなたの恋や仕事に活かせるヒントが隠れているかもしれません。

■俗世間から一線を置いた修行の日々を経て…

第5弾は、歌う神主・壮紫さん。神聖系イケメンの登場です。

ココロニプロロの連載『ムンロ王子のシンデレラへの道』でもおなじみの、ムンロ王子のライブに出向いた編集部スタッフ。そこでゲストとして素敵な歌声を聴かせてくれたのが、今回ご紹介する壮紫さんでした!

取材中はその凛々しい姿や端正なお顔立ち、祝詞(のりと)で鍛えた美声に心酔しきり!いろいろとお話を聞かせていただきました。

Q.1 簡単に自己紹介をお願いします
「歌う神主」の壮紫(そうし)と申します。出身は、クレヨンしんちゃんで有名な春日部市です。神職でありまして、今は埼玉県の春日部市、杉戸町、宮代町のそれぞれ計17社のお社(やしろ)を兼務しています。

歌う神主・壮紫


◎兼務って大変そう!
単純に数の問題なんですけれども、神社の数って今はだいたい約8万社あるんですね。それに対して、神職は約2万人しかおりません。圧倒的に神社の数のほうが多いので、1人の神主がいくつかのお社を兼務して見ていかなければならない状況なんです。

私は17社ですけれど、多い人は30社以上兼務しています。とはいえ、みなさんがご存知のような大きな神社を何社も兼務するわけではないんですよ。田舎にひっそりと佇む小さな神社ってありますよね?私の場合も、そういう神社を含め、17社を兼務しているんです。

◎神社本庁と各神社の関係性って?
簡単に言うと神社本庁は、各神社を統括して窓口になるところです。各都道府県に神社庁を持っています。

例えば、私は春日部なので、埼玉県の神社庁の統括下の神社でご奉仕しているんですね。それらの全てを統括するのが神社本庁です。こちらは明治神宮のすぐそばにあります。

Q.2 子どもの頃の将来の夢は?
小さい頃は警察官になりたかったんです。なぜかと言いますと、警察官ってわりと身近な存在じゃないですか。小学校に通うときも、子どもたちを交通事故から守るために道に立っていてくださったりしていましたし。

あとは、私のおじさんが警察官だったこともありますね。男の子にとってはあの制服がカッコいいわけですよ。敬礼のポーズも凛々しく見えました。しかも正義の味方なわけですから、小さな男の子は憧れてしまいますよね。

Q.3 学生時代はどんなふうに過ごしていましたか?
小学校、中学校ともにずっと野球少年でした。野球が大好きで、中学校の頃は主将をやらせてもらっていました。熱中して毎日、野球をしていましたね。

大学時代は、もう神社のことばかりの日々でした。というのも、神社に住み込みで修行をしながら学校に通っていましたので。

Q.4 神職を目指す場合、どんなことを学ぶのですか?
日本には神道を学べる大学が2つあります。関東なら私が通った国学院大学。西日本であれば皇學館大学がありまして、その2校のいずれかに通うと神職の資格を取得できます。

よく「神主さんって資格があるんですか?」と聞かれるのですが、もちろん我々も資格を持っています。神職としての心構えや作法なんかを、全て学んだうえで資格をいただくということですね。

Q.5 修行の内容を教えてください
まず、神主になる人は、基本的に家が社家(しゃけ)なんです。社家というのはもともと神主の家柄だとか、実家が神社であるとかね。そこから神職になるパターンが一番多いんです。

そして大学卒業後は、何年か大きな神社でご奉仕をし、ある程度、神職としてのスキルなどが身についたら、実家に帰るという流れが非常に多いですね。ほとんどの方はそうではないかと思います。

ちなみに私は、浅草にある浅草寺さんの隣の浅草神社で、住み込みで修行をしました。

◎修行期間はどのくらい?
「石の上にも3年」と言いますけれども、だいたい2年ぐらいですね。学生の頃に学校に通いながら、まず2年間修行をして、あとはまたほかの神社に勤めて、というかたちになります。

歌う神主・壮紫
◎修行は必須?
資格を取るためには、神社での実務の経験が必須なんです。学生時代に修了していなくても、結局は卒業後にどこかの神社で住み込みでご奉仕をして、修了するという流れになりますね。

◎実家の神社で修行するのではダメ?
実家の神社だと修行にはならないですよね。身内ばかりなので、甘えが出てしまう可能性もありますし。ですから、やっぱり外に出て修行してくるというのが一般的です。

◎ステータスはありますか?
ありますね。神主の世界でも、修行が非常に厳しいとされる神社もあるわけです。そういう神社の出ならば、「なんでもできちゃうよね」という見極めにはなるでしょうね。

本当に厳しい神社や山奥にあるような神社だと、あまりにも厳しくて、すぐにやめてしまう学生もいるそうです。そこに何年も在籍して、神職としての礎(いしずえ)を築いたとなると、信頼はかなり厚くなりますね。それがいわゆるステータスになるかとは思います。

◎つらい修行~神様のことだけを考える日々
当時は毎日、つらかったですね。修行というのは、いわゆる俗世間から一線を置いた生活を送るわけなんです。例えば、テレビは一切見られませんでした。全くの世間知らずでは仕方がないので、新聞には目を通したりしましたけれども。

とにかく神様の近くに身を置いて、神様のことだけを考える日々でしたね。けれども、やっぱり学生のときは若いですから、周りの友だちを見て「いいな」と思うこともありました。

◎炎天下の草むしり!
境内を清浄に保たなければいけないので、夏は草むしりをすることが多いんです。炎天下にひたすら草をむしる1日というのもあるんですよ。そういうときは「私は何をやっているんだろうなあ」なんて思うこともありました。

そんな日々を送っていたからか、学生時代のほうが白髪が多かったですね。体を壊して、胃に穴が開いたこともありました。周りのいろいろなことに気を遣ったりしたことが、学生ながらにプレッシャーとなり、ストレスになっていたのかな、なんて思うと、やっぱり毎日が修行でしたね。

◎羽を伸ばせるのは夏休みだけ
修行中の楽しみは夏休みですかね。1週間ほどもらえるのですが、それが唯一、羽を伸ばせる時期でした。夏休み中は実家でのんびりしたり、ちょっと旅行をしたりしていましたね。

Q.6 尊敬している人は?
修行していた浅草神社の禰宜(ねぎ)さんですね。その方に、神職としてのいろは、心構えを教えていただいたので、尊敬・感謝が尽きません。今でも、忙しい時期にはお手伝いに行くこともあります。

Q.7 神主になると決めたのはなぜ?
よし、神主になろう!というのは正直ありませんでした。小さな頃から神社事、神様事が身近にあったので、自然の流れでなったように思います。

父は東京の神田明神に奉職しているんですけれども、子どもの頃からそこに出入りをして、お正月のお手伝いなどをさせていただくうちに、自然と「私は神主になる」と思った、そんな感じでしたね。

Q.8 神主の仕事について教えてください
◎神主さんの1日とは?
立場にもよりますが、一般的にはだいたい朝の7時から8時頃に出社して、まずは掃除から始まります。1時間ほど境内の清掃をし、あとは御社殿、神様の近くをきれいにしますね。

その後、9時ぐらいにお札やお守りを頒布している社務所が開きます。それと同時にご祈願の受付が始まって、ご依頼が入れば、その都度ご祈願をします。

神様事自体が、日が昇ってから沈むまでとされていますから、だいたい夕方の5時、夏場だと6時頃に閉門となり、大きな御扉を閉めて終了となります。

歌う神主・壮紫


神主というのは祭礼が最も大事なので、とにかく御社殿での一般のご祈願であるとか、そういった祭儀をしているわけですね。裏方のことは事務の人や巫女さんたちがやってくださいます。

◎基本的にNO残業
閉めたらすぐに着替えて帰ります。一般の企業だと残業がある所も多いようですが、神社は特に残業はありませんね。まあ、お正月などの繁忙期を除けば残業というのは基本的にありません。

◎神職はお休みが少ない
一般的に、神社の休みは月に4日程度です。泊まり込みもあったりしますから、休みはかなり少ないですね。1週間、1日も休みがないときもあります。

仮に休みを選ぶとしたら、仏滅の日に休むというのはありますね。なぜかと言うと日本では、大安の日に結婚式を挙げたり、仏滅の日はお祝い事を避けたりする習慣がありますでしょう?

これは実は、神社とは一切関係がないんですね。でも、参拝者の方が気にされるため、我々もこちらに左右せざるをえないわけです。ですから、仏滅だと神社は暇だったりするんですよ。それが、おおよその休みの目安にはなります。ただ、土・日曜日は基本的に休みはありません。土・日明けの月曜日は休みのことが多いですね。

Q.9 神主の仕事に定年はありますか?
会社組織に値するような大きな神社であれば、65歳が定年となります。けれども、神職としての引退はありません。神の道というのは生涯を通しての道ですから。

Q.10 神主の職務で大変なことは?
常に律することではないでしょうか。人間、どうしても甘えだとか、楽な道を選びがちですが、神社に身を置く神職としては、常に自分を追い込む姿勢が大事だと思います。これは学生時代の修行のときに先輩にたたきこまれたことです。

もし手が空いているのであれば掃除をする、常に神様にご奉仕をする、神様のことを考えて行動する、というのがあります。それらをやることが大変というよりは、常に自分をそこまで追い込む、律することが大変かもしれませんね。

Q.11 職務のどんなところにやりがいを感じますか?
やりがいがあるから続けられるんだと思うんですね。神職として最も大切なのは神様にご奉仕をすることですけれども、実務としては、対人ということが非常に多いわけです。

神主は神様と人との間に入って、その人が願うことを神様にお伝え申し上げるのが役目ですから。そういう意味では、人の人生の節目に立ち会うことが非常に多い仕事だと思います。

日本人の多くは初宮詣に始まり、七五三、成人式、結婚式といった人生の節目節目にお祀り事を行いますが、それらは祝い事ですよね。

そのような節目のときに立ち会った際、晴れやかな顔や、喜んでいらっしゃる姿を見るとこちらも幸せな気持ちになりますし、やりがいにつながります。

「神主さん、ありがとうございます」という感謝の言葉をいただくたびに、神主でよかったな、と思ったりもしますね。

野球漬けの少年時代から、神様のことだけを考える住み込み修行を経て、神職に就かれた壮紫さん。

次回は「歌う神主」の誕生秘話、もしも神主になっていなかったら…などなど、盛りだくさんでお届けします。お楽しみに!

【続きは6月28日公開】お楽しみに!

プロフィール
歌う神主 壮紫

代々神職の家系に生まれ、日々神様に御奉仕しながら音楽を通して神社や神様事を広めるため活動している。2005年、神職に就く。2011年、音楽活動を開始。2016年10月、歌う神主壮紫に改名し同時に、専属バンドIyasakaを結成。
日本の美しい言葉である大和言葉を用い、神話に基づく楽曲を中心に、唯一無二の音楽を志す。
全国各地の神社やLIVE会場で活動。2016年 靖國神社、2017年 高麗神社での奉納LIVEも成功させた。
2017年10月に開局された八王子FMで、火曜日21時から55分間の番組「わたくし歌う神主壮紫と申します!」のパーソナリティを務める。

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