2017年3月11日 10:15
アドラー心理学に学ぶ、恋人との信頼関係を築くコツ…もう孤独とは無縁!
です。
これは、家族や伴侶を相手とした人間関係を指します。生活や運命を共に過ごす相手とのつながりです。
■自分と他人との境界線
仕事仲間でしかない異性だと、不用意に自分のプライバシーに踏み込まれたくないですよね。
でも、好きな人には自分のプライバシーに興味を持ってもらいたい。そんな願望を抱いたことはないでしょうか。
「愛のタスク」に属する相手には、プライバシーを共有できるような親密感を求めたくなりますし、「好きな人とは、同じものを見て同じように感じて、考えて、思うことも同じであってほしい」というふうに、自分と相手の「同一化」を期待する人が多いのです。
しかし、たとえオシドリ夫婦でも、同じ人間になることはできません。
他者は自分とは異なる存在だという点を理解し、意識して心理的な境界線を引けることは、円滑な対人関係を築く上でとても重要です。
「心理的な境界線を引く」と言うと、心の距離を置くように感じられるかもしれません。言い方を変えればそれは、自分と相手を客観的に把握する「目」を持つということです。
だいたいの人は親しくなればなるほど情に流され、客観視できなくなってしまいがち。相手はどういう人間で、自分にはどのような能力があるのか。