『罪と罰』は、まさにデスノート×ギャルゲー!?③【ラブホの上野さんの「オタクにモテてもしょーがない」第6回】
『ラブホの上野さん』でもおなじみ!Twitterで20万人以上のフォロワー数を誇るラブホスタッフ上野さんが、アニメや漫画、文学作品から学び取れる、現実世界でも通用する"モテの極意"を解説します。参考になる点も、反面教師にしたい部分も、上野さんならではの冷静な目線でズバズバ切り取ります。オタクにモテるだけじゃない、普遍的なモテの真髄がそこにあるはず…!?
■兄(と母)のために身売りをする妹ドゥーニャが金持ちから愛される理由
時はロシア革命前の帝政ロシアのサンクトペテルブルク。
物凄く簡単にこの時代のことを説明すると、格差が酷すぎて明日にも革命が起きそうな社会。今の日本も十分に閉塞感が漂っておりますが、それよりもさらに閉塞感に溢れた社会だとお考えいただければ幸いです。
さて、その町のボロ屋の屋根裏に住むラスコーリニコフは大学を追い出され、傍目から見れば自堕落な生活をしておりました。
しかし、何も彼はただゴロゴロしていたわけではありません(自称)。なんと彼の頭の中では緻密な殺人計画が練られていたのです(自称)。
そのターゲットは金貸しの老婆※。とんでもない高利貸しで、彼女に金を借りた人はみんな破綻していくという闇金ウシジマくん的な老婆でした
※金貸しの老婆
彼女は質屋なので、金利が高いというよりは、質草を安く買い叩くタイプ。