2017年10月11日 12:30
『罪と罰』は、まさにデスノート×ギャルゲー!?⑤【ラブホの上野さんの「オタクにモテてもしょーがない」第6回】
ですがもし、どうしても好みを変えられないのならば、そんなダメンズを非ダメンズに成長させる必要があるのです。
というわけで、3人目の女性にして、本作のメインヒロインである「ソーニャ」のお話をさせて頂きます。
■あなたが悪い、だけど私はあなたの味方だ。
まず彼女は先ほどの説明にもあった通り、自分の家族を養うために売春婦として働いております。この点からも妹キャラのドゥーニャと同じように、いざとなったら身を削るという覚悟があると言えるでしょう。
ただこれだけでは単なるダメンズ製造マシーンでしかありません。実際、彼の父親であるマルメラードフは罪と罰の中でも1位2位を争うクズ男。
しかし、ソーニャが歴史に名だたる名著のヒロインである理由は、その上であることが出来るからだと私は思います。
男女問わず、恋人にこのスタンスを貫ける人は本当に少ない。そしてこれさえ出来れば、恐らくは恋愛において怖いことは何も御座いません。
「あなたが悪い。だけどあなたの味方だ」という立ち振る舞い。
ダメンズを「いいよいいよ、あなたは悪くないの」と甘やかす女性はいくらでもおりますし、女性に対して「姫は何にも悪くないよ」