2017年10月10日 12:30
『罪と罰』は、まさにデスノート×ギャルゲー!?④【ラブホの上野さんの「オタクにモテてもしょーがない」第6回】
「あんたはいつになったら仕事をするの!?」という言葉1つとっても彼女の愛情が伺えます。ナスターシャとラスコーリニコフが夫婦なら分かりますが、別に2人は付き合っているわけでもなんでもないのですから、ラスコーリニコフが破産しようが死のうがナスターシャには関係がないこと。にもかかわらず、ちゃんと叱ってくれる上、なんだかんだで面倒を見てくれているナスターシャが彼に対して愛情を持っていたことに疑いの余地は無いでしょう。
ナスターシャは自分の仕事を全うするだけならば、ラスコーリニコフを放置しても良いですし、仮に掃除をするにしてもマニュアル的に掃除をすれば良かったのです。それなのに、掃除をしてなおかつ叱ってくれる。男性にとってこんなに有難い存在はおりません。
実は男性は女性から叱られたい生き物なのです。
この点に関して言えば、男性はマザコンであるのは間違いありません。
自分がダメなとき、悪いことをした時、男性は女性に叱って欲しいのです。しかし、社会に出ると男性は「叱られること」が御座いません。
男性が波に乗っているとき。例えば自分が創業した会社が絶好調の時などは、どんなに悪いことをしても周囲の女性は笑って見過ごします。