連載記事:リアル・モンスターワイフ、再び
夫をかまってあげてる? あなたの「夫放置系モンスター」度チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第26回】
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前回は、夫のことなどまるでかまわず、子どもを連れて実家に入りびたるあずささんのケースをご紹介しました。
初めての妊娠・出産・育児では、誰もが不安になって当然です。つわりがひどい時や、暗中模索状態の子育て中には、誰かに頼りたくなるのも分かります。
そんな時、
実家は心強い味方です。最も気がねなく助けを求められる存在ですし、特に母親は、娘のことを熟知している。望む時に、望む形のサポートを、サッと提供してくれる実家や母親…
「ママ1年生」になったばかりの娘がすがりたくなってしまうのは、確かに当然でしょう。
まず、実家の
親側にも問題があることを理解しておきましょう。「娘」はすでに結婚をして「妻」になっているということを忘れてはなりません。
受け入れすぎてしまう親に、そのまま甘えてしまうのは妻失格です。
結婚というのはパートナーとともに、新しく自分の家庭を築いていくという約束です。その約束をした以上、自分の都合だけ考えて「娘」の立場に固執し、「妻」としての立場や役割を放棄するのはルール違反。
自分の都合や利益しか見えなくなり、相手に対する思いやりが持てなくなる。これは
モンスター化の始まりです。
こうした話をすると、「でも、夫に頼れないんだもの。実家に頼るしかないじゃない」「夫が頼りないから実家に頼っているのに、それで文句を言われても…あなたのせいよ、って感じです」と反論されることがあります。
「夫に頼れないから、実家に頼るしかない」と考える妻。
「娘が大変な時には、助けてやりたい」と思う妻の実家。どちらにも悪気などないのです。けれども、注意していないと、この
「妻・実家協力体制」が夫婦仲を崩壊させる恐れがあるのです。
あなたもそんなリスクを抱えていませんか?
■「夫放置系モンスター 実家帰り」度チェック
ここでは、あなたの「夫放置系モンスター 実家帰り」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?
1. 一人っ子もしくは末っ子で、親から愛され、甘やかされて育った。
2. 母親とは「友だち親子」のような関係で、行動をともにし、あらゆることを相談してきた。
3. 母親は専業主婦、あるいは時間の融通がきく仕事をしており、なにかあればすぐにかけつけてくれる。
4. わが子は実家にとって、待望の初孫だ。
5. 結婚後も経済的に実家に頼ったことが何度かある。
6. 夫が、夫として父親として頼りにならず、「最後の砦(とりで)は実家」という安心感が常にある。
7. 子どもが生まれたら子どもが最優先、夫は2番目だ。
8. 自分は難しい状況に直面すると、「できるまで自分でやる」よりも「できる人にやってもらう」タイプだと思う。
9. 不安を感じやすく、すぐ誰かにLINEや電話をしてしまう。
10. 夫婦間で問題が生じたら、話し合わず、面倒ごとを回避するスタイルを取ることが多い。