恋愛情報『嵐のラブソングで知った「恋の手ざわり」』

2021年6月9日 17:00

嵐のラブソングで知った「恋の手ざわり」

嵐のラブソングで知った「恋の手ざわり」


その少年は、いつもそこにいた。

駅の改札を出てすぐの、白い壁。彼は旅行代理店のポスターの横で、両手をポケットに突っ込んで立っていた。中学の野球部のエースだった少年だ。物静かで、どこか怒っているようで、騒がしい女子が何より苦手そうな、寡黙な男の子。

彼は友達の恋人で、初めて私に“恋の手ざわり”を教えてくれた人だった。

■『君は少しも悪くない』に重なる彼の姿

『君は少しも悪くない』を聴くと、いつも彼を思い出す。

嵐のラブソングは、ピュアな初恋から永遠の愛を誓うものまで、レパートリーが幅広い。そんな中、セカンドアルバム『HERE WE GO!』に収められた『君は少しも悪くない』は、甘いささくれのようにぴりりと胸に引っかかる、私にとって忘れ得ぬ一曲だ。

“君はもう キスの最中でも

着信を待つことをやめない

誰なのって訊けないまま

僕の恋はねじれてく”

胸がつぶれそうなほど切ない歌詞。心ここにあらずの彼女を責めることもできず、他の男性と愛し合うさまを思っては悶え苦しむ。哀しい少年の姿に、くだんの彼が重なる。

彼の恋人・トモは、どこかミステリアスな美少女で、私の同級生だった。

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