恋愛情報『え、キモ……。イケメンと花火大会に行って幻滅したワケ』

2021年8月29日 11:10

え、キモ……。イケメンと花火大会に行って幻滅したワケ

私は壁を見ながらカズヨに指でOKサインを出した。

「テツジ、何時にホテル行けばいい?」

「俺らホテル前の海岸いるから適当に来て〜。じゃ、また」

199X年!世紀末のご到来、アバンチュールの匂いがしてきたぜ!

「カズヨ、ワキシュー貸して!あと化粧品も」

「ちょっとシャワー浴びてくるから、適当に借りといて」

憧れの「本州の大学生」との出会いに向けて、私たちは爆速で準備をしたのであった。

■どストライクのイケメン降臨!

ホテル前の海岸に原付で乗り付けると、テツジはマリングッズの片付けをしていた。

その刹那。

さらっさらのロン毛をなびかせながら、彼は振り返った。

海んちゅ育ちなら分かる、丘サーファーなんかじゃない、本物の潮焼けした茶髪だ。

切れ長の瞳、高い鼻、さっぱりと整った顔立ち。(今なら韓流の塩顔イケメンとでも言ったところだろうか……)引き締まった肉体は真っ黒に焼けている。あの頃は濃い顔をした男性がイケメンともてはやされて大ブームだったけど、島んちゅの私たちからしたら、濃い顔をした男なんてもう心底飽き飽き!!!

顔が薄い男性(女性)はそれだけで、島では強烈なモテアドバンテージを放っていた。

いっ

いっ

いっ

イケメンじゃーん!

(大感動&興奮!しかし悟られるなポーカーフェイス死守!)

関連記事
新着まとめ
もっと見る
記事配信社一覧 上へ戻る

Copyright © 1997-2022 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.