セックスさえしなければ性病はうつらないと思ってはいませんか?
実は性器と性器の接触がなくても、性病はうつる可能性があります。例えば、口や皮膚を通じて感染する場合もあるので、セックスさえしなければいい、という問題ではないのです。
オーラルセックスやキスでも
性病は性器と性器とが触れ合うとうつる、と思っている人も多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。
フェラチオやクンニリングスなどのオーラルセックスや、アナルセックスでもうつることがあります。つまり病原菌のある精液や膣分泌液や血液が、性行為以外で口や性器や皮膚の傷口などから感染する可能性も十分あるのです。
例えば、風俗でオーラルセックスをした場合、相手が保菌者ならうつるかもしれません。しかし、インフルエンザのように咳をして近くにいる人が感染するようなことはありません。
それではキスはどうでしょうか?
もし相手の口腔内に淋菌やクラミジアがあっても、ふつうのキス程度では感染する確率は低いでしょう。
けれどもヘルペスは皮膚と皮膚でも感染するので、キスするときの皮膚の接触で感染する可能性はあります。
このような性病の疑いがある場合、キスはしないほうがよいでしょう。