絶世の美男子の恋物語を綴った「源氏物語」。
平安時代から読み継がれるこの物語には、いつの時代も変わらない悩み多き男女の恋愛模様が描かれています。
そんな源氏物語を支えるのが源氏が恋に落ちる個性豊かな姫君達です。
源氏から愛された、その"愛され力"を彼女達から学んでみましょう♪
知的な女〜六条御息所〜
六条御息所は10代の源氏が恋した年上の女性です。その年齢差は諸説ありますが、一回り前後だったのではないかと言われています。
また、彼女は源氏にとって初めての愛人でもありました。
年上ならではの淑やかさもさることながら、その聡明さに同じく頭脳明晰な源氏は心惹かれました。むやみに姿を晒さない平安時代の高貴な男女は、仲を深める為に手紙や詩の交換をします。
詩のセンスや字の上手さが恋愛においても重要なポイントだったのです。
また、勉学に励む若い源氏にとって、御息所との時間は学ぶところが多く、セックス以外の時間も楽しめる魅力的な女性だったのです。
年下男子を虜にした知的な逢瀬
今も昔も、"女が年上"であることは少なからず特殊なことです。
特に日本人男性は若い女性を好む傾向にあります。
そんな年齢差を超越して源氏が六条御息所に惹かれたのは、やはりその"知的さ"にあったと言えます。