2017年8月18日 11:30
西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第六十回目。
先日、友人から「会社のみんなと暑気払いでビアガーデン行くからおいでよ」とのお誘いをうけ参加してきました。
とあるデザイン会社の暑気払い。
私はもちろんそこの社員ではありませんが、忘年会だの送別会だのことあるごとに声をかけていただき、それがまた楽しいもんだから、ついのこのこと顔を出してしまいます。
ただ毎年のように紹介される新入社員がどんどんと若くなっていて…、いや、私が歳をとっているのか。
そのため、今ではみんなが完全に恋愛圏外。何とも寂しい限りです。
その日も私が到着した時にはすでに若者が10人ほど集まっておりました。
空いている席にいそいそと座ると、隣に座っていた年下くん(何度か会ったことあるけど名前を憶えていない)が「あれ?怪我しちゃったんですか?」と訊いてきました。
私が「は?」と言うと年下くんは、絆創膏を巻いた私の薬指を指差しました。
やだ、おばさんったら怪我したことすら忘れていたわよ…。
「ああ、これね。何かぱっくり切れてたんだけど、いつ切れたかもわかんないんだよね」と、もうおばさんを通り越してボケ老人のような答えをする私。
しかし、年下くんは「そうなんですか」