2017年9月1日 11:30
西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第六十一回目。
ここ最近、ただでさえ少ない持ち物をさらに減らす作業をしています。
これって断捨離ではなく、むしろ終活に近いよなあなどと思いながら、必要ないものを迷いなく処分していきます。
アラフォーになって物に対する執着がますますなくなりました。
私の家は、ちょっとした自由が許されている刑務所(南米とかにありそう)の独房よりも物が少ないんじゃないかと思います。
そんな中、先日一人暮らしの独身男性の家に伺う機会がありました。
ずかずか入ってぐるりと彼の部屋を見渡した私は「ああ、やっぱり」と思いました。
以前、彼の友人が「こいつ、家で観葉植物とか育ててるんだよ。寂しいやつだろ~」と言っているのを耳にした時にすでに予想はしていたのですが、実際に彼の部屋に足を踏み入れて「やっぱり」なのでした。
観葉植物が家にある男ってのは、絶対にモノをごちゃごちゃ置いてるんですよ。
モノに囲まれているのが平気な男なんですよ。
これまでの統計上100%の確率。
といっても統計をとっているのが3人ぐらいなので論文に書いて『ネイチャー』に掲載するのは難しそうです。
彼の部屋の片隅に積み上げられた靴の箱は優に50足を超えていて、一番下の靴なんてもう何年も取り出していないんだろうなと思いました。