子育てにおいて、食事における悩みは尽きないものですが中でも一番ママを悩ませるものが「好き嫌い」ではないでしょうか。好き嫌いの多い子どもが多い理由とは何でしょうか。そして、克服していくためにはどんな工夫をすると効果的なのでしょうか。
なぜ好き嫌いが起きるのか?
親は子どもにバランスの良い食事を食べて欲しいと願いますが、特に野菜を嫌がる子は多いと思います。子どもの好き嫌いが始まるのは一般的に2~4歳頃と言われています。野菜を嫌いになる理由はいくつかあります。
・野菜独特の食感と舌ざわりが嫌い
・青臭さや強い臭いを苦手と感じる
・見た目が嫌い
・渋みや辛みが苦手
このような理由から本能的に「食べてはいけないもの」と認識してしまうこともあるようです。
また、口の中にあり味覚を感じる「味蕾(みらい)」の数にも原因があるといいます。
味蕾が多いほど味を感知する能力が高くなりますが、生後3ヶ月くらいから徐々に増えて1万個まで成長し、年齢とともに徐々に減っていきます。
20代になると5千個まで減ってしまう人もいるので、大人は子どもの半分しか味覚センサーがないということになります。味蕾の数が多いため、子どもの方が味に敏感となり、苦みや酸味を強く感じるのです。