2019年2月20日 18:00
「選ばれる女になりたい」のは、シンデレラ・コンプレックスのせい?
コレットが「女性の幸せは男性によって決まる。従順で美しくさえあれば、いつか王子様が現れるはず」という想いにとらわれて、自主性や社会性を失っていく様子をシンデレラ・コンプレックスと名付け発表したのは、1981年のこと。今から30年以上も前です。
ですが、現在においても、このシンデレラ・コンプレックスを抱いている女性は少なくないように見えます。
シンデレラ・コンプレックスにとらわれるとどうなる?
「シンデレラのように、理想の男性がいつか現れるかもと考えて、美しさを磨き、見事王子様をゲットできたとしたら、それはそれで問題はないのでは?」と思われるかもしれません。ですが、シンデレラ・コンプレックスにとわられることには、王子様(のように思える人)に出会えても出会えなくても、大きな弊害があるのです。
王子様に巡り会えたとしても、自分の幸せが王子様次第という状態であれば、王子様に奴隷のように従わざるをえない状況になってしまいます。王子様がいつまでたっても現れず、かといって社会的意義がある活動に邁進するモチベーションも上がらず、ひたすら美しさを保つこと、選ばれようとすることに専心すると、どうなるでしょうか。