2017年12月24日 10:20
紗倉まな✕ヨシダナギ:「大きくなったらマサイ族になりたい」が、はじまりだった【後半】
というイメージを変えたくて撮っていたんですが、アフリカ人に興味がない人はそもそも検索しないから写真にたどり着いてもらえなかったんですよね。そこで、“まったく興味がない人にどうしたら目にとめてもらえるだろう?”って考えたときに「作品撮り」という方法に行きついたんです。非現実的なかっこいい写真が撮れれば、興味がない人の目にもとまるんじゃないかと。
紗倉:そこから、「ヒーロー」を連想させるような構図が誕生したわけですね!
ヨシダ:そうですね。幼少期の、マサイ族は私のヒーローだったという原点に返って。好きな「ヒーロー」を選んでもらうような感覚で見てもらえたらなと思っています。
■◆マサイ族は憧れ。恋愛対象にはならない
紗倉:ナギさんはいろんな民族の方に会ってきたかと思うんですが、恋に落ちちゃったこととかないんですか?
ヨシダ:そういうのはないですね。
私の中で彼らは“実在するけど手の届かないかっこいい人”でいてほしくって。
紗倉:ハリウッドスター的な?
ヨシダ:そうそう!それで、その人たちを演出して世に売り出すのが私のポジションだと思っているので。
紗倉:そもそもの恋愛対象ではないわけですね。