いま付き合っている恋人にもまた浮気をされるかもしれない、また捨てられるかもしれない、本当はそんなに愛されていないかもしれないと思うと不安になり、愛情を確かめたがったり、もっと愛が欲しいと求めてしまうのです。
過去のトラウマから、恋人からの愛情を信じたいのに信じられず、それゆえに激しい束縛をしたり愛情を試すような行為に走ったりもします。
■愛を受けずに成長してきた
成長過程で両親など、家族からの愛情を充分に受けないまま成長した場合、長年の愛情不足から愛情を求める気持ちが人一倍強く、恋人にべったりと依存したり、自分を愛してくれることを強く求めたりします。
しかし、心の奥底に「親に愛されなかった自分が、誰かに愛されることはないかもしれない」という根の深い不安があるため、恋人からの目に見えない優しさや愛情を感じにくくなっていて、目に見えてわかりやすい愛情表現ばかりを求めてしまうことも。多数の人間から愛されることを欲して八方美人に見える態度をとることもありますが、基本的に欲しているのは家族からの愛情であるため、家族の次に親しいといえる恋人からの愛情にこだわり、いわば家族の代わりに自分を愛してくれることを求めています。