指先を彩るネイルアート。繊細なアートを施したり、ネイル用のパーツを使って立体的にしたりと、自分らしさをネイルで表現している人も、多いのではないでしょうか。日本酒愛あふれる指先!大好きな日本酒を、日々楽しんでいる、みちゅ(@michu_osakegirl)さん。『日本酒を可愛く』をコンセプトに、SNSで自身の日本酒ライフなどを発信しています。日本酒愛の詰まったネイルアートをTwitterで公開したところ、「真似したい」「超大作」などの声が寄せられました。その作品が、こちらです!これ最高傑作では...!?指先から溢れる日本酒圧がすごい!笑仕上げをマットな質感にしたら、昭和レトロっぽさが増して渋い&可愛いです。日本酒ネイル可愛すぎるよぅぅ。これからもずっと日本酒を愛していくぞ... pic.twitter.com/UzkbXeIZL2 — みちゅ|日本酒を可愛く.* (@michu_osakegirl) October 9, 2021 日本酒ラベルがズラリ!指先から、日本酒への愛があふれています!よく見ると、親指には樽酒、小指にはワンカップ酒を選ぶなど、爪の大きさに応じた日本酒が割り当てられていますね。これまでにも、日本酒ネイルを披露しているみちゅさん。今回は、大手メーカーの銘柄をテーマにして、ネイリストさんにお願いしたそうです。写真を見た人からは、さまざまなコメントが寄せられました。・すごい迫力!・これは酒豪すぎる!・見覚えのあるラベルが並んでいます!レトロでかわいい。・飲みに誘ったら断られなさそう。こんなかわいいネイルをしていたら、日本酒好きな人とはもちろん、あまり詳しくない人ともお酒トークが弾みそうです。日本酒ネイルをして、寒い季節に熱燗を味わうのも乙ですね。日本酒のネイルを手がけた、ネイリストのアンリッホさんについて知りたい人は、こちらをチェックしてみてください。Twitter:@anri6624Instagram:anri_nailart公式サイト:『Our Jam』[文・構成/grape編集部]
2021年10月15日ー 女性ならではの繊細な感性で、様々な美しいプロダクトを生み出す女性クリエイターたち。連載【Creation by Ladies】では、そんな彼女たちの作品...そしてその作品に込められた想いや背景を紹介していきます。 ——————————————— 第4回目は、ガーリーな世界観が大人気!『MICHU COQUETTE』のmichuさん。 『MICHU COQUETTE(ミチュ コケット)』 カラフルなフラワープリントにリボン、キラキラと光るビーズにスパンコール…。そう、あの頃少女だった私たちがきっと永遠にときめいてしまう、そんなガーリーなアイテムたち。女性なら誰でも、手に取らずにはいられないだろう。 ただのガーリーに留まらず、大人女子を釘付けにしてしまう、そんな引き込まれるような不思議な魅力を持ったブランド『MICHU COQUETTE』を、デザイナーのmichuさんがスタートさせたのは2005年のこと。 — 「幼いころから絵を描くのが好きで、自分で考えたファッションを着た女の子の絵をいつも書いたり、好きな漫画の模写などをしていました。カラフルな明るい色使いが好みなこと、一度思いついたら集中して没頭してしまう性質は、この頃から今でも変わらないと思います(笑)。 高校の頃、美大に進みたいと思っていたんですが親に反対され、美術や服飾とは全く関係ない分野へ。でも、やっぱりどうしてもそちらの方にときめきを感ぜざるを得ないんですね。なので、働きながらデザインスクールに通ってカラーコーディネーターの資格を取ったり、企画やプレゼンを教えてくれる塾などに通ったりしました。けれどその時はまだ漠然と学ぶことが楽しいというだけで、模索をするも、何を具体的にしたいのか自分でも分からずにいたんです。そんな時間がしばらく続きましたね。 時を経て、結婚後の妊娠中に仕事を辞めなければならなくなった時に時間を持て余していたので、ミシンを購入して子供に着せたい服や自分の服やバッグなどを色々作り始めたんです。そうしているうちに友人のお仕事の縫物の手伝いを始めたり、個人的にオーダーを頂くようになっていきました。そんな流れの中で『MICHU COQUETTE』を立ち上げるに至りました。しかしミシンもデザインも、アクセサリー作りもほぼ独学。一人でブランドを立ち上げたうえマーケットの勉強もしていなかったので、様々な苦労も経験しました(笑)。本当に“好き”の気持ちだけでやってきたという感じです」 当初は、ヴィンテージファブリックやリバティプリントの生地を使ったバッグやポーチの制作など、ソーイングからスタート。そんな折、michuさんはvintageカボションと出会う。その可愛さに衝撃を受け、ほどなくvintageカボションを使ったアクセサリーを作り始める。 ▲『MICHU COQUETTE』のアイテムに欠かせない存在、vintageカボション。 — 「ヴィンテージスタイルとモダンスタイルと掛け合わせた感じが好きで、ブランド立ち上げ当初から"I’m in love with fusion of vintage modern style."をブランドコンセプトとして掲げて続けています。ブランド名のcoquetteには"小悪魔“や"洗練された大人の女性"という意味があり、ブランドのテーマでもあります。それと自分の名前を掛け合わせて、『MICHU COQUETTE』としたんです。何年経ってもこのブランド名は飽きることなく、今でもとても気に入っています。」 ー 「リバティプリントのファブリックを使用したポーチ。リバティプリントは、ブランド立ち上げ当初から大好きで使用し続けています。可愛い新柄が出る度、ポーチにしたり巾着にしたり。こちらのポーチの形はMICHU COQUETTEの定番で、10年くらい作り続けている形なので、納品先の雰囲気に合わせて装飾を考えています。こちらは現在伊勢丹新宿店にて販売中です!」 ー 「"クリア&ブリリアント系“にはまって、クリアなビーズやキラキラを閉じ込めた樹脂などを使ったアクセサリーシリーズを制作してみました。」 ー 「『MICHU COQUETTE』は “パリに住むAimée(エメ)という女の子が愛用しているブランド”というイメージのもと製作しています。個展などでは、Aiméeの住む部屋や趣味を再現するような展示販売を行っているので、イベントや作品紹介時に時々Aiméeという名前が出てきます。製作にあたり、毎月2回ずつ新作を出すことになっているのですが、すんなり出ることもあれば、すごくすごく悩む事もある。そんな時に、Aiméeは今日はどんなアクセサリーをつけてるかな…?とイメージを働かせる事がよくあります。こちらはまさにそうやって思いついたピアス。」 ー 「vintageカボションを使ったネックレスはずっと定番で作っているのですが、こちらはクリアなブルーのビーズを繋げて、それを3連にしたものにカボションの飾りをつけてみました。そしてそれとお揃いで着けると可愛いピアスを。クリアなブルーを合わせた花のパーツをいくつも合わせ、コロンとしたような形に仕上げました。自分でもとっても気に入っているのですが、vintageパーツをいくつも使ったので、今は同じものは作れないのが残念。」 ー 「vintageハンカチを元にデザインを起こした、vintageスタイルの現行ものハンカチ。アメリカ人デザイナー、キャロルさんと直接契約して輸入しています。そのハンカチに、ブランドコンセプトやその時のイベントのコンセプト、オリジナルストーリーのセリフなどをミシン刺繍しています。かごバッグの蓋代わりに使って頂いたり、ドレッサーのコーナーなどにインテリア的に使って頂いたりする方もいらっしゃるようです。」 ー 「定番人気、キラキラのスパンコールやvintageパーツを封じ込めた“Transparent glitter pouch"。可愛い小さいバッグが世にたくさん出るようになり、それと合わせて長財布から“ちいさいふ“にチェンジするおしゃれさんが増えましたよね。そんな時、お財布に入りきれず行き場を失ってしまったカード類などを入れちゃおう!という事で作った、カードサイズのミニポーチです。今ではブランドの代名詞的な存在です。」 ー 「Transparent glitter pouchの中身。キラキラコンフェッティやvintageカボションやクロスのパーツなどを組み合わせています。」 ー 「そんな“キラキラ”たちをご紹介。ひとつのポーチに何種類もの“キラキラ“を入れています。」 ー 「スカラップハンカチを使って、沢山の種類を作った、通称“ハンカチポーチ”。全て一点ものです。スカラップや色や模様を生かして作るのが楽しい。」 ー 「“MICHU COQUETTEの世界を構築したい”という思いから、2015年くらいからキャンバス画を描き始めました。これは2016年、“bunny&Valentine”をテーマにしたグループイベントに参加した際、そのテーマに沿って描いたキャンバス画です。その時なぜか宇宙を描きたかったので、ウサギの星、やカボションの星など…まったく想像上のMICHU COQUETTEの宇宙として、楽しげな雰囲気に仕上がりました。これを眺めてくれる人が明るい気持ちになってくれたらいいなぁという気持ちを込めて描いたものです。」 ー 「こちらは伊勢丹新宿店で初のMICHU COQUETTE単独ポップアップ、【L’anthology(アンソロジー)展】の際に出品したキャンバス画。この時、13のオリジナルストーリーを作り、そのストーリーと出品するアイテムをリンクさせました。これらはいずれも、Aiméeの靴だったり、Aiméeの祖母のハンカチだったり、AiméeがMICHU COQUETTEのお店で買った香水などです。」 少女だった頃に夢中で集めたビーズやお花、ハンカチ、そしてハートモチーフ…あの頃に感じたときめきはきっと、女性である私たちの心の奥にひっそりと、しかし色濃く存在し続けるのだろう。 そして単調な甘さだけではなく、大人女子の心をくすぐるヴィンテージパーツ使いのセンスは、お見事のひとこと。これぞ大人のための、真のガーリーアイテムと呼ぶにふさわしいのではないだろうか。 そんなアイテムを生み出し続けるデザイナー・michuさんに、心の中で静かに拍手喝采を贈りたい。 デザイナー:michu2005年より、『MICHU COQUETTE』をソーイングからスタート。その後、1950年代前後のヴィンテージパーツを使った“vintage×modernスタイル”のアクセサリー、ガーリー小物を展開。個展の開催やグループ展の参加、 様々なwebショップへの展開等、活躍の場を広げている。 Instagram:
2018年06月17日