どんなに寒くても、寝相の悪い子は布団を蹴散らしますよね。夜中にふと目がさめると、子どもがちゃんと布団をかぶっているか確認しないと落ち着かないというママも多いのではないでしょうか。我が家にはその心配はいりません。それは、スリーパーがあるからです。■ 子どもと室内環境に合ったスリーパーを選ぼう!Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)スリーパーを使い始めたのは、子どもが0歳の時です。先輩ママから「寒くなってきたら、スリーパーを使うといいよ。夜がぐっと楽になるから」。「楽になる」というのは、もちろん「親が」です。さっそく近所のベビー用品店に探しに行ってみたのですが、売られていたのは可愛くて発色は良いものの、フリースのスリーパーばかりでした。我が子はひどいアトピーだったので、なるべく自然素材が欲しかったのです。あきらめて帰宅し、ネットで調べてみるとフリース素材以外にもオーガニックコットンや羽毛の入ったもの、丈が短いものから長いものまで様々な種類があることがわかりました。私は元来ケチなので冬は寝室に暖房をいれません。だけど子どもは喘息持ちなので発作に直結する風邪はひかせたくない。そうした事情をふまえつつ長く使えて、暖かいもの、手入れがしやすいものを探しました。購入したのは「西川リビング」のダウンスリーパーです。値段は1万円弱。110センチに成長した子どもに着せてみるとこんな感じです。もちろん当時は足まですっぽり覆われていました。ファスナーがついたお布団というイメージです。上からも下からも開閉できるので、暑すぎる時や足をバタバタさせている時はとても便利でした。まだ十分着られるので、寒くなってきたけれども真冬とまではいえない季節(11月や3月)に着せています。でも、購入したての0歳児の頃はまだ暑かったようで、眠りに落ちて30分ほどで汗びっしょりになってしまいました。これではかえって赤ちゃんが風邪をひいてしまう……。でも夜は結構冷えてきたし、どうしよう。■ 3種類のスリーパーを使い分けそこで綿素材のスリーパーをもう1つ用意しました。ダウンのスリーパーが結構な出費だったので、2枚目は手作りです。1000円前後で作りました。西川のダウンスリーパーを参考にして型紙におこし、表はダブルガーゼ、裏は吸水性の優れたパイル地を選びました。丈はちょっと短めにして、動きやすくしました。厚くもなく薄くもないこの手作りスリーパーは気温差の激しい春秋の10月や4月に着せていて、ダウンのスリーパーより着用期間も長く大活躍してくれています。西川のダウンスリーパーでかれこれ6年もの真冬を乗り越えましたが、去年あたりから夜中に寒がって親の布団に潜り込んでくるようになりました。体も大きくなってすでに足は丸出しだったし、ダウンのボリュームも少なくなっていました。そこでこの冬に新しいダウンスリーパーを迎えることになったのです。今年は新しいスリーパーを購入したので3種類のスリーパーを室温に合わせて使い分けられるようになり、いっそう便利になりました。■ スリーパーはママの精神的なお守りにもなる今年買ったのはnuQun(ヌクン)というブランドの袖付きスリーパー。西川のスリーパーで唯一気になる点は「腕が寒そうだな」ということでした。このスリーパーはオプションで袖付きにできるんです。着丈は95センチのMサイズ。身長110センチの子の足も包んでくれます。このボリュームなら真冬でも大丈夫そうです。このスリーパーは、大人が寝冷え防止のベストとして着ることもできます。先日、我が家に遊びに着ていた母も興味を持っていました。価格は13000円くらい。ちょっと高い買い物でしたが、風邪をひくとすぐに喘息の発作を起こし、夜中に小児救急に駆け込む精神的な心労を考えると、我が家にとっては良い買い物でした。子育ては体力勝負ですから、子どもの睡眠と同じくらいママの睡眠も大切です。夜に何度も起きて布団を子どもにかけることを考えると、決して高い買い物ではないと思います。ママが体力的にも精神的にも安心できるスリーパー、「うちの子は寝相が悪くて」と困っている場合はぜひ検討してみてくださいね。
2019年12月27日