Currytion(カレーション)がお届けする新着記事一覧 (2/8)
カレーは好きではなく、趣味です。ゆうきまさらです。今回のカレーはちょっぴり期待値が高め!『週刊文春』2012年2月2日号の企画『今週のBEST10おすすめのご当地レトルトカレー』でも紹介された、長野県小谷村(おたりむら)の『野ぶたカレー』です。(※1・※2)ということで、今回は緑と雪と温泉のふるさと長野県小谷村へカレーtrip!長野県小谷村で、放牧スタイルでのびのびと育てられた「小谷野豚」と「さるなし」を贅沢に使用されたという一品。もちろん、どちらも100%小谷村産というからご当地感満載です。■猿が食べつくすほど(?)おいしい果物入り!ところで「さるなし」ってご存知ですか?梨の一種?と一瞬思いましたが、キウイフルーツの近縁種「こくわ」の実で天然のキウイと言われているもの。見た目はブドウのようで、実の切り口はキウイにそっくり!「あまりの美味しさに猿がすぐに食べてなくなってしまう(※3)」そんな由来もある、ビタミン豊富なスーパーフルーツが入っています。道の駅で販売されているという地元愛たっぷりの一品。それでは豚さんに感謝しつつ、実食!■意外にも辛め!満足度高めな一皿見た目は色もマイルドで、長野の大地のやさしさが感じられます。さるなし入りということでフルーツの甘さが強いのかと思いきや、意外にもやや辛め。後から少しピリッとくる辛さです。具材は豚肉と玉ねぎのみという潔さ!ところどころ玉ねぎの歯ごたえを感じます。そして期待の小谷村産の豚肉!お肉をウリにしている商品にあるあるの「肉が少ない(ない)……」問題もクリア!スプーン一杯サイズの豚肉のかたまりが2切れ入っていました。欲を言えばもう1つ……!と言いたいところですが、レトルトでこのサイズ感は合格点ではないでしょうか。■総評カレーの味★★★☆☆辛さ★★★☆☆果実の甘み★★☆☆☆道の駅・小谷で販売されており、巻物のようなパッケージも特徴的!(開くと普通のレトルトパッケージです)カレー好きの皆さまは、ぜひお試しあれ!【参考・画像】※1 地カレー家-野ぶたカレー※2 週刊文春バックナンバー-2012年2月2日号※3 なにこれ~! “不老不死”の果実「さるなし」がブームに!?【筆者略歴】ゆうきまさら
2018年12月19日学校給食の定番と言われていた“くじら”!ですが、最近ではめったに聞かなくなりましたね。もちろん、アラフォーの私の時代も、給食にはくじらは出ていません。なので、今回食レポを担当する『土佐くじらカレー』を見て、「くじらってどんな味なんだろう?」と食べる前から興味津々でした。■くじらと聞いてよみがえる「学校給食の思い出」給食と言えば、私が好きだったのは“ソフト麺”!お箸で袋の上から4等分に分けてスープ皿に上手に入れて食べたものです。特別美味しかったわけではないと思うのすが、学校でラーメンらしきものが食べられることが新鮮だったのかもしれません。また牛乳に混ぜてコーヒー牛乳のように飲める『ミルメーク』も人気でした。こちらは、職場の20代に聞いても人気だったメニュー。時代を超えて愛されるメニューなんて、いいですね。給食と言えば、昭和の頃はすべて食べきらないと休憩時間に遊びに行かせてもらえず、ずっと席から離れず給食を眺めて座っていないといけない時代でした。今の時代にそんなことがあったら、「虐待」として親から訴えられてしまいそうですが。筆者は頭脳派(?)だったので、「パン半分は残しても良い」という学校のルールを悪用して、パンの半分に嫌いなものを突っ込んで残して帰っていました。さて、くじらが出ていたらどうだったのでしょうか。■くじらって、実は優秀な食材!大阪、兵庫、札幌、埼玉と、親の転勤に合わせて各地を点々としてきた筆者。今までにくじらを食べたことあったかなという記憶しかないのですが、実は「高タンパク」「低脂肪」「低カロリー」と三拍子そろった体にやさしいヘルシーなお肉なんだそう。これは期待が持てます。■くじら×春野生姜!土佐のご当地品尽くしのカレーさて、そんなヘルシーなくじらのお肉が入った「土佐くじらカレー」は、くじらだけでなく、高知県の名産品『春野生姜』も入った、土佐尽くしの一品。低脂肪でタンパク質が豊富でヘルシーな印象のくじらのお肉を食べてみると、牛肉の食感に近いものの、風味は牛肉のそれとはまったく異なっていて、新鮮な感じがします。くじらにばかりフォーカスしてしまいましたが、高知県といえば、生姜の生産高が全国ナンバー1の県なんだそうです。高知県産の生姜は、少ない繊維質とピリッとする中にも溢れる甘味があるのが特徴らしく、外国産の生姜にはない風味や味も感じられるとのこと。カレールーは、りんごのピューレやオニオンソテー、ウスターソースが入っていて、サラリとしています。生姜のせいか、カレールーからも独特の香りが。臭みは感じられないので、「くじら」と言われなければ気づかないまま完食してしまいそう。カレーのあの重さを感じずに、ぺろっと食べられました。ご馳走さまです!■総評:とにかく体に良さそう味★★☆☆☆辛さ★☆☆☆☆健康★★★★★調べてみると、他社でもくじらのレトルトカレーを販売しているようでしたが、レビューは臭みがある等のマイナスなコメントもちらほら。少なくとも筆者はかなり美味しくいただきました。食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。【参考】※ 日本捕鯨協会【筆者略歴】kazueごはん
2018年12月18日ご当地カレーを通じて、地域の魅力を再発見するというテーマをもつ、カレーション。今回、筆者が引いたのは……四国にある、「よさこい踊り」が有名な県。そう、関西出身の筆者ですが高知県には馴染みが薄く、「名産は?」と聞かれても、「……」としか答えられません(つまり知識皆無)。今回は〇〇(ピー)年生きてきて、今まで縁のなかった高知県のご当地レトルトカレーを食すことに。その名も、『土佐あかうしカレー』です。■旨み成分は黒毛和牛の2倍!?『土佐あかうし』とは、日本の肉用牛である和牛4品種(黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種)のうち、高知県内でしか改良されていない褐毛和種・高知系の通称だそう。その希少性はとても高く、年間で500頭ほどしか出荷されていないそうです。出典:suzumeclub/PIXTA(ピクスタ)※ 画像はイメージです土佐あかうしのお肉には、旨み成分の“アミノ酸”が、黒毛和牛のおよそ2倍含まれており、歯切れもバツグン。旨みとジューシーさを兼ねそなえた牛肉なんだとか。まぁ要約すると、「とんでもなく珍しいお肉がレトルトという手軽さで食べられるやっほーーーーい!!!」ということ。期待を胸にさっそく実食!!■幻の牛肉!? そのお味はいかに封を開けると、カレーのスパイスがきいた奥深い香りが部屋いっぱいに広がります。にんじん、じゃかいも、玉ねぎ、とスタンダードな食材とともに、大本命・土佐あかうしのお肉が!!年間で数百頭しかとれない幻のお肉だからか、お肉はとっても小ぶり……(爆)。お肉は、一口かむと甘みが口いっぱいに広がり、歯切れがよい!上質な赤身のお肉だけあって、とてもおいしいです。ただ、3個しか入っていなかったのは残念だった(泣)。やっぱり幻の牛肉だけあって、多くは入れられないのでしょうか。■総評味★★★★☆お肉の旨みがルーにも溶け込んでいて、高級なレトルトカレーという感じでした。星4つで!辛さ★★★☆☆ピリッとした辛さが口に広がり、市販のルーで例えると中辛レベルだと思います。風味が奥深く❝大人の味❞だったので、小さいお子さんには向かないかも!?幻のお肉度★★★★★年間出荷数500頭という数字からみても、これは文句なしで星5つでしょう。高知で生まれた幻のお肉。あなたも味わってみては?【参考】※ 高知県-土佐あかうし【画像】※ 田中素材、suzumeclub/PIXTA(ピクスタ)【筆者略歴】アラサーさん
2018年12月17日学生時代に、滋賀県から原付きで徳島県を通ったことがあります。瀬戸大橋を原付で渡り、香川県の讃岐うどんを食べて、鳴門海峡を見渡せる場所でテントを張って一泊。翌日、徳島県から和歌山県までフェリーで渡り、帰宅しました。今思うと、何でそんなことしたんだろうと思います(笑)。■「阿波おどり」を知ろうさて、今回のカレーション企画では、『阿波ポークカレー』を食べてみました。パッケージには、「阿波おどり」を踊っている人々のイラストが載っています。筆者は「阿波おどり」に馴染みがなかったので、ネットで調べてみました。「阿波おどり」は全国で行われておりますが、その中でもその中でも最大級の規模を誇るのが「徳島市の阿波おどり」で、毎年、8月中旬に行われるよう。(※1)筆者がこちらの記事を執筆していた頃には、残念ながら2018年度の阿波おどりは終わってしまっていました。来年、グルメ巡りも兼ねて伝統の阿波おどりを鑑賞する旅行も良いかもしれません。阿波ポークは高品質で美味しいと評判のようです。(※2)パッケージ裏面によると、トンカツやしゃぶしゃぶにも相性がいいそうな。いつかトライしてみたいものです。■「阿波ポークカレー」のお味は?まず、他のレトルトカレーと比較して、具の量が多めですね。ジャガイモもこんなに大きめ。レトルトカレーでは、ジャガイモは煮溶けてしまっていることが多いので、この大きさで残っているのは珍しいでしょう。(筆者が食べたレトルトカレーの中では一番大きいです。)カレーのルーはドロっとしていて、1日寝かしたような濃厚さ。豚肉は薄めに切られており、単体で食べても旨味は伝わりますが、ルーとご飯と一緒にぱくぱく食べる方がおすすめ。うん!!!やっぱりカレーは豚肉ですね。■総評味★★★★☆辛さ★★★☆☆家庭の味★★★☆☆こんなスタンダードなポークカレーには、麦茶と福神漬けとらっきょうも添えると、ますます家庭の味に近づくのではないでしょうか?ひとつ注意したいのは、やはり豚肉を使用しているからか油分が少し多めで、カロリーは300kcalと、筆者が食べた他のレトルトカレーより高め。ですが、筆者の周辺の男性に訊いてみると、揃って「男性はこういう脂っこい食べ物が好き!」とのことで、問題ないようです。がっつり食べたい男性も、食べごたえを求める女性もぜひ、トライしてみてくださいね!【参考】※1 阿波おどり|阿波おどり実行委員会公式ウェブサイト※2 阿波ポーク|阿波ふうどまるごとサイト【筆者略歴】INA
2018年12月16日今回筆者がいただいたのは、北海道産の北見たまねぎが使用された『JAきたみらい玉ねぎと牛すじのカレー』。■牛すじたっぷりの大満足カレー!じっくり煮込まれて味のしみ込んだ牛すじがたっぷり入っていて食べごたえ抜群!パッケージの写真に違わぬボリュームでした。牛すじ以外の具は、ほとんどルーに溶けてしまっていましたが、だからこそ牛すじだけに集中して楽しむことができました。たまねぎの甘みもしっかりルーから感じることができます。まさに、牛すじ好きにはたまらないカレーです。どろっとしたこってり系のルーなので、食の細い方なら、ご飯がなしでこのカレーだけで足りるんじゃないかというほど、本当にお腹いっぱいになります。そして全く辛くないので、小さいお子様から年配の方まで食べられそう!夢中でスプーンを運んでいるうちに、筆者自身の北海道の思い出がよみがえってきました。■よみがえる北海道旅行の苦い思い出筆者は、数年前に家族で北海道旅行をしたのですが、正直あまり良い思い出がなく……。楽しみにしていた人生初のジンギスカンは、臭みがダメで全然楽しめず(臭みが苦手だと気づいてから、店内に充満するジンギスカンのニオイすらつらかった)、旭山動物園では、動物ふれあいコーナーでウサギさんにう○ちを投げつけられる(正しくは、勢いよく走り出したウサギさんの足元にあったう○ちがクリーンヒット)など……。思い描いていた北海道と違ったという、少し苦い思い出がありましたが、このレトルトカレーを食べて、また北海道に行きたくなりました。■総評味★★★★★辛さ★☆☆☆☆牛すじ感★★★★★煮込んでとろとろの牛すじも、焼いて食感を楽しむ牛すじも、どちらも牛すじ好きにはたまらないですよね。コラーゲンたっぷりというところも、ポイントが高いです。今の時期は、コンビニおでんの牛すじも食べたくなりますよね。筆者はときどき、帰り道や、深夜などに買って帰っちゃいます。(ちなみに、セブンイレブンのおでんがいちばん好きです)とろとろ牛すじと美味しいルーが楽しめて、お店で食べるような満足感が得られるカレーです。牛すじ好きさんにはぜひ食べてみて欲しい、「JAきたみらい玉ねぎと牛すじのカレー」一度お試しあれ!【筆者略歴】暇な港区OL♥
2018年12月15日本日は、東北生まれの筆者に馴染みがある食材を使ったカレーです。なんと、山形牛×庄内豚という夢の組み合わせ!!!どんなカレーなのか、実食する前に想像してみましょうか。■想像しようまずは、パッケージ裏面の説明を読んでみましょう。左上の説明を読むと、「ブイヨン、バター、トマトベースなどでじっくり煮込んだカレーソースで(以下略)」と記載があります。深みのある味なのでしょうか、またじっくり煮込んだということから、お肉は柔らかくなっているのではと想像できます。もっと細かく見てみましょう。原材料で珍しいものは、野菜・果実に、にんにくと生姜が含まれていることでしょうか。それだけで食欲が湧いてきます。豚肉・牛肉はもちろん山形産ですね。どんな大きさなのか、どれくらい入っているのか考えるとよだれが出てきます。それでは期待も十分に高まったので、実食に入りましょう!■人はこれを“ほぐれる”と言う盛りつけた際の写真は撮り忘れてしまったので(汗)、簡単に文章で説明します。ルーの色は、普通の一般的なカレーと変わらない茶色。香りはほんのりとスパイシーなにおいが鼻をくすぐります。がしかし、具全体を見ると、少し残念な光景が……なんと、今まで食べた肉推しのレトルトカレーに比べて、肉が小さいんです。今まで食べたカレーに比べると4分の1以下の大きさで、普通のカレーと大差ありません。これは外れか……と肩を落としながら、スプーンを口に運び終えると……。……肉が溶けた?これを“ほぐれる”というのでしょうか。筆者が想像する、じっくり煮込んだお肉よりもはるかに柔らかく、自然と目を見開いて口元が緩みました。他の肉はどうだと思い、また一片すくって口に運ぶと……、この肉も幸せを運ぶ柔らかさでした。その勢いで、あっという間に完食してしまいました。牛肉と豚肉の区別がつかないまま終わってしまいました(笑)ルー自体にはほんのりと甘みがあり、その中でもスパイシーな味わいがありました。辛さは控えめなので、辛い食べものが苦手な筆者でも美味しくいただくことができましたよ!■総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆肉の区別のつきやすさ・大きさ★☆☆☆☆量は控えめでしたが、とにかくお肉のインパクトが強かったです。焼肉で言うとすれば、食べ放題じゃないと満足できない!という人よりは、「少量でもいいから美味しいお肉を食べたい」という人向けだと思います。お肉にこだわったレトルトカレーをお探しの方、ぜひ食べてみてくださいね!【画像】※ ぎりし/Currytion【筆者略歴】ぎりし
2018年12月14日筆者が今回レビューするカレーは、『信州発 福丸チキンカレー』!パッケージはこちら。信州発の“美味しいブランドチキン”というキャッチコピーに、美味しさへの期待が高まります。■2種類のブランドチキンが味わえる贅沢カレーパッケージの説明によると……、“福丸チキンカレーは、信州を代表する福味鶏と真田丸のおいしいチキンを使用しています。福味鶏は徹底した品質管理体制で「新鮮・美味・安心・安全」の柔らかい肉質が特徴です。真田丸は、肉質が良く歯ごたえのあるジューシーな鶏肉です。”とのこと。ちなみに、下のお写真が福味鶏です。出典:JA長野県JA長野県の紹介によると、“信州福味鶏の特徴は、なんといっても肉質がやわらかいことに加えて、低カロリーで高タンパクであること”だそうです。そして、こちらが真田丸。出典:JA長野県真田丸は長野県上田市で生産されている地鶏で、“農林水産省「食鳥流通統計」(2012年)を見てみると、地鶏の多くが含まれている「その他の肉用鶏」の出荷数は、全体で約1%程度しかありません。”とあります。全国の出荷数のたった1%のうちの一品種ですから、かなり貴重で高級なブランド鶏のようです。どちらもレアなブランド地鶏のようで、食材は★★★★★ですね!期待は高まる一方です。■いざ実食!だけど、何かが足りない…では、実食へと移りましょう。パッケージを開けると……「魔法の“辛い”スパイス」と書かれた小袋が!※ 全部入れると「激辛」です。量にご注意!と丁寧なただし書きまで……。辛いものが苦手な筆者は、様子を見ながら入れることにしました。ただ、味にアレンジが加えられるのはちょっと嬉しいですよね!ルーは、スープカレーのようにシャバシャバしています。そしてちょっと油が浮いています。地鶏の油分でしょうか?そして、最後にお肉がどーーーーーーん!めっちゃでかい!!!まさかの骨付き鶏肉が丸ごと1本と、大きな塊が1つ入っています。レトルトカレーでこのお肉のボリュームだと、かなりお得な感じがしますよね。まずルーだけ一口!ん??????見た目よりも味が薄い気がしますね……。鶏のエキスとバター風味が相まって、味はすごくまろやか。スープカレーとしては、食べやすい。でもコクが足りない……ような気がする……。あ、なるほど。ここでアレの出番なのか!!■いでよ、「魔法の辛いスパイス」!入れすぎると怖いので、とりあえず10分の1の量だけ入れてみました。再び一口。辛い!!10分の1の量でも辛い!!!!!!!ですが、さっきよりはコクが出ていい感じになりました!これなら悪くないかも。そして、ようやく鶏肉の出番です。おまたせしました。肉質は、どちらもさっぱりしていて、脂身は少なめです。スプーンでも切り分けられるくらい。お味については、しっかり肉の旨味があって美味しい!鶏自体にしっかり味が付いているので、ルーと一緒に食べるとちょうどいいです。骨付き鶏の方は、手で持って食べないといけないので少し手が汚れます。ご注意くださいね!・カレールー+ごはん=薄味で物足りない・カレールー+ごはん+魔法の辛いスパイス=コクが出るけど辛い・カレールー+ごはん+魔法の辛いスパイス+鶏=美味!という感じかな。では、総評へ参ります。■総評味★★★☆☆辛さ★★★☆☆(魔法の辛いスパイスの量次第)お得感★★★★★希少なブランド地鶏はおいしいけど、ルーにもうひと工夫ほしいカレーでした!しかし、丸ごとはいった希少地鶏はかなりお得です!ぜひ一度、食べてみてくださいね!【筆者略歴】mika
2018年12月13日「カレーライス」と聞くと、多くの人にとっては高カロリーな食べ物というイメージなのでは?ですが、この『短角亭 赤べこカレー』に使われている「いわて短角牛」は、“黒毛和種と比べ脂肪分が少ない赤身の高タンパク牛肉”とのこと(パッケージより)。なるほど、筋トレが趣味の筆者にはもってこいのカレーじゃないですか。■地産地消の志がうかがえる早速、ご飯を盛りつけてルーを注いでみます。あれ、なんかルーにつぶつぶがある……。どうやらこれは雑穀(ひえ、あわ、アマランサス ※パッケージより)のようです。和牛同様、岩手県産の雑穀を使用しているんだとか。野菜もごろごろ入っていて、ヘルシー志向がルーに表れています。地産地消の志が素晴らしい。■意外にもさっぱりめのルー!気になる短角和牛のお味は…?いざ実食!あっさりしたお味で、カレールーらしいコクはあまり感じられず、すーっと喉を通り過ぎていきます。スープカレーに近いかもしれません。短角和牛のお味はというと、やはりそこはレトルト。正直、他との差は感じられにくかったですが、その代わり(?)にお肉の質感は絶妙。脂肪分少なめということでかなりの歯ごたえを覚悟していたのですが、しっかり煮込まれていたことで牛すじのようなトロッとした食感になっており、新鮮でした。酒の肴に食べるのもよさげです。ただ、これだけではなんだか物足りない働き盛りの20代筆者。この際、ヘルシーさなどは気にしていられません。コンビニで買ってきたコロッケをオン。すると、なんということでしょう(『大改造!! 劇的ビフォー○フター』風)。さっぱりしたルーが油っぽいコロッケに絡んだことで、ちょっとこってりした質感になりました。イイ感じ。ルーが具を邪魔せず引き立ててくれるおかげで、見事にコロッケが主役になり替わりました。カレーライスにコロッケをのっけたのではなく、コロッケ丼にカレールーをかけたようなイメージです。なるほど、このルーはほかの食材を活かす味つけなのでしょうか……!?ですが、今回はカレー単体を評価しなくてはなりません。ということで、評価は次の通り。■総評味★★☆☆☆辛さ★★★☆☆パッケージ★☆☆☆☆今回はコロッケにしましたが、このカレーにトンカツをのせて、ソースをかけたらもっと美味しくいただけるはず(最初からカツカレーにすればよかったかなぁ)。そう、なんでも“カツをオン”すれば美味しくなるのです。気になった方は、ぜひ試してみてくださいね。【筆者略歴】ミッツ
2018年12月12日全国1億2千万人のカレーファンの皆さま、こんにちは。今回ご紹介するのは、その名も『幻のじゃがいも マチルダがゴロッと入った十勝めむろカレー』。まず、皆さんが真っ先に気になるのは、“幻のじゃがいも マチルダ”でしょう。じゃがいもというと、「男爵薯」や「メークイン」などが有名ですが、「マチルダ」という品種を初めて聞く方も多いのでは?パッケージの写真からも伝わる美味しそうな雰囲気。隠しきれない魅力を持つ、幻のじゃがいも「マチルダ」の魅力に迫ります。■「マチルダ」とは何者なのか「マチルダ」の正体は、甘みとホクホク感が魅力の、北海道・十勝めむろ特産のじゃがいもです。無類のじゃがいも好きの筆者は、パッケージ写真を見た時点からよだれが溢れてきました。そしてこちらがパッケージ裏面。じゃがいもをとにかくプッシュしているので、カレールー自体はオーソドックスなお味かと思いきや、結構なこだわりがうかがえる原材料です。カレーに酸味を与えるりんごやヨーグルト、南国的な甘味を出してくれるマンゴーピューレやココナッツミルクなど、個性的なラインナップ。個人的には、あまり見慣れないしょうがやひよこ豆ペーストなどが気になります。今まで食べてきたカレーのなかでも、一番バラエティ豊かかもしれません。■いざ、実食!お皿に盛りつけるとこのような感じ。遠目からでもわかる、じゃがいもの圧倒的な存在感……。ルーの色味は、スタンダードな茶色です。ですが、じゃがいも以外の具材でそこまで目立つものはありません。“とにかくじゃがいもを楽しむためのカレー”という印象です。そして、こちらが“幻のじゃがいも マチルダ”。スプーンの上にこれだけ乗せても、ルーにはまだまだじゃがいもが。これはまるまる1個分入っているのではないでしょうか?さて、冒頭で「甘みとホクホク感が特徴のマチルダ」とお伝えしましたが、予想をはるかに超えるホクホク感でした。ホクホク感もありますが、肉質がきめ細かいので、咀嚼しているとだんだんなめらかでクリーミーな味わいになってきます。これは新感覚かもしれません。ルーのお味はというと、たくさんの原材料が入っているから個性的な味じゃないかと思っていましたが、意外にも正統派なカレー。じゃがいもの味としっかりとマッチしていて、飽きのこない味わいです。■総評:「マチルダ」の良さを存分に生かしたカレーカレーの味★★★★★辛さ★★★☆☆じゃがいも感★★★★★★じゃがいも感はもう★6つです。気になるお値段は税込み350円!ご当地カレーのなかでは、かなりお安い部類だと思います!幻のじゃがいも「マチルダ」を使った味わい深いカレー。ぜひご賞味あれ!【参考】※ JAめむろ幻のじゃがいも マチルダがゴロッと入った十勝めむろカレー【筆者略歴】J
2018年12月11日カレーション企画も第9回目。なぜか度々当たる“穀物系カレー”にビクビクしながらクジを引くと、また引いてしまいました……。筆者個人の経験からして、穀物系カレーに共通するのは、(1)パッケージで堂々と「ヘルシーさ」を主張する(2)聞いたことのない健康食材の名前が羅列されている(3)味に対しての言及はなし……の3点。今回の『岩手の大地風香五穀カレー』についても、(1)パッケージで堂々と「ヘルシーさ」を主張する:岩手の恵みがとびきり元気に生きている(2)馴染みのない健康食材の名前が羅列されている:「アマランサス、ひえ、あわ、青豆、金時の五穀入」、「コマクサ杜仲茶ポーク使用」(3)味に対しての言及はなし:「中辛」としか書いていないとまさにドンピシャ。厄介なのは、「辛さ」しか書いておらず、味に対する言及がないことです。「肉の旨味」だとか、「ルーのコク」などといった、そういう情報が知りたいのです。結局食べるのですが……■つぶつぶがいっぱい…!これが「五穀」の恵みかとにかく食べてみよう、ということで早速盛りつけてみました。五穀カレーということもあって、ルーはサラサラでもなく、ドロドロでもない適度な粘度。穀物による具だくさんなカレーという印象です。五穀がどれか分からないので、ちょっと調べてみると……出典: 左上・下:Moving Moment、右上:sasaken/Shutterstock左上から時計周りに、アマランサス、ひえ、あわとのこと。こりゃわかりません。ちなみに『豆・雑穀の専門店すずや』さんによると、アマランサスは穀物の中でもトップクラスの栄養価を誇る雑穀です。NASAやWHOからも讃えられ、最近は「スーパーフード」として広く知られるようになりました。カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが非常に豊富で、食物繊維も大麦に次ぐレベルとなっており、ビタミンB群も豊富です。と紹介されており、すさまじく健康に良さそうな食材です。■一口食べてわかった薄味とぷちぷち食感!五穀は想像よりはクセがないのですが、いかんせん味がほとんどないからか、カレー自体も薄味に感じてしまいます。純粋に食べ応えを求める方にはちょっと物足りないかも……。また、岩手県産の豚肉が入っているようなのですが、細切れになっているため、「肉を食べている!」という実感は薄めでした。カレーでがっつり腹ごしらえしたい!という欲求は満たされなさそう。男性向けではないかもしれません。■総評味★★☆☆☆辛さ★☆☆☆☆健康★★★★★おすすめ度★★☆☆☆健康への意識が高い方におすすめです。気になる方はぜひ一度ご賞味あれ!【参考】※ 豆・雑穀の専門店すずや【画像】※移動モーメント、sasaken、移動モーメント★ご購入はこちらから!ギフトにもどうぞ★岩手県産 五穀カレー 200g[/ hidefeed]【筆者略歴】海なし県のうみんちゅ
2018年12月10日こんにちは!皆さま、今日もカレーを食べていますか?今回筆者が紹介するのは、この北の料理人「齋藤正美」監修の、『北海道 道産鶏のバターチキンカレー』です!バターチキンカレーって、独特のコクとまろやかさがクセになりますよね。ファンも多いのではないでしょうか?筆者も大好きです。さてさて、レトルト版のバターチキンカレーはどんな味がするのでしょうか?早速確かめてみましょう!■「北の料理人」とは…?“北海道産の鶏肉を北海道産の溶かしバターと香辛料に漬け込み、オーブンで炙り焼き、バターとカシューナッツを加えたクリーミーなカレーソースと……(以下略)”バターも北海道産というこだわり。いわゆる「地産地消」というやつですね。しかも筆者は、バーベキューや炙り肉が大好きなので、今回は当たりくじを引いたと大喜びです。ちなみにこの「道産○○」シリーズ、『道産豚の角煮カレー』、『道産牛の牛すじカレー』、『道産鶏のホワイトカレー』、『道産牛のブラックカレー』などがあるそうです。どれも美味しそうですね!食べ比べしてみるのも良いかもしれません。それではランチタイムになりましたので、さっそく食べてみましょう。■いざ実食!早速、お皿に盛りつけてみました。とろとろとした質感のオレンジ色のルー……なんて食欲のそそるビジュアルでしょうか。立ちのぼるスパイスの香りもグッド。とても美味しそうです。大きいお肉が3つほど入ってます。そのほかの具は、しっかり煮込まれているのかとろとろでよくわかりません。食べてみると……チキンは少し固め。レトルトということもあって、これは仕方ないかもしれません。肝心のバターカレーらしさですが、ほんのりとしたバター風味は良かったです。辛さはまったくないので、激辛カレーなどがお好きな方には、少し物足りないかもしれません。■総評味★★☆☆☆辛さ★☆☆☆☆お肉の食べやすさ★☆☆☆☆評価はご覧のとおり。お肉の固さが少し評価に響いてしまいました。ただ、ほかのバターチキンカレーに比べて、北海道産の食材が多めに使われているので、気軽に安心して食べられるバターチキンカレーとしては推せますね!ぜひ一度、食べてみてくださいね!【筆者略歴】INCLUSIVEの森
2018年12月09日美味しいレトルトカレーを食べ続けて、はや数ヵ月。筆者は一人暮らしで自炊を一切しないのですが、だんだんカレーに愛着が湧いてきて、筆者特製カレーを追求してみたくなりました。いいな。これ趣味の一つにしようかな。 さて今回は、長崎名物豚角煮カレーを食べてみました!年を重ねるにつれ、脂っこい食べ物は胃もたれしそうで控えるようになりましたが、たまにトロットロの豚の角煮を食べると、美味しくて頬が落ちそうになります。ずばり今回のカレーの良し悪しは、豚の角煮の優劣によって決まるでしょうね。 ■長崎の人気郷土料理「角煮」長崎を代表する郷土料理”卓袱(しっぽく)料理”の一つである「角煮」。この角煮を使ったお土産やB級グルメが大変人気だそうです。そのなかでもヒット商品となっているのが『角煮まんじゅう』です。豚の角煮を中華のまんじゅうの生地でサンドしたもので、お土産などとして物産展などで人気を博しているそうです。(※1)他には、ご飯の上にまぶして冷凍パックした『角煮めし・まぶし』という商品も販売されているそうです。よく食べる男性の筆者としては、こちらの方が惹かれます。 ■長崎の「島原麦みそ」って?このカレーには、『島原麦みそ』が入っているのがポイント。甘くまろやかな風味の白味噌で、島原の食卓には欠かせない存在だそうです。(※2)味噌ということで、島原みそを使ったレシピでは、田楽や豚肉料理が美味しいかもしれません。(※3) ■見た目は不格好でも味はピカイチそれでは早速、実食に参りたいところですが……本当は下の写真のように盛りつけたかったのです。出典: Sakarin Sawasdinaka/Shutterstock盛りつけに失敗しました……。レトルトカレーって、大体パウチですよね。パウチは開封すると飛び散りやすいですし、盛りつけが難しいんですよね……。 気を取り直して、いざ実食です!豚の角煮は思ったよりも柔らかい噛み応えで、レトルトでこのトロトロ感を出せるのはすごいと思います。ちゃんと“角煮”してますよ!カレーのルーは、「島原みそ」が入っているからか、濃厚な味でした。 ■総評味★★★★☆辛さ★★★☆☆お肉★★★★★なんといっても、角煮がトロトロしていて美味しかったです!島原みそのコクも、角煮と相性が良かったのが新たな発見でした。こってりしたカレーが好きな人にはぜひおすすめしたいです!【参考】※1 長崎県産品・特産品WEBカタログ図鑑※2 麦みそ – まるまる島原半島※3 サンエイフーズ山口 – 長崎県島原市より美味しいものをお届けします。【筆者略歴】INA
2018年12月08日こんにちは。本日は徳島出張より帰宅したばかり。徳島県の神山町に行って来たのですが、田舎の素朴さが残りながらも新しい移住者によって建てられた宿やアーティストによって創られた作品が大自然の真ん中に点々とあったりと素敵なところでした。ただ徳島県自体は、なんと他県移住者からの宿泊数が毎年ワースト1位なんだとか!先日発表された魅力度ランキングもワースト2位でした。実際に行ってもた私は、ぜひ皆さまをご案内したいくらいです。そんな出張戻りで目が覚めたのは13時半!当然朝からご飯を作る気力はなくレトルトカレーに。ただなぜかご飯を作る気力はないのに、インスタ映えとはを考えてしまいお湯で袋を温めて綺麗に盛り付けられるように、そして必ずデリスタグラマーさんの素敵な投稿には添えられている「ゆで卵」を添えてみました。あとは素敵な木のスプーンやお花があれば最高だったかも。なんとなく今回は自分の中では見栄え満足!■オホーツク海の極寒の地で育った天然ほたて日本の最北端の村 猿払村(さつふつむら)は天然ほたて水揚げ日本一!ほたての中でも別格 最高級と言われいます。冬の北オホーツク海の流氷と共にやってきた大量のプランクトンを食べて育つため、栄養が行き渡った質のよいホタテに。さらに、冷海で育っているため身がぎゅっと締まっており、シャキシャキとした食感が!きっとシンプルにバターで焼いて食べても刺身で食べても美味しく頂けますね。■さっそく食べてみます!「ほたてカレー」どのくらい ほたてが入っているのでしょうか。真ん丸なそのままゴロっと入ったほたてが1個まるまる!何回スプーンですくってもほたてのシャキシャキとした食感が楽しめます。その他国産の野菜が入っているようですが、柔らかく煮込まれてとろとろに。そしてほたての甘味がある為、辛口と記載がありますがむしろ甘口。添えた卵とも相性抜群でよりまろやかに頂くことができました。■総評味★★☆☆☆辛さ★☆☆☆☆素材の味★★★★☆ほたて好きにはたまらないカレー。ほたての甘味と食感が活かされていて、何度スプーンですくってもほたてを感じます。■参照ホクエイフーズ【筆者略歴】kazueごはん
2018年12月07日今回のカレーション企画で手に取ったレトルトカレーは、『サマリンダカレー』。「サマリンダ」とは、いったい何なのでしょうか?初めて聞きましたし、何語なのかすら見当がつきません。ということで、まずは「サマリンダ」について調べてみました。 ■謎多き「サマリンダ」「サマリンダ(Samarinda)」は、インドネシア・ボルネオ島の最大の都市で東カリマンタン州の州都の名前だそう。そもそもインドネシアといえば、かつて香辛料貿易が栄えた地域。(※1)ということは、スパイスが効いたカレーなのかもしれません。業務用ということで、パッケージデザインはかなりシンプルです。こちらのレトルトカレーは、ユーシーシーフーヅ株式会社の『ロイヤルシェフ』シリーズのひとつ。そう、コーヒーで有名なあのUCCのグループ会社が製造したカレーです。UCCグループの通販サイトで、こちらの商品のページを見てみると、(※2)甘みと酸味が絶妙なソースとやわらか牛肉が特徴!ソテーオニオンの甘みとトマトとマンゴーの酸味を生かしたインドネシアカレーです。“インドネシアカレー”ですか。初めて聞きましたが、いい響きですね。東南アジア料理特有の、しっかりした味付けながら爽やかな口当たりを想像し、期待が高まってきました。 ■隠し味は「りんご」じゃなくてあのフルーツ!?ところで皆さん、カレーに合うフルーツといえば何を思い浮かべますか?何人かに聞いてみたところ、りんご!という答えがよく聞かれました。今回のサマリンダカレーには何が入っているのか、裏面の原材料名を見てみると……トマトピューレ、りんごピューレ、マンゴーピューレとの記載があります。さまざまなカレーを試食してきましたが、マンゴーピューレが入ったカレーは初めて見ました。南国のフルーツを使うあたりが、いかにもインドネシアらしいな、という印象です。早速開封し、盛りつけてみました。見た目はオーソドックスなスタイルのカレーですが、スパイス系のカレーとはまた違う、甘い香りがします。具は少なめですが、いくつも入ったフルーツ系ピューレのおかげか、甘みと酸味が効いていて食べやすいカレーでした。パッケージには「辛さレベル3(中辛)」とありましたが、ほどよい甘味のおかげで、辛さはそこまで感じません。なかなか新鮮なお味で、一度食べ始めるとスプーンが止まらず、サクっと完食できました! ■総評味★★★☆☆辛さ★★☆☆☆甘酸っぱさ★★★★★これぞ南国の味!というような強烈なインパクトはないものの、甘味と酸味のおかげでいつ食べても飽きない新鮮なお味です。比較的爽やかな口当たりなので、夜食や仕事に合い間にさくっと食べるのに向いているカレーという印象でした。ご馳走さまでした! 【参考】※1 Wikipedia-オランダ東インド会社※2 UCCグループのネット通販『FOODS FRIDGE』-サマリンダカレー【筆者略歴】KARAAGE
2018年12月07日画像:カレーストリート今回ご紹介する『北海道 黒いカレー』は、『北海道奨励賞』を獲得している実力派のレトルトカレー。北海道といえば食べ物が美味しいイメージがありますが、こちらのカレーにも魅力的な具材が入っているそう。その名の通り、見た目が黒いところも気になります。一体どんな味なのでしょうか? ■黒いカレーは辛い?画像:カレーストリートこちらが『北海道 黒いカレー』のパッケージ。左下に“北海道奨励賞”のマークが付いています。そして見た目がとても黒い……。「黒胡麻の香ばしさとイカ墨のコク、濃厚で深い味わい。」と書いてある通り、イカ墨の黒さが引き立っています。画像:カレーストリートそして大きく「辛口」とかかれています。黒くて辛い……ココイチで甘口を注文する筆者、この時点でだいぶ不安です。画像:カレーストリートこちらはパッケージの裏側。「具材にイカを加え」と記載されています。写真のような、大きめのイカが入っていることを願う筆者。また、北海道産の玉ねぎやにんじん、じゃがいもを使用しているそうで、まさに北海道の食材を余すことなくいただけるカレーです。ちなみに製造・販売しているのは、北海道の『株式会社寿フーズ』。缶詰や冷凍食品、レトルト食品を主に取り扱っています。 ■湯せんや電子レンジより手軽!ウラ技をご紹介画像:カレーストリートそれではカレーを温めます。レトルトカレーの温め方は、大体湯せんか電子レンジ。お湯を張ったお鍋を用意したり、器に移してラップをしなければならなかったりと、どちらも手間がかかりますよね。そこで筆者がよくやるのは、“電気ポットにそのまま入れてスイッチオン”という荒技!失敗したことはないですが、非公式の温め方なので真似する際はくれぐれも注意してください。画像:カレーストリートしっかりと温めたら器に盛り付けます。この「北海道 黒いカレー」は、うどんにかけたりパスタに絡めて食べても美味しいそうなので、お好みでどうぞ。 ■具材が多い!そして辛い…画像:カレーストリート盛りつけた様子がこちら!パッケージの写真を見てなんとなくイメージしていましたが、実物を目の当たりにすると想像以上に黒いです……。盛りつけるときにもう一つ気になったのが、具材の量と大きさ。画像:カレーストリートこれは、じゃがいもでしょうか?山のような形をしています。かなり大きいですね。画像:カレーストリートではいただきます!まずはこちらの“イカ”から。食べてみると、とても柔らかくて食べやすい!実は筆者、イカがあまり得意ではないのですが(噛み切れない……)、このイカは問題なく食べられました。ただ、すでにこの時点でじんわりと汗が……辛口ということを忘れていました。画像:カレーストリート臆することなくどんどん行きます。こちらは山のようなじゃがいも。とても大きいですが、中までホクホクでしっかりお芋の味がします。レトルトカレーでこれはすごい!にんじんや玉ねぎなど、他の具材も大きくて食べごたえがありました。さすが北海道の野菜たちですね。辛い……。 ■総評:すごく辛い!でも美味しい味★★★☆☆辛さ★★★★★黒さ★★★★☆とても辛い!辛いのがダメな人にはおすすめしません。ただ、具材の旨味がとても強いので、味はしっかり感じられます。ただ辛いだけじゃないところが、しっかり考えて作られている証拠ですね。見た目はイカ墨のおかげでほぼ黒。黒いカレーはたくさんありますが、その中でも黒い方ではないでしょうか。画像:カレーストリートこれまでにない辛さの「北海道 黒カレー」。「黒いカレーは辛い!」そんなイメージが現実となりました。具材の旨味とガツンとくる辛さは、辛党の方や、スタミナをつけたい人におすすめかもしれません。【筆者略歴】カレーストリート
2018年12月06日今回レポートするレトルトカレーは、食べる前からすでに美味しそうです。期待度はVERY HIGH。その名も『但馬屋 牛たんカレー』。まず気になったのは、“但馬屋”。度々耳にする名前ですが、いったいどんなお店なのでしょうか?今回はそのあたりからレポートしていきましょう。 ■神戸牛の熟成肉が味わえる「但馬屋」このカレーをプロデュースしている『熟成肉専門 但馬屋』というのは、どうやら神戸牛(神戸ビーフ)の取り扱いを認められている格式高い焼肉店のようです。(※1)ちなみに「神戸牛」とは、兵庫県内で飼育される黒毛和牛である「但馬牛」のうち、さらに厳しい基準で選別された肉牛のことだそう。(※2)詳しくは「但馬牛神戸牛違い」なんかでGoogle先生に聞いてみて下さい。様々な検索結果が出てきますよ。さらに期待値が上がったところで、お待ちかねの実食に進みましょう。 ■Let’s Tasting!スパイシーな良い香りが立ち込め、食欲をそそります。まずはルーのみひとすくいして口に運ぶと……美味しい。「うまい!!!!」と叫ぶよりは、しみじみと「おぃ…………ッし~~~」と唸ってしまうようなレベルです。はじめは肉と野菜の甘味が口に広がり、あとから中辛のピリッとした辛味がやってきます。後引く辛味につられて、次々に口に食を進めたくなる。そんな味わいです。具は牛たんしか見当たらないものの、そんなことは気にならないほどの美味しさ。サラッとしたルーには、いろいろな野菜が溶け込んでいるのがわかります。ではでは、メインの牛たんもいただきましょう!!はい。これはもう……本当に美味しいです。牛たんの深い味わいが染み出しており、とても柔らかく、あっという間に溶けていきます。これは本当に美味しい。ちなみに、そんな美味しい但馬屋の牛たんは1パックあたり4~5個(75g分)入っているそう。贅沢すぎる。あっという間に完食してしまいました。写真を撮らなければ3分で食べつくしてしまうような美味しさでした。ご馳走さまです! ■総評味 ★★★★★コスパ★★★☆☆贅沢さ★★★★★これはもう、文句なしの高評価です!めったに出さない星5つを今回の「但馬屋 牛たんカレー」に捧げます。余談ですがパッケージの裏には、「創業一九七〇年~」から始まる、商品にかける思いがしたためられております。ちょっと手抜きの贅沢に。こだわり抜かれたレトルトカレーはいかがでしょう?おすすめです! 【参考】※1 熟成肉専門 但馬屋通信販売※2 神戸肉®神戸ビーフ®の定義【筆者略歴】目黒区にお住いの独身男性さん
2018年12月05日突然ですが、皆さんは最近映画をご覧になられましたか?筆者は先週、世界的人気作『ハリーポッター』シリーズの映画、『ファンタスティックビースト』の2作目を映画館で観てきました。今もその余韻に浸っていて、自分のなかでのブームはしばらく続きそうです。さて、今回は『徳島県産 阿波尾鶏使用 地鶏カレー』をご紹介。そもそも地鶏ってどのような鶏なのかを、いま熱中しているハリーポッターの世界に例えて紹介していきます。 ■「混血」以上が地鶏らしい出典:Cat Act Art / Shutterstock地鶏といえば、地域の名産鶏ですよね。それだけで勝手に高級でおいしそうと思ってしまいますが、地鶏も鶏肉のひとつ。あのスーパーで売っている鶏肉と何が違うというのでしょうか?調べてみると、”地鶏”とは、地域の特徴を活かしつつ、ブロイラーよりも付加価値の高い肉質等を重視して改良した鶏肉のことだそうです。ブロイラーとはあまり聞きなれませんが、短期間で成鶏に達するように育種改良された鶏肉です(※1)。一般にスーパーで売られている鶏肉のことで、国産肉用鶏の生産数のおよそ99%を占めているそうです。地鶏肉には農林水産省が定める基準があり、日本農林規格 (JAS) に記載されている在来種由来の血液が50%以上である必要があります(※1)。ハリーポ●ターの世界でいえば、在来種を”純血”な魔法使い、ブロイラーを”マグル”で例えると、お父さんかお母さんのどちらかが“純血”の魔法使いであれば、もう片方が”マグル”だとしても、その“混血”であるその子供は地鶏ということになりますね。ちなみに100%在来種“純血”も地鶏になります。 ■阿波尾鶏はどんな魔法使い?出典:PicMy / Shutterstockこのカレーに使われている阿波尾鶏も地鶏とのことですが、いったいどんな地鶏なのでしょうか?阿波尾鶏は、在来種である軍鶏(しゃも)のお父さんと、ブロイラー出身のお母さんから生まれた地鶏です(※2)。軍鶏は、鶏同士を戦わせる競技「闘鶏」に使われた鶏種です。そんな名家の“純血”の男性と、平凡な”マグル”の女性が出会って恋に落ち、さまざまな障害を乗り越えて結ばれたことでしょう。そして、その間に生まれたまるでハリーポ●ターのような“混血”の子どもが、「阿波尾鶏」ということですね。そこには、ここでは語りつくせないラブストーリがあったことは間違いなしです。(妄想です) ■“地鶏界のハリー”が入ったカレーは美味しくないわけがないでは、いよいよカレーを実食。軍鶏パパとブロイラーママから生まれた、ハリポタ的地鶏カレーが入ったカレーはどんな味がするのでしょうか?温めたパウチを開けると、カレースパイスのきいた美味しそうな香りが広がりました。この香りが本当によくて食欲をそそります。お口に入れると、お肉の香り高い旨味がたっぷりでカレーとよくなじむ!カレーのほどよいスパイスが地鶏の美味しさを引き出して、5分でペロリと間食してしまいました。「軍鶏パパとブロイラーママ、出会ってくれてありがとう!」ぜひ、身分の格差という障害を乗り越えて結ばれた2人の愛に思いをはせながら、このカレーを食べてみてください。 ■総評味★★★★☆辛さ★☆☆☆☆コスパ★★☆☆☆いかがでしたか?地鶏をハリーポッターの世界に見立てて紹介して見ましたが、地鶏は奥が深いのですね。筆者はこの記事を書いてみて、地鶏への見方が変わってきました。安くて大量生産のブロイラーが広まっている中、地元で工夫しながら育てている地鶏は、応援したくなりますね。そんな地域の工夫が活かされた『徳島県産 阿波尾鶏使用地鶏カレー』。ぜひ食べてみてくさいね。【参考】※1 農林水産省『日本農林規格の改正について「地鶏肉」』※2 丸本『株式会社 丸本 – 阿波尾鶏のこだわり』※3 丸本『株式会社 丸本 – 阿波尾鶏 地鶏カレー』【画像】※ Cat Act Art / Shutterstock※ PicMy / Shutterstock【筆者略歴】MARU
2018年12月04日平日のランチと言えば、仕事中の貴重な休憩時間。おしゃれなカフェや美味しいレストランでしっかり食べたいですよね。ですが、「そんな優雅なランチタイムはとれない!」という方や、「今日もデスクでランチしながら作業……」という方もいるでしょう。忙しいときでもしっかり昼食をとりたい筆者は、レトルトカレーをデスクに常備しています。今回は『上野村天空キッチン 上野村のきのこカレー』を実食したので、早速レポートしていききたいと思います! ■秋晴れの日にふさわしいパッケージデザイン群馬県一小さい村、上野村で育てた肉厚しいたけをたっぷり使ったキノコカレーとのこと。ゆったりと山道を歩きながら紅葉を楽しんでいる……そんな想像が膨らむパッケージデザイン。秋晴れの今日にふさわしい“おしゃれランチ”を楽しめそうな予感がします……!レンジで手早く温めて、あっという間にランチモードです。レトルトカレーってこの手軽さがいいですよね。きのこということでヘルシーな印象だし、季節感もあるし……!と、ワクワクしながらパウチを開封してお皿に盛りつけてみると……。 ■黒々とした強めのビジュアル黒々としたしいたけが、これでもかというほど入っています。ルーに紛れているとはいえ、マイタケもかなりたくさん……。見た目の良し悪しはともかく、ボリュームは抜群です。このカレーをプロデュースしている上野村は、標高が700メートルのところにあり、村の95%が森林だそう。この標高によって起こる寒暖差と豊かな緑は、天然のしいたけが育つ環境とそっくりとのことです。(※1)特にしいたけは、上野村の特産物になっているそう。さて、どんなお味なのでしょうか。 ■きのこ、きのこ、きのこ…きのこのオンパレード味の方は、きのこ、きのこ、きのこ。食べても食べても“きのこ”しか感じられません。ルーは全く辛くなく、トマトの風味が爽やか。そして小麦粉がたくさん入っているのか、もったり重めの質感です。カレーというよりは、しいたけ・マイタケ入りのラタトゥイユに小麦粉とカレースパイスを入れた感じ。個人的にはもう少しさらっとしていて辛めのルーが好みかな、と思いました。 ■総評味★★★☆☆辛さ★☆☆☆☆キノコ感★★★★☆評価はご覧のとおり。付けあわせを工夫するなど、盛りつけ次第では、おしゃれなカレーランチになるのではないかと思いました!オフィスでヘルシーなランチを食べたい方は、トライしてみてはいかが?【参考】※1 【公式】旅する上野村-手間ひまかけて育つ 上野村の「しいたけ」【筆者略歴】R
2018年12月03日今回のカレーは、『JAきたみらい玉ねぎと鶏もも肉の黒カレー』です。いかにもコクのありそうなルーと大きめのお肉のパッケージ、そして「大人の味」というコピーに惹かれ、選んでしまいました。このカレーは、日本一の玉ねぎ産地であるきたみらい地域産の玉ねぎを使用し、じっくりと炒めることでコクと旨味を引き出しているそうです。JAきたみらいのサイトによると、全国の玉ねぎ収穫量の50%以上を北海道が占めており、この北海道の生産地の40%を占めるのが、きたみらい地域なのだそう!(※1)つまり、全国生産高の約2割をきたみらい地域の玉ねぎが占めていることになります。初めて知りました! ■原材料をチェック!原材料を見るとデミグラスソースやチャツネなどが入っており、濃厚なコクが期待できます。カロリーは267kcal。普通ですね。製造はレトルトカレー以外にも様々な商品を展開している、北海道が誇るフードメーカー・ベル食品さん。これも安定です。 ■純白の白米を染める、漆黒のルーそれでは、開封してみたいと思います。いかにも濃厚そうな黒めのルーです。純白の白米がみるみる黒く染まっていきます。デミグラスソースが入っているだけあって、ハヤシライス風の少しビターな香りもしてきます。まさに“大人の味”という感じで。いざ、実食です。 ■辛く濃厚なルーと柔らかチキンが絶品!見た目通り、非常にコクのある濃厚なルーでした。スパイスによる適度な辛さもあります。筆者は辛いものは得意な方なので全然平気だったのですが、苦手な人には少し辛く感じるかもしれません。ただ、辛さの中にも玉ねぎの甘さも感じられ、複雑で奥行きのあるまさに“大人のカレー”という感じでした。具材のチキンもパッケージ通りの存在感があり、と~っても柔らかく美味しかったです。今回もあっという間に完食してしまいました!ちなみに、このカレーは生クリームをかけてもまろやかさが出て良さそうだなと感じました。次回、食べる際は試してみようと思います。■総評:濃厚なルーと柔らかチキンが絶品でした。味★★★★★辛さ★★★☆☆肉の柔らかさ★★★★★コスパ★★★★★この味で518円(税込)なら、たまにご褒美としてリピート買いをするのはありだなと思いました!(※2 公式通販サイト『オホブラ百貨店』より/2018年12月時点)大人の階段を上りたいあなた。一食の価値ありですよ!【参考】※1 JAきたみらい公式サイト-JAきたみらいは、玉ねぎ生産量日本一!※2 オホブラ百貨店【筆者略歴】ami
2018年12月02日インターネットで気軽に様々な情報を入手できるようになってしばらく経ちますが、多くの人々が検索するのは、行く先々での「美味しい店」なのでは?と筆者は考えます。行き先や旅先で、どのような美味しい料理に出会えるのか、考えるだけでワクワクしますよね。今回は、静岡県・伊豆で有名な本格西洋料理レストランのシェフが作った絶品、『伊豆山海の宝石箱 ヘスティアのかまど 本格西洋風味のビーフカレー』を、レトルトで味わってみたので紹介します。 ■オーナーシェフ・廣瀬氏の想いが詰まった本格カレーこちらのカレー、生産はトンソン・ジャパン。同社の人気ブランド『全国旨カレーコレクション』の静岡県代表として開発されてあります。高級感のある深緑のパッケージを見ていくと、オーナーシェフ・廣瀬己芳氏の紹介がありましたので、一部抜粋します。オーナーシェフである廣瀬己芳氏は昭和28年に静岡県に生まれ、東京プリンスホテル、ホテル西洋銀座にて経験を積み、平成6年に洋風居酒屋・ヘスティアのかまどをオープンさせ……ここまで読み、どうやら『ヘスティアのかまど』とはオーナーシェフ廣瀬氏のレストランであるとわかりました。(※2018年12月現在、同店は閉店中)他には、カジュアルレストラン『ブローニュの森』なども展開していて、その料理の美味しさが話題となり、静岡県で知らない人がいないほど注目されるシェフになったそうです。またパッケージには、そんな廣瀬氏のセリフもこんな風に記載されています。「“これを出したらお客様に喜んでもらえるだろうな”と日々考えながら料理してたらこんなに美味しいビーフカレーが 出来ました。」温厚で優しいシェフの人柄と、食べさせたい人のことを想って作られたこだわりのカレーということが分かりますね。 ■深みと旨みのマリアージュを堪能してみた!では、実際に食べてみましょう。オフィスでも自宅でも、気軽に伊豆の人気レストランのカレーを手軽なレトルトで食べられるなんて、ある意味贅沢かもしれませんね!ご飯にかけてみると、少し水分が多めのルーがとろっと出てきました。ルーの中には野菜やお肉の具材も絶妙なとろけ具合で混ざっており、コクのあるスパイスのいい香りが食欲をそそります。食べて見ると、よく老舗レストラン等で味わえる濃厚な濃いビーフカレーではなく、色や舌触りはあっさりしており、野菜の甘みがほんのりフルーティー、柔らかいお肉も舌でとろける美味しいカレーでした。辛くはなく、子どもでも楽しめるような優しい味わい。これはレストランでも人気メニューになること間違いなしの一品です。パッケージに記載された紹介文を見て、大げさな表現だと思っていたのですが、この表現が決して大げさではないことがはっきり分かりました。本格西洋料理の一流シェフの作ったカレーは、レトルトだということを忘れさせるほど美味しかったです。さらに女性にとって嬉しいのが、これだけ本格的な味わいのある美味しいカレーでも、カロリーが178キロカロリー(1人前200g)と控えめなこと!ご飯を少し減らしたり、雑穀米にしてヘルシーなカレーにしたりすれば、油っこくない美味しいカレーをより味わえるかもしれません。 ■総評味★★★★☆辛さ★☆☆☆☆コク★★☆☆☆シェフの本気度★★★★★静岡県の伊豆という、人気の観光地で有名になった、今はなきレストランの味。高級旅館やホテルも多く立ち並び、舌の肥えた客層にも愛される本格的な味わいを、ぜひ堪能してみては? 【参考】※1 食べログ-ヘスティアのかまど【筆者略歴】モエコ50%
2018年12月01日金沢カレーといえば、どろっとした濃厚なルーの上にソースカツを乗せて千切りキャベツを添え、ステンレス皿に盛りつけて提供するスタイルが有名ですよね。有名どころでは、チェーン店の『ゴーゴーカレー』などが挙げられます。ですが、今回ご紹介するのは一風変わった金沢カレー。その名も『壺屋壺亭 シーフード 金沢カレー』です。パッケージにもシーフードがゴロゴロ……これは楽しみです! ■海の幸てんこ盛りな期待を煽るパッケージこちらがパッケージ表面です。シーフードカレーの名に恥じない海鮮の量!パッケージ右上にも大きく書いてある能登かきが、写真ではしっかりセンターを張っています。それにしても具沢山。そして裏面。かき以外にも甘えびや帆立など、海の幸が沢山入っており、金沢カレーには欠かすことのできないウスターソースも入っています。■パッケージどおりのシーフードの山に感動!こちらがカレーの全体像。少々離れていますが、ここからでもかきの存在感が光ります!ウスターソースも入っているのでもう少し黒いのかと思っていましたが、茶色系の色味です。ここからはお待ちかね、シーフードたちのご紹介。こちらが能登かきです。さすがメイン、スプーンには収まりきらない存在感を出してきます。レトルトカレーの具材は、気持ち程度の大きさのものしか入っていないこともしばしばですが、これは食べ応えあり!実際に食べてみると、かきの磯の香りが口いっぱいに広がりました。つづきまして、こちらは帆立。大きさこそかきには劣りますが、しっかりと帆立の旨みが感じられます。こちらも美味。そして甘えび。こちらも帆立同様小ぶりですが、えび特有のプリプリ感は健在。どれもルーに負けることなく、素材の味がしっかり立っていて食べ応えは抜群です!魚介類が好きな方にはたまらない味わいだと思います。全体としてはとてもマイルドでクリーミーな味わいに仕上がっています。パッケージに記載はなかったのですが、辛さレベルは甘口に近いでしょう。 ■総評味★★★☆☆辛さ★☆☆☆☆シーフード感★★★★★気になるお値段は486円(税込)と、ご当地レトルトカレーのなかでは手頃な価格。(金沢の味 佃の佃煮オンラインショップにて/2018年11月現在)魚介好きの方は、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?【参考】※ 佃の佃煮オンラインショップ金沢カレー(シーフード)【筆者略歴】J
2018年11月30日今回のカレーション企画では、『ダイセン ハーブチキン CURRY』をいただきました。さて、皆さんは「ダイセン」をご存知でしょうか?そう、日本百名山や日本百景にも選出された、鳥取県にある標高1,729メートルの『大山(だいせん)』のことです。山岳信仰の山として開かれたと言われていて、明治期まで一般人の入山が許されていなかった特別な山。その大山の豊かな自然のなかで育まれた珍しいチキンがいただけるなんて、楽しみです! ■さて、こちらの商品ですが、鳥取県の『ミート&デリ いまがわ』さんという、鳥取県のお肉を中心に取り扱う直売所さんによるレトルトカレーです。地元の人だからこそ知る、美味しい食材が使われているんだろうな、と期待が高まります。ここで大山産ハーブチキンについて、大山産ハーブチキンとは、『がいなどり』と対比した商品を作りたいとの思いから飼料の中にハーブ(オレガノ)を添加し、鶏の健康状態を良くし一般的に言われる鶏臭さを抑えヘルシーな鶏肉を育て一人でも多くの人々に食べて頂きたいとの思いで作りました。とのことです。まずチキンを一口食べてみましたが、思ったよりハーブっぽさは控えめ。さすがにハーブを飼料として育てられただけでは、ハーブの風味を感じるのは難しいでしょうか。ご覧のとおり、豚バラのようにスライス状のものが何枚も入っていて、満足いくボリュームでした。公式サイトのとおり、確かに鶏肉独特の臭いや味わいが控えめなので、咀嚼するまではチキンだと気づかないかもしれません。歯ごたえは抜群で、良い食感でしたよ!ハーブ特有の独特の風味や香りが苦手な方も大丈夫そうな、非常に食べやすいお味のカレーでした。トマトペーストが入っているためか、少しハヤシライスにも似たようなお味。スパイシーなカレーがお好みの方には、ちょっと物足りないかも知れませんね。 ■総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆鶏っぽさ★☆☆☆☆鶏肉らしからぬ爽やかな口当たり大山ハーブチキン、この機会に食べてみたくなりました。 【参考】※ 大神山神社※ 名和食鶏(有)|大山産がいなどり|大山産ハーブチキン|〜こだわりの生産から、まごころの加工まで〜【筆者略歴】Tadashi☆Gaki
2018年11月29日『辻学園調理・製菓専門学校』をご存じですか?2017年に創立100周年を迎えた歴史ある調理や製菓の専門学校で、数々の有名料理人を輩出し、その数は4万人を超えるともいわれています。日本に住む人なら、外食の折にでもこの辻学園卒業生のお世話になっている可能性が高いですね。画像:NO.27さてさて、今回手に取ったのは『熊本あか牛黒カレー』(税込600円)。こちらは辻学園が開発したレトルトカレーのようです。“それはさぞや美味しいだろう”と、期待値マックスで実食してみました。画像:NO.27大阪を中心として、全国各地に調理・製菓の専門学校を開く「辻学園」の本気を、はたして感じられるのか…! ■あか牛を探しながら、黒カレーを実食!画像:NO.27お皿のチョイスを間違えて、ルーが溢れんばかりに盛られているのはご愛嬌。黒カレーの黒は、カレーをじっくり煮込んだからこそ出る色味。しかしながら、黒は美味しさを演出する色としてはふさわしくありません。実際に、“美味しそう”と思えるかどうかの紙一重の黒さです。とはいえ、熊本のブランド牛「あか牛」が入っているんですから、美味しくないわけがないですね。具を持ち上げてみると、大きい!画像:NO.27あか牛の出現を喜びかけたのもつかの間、一口かじってみると、この塊はジャガイモでした。画像:NO.27本物のあか牛はスプーンの先にひっかかるようにしてあるコチラ。小さいけど、美味です。問題はただ、小さいというだけで。■カレーの総評は?味★★★★☆辛さ★★★☆☆レトルトぽくなさ★★★★☆商品名に「熊本あか牛」とブランド牛を冠してしまっているため、どうしてもそこに目線が行きがちですが、カレー自体の味は……甘すぎないし辛すぎない、バランスのとれた美味しさでした。黒さが表している具を煮込んだ味の深みが、レトルトカレー感を消しているのか、もしかしたら家やお店で「力を入れて作ったカレー」と嘘をついて出しても、それなりに騙せるかもしれません。これぞ、約4万人の料理人を生み出した辻学園の本気……ぜひ召し上がってみてください。それにしても、たくさんある具材の中からなぜ「熊本あか牛」をあえて選んだのか、気になるところです。【筆者略歴】NO.27
2018年11月28日「玉ねぎの生産量の多い都道府県ってどこだろう?」みなさんも、こんな疑問がよく頭をよぎりますよね。(よぎらない)1位はやはり北海道で、2位が佐賀県、そして3位が兵庫県なのですが、なんとこの3道県で国内シェアの約8割を占めています。佐賀県も気になるところですが、ぐっとこらえて(?)兵庫県の玉ねぎ事情について調べてみました。すると淡路島の玉ねぎは全国屈指のブランドが判明!それでは筆者が今回手に入れた『淡路牛玉ねぎカレー』とともに、淡路島の食材の謎を追っていきましょう!パッケージ表には「おいしいカレーは、おいしい玉ねぎからはじまる。」と、自信と誇りに満ちた煽り文句が。筆者の心に刺さったので記事タイトルに頂戴しました。裏面にも色々と書かれていますね。「淡路島の玉ねぎは、糖度が高く香りも優れており、玉ねぎ特有の辛味も比較的少なく繊維も柔らかい玉ねぎです。」とのこと。本当でしょうか? ■淡路島の玉ねぎの美味しさの秘密気になったので調べてみました!JA全農兵庫の公式サイトによると、あまみとなるソテー時の「全糖含量」を測定した結果、約9~10%。他のたまねぎと比べ最大で約4%の差を確認。つまり「あまい」が圧倒的に高いことが判明。とのこと。他の玉ねぎとは一線を画す甘さを誇るようです。また辛さに関しても、辛みを示す「ピルビン酸含量」を測定した結果、最大で他産地の6割程度と確認。つまり「からい」が圧倒的に低いことが判明。とあり、他産地の玉ねぎに比べて辛さは控えめなようです。お味に関しては◎ですね。そして特殊な機材を用いて応力(わずかな面積にかかる単位面積あたりの力)を測定したところ、最大で約2倍の差を確認。つまり「やわらかさ」が圧倒的に高いことが判明。とあり、食感(やわらかさ)についても確かなよう。裏面の記載に偽りなし!さらに裏面によると、この「淡路牛」も神戸牛や松坂牛にも劣らないブランド牛だそう。淡路島ブランドがこれでもかと詰まったカレーを食べられるなんて……期待が高まってきました。 ■いざ実食!玉ねぎの甘さとコクに包まれるさて、淡路島産玉ねぎへの知識欲は満たされたので、次は食欲を満たしていきましょう。袋を開けた瞬間、ふわっと漂うスパイスの香りに食欲を刺激されまくり。色々調べていてお腹が空いていたので、正直もう早く食べたいです。それでは、いただきます……!!あ、甘い……!中辛と書いてあったため、少し警戒していました(筆者は辛さに弱いです)が、口に入れた瞬間に、玉ねぎの甘さとコクが筆者を優しく出迎えてくれました。ジャンルとしては、欧風カレーに近いですね。喉元を過ぎ、余韻を楽しんでいるとスパイスが顔を出し、次の一口へと誘われます。気がついたら、空になったお皿と、おかわりを探す筆者がいました。何度スプーンを口に運んでも玉ねぎの甘さを感じられ、幸せでした。それでは総評です。 ■総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆玉ねぎ度★★★★★玉ねぎ好きな方はぜひどうぞ!百聞は一食に如かず、です。【参考】※ JA全農兵庫公式サイト【筆者略歴】かにすけ
2018年11月27日秋もそろそろ終盤。秋といえば、“食欲の秋”を楽しまれた方もいるのでは?まだまだ美味しいものが食べたい!という方におすすめのレトルトカレーがありますよ。ということで、今回は『香川県産 オリーブ牛ビーフカレー』を紹介していきますね。 ■「オリーブ牛ビーフカレー」の特徴とは?画像:とみー“オリーブ牛ビーフカレー”ということで、オリーブオイルが別添してあるのかと思ったのですが、そんなことはありませんでした。“オリーブ”という名前の由来は、瀬戸内の温暖な気候風土とオリーブに育まれた黒毛和牛のことを「オリーブ牛」と呼ぶことから来ているそう。画像:とみーただ裏面を見てみると、原材料の欄には「オリーブ油」や「オリーブ茶葉」の文字が。表面には、「隠し味に小豆島産醤油とオリーブ茶葉を使用しています」という説明書きがありました。そのため、オリーブ入りカレーであることは間違いないみたいですね。では、さっそく食べてみましょう!オリーブの味がするかどうかが注目ポイントですね。 ■いざ、実食!画像:とみー見た目はパッケージどおりでした。オリーブ油のべたつきなどもありませんよ。画像:とみーいざ口に入れてみると濃厚なお味で、玉ねぎのような甘みが強くレトルトカレーとは思えないほど。素材の甘みとコクを感じるカレーでした。中に入っている『オリーブ牛』も、ほろほろの食感で噛む必要がないほどに煮込まれています。さて、肝心の「オリーブを感じるのか」というポイントについてですが……答えは、NOです(笑)。ですが、カレーの舌ざわりはねっとりとしていて、よりいっそうカレーのコクを感じることができます。もしかしたら、この舌ざわりやコクを実現しているのが、隠し味の“オリーブ油”や“オリーブ茶葉”かもしれませんね。筆者の感想としては、「甘口のカレーが好きで濃厚なカレーが食べたい!」という方には、ものすごくオススメのカレーでした。ですが、カレーに刺激を求める方には若干物足りないかも。パンチが欲しいときにおすすめ、かつこちらのカレーと一緒に味わっていただきたい筆者イチオシのビールも紹介しておきます! ■「濃厚甘口カレー×パンチの効いたビール」は最高!実は筆者、最近アメリカやドイツにビール留学をしてきた無類の“ビール女子”。ということで、独断と偏見で「このカレーにぜひとも合わせたいビール」をピックアップしてみました!今回の「オリーブ牛ビーフカレー」は、甘口でとても濃厚なコクが特徴なので、合わせるなら“パンチが効いていて苦味もありつつ、濃厚なカレーに負けないほど味のしっかりとしたビール”でしょう。そこでおすすめしたいのが、「IPA」という種類のビール。IPAとは「インディア・ペールエール」の略称で、とても個性の強いビールとして有名です。日本では“ラガー”というのどごしの良いビールが一般的なので、あまり見かけることがないかもしれません。ですが、最近のクラフトビールブームにより、各地の酒造メーカーが続々と美味しいIPAを発売しています。画像:KIRINお手軽に飲めるIPAとしておすすめなのは、KIRINが出している『グランドキリン IPA』というクラフトビール。こちらは、KIRINと契約している居酒屋では飲める場合も多いですし、コンビニや酒屋さんなどでも購入可能ですよ。画像:とみー今回筆者は、“IPAの進化版”とも謳われる「Double IPA(ダブル アイピーエー)」という種類のアメリカビール『Pliney the Elder(プリニー ジ エルダー)』を合わせてみました。より強いポップのコクと苦味を感じることができるビールで、アメリカで流行中の種類です。度数は8%と、少し強め。画像:とみー実際に、このカレーと合わせて食べてみると……このビールならではの強い苦味とコクが、カレーの濃厚な甘さと相性抜群!最後には、このビールの柑橘系フレーバーが口の中を駆け巡り、こってりとしたカレーの後味をさっぱりとまとめてくれます。カレー好きでビール好きの方は、ぜひこちらのカレーをつまみに、このビールを飲んでみてくださいね。 ■総評カレーの味★★★★☆濃厚でコクがある甘さ。レトルトカレーとは思えない美味しさです。カレーの辛さ★☆☆☆☆辛さはほとんど感じません。激辛好きの筆者としては、すこし物足りませんでした(笑)。オリーブ度 ★★☆☆☆ほんのりオリーブを感じることができるかも!?ビールとの相性 ★★★★☆ぜひ「IPA」や「Double IPA」と合わせて食べていただきたいカレーです。 いかがでしたか?気になった!という人はぜひ、購入して食べてみてくださいね。ビール好きの方は、今回紹介したカレーとビールの組み合わせも試してみてくださいね!【参考】※ グランドキリン IPA(インディア・ペールエール)【画像】※ とみー※ KIRIN【筆者略歴】とみー
2018年11月26日カレーション企画も早8回目。カレー選びに一喜一憂していたのも遥か彼方、最近はどのカレーになっても淡々とその商品のいいところ探しをする日々でした。そんななか、周囲の同僚との会話のなかで、とある説が浮上。「レトルトカレーは、パッケージがシンプルなほど美味しいのでは?」その説に従うと、このカレーも絶品か…?そんな期待を胸にパッケージを開封! ■肉のプロフェッショナル「三田屋総本家」今回ご紹介するカレーは『三田屋総本家 黒毛和牛の赤カレー』。ご覧のとおり、赤色の箱に毛筆体の白文字が躍る、シンプルながらも力強いパッケージデザインです。パッケージ裏面を見ると、「有名な肉の産地兵庫県三田で、はざま湖畔を発祥の地とする三田屋総本店は肉の畜産から加工販売まで行う職人集団です」とのこと。これは本物だ。間違いなくうまい。期待しかない。 ■赤さのヒミツはトマトと赤唐辛子赤い!パッと見には激辛カレーを想像してしまいましたが、香りからしてそこまで辛くなさそう。むしろ牛肉の香りが食欲をそそります。盛りつけてみても、改めて赤い!成分表記によると、トマトピューレと赤唐辛子が入っているよう。そりゃ赤いですね。ルーをすくって、一口食べてみると……見た目の赤さに反して辛すぎず、ほどよいお味でした。トマトの酸味と爽やかさが舌の上に広がり、そこに追いかけてくる和牛の旨味がたまりません。「ザ・日本の家庭のカレー」というような、カレー粉とじゃがいもによるどろっと感は控えめ。トマトピューレによるさっぱり感が際立っているため、いくら食べても重さを感じることはなく、どんどん食べ進められます。辛いものが苦手という方でも大丈夫なピリ辛具合なので、本当に万人に愛されそうな逸品です。 ■三田屋総本店の真骨頂!「黒毛和牛」もスゴイカレールーのお味に言及しすぎましたが、本題はこっち。「三田屋総本店は肉の畜産から加工販売まで行う職人集団です」とまで言い切るということは、お肉がスゴイはず!一口すくってパクリ。これは……! ■総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆トマト感★★★☆☆おすすめ度★★★★★やっときた。カレーション企画8回目にして、過去1番の大当たり。味、見た目、匂い。どれをとっても本当に美味しい、大満足のカレーでした。気になる方はぜひ一度ご賞味あれ!あれ?説は……?たぶん正しいはず!笑皆さんも検証してみては!?【筆者略歴】海なし県のうみんちゅ
2018年11月25日今回ご紹介するご当地レトルトカレーは、富山県のブランド牛を使用した『氷見牛カレー』!神戸牛や松坂牛といったブランド牛に比べると、全国的な知名度はまだまだ……ですが、おいしいお肉であることは間違いありません。富山県氷見市の観光ポータルサイト『きときとひみどっとこむ』によると、「氷見牛(ひみうし)」は黒毛和牛の中でも最高等級A5ランクの比率が非常に高いんだとか!「氷見牛」は、いわゆるさしの入り具合をいう「脂肪交雑」と「脂肪の質」が良いのが特長で、肉質等級の判定基準でも、上位等級(A4ランク以上)が全体平均で8割5分を超える質の高さを誇っています。日本海に面する海と緑に恵まれた地で、のびのびと育った氷見牛がおいしくないわけがありません。そんな氷見牛を使って、富山を代表するステーキの名店『富山柿里』がプロデュースしたのがこの「氷見牛カレー」なのです。 ■「氷見牛カレー」は全国1位の実力派!実はこちらのカレーは、2008年5月16日に放送されたTBB系列『ランキンの楽園』で、全国47都道府県のご当地レトルトカレー中、ギャル曽根さんによって1位に選ばれた実力の持ち主。1個756円(税込)と、レトルトカレーの中では高価な部類に入りますが、なんとこの番組の放送後は、1週間でおよそ1万食以上が売れたそう。(柿里オンラインショップ/2018年11月時点)多くのグルメを食してきた大食い女王が絶賛したカレーはどんな味なのかさっそくレポしていきたいと思います。 ■お口の中でとろけるお肉!めちゃくちゃリッチなカレー!お皿に開けてみると、食べ応えがあるサイズのお肉や、じゃがいもなどの具がたくさん入っています。お肉を一口運ぶと、口の中でやわらかい身と脂がとけあいとろけてしまいました!なんて高級な味!!(語彙力)カレールーは、野菜とフルーツの甘味とスパイスの辛味に、氷見牛の旨味がマッチしていて、いくらでもご飯をおかわりしたくなります。これが富山が誇る氷見牛の実力……ステーキの名店の、お肉に対する本気がうかがえます。 ■総評味★★★★★辛さ★★★☆☆具材の多さ★★★★☆ちょっと贅沢な気持ちになりたいときは、レトルトカレーの域を超えた「本気」の氷見牛カレーをぜひ食べてみてくださいね!【参考】※ きときとひみどっとこむ※ 柿里オンラインショップ【筆者略歴】みほまる水産
2018年11月24日世界最大の「本の街」と言われる神保町。アイドルオタク界隈で有名な『書泉グランデ』のような大型書店や、由緒あるコミック専門店として海外からの巡礼客も訪れる『高岡書店』などの新刊書店もありますが、大きな割合を占めているのは“古書店”です。神保町Webサイト『神保町へ行こう』によれば、神保町周辺の古書店の数は約180店舗もあるとのこと(※1)。 ■世界最大の本の街は「カレーの街」でもあった神保町にはもうひとつ名物があり、実はそれが「カレー」なのです。「神保町へ行こう」のサイトにも、「日本で最もカレー店密度が濃いエリアかも」と紹介されています。試しにGoogle Mapsで「神保町 カレー」で検索すると、カレー専門店、インド料理、タイ料理のレストランなどが36店がヒットします。このカレーの街・神保町で、もっとも代表的なカレー店の一つといえば、『欧風カレー ボンディ 神保町本店』でしょう。神保町のボンディは、渋谷の『ムルギー』、信濃町の『メーヤウ』などと並ぶ、東京のカレー好きの聖地のひとつとなっています。ちなみに、神保町のカレー店としては『スマトラカレー 共栄堂』も非常に有名です。しかもボンディ神保町本店は、『神田古書センタービル』という、古書店が集まったビルの2階に昔から居を構えています。古書店×カレーという神保町の名物同士がコラボした象徴的なお店なのです。 ■「欧風カレー」という言葉はBondyが生んだ?今回ご紹介するカレーは『Bondy 欧風カレーボンディ【チーズカレー】』。『神田カレーグランプリ』というのは、神保町のみならず神田一帯のカレーを供しているお店が参加して年に1回開催されるコンテストのことで、来場者が実際に試食して投票した結果、1位から3位までが決定します。このイベントの記念すべき第一回で、ボンディの神保町本店がグランプリを獲ったそうなんです(※2)。さて、ボンディのカレーの特徴は“欧風カレー”と銘打っているところ。渋谷のムルギーは“印度料理”と銘打っており、「カレーの本家はインド」という主張を感じますし、信濃町のメーヤウは“タイ食堂”と看板を出して、「みんなが知ってるインドのカレーとは違うのだよ」という差別化戦略が窺えます。それに対してボンディは「欧風カレー」。欧風、つまりヨーロッパ風のカレーです。洋食系のカレーともいえます。この欧風カレーという言葉は、『カレーの教科書』を著した水野仁輔氏によれば“神保町「ボンディ」が造った”のだそうです(※3)。ご存じのように、「洋食」とは「西洋風の料理」という意味ですが、同時に西洋(米国やヨーロッパ)に行っても、日本の洋食を食べることはできません。洋食とは日本人が西洋の料理にインスパイアを受けて作り出した日本独自の料理だからです。ボンディの「欧風カレー」もまた、日本でつくられた「西洋料理風のカレー」なわけです。 ■我が青春のボンディ筆者は、20代から30代までの雑誌編集者時代によく、神保町のボンディを訪れました。上司や同僚と取材や打ち合わせの帰りに行ったり、ひとりで書店めぐりをしたあとに訪れたりして、けっこうハマっていました。お店で食べるときは、必ず前菜として蒸したジャガイモとバターと塩が出されます。熱々のジャガイモの皮を剥いてバターと塩をつけて食べる。これがとても好きでした。次に、楕円形の深めの皿に盛られたライスと、銀色のソースポットに盛られたカレーが出てきます。このソースポットはイギリスなど欧州でグレービーソースなどを供するのに使われていたものをカレーに応用したもので、「欧風カレー」という呼び名の理由のひとつでしょう。ソテーしたオニオンや小麦粉を使ってコクやとろみをだしている点で、シチューと共通する味わいがあり、それもまた「欧風」の所以(ゆえん)かもしれません(※4)。なおライスの上には細かく刻まれたチーズが一面に振りかけられており、カレーを上に注ぐとチーズが溶けて、さらにまろやかでコクのある絶妙な味わいになります。 ■欧風カレーの象徴的なお味を手軽に楽しめるここまでは、お店で食べたボンディの欧風カレーの話。今回のレトルト版ボンディ欧風カレー の味わいはどうでしょうか?まずは原材料を確認。チーズやバターが多めに使われており、店舗メニューの「チーズカレー」を再現しよう、という意気込みがうかがえます。一口めは「甘い!? 」という印象です。 そこから、じわーっと辛さがにじみ出てきました。中辛の割にけっこう辛い。3口めぐらいで鼻の周辺に汗が浮かんできます。「チーズカレー」と名乗るだけあって、きちんとチーズの風味もしますし、溶けかけたチーズの食感も一瞬だけありました。見た目はチーズっぽくないですが、きちんとチーズの味わいがあり、ボンディのお店で食べた「チーズのせカレー」の雰囲気が出ています。たしかにインド風でもないし、もちろんタイ風でもない。日本人の僕らがもっともなじみのある洋食のカレーを上品にして味わい深くしたボンディのカレー。レトルトカレーですが、けっこう満足感が高いです。付け合わせにコンビニのサラダでも用意すれば、きちんとしたランチになるでしょう。ボンディ店舗で提供されるような蒸しジャガイモが欲しい場合は、ジャガイモをよく洗ってからをラップして電子レンジで3分〜4分ほどチンして、5分から10分そのまま蒸らせばそっくりのもができますよ(塩とバターも忘れずに!)。気になるお値段ですが、ネット通販で5個パックが1676円で売られていました(Amazon/2018年11月現在)。1個あたり335円程度と、市販のレトルトカレーとしては少しだけ高めかもしれませんが、コストパフォーマンス的にはむしろお得ではないかと個人的には思いました。 ■総評味★★★★★辛さ★★★☆☆ボンディ度★★★☆☆「欧風カレー」としての満足度はとても高いと思います。「欧風」と名乗るだけの洋食的な旨みがしっかりと堪能できます。ですが「ボンディ」かと言われると何かが足りない……。なんだろう?やっぱり蒸したジャガイモとバターがないせいでしょうか?欧風レトルトカレーとしては満足できること間違いなしです。お試しあれ。 【参考】※1 神保町へ行こう※2 神田カレーグランプリ※3 NHK出版 あしたの生活-欧風カレーと英国式カレー※4 ハウス食品-カレーの入っている取っ手付きの器・カレーポット【筆者略歴】ネギシ1987年4月。南青山・骨董通りの某編集部にてカレー修行を開始。深夜の麹町アジャンタの激辛チキンカレーを皮切りに都内でさまざなカレーを体験。2004年、某クチコミグルメサイトで出会った食の達人たちに更にエスニック道の教えを受け、大森ケララの風、東池袋A・Rajなどで南インド料理の奥深さを知る(←大げさ)。3食カレーでもOKです。
2018年11月23日今回いただくのは、「四万十ぶしゅかん果汁」と「土佐はちきん地鶏」を使用した、高知県発の個性派グリーンカレー『四万十ぶしゅかんグリーンカレー』。お値段は490円(税込)。(高知土産はりま屋WEBSHOPにて/2018年11月現在)グリーンカレーってあんまり得意ではなかったんですが、いざ! ■「ぶしゅかん」ってなに?「ぶしゅかん」とは“酢みかん”の一種で、ゆずやみかんの仲間です。生産地である高知県では、お酢として使われることが多いのだそう。一本の木で100年近く実がなり続けるなど、柑橘類のなかでは圧倒的な生命力を誇ります。農薬に頼らずとも無視を寄せつけず元気に育つので、自然のままの味を楽しむことができます。ぶしゅかんの魅力は、ほんのり苦味のある爽やかな香りと、口に広がるフルーティでまろやかな酸味。そんなぶしゅかんが、グリーンカレーの中でどんなアクセントとしてはたらくのでしょうか。楽しみです! ■専門店にも負けず劣らずなクオリティ!パウチの封をあけると、たちまちココナッツのまろやかな甘い香りがしてきます。早速一口。ココナッツミルクの甘さと、エスニックなスパイスの辛さがほどよいバランスで、とてもおいしいです。実は筆者、ココナッツが苦手。あの独特の風味と甘さがどうしても好きになれません。一度タイ料理屋でグリーンカレーを食べたことがありますが、筆者には甘すぎる味つけで、完食するのに苦労した記憶があります。しかしこの「四万十ぶしゅかんグリーンカレー」は、ココナッツが苦手な人でも食べやすい仕上がりです。それにぶしゅかんのキリッとした柑橘系の香りが、この絶妙な甘辛にメリハリをプラスして、グリーンカレーの独特な風味を一層引き立たせてくれています。シャモの血を引いているという「土佐はちきん地鶏」もたくさん入っています。食感もジューシーで、絶妙な弾力でした。ゴロゴロとした具材感に大満足の一皿です。 ■総評味★★★★☆辛さ★★★★☆本格度★★★★★レトルトであることを感じさせず、専門店のカレーにもひけをとらないクオリティ。おすすめです!【参考】※ 四万十百年ぶしゅかん 【筆者略歴】sπs
2018年11月22日ご存知でしょうか。この世に“ワインで育てられる”という、なんともうらやましい“牛”が存在することを……。兵庫県といえば神戸牛・但馬牛が有名ですが、その2つの銘柄に次ぐ“第3の黒毛和牛”として、「神戸ワインビーフ」はここ数年猛プッシュされているようなんです。知る人ぞ知る、神戸ワインビーフとは?その秘密に迫っていきましょう! ■神戸ワインビーフとはその名も「神戸ワインビーフ」。正確には、神戸が誇る地元産ワインの絞りカスを混ぜた飼料で育てられた和牛です。神戸ワインビーフの公式サイトによると、その定義は次のとおり。[定義]・生産は協議会の認定した県内の牧場においてワイン粕等を混合している指定飼料を給与したものとする・最長肥育地は兵庫県とする・出荷体重は500kg以上とする・当該事業年度に製造される神戸ワインの副産物(搾りかすなど)の発生量に応じた出荷頭数とする、ほかなかなか厳しい基準が設けられている黒毛和牛のようです。こんなの絶対美味しいに決まっている……!そんなこだわりの神戸ワインビーフを、気軽に食べられるレトルトカレーがあるんです。さっそくご紹介しましょう! ■神戸ワインビーフカレーなかなかハイカラなパッケージです。早速盛りつけてみましょう!どうせお肉3個位しか入ってないんでしょ……と思いきや、すごく具だくさんです!お肉も6~7個ほど入っていました。嬉しい!ですが、まあ肝心なのは味ですよね。 ■普通に美味しいビーフカレーだった美味しい!ふっっっつうに美味しいカレーです!丹念に炒められた飴色たまねぎの味がよくわかる、洋風スタイルのカレーです。お肉はふわっふわとろっとろ!「牛肉がふわふわ?」と思われるかもですが、本当に“ふわとろ”という表現がしっくりくるほど、お肉がとっても柔らかい。ワインと牛肉はよく合うと言われているけれど、そういうことだったのか!これが神戸ワインビーフの実力……!にんじんやじゃがいもなどの定番お野菜もたくさん入っていて、とにかく満足感の高いカレーです。なんだかハイカラな気分になってきました! ■総評味★★★★☆辛さ★★☆☆☆満足感★★★★★神戸ワインビーフの魅力★★★★☆ハイカラ度★★★★★★★★★★★ハイカラな気分にあてられて、食後にシフォンケーキをいただいちゃいました!ハイカラな気分を味わいたい人は、ぜひ食べてみてくださいね! 【参考】※ 神戸ワインビーフ【筆者略歴】punch-drunker
2018年11月21日