映画『デスノート Light up the NEW world』のジャパンプレミアが10月20日(木)に開催され、東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、戸田恵梨香、川栄李奈、船越英一郎、佐藤信介監督が上映前の舞台あいさつに登壇した。『デスノート』ジャパンプレミアその他の写真大人気漫画を原作に、名前を書かれた者は死ぬという“デスノート”を巡る戦いを描き、大ヒットを記録した10年前の映画の正統派続編。キラの遺志を継ぎ、ノートを使って大殺戮を起こす者、Lの遺伝子を継いで、それを阻止しようとする者たちの戦いを描き出す。ノートに触れた者は、死神を見ることができるという設定に沿って、この日の観客は、入り口でノートの切れ端に触れて会場へ入場。すると、巨大な死神のリュークがクレーンで登場するというど派手な演出でイベントはスタートした。東出はデスノートを知り尽くした捜査官・三島、池松はLのDNAを継ぐ探偵・竜崎、そして菅田はキラの信奉者でテロリストの紫苑を演じており、スクリーンの中では緊張感あふれる戦いを繰り広げるが、舞台あいさつはグダグダ!?それぞれの役柄の魅力を聞かれても、東出も池松もほとんど、役の設定の紹介をする程度で、戸田から「説明じゃん」とツッコミが飛ぶ。トリを務めた菅田は「前のふたりがふがいないので!」と意気込んで話し始めるも、自身の役とは関係ない作品に関する思いを延々と述べるだけで、池松は苦笑を浮かべ「誰ひとり、質問に答えてない…。入場からもう1回、やり直していいですか」と申し訳なさそう。映画の中で、菅田はサイバーテロリストを演じているが、東出は菅田が原因で「ウイルスをもらっていま、ここに立ってます」と大観衆を前に不穏な発言!?菅田いわく「ただの風邪の話(笑)」とのことで、要は3人で全国をプロモーションで巡る中で、風邪をうつし合ってしまったらしい…。東出は「ダブルミーニングになってて、おれ、いまウマいこと言った(笑)?」とご満悦だった。10年前の映画公開時、11歳の小学生だったという川栄は「もしかしたら家のノートでもイケるんじゃないかと…文房具屋で黒めのノートを買った」と告白し、菅田から「誰かを殺そうとしたってこと!?」と驚愕されていた。今回、念願かなって(?)ノートを使って大量殺戮を行なう少女を演じ「興奮しました」と満面の笑み。前シリーズで映画初出演を果たした戸田は、久々に人気キャラのミサミサを演じたが、本シリーズを「かけがえのない大きな存在で改めて、同じ役を演じるプレッシャーも大きかった」と振り返った。『デスノート Light up the NEW world』10月29日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国拡大ロードショー
2016年10月20日夏に公開され、好評を博した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のデジタル配信が26日(水)から始まり、来月にはブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが発売されるのを記念して、本作の未公開映像が公開になった。ファンの間でも人気の高いキャラクター“赤の女王”の恐ろしくも、思わず笑ってしまうシーンだ。公開された未公開シーン『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズは、ルイス・キャロルの小説の世界観を基に、主人公アリスが不思議な国“ワンダーランド”で冒険を繰り広げる作品で、『…時間の旅』ではアリスが親友のマッドハッターの危機を救うために再びワンダーランドを訪れ、時間をさかのぼる危険な旅に出る。このほど公開になった映像に登場する赤の女王は、かつてワンダーランドを支配していた恐ろしい女王。美しい白の女王は妹だが、彼女のことを憎んでいる。未公開シーンは、赤の女王が植物でつくられた新たな住みかで、時の番人タイムから受け取ったオルゴールを眺める場面で、よく観ると、斬首刑を模したオルゴール人形が妹の白の女王になっている。それを見て不敵な笑みを浮かべる赤の女王は恐ろしいが、どこか奇妙で思わず笑みがこぼれるのではないだろうか。なぜ、赤の女王はここまで妹のことを憎んでいるのか? なぜ赤の女王は他の人よりも“ほんの少し”だけ頭が大きいのか? 彼女が怒りっぽい理由は? これらの疑問が『…時間の旅』ではついに明らかになる。劇中でアリスは、ハッターを救うために時間を“逆方向”に旅するため、赤の女王だけでなく、白の女王やハッターなどおなじみのキャラクターの過去が語られる。MovieNEXには、この他にも貴重なボーナスコンテンツが収録されており、より深くワンダーランドの現在と過去を存分に楽しむことができそうだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』10月26日(水)先行デジタル配信開始11月2日(水) MovieNEX発売
2016年10月20日パラマウント・ピクチャーズとレオナルド・ディカプリオのプロダクション会社アピアン・ウェイが、ベス・メイシーの著書『Truevine』の映画化権を取得しようとしている。ディカプリオはプロデューサーを務める予定で、主演を兼任することも検討しているようだ。その他の情報実話にもとづく物語で、舞台は1899年。ヴァージニア州トゥルーヴァインに住むふたりの幼い兄弟は、ある日、白人の男にお菓子で誘われ、誘拐されてしまう。彼らはサーカスのパフォーマーになることを強要され、テレビのない時代、多くの観客を惹きつけることになった。その間も、息子たちに何が起こったのか知らない母親は、ずっと彼らを探し続ける。ディカプリオは今年のオスカーで主演男優賞に輝いたばかり。次回の出演作は、はっきり決まっていない。この冬北米公開となるベン・アフレック監督作『Live by Night』では、プロデューサーを務めている。文:猿渡由紀
2016年10月20日シリーズ生誕50周年を迎えた人気SFシリーズの最新作『スター・トレック BEYOND』のジャパンプレミアが10月19日、東京・新宿歌舞伎町シネシティ広場で開催され、製作を手掛けるJ.J.エイブラムスとジャスティン・リン監督、そして共同脚本も手がけたスコッティ役のサイモン・ペッグが出席した。その他の写真さまざまな星の生命体が共存している未来世界を舞台に、ジェームズ・T・カーク船長をはじめとするクルーたちがエンタープライズ号に乗り込み、“最後のフロンティア”である宇宙を探索する人気SFシリーズ。新たな3部作として再起動させた張本人にして、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のメガホンもとったエイブラムスは、「世界で一番大好きな都市、東京でプロモーションの世界ツアーを終えることができて幸せ。アリガトウゴザイマス」と親日家ぶりをアピール。前2作で監督を務め、本作では『ワイルド・スピード』で知られるリン監督にバトンタッチ。「才能あふれるジャスティンにメガホンを託すことができて、本当に幸運だった。想像を超える素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、今回がシリーズ最高傑作になった。個人的には(前2作を手がけているので)ちょっと複雑な気持ちだけどね」と最大限の賛辞を送った。当のリン監督は「世界中に世代を超えたファンがいる人気シリーズ。光栄であると同時に、プレッシャーもあった」と思わず本音。それでも「前2作でJJが素晴らしいチームワークを構築してくれていたから、どんな試練も乗り越えることができた。いくたのチャレンジがあったからこそ、より良い映画に仕上がった」と胸を張った。また、ペッグは共同脚本を務めることになった経緯を「JJに大金を積んだんだ。ぜひ書かせてくれってね」とジョーク交じりに話し、「これほど光栄なオファーを断る理由はないし、実際に素晴らしい経験ができて、とてもハッピーだった」と大満足の表情。プレミアには『スター・トレック』50周年記念アンバサダーを務める前田敦子が駆けつけた。『スター・トレック BEYOND』10月21日(金) 全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年10月19日ワーナー・ブラザース・テレビジョン製作の世界的人気ドラマ『コールドケース』が、日本版『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』として10月22日(土)より放映される。WOWOWがフォーマット権を獲得したことにより実現したこの日本版では、主演の吉田羊ら豪華キャストが集結し、未解決の殺人事件、通称“コールドケース”の真相究明に立ち向かう刑事たちのドラマが描かれる。本作でメガホンを執った、『SP』シリーズで知られる波多野貴文監督に話を聞いた。その他の写真フィラデルフィア市警の面々が未解決事件の捜査に臨むオリジナル版『コールドケース』は、2003年の全米放送開始から7シーズンにわたってオンエアされ、世界的な人気を博した。この本国版について、「とてもテンポ感があって、スピーディに次から次へと物語が展開していく。その中でもそれぞれのキャラクターの生きていた過去が見えてくるのが惹きつけられる魅力のひとつ」と語る波多野監督。「最後にはなぜ、こういう悲しき事件が起こってしまったのか、という真相や当時の人の心情がしっかりと伝わる心地よさがありますし、さらにその心情に当時の名曲が合わさり、スローモーションの中で余韻を残しながら人物像や時代背景を想像することができるんです」今回の日本版は舞台を神奈川に移し、神奈川県警捜査一課の刑事たちが未解決事件の捜査を行っていく。本国版のヒロインである女性刑事リリー・ラッシュに当たるのは、吉田羊が演じる石川百合というキャラクターだが、「吉田さんには逆に『本国版をあまり観ないでください』と話しました」と監督は言う。「真似をする必要はないですし、本国の刑事のスタンスと日本の刑事のスタンスも違いますから、日本人特有の心情に目を留めることや距離感、吉田さんや僕らの百合像を構築していくことが大事だと思いました」また、百合のキャラクター像に関してはさらにこう付け加える。「百合には過去のトラウマがあり、そのトラウマを乗り越え、今を生きているからこそ、様々な過去を抱えた人々と丁寧に寄り添える人物として描きました。しかし、時に自分の過去とリンクする事件と出会い、冷静になり切れず、感情の起伏が強く出ることもあります。百合という人物は、決して完璧ではなく、時に矛盾したり間違ったり揺れ動いたりする、そんな人間味のある姿に共感していただけたら嬉しいですね」『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)夜10時よりWOWOWプライムにて放送(全10話、第1話無料放送)
2016年10月19日遠藤周作による戦後日本文学の金字塔「沈黙」を完全映画化した『沈黙-サイレンス-』の来日記者会見が10月19日、都内で行われ、来日中のマーティン・スコセッシ監督をはじめ、日本人キャストの窪塚洋介、浅野忠信が出席。会見では完成を間近に控えた本作のフッテージ映像が約15分にわたり上映された。その他の写真本作はスコセッシ監督が1988年に原作と出会って以来、映画化を熱望し、長年暖め続けてきた待望のプロジェクト。17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目撃したものとは?アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーをはじめ、日本からは窪塚と浅野、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が集結した。会見前日に第28回高松宮殿下記念世界文化賞受賞したスコセッシ監督は、黒澤明や溝口健二といった日本映画界の名匠をあげ、改めて日本文化への敬意を表明。自身の人生やフィルモグラフィを振り返りつつ、「宗教が色濃く反映された人生を歩んだ中で、『信仰とは何か?』という原作の問いかけをより深く掘り下げなければいけないとずっと考えていた」と本作への強い思い入れを語った。また、「同時に、異文化の衝突とそれを乗り越える過程にも惹かれた」と原作の魅力に言及した。オーディションで起用した日本人キャストについては、「窪塚さんは力強さと同時に、心から正直に演技に取り組んでおり、心底、役柄を理解していた」「浅野さんの映画は『モンゴル』『アカルイミライ』『殺し屋1』など何本も観てきたので、過酷な撮影を乗り越えてくれると確信した」と両者を絶賛。以前から、イッセー尾形や塚本晋也のファンであったことも明かした。本作でハリウッド初挑戦を果たした窪塚は、「夢のような時間であり、最高の体験。本当に光栄ですし、現場のスコセッシ監督は情熱メラメラでした」と感慨しきり。すでに国際派スターとして活躍する浅野も、「まさか自分にこんなチャンスが巡ってくるなんて。とても大きなチャレンジでしたし、僕にとっては宝です」と神妙な面持ちだった。『沈黙-サイレンス-』2017年 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年10月19日ベン・アフレックが主演を務めるサスペンス・アクション『ザ・コンサルタント』の日本版オリジナル特報映像が解禁になった。アフレックが本作で演じるのは、本籍、本名、私生活などそのすべてが謎に包まれた“会計コンサルタント”だ。公開された特報映像本作の主人公クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は完璧主義者で、天才的な頭脳を持つ年収1000万ドルの会計コンサルタント。しかし、それは表の顔で、本業は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋だった。日本版オリジナル特報映像では、大企業の不正を暴き、マフィアを壊滅する腕利きの殺し屋クリスチャン・ウルフが、アメリカ政府犯罪捜査課レイ・キング(J・K・シモンズ)やマフィアに命を狙われながらも、ある目的のために任務を遂行していく様が映し出されている。最強のファイターであり、命中率100パーセントのスナイパーを演じたアフレックは、本作でありとあらゆるアクションスタントに挑戦したといい、「銃を撃つトレーニングや、格闘のトレーニングをしたよ。今回特別だったことは、それぞれのファイトを明確に学ぶこと。僕にとっては、間違いなくよりチャレンジとなる面のひとつだったね」と撮影を振り返る。本作にはアフレックのほか、アナ・ケンドリック、J・K・シモンズ、ジョン・バーンサル、ジーン・スマート、シンシア・アダイ=ロビンソン、ジェフリー・タンバー、ジョン・リスゴーらが出演している。『ザ・コンサルタント』2017年1月21日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開
2016年10月19日トム・ハンクスが『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に続いてロバート・ラングドン教授に扮する超大作『インフェルノ』の特別映像が公開になった。これまで数々の謎を解き明かしてきたラングドン教授の紹介と、彼の“知られざる能力”に迫った内容だ。公開された特別映像本シリーズの主人公ロバート・ラングドンは、アメリカ人で、ハーヴァード大学で教授を務める人物。専門は宗教象徴学で、芸術、歴史、建築、地政学、文化などあらゆる分野に精通しており、ラングドンを演じるハンクス曰く「インディアナ・ジョーンズとシャーロック・ホームズを足して2で割ったような人物」だ。さらに彼は記憶力が圧倒的で、観たものを“映像”として完璧に記憶することができる。本シリーズはラングドンが一瞬だけ観たヒントの中に隠されていたカギを見つけ出し、それを手がかりに膨大な知識を活用しながら、歴史の中に埋もれていた“真実”を見つけ出していく過程が描かれてきた。しかし、最新作『インフェルノ』の冒頭でラングドンは記憶を失い、病室で目覚める。いつもは冷静なラングドンだが、本作では自分がなぜ病室にいるのかもわからず、なぜ自分が命を狙われているのかもわからない。さらに短期間の記憶は欠落しており、お得意の推理能力を発揮できないほど混乱している。そんな中で、ラングドン教授が挑むのは、詩人ダンテの『神曲』に描かれた地獄(インフェルノ)にまつわる謎だ。傷を負い、記憶を失い、能力が発揮できぬまま、人類の命運を左右する“選択”を迫られるラングドン。絶体絶命のピンチだが、ロン・ハワード監督はこの状況で彼が「自分の“ある能力”認めざるを得なくなる」という。それは「ラングドンのイメージとはかけはなれた能力」だが、新作では重要な役割を果たすらしい。観客も思わず考え込んでしまうような謎と、おなじみのキャラクターの想像もしなかった新たな側面。『インフェルノ』はシリーズで最も“発見”と“驚き”に満ちた作品になりそうだ。『インフェルノ』10月28日(金) 日米同時公開
2016年10月19日ティム・バートン監督の最新作『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』が来年2月に日本で公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。冒頭には出演者のサミュエル・L・ジャクソンが日本の観客に向けて特別にメッセージを寄せている。公開された特別映像『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『アリス・イン・ワンダーランド』などの個性豊かなファンタジーや『エド・ウッド』『ビッグ・アイズ』などのドラマなど多彩な映画を送り出すだけでなく、アートの分野でも活動する異才バートン監督の新作映画は、キャリア史上最も奇妙で、最もワクワクするファンタジー作品だ。主人公の少年ジェイクは、孤独な日々を送っていたが、ある日、死んでしまった祖父の遺言に従って小さな島に向かい、そこで美しいミス・ペレグリンと少しだけ奇妙な子どもたちに出会う。空中を浮遊する少女や、透明になる少年など個性のある子どもたちに出会い、心を通わせたジェイクは幸福を手に入いれるが、ペレグリンたちの屋敷に脅威が迫る。少し奇妙で、少し不気味だが、どこか愛らしい世界観、孤独なキャラクターが集まって心を通わせるドラマなど、これまでバートン監督が繰り返し描いてきた題材が本作でも壮大なスケールで描かれており、このほど公開になった映像でジャクソンは「奇妙で夢のような魔法の世界へあなたをお連れします」と本作を紹介。劇中では悪役を演じるジャクソンの強烈な演技も気になるところだ。『ミス・ぺレグリンと奇妙なこどもたち』2月3日(金)全国ロードショー
2016年10月19日ケビン・コスナーが『Molly’s Game』でジェシカ・チャステインと共演することになった。役柄は、チャステインの父親。モリー・ブルームが執筆したメモワールの映画化で、『ソーシャル・ネットワーク』『マネーボール』の脚本家アーロン・ソーキンが監督と脚色を兼任する。その他の情報チャステイン演じるモリーは、元スキー選手。オリンピックに出る夢が破れた時、ウエイトレスになり、やがてハリウッドの大物スターを相手に、秘密のポーカーの場を提供し始める。映画は、彼女がFBIに逮捕され、裁判になってからの様子が中心になるようだ。彼女の弁護士の役には、イドリス・エルバが決まっている。ほかにマイケル・ペーニャも出演する。チャステインの最新作は『スノーホワイト/氷の王国』。次回作は、12月北米公開予定の『Miss Sloane』。文:猿渡由紀
2016年10月19日TOHOシネマズが今冬にIMAXデジタルシアターと、MX4Dを追加導入することを発表した。ららぽーと横浜と大阪なんばにIMAXが、東京の西新井、府中、神奈川の海老名、大阪の鳳にMX4Dが新規導入される。その他の画像IMAXは映像、音響ともにクオリティが観客から高く評価され、好調な動員を記録中。映画のシーンに合わせてシートが動き、様々な効果が楽しめるMX4Dもチケットが即完売する回が続出するなど好評を博している。今冬は『スター・ウォーズ』の知られざるドラマを描く『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開予定で、IMAXとMX4Dのどちらも上映が予定されており、新規導入される劇場でも大きな盛り上がりを見せそうだ。いずれも詳細な導入時期は追って、TOHOシネマズのオフィシャルサイトで発表される。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー
2016年10月18日『セックス・アンド・ザ・シティ』の映画が、また作られるかもしれない。主演でプロデューサーのサラ・ジェシカ・パーカーは、テレビ番組に出演し、3作目のアイデアは「たしかにある。決まってはいないけれど、準備をしている人がいる」と語った。その他のニュースオリジナルのテレビ番組は、1998年から2004年にかけてHBOで放映され、絶大な人気を呼んだ。映画1作目は2008年に公開され、北米だけで1億5,200万ドル、全世界で4億1,500万ドルを売り上げた。2010年に公開された2作目は、北米で9,500万ドル、全世界で2億8,800万ドルと1作目を下回った上、批評もかんばしくなく、3作目はもうないものかと思われていた。パーカーは、今月HBO放映開始されたドラマ『Divorce』で、テレビに復帰したところだ。文:猿渡由紀
2016年10月18日ディズニーが手がける人気シリーズの最新作『ちいさなプリンセス ソフィア/ひみつのとしょしつ』のDVDが明日にリリースされるのを記念して、主人公のソフィアと、『アナと雪の女王』の人気キャラクター、オラフの共演シーンが公開になった。公開された新映像『ちいさなプリンセス ソフィア』は、ふつうの女の子ソフィアが母親の結婚をきっかけに“プリンセス”になったことから、外見だけでなく内面も成長していくことで、真のプリンセスになるまでを描くシリーズ。このほど公開になったのは、明日発売のDVDに収録されている『ひみつのとしょしつ オラフとネトルのものがたり』のワンシーンだ。いつもそそっかしく、様々なドジをしては、観客を笑わせてくれるオラフは、本作でもペガサスに乗って空を飛んでいる間に自分の鼻(ニンジン)を落としてしまい、それを取りに行こうと空からジャンプして大騒動に。雪だるまのオラフが雪原を転がることで、身体がどんどん大きくなっていく場面は思わず笑みがこぼれる。ちなみに日本語版のオラフの声は、映画に引き続き、ピエール瀧が演じている。本DVDには他にも『メリダとおそろしの森』のメリダが登場する『ひみつのとしょしつ』や、『プリンセスのぼうけんクラブ』『プリンセスのバレエ』の4編が収録される。DVD『ちいさなプリンセス ソフィア/ひみつのとしょしつ』10月19日(水) 全話デジタルコピー付きDVD発売2800円+税同日、全話デジタル配信開始
2016年10月18日1991年に公開され、全世界で愛され続けているディズニー・アニメーションの名作を実写化する『美女と野獣』の日本公開日が来年の4月21日(金)に決定した。その他の情報本作は、知性にあふれ、心が美しい女性ベルと、恐ろしい見た目の野獣が出会うことから始まるラブストーリー。本作を題材にした映画や舞台は数多く存在するが、ディズニー版は美しいミュージカルシーン、じっくりと時間をかけて描かれた個性豊かなキャラクター、“レジェンド”と呼ばれるアニメーターたちが手がけるアニメーションの楽しさ、ベルと野獣の恋のドラマが人気を集め、初公開時にはアニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞候補になり、作曲賞と歌曲賞を受賞。その後も繰り返し上映されている。実写化にあたっては、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンが主演を務め、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンスらが出演。『ドリームガールズ』『シカゴ』のビル・コンドンが監督を務める。基になったアニメーションは、熱狂的なファンの多い作品だが、ディズニーは近年『ジャングル・ブック』『シンデレラ』など多くの実写化作品を成功させており、本作にも大きな注目が集まっている。『美女と野獣』2017年4月21日(金) 全国公開
2016年10月18日『寒い国から帰ってきたスパイ』『誰よりも狙われた男』などで知られる巨匠ジョン・ル・カレの人気小説をユアン・マクレガー主演で映画化する『われらが背きし者』の特別映像が公開になった。キャストとスタッフたちが映画の基本的な設定や、本作の魅力を様々な視点から語っている。公開された特別映像原作者のル・カレは、スパイ小説の巨匠として絶大な人気を誇っており、政府や様々な勢力の思惑が複雑に絡みあう状況下で、諜報のプロフェッショナルたちがプライドと自らの命、自国の命運をかけて熾烈な駆け引きを繰り広げる様を描いてきた。しかし、本作の主人公は平凡な大学教授のベリーだ。このほど公開になった映像は、彼がロシア・マフィアに属するディマに出会う場面から始まる。ディマがベリーに重要なデータが入っていると思われるUSBメモリを託したことで、平凡な男は“ディマの生きる世界”に妻ともども引きずりこまれてしまう。マクレガーは観客が「自分ならどうするだろう? と考えるはず」だと言い、キャストのダミアン・ルイスは「シンプルな設定でヒッチコック風とも言える」と分析する。映画は“知らされなかった男”のベリーが熾烈な亡命劇に巻き込まれるドラマが描かれるが、監督のスザンナ・ホワイトは「ストーリーが現代的なのが最も印象的だった」と語る。原作者のル・カレは、東西冷戦が続く1960年代にデビューし、外交官の経験と想像力を駆使して『寒い国から帰ってきたスパイ』『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』など冷戦下で暗躍するスパイたちのドラマを描いてきた。一方、近年では『誰よりも狙われた男』など冷戦終結後の現代を舞台にした作品を多く手がけており、2010年に刊行された『われらが背きし者』も現代が舞台で、ディマ役の名優ステラン・スカルスガルドは「今の社会に潜んでいる問題を浮き彫りにしている」という。もちろん、彼が描き続けてきた緊迫感のあるドラマや、魅力的な人物たちの駆け引きは本作でも健在で、完成した映画はスリリングな展開、現代の観客に向けた重厚なテーマ、深い人間ドラマが同時に楽しめる作品になっているようだ。『われらが背きし者』10月21日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2016年10月18日「ぴあ」調査による2016年10月14日、15日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ゆれる』『夢売るふたり』などの西川美和監督が自らの小説を映画化した『永い言い訳』がトップに輝いた。その他の画像本作は、本木雅弘を主演に迎え、妻を突然のバス事故で失うも、涙を流すことができなかった人気作家の主人公・衣笠幸夫が、同じ遺族との触れ合いを通して人生を取り戻していく様を描いた作品。これまでも西川監督の作品は、鋭い人間描写が高く評価されてきたが、本作でも出口調査では「人間のきれいな面も汚い面もきちんと描かれていた」「淡々と進んでいるように見えて、感情の揺れがすごくて引き付けられた」「共感する部分もあればどこかで否定したくなる部分もあった。心の奥に語りかけてくる映画」「幸夫のだめな部分、情けない部分に加え、激しさ、怒りが表現されるたびに引き込まれた」など丁寧な心理描写にコメントが集まった。幸夫は、同じバス事故の遺族の幼い兄妹、真平と灯(あかり)の面倒をみることで、これまでにない幸福感を味わう。しかし一方で、自身の愚かさにも気付いていく。そんな幸夫の言動は、特に男性の観客から共感を得たようで、「主人公の都合のいい行動も、理解できてしまった」(23歳、男性)、「主人公のダメ男っぷりは、世の男性には少なからず共通するところがあるのでは?と思い、自分自身を戒めたくなった。自分を大切にしてくれる人を大切にしなければならないと心から思わされた」(28歳、男性)といった声が聞かれた。兄妹との出会いにより、幸夫が人生観を変化させていく一方で、兄妹もまた、母を亡くした悲しみを抱えながらも、少しずつ成長をしていく。そんな兄妹には、子役の藤田健心と白鳥玉季が扮しており、観客は「子供の視点も上手く表現され、子役もとても良かった」「子役の演技が素晴らしい。自然で心に残る」「重いテーマの中で、子役の女の子(白鳥)の演技が大人と対照的で目立っていた」などの感想を寄せた。なお、満足度ランキングは、人気を博したSFロボットアニメの劇場版『ゼーガペインADP』が2位に、大ヒットSFアクション・コミックを3DCGアニメで映画化した『GANTZ:O』が3位に入っている。(本ランキングは、10/14(金)、15(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『永い言い訳』公開中
2016年10月17日2016年10月15日、16日の全国映画動員ランキングは、公開8週目に入った『君の名は。』(全国344館)が首位を守った。10月16日までの公開52日間で累計は、動員1184万2864人、興収は154億1448万8300円を記録している。また本作は世界89の国と地域で配給されることが決定しており、10月21日に台湾で、11月17日に香港で、11月24日にはイギリスで公開になる。その他の画像朝井リョウの同名小説を佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之らの共演で映画化した『何者』(全国296館)は初登場2位。先週2位の『ジェイソン・ボーン』(全国334館)は3位になった。そのほか『GANTZ:O』(全国153館)が初登場6位。『永い言い訳』(全国95館)が初登場10位。『シン・ゴジラ』(全国363館)は公開12週目でベスト10外になった。次週は『奇蹟がくれた数式』『金メダル男』『ジェーン』『スター・トレック BEYOND』『バースデーカード』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『われらが背きし者』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『何者』3位『ジェイソン・ボーン』4位『HiGH&LOW THE RED RAIN』5位『映画 聲の形』6位『GANTZ:O』7位『ハドソン川の奇跡』8位『グッドモーニングショー』9位『SCOOP!』10位『永い言い訳』
2016年10月17日夜神里奈の人気少女マンガを土屋太鳳、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大の共演で実写映画化する『兄に愛されすぎて困ってます』の3ショット写真が到着した。本作は、急なモテ期に右往左往する高校生・せとか(土屋太鳳)の甘く切なくちょっぴりキケンな恋の行方を描くラブストーリーだ。その他の情報3ショット写真では、劇中の衣装が初披露。妹・せとかを見守るヤンキーでツンデレ系なイケメンの兄・橘はるか役の片寄は、髪型・制服・ヘッドフォンにいたるまで、原作マンガを忠実に再現しており、一方、せとかの初恋の相手で、毒舌なセレブ研修医・芹川高嶺を演じる千葉は、原作とは少し異なる設定の高嶺役として恋敵のはるかに対抗するという。撮影現場では、とても仲が良かったという3人。土屋は、片寄に初めて会ったときに「お兄(おにい)だ!」と確信したといい、映画初出演となる片寄は、妹役の土屋をはじめ、キャストやスタッフに助けられ、自然と役に入り込めたという。さらに土屋と千葉は、GENERATIONSのボーカルである片寄が出演するライブを観に行き、千葉は髪が乱れるほど楽しんだというエピソードも明かされた。原作マンガは現在、Sho-Comiで連載されており、10月20日発売の22号では、本作の現場カットが初掲載される。『兄に愛されすぎて困ってます』2017年夏 全国ロードショー
2016年10月17日11月1日(火)に六本木アカデミーヒルズで、“PFF特別セミナー「プロデューサーに聞く どこを目指し、誰と共にすすむのか」”が開催される。本セミナーは、多数の自主映画を紹介し続けてきたPFF(ぴあフィルムフェスティバル)と、第29回東京国際映画祭が連携する特別企画で、第一線で活躍するプロデューサーを迎えて行われる。その他の情報PFFは今年で38回目を数え、メインプログラムの“PFFアワード”に集まった自主映画は21306本に上る。今回のイベントでは、数々のヒット作・話題作を手掛けてきたプロデューサー3人が登壇し、自主映画を製作する監督にとって最大の課題である“自主でつくる映画の先に、何をイメージして創り続けるか?”をテーマに意見を交える。当日は『Shall we ダンス?』の周防正行監督や『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督らと長年パートナーシップを組む桝井省志プロデューサー、『ピンホン』『ジョゼと虎と魚たち』『ピンクとグレー』など話題作を多数手掛ける小川真司プロデューサー、さらに『告白』『悪人』『君の名は。』などの川村元気プロデューサーが登壇する。入場は無料。完全招待制で、PFF公式サイトから申し込みを受付中。PFF特別セミナー「プロデューサーに聞くどこを目指し、誰と共にすすむのか」日時:11月1日(火)19:00受付開始/19:30開演/21:30終了予定会場:六本木アカデミーヒルズ49オーディトリアムゲスト:桝井省志プロデューサー、小川真司プロデューサー、川村元気プロデューサー応募方法:PFF公式サイト申し込みフォームより※入場無料、完全招待制。※定員に達し次第、締め切りとなります。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館PFFアワード2016入選作は、1作品500円(税別)にて動画配信サイト「青山シアター」にて10月23日(日)までオンライン配信中。
2016年10月17日フィルム・ソサエティ・オブ・リンカーン・センターが、優れた才能をもつ業界人に贈るチャップリン賞の来年の受賞者に、ロバート・デ・ニーロが決まった。デ・ニーロは44人目の受賞者となる。その他の情報昨年の受賞者はモーガン・フリーマン。それ以前には、アルフレッド・ヒッチコック、ビリー・ワイルダー、エリザベス・テイラー、メリル・ストリープなどが受賞している。授賞式は5月8日。来月のAFIフェストで世界プレミアされることになったデ・ニーロの次回作『The Comedian』は、オスカー狙い作と位置づけされており、期待が寄せられている。彼は最近、エクゼクティブ・プロデューサーと主演を兼任するHBOのテレビ向け映画『The Wizard of Lies』を撮り終えたところ。デ・ニーロは、金融詐欺で多くの人たちに被害を与えたバーナード・マドフを演じる。監督はバリー・レビンソン。放映予定は来年5月。文:猿渡由紀
2016年10月17日俳優の佐藤健が10月15日、都内で行われた主演作『何者』の初日舞台あいさつに登壇し、「芝居そのものに真摯に向き合えた作品。俳優として実のある時間でしたし、出演できたことを誇りに思える」と新たな代表作に胸を張った。『何者』初日舞台あいさつ その他の写真朝井リョウの直木賞受賞作を原作に、就職活動を通して自分が“何者”であるか模索する大学生たちの姿を描き、現代を生きる若者たちの一筋縄ではいかない青春ドラマを紡ぐ。初日舞台あいさつには佐藤をはじめ、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が出席した。有村は「1つのシーンにかかる時間がとても長く、1日に撮れても2~3シーンだった」と舞台裏を明かし、「演じながら、これで合っているのかなと考えながら、ここにいる皆さんと一緒にキャラクターを作っていくのが楽しかった」とニッコリ。脚本も手がけた三浦監督は、「小説で描こうとしたことを、いかに映像で表現できるか、ここにいる豪華なキャストの皆さんと邁進した。企画から3年経ち、やっと初日を迎えた」と感無量の面持ち。「ヒット、狙っています!」と自信を示した。映画の内容にちなみ「就活したら、誰が一番早く内定しそう?」の質問に、菅田は「佐藤さんですね。本気出せば何でもできそう。クレバーで人当たりもいいし、このフェイスですから」。二階堂も「絶対欲しい人材」と佐藤の名前を挙げ、当の本人は「今日、人気だな(笑)。就活してみようかな」とまんざらでもない表情だったが、「現実的にまったくモテない」と愚痴る場面も。有村は「すごく知識が豊富で、こちらがいろいろ知りたくなる。それに毎日をとても楽しそうに過ごしている」という理由で、二階堂を選んでいた。『何者』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月15日9月に東京で開催され、順次全国を巡回する第38回PFFぴあフィルムフェスティバルのコンペティション部門“PFFアワード”の入選作品が現在、映画配給会社ギャガが運営する動画配信サイト“青山シアター”でオンライン配信されている。ネットを介することで、これまで出会うことがなかった新たな観客との出会いが期待されているが、作品を手がけた監督たちは、この試みをどのように感じているのだろうか?PFFその他のニュース“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。本年度は入選作20作品が上映され、映画プロデューサーの遠藤日登思、映画監督の沖田修一、荻上直子、編集者の佐渡島庸平、アーティスト/ミュージシャンの野田洋次郎が最終審査を行い、各賞が決定した。『食卓』がグランプリに輝いた小松孝監督は、日ごろからVOD(ビデオ・オン・デマンド)をよく利用しているそうで「僕が作った作品は、映画館で観てくれたらベストだとは思いますが、そこまでこだわりはありません。ホームシアターがある方も多いでしょうし、それぞれの観やすい環境で見るのがベストだと思います」とコメント。青山シアターで自作が配信されていることについては「本当に便利だと思います。一般の観客はもちろんですが、作り手としては、どこかのプロデューサーや映画関係者も観てくれていたりしないかな、と期待を持つ事もできます」と映画がさらに広がっていくことに期待を寄せている。また、準グランプリとジェムストーン賞(日活賞)、日本映画ペンクラブ賞を受賞した『花に嵐』の岩切一空監督は、VODを利用したのは「数回程度」だが、自作は「どこで観てもらっても大丈夫です」と語り「みなさんの見やすい環境、慣れた画面でしか見えない映画があると思います。是非、観てみて下さい」とコメントした。これまで自主映画の多くは映画祭やイベントなどで上映されてきたが、動画配信が始まったことで、会場には足を運べなかった映画ファンも気軽に入選作を楽しみ、“日本映画界の未来”を支える才能を発見できるようになった。本年度の入選作品も配信開始時から多くの観客が観賞しており、今回の配信を機に、新たな観客との出会いや、それぞれの監督たちの次回作につながる流れができることが期待されている。なお、本年度の入選作は青山シアターで10月23日(日)まで配信中。第38回PFFぴあフィルムフェスティバル10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館
2016年10月15日11月に公開になる超大作映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のグローバルファンイベントが現地時間13日にロンドンとロサンゼルスで行われ、その模様が全世界の会場に生中継された。“ファンタビ”イベントその他の写真本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから街はパニックになり、ニュートは騒動の収拾のために大冒険を繰り広げる。会場には熱狂的な“ハリポタ”と“ファンタビ”のファンが集まり、ロンドンの会場に姿を見せたニュート役のエディ・レッドメインは「劇場にニュート・スキャマンダーのコスプレをした人が大勢いるので、とても興奮している」とコメント。自身が演じた役について「僕が一番気に入っているのは、ニュートがとても情熱的な男だということだ。彼は、魔法動物(ビースト)に対して情熱的な思いを抱いている。僕もまた、何かに集中していると、そればかりに夢中になってしまうんだ。そこが共感する点だね」と語り、デイビッド・イェーツ監督は原作者J.K.ローリングについて「彼女と直接仕事をしたけど、直接話し合う中で、新しい魔法の世界を創る様は見事だった。想像力は止まる所を知らない。彼女と密接に仕事ができて本当に楽しかった」と振り返った。さらにロンドンの会場には作者のローリングがサプライズで登場。「まだいろいろ言えないけれど、脚本を書くことはすばらしい経験で、大好きよ。楽しんだわ。だから、次の作品、さらに次の作品という風に書き続けるの」と宣言し、集まったファンは大歓声をあげた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年10月15日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』のファンイベントが、世界36の国と地域で行われた。香港には、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、製作者のケヴィン・ファイギが登場。会場からは終始、大歓声があがり、大きな盛り上がりを見せた。『ドクター・ストレンジ』ファンイベント その他の写真本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、驚異的なヒーローに成長していく様を描く。本作でその“起源”が描かれるドクター・ストレンジは、今後のマーベル映画にとって極めて重要なキャラクターということもあり、公開前からファンの期待値は大きい。その証拠に、ファンイベントには世界で36の国と地域で開催され、アメリカでは115か所のIMAXシアターで約15分間の映像が上映され、日本でも新宿にファン500人が集結した。香港のカルチャーセンターには、美しい夜景をバックにレッドカーペットが設置され、ファン3000人が集結。大歓声の中、姿を見せたカンバーバッチは「彼(ドクター・ストレンジ)のジャーニーは本当に常識を超えているんだ。元々僕が想像していたものとまったく違っていて、とても楽しめる部分がたくさんあると思うよ。気に入ってくれると嬉しいな」とコメント。レッドカーペットに集まったファンに丁寧にサインをし、共に記念撮影するなどしてイベントを楽しんだようだ。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月15日MTVが『宇宙戦争』のテレビドラマ版を企画している。原作はH・G・ウェルズが書いた古典SF小説で、2005年には、スティーブン・スピルバーグ監督とトム・クルーズが映画化し、成功させた。この物語は、過去に何度もラジオ、テレビ、映画を通じて語られてきている。その他の情報新しいバージョンのクリエイターは、MTVで現在放映中の『ティー・ウルフ』を生み出したジェフ・デイビスとアンドリュー・コーコラン。1953年版の映画『宇宙戦争』に主演したジーン・バリーの孫ジョシュ・バリーも製作に携わる。近年ハリウッドでは、ヒット映画のテレビシリーズ化が続いている。この秋には『リーサル・ウェポン』が放映開始になり、現在は『スクリーム』のTV版製作準備が進められている。アマゾンも、『ディパーテッド』のテレビ版プロジェクトを発表したところだ。最近では、ほかに『リミットレス』がテレビ化され、映画版に主演したブラッドリー・クーパーがエクゼクティブ・プロデューサーを務めた。文:猿渡由紀
2016年10月15日miwaと坂口健太郎が主演を務める映画『君と100回目の恋』のポスタービジュアルが解禁された。本作は愛し合うふたりが、悲しい運命を変えようと真っ直ぐに突き進む姿を描いた切ないラブストーリーだ。その他の画像映画は、miwa演じる大学生の葵海を事故から救うため、坂口演じる幼なじみの陸がすべてをかけて何度もタイムリープする物語。劇中ではふたりが仲間とバンドを組む場面も登場し、miwaがオリジナルでその楽曲を書き下ろした。監督は『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔が務め、主演ふたりのほか竜星涼、真野恵里菜、泉澤祐希、田辺誠一らが出演する。ポスタービジュアルは、撮影が行われた岡山県の牛窓で撮り下ろしたもので、夢に、バンド活動に、恋に、何事にも一生懸命な葵海が、陸にそっと寄り添うような構図になっている。「あなたを好きになる。たとえ、どんな運命でもー。」という葵海と、「君を守る。何度、時を巻き戻してもー。」という陸。愛する彼女の悲しい運命を変えようとした彼と、愛する彼の未来を守ろうとした彼女。仲良さそうに見えるふたりだが、その眼差しには相手を想うがゆえの“ある決意”が垣間見えるようなビジュアルになっている。『君と100回目の恋』2017年2月4日(土) ロードショー
2016年10月14日巴亮介氏の同名人気コミックを実写映画化した『ミュージアム』のジャパンプレミアが10月13日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演を務める小栗旬をはじめ、尾野真千子、野村周平、丸山智己、田畑智子、松重豊、大友啓史監督が出席。同日、会場にて連続猟奇殺人犯である“カエル男”を演じる俳優が妻夫木聡だと明かされ、妻夫木本人も駆けつけた。その他の写真警視庁捜査一課の沢村久志刑事(小栗)が、「人を楽しませるアーティスト」を自称し、雨の日だけに猟奇殺人事件を繰り返す“カエル男”の凶行を止めようと奮闘。しかし、逆にカエル男の罠にハマり、次の殺害ターゲットに妻子がリストアップされてしまう。主演を務める小栗は「覚悟をもって臨んだ現場でしたが、とてもしんどかったです」と過酷な大友組を振り返り、「追いつめられる役なので、気持ち的にも切り替えるのが難しかった。特に大変だったのは、大雨のシーンで『目を開けてくれ』と言われて・・・。ただ、目を開けるところで、溺れそうになった(笑)」と苦労を明かした。一方、妻夫木は「原作を読んでいた頃から、大好きなキャラクター。まさか自分が演じられるなんて」とカエル男に強い思い入れ。役作りでは大友監督とも議論を重ねたといい、「原作通りというよりも、映画ならではのカエル男を表現したかった。いっぱい遊ばせていただきましたね。特殊メイクも含めて、楽しんでもらえれば」と手応えを示した。大友監督にとっても、カエル男は“難題”だったようで「現実世界に現れても、浮かないように存在させることを意識した。顔が見えない恐怖を味わってもらえれば」。革新的な作品で、次々と新境地を切り開いており、「挑戦的なメンバーで、挑戦的な作品が完成した」と誇らしげだった。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年10月13日“バイオ生誕の地”日本で世界最速公開されるシリーズ完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』で主演を務めるミラ・ジョヴォヴィッチが来日することが発表された。シリーズ5作品すべてのプロモーション時に来日するなど、親日家として知られるジョヴォヴィッチの来日は今回で11回目となり、12月13日(火)に開催されるワールドプレミアに出席する。『バイオハザード』/その他の画像6作目でいよいよ最終章を迎える『バイオハザード:ザ・ファイナル』。映画の詳細なストーリーは明らかになっていないが、ポール・W・S・アンダーソンが監督を務め、クレア・レッドフィールド役を演じたアリ・ラーターがシリーズに復帰するほか、ヒロイン・アリスとともにアンデッドと戦う戦士・コバルト役をローラが演じる。また、10月15日(土)から本作のティザービジュアルを用いたムビチケカード第2弾が発売される。特典は、本作を含むシリーズ全作の海外版ポスター(英語ロゴ)を使用したポストカード6枚セットと、さらに12月13日(火)に開催されるワールドプレミアへの応募券ハガキが付いており、ファン垂涎の内容になっている。15年に渡り主人公・アリスを演じてきたジョヴォヴィッチが生誕の地で何を語るのか注目が集まる。『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年10月13日マーベルの新作映画『ドクター・ストレンジ』の記者会見が13日に香港で行われ、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめ、ティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督と、マーベル・フィルムを率いるケヴィン・ファイギが登場した。本作は、圧倒的な腕を誇る神経外科医ドクター・スティーヴン・ストレンジが交通事故によって使えなくなってしまった両手を癒そうとする過程で、神秘的な力に触れ、富と地位のあるそれまでの世界に戻るか、魔術師として世界のために戦うかの選択を迫られる。これまで数々のヒット作を送り出してきたファイギは「本作の原作は1960年代に誕生しましたが、とにかくキャラクターが素晴らしい」と語り、「長年、この役はベネディクトに頼みたいと思っていたから、彼のスケジュールに合わせて撮影期間を調整しました。マーベル映画で、俳優のために撮影期間を調整するのは初めてのことです」とコメント。デリクソン監督は脚本も手がけており「脚本を書きながらずっとティルダのことをイメージしていたから、もし彼女に出演を断られたら、脚本を書き直さないといけなかったよ」と振り返った。カンバーバッチは「基本的にはどの役であってもアプローチは同じ」としながらも「撮影において最も難しいところは、もっとも楽しいところでもあるんだ。この映画では物質主義的で何不自由なく暮らしていた男が事故によってすべてを失ったのちに、少しずつ段階を経てマーベルのヒーローになっていく。その過程を段階ごとに演じていったよ」と振り返った。マーベル映画は、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルクなど人気キャラクターを多く抱えているが、デリクソン監督は「アイアンマンでもハルクでも、その力がどこから来たのか説明する必要があり、それらはいつも科学的で現実的なものだった。でも本作では人智を超えた部分を描いているのが、これまでのマーベル映画との決定的な違いだ」と力説。カンバーバッチは「この映画は物語の起源を描くものであり、原作にも忠実で、アクションもスペクタクルもユーモアも、感動的なドラマもある。期待してくれていいと思うよ」と完成度に大きな自信を見せた。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年10月13日エマ・ストーン主演で製作準備が進められている『Letters from Rosemary』の監督に、トニー賞受賞暦をもつ舞台演出家サム・ゴールドが決まった。今作はゴールドの映画監督デビュー作となる。その他の情報映画は、ジョン・F・ケネディの姉であるローズ・マリー(ローズマリーとしても知られていた)・ケネディを描くもの。彼女は精神に障害を抱えていたが、家族はそれを隠し続けた。23歳の時、彼女は大胆な施術を行うことになり、それはひどい結果を招く。映画は、その施術に至るまでの過程と、その後に家族に及ぼした影響に焦点を当てるものになるようだ。ストーンの最新作は、『ラ・ラ・ランド(原題)』。今作でストーンはヴェネツィア映画祭の女優賞を受賞、作品はトロント映画祭で観客賞を受賞した。オスカーでも相当な健闘が予測されている。次回作はスティーブ・カレルと共演する『Battle of the Sexes』。文:猿渡由紀
2016年10月13日